JPH04357293A - フレキシブルパイプとその施工方法 - Google Patents
フレキシブルパイプとその施工方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
、地山の補強に使用するパイプと、その施工方法に関す
る。
補強を目的とする鏡ロックボルトの形成に、直径26m
mで長さ4mのグラスファイバーボルトが使用されてい
る。
工方法は、地山にボルト挿入孔を穿設し、次に前記ボル
ト挿入孔にモルタル充填パイプを、ボルト挿入孔の奥ま
で挿入する。そして、モルタル充填パイプで、モルタル
をボルト挿入孔に充填しながら、モルタル充填パイプを
引き抜き、次に、モルタルの充填されたボルト挿入孔に
、前記グラスファイバーボルトを挿入するものである。
天端の崩落防止に、直径25mm長さ2.5m〜4mの
異形棒鋼を使用し、モルタル充填するミニパイプルーフ
の施工方法がある。
トは、1本当りの許容荷重が小さく、また、ボルト挿入
孔の孔壁崩壊が発生する地質においては、崩壊した土砂
によってモルタル充填が阻害され、さらに、1回当りの
施行長さが短いため手間がかかり能率が悪かった。
ーフは、鏡面の崩落があった場合、一般に2m〜2.5
m奥まで崩落するので、先行沈下防止と天端の崩落防止
が確実に支保できない。
鑑みなされたものであり、許容荷重が大きく、長尺に形
成でき、セメントミルクの充填も確実に行えるパイプと
、そのパイプを使用するパイプボルトの施工方法、及び
、ミニパイプルーフの施工方法とすることを技術的課題
とする。
のパイプ1の周壁に、周方向に延びるスリット状の切抜
細孔2を設けると共に、前記周壁にセメントミルクの注
入孔3を設け、前記パイプ1の先端部には、エアー抜孔
13を設けてフレキシブルパイプとした。
るフレキシブルパイプボルトの施工方法は、次の如くし
た。
パイプ挿入孔25を形成し、このパイプ挿入孔25に挿
入する鋼製のパイプ1は、周壁に周方向に延びるスリッ
ト状の切抜細孔2を設けると共に、周壁にセメントミル
クの注入孔3を設け、パイプ1の先端部には、エアー抜
孔13を設けたフレキシブルパイプに形成し、前記パイ
プ1内には、パイプ1の先端部近くに開口するエアー抜
パイプ30を挿入すると共に、パイプ1内にパイプ1の
基部近くに開口するセメントミルクの注入パイプ31を
挿入し、そして、このパイプ1を前記パイプ挿入孔25
に挿入して、パイプ挿入孔25の口元を閉鎖し、前記注
入パイプ31よりセメントミルクを注入し、内部のエア
ーをエアー抜パイプ30から排出させて、前記パイプ1
の内外にセメントミルクを充填するフレキシブルパイプ
ボルトの施工方法とした。
るミニパイプルーフの施工方法は、次の如くした。
の地山に、パイプ挿入孔25を形成し、このパイプ挿入
孔25に挿入する鋼製のパイプ1は、周壁に周方向に延
びるスリット状の切抜細孔2を設けると共に、周壁にセ
メントミルクの注入孔3を設け、パイプ1の先端部には
、エアー抜孔13を設けたフレキシブルパイプに形成し
、前記パイプ1内にはパイプ1の先端部近くに開口する
エアー抜パイプ30を挿入すると共にパイプ1内に、、
パイプ1の基部近くに開口するセメントミルクの注入パ
イプ31を挿入し、そして、このパイプ1を、前記パイ
プ挿入孔25に挿入して、パイプ挿入孔25の口元を閉
鎖し、前記注入パイプ31よりセメントミルクを注入し
、内部のエアーをエアー抜パイプ30から排出させて、
前記パイプ1の内外にセメントミルクを充填するミニパ
イプルーフの施工方法とした。
挿入したパイプ1内に注入パイプ31でセメントミルク
を注入すると、セメントミルクは、パイプ1内に充填さ
れると共に、パイプ1の注入孔3から、パイプ1の外部
のパイプ挿入孔25内にも充填される。
アー抜パイプ30から、またパイプ1の外部のエアーは
、パイプ1の先端部のエアー抜孔13を通って、前記エ
アー抜パイプ30から外部に排出され、前記パイプ挿入
孔25内、及び、パイプ1内に、セメントミルクが充満
する。そして、前記充填したセメントミルクが固化して
、フレキシブルパイプボルト6、又は、ミニパイプルー
フ45が形成される。
ブルパイプボルト6が形成された後、その周囲の地山を
掘削すると、フレキシブルパイプボルト6の基部が、切
羽の前面に表出する。そこで、そのフレキシブルパイプ
ボルト6を、パイプ1の切抜細孔2を設けた部分で折り
曲げると、再びトンネルの掘削が行える。
プルーフ45の大部分は、トンネルの掘削されない地山
に設置されているが、ミニパイプルーフ45の基部は、
トンネルの掘削された部分に表出する。そこで、その基
部を、パイプ1の切抜細孔2の設けられた部分で、H形
支保鋼41によって形成された支保工の背面まで折り曲
げる。そして、その内側には、コンクリートを吹き付け
て、吹付コンクリート壁39を形成する。
プの1実施例の説明用の図である。この実施例は、直径
60.5mm、厚さ2.3mm、長さ5.5mの鋼製の
パイプ1の周壁に、周方向に延びる幅5mmのスリット
状の切抜細孔2が設けてある。そして、前記切抜細孔2
は、パイプ1を半周する長さに形成されている。
00mmの間隔で、かつ、隣り合う切抜細孔2は、互い
にパイプ1の反対側の周囲に設けられるようにして形成
されている。そして、前記各切抜細孔2の中央部には、
直径15mmのセメントミルクの注入孔3が設けてある
。
プ11が嵌着されており、このキャップ11には、直径
10mmのエアー抜孔13が設けてある。
基部近くには、リングを装着して形成したセンターライ
ズ10が設けてあり、このセンターライズ10は、パイ
プ挿入孔25内に挿入したパイプ1と、パイプ挿入孔2
5の孔壁との間に隙間を形成して、セメントミルクが、
パイプ1の外周を流れ易いように形成したものである。 図3及び図4は、パイプ1を補強板18で連結して
長尺状に形成したもの(22m)の要部を示すものであ
る。この実施例は、パイプ1の接合部の外側に樋状の補
強板18・18を当て、その側部を溶着部19によりパ
イプ1に固定したものである。そして、前記補強板18
は、連結するパイプ1のうち、先端側(埋込側)のパイ
プ1を多く覆うように形成してある。
て、パイプ1の先端に嵌着するエアー抜孔13付きの鉄
製コーン12を示すものである。この鉄製コーン12は
、パイプ1の先端部に嵌着して、崩れ易い地山にパイプ
1を打ち込むことによって、パイプ挿入孔25内にパイ
プ1を挿入するときに使用する。そして、この鉄製コー
ン12は、トンネル掘削後フレキシブルパイプボルト6
から回収する。
たフレキシブルパイプ1を使用する、フレキシブルパイ
プボルト(トンネル鏡ロックボルト)の施工方法の1実
施例の説明用の図である。
の切羽面に、鏡吹付コンクリート壁40を形成し、この
切羽面より7個のパイプ挿入孔25を、従来公知のNA
TM機械システムの穿孔具26で、穿孔した。そして、
この穿孔したパイプ挿入孔25は、直径86mm、長さ
11.4mであった。
孔25内に挿入するフレキシブルパイプであるパイプ1
は、補強板18で連結し長さ11mに形成してある。そ
して、このパイプ1内には、パイプ1の先端部近くに開
口するポリエチレン製のエアー抜パイプ30を挿入する
と共に、パイプ1内には、パイプ1の基部近くに開口す
るポリエチレン製のセメントミルクの注入パイプ31が
挿入してある。
ルパイプであるパイプ1を前記パイプ挿入孔25内に挿
入する。そして、このパイプ1は、切抜細孔2が、パイ
プ1の側面に位置するように設置すると、垂直方向の力
に対して抵抗力の大きいものとなる。次に図8に示すよ
うに、パイプ挿入孔25の口元に、急結セメントを充填
して口元コーキング32を形成し、口元を閉鎖する。
を注入すると、セメントミルクは、パイプ1内に充填さ
れると共に、パイプ1の注入孔3から、パイプ1の外部
のパイプ挿入孔25内にも充填される。
アー抜パイプ30から、また、パイプ1の外部のエアー
は、パイプ1の先端部に嵌着したキャップ11のエアー
抜孔13を通って、前記エアー抜パイプ30から外部に
排出される。そして、前記パイプ挿入孔25内、及び、
パイプ1内にセメントミルクが充満する。
パイプ30から、セメントミルクが漏出するので、内部
にセメントミルクが充満したことがわかるので、エアー
抜パイプ30を口元コーキング32の外部で折り曲げて
、エアー抜パイプ30を閉鎖する。
り、フレキシブルパイプボルト6が形成された後のトン
ネルの掘削状態を示すものである。
化しフレキシブルパイプボルト6が形成された状態で、
図13に示すように、トンネルの切羽面を掘削すると、
切羽面にフレキシブルパイプボルト6の基部が表出する
。
ボルト6の基部を、パイプ1の切抜細孔2を設けた部分
で折り曲げながら、地山を掘削する。そして、掘削した
トンネルの壁部にコンクリートを吹き付けて、吹付コン
クリート壁39を形成し、フレキシブルパイプボルト6
を折曲部で切断すると図14に示す如くなる。
イプを使用するミニパイプルーフの施工方法の1実施例
の説明用の図である。
の外周部分の地山に、傾斜角θが15度となるように、
パイプ挿入孔25を放射状に穿設し、このパイプ挿入孔
25に、前記したフレキシブルパイプボルト6の形成と
同様にして、長さ6mのミニパイプルーフ45を、トン
ネルの周方向の間隔が300mmとなるようにして、形
成したものである。
方法は、前記したフレキシブルパイプボルト6の形成方
法と、略同様であるので、この同様の形成方法の説明は
省略する。
掘削されない地山に設置されているが、ミニパイプルー
フ45の基部は、トンネルの掘削によって、掘削された
部分に表出する、そこで、その基部をパイプ1の切抜細
孔2の設けられた部分で、H形支保鋼41によって形成
された保支工の背面まで、折り曲げる。
の内側には、コンクリートを吹き付けて、吹付コンクリ
ート壁39を形成する。
25に、鋼製のパイプ1を挿入するので、パイプ1を大
径で強固なものに形成でき、フレキシブルパイプボルト
6、及びミニパイプルーフ45を強固なものに形成でき
る。
プ1を長尺状に形成でき、フレキシブルパイプボルト、
6及びミニパイプルーフ45の施工を能率良く行え、施
工コストを低減できる。
で、鋼製のパイプ1で、しかも大径に形成しても、フレ
キシブルパイプボルト6、及びミニパイプルーフ45は
、パイプ1の切抜細孔2を設けた部分で、容易に折り曲
げることができ、トンネルの掘削、及びその後の施工が
容易である。
ミルクは、パイプ1内に充填されると共に、パイプ1の
注入孔3から、パイプ1の外部のパイプ挿入孔25にも
充填され、パイプ1、及びパイプ挿入孔25内のエアー
は、パイプ1の先端部からエアー抜パイプ30で外部に
排出されるので、パイプ1内、及びパイプ挿入孔25内
に確実にセメントミルクを充填することができる。
示す図である。
示す図である。
る。
挿入した状態を示す図である。
ある。
す図である。
正面よりみた断面図である。
れた切羽面を示す図である。
れた部分を側面よりみた断面図である。
た部分の掘削状態を示す断面図である。
た部分の掘削状態を示す断面図である。
の側面よりみた断面図である。
を正面よりみた図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 鋼製のパイプ1の周壁に、周方向に延
びるスリット状の切抜細孔2を設けると共に、前記周壁
にセメントミルクの注入孔3を設け、前記パイプ1の先
端部には、エアー抜孔13を設けたフレキシブルパイプ
。 - 【請求項2】 掘削すべきトンネルの地山に、パイプ
挿入孔25を形成し、このパイプ挿入孔25に挿入する
鋼製のパイプ1は、周壁に周方向に延びるスリット状の
、切抜細孔2を設けると共に、周壁にセメントミルクの
注入孔3を設け、パイプ1の先端部には、エアー抜孔1
3を設けたフレキシブルパイプに形成し、前記パイプ1
内には、パイプ1の先端部近くに開口するエアー抜パイ
プ30を挿入すると共に、パイプ1内にパイプ1の基部
近くに開口するセメントミルクの注入パイプ31を挿入
し、そして、このパイプ1を前記パイプ挿入孔25に挿
入して、パイプ挿入孔25の口元を閉鎖し、前記注入パ
イプ31よりセメントミルクを注入し、内部のエアーを
エアー抜パイプ30から排出させて、前記パイプ1の内
外にセメントミルクを充填するフレキシブルパイプボル
トの施工方法。 - 【請求項3】 掘削すべきトンネルの外周部分の地山
に、パイプ挿入孔25を形成し、このパイプ挿入孔25
に挿入する鋼製のパイプ1は、周壁に周方向に延びるス
リット状の切抜細孔2を設けると共に、周壁にセメント
ミルクの注入孔3を設け、パイプ1の先端部には、エア
ー抜孔13を設けたフレキシブルパイプに形成し、前記
パイプ1内には、パイプ1の先端部近くに開口するエア
ー抜パイプ30を挿入すると共に、パイプ1内に、パイ
プ1の基部近くに開口するセメントミルクの注入パイプ
31を挿入し、そして、このパイプ1を前記パイプ挿入
孔25に挿入して、パイプ挿入孔25の口元を閉鎖し、
前記注入パイプ31よりセメントミルクを注入し、内部
のエアーをエアー抜パイプ30から排出させて、前記パ
イプ1の内外にセメントミルクを充填するミニパイプル
ーフの施工方法。
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-
1991
- 1991-02-28 JP JP3473591A patent/JP2823369B2/ja not_active Expired - Lifetime
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