JPH04350570A - 交差コイル型アナログ指示計器のための駆動装置 - Google Patents

交差コイル型アナログ指示計器のための駆動装置

Info

Publication number
JPH04350570A
JPH04350570A JP3152528A JP15252891A JPH04350570A JP H04350570 A JPH04350570 A JP H04350570A JP 3152528 A JP3152528 A JP 3152528A JP 15252891 A JP15252891 A JP 15252891A JP H04350570 A JPH04350570 A JP H04350570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
analog
ripple
circuit
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3152528A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3038994B2 (ja
Inventor
Tomohisa Yamamoto
智久 山本
Hiroyuki Ban
博行 伴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP3152528A priority Critical patent/JP3038994B2/ja
Priority to US07/885,730 priority patent/US5313155A/en
Priority to AU17010/92A priority patent/AU649822B2/en
Priority to FR929206439A priority patent/FR2677131B1/fr
Priority to KR1019920008912A priority patent/KR100196653B1/ko
Publication of JPH04350570A publication Critical patent/JPH04350570A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3038994B2 publication Critical patent/JP3038994B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R7/00Instruments capable of converting two or more currents or voltages into a single mechanical displacement
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R5/00Instruments for converting a single current or a single voltage into a mechanical displacement
    • G01R5/14Moving-iron instruments
    • G01R5/16Moving-iron instruments with pivoting magnet
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R7/00Instruments capable of converting two or more currents or voltages into a single mechanical displacement
    • G01R7/04Instruments capable of converting two or more currents or voltages into a single mechanical displacement for forming a quotient
    • G01R7/06Instruments capable of converting two or more currents or voltages into a single mechanical displacement for forming a quotient moving-iron type

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交差コイル型アナログ
指示計器に係り、特に、当該アナログ指示計器を駆動す
るに適した駆動装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、この種の駆動装置においては、例え
ば、車速をアナログ電圧に変換するにあたっては、周波
数ー電圧変換器を採用し、この周波数ー電圧変換器によ
り、車速に比例する周波数を、これに比例するアナログ
電圧に変換するのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成においては、上述の周波数ー電圧変換器により出力
されるアナログ電圧には、リップル成分が含まれている
のが通常である。然るに、低周波数領域においては、こ
のリップル成分が特に著しいために、指針に大きな針振
れ現象を招くという不具合がある。これに対しては、大
きな静電容量を有する平滑用コンデンサを採用し、この
コンデンサにより上述のリップル成分の平滑化度合いを
大きくして上述の大きな針振れ現象を抑制することも考
えられる。しかしながら、かかる場合には、低周波数領
域での大きな針振れ現象を抑制し得る代わりに、上述の
平滑化が周波数ー電圧変換器の出力に応答遅れを招くこ
ととなり、指針が、車速の時々刻々の変化に対し、応答
性良く追随して振れることができず、その結果、乗員に
対し正しい車速情報を提供できないという不具合が生ず
る。一方、前記コンデンサの静電容量を小さくして低周
波数領域でのリップル成分の平滑化度合いを小さくする
と、上述の応答性が改善されても、低周波数領域におけ
る針振れ現象を解消できず、その結果、速度情報の視認
に対するフィーリングが悪いという不具合を招く。また
、上述の周波数ー電圧変換器をディジタル回路で構成す
ることも考えられるが、周波数ー電圧変換器の大型化及
びコスト高を招く。そこで、本発明は、以上のようなこ
とに対処すべく、交差コイル型アナログ指示計器の駆動
装置において、その周波数ー電圧変換手段の低周波数領
域における周波数ー電圧変換作用の良好な応答性とリッ
プルの抑制との双方を確保して、指針の針振れ現象を出
来る限り抑制しつつ、指針の指示を応答性良く低コスト
にて実現しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあたり
、本発明の構成上の特徴は、互いに略同心的に交差して
配置されてアナログ入力に対応する各流入電流に応じて
それぞれ電磁力を生じる一対の交差コイルと、前記各電
磁力の合成値に応じた振れ角にて前記アナログ入力を指
示する指針とを備えたアナログ指示計器に適用されて、
前記アナログ入力に比例する周波数にてパルス信号を順
次発生するパルス信号発生手段と、前記各パルス信号を
これら各パルス信号の周波数に比例するアナログ電圧に
変換する周波数ー電圧変換手段と、前記アナログ電圧に
応じて、前記各交差コイルを、これら各交差コイルに前
記各流入電流をそれぞれ流入させるように、駆動する駆
動手段とを設けるようにした駆動装置において、前記周
波数ー電圧変換手段が、前記各パルス信号の周波数に比
例するリップル電圧を形成する電圧形成手段と、前記リ
ップル電圧の平均電圧をそのリップルを抑制しつつ前記
アナログ電圧としてホールドするホールド手段と、前記
アナログ電圧を前記リップル電圧の平均値の変化に追随
して変化させるように制御する電圧制御手段とにより構
成したことにある。
【0005】
【作用】このように本発明を構成したことにより、前記
パルス信号発生手段が、前記アナログ入力に比例する周
波数にてパルス信号を順次発生すると、前記周波数ー電
圧変換手段においては、前記電圧形成手段が前記各パル
ス信号の周波数に比例するリップル電圧を形成し、前記
ホールド手段が前記リップル電圧の平均電圧をそのリッ
プルを抑制しつつアナログ電圧としてホールドし、前記
電圧制御手段が前記アナログ電圧を前記リップル電圧の
平均値の変化に追随して変化させるように制御し、前記
駆動手段が、前記各交差コイルを、これらに前記制御ア
ナログ電圧に応じて各流入電流をそれぞれ流入させるよ
うに駆動し、前記各交差コイルが前記各流入電流に応じ
た電磁力を生じ、かつ、前記指針が、前記各電磁力の合
成値に応じた振れ角にて前記アナログ入力を指示する。
【0006】
【発明の効果】かかる場合、前記周波数ー電圧変換手段
が、その電圧形成手段、ホールド手段及び電圧制御手段
により、上述のように、前記各パルス信号を、その各周
波数に比例するアナログ電圧であって前記アナログ入力
に応答性良く追随ししかもリップルの小さなアナログ電
圧に変換制御するので、前記各交差コイルへの各流入電
流も、同様に前記アナログ入力に応答性良く追随ししか
もリップルの小さいものとなる。このため、前記アナロ
グ入力の小さな範囲であっても、前記指針の針振れ現象
を著しく抑制し得るとともに同指針の前記アナログ入力
の変化に対する応答性を著しく改善し得る。また、前記
周波数ー電圧変換手段をディジタル回路によることなく
アナログ的に構成できるので、コストの上昇を招くこと
もない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図1は、図2(A)に示す車両用交差コイル型ア
ナログ指示計器10のための駆動装置Dに本発明が適用
された例を示している。アナログ指示計器10は、一対
の交差コイル11、12を有しており、これら各交差コ
イル11、12は互いに十字状に交差するように巻回さ
れている。交差コイル11は、その流入電流に応じ、そ
の軸方向に電磁力をベクトル量として発生し、一方、交
差コイル12は、その流入電流に応じ、その軸方向(即
ち、交差コイル11の軸に直交する方向)に電磁力をベ
クトル量として発生する。両交差コイル11、12内に
は、永久磁石からなる円板13がその軸13aにて両交
差コイル11、12の各軸に直交するように回動可能に
指示されており、この円板13は、その一直径線上にお
ける各外周部分にて、N極及びS極にそれぞれ着磁され
て、その着磁極性により定まる方向に向かう所定磁力を
ベクトル量にて発生する。しかして、当該円板13は、
その所定磁力のもとに両交差コイル11、12からの各
電磁力のベクトル和に応じ図2(A)にて図示時計方向
(又は反時計方向)に回動する。指針14は、円板13
の軸13aに直交して軸支されており、この指針14の
振れ角Sは円板13の回動に応じて変わる。
【0008】駆動装置Dは、図1に示すごとく、定電圧
発生器20を有しており、この定電圧発生器20は、図
2(B)にて示すごとき構成を有し、直流電源(図示し
ない)からの直流電圧Vd及び定電流源Icからの定電
流に基づき各定電圧Vc1 、Vc2 及びVc3 を
発生する。また、駆動装置Dは、図1に示すごとく、車
速センサ30と、この車速センサ30に接続した波形整
形器40aと、本発明の要部を構成する波形整形器40
b及び周波数−電圧変換器50(以下、F−V変換器5
0という)とを備えており、車速センサ30は、当該車
両の現実の車速Vを検出し、これに比例する周波数f(
Hz)にて車速パルスを順次発生する。波形整形器40
aは、車速センサ30からの各車速パルスを波形整形し
矩形波パルス(図8(A)参照)を順次発生する。
【0009】波形整形器40bは、図3に示すごとく、
アナログスイッチ41を有しており、このアナログスイ
ッチ41は、そのゲート端子41aにて、波形整形器4
0aの出力端子に接続されている。しかして、このアナ
ログスイッチ41は、波形整形器40aからの各矩形波
パルスの立ち上がり(又は立ち下がり)に応答して開成
(又は閉成)する。コンデンサ42は、アナログスイッ
チ41の開成に応答して定電流源Ic1 から定電流を
受けて充電されるようになっており、このコンデンサ4
2は、アナログスイッチ41の閉成に応答して同アナロ
グスイッチ41及び定電流源Ic2 を通して放電する
。かかる場合、コンデンサ42から生ずる端子電圧Vk
は、図8(B)に示すごとく、波形整形器40aからの
各矩形波パルス(図8(A)参照)の立ち上がりに応答
して上昇し、また、波形整形器40aからの各矩形波パ
ルスの立ち下がりに応答して低下する。但し、定電流源
Ic2 の電流値は定電流源Ic1 の電流値の2倍で
ある。
【0010】分圧回路43は、互いに直列接続した各抵
抗43a、43b及び43cからなるもので、この分圧
回路43は、各抵抗43a、43b及び43cにより定
電圧回路20からの定電圧Vc1を分圧し、両抵抗43
a、43bの共通端子から分圧電圧VLを発生し、かつ
両抵抗43b、43cの共通端子から分圧電圧VHを発
生する。但し、分圧電圧VHは分圧電圧VLよりも高く
、かつこれら各分圧電圧VH、VL は、共に、コンデ
ンサ42の端子電圧Vkの最高レベルと最低レベルとの
間にある(図8(B)参照)。
【0011】コンパレータ44は、コンデンサ42から
の端子電圧Vkを分圧回路43からの分圧電圧VLと比
較して、端子電圧Vkが分圧電圧VLよりも低い(又は
高い)とき、ハイレベル(又はローレベル)にて比較信
号を発生する。一方、コンパレータ45は、コンデンサ
42からの端子電圧Vkを分圧回路43からの分圧電圧
VHと比較して、端子電圧Vkが分圧電圧VHよりも高
い(又は低い)とき、ハイレベル(又はローレベル)に
て比較信号を発生する。NORゲート46は、両コンパ
レータ44、45からの各比較信号が共にローレベルの
ときハイレベルにてゲート信号を発生する。また、両コ
ンパレータ44、45からの各比較信号の少なくとも一
方がハイレベルのとき、NORゲート46は、ローレベ
ルにてゲート信号を発生する。かかる場合、NORゲー
ト46からのゲート信号のレベルは、図8(C)に示す
ごとく変化する。また、NORゲート46からのゲート
信号のハイレベル幅及びローレベル幅に相当する各時間
は、図8(C)に示すごとく、各符号Ta及びTbによ
りそれぞれ表される。
【0012】F−V変換器50は、図4に示すごとく、
波形整形器40bに接続した電流平滑回路50aと、こ
の電流平滑回路50aに接続した比較回路50bと、波
形整形器40bに接続した充電回路50c、比較回路5
0bに接続した各充電回路50d、50eと、比較回路
50b、両充電回路50c、50e及び放電回路50e
に接続したホールド用コンデンサ50fと、電流平滑回
路50a及びコンデンサ50fに接続した低周波遮断回
路50gとにより構成されている。電流平滑回路50a
は、バッファ51と、アナログスイッチ52とを有して
おり、アナログスイッチ52は、そのゲート端子52a
にて、バッファ51を介し波形整形器40bのNORゲ
ート46の出力端子に接続されている。しかして、アナ
ログスイッチ51は、バッファ51を介しNORゲート
46からの各ゲート信号を整形信号として順次受け、同
各整形信号の立ち上がり(又は各立ち下がり)に応答し
て閉成(又は開成)する。
【0013】コンデンサ53aは、その一端にて接地さ
れ、一方、その他端にてアナログスイッチ52を介し定
電流源Ic3に接続されており、このコンデンサ53a
には、抵抗53bが並列に接続されている。しかして、
コンデンサ53aは、アナログスイッチ52の閉成に応
答し定電流源Ic3 から定電流を受けて充電される。 また、このコンデンサ53aは、アナログスイッチ52
の開成に応答し抵抗53bを通して放電する。かかる場
合、コンデンサ53aの端子間に生ずる端子電圧は、波
形整形器40bからの各整形信号を、その各周波数に比
例するリップル電圧Vfに変換した電圧に相当し、図8
(D)に示すごとく変化する。なお、NORゲート46
からのゲート信号のハイレベル幅に相当する時間幅Ta
(図8(C)参照)の間にコンデンサ53aが充電され
、また、NORゲート46からのゲート信号のローレベ
ル幅に相当する時間幅Tb(図8(C)参照)の間にコ
ンデンサ53aが放電する。
【0014】比較回路50bは、両オフセット直流電源
54a、54bと、ウインドウコンパレータを構成する
両コンパレータ54c、54dとにより構成されており
、オフセット直流電源54aは、その負側端子にて、コ
ンデンサ50fの非接地端子に接続され、一方、オフセ
ット直流電源54bは、その負側端子にて、アナログス
イッチ52とコンデンサ53aとの共通端子に接続され
ている。また、オフセット直流電源54aは、オフセッ
ト電圧△V1 を発生し、一方、オフセット直流電源5
4bは、オフセット電圧△V2 を発生する。但し、オ
フセット電圧△V1 は当該車両の所定の加速度を表わ
す。 また、電流平滑回路50aからのリップル電圧Vfの平
均電圧が同リップル電圧Vfの最高値の(1/2)以上
となる領域でコンデンサ50fからのホールド電圧VD
に等しくなるように、オフセット電圧△V2 は、リッ
プル電圧Vfの最高値の(1/2)に設定してある。
【0015】コンパレータ54cは、その反転出力端子
にて、アナログスイッチ52とコンデンサ53aとの共
通端子に接続されており、このコンパレータ54cの非
反転出力端子はオフセット電源54aの正側端子に接続
されている。しかして、電流平滑回路50aからのリッ
プル電圧Vfが、オフセット直流電源54aからのオフ
セット電圧△V1とコンデンサ50fから後述のごとく
生ずるホールド電圧VDとの電圧和(△V1+VD)よ
りも低い(又は高い)とき、コンパレータ54cはハイ
レベル(又はローレベル)にて比較信号を発生する。一
方、コンパレータ54dは、その反転入力端子にて、コ
ンデンサ50fの非接地端子に接続されており、このコ
ンパレータ54dの非反転出力端子は、オフセット直流
電源54bの正側端子に接続されている。しかして、電
流平滑回路50aからのリップル電圧Vfとオフセット
直流電源54bからのオフセット電圧△V2との電圧和
(Vf+△V2 )がコンデンサ50fからのホールド
電圧VDよりも高い(又は低い)とき、コンパレータ5
4dはハイレベル(又はローレベル)にて比較信号を発
生する。
【0016】充電回路50cは、バッファ55と、アナ
ログスイッチ56と、定電流源Ic4 とを有しており
、アナログスイッチ56は、そのゲート端子56aにて
、バッファ55を介し波形整形器40bのNORゲート
46の出力端子に接続されている。しかして、アナログ
スイッチ56は、バッファ55を介しNORゲート46
からの各ゲート信号を整形信号として順次受け、同各整
形信号の立ち上がり(又は各立ち下がり)に応答して閉
成(又は開成)する。定電流源Ic4 は、アナログス
イッチ56の閉成時に同アナログスイッチ56を通して
コンデンサ50fを充電する。放電回路50dは、アナ
ログスイッチ57と、定電流源Ic5とを備えており、
アナログスイッチ57は、そのゲート端子57aにて、
コンパレータ54dの出力端子に接続されている、しか
して、このアナログスイッチ57は、コンパレータ54
dからのハイレベル(又はローレベル)の比較信号に応
答して閉成(又は開成)する。定電流源Ic5 は、ア
ナログスイッチ57の閉成時に同アナログスイッチ57
を通してコンデンサ50fを放電させる。
【0017】充電回路50eは、アナログスイッチ58
と、定電流源Ic6とを有しており、アナログスイッチ
58は、そのゲート端子58aにて、コンパレータ54
cの出力端子に接続されている。しかして、このアナロ
グスイッチ56は、コンパレータ54cからのハイレベ
ル(又はローレベル)の比較信号に応答して開成(又は
閉成)する。定電流源Ic6 は、アナログスイッチ5
8の閉成時に同アナログスイッチ58を通してコンデン
サ50fを充電する。コンデンサ50fは、アナログス
イッチ56を介する定電流源Ic4 からの定電流或い
はアナログスイッチ58を介する定電流源Ic6 から
の定電流を受けて充電されてホールド電圧VD を発生
する(図8(E)参照)。かかる場合、コンデンサ50
fは、時間Taの間だけ充電回路50d或いは50eに
より充電され、VD≧(Vf+△V2)の成立する時間
Tc(図8(E)参照)の間だけ放電回路50dにより
放電され、また、時間(Tb−Tc)に相当する時間の
間ホールドされる。
【0018】但し、充電回路50cの定電流源Ic4 
の値をコンデンサ50fの静電容量に比べて小さくして
おけば、時間Tcが短くなってホールド電圧VD のリ
ップルを小さくできる。このことは、低周波入力時にお
けるF−V変換器50からのホールド電圧VD 、即ち
F−V変換器50の最終的なF−V変換出力たるアナロ
グ電圧としてのリップルを著しく小さくできることを意
味する。また、本実施例においては、ホールド電圧VD
とリップル電圧Vfとの関係が、放電回路50dの作用
のもとに、図9(A)に示すごとく、リップル電圧Vf
とオフセット電圧△V2との電圧和(Vf+△V2)の
波形の各下端をホールド電圧VDに一致させるように維
持される。
【0019】低周波遮断回路50gは、しきい値電源5
9aと、コンパレータ59bと、トランジスタ59c、
抵抗59dとにより構成されている。しきい値電源59
aは、その負側端子にて接地されており、このしきい値
電源59aは、その正側端子にて、上述したオフセット
電圧△V2 の(1/3)程度のしきい値電圧を発生す
る。コンパレータ59bは、その反転入力端子にて、ア
ナログスイッチ52とコンデンサ53aとの共通端子に
接続されており、このコンパレータ59bの非反転入力
端子はしきい値電源50aの正側端子に接続されている
。しかして、電流平滑回路50aからのリップル電圧V
fが、しきい値電源59aからのしきい値電圧より低い
(又は高い)とき、コンパレータ50bは、ローレベル
(又はハイレベル)にて比較信号を発生する。
【0020】トランジスタ59cは、そのエミッタにて
接地されており、このトランジスタ59cのベースは、
コンパレータ59cの出力端子に接続され、また、この
トランジスタ59cのコレクタは、抵抗59dを介して
コンデンサ50fの非接地端子に接続されている。しか
して、このトランジスタ59cは、コンパレータ59b
からのハイレベル(又はローレベル)の比較信号に応答
して導通(又は非導通)となる。このことは、コンデン
サ50fが、トランジスタ50fの導通時に同トランジ
スタ59cを通して放電しホールド電圧VD を零(V
)に低下させることを意味する。
【0021】ところで、低周波遮断回路50gを採用し
た根拠は次の通りである。仮に、オフセット電圧△V2
を零とすると、ホールド電圧VDは、当該車両の一定車
速時に、リップル電圧Vfの下限値と一致することとな
る(図9(B)参照)。従って、リップル電圧Vfの平
均電圧が零(V)からリップル電圧Vfの上限値の(1
/2)に達するまでの低周波数領域ではホールド電圧V
D が、図9(C)にて不感領域として示すごとく、零
(V)のままに維持されるので、周波数が零(Hz)に
おける回帰誤差が大きくなる。その結果、車速に比例す
る周波数を零(Hz)から変化させるとき、ホールド電
圧VD の追随性が悪いという不具合を生ずる。
【0022】また、上述のようにオフセット電圧△V2
 をリップル電圧Vfの上限値の(1/2)に等しくし
た場合には、リップル電圧Vfの平均電圧がリップル電
圧Vfの上限値の(1/2)以上の領域では、リップル
電圧Vfの平均電圧とホールド電圧VD とが一致する
(図10(A)参照)。しかしながら、リップル電圧V
fの平均電圧がリップル電圧Vfの上限値の(1/2)
未満の領域では、ホールド電圧VD が一定電圧となる
ので、周波数が零(Hz)のときの回帰誤差は、図10
(B)にて示すごとく、やはり、大きくなる。そこで、
リップル電圧Vfの平均電圧がリップル電圧Vfの上限
値の(1/2)未満の領域における回帰誤差を解消すべ
く、低周波遮断回路50gを採用することとした。これ
によれば、リップル電圧Vfの平均電圧がリップル電圧
Vfの上限値の(1/2)未満になると、コンパレータ
59bがハイレベルの比較信号を発生してトランジスタ
59cを導通させるため、ホールド電圧VD が零(V
)に低下する。その結果、周波数が零(Hz)での回帰
誤差は零となる(図10(C)参照)。なお、抵抗59
dは、コンデンサ50fと共に放電時定数を定める役割
を果たす。
【0023】基準電圧発生器60は、図5に示すごとく
、互いに直接接続した各抵抗61〜67により定電圧V
c1を分圧しその各共通端子61a〜66aから第1〜
第6の基準電圧を発生する。かかる場合、第1〜第6の
基準電圧は、0.5(v)、0.75(V)、1(V)
、1.25(V)、1.5(V)、1.75(V)、2
(V)にそれぞれ相当する。また、指針14の振れ角S
の範囲0゜〜360°が0(V)〜2(V)に対応し、
また、0.5(V)、1(V)、1.5(V)が90°
、180°、270°にそれぞれ対応する。比較回路7
0は、複数のコンパレータ71〜75を有しており、コ
ンパレータ71は、F−V変換器50からのアナログ電
圧VD を基準電圧発生器60からの第4基準電圧と比
較する。しかして、アナログ電圧VD が前記第4基準
電圧より高い(又は低い)ときコンパレータ71はハイ
レベル(又はローレベル)にて比較信号を発生する。コ
ンパレータ72は、F−V変換器50からのアナログ電
圧VD を基準電圧発生器60からの第2基準電圧と比
較する。しかして、アナログ電圧VD が前記第2基準
電圧より高い(又は低い)とき、コンパレータ72はハ
イレベル(又はローレベル)にて比較信号を発生する。
【0024】残余のコンパレータ73、74、75はヒ
ステリシス特性を有するもので、コンパレータ73はF
−V変換器50からのアナログ電圧VD を基準電圧発
生器60からの第3基準電圧と比較する。しかして、ア
ナログ電圧VD が前記第3基準電圧よりも低い(又は
高い)とき、コンパレータ73がハイレベル(又はロー
レベル)にて比較信号を発生する。コンパレータ74は
F−V変換器50からのアナログ電圧VD を基準電圧
発生器60からの第1基準電圧と比較する。しかして、
アナログ電圧VD が前記第1基準電圧より低い(又は
高い)とき、コンパレータ74がハイレベル(又はロー
レベル)にて比較信号を生じる。コンパレータ75はF
−V変換器50からのアナログ電圧VDを基準電圧発生
器60からの第5基準電圧と比較する。しかして、アナ
ログ電圧VD が前記第5基準電圧より低い(又は高い
)とき、コンパレータ75はハイレベル(又はローレベ
ル)にて比較信号を生じる。
【0025】鋸歯状波電流発生器80は、図5に示すご
とく、一対のアナログスイッチ81a、81bを有して
おり、アナログスイッチ81aは、コンパレータ75か
らのハイレベルの比較信号に応答して導通し、同比較信
号のローレベルへの変化に応答して非導通となる。一方
、アナログスイッチ81bは、コンパレータ74からの
ハイレベルの比較信号に応答して導通し、同比較信号の
ローレベルへの変化に応答して非導通となる。しかして
、鋸歯状波電流発生器80は、両アナログスイッチ81
a、81b、F−V変換器50、基準電圧発生器60及
び比較回路70の各作動に応じ鋸歯状波電流I1(図1
2(A)参照)を発生する。かかる場合、電流発生器8
0は、両アナログスイッチ81a、81bの導通下にて
基準電圧発生器60から第6及び第3の基準電圧を受け
て電流I1をF−V変換器50からのアナログ電圧VD
 の上昇に比例してI1mまで増大させ、アナログスイ
ッチ81bの非導通に応答して電流I1を(−I1m)
まで瞬時に減少させ、電流I1を(−I1m)からアナ
ログ電圧VDの上昇に比例してI1m まで増大させ、
アナログスイッチ81aの非導通に応答して電流I1を
再び(−I1m )まで瞬時に減少させ、I1をVfの
上昇に比例してI1=0まで増大させる。
【0026】鋸歯状波電流発生器90は、図5に示すご
とく、アナログスイッチ91を有しており、このアナロ
グスイッチ91は、コンパレータ73からのハイレベル
の比較信号に応答して導通し、同比較信号のローレベル
への変化に応答して非導通となる。しかして、電流発生
器90は、アナログスイッチ91、基準電圧発生器60
及びF−V変換器50の各作動に応じ鋸歯状波電流I2
 (図12(B)参照)を発生する。かかる場合、電流
発生器90は、基準電圧発生器60から第1基準電圧を
受けるとともにアナログスイッチ91の導通下にて第5
基準電圧を受けて電流I1 をF−V変換器50からの
アナログ電圧VDの上昇に比例して(−I2m)からI
2mまで増大させ、アナログスイッチ91の非導通に応
答して電流I2 を(−I2m)まで瞬時に減少させ、
さらに、電圧I2を(−I2m)からI2m までアナ
ログ電圧VDに比例して増大させる。
【0027】電流−電圧変換器100(以下、I−V変
換器100という)は、図6に示すごとく、電流発生器
80から電流I1を受けて、この電流I1を三角波状電
圧V1(図13(A)参照)に変換する。一方、電流−
電圧変換器110(以下、I−V変換器110という)
は、電流発生器90から電流I2を受けて、この電流I
2を三角波状電圧V2(図13(B)参照)に変換する
。 かかる場合、各電圧V1、V2 はアナログ電圧VDの
上昇に応じ三角波状に変化する。関数発生器120は、
互いに直列接続した両抵抗121、122を有しており
、これら両抵抗121、122は定電圧発生器20から
の定電圧Vc1 を分圧し分圧電圧として発生する。但
し、この分圧電圧は、振れ角S=90°−Xb=46°
に対応するアナログ電圧VD=V90ーxbに相当する
。しかして、関数発生器120は、両抵抗121、12
2からの分圧電圧との関連においてI−V変換器100
からの三角波状電圧V1を変更し関数電圧Vg1(図1
3(C)にて実線参照)として発生する。
【0028】かかる場合、Vg1は、Vf=V90ーx
bにて直線的に屈曲し、Vf=0.5及び1にてそれぞ
れ線対称となる波形を有する。但し、関数発生器120
において、両トランジスタ123、124の各ベース・
エミッタ電圧をそれぞれVBE1、VBE2とし、抵抗
125の抵抗値をR125 とし、両抵抗121、12
2の分圧電圧をVA とすれば、トランジスタ123を
介し抵抗125に流入する電流i1 は次の数1により
特定される。
【数1】i1=(1/R125)・(V1−VBE1−
VA+VBE2) 従って、関数電圧Vg1 の波形上の屈曲程度は、この
数1により特定されることになる。
【0029】関数発生器130は、図6に示すごとく、
互いに直列接続した両抵抗131、132を有しており
、これら両抵抗131、132は定電圧発生器20から
の定電圧Vc1 を分圧し分圧電圧として発生する。但
し、この分圧電圧は、S=Xb=44°に対応するアナ
ログ電圧VD =Vxbに相当する。しかして、関数発
生器130は、両抵抗131、132からの分圧電圧と
の関連においてI−V変換器110からの三角波状電圧
V2を変更し関数電圧Vg2 (図13(D)にて実線
参照)として発生する。かかる場合、Vg2は、Vf=
Vxbにて直線的に屈曲し、Vf=0.5及び1にてそ
れぞれ線対称となって波形を有する。但し、関数発生器
130において、両トランジスタ133、134の各ベ
ース・エミッタ電圧、抵抗135の抵抗値及び両抵抗1
31、132の分圧電圧との関連において、トランジス
タ133を介し抵抗135に流入する電流は、関数発生
器120の場合と実質的に同様に数1で特定される。従
って、関数電圧Vg2の波形上の屈曲程度は、同様に、
数1で特定されることとなる。
【0030】関数発生器140は、図6に示すごとく、
互いに直列接続した両抵抗141、142を有しており
、これら両抵抗141、142は定電圧発生器20から
の定電圧Vc1を分圧し分圧電圧として発生する。但し
、この分圧電圧は、振れ角S=90°−Xa=71.9
°にて対応するアナログ電圧VD=V90−xa に相
当する。しかして、関数発生器140は、両抵抗141
、142からの分圧電圧との関連において関数発生器1
20からの関数電圧Vg1を変更し関数電圧Vh1(図
13(E)にて実線参照)として発生する。かかる場合
、Vh1は、Vf=V90−xa にて直線的に屈曲し
、Vf=0.5及び1にてそれぞれ線対称となる波形を
有する。但し、関数発生器140において、両トランジ
スタ143、144の各ベース・エミッタ電圧をそれぞ
れVBE3、VBE4 とし、抵抗145の抵抗値をR
145とし、両抵抗141、142の分圧電圧をVB 
とすれば、トランジスタ143を通り抵抗145に流入
する電流i2 は次の数2で特定される。
【数2】       i2={(VB−VBE4)/R145}
−Is・exp(q・VBE4/KT)従って、関数電
圧Vh1のVg1とは異なる波形上の屈曲度合はこの数
2で特定されることとなる。
【0031】関数発生器150は、図6に示すごとく、
互いに直列接続した両抵抗151、152を有しており
、これら両抵抗151、152は定電圧発生器20から
の定電圧Vc1を分圧し分圧電圧として発生する。但し
、この分圧電圧は、振れ角S=Xa=18.1°に対応
するアナログ電圧VD =Vxaに相当する。しかして
、関数発生器150は、両抵抗151、152からの分
圧電圧との関連において関数発生器130からの関数電
圧Vg2を変更し関数電圧Vh2(図13(F)にて実
線参照)として発生する。かかる場合、Vh2は、Vf
=Vxbにて直線的に屈曲し、Vf=0.5及び1にて
それぞれ線対称となる波形を有する。但し、関数発生器
150において、両トランジスタ153、154の各ベ
ース・エミッタ電圧、抵抗155の抵抗値、両抵抗15
1、152の分圧電圧との関連において、トランジスタ
153を通り抵抗155に流入する電流は、関数発生器
140の場合と実質的に同様に数2によって特定される
。従って、関数電圧Vh2のVg2とは異なる波形上の
屈曲度合は数2で特定されることとなる。
【0032】出力方向切換器160は、図1及び図6に
示すごとく、電流発生器80及びI−V変換器100に
接続した比較回路160aと、電流発生器90及びI−
V変換器110に接続した比較回路160bと、各比較
回路70、160a、160bに接続した論理回路16
0cによって構成されている。比較回路160aは、互
いに直列接続した両抵抗161、162を有しており、
これら両抵抗161、162は定電圧発生器20からの
定電圧Vc2を分圧し分圧電圧として発生する。但し、
この分圧電圧は(Vc2/2)に相当する。コンパレー
タ163は、電流発生器120からの電流I1 に相当
する電圧が両抵抗161、162からの分圧電圧により
低い(又は高い)とき、ハイレベル(又はローレベル)
にて比較信号を発生する。
【0033】比較回路160bは、互いに直列接続した
両抵抗164、165を有しており、これら両抵抗16
4、165は定電圧発生器20からの定電圧Vc2を分
圧し分圧電圧として発生する。但し、この分圧電圧は、
(Vc2/2)に相当する。コンパレータ166は、電
流発生器90からの電流I2 に相当する電圧が両抵抗
165、166からの分圧電圧より低い(又は高い)と
き、ハイレベル(又はローレベル)にて比較信号を発生
する。論理回路160cは、両コンパレータ71、16
3に接続したNORゲート167aと、両コンパレータ
71、72に接続したNORゲート167bと、コンパ
レータ72及びNORゲート167aに接続したNOR
ゲート167cと、コンパレータ166及びNORゲー
ト167cに接続したエクスクルーシブORゲート16
7d、このエクスクルーシブORゲート167d及びN
ORゲート167bに接続したNORゲート167eと
により構成されている。しかして、この論理回路160
cは、各コンパレータ71、72、163、166から
の比較信号のレベルに応じNORゲート167c、16
7eからそれぞれ第1及び第2の出力方向切換信号を発
生する。
【0034】因みに、ローレベル又はハイレベルをそれ
ぞれ「0」及び「1」で表わし、各コンパレータ71、
72、73、74、75、163、166からの比較信
号をそれぞれCa、Cb、Cs1、Cs2、Cs3、C
sin、Ccosで表わし、また、NORゲート167
cからの第1出力方向切換信号及びNORゲート167
eからの第2出力方向切換信号をそれぞれDsin及び
Dcosで表わすものとすれば、振れ角Sとの関係で次
の表1が成立する。
【表1】
【0035】駆動回路170においては、図7に示すご
とく、論理回路160cからの第1出力方向切り換え信
号がローレベルのとき、トランジスタ171がインバー
タ171aの反転作用を受けて導通するとともにトラン
ジスタ172が各インバータ172a、172b、17
2cの反転作用を受けて導通する。このため、(関数電
圧Vh1/抵抗173の抵抗値)に相当する電流が、ト
ランジスタ171、交差コイル11及びトランジスタ1
72を通り抵抗173に流入する。一方、論理回路16
0cからの第1出力方向切り換え信号がハイレベルのと
き、トランジスタ174が両インバータ174a、17
4bの各反転作用を受けて導通するとともに、トランジ
スタ175が両インバータ172a、175aの反転作
用を受けて導通する。このため、(関数電圧Vh1/抵
抗173の抵抗値)に相当する電流が、トランジスタ1
75、交差コイル11及びトランジスタ174を通り抵
抗173に流入する。
【0036】このことは、交差コイル11が、その流入
電流に応じ、流入方向で定まるベクトル量にて電磁力を
発生することを意味する。かかる場合、交差コイル11
の両端子を図6に示すように各符号11a、11bで表
せば、両端子11a、11b間の端子電圧V11は、交
差コイル11への流入電流に比例し、アナログ電圧VD
との関連において図14(A)に示すごとき波形にて変
化する。演算増幅器176は、関数発生器140からの
関数電圧Vh1が抵抗173の端子に端子電圧として発
生するように、差動増幅する。各ダイオード177、1
78は、NORゲート167cからの第1出力方向切り
換え信号に応答して導通し、同第1出力方向切り換え信
号のローレベルへの変化に応答して非道通となる。この
ことは、各トランジスタ174、172が各ダイオード
177、178の導通下でのみ導通可能となることを意
味する。
【0037】一方、駆動回路180においては、論理回
路160cからの第2出力方向切り換え信号がローレベ
ルのとき、トランジスタ181がインバータ181aの
反転作用を受けて導通するとともにトランジスタ182
が各インバータ182a、182b、182cの反転作
用を受けて導通する。このため、(関数電圧Vh2/抵
抗183の抵抗値)に相当する電流が、トランジスタ1
81、交差コイル12及びトランジスタ182を通り抵
抗183に流入する。一方、論理回路160cからの第
2出力方向切り換え信号がローレベルのとき、トランジ
スタ184が両インバータ184a、184bの各反転
作用を受けて導通するとともに、トランジスタ185が
両インバータ182a、185aの反転作用を受けて導
通する。このため、(関数電圧Vh2/抵抗183の抵
抗値)に相当する電流が、トランジスタ185、交差コ
イル12及びトランジスタ184を通り抵抗183に流
入する。
【0038】このことは、交差コイル12が、その流入
電流に応じ、流入方向で定まるベクトル量にて電磁力を
発生することを意味する。かかる場合、交差コイル12
の両端子を図7に示すように各符号12a、12bで表
せば、両端子12a、12b間の端子電圧V12 は、
交差コイル12への流入電流に比例し、アナログ電圧V
Dとの関連において図14(B)に示すごとき波形にて
変化する。演算増幅器186は、関数発生器150から
の関数電圧Vh2が抵抗183の端子に端子電圧として
発生するように、差動増幅する。各ダイオード187、
188は、NORゲート167eからの第2出力方向切
り換え信号に応答して導通し、同第2出力方向切り換え
信号のローレベルへの変化に応答して非道通となる。こ
のことは、各トランジスタ184、182が各ダイオー
ド187、188の導通下でのみ導通可能となることを
意味する。なお、図1における両交差コイル11、12
、車速センサ30及びコンデンサ50fを除く回路部分
は、半導体集積回路により形成されている。
【0039】以上のように構成した本実施例において、
当該車両を走行状態におけば、車速センサ30が同車両
の現実の車速に応答してパルス信号を順次発生し、波形
整形器40aが車速センサ30からの各パルス信号を順
次波形整形して矩形波パルス(図8(A)参照)として
発生し波形整形器40bに付与する。すると、この波形
整形器40bにおいては、アナログスイッチ41が、波
形整形器40aからの各矩形波パルスの立ち上がり及び
立ち下がりに応答して開成及び閉成を繰り返し、両定電
流源Ic1、Ic2との協働によりコンデンサ42の充
放電を繰り返す。このため、コンデンサ42の端子電圧
Vkは、図8(B)に示すごとく変化する。ついで、各
コンパレータ44、45が、分圧回路43からの各分圧
電圧VL、VHとの関連にて、コンデンサ42からの端
子電圧Vkに応じてそれぞれ比較信号を発生しNORゲ
ート46からゲート信号(図8(C)参照)を順次発生
させてFーV変換器50に付与する。
【0040】しかして、FーV変換器50の電流平滑回
路50aにおいては、アナログスイッチ52が、バッフ
ァ51を介するNORゲート46からの各ゲート信号の
立ち上がり及び立ち下がりに応答して閉成及び開成を繰
り返し、定電流源Ic3 及び抵抗53bとの協働によ
り、コンデンサ53aの充放電を繰り返す。このため、
同コンデンサ53aが、図8(D)に示すようなリップ
ル電圧Vfを発生する。このとき、コンデンサ50fが
ホールド電圧VDを発生しているものとする。ついで、
比較回路50bにおいては、コンパレータ54cが、電
流平滑回路50aからのリップル電圧Vfを、コンデン
サ50fからのホールド電圧VD とオフセット直流電
源54aからのオフセット電圧△V1との電圧和と比較
するとともに、コンパレータ54dが、電流平滑回路5
0aからのリップル電圧Vfとオフセット直流電源54
bからのオフセット電圧△V2 との電圧和を、コンデ
ンサ50fからのホールド電圧VDと比較する。
【0041】かかる場合、当該車両がほぼ定低車速走行
状態にあれば、充電回路50cにおいては、アナログス
イッチ56が、波形整形器40bのNORゲート46か
らの各ゲート信号の立ち上がりに応答して閉成を繰り返
してコンパレータ50fの充電を繰り返す。また、コン
パレータ54dが、VD≧(Vf+△V2)の成立毎に
、ローレベルの比較信号を発生すると、アナログスイッ
チ57が、同各比較信号に応答して繰り返し閉成しコン
デンサ50fを繰り返し放電させる。その結果、ホール
ド電圧VD は、図8(E)に示すごとく、リップルの
小さな波形として得られる。また、当該車両が低車速の
加速状態にあれば、電流平滑回路50aからのリップル
電圧Vfの上昇に伴い(VD+△V1)≦Vfが成立す
ると、コンパレータ54cがローレベルの比較信号を発
生しアナログスイッチ58を閉成する。このため、充電
回路50eが、定電流源Ic6 からアナログスイッチ
58を通して定電流をコンデンサ50fに流入させる。 これにより、コンデンサ58が、充電回路50eによっ
て急速に充電されて、図11(A)に示すごとく、ホー
ルド電圧VD を、そのリップルを最小限に抑制しつつ
、リップル電圧Vfに応答性良く追随して急速に上昇さ
せる。
【0042】また、当該車両が低車速の減速状態にあれ
ば、電流平滑回路50aからのリップル電圧Vfの下降
に伴い、(Vf+△V2)≦VDが成立すると、コンパ
レータ54dがローレベルの比較信号を発生しアナログ
スイッチ57を閉成する。このため、放電回路50dが
アナログスイッチ57及び定電流源Ic5 を通してコ
ンデンサ50fを放電させる。これにより、コンデンサ
50fのホールド電圧VDが、そのリップルを最小限に
抑制しつつ、定電流源Ic5からの定電流のもとに、図
11(B)に示すごとく、リップル電圧Vfに応答性良
く追随して急速に降下する。
【0043】以上説明したように、当該車両の車速が低
い状態にあっても、波形整形器40b及びF−V変換器
50により、波形整形器40aからの各矩形波パルスを
、車速に比例する周波数に比例したリップル電圧Vfに
変換し、このリップル電圧Vfから上述のようにリップ
ルを抑制したホールド電圧VD に変換しつつ、同ホー
ルド電圧VD を、リップル電圧Vf、即ち低車速の変
化に応答性良く追随して変化させる。このことは、当該
車両が低車速状態にあっても、同車両の低車速に比例す
る周波数したアナログ電圧を、リップルの小さな応答性
の良いホールド電圧VDでもって実現し得ることを意味
する。また、リップル電圧Vfの平均電圧が同リップル
電圧Vfの上限値の(1/2)未満になると、低周波遮
断回路50gがコンデンサ50fからのホールド電圧V
D を、零(V)に低下させることにより、低周波数範
囲で遮断するので、同低周波数範囲での回帰誤差を最小
限に抑制し得る。なお、当該車両の車速(以下、車速V
という)が、V=0(Km/h)からV=300(Km
/h)へ上昇すれば、アナログ電圧VD が、VD=0
(V)からVD=2(V)まで変化するものとする。
【0044】上述のようにしてF−V変換器50からホ
ールド電圧VD がアナログ電圧(以下、アナログ電圧
VD という)として生ずると、各電流発生器80、9
0が、基準電圧発生器60及び比較回路70との協動に
よりそれぞれアナログ電圧VD の変化に応じ、各鋸歯
状波状電流I1、I2(図12(A)(B)参照)を発
生する。かかる場合、上述のようにアナログ電圧VD 
がリップルの小さな応答性の良い電圧として得られるの
で、当該車両が低車速状態にあっても、各鋸歯状波状電
流I1、I2がリップルの小さな応答性の良い電流波形
をもつものとして実現できる。ついで、I−V変換器1
00、110が各電流発生器80、90からの電流I1
、I2を各三角波状電圧V1、V2(図13(A)(B
)参照)にそれぞれ変換し、各関数発生器120、13
0が各三角波状電圧V1、V2に応じて各関数電圧Vg
1、Vg2(図13(C)(D)参照)をそれぞれ発生
し、各関数発生器140、150が各関数電圧Vg1、
Vg2に応じて各関数電圧Vh1、Vh2(図13(E
)(F)参照)をそれぞれ発生する。
【0045】かかる場合、上述のようにアナログ電圧V
D がリップルの小さな応答性の良い電圧として得られ
るので、当該車両が低車速状態にあっても、各三角波状
電圧V1、V2、各関数電圧Vg1、Vg2及び各関数
電圧Vh1、Vh2が、いずれも、リップルの小さな応
答性の良い電圧波形をもつものとして実現できる。また
、出力方向切換器160が、比較回路70との協働によ
り各電流発生器80、90からの各電流I1、I2に相
当する各電圧に応じて選択的に第1及び第2の出力方向
切換信号を発生すると、駆動回路170においては、出
力方向切換器160からの第1出力方向切換信号がロー
レベルのとき、両トランジスタ176、179が、両ト
ランジスタ177、178の非導通のもとに導通する。 このため、演算増幅器171による関数発生器140及
び抵抗172との協働のもとに、(関数電圧Vh1/抵
抗172の抵抗値)に相当する電流が、前記直流電源か
らトランジスタ176、交差コイル11及びトランジス
タ179を通り抵抗172に流入する。
【0046】一方、出力方向切換器60からの第1出力
方向切換信号がハイレベルのとき、両トランジスタ17
7、178が、両トランジスタ176、179の非導通
のもとに導通する。このため、演算増幅器171による
関数発生器140及び抵抗172との協働のもとに、(
関数電圧Vh1/抵抗172の抵抗値)に相当する電流
が、前記直流電源からトランジスタ178、交差コイル
11及びトランジスタ177を通り抵抗172に流入す
る。かかる場合、上述のようにアナログ電圧VDがリッ
プルの小さな応答性の良い電圧として得られるので、当
該車両が低車速状態にあっても、抵抗172への流入電
流がリップルの小さな応答性の良い電流波形をもつもの
として実現できる。
【0047】一方、駆動回路180においては、出力方
向切換器160からの第2出力方向切換信号がローレベ
ルのとき、両トランジスタ186、189が、両トラン
ジスタ187、188の非導通のもとに導通する。この
ため、演算増幅器181による関数発生器150及び抵
抗182との協働のもとに、(関数電圧Vh2/抵抗1
82の抵抗値)に相当する電流が、前記直流電源からト
ランジスタ186、交差コイル12及びトランジスタ1
89を通り抵抗182に流入する。一方、出力方向切換
器160からの第2出力方向切換信号がハイレベルのと
き、両トランジスタ187、188が両トランジスタ1
86、189の非導通のもとに導通する。このため、演
算増幅器181による関数発生器150及び抵抗182
との協働のもとに、(関数電圧Vh2/抵抗182の抵
抗値)に相当する電流が、前記直流電源からトランジス
タ188、交差コイル12及びトランジスタ187を通
り抵抗182に流入する。かかる場合、上述のようにア
ナログ電圧VDがリップルの小さな応答性の良い電圧と
して得られるので、当該車両が低車速状態にあっても、
抵抗182への流入電流がリップルの小さな応答性の良
い電流波形をもつものとして実現できる。以上のことは
、両交差コイル11、12の各端子電圧V11、V12
がアナログ電圧VD に応じて図14(A)(B)に示
すごとき波形にて変化することを意味する。かかる場合
、上述のようにアナログ電圧VD がリップルの小さな
応答性の良い電圧として得られるので、当該車両が低車
速状態にあっても、各端子電圧V11、V12の波形が
リップルの小さな応答性の良い電圧波形をもつものとし
て実現できる。
【0048】換言すれば、アナログ電圧VD が0(V
)から2(V)まで変化する過程において、各電流I1
、I2が、互いに90°(VD =0.5(V)に相当
)だけ位相を異にして図12(A)(B)に示すごとく
鋸歯状波状に変化し、各電圧V1 、V2 が、図13
(A)(B)に示すごとく、互いに90°だけ位相を異
にして三角波状に変化する。ついで、関数電圧Vg1 
が、図13(C)に示すごとく、VD=0.5(V)を
中心としV90−xb ≦VD ≦(0.5+V90−
xb)にて電圧V1の波形の頂角を大きくするように電
圧V1を変更するとともにVD=1.5(V)を中心と
し(1+V90−xb)≦VD≦(1.5+V90−x
b)にて電圧V1の波形の頂角を大きくするように電圧
V1を変更して形成される。一方、関数電圧Vg2 が
、図13(D)に示すごとく、0≦VD ≦Vxbにて
電圧V2の波形の頂角を大きくするように電圧V2を変
更し、VD=1(V)を中心とし(0.5+Vxb)≦
VD≦(1+Vxb)にて電圧V2 の波形の頂角を大
きくするように電圧V2 を変更し、かつ(1.5+V
xb)≦ VD ≦2(V)にて電圧V2の波形の頂角
を大きくするように電圧V2を変更して形成される。
【0049】さらに、関数電圧Vh1 が、図13(E
)に示すごとく、VD=0.5(V)を中心としV90
−xa≦VD ≦(0.5+V90−xa)にて関数電
圧Vg1の波形をほぼ平坦にするように関数電圧Vg1
を変更するとともに、VD =1.5(V)を中心とし
(1+V90−xa)≦VD≦(0.5+V90−xa
)にて関数電圧Vg1 の波形をほぼ平坦にするように
関数電圧Vg1を変更して形成される。一方、関数電圧
Vh2が、図13(F)に示すごとく、0≦VD≦Vx
a、(1−Vxa)≦VD≦(1+Vxa)、及び(2
−Vxa)≦VD≦2(V)の各範囲にて関数電圧Vg
2 の波形をほぼ平坦にするように関数電圧Vg2を変
更して形成される。このため、交差コイル11の端子電
圧V11は図14(A)に示すごとく疑似サイン波形と
なり、一方、交差コイル12の端子電圧V12は図14
(B)に示すごとく疑似コサイン波形となる。 かかる場合、各端子電圧V11、V12は、上述のよう
なアナログ回路構成に起因して緩やかに変化する。
【0050】従って、上述のような各端子電圧V11、
V12に応じ各交差コイル11、12にそれぞれ生じる
各電磁力との関連で、指針14が車速Vの変化に応じて
振れることとなり、その結果、指針14の振れ具合に対
する違和感の解消を促進させ得る。かかる場合、当該車
両が低車速状態にあってどのように変化しても、F−V
変換器50のF−V変換出力が、リップルの小さい車速
応答性の良い値として得られるので、指針14を、低車
速領域でも、応答性の良い振れ具合にて針振れ現象を解
消しつつ振れさせることができる。また、F−V変換器
50においては、ディジタル回路に依存することなく、
しかも、従来の回路構成に比べて、コンデンサ50fを
外付けコンデンサとして付加するのみでよいので、この
種装置のコスト上昇を最小限に抑制できる。
【0051】因みに、指針14を従来の駆動装置及び本
実施例における駆動装置Dにより振れさせた場合の針振
れ現象及び指示の応答性について実験により確認したと
ころ、図15(A)(B)に示すような結果が得られた
。かかる場合、図15(A)において、曲線Laが、従
来の駆動装置による指針14の低車速に応じた針振れ特
性を示し、また、曲線Lbが、本実施例の駆動装置Dに
よる指針14の低車速に応じた針振れ特性を示す。また
、図15(B)において、曲線Lcが、車速Vの時間的
変化を示す特性を示し、曲線Ldが、従来の駆動装置に
よる指針14の車速に対する指示応答性を示し、かつ、
曲線Leが、本実施例の駆動装置Dによる指針14の車
速に対する指示応答性を示す。しかして、図15(A)
によれば、車速Vの低い範囲において、本実施例の駆動
装置Dによる指針14の針振れの方が、従来の駆動装置
による指針14の針振れに比べて著しく小さいことが認
められる。また、図15(B)によれば、本実施例の駆
動装置Dによる指針14の指示応答性が、従来の駆動装
置による指針14の指示応答性に比べて著しく改善され
ていることが認められる。
【0052】次に、前記実施例の変形例について説明す
ると、この変形例においては、図16(A)にて示すご
とく、前記実施例にて述べた波形整形器40bに代えて
、波形整形器40cを採用したことにその構成上の特徴
がある。しかして、この波形整形器40においては、ト
ランジスタ回路48が、波形整形器40aからの各矩形
波パルス(図16(B)参照)の立ち上がりに応答する
RSフリップフロップ47の反転出力により、そのコン
デンサ48aを充電するとともにトランジスタ48bを
非導通にするように作動し、波形整形器40aからの各
矩形波パルスの立ち下がりに応答するRSフリップフロ
ップ47の反転出力により、コンデンサ48aを放電さ
せるとともに、トランジスタ48bを導通させるように
作動する。このため、コンデンサ48aの端子電圧が、
図16(C)にて示す電圧波形にて変化し、また、トラ
ンジスタ48bのコレクタ電圧が、図16(D)にて示
す電圧波形にて変化する。このことは、トランジスタ4
8bのコレクタ電圧が、前記実施例に述べた波形整形器
40bのNORゲートの出力と同一波形を有することを
意味する。かかる場合、コンデンサ48aの充放電時定
数を、定車速時には大きくし、急加減速時には小さくす
るようになっている。
【0053】なお、本発明の実施にあたっては、前記実
施例にて述べたアナログスイッチとこれに定電流を流入
させる定電流源との直列回路(例えば、アナログスイッ
チ52と定電流源Ic3 )に代えて、図17(A)に
示すごときバイポーラトランジスタ回路190a(流し
出し型定電流回路とスイッチング素子との組み合わせか
らなる)を採用して実施してもよい。かかる場合、スイ
ッチング素子として機能するトランジスタ191を導通
させればトランジスタ192のコレクタから定電流が流
出する。また、トランジスタ191を非導通にすればト
ランジスタ192のコレクタからの定電流が零となる。 また、本発明の実施にあたっては、前記実施例にて述べ
たアナログスイッチとこれを通し定電流を流出させる定
電流源との直列回路(例えば、アナログスイッチ57と
定電流源Ic5)に代えて、図17(B)に示すごとき
バイポーラトランジスタ回路190b(流し込み型定電
流回路とスイッチング素子との組み合わせからなる)を
採用して実施してもよい。かかる場合、スイッチング素
子として機能するトランジスタ193を非導通にすれば
、トランジスタ194のコレクタに定電流が流入する。 また、トランジスタ193を導通させればトランジスタ
194のコレクタに流入する定電流が零となる。
【0054】また、本発明の実施にあたっては、車速V
に限ることなく、タコメータ、オイルゲージ、フューエ
ルゲージ、サーモゲージ、オイルプレッシャゲージ等の
各種のアナログ入力を指示する交差コイル型アナログ指
示計器のための駆動装置に本発明を適用して実施しても
よい。また、本発明の実施にあたっては、鋸歯状波電流
からの擬似サイン波及び擬似コサイン波の作成に代えて
、例えば三角波或いは台形波から擬似サイン波及び擬似
コサイン波を作成するにあたり本発明を適用して実施し
てもよい。また、前記実施例においては、各駆動回路1
70、180をそれぞれブりッジ回路構成としたが、こ
のようなブリッジ回路構成としない場合には、出力方向
切換器160は省略して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】交差コイル型アナログ指示計器の概略構成図及
び図1の定電圧発生器の詳細回路図である。
【図3】図1のF−V変換器に接続した波形整形器の詳
細回路図である。
【図4】図1のF−V変換器の詳細回路図である。
【図5】図1の基準電圧発生器、比較回路、及び両電流
発生器の詳細回路図である。
【図6】図1の両I−V変換器、各関数発生器及び出力
方向切換器の詳細回路図である。
【図7】図1の両駆動回路の詳細回路図である。
【図8】図3の波形整形器及び図4のF−V変換器内の
主要構成素子の出力波形図である。
【図9】図4のF−V変換器における比較回路の作動を
示す波形図及びオフセット電圧△V2 =0との関連に
おけるホールド電圧VD のリップル電圧Vfの平均電
圧との関係を示す説明図である。
【図10】オフセット電圧△V2 をリップル電圧Vf
の上限値の(1/2)としたときのホールド電圧VD 
のリップル電圧Vfの平均電圧との関係を示す説明図及
び低周波遮断回路の作動説明図である。
【図11】車両の加速時及び減速時にリップル電圧Vf
の変化に追随して変化するホールド電圧VDの状態を示
す説明図である。
【図12】図1の各鋸歯状波電流発生器の出力波形図で
ある。
【図13】図1の各I−V変換器及び各関数発生器の出
力波形図である。
【図14】図1の各交差コイルの端子電圧波形図である
【図15】低車速領域における従来の駆動装置及び図1
の駆動装置による指針の各針振れ特性及び各指示応答特
性をそれぞれ示すグラフである。
【図16】前記実施例の部分的変形例を示す詳細回路図
及びその各主要構成素子の出力波形図である。
【図17】前記実施例の他の部分的変形例をそれぞれ示
す詳細回路図である。
【符号の説明】
10…アナログ指示計器、11、12…交差コイル、1
4…指針、30…車速センサ、40a、40b、40c
…波形整形器、50…F−V変換器、50a…電流平滑
回路、50b…比較回路、50c、50e…充電回路、
50d…放電回路、50f…コンデンサ、60…基準電
圧発生器、70…比較回路、80、90…電流発生器、
100、110…I−V変換器、120〜150…関数
発生器、160…出力方向切換器、170、180…駆
動回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに略同心的に交差して配置されてアナ
    ログ入力に対応する各流入電流に応じてそれぞれ電磁力
    を生じる一対の交差コイルと、前記各電磁力の合成値に
    応じた振れ角にて前記アナログ入力を指示する指針とを
    備えたアナログ指示計器に適用されて、前記アナログ入
    力に比例する周波数にてパルス信号を順次発生するパル
    ス信号発生手段と、前記各パルス信号をこれら各パルス
    信号の周波数に比例するアナログ電圧に変換する周波数
    ー電圧変換手段と、前記アナログ電圧に応じて、前記各
    交差コイルを、これら各交差コイルに前記各流入電流を
    それぞれ流入させるように、駆動する駆動手段とを設け
    るようにした駆動装置において、前記周波数ー電圧変換
    手段が、前記各パルス信号の周波数に比例するリップル
    電圧を形成する電圧形成手段と、前記リップル電圧の平
    均電圧をそのリップルを抑制しつつ前記アナログ電圧と
    してホールドするホールド手段と、前記アナログ電圧を
    前記リップル電圧の平均値の変化に追随して変化させる
    ように制御する電圧制御手段とにより構成したことを特
    徴とするアナログ指示計器のための駆動装置。
JP3152528A 1991-05-27 1991-05-27 交差コイル型アナログ指示計器のための駆動装置 Expired - Lifetime JP3038994B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3152528A JP3038994B2 (ja) 1991-05-27 1991-05-27 交差コイル型アナログ指示計器のための駆動装置
US07/885,730 US5313155A (en) 1991-05-27 1992-05-19 Driving apparatus for cross-coil type analog indicating instrument having reduced ripple
AU17010/92A AU649822B2 (en) 1991-05-27 1992-05-20 Driving apparatus for cross coil type analog indicating instrument
FR929206439A FR2677131B1 (fr) 1991-05-27 1992-05-26 Dispositif d'attaque pour un instrument indicateur analogique a bobines croisees.
KR1019920008912A KR100196653B1 (ko) 1991-05-27 1992-05-26 교차코일형 아날로그 표시계기용 구동장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3152528A JP3038994B2 (ja) 1991-05-27 1991-05-27 交差コイル型アナログ指示計器のための駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04350570A true JPH04350570A (ja) 1992-12-04
JP3038994B2 JP3038994B2 (ja) 2000-05-08

Family

ID=15542410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3152528A Expired - Lifetime JP3038994B2 (ja) 1991-05-27 1991-05-27 交差コイル型アナログ指示計器のための駆動装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5313155A (ja)
JP (1) JP3038994B2 (ja)
KR (1) KR100196653B1 (ja)
AU (1) AU649822B2 (ja)
FR (1) FR2677131B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014117050A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Toshiba Lighting & Technology Corp 電源回路及び照明装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650992A (ja) * 1992-07-30 1994-02-25 Rohm Co Ltd メータ駆動装置
JP3278525B2 (ja) * 1994-02-28 2002-04-30 株式会社東芝 周波数データ変換装置およびメータ装置
JP2932938B2 (ja) * 1994-05-23 1999-08-09 株式会社デンソー 交差コイル型アナログ指示計器
US7230418B2 (en) * 2004-07-16 2007-06-12 Auto Meter Products, Inc. Flutter reduction apparatus and method
FR2990308B1 (fr) * 2012-05-03 2014-04-18 Schneider Toshiba Inverter Procede et systeme de detection d'un defaut sur le bus continu d'alimentation d'un convertisseur de puissance

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5093559A (ja) * 1973-12-20 1975-07-25
JPH01118772A (ja) * 1987-10-31 1989-05-11 Nippon Seiki Co Ltd 指示計器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2231513A1 (de) * 1972-06-28 1974-01-10 Messerschmitt Boelkow Blohm Anordnung zur beruehrungslosen drehzahlmessung
DE3430711C2 (de) * 1984-05-09 1986-03-20 Telefunken electronic GmbH, 7100 Heilbronn Frequenz-Spannungswandler
FR2607594B1 (fr) * 1986-12-02 1989-02-10 Thomson Semiconducteurs Convertisseur frequence-tension
US4988944A (en) * 1988-08-12 1991-01-29 Jeco Company Limited Cross coil type instrument
JPH0814587B2 (ja) * 1988-11-01 1996-02-14 日本電装株式会社 交差コイル型アナログ指示計器のための駆動装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5093559A (ja) * 1973-12-20 1975-07-25
JPH01118772A (ja) * 1987-10-31 1989-05-11 Nippon Seiki Co Ltd 指示計器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014117050A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Toshiba Lighting & Technology Corp 電源回路及び照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
FR2677131B1 (fr) 1994-09-02
KR920021990A (ko) 1992-12-19
AU649822B2 (en) 1994-06-02
FR2677131A1 (fr) 1992-12-04
US5313155A (en) 1994-05-17
JP3038994B2 (ja) 2000-05-08
AU1701092A (en) 1992-12-03
KR100196653B1 (ko) 1999-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4087732A (en) Digital stepping motor device circuit
US6806675B2 (en) Stepper motor controller
JPH04350570A (ja) 交差コイル型アナログ指示計器のための駆動装置
US4743824A (en) Method and apparatus for controlling a motor
EP0562452A1 (en) An interface circuit for generating an analogue signal to control the speed of rotation of a direct-current electric motor, particularly a brushless motor
US4006417A (en) Tachometer
US4468595A (en) Driving circuit for a Hall motor
KR930004571B1 (ko) 교차 코일형 애널로그 지시계기용 구동장치
JPH04335163A (ja) 交差コイル型アナログ指示計器のための駆動装置
JP2932938B2 (ja) 交差コイル型アナログ指示計器
JPH02216362A (ja) 電動パワーステアリングシステムのpwm回路
US4042834A (en) Frequency doubler circuit
JPH04232876A (ja) 交差コイル型車両用アナログ指示計器のための駆動装置
JP3665357B2 (ja) ステッピングモータを駆動する方法と装置
JPH07111441B2 (ja) 交差コイル型アナログ指示計器のための駆動装置
JPH0530089B2 (ja)
KR910013678A (ko) 스텝핑 모터의 드라이브 콘트롤러
US4430618A (en) Input buffer circuit
JPS61124871A (ja) アナログ指示計
JPS61286759A (ja) アナログ指示計
JP2870672B2 (ja) 燃料計の揺動防止回路
JPH01150864A (ja) ゲージ駆動装置
JPS62460B2 (ja)
JPH0756513Y2 (ja) パルス幅可変回路
JPS61167348A (ja) 充電発電機制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 12