JPH0434561Y2 - - Google Patents

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JPH0434561Y2
JPH0434561Y2 JP17128588U JP17128588U JPH0434561Y2 JP H0434561 Y2 JPH0434561 Y2 JP H0434561Y2 JP 17128588 U JP17128588 U JP 17128588U JP 17128588 U JP17128588 U JP 17128588U JP H0434561 Y2 JPH0434561 Y2 JP H0434561Y2
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waveguides
dielectric substrate
waveguide
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hole
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、2つの導波管を誘電体基板を挟込ん
で接続する場合に於ける導波管の接続構造に関す
るものである。
[従来の技術] 一般に導波管特にTE10モード使用される導波
管の気密性を確保し、導波管内を伝送される信号
を直接誘電体基板上のマイクロストリツプライン
の信号に変換する場合に於いて、第5図に示す様
に2つの導波管1,2で誘電体基板3を挟込むこ
とにより実現している。
ところが第5図に示すものでは2つの導波管
1,2の両端面が全面に亘つた誘電体基板3によ
り隔離される為、導波管1と2とは電気的に不連
続な状態となつており、この不連続部分で、信号
の漏洩或は反射による損失が生じる。
斯かる不具合を解決するものとして第6図に示
す導波管の接続構造がある。
該接続構造は、2つの導波管5,6を一部に於
いて機械的に接続させ、この部分的な機械的接続
により、電気的には連続していると等価な効果を
得ようとするものである。即ち、導波管5,6の
いずれか一方、例えば6の端面に前記誘電体基板
3の板厚t及び板幅Wに等しい凹部を形成し、該
凹部と誘電体基板3を嵌込んだ状態で導波管5と
6とを接続するものであり、前記凹部の上下両縁
は導波管5,6の矩形開口の長辺縁よりlだけ離
れたものとし、且このlを誘電体内部の信号の半
波長、又は半波長の整数倍とする。而して、両導
波管5,6は前記長辺縁よりl≦の部分で機械的
に接続していることになり、導波管5,6の長辺
縁より誘電体基板3に沿つて外側(長辺縁に対し
て垂直方向)をみると、先端短絡の1/2波長線路
となるから、インピーダンスは0となり、導波管
5と6とは電気的に短絡しているのと等価、即ち
連続しているのと同じとなる。
[考案が解決しようとする課題] 然し、上記した従来の導波管接続構造では以下
に述べる問題がある。
第6図でも明らかな様に両導波管5,6がl≦
の部分で密着し、且誘電体基板3にも密着する為
には前記凹部の深さを該導電基板3の板厚に正確
に合致させる必要があり、又前記l寸法になる様
誘電体基板3の板幅、凹部の幅を高精度で仕上げ
なければならない。
この為、製作が難しく、且製作コストが高いと
いう問題があつた。
本考案は斯かる実情に鑑み、製作が容易で而も
電気的短絡状態が得られる導波管の接続構造を提
供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、2つの導波管を誘電体基板を挟み込
んで接続する導波管の接続構造に於いて、誘電体
基板の導波管開口部終縁より伝送信号の半波長の
任意の整数倍距離だけ導波管外側方向に離れた位
置に導通スルーホールを設けたことを特徴とする
ものである。
[作用] 2つの導波管は、スルーホールにより、電気的
導通が確保され、且スルーホールの設けられてい
る位置がインピーダンスが0となる位置であるの
で2つの導波管は電気的に短絡状態と等価にな
る。従つて、信号の漏洩或は反射による損失が防
止される。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
尚、第1図中、第5図中で示したものと同一の
ものには同符合を付してある。
導波管1,2の接続端面は第5図で示した従来
例と同様平坦仕上げがされており特別な加工はさ
れていない。
誘電体基板7の表面には、第2図斜線部で示す
導体パターン8が形成され、該導体パターン8は
導波管1,2の断面形状と同一形状となつてい
る。又、該誘電体基板7の導波管の開口の長辺縁
から伝送信号の半波長又はその任意の整数倍の距
離lだけ外側に向つて離れた位置で長辺縁の中央
位置に、誘電体基板7の両面の導体パターン8を
導通せしめる導通スルーホール9を設ける。
従つて、両導波管1,2を誘電体基板7を介し
て接続した場合、両導波管1,2は導通スルーホ
ール9により導通スルーホール9位置で短絡され
ることになる。
尚、TE10モードでの導波管内の電界分布は第
3図で示す様に、導波管の中央に電界が集中して
いる。従つて、この点を短絡すると短絡効果が顕
著であり、第2図で示した導体パターン8の全面
で短絡したのに近い効果が得られる。
又、短絡効果を仕上げる為スルーホールを導波
管1,2の開口長辺縁に平行な方向に長い長孔又
は矩形孔とするか、或いはスルーホールを複数設
けてもよい。
第4図は本考案をシングルエンドミキサに実施
した場合の導体パターン10を示している。
第4図中、11はミキサ用ダイオード、12は
低域フイルタを構成するストリツプライン回路で
ある。
導体パターン10に導波管から混合される2つ
の信号が入力し、これらは誘電体基板上のダイオ
ード11によつて結合し、混合される。混合出力
は低域フイルタ用のストリツプライン回路12を
通してとり出される。
尚、該実施例に於いても導波管1,2の連続性
はスルーホール9により保たれることはいうまで
もない。
[考案の効果] 以上述べた如く本考案によれば、誘電体基板を
介在させ導波管を接続する場合に於いて導波管に
対して特別な加工を施すことなく、簡単な構成に
より実現でき、マイクロ波回路の構成上、性能の
向上、コストの低域を図り得るという優れた効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は誘電体基板の導体パターンを示す図、第3図
は導波管内の電界分布を示す図、第4図は他の導
体パターンを示す図、第5図、第6図はそれぞれ
従来例を示す説明図である。 1,2は導波管、3は誘電体基板、5,6は導
波管、7は誘電体基板、8は導体パターン、9は
導通スルーホール、10は導体パターンを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 2つの導波管を誘電体基板を挟込んで接続す
    る導波管の接続構造に於いて、誘電体基板の導
    波管開口部周縁より伝送信号の半波長の任意の
    整数倍距離だけ導波管外側方向に離れた位置に
    導通スルーホールを設けたことを特徴とする導
    波管の接続構造。 2 誘電体基板上にマイクロ回路を構成した請求
    項第1項記載の導波管の接続構造。
JP17128588U 1988-12-29 1988-12-29 Expired JPH0434561Y2 (ja)

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JPH0292201U JPH0292201U (ja) 1990-07-23
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