JPH04345394A - テレビジョン信号の動き検出装置 - Google Patents

テレビジョン信号の動き検出装置

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JPH04345394A
JPH04345394A JP3146530A JP14653091A JPH04345394A JP H04345394 A JPH04345394 A JP H04345394A JP 3146530 A JP3146530 A JP 3146530A JP 14653091 A JP14653091 A JP 14653091A JP H04345394 A JPH04345394 A JP H04345394A
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JP
Japan
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JP3146530A
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Inventor
Hisayoshi Moriwaki
森脇 久芳
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばいわゆるブロッ
クマッチング法で画像の動きベクトル量を求めるような
動き検出系が設けられているテレビカメラ装置等に用い
て好適なテレビジョン信号の動き検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビカメラがパンニングすると
きのように画面全体が同一方向に移動する場合において
、この画像を静止画像とみなし、4フィールド周期でサ
ブサンプリングの位置をずらすことにより、データ量が
1/4に低減された画像データとともに、テレビカメラ
の動きを示す動きベクトルを伝送し、受信側において、
4フィールドの期間のデータを用いて1フィールドの画
面を再現するとともにメモリに一旦記憶し、該伝送され
てきた動きベクトルに応じて座標軸をずらして該メモリ
から静止画像を読み出すことにより動き補正を行うよう
な方法が知られている。このような動き補正に用いられ
る動きベクトルは1フィールドに1データあればよい。
【0003】上記動き補正を行う際に用いる動きベクト
ルは、主にいわゆるブロックマッチング法で検出される
。上記ブロックマッチング法は、表示画面を複数のブロ
ックに分割し、現フレームの注目ブロックと、前フレー
ムの注目ブロック及びその近傍のブロックとのフレーム
差を求め、このフレーム差の絶対値から、画像間におけ
る相関の強さを検出する方法である。上記フレーム差は
、例えば前フレームの注目ブロックの空間的中心画素(
代表点)と現フレームの注目ブロックに含まれる画素の
各々との差である。この差の絶対値を1画面の4つのブ
ロック毎に積算することにより、各ブロック毎のフレー
ム差積分データのテーブルが求められる。このフレーム
差積分テーブル中の最小値がそのブロックの動きベクト
ルとして検出される。
【0004】上記動きベクトルとして検出されるフレー
ム差積分テーブル中の最小値は、現フレームのブロック
の画素データをan,m (n=0〜N−1,m=0〜
M−1)、前フレームのブロックの画素データをbn,
m として以下の数3及び数4に基づいて演算される。
【数  2】
【数  3】
【0005】このような演算を用いるブロックマッチン
グ法により、動きベクトル検出を行うテレビジョン信号
の動き検出装置を図4に示す。なお、この図4に示すテ
レビジョン信号の動き検出装置は、3(水平方向)×3
(垂直方向)の計9画素の現在フレームの画素データ(
ブロック)及び9画素の前フレームの画素データ(ブロ
ック)に対して上記演算を行いその差分を検出する、い
わゆる2次元構造を有している。この図4において、第
1の差分絶対値和検出回路57の現在フレームデータ入
力端子51には現在フレームの第0ラインの第0番目の
画素データa00〜第2番目の画素データa02が、図
5(a)に示す時刻t13〜時刻t16の間に順に供給
される。また、第2の差分絶対値和検出回路58の現在
フレームデータ入力端子52には、上記現在フレームの
第1ラインの第0番目の画素データa10〜第2番目の
画素データa12が、図5(b)に示す時刻t13〜時
刻t16の間に順に供給される。また、第3の差分絶対
値和検出回路59の現在フレームデータ入力端子53に
は上記現在フレームの第2ラインの第0番目の画素デー
タa20〜第2番目の画素データa22が、図5(c)
に示す時刻t13〜時刻t16の間に順に供給される。
【0006】上記第1の差分絶対値和検出回路57の前
フレームデータ入力端子54には、前フレームの第0ラ
インの第0番目の画素データb00〜第2番目の画素デ
ータb02及び次に処理しようとする9個の画素データ
のうち第3番目の画素データb03〜第4番目の画素デ
ータb04が、図5(d)に示す時刻t11〜時刻t1
6の間に順に供給される。また、上記第2の差分絶対値
和検出回路58の前フレームデータ入力端子55には、
上記前フレームの第1ラインの第0番目の画素データb
10〜第2番目の画素データb12及び次に処理しよう
とする9個の画素データのうち第3番目の画素データb
13〜第4番目の画素データb14が、図5(e)に示
す時刻t11〜時刻t16の間に順に供給される。また
、上記第3の差分絶対値和検出回路59の前フレームデ
ータ入力端子56には、上記前フレームの第2ラインの
第0番目の画素データb20〜第2番目の画素データb
22及び次に処理しようとする9個の画素データのうち
第3番目の画素データb23〜第4番目の画素データb
24が、図5(f)に示す時刻t11〜時刻t16の間
に順に供給される。
【0007】上記第1の差分絶対値和検出回路57にお
いて、上記現在フレームデータ入力端子51に供給され
た上記現在フレームの第0ラインの第0番目の画素デー
タa00〜第2番目の画素データa02は、それぞれ順
に第1の絶対値回路60〜第3の絶対値回路62に供給
される。一方、上記前フレームデータ入力端子54に供
給された上記前フレームの第0ラインの第0番目の画素
データb00〜第4番目の画素データb04は、それぞ
れ順に上記第1の絶対値回路60に直接供給され、また
、第1の遅延回路63により1画素分の遅延が施されて
上記第2の絶対値回路61に供給されるとともに、第2
の遅延回路64によりさらに1画素分(計2画素分)の
遅延が施され上記第3の絶対値回路62に供給される。
【0008】上記第1の絶対値回路60は、上記入力端
子51を介して順に供給される上記現在フレームの第0
ラインの第0番目の画素データa00〜第2番目の画素
データa02から、同じく順に供給される上記前フレー
ムの第0ラインの第0番目の画素データb00〜第4番
目の画素データb04を減算処理しこの差分の絶対値を
求め、これを第1の差分絶対値データとして加算器65
に供給する。上記加算器65は、上記新たに供給される
第1の差分絶対値データと、遅延回路68を介して供給
される前の第1の差分絶対値データとを加算処理し、こ
れを第1の差分絶対和データとして第1の加算器71に
供給する。
【0009】上記第2の絶対値回路61は、上記入力端
子51を介して順に供給される上記現在フレームの第0
ラインの第0番目の画素データa00〜第2番目の画素
データa02から、同じく順に供給される上記第1の遅
延回路63により1画素分の遅延が施された前フレーム
の第0ラインの第0番目の画素データb00〜第4番目
の画素データb04を減算処理しこの差分の絶対値を求
め、これを第2の差分絶対値データとして加算器66に
供給する。上記加算器66は、上記新たに供給される第
2の差分絶対値データと、遅延回路69を介して供給さ
れる前の第2の差分絶対値データとを加算処理し、これ
を第2の差分絶対値和データとして第2の加算器72に
供給する。
【0010】上記第3の絶対値回路62は、上記入力端
子51を介して順に供給される上記現在フレームの第0
ラインの第0番目の画素データa00〜第2番目の画素
データa02から、同じく順に供給される上記第2の遅
延回路64により上記2画素分の遅延が施された前フレ
ームの第0ラインの第0番目の画素データb00〜第4
番目の画素データb04を減算処理しこの差分の絶対値
を求め、これを第3の差分絶対値データとして加算器6
7に供給する。上記加算器67は、上記新たに供給され
る第3の差分絶対値データと、遅延回路70を介して供
給される前の第3の差分絶対値データとを加算処理し、
これを第3の差分絶対値和データとして第3の加算器7
3に供給する。
【0011】上記第2の差分絶対値和検出回路58も、
上記第1の差分絶対値和検出回路57と同様の動作を、
現在フレームの第1ラインの第0番目〜第3番目の画素
データa10〜a12及び前フレームの第1ラインの第
0番目〜第4番目の画素データb10〜b14について
行い、上記第1〜第3の差分絶対値和データを生成し、
これらをそれぞれ上記第1〜第3の加算器71〜73に
供給する。
【0012】上記第3の差分絶対値和検出回路59も、
上記第1の差分絶対値和検出回路57と同様の動作を、
現在フレームの第2ラインの第0番目〜第3番目の画素
データa10〜a12及び前フレームの第2ラインの第
0番目〜第4番目の画素データb10〜b14について
行い、上記第1〜第3の差分絶対値和データを生成し、
これらをそれぞれ上記第1〜第3の加算器71〜73に
供給する。
【0013】上記第1の加算器71は、上記第1〜第3
の差分絶対値和検出回路57〜59からそれぞれ供給さ
れる第1の差分絶対値和データを加算処理する。そして
、これを図5(g)に示す時刻t16〜時刻t17間に
複合差分絶対値和データΔ02として、最小値検出回路
74内の第1の比較器75及び第1のセレクタ76に供
給する。
【0014】上記第2の加算器72は、上記第1〜第3
の差分絶対値和検出回路57〜59からそれぞれ供給さ
れる第2の差分絶対値和データを加算処理する。そして
、これを図5(h)に示す時刻t16〜時刻t17間に
複合差分絶対値和データΔ01として、最小値検出回路
74内の第1の比較器75及び第1のセレクタ76に供
給する。
【0015】上記第3の加算器73は、上記第1〜第3
の差分絶対値和検出回路57〜59からそれぞれ供給さ
れる第3の差分絶対値和データを加算処理する。そして
、これを図5(i)に示す時刻t16〜時刻t17間に
複合差分絶対値和データΔ00として、最小値検出回路
74内の第2の比較器77及び第2のセレクタ78に供
給する。なお、上記複合差分絶対値和データΔ00は、
上記複合差分絶対値和データΔ01よりも大きく、また
、上記複合差分絶対値和データΔ02よりも小さいこと
とする(Δ01>Δ00>Δ02)。
【0016】上記第1のセレクタ75は、供給される上
記複合差分絶対値和データΔ02と、上記複合差分絶対
値和データΔ01とを比較し、値の小さい方である該複
合差分絶対値和データΔ02の選択を指示する指示デー
タを上記第1のセレクタ76に供給する。上記第1のセ
レクタ76は、この指示データに従って、供給される上
記複合差分絶対値和データΔ02及び上記複合差分絶対
値和データΔ01の中から、該複合差分絶対値和データ
Δ02を選択し、これを上記第2の比較器77及び上記
第2のセレクタ78に供給する。
【0017】上記第2の比較器77は、供給される上記
複合差分絶対値和データΔ00及び上記複合差分絶対値
和データΔ02を比較し、値の小さい方である複合差分
絶対値和データΔ02の選択を指示する指示データを上
記第2のセレクタ78に供給する。上記第2のセレクタ
78は、この指示データに従って、供給される上記複合
差分絶対値和データΔ02及び上記複合差分絶対値和デ
ータΔ00の中から、該複合差分絶対値和データΔ02
を選択し、これを最小値データとして図5(j)に示す
ように時刻t16〜時刻t17間に出力端子79を介し
て出力する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
テレビジョン信号の動き検出装置は、上記第1〜第3の
差分絶対値和検出回路57〜58の計3つの回路を設け
、各回路でいわゆる偏位毎に、現在フレームの画素デー
タと前フレームの画素データとの差分の絶対値の和を求
める演算をパラレルに行うため、該演算量が膨大なもの
となっていた。また、上記パラレルに演算を行い出力さ
れた上記差分の絶対値の和をそれぞれ比較して最小のも
のを求めるため、この最小値を検出する最小値検出回路
74として、2個の比較器(第1の比較器75,第2の
比較器77)及び2個のセレクタ(第1のセレクタ76
,第2のセレクタ78)が必要となり、回路規模が大き
くなるうえ配線が複雑になり、コスト高となっていた。 なお、上述した従来の回路構成以外のものとして、例え
ば高速クロックを用い多重化したようなものもあるが、
この場合、例えば30MHZ以上のかなり高い高速クロ
ックか必要となるうえ、パイプライン処理あるいは高性
能プロセスの必要があり、回路構成が複雑になるうえ、
かなり無理な制御を必要とする。
【0019】本発明は上述の課題に鑑みてなされたもの
であり、上記差分の絶対値の和を求める演算量を少なく
することができ、データのパイプライン処理を行うこと
ができるうえ、上記最小値検出回路の簡略化を図りコス
トダウンを実現することができるようなテレビジョン信
号の動き検出装置の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、1つの画面を
分割して形成された複数の領域毎に、前フレームの画素
データと現在フレームの画素データとの差分の絶対値の
和を求め、この求めた絶対値の和の中から値が最小のも
のを選択して出力するようなテレビジョン信号の動き検
出装置であって、上記前フレームの画素データと現在フ
レームの画素データとの差分の絶対値の和を求める手段
として有限インパルス応答フィルタを有し、上記有限イ
ンパルス応答フィルタは、現在フレームのブロックの画
素データをan,m 、前フレームのブロックの画素デ
ータをbn+i,m+j 、出力映像データをyi,j
 として、
【数  4】 なる数1に示す演算を行うことを特徴とし、また、供給
される最小値データに所定時間の遅延を施し出力する遅
延手段と、上記有限インパルス応答フィルタからの出力
データ及び上記遅延手段からの最小値データが供給され
る1つの比較手段と、上記有限インパルス応答フィルタ
からの出力データ及び上記遅延手段からの最小値データ
が供給され、上記比較手段からの比較データに応じて該
供給される有限インパルス応答フィルタからの出力デー
タ又は上記遅延手段からの最小値データのうち、いずれ
か値の小さい方のデータを選択し、これを最小値データ
として上記遅延手段に供給する選択手段とからなり、上
記遅延手段からの出力を、検出した最小値データとして
出力する最小値検出手段を設けたことを特徴として上述
の課題を解決する。
【0021】
【作用】本発明に係るテレビジョン信号の動き検出装置
は、現在フレームの画素データと前フレームの画素デー
タとの差分の絶対値の和を求める演算を行う手段として
有限インパルス応答フィルタを用い、以下の数1に示す
演算を行う。
【数  5】 また、上記有限インパルス応答フィルタから得られた上
記差分の絶対値の和の中から最小値を求める最小値検出
手段として、供給される最小値データに所定時間の遅延
を施し出力する遅延手段と、上記有限インパルス応答フ
ィルタからの出力データ及び上記遅延手段からの最小値
データが供給される1つの比較手段と、上記有限インパ
ルス応答フィルタからの出力データ及び上記遅延手段か
らの最小値データが供給され、上記比較手段からの比較
データに応じて該供給される有限インパルス応答フィル
タからの出力データ又は上記遅延手段からの最小値デー
タのうち、いずれか値の小さい方のデータを選択し、こ
れを最小値データとして上記遅延手段に供給する選択手
段とで構成する。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係るテレビジョン信号の動き
検出装置の実施例について図面を参照しながら説明する
。なお、本発明に係るテレビジョン信号の動き検出装置
は、1つの画面を例えば図3(a)のブロック31〜ブ
ロック34に示すように4つのブロックに分割し、該ブ
ロック毎に、ブロック内における同図(b)に示す現在
フレームの3(水平方向)×3(垂直方向)の計9つの
画素データa00〜a22と、同図(c)に示す9つの
前フレームの画素データb00〜b22及びその近傍の
画素データb03〜b24を用いて、該現在フレームの
画素データと前フレームの画素データとの差分の絶対値
の和を求め、この求めた差分の絶対値の和の中から値が
最小のものを選択して出力するような、いわゆるブロッ
クマッチング法を用いて動きベクトルデータを検出して
いる。
【0023】このような、ブロックマッチング法におけ
る差分の絶対値の和は、通常は、以下の数2に示す数式
で求められる。
【数  6】
【0024】ここで、2次元の有限インパルス応答フィ
ルタにおいて、入力をan,m 及びbn+i,m+j
 、出力をyとすると差分の絶対値の和は以下の数1に
示す数式で求められる。
【数  7】
【0025】上記数1と数2とを比較すると演算子以外
は全く同一である。このため、ブロックマッチングの評
価式のハードウェアとして有限インパルス応答フィルタ
を用いることができる。
【0026】すなわち、本発明に係るテレビジョン信号
の動き検出装置は、図1に示すように、例えば3つのい
わゆる2次元有限インパルス応答フィルタである第1〜
第3の有限インパルス応答フィルタ1〜3、該第1〜第
3の有限インパルス応答フィルタ1〜3からの出力デー
タを加算処理する複合絶対値和回路18及び最小値検出
手段である最小値検出回路23等で構成されている。上
記最小値検出回路23は、供給される最小値データに所
定時間の遅延を施し出力する遅延手段である遅延回路2
0と、上記各有限インパルス応答フィルタ1〜3からの
出力データを加算処理する複合絶対値和回路18からの
複合絶対値和データ及び上記遅延回路20からの最小値
データが供給される1つの比較手段である比較器19と
、上記複合絶対値和データ及び上記遅延回路20からの
最小値データが供給され、上記比較器19からの比較デ
ータに応じて該供給される複合絶対値和データ又は上記
遅延回路20からの最小値データのうち、いずれか値の
小さい方のデータを選択し、これを最小値データとして
上記遅延回路20に供給する選択手段である1つのセレ
クタ21とからなっている。
【0027】次に動作説明をする。図1に示す第1の有
限インパルス応答フィルタ1の現在フレームデータ入力
端子7,8,9には、例えば上記図3(b)に示す現在
フレームの画素データのうち第0ラインの第0番目の画
素データa00,第1番目の画素データa01,第2番
目の画素データa02がそれぞれ供給される。また、前
フレームデータ入力端子4には、図3(c)に示す前フ
レーム画素データのうち第0ラインの第0番目〜第4番
目の画素データb00〜b04が、図2(a)の時刻t
1〜時刻t6に示すように順に供給される。上記第2の
有限インパルス応答フィルタ2の図示しない現在フレー
ムデータ入力端子には、上記図3(b)に示すデータ処
理を行うブロックの現在フレームの画素データのうち第
1ラインの第0番目の画素データa10,第1番目の画
素データa11,第2番目の画素データa12がそれぞ
れ供給される。また、前フレームデータ入力端子5には
、図3(c)に示す前フレーム画素データのうち第1ラ
インの第0番目〜第4番目の画素データb10〜b14
が、図2(b)の時刻t1〜時刻t6に示すように順に
供給される。上記第3の有限インパルス応答フィルタ3
の図示しない現在フレームデータ入力端子には、上記図
3(b)に示すデータ処理を行うブロックの現在フレー
ムの画素データのうち第2ラインの第0番目の画素デー
タa20,第1番目の画素データa21,第2番目の画
素データa22がそれぞれ供給される。また、前フレー
ムデータ入力端子6には、図3(c)に示す前フレーム
画素データのうち第2ラインの第0番目〜第4番目の画
素データb20〜b24が、図2(c)の時刻t1〜時
刻t6に示すように順に供給される。
【0028】上記第1の有限インパルス応答フィルタ1
において、現在フレームデータ入力端子7〜9にそれぞ
れ供給された上記第0ラインの各画素データa00〜a
02は、それぞれ第1〜第3の絶対値回路10〜12に
供給される。一方、上記前フレームデータ入力端子4は
、上記第1〜第3の絶対値回路10〜12に接続されて
おり、該前フレームデータ入力端子4に供給された上記
図3(c)に示す前フレームの第0ラインの第0番目の
画素データb00〜第4番目の画素データb04は、順
に該第1〜第3の絶対値回路10〜12に供給される。 上記第1の絶対値回路10は、供給される現在フレーム
の第0ラインの第0番目の画素データa00から前フレ
ームの第0ラインの第0番目の画素データb00を減算
処理しこの減算値の絶対値を求め第1の絶対値データを
生成し、次に上記画素データa00から前フレームの第
1番目の画素データb01を減算処理しこの減算値の絶
対値を求め第2の絶対値データを生成し、次に上記画素
データa00から前フレームの第2番目の画素データb
02を減算処理しこの減算値の絶対値を求め第3の絶対
値データを生成し、次に上記画素データa00から前フ
レームの第3番目の画素データb03を減算処理しこの
減算値の絶対値を求め第4の絶対値データを生成し、次
に上記画素データa00から前フレームの第4番目の画
素データb04を減算処理しこの減算値の絶対値を求め
第5の絶対値データを生成する。これら、第1〜第5の
絶対値データは、第1の遅延回路13に順に供給され、
それぞれ1画素分の遅延が施され第1の加算器14に順
に供給される。
【0029】上記第2の絶対値回路11も上記第1の絶
対値回路10と同様に、供給される現在フレームの第0
ラインの第1番目の画素データa01から前フレームの
第0ラインの第0番目の画素データb00〜第4番目の
画素データb04を順に減算処理し、この減算値の絶対
値をそれぞれ求め第6〜第10の絶対値データとして上
記第1の加算器14に供給する。
【0030】また、上記第3の絶対値回路12も上記第
1の絶対値回路10と同様に、供給される現在フレーム
の第0ラインの第2番目の画素データa02から前フレ
ームの第0ラインの第0番目の画素データb00〜b0
4を順に減算処理し、この減算値の絶対値をそれぞれ求
め第11〜第15の絶対値データとして第2の加算器1
6に供給する。
【0031】上記第1の加算器14は、供給される上記
第1の絶対値データ及び第6の絶対値データ、第2の絶
対値データ及び第7の絶対値データ、第3の絶対値デー
タ及び第8の絶対値データ、第4の絶対値データ及び第
9の絶対値データ、第5の絶対値データ及び第10の絶
対値データをそれぞれ加算処理し、これを第1〜第5の
絶対値和データとして遅延回路15に供給する。上記遅
延回路15は、供給される上記第1〜第5の絶対値和デ
ータに1画素分の遅延を施し、これらを第2の加算器1
6に供給する。
【0032】上記第2の加算器16は、供給される上記
第1の絶対値和データ及び第11の絶対値データ、第2
の絶対値和データ及び第12の絶対値データ、第3の絶
対値和データ及び第13の絶対値データ、第4の絶対値
和データ及び第14の絶対値データ、第5の絶対値和デ
ータ及び第15の絶対値データをそれぞれ加算処理し、
これを第6〜第10の絶対値和データとして1画素分の
遅延を施す第3の遅延回路17を介してそれぞれ複合絶
対値和回路18に供給する。
【0033】上記第2の有限インパルス応答フィルタ2
も、上記第1の有限インパルス応答フィルタ1と同様の
動作を、現在フレームの第1ラインの第0番目〜第3番
目の画素データa10〜a13及び前フレームの第1ラ
インの第0番目〜第4番目の画素データb10〜b14
について行い、各絶対値和データを上記複合絶対値和回
路18にそれぞれ供給する。
【0034】上記第3の有限インパルス応答フィルタ3
も、上記第1の有限インパルス応答フィルタ1と同様の
動作を、現在フレームの第2ラインの第0番目〜第3番
目の画素データa10〜a13及び前フレームの第2ラ
インの第0番目〜第4番目の画素データb10〜b14
について行い、各絶対値和データを上記複合絶対値和回
路18にそれぞれ供給する。
【0035】このように、いわゆるブロックマッチング
法を用いるテレビジョン信号の動き検出装置において、
現在フレーム画素データと前フレームの画素データとの
差分の絶対値を求める部分を上記有限インパルス応答フ
ィルタを用いることにより、同じ回路を用いて設計する
ことができ、回路設置面積等を縮小でき回路設計等を容
易にすることができる。また、上記有限インパルス応答
フィルタからの出力は、上記複合絶対値和回路18にの
み供給されるようになっているため、配線量を減らすこ
とができローコスト化を図ることができる。
【0036】上記複合絶対値和回路18は、上記第1〜
第3の有限インパルス応答フィルタ1〜3からそれぞれ
供給される3ライン分の絶対値和データ(差分の絶対値
データ)を加算処理し、図2(d)の時刻t4〜時刻t
7に示すように3つの複合絶対値和データΔ00,Δ0
1,Δ02を出力する。なお、上記複合絶対値和データ
Δ00は、上記複合絶対値和データΔ01よりも小さく
上記複合絶対値和データΔ02よりも大きいものとする
(Δ01>Δ00>Δ02)。上記複合絶対値和データ
Δ00は、比較器19及びセレクタ21に供給される。
【0037】上記比較器19は、上記複合絶対値和デー
タΔ00の選択を指示する指示データを上記セレクタ2
1に供給する。上記セレクタ21は、上記比較器19か
らの指示データに従って複合絶対値和データΔ00を選
択する。これにより、上記複合絶対値和データΔ00が
最小値データとして遅延回路20に供給される。上記最
小値データとして遅延回路20に供給された複合絶対値
和データΔ00は、1画素分の遅延が施され、図2(e
)に示す時刻t5〜時刻t6の間に出力端子22を介し
て出力されるとともに、上記比較器19及びセレクタ2
1に供給される。
【0038】次に、上記比較器19は、上記最小値デー
タとして供給された複合絶対値和データΔ00と、上記
複合絶対値和回路18から新たに供給される上記複合絶
対値和データΔ01とを比較する。上述のように、上記
複合絶対値和データΔ00は、上記複合絶対値和データ
Δ01よりも小さいため、上記比較器19は、該複合絶
対値和データΔ00の選択を指示する指示データを上記
セレクタ21に供給する。上記セレクタ21には、上記
最小値データとして複合絶対値和データΔ00及び新た
に複合絶対値和データΔ01が供給されている。上記セ
レクタ21は、上記比較器19からの指示データに応じ
て複合絶対値和データΔ00を選択し、これを最小値デ
ータとして上記遅延回路20に供給する。上記遅延回路
20は、最小値データとして供給される複合絶対値和デ
ータΔ00に所定時間の遅延を施し出力する。上記遅延
回路20から出力された複合絶対値和データΔ00は、
最小値データとして図3(e)に示す時刻t6〜時刻t
7間に出力端子22を介して出力されるとともに、再び
比較器19及びセレクタ21に供給される。
【0039】次に、上記比較器19は、上記最小値デー
タとして供給された複合絶対値和データΔ00と、上記
複合絶対値和回路18から新たに供給される上記複合絶
対値和データΔ02とを比較する。上述のように、上記
複合絶対値和データΔ02は、上記複合絶対値和データ
Δ00よりも小さいため、上記比較器19は、該複合絶
対値和データΔ02の選択を指示する指示データを上記
セレクタ21に供給する。上記セレクタ21には、上記
最小値データとして複合絶対値和データΔ00及び新た
に複合絶対値和データΔ02が供給されている。上記セ
レクタ21は、上記比較器19からの指示データに応じ
て複合絶対値和データΔ02を選択し、これを最小値デ
ータとして上記遅延回路20に供給する。上記遅延回路
20は、最小値データとして供給される複合絶対値和デ
ータΔ02に1画素分の遅延を施し出力する。上記遅延
回路20から出力された複合絶対値和データΔ02は、
最小値データとして図3(e)に示す時刻t7〜時刻t
8間に出力端子22を介して出力されるとともに、再び
比較器19及びセレクタ21に供給される。
【0040】以上の説明から明らかなように、本発明に
係るテレビジョン信号の動き検出装置は、現在フレーム
画素データと前フレームの画素データとの差分の絶対値
を求める部分を、上記有限インパルス応答フィルタを用
いることにより、同じ回路を用いて設計することができ
、回路設置面積等を縮小でき回路設計等を容易にするこ
とができる。また、上記有限インパルス応答フィルタか
らの出力は、上記複合絶対値和回路18にのみ供給され
るようになっているため、配線量を減らすことができロ
ーコスト化を図ることができる。また、上記有限インパ
ルス応答フィルタから出力される差分の絶対値は、シリ
アルに出力されるため、該得られた差分の絶対値の中か
ら最小値を選択して出力する場合、比較器19及びセレ
クタ21をそれぞれ1個づつ設ければよく、配線量を減
らすことができ、回路構成の簡略化及びローコスト化を
図ることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係るテレビジョン信号の動き検
出装置は、前フレームの画素データと現在フレームの画
素データとの差分の絶対値の和を求める手段として有限
インパルス応答フィルタを設け、該有限インパルス応答
フィルタに、現在フレームのブロックの画素データをa
n,m 、前フレームのブロックの画素データをbn+
i,m+j 、出力映像データをyi,j として、

数  8】 なる数1に示す演算を行わせる構成とすることにより、
同じ回路を用いて設計することができるうえ、配線量を
減らすことができ、回路設置面積の縮小化及び回路設計
等の容易化を図ることができる。また、上記有限インパ
ルス応答フィルタから得られた差分の絶対値の和は、シ
リアルに出力されるため、該得られた差分の絶対値の和
のうち最小のものを選択して出力する最小値検出手段を
、1つの比較手段及び1つの選択手段及び1つの遅延回
路という簡単な回路で構成することができ、回路設置面
積等を縮小できるうえローコスト化を図ることができる
【図面の簡単な説明】
【図  1】本発明に係るテレビジョン信号の動き検出
装置のブロック図である。
【図  2】本発明に係るテレビジョン信号の動き検出
装置の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図  3】ブロックマッチング法を説明するための概
略図である。
【図  4】従来のテレビジョン信号の動き検出装置の
ブロック図である。
【図  5】従来のテレビジョン信号の動き検出装置の
動作を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・第1の有限インパルス応
答フィルタ 2・・・・・・・・・・・・・第2の有限インパルス応
答フィルタ 3・・・・・・・・・・・・・第3の有限インパルス応
答フィルタ 4〜6・・・・・・・・・・・前フレームデータ入力端
子 7〜9・・・・・・・・・・・現在フレームデータ入力
端子 10・・・・・・・・・・・・第1の絶対値回路11・
・・・・・・・・・・・第2の絶対値回路12・・・・
・・・・・・・・第3の絶対値回路13・・・・・・・
・・・・・第1の遅延回路14・・・・・・・・・・・
・第1の加算器15・・・・・・・・・・・・第2の遅
延回路16・・・・・・・・・・・・第2の加算器17
・・・・・・・・・・・・第3の遅延回路18・・・・
・・・・・・・・複合絶対値和回路19・・・・・・・
・・・・・比較器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  1つの画面を分割して形成された複数
    の領域毎に、前フレームの画素データと現在フレームの
    画素データとの差分の絶対値の和を求め、この求めた絶
    対値の和の中から値が最小のものを選択して出力するよ
    うなテレビジョン信号の動き検出装置であって、上記前
    フレームの画素データと現在フレームの画素データとの
    差分の絶対値の和を求める手段として有限インパルス応
    答フィルタを有し、上記有限インパルス応答フィルタは
    、現在フレームのブロックの画素データをan,m 、
    前フレームのブロックの画素データをbn+i,m+j
     、出力映像データをyi,j として、 【数  1】 なる数1に示す演算を行うことを特徴とするテレビジョ
    ン信号の動き検出装置。
  2. 【請求項2】  供給される最小値データに所定時間の
    遅延を施し出力する遅延手段と、上記有限インパルス応
    答フィルタからの出力データ及び上記遅延手段からの最
    小値データが供給される1つの比較手段と、上記有限イ
    ンパルス応答フィルタからの出力データ及び上記遅延手
    段からの最小値データが供給され、上記比較手段からの
    比較データに応じて該供給される有限インパルス応答フ
    ィルタからの出力データ又は上記遅延手段からの最小値
    データのうち、いずれか値の小さい方のデータを選択し
    、これを最小値データとして上記遅延手段に供給する選
    択手段とからなり、上記遅延手段からの出力を、検出し
    た最小値データとして出力する最小値検出手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のテレビジョン信号の動
    き検出装置。
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