JPH0434487A - 廃棄トナー回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、複写装置やプリンタ等の画像形成装置におけ
る廃棄トナー回収装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、感光体などの静電潜像担持体上に形成した静電潜
像を現像して得られた顕像を転写材に転写するようにし
た画像形成装置において、静電潜像担持体上に残留した
廃棄トナーをクリーニングブレードにて掻き取り、この
廃棄トナーを回収容器に投入して回収するようにしたも
のが知られている。

このように廃棄トナーを回収容器に投入した場合、廃棄
トナーが回収容器内で投入口直下を頂上とする山状に堆
積して廃棄トナーの収容容量が少なくなったり、充満検
出センサを山の斜面の外側に配置した場合には検出前に
廃棄トナーが投入口から溢れる等の問題がある。そこで
、このような問題を解消する手段として、例えば特開昭
５６５７０７６号公報にはカセット等の移動可能な部材
に設けた突起にて振動を発生させ、その振動を廃棄トナ
ー回収容器に伝達して廃棄トナーを略水平状に堆積させ
るようにしたものが開示されている。

又、特開昭５７−８５７４号公報には廃棄トナー回収容
器内で水平揺動する部材にて廃棄トナーを均すようにし
たものが開示されている。

又、特開昭５９−１５８１６５号公報には廃棄トナー回
収容器の投入口を長孔とし、廃棄トナー回収容器を長孔
に沿った方向に往復移動させることによって均一に分布
させるようにしたものが開示されている。

（発明が解決しようとする課題） ところが、廃棄トナー回収容器に振動を与えてトナーを
略水平状に堆積させるようにしたものでは、廃棄トナー
を完全に水平状態に堆積させることはできず、投入口直
下部分が高く堆積するため、投入口を回収容器の中央部
に設けないと十分に収容効率を高めることができず、そ
のために廃棄トナー回収容器の配置スペースに制約を受
けるという問題があった。

又、揺動部材にてトナーを均すようにしたものでは、廃
棄トナー回収容器内に水平揺動可能な部材を設ける必要
があり、構成が複雑になり、動作機構の安定性に問題が
あり、又廃棄トナーが振動等にて圧密されないために収
容効率を高めることができないという問題がある。

又、廃棄トナー回収容器を長孔の投入口に沿って往復移
動させるものでは長孔方向に連続した山状に堆積するだ
けであり、また振動等にて圧密されないため、収容効率
を十分に高めることができないという問題があった。

本発明は上記従来の問題点に鑑み、廃棄トナー回収容器
の投入口を任意位置に配置しても収容効率を高めること
ができる廃棄トナー回収装置を提供することを目的とす
る。

（課題を解決するための手段） 本発明の廃棄トナー回収装置は、上記目的を達成するた
め、静電潜像担持体の表面から除去された廃棄トナーの
投入口を有する廃棄トナー回収容器と、この廃棄トナー
回収容器を往路と復路で異なった加速度で往復移動させ
る手段とを備えたことを特徴とする。

（作　用） 本発明の上記構成によると、投入口から廃棄トナー回収
容器内に投入された廃棄トナーは、廃棄トナー回収容器
の往復移動によって揺すられて重力と加速度にて圧密さ
れるため収容効率を高めることができ、かつ廃棄トナー
が加速度の大きい方向に偏った位置に堆積するため投入
口の位置を任意に設定しても廃棄トナーを投入口から遠
い方から順次堆積させることができ、収容効率を低下さ
せることなく廃棄トナー回収容器の配置スペースを任意
に設定することができる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図を参照して説
明する。

第１図において、１は感光ドラムであり、感光ドラムフ
レーム２にて回転可能に支持されている。

この感光ドラム１の周囲には帯電手段、露光手段、現像
手段、転写手段等（図示せず）が配置され、感光ドラム
１上に帯電手段と露光手段にて静電潜像を形成し、現像
手段にて現像して転写手段にて転写材上に転写するよう
に構成されている。そして、転写手段と帯電手段の間に
、転写後に感光ドラム１の表面に残留したトナーを掻き
取って除去するクリーニングブレード３を備えたクリー
ナユニット４が配設されている。クリーナユニット４は
、クリーニングブレード３で掻き取った廃棄トナーを収
集して感光ドラム１の軸心方向の適当箇所に配置された
廃棄トナー回収容器５の投入口５ａに向かって搬送する
搬送手段４ａを有している。

廃棄トナー回収容器５は、トレイ状の保持ガイド６内に
収納保持されている。保持ガイド６の一側壁には水平方
向に短寸の一対の長孔７ａ、７ｂが形成され、これら長
孔７ａ、７ｂに感光ドラムフレーム２に皿ネジ８にて固
定された段付カラー９が摺動可能に係合されて保持ガイ
ド６が水平方向に往復移動自在に支持されている。この
保持ガイド６の移動方向の一端面に、タイミングローラ
軸１０に固定されたカム１１が係合されている。

カム１１は、第４図に詳細に示すように、外周のカム面
に回転半径Ｒｆｆ１ａｘからＲｍ　ｉ　ｎに急変する段
差ｄが形成されている。又、保持ガイド６から感光ドラ
ムフレーム２に形成された窓１２を貫通するように突設
された突起１３と一方の段付カラー９を固定する皿ネジ
８との間に引張バネ１４が掛けられ、保持ガイド６がカ
ム１１に向かつて付勢されている。

カム１１を固定したタイミングローラ軸１０は上部本体
フレーム１５ａに取付けられており、画像形成時に感光
ト′ラムｌ上の画像先端と同期して転写部に転写材を供
給するように、画像形成開始時には停止しており、供給
された転写材を一旦止めてループを形成させた後感光ド
ラム１上の画像と同期して回転を始め、転写材の通過後
も暫く回転を続けてから停止するように駆動制御されて
いる。

又、保持ガイド６の水平方向の往復移動を滑らかにする
ため、保持ガイド６の段付カラー７ａ。

７ｂにて支持された一側壁とは反対側端部の下面を支持
するコロユニット１６が下部本体フレーム１５ｂにネジ
止め固定されている。

廃棄トナー回収容器５は、第１図〜第３図に示すように
、その移動方向に対して片側に偏った位置の上部にゆる
やかな傾斜絞り部５ｂを介して投入口５ａが設けられ、
かつこの投入口５ａの移動方向と直交する方向の一側は
傾斜絞り部５ｂに代えて所定幅の膨出部５Ｃが形成され
ている。この膨出部５ｃの両側には互いに対向してＬＥ
Ｄ１７と光センサ１８が配設され、ＬＥＤ１７の光が膨
出部５ｃを貫通して光センサ１８に入射するように構成
されている。従って、膨出部５Ｃ内に廃棄トナーが溜ま
ってＬＥＤ１７の光が遮られると、光センサ１８の出力
が低下し、廃棄トナーが回収容器５内に充満したことが
検出される。

以上の構成において、感光ドラム１上に画像が形成され
、転写材がタイミングローラにて画像先端と同期して転
写部に送り込まれる度に、タイミングローラ軸１０の回
転により段差ｄを有するカム１１が回転駆動され、この
カム１１に廃棄トナー回収容器５を保持した保持ガイド
６が引張ハネ１４にて押し付けられているため、カム１
１の１回転毎に廃棄トナー回収容器５が往復移動され、
かつその往路と復路、即ち引張ハネ１４に抗して第１図
の右方向に移動する工程と、カム１１の段差ｄの部分で
保持ガイド６に対向して引張バネ１４の付勢−力にて左
方向に移動する工程との間では、カム１１のカム形状に
よって生ずる加速度に比べて引張ハネ１４の付勢力によ
って生ずる加速度の方が大きく、両工程間での加速度が
大きく異なるため、廃棄トナー回収容器５内に投入され
た廃棄トナーは加速度の大きい方向、即ちカム１１の配
置された一側方向に偏って順次堆積され、第２図に仮想
線で示すように投入口５ａから遠い側が高くなるように
順次堆積されて行き、投入口５ａが偏って配置されてい
ても廃棄トナー回収容器５の収容効率を高くできる。又
、廃棄トナー回収容器５が往復移動して投入された廃棄
トナーが揺すられるために、重力と加速度にて圧密され
、収容効率が高くなる。

こうして、廃棄トナー回収容器５内に廃棄トナーが順次
溜められ、充満状態に近づくと膨出部５Ｃ内にも下方か
ら徐々に入り込み、その上面が膨出部５ｃ内の上部まで
達するとＬＥＤ１７の光が遮られて光センサ１８の出力
が低下することによって充満したことが検出される。こ
のとき、小さい幅の膨出部５ｃの両側にＬＥＤ１７と光
センサ１８を配置していることによって光センサ１８に
ＬＥＤ　１７の光が確実に入射し、誤検出の恐れがない
。

第５図、第６図に本発明の第２実施例を示す。

この実施例の基本構成は第１図〜第４図に示した第１実
施例と同様であるため、対応する構成要素に同一の参照
番号を付して重複する説明は省略する。この実施例は、
廃棄トナー回収容器５の容量を大きく取れるようにその
形状を変更したものであり、投入口５ａの下部の傾斜絞
り部５ｂを無くすとともに、廃棄トナーの収容空間をカ
ム１１を配置した側とは反対側にも狭い幅で長く延出さ
せている。

上記実施例では、廃棄トナー回収容器５を往復移動させ
るのに、タイミングローラ軸１０の回転を駆動源とした
が、別に駆動モータを設けて駆動するようにしてもよく
、また感光ドラム１や転写材搬送手段や定着手段等の駆
動手段にて駆動するようにしてもよい。

さらに、廃棄トナー回収容器５の形状とそれに関連する
往復移動方向も、上記実施例以外に任意に設計すること
ができる。例えば、第７図に示すように、廃棄トナー回
収容器５に投入口５ａよりも高い部分１９を形成し、こ
の高い部分１９と投入口５ａを結ぶ方向にかつ高い部分
１９に向かう移動時の加速度が大きくなるように往復移
動させてもよく、その場合廃棄トナー２０は高い部分１
９から順次堆積される。

又、上記実施例では往復直線移動させる例を示したが、
第８図に示すように、廃棄トナー回収容器５を垂直軸心
２１回りに往復回転させるようにしても良く、その場合
回転軸心２１から離れた外周部において加速度の大きい
回転方向に向かって膨張部２２を設けることにより、廃
棄トナー２０をこの膨張部２２から堆積させることがで
きる。

又、第９図に示すように、廃棄トナー回収容器５を水平
軸心２３回りに往復回転させるようにしてもよい。さら
に第１０図に示すように廃棄トナー回収容器５に対して
水平軸心２３回りの往復回転移動と水平方向の直線往復
移動を組み合わせた往復移動を行わせて、廃棄トナー２
０を投入口５ａに対して対角線方向から順次堆積させる
ようにすることもできる。このように移動方向や回転軸
の異なる複数の往復移動を任意に組み合わせてもよい。

（発明の効果） 本発明の廃棄トナー回収装置によれば、以上のように廃
棄トナー回収容器内に投入された廃棄トナーが廃棄トナ
ー回収容器の往復移動によって揺すられて重力と加速度
にて圧密されるため収容効率を高めることができ、かつ
廃棄トナーが加速度の大きい方向に偏った位置に堆積す
るため投入口の位置を任意に設定しても廃棄トナーを投
入口から遠い方から順次堆積させることができ、収容効
率を低下させることなく廃棄トナー回収容器の配置スペ
ースを任意に設定することができるという効果を発揮す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の廃棄トナー回収装置の一実施
例を示し、第１図は全体正面図、第２図は要部の正面図
、第３図は廃棄トナー回収容器の平面×、第４図は廃棄
トナー回収容器の往復移動手段を構成するカムの正面図
、第５図、第６図は本発明の他の実施例を示し、第５図
は全体正面図、第６図は廃棄トナー回収容器の平面図、
第７図〜第１０図はそれぞれ本発明の更に他の実施例の
概念図である。 １−−−−−−−−−−−−−−−−−−感光ドラム５
−−−−−−−−−−−−−一廃棄トナー回収容器１１
−一−−−−−−−−−−−−段差を有するカム１４−
−−−−−−−−−−−−−−−−引張ハネ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）静電潜像担持体の表面から除去された廃棄トナー
   の投入口を有する廃棄トナー回収容器と、 この廃棄トナー回収容器を往路と復路で異 なった加速度で往復移動させる手段とを備えた ことを特徴とする廃棄トナー回収装置。