JPH0434427Y2 - - Google Patents

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JPH0434427Y2
JPH0434427Y2 JP1986059422U JP5942286U JPH0434427Y2 JP H0434427 Y2 JPH0434427 Y2 JP H0434427Y2 JP 1986059422 U JP1986059422 U JP 1986059422U JP 5942286 U JP5942286 U JP 5942286U JP H0434427 Y2 JPH0434427 Y2 JP H0434427Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用燃料計、特に2室分離型の燃
料タンクを備えた車両の燃料計に関するものであ
る。
(従来技術) 従来、自動車の燃料タンクを例えば駆動主軸の
直上に配置するような場合、当該燃料タンクの底
面を上方に***させて燃料収容室を左右に分離し
たいわゆる2室分離型の燃料タンクを用いること
がある。このような燃料タンクでは、自動車の旋
回時や傾斜時に両室(第一室及び第二室)の液レ
ベルが不均衡になりやすい。従つて、燃料供給パ
イプへサクシヨンする側の第一室の液レベルが著
しく低下した際には、第二室側から連通パイプを
介して転送ポンプで燃料を移送して左右各室の液
レベルを均衡化するとともに、また一方燃料メー
タへは上記左右両室の燃料の総量を表示するよう
な構成が一般に採用されている。(例えば、特開
昭60−94819号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記のような燃料タンクの左右各室
の容量は必ずしも一定でなく、上記燃料転送ポン
プの転送作動中にさらに燃料の移動が生じたりす
ると、一般に上記転送ポンプの転送能力よりも当
該移動量の方が大きいために急激な液面変動を生
じ、燃料メータ(特に置針式の場合)の指示が大
きく変動する問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の問題を解決することを目的と
してなされたもので、燃料供給パイプに連通せし
められたサクシヨン側の第一室およびこれとは分
離され且つ容量を異にする第二室を相互に連通パ
イプで連通し、この連通パイプに上記第二室から
上記第一室へ燃料を送る燃料転送ポンプを介装し
てなる自動車の2室分離型燃料タンクと、上記第
一室と上記第二室の各々に設けられた液レベル検
知手段と、これら両液レベル検知手段の出力を受
けて当該両出力を加算する加算手段と、この加算
手段の出力を受けて燃料タンクの液レベルを表示
する液レベル表示手段と、上記第1室側の液レベ
ル検出手段により検出される液レベルが所定値以
下になつた時に上記燃料転送ポンプを駆動する駆
動モータとを有してなる車両用燃料計において、
上記燃料転送ポンプ駆動モータの作動を検出する
燃料転送ポンプ駆動モータ作動検出手段と、この
燃料転送ポンプ駆動モータ作動検出手段により上
記燃料転送ポンプ駆動モータの作動が検出された
ときに上記液レベル表示手段の表示値の変更動作
を禁止する表示値制御手段とを設け、上記燃料転
送ポンプ駆動モータ作動検出手段および表示値制
御手段を、相互に逆の状態に連動してON,OFF
する2組の連動接点により構成したことを特徴と
するものである。
(作用) 従つて、上記の手段によると、燃料転送ポンプ
駆動モータが作動している燃料転送ポンプの作動
時には必ず液レベル表示手段の表示値の変更動作
が禁止され、それまでの表示値に固定されるよう
になるから、当該燃料転送ポンプの燃料転送作動
時に車両の旋回等による燃料の第1室から第2室
または第2室から第1室への移動を生じても液レ
ベルの表示値が変動するようなことはなくなる。
しかも、前述のような置針式のメータを前提と
する構成の場合、上記燃料転送ポンプ駆動モータ
の作動に対応して上記液レベル表示手段の電源を
カツトするだけで足り、メモリ等のホールド手段
を全く必要としない。
従つて、また上記作用を実現するための燃料転
送ポンプ駆動モータ作動検出手段および表示値制
御手段も相互に連動して逆作動するON,OFF接
点のみによつて極めて簡単かつ底コストに構成す
ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
先ず第1図において、符号FTは自動車の燃料
タンク装置を示し、この自動車の燃料タンク装置
FTは、2室分離型の燃料タンク1と、この燃料
タンク1内の左右2室7A,7Bに位置して設け
られたフロートセンサ2A,2Bと、レシバー側
制御ユニツト3と、燃料表示メータ4と、バツテ
リ電源5からなり、上記燃料タンク1内にはエン
ジンへ燃料を供給する燃料供給パイプ6に連通さ
れたサクシヨン側の第一室7Aとこれに隣接する
第二室7Bとが形成され、両室7A,7Bの上部
は相互に連通している一方、下部は自動車の駆動
主軸を通すための半円筒状の膨出部8で相互に分
離されている。
また、上記第二室7Bへ燃料が偏つたときに、
当該第二室7B側からサクシヨン側の第一室7A
へ燃料を移送するために、上記第二室7Bの下部
と上記第一室7Aとを連通する連通パイプ9が付
設され、この連通パイプ9には上記第二室7B側
から第一室7A側へ燃料を転送する燃料転送ポン
プ10が介装され、この燃料転送ポンプ10の駆
動用モータ10aは第3図に示すようにリレース
イツチ11を介して上記電源5に接続されてい
る。
上記サクシヨン側の第一室7A側の液レベルを
検出するためのフロートセンサ2Aと上記第二室
7B側の液レベルを検出するためのフロートセン
サ2Bの各々は、第2図に詳細に示すように、フ
ロート12A,12Bにフロートアーム13A,
13Bの一端をヒンジ結合すると共に、該フロー
トアーム13A,13Bの他端をさらに金属製の
取付板17のブラケツト16A,16Bにヒンジ
結合する一方、上記フロートアーム13A,13
Bの上記他端に対してブラシ14A,14Bを固
設し、該ブラシ14A,14Bの先端部を取付板
17に設けた抵抗体15A,15Bの表面に導電
可能に摺接させて構成されている。そして、上記
抵抗体15A,15Bの上端部が上記取付板17
とベース板18とを介して燃料タンク1に接地さ
れ、上記ブラシ14A,14Bの上端部から導線
(図示省略)で上記制御ユニツト3へ接続されて
いる。このようにして、上記各室7A,7Bの液
レベルの低下に伴つてフロート12A,12Bが
下がると、上記フロートアーム13A,13Bが
下方へ揺動し、これに連動して上記ブラシ14
A,14Bが上方へ揺動し、上記抵抗体15A,
15Bとブラシ14A,14Bとからなる可変抵
抗(ポテンシヨメータ)15a,15bの抵抗値
が減少していくことになる。
次に、上記レシーバ側の制御ユニツト3の構成
について第3図を参照して詳細に説明する。
この制御ユニツト3は、先ず大別して、加算回
路20、メータ駆動回路30、判別回路40、燃
料転送ポンプ用モータ駆動回路50、表示値制御
回路60から構成されている。
先ず上記バツテリ電源5の電源電圧(12V)を
DC/DC変換器で7Vに下げる電圧調整器よりな
る定電圧回路19の出力ライン19Eから上記各
可変抵抗15a,15bに至る回路には各々定電
流源21a,21bと限流抵抗22a,22bが
直列に接続されており、上記各可変抵抗15a,
15bには一定の電流が流れている。そして、液
レベルの低下により上記各可変抵抗15a,15
bの抵抗値が低下していくのに対応して上記各可
変抵抗15a,15bへ至る回路の図中A点、B
点の電圧も所定値から除々に低下していくように
なつている。
上記加算回路20は、上記燃料タンク1内のサ
クシヨン側の第一室7Aの燃料量と第二室7Bの
燃料量とを加算してそれらの総量をメータ駆動回
路30を介して燃料表示メータ4に表示させるた
めのもので、この加算回路20は、上記定電圧回
路19の出力ライン19Eに並列接続された2個
の基準電圧設定抵抗24a,24bの各々にオペ
レーシヨナルアンプ25a,25bの「−」側端
子(基準側)接続すると共に、この各オペレーシ
ヨナルアンプ25a,25bの出力側端子をそれ
ぞれPNPトランジスタ23a,23bのベース
に接続する一方、この各PNPトランジスタ23
a、23bのエミツタを上記オペレーシヨナルア
ンプ25a,25bの上記「−」側端子に接続
し、上記PNPトランジスタ23a,23bのコ
レクタ同士をコモン接続してメータ駆動回路30
へその出力を供給するようになつている。又上記
各オペレーシヨナルアンプ25a,25bの
「+」側端子は上記定電圧回路19の出力ライン
19Eから上記各可変抵抗15a,15bに至る
回路の上記A点、B点へ入力抵抗26a,26b
を介して接続されると共に他方電界コンデンサ2
9a,29bを介して接地されている。
上記入力抵抗26a,26bとコンデンサ29
a,29bとは上記加算回路20の応答特性を向
上させ、かつ作動時のハンチングを防止するため
のものである。
上記メータ駆動回路30は、2個のPNPトラ
ンジスタ37,38のベース同士を接続したカレ
ントミラー回路よりなり、上記加算回路20の出
力端を一方のトランジスタ37のコレクタとベー
スとに接続すると共に、他方のトランジスタ38
のコレクタを燃料表示メータ4の入力端に接続
し、且つ各トランジスタ37,38のエミツタを
接地したものとなつている。
上記燃料表示メータ4は、例えば通常のコイル
ー抵抗式のメータよりなり、上記メータ駆動回路
30の出力電流の大きさに比例して針が振れるよ
うになつている。
以上の構成において、上記各可変抵抗15a,
15bの抵抗値が大きいために、上記A点及びB
点の電圧は高く、各オペレーシヨナルアンプ25
a,25bの「+」端子と「−」端子間の電位差
は大きくなつて、当該各オペレーシヨナルアンプ
25a,25bの出力電圧はそれに応じて高くな
るから、上記PNPトランジスタ23a,23b
の増幅作用によりその各エミツタと各コレクタ間
には所定の電流i1,i2が流れ、これらの合成出力
電流(i1+i2)が上記加算回路20から上記メー
タ駆動回路30へ出力される。
その結果、上記メータ駆動回路30において
は、上記両トランジスタ37,37のベースへ等
しいベース電流(i1+i2)が対称に流れ、トラン
ジスタ38の増幅作用によつてそのコレクタから
エミツタへ上記合成出力電流(i1+i2)に比例し
た電流が流れ、この電流で上記燃料表示メータ4
の指針は燃料タンク1内の燃料の総量に応じて燃
料残量が多いことを示す目盛F側に振れることに
なる。
一方、上記各室7A,7Bの液レベルが低下し
ていくと、上記各可変抵抗15a,15bの抵抗
値が当該各液レベルに応じて低下し、上記A点、
B点の電圧も低くなるため、上記各オペレーシヨ
ナルアンプ25a,25bの「+」端子と「−」
端子間の電位差が小さくなり、上述の場合とは反
対に各PNPトランジスタ23a,23bのエミ
ツタからコレクタへ流れる電流は当該液レベルの
低下に応じて増加し、加算回路20からメータ駆
動回路30へ大きな合成出力電流(i1+i2)が出
力され、これによりメータ駆動回路30を介して
燃料表示メータ4に大きな電流が流れ、その指針
が燃料残量が少ないことを示す目盛E側に大きく
振れることになる。
以上のように、上記加算回路20とメータ駆動
回路30とにより、燃料タンク1内の燃料の総量
を燃料表示メータ4に表示することができる。
次に、上記判別回路40は、、燃料タンク1内
に未だ燃料が残存しているにも拘わらず自動車の
旋回や傾斜により、上記サクシヨン側の第一室7
Aの液レベルのみが所定下限レベル以下に低下し
たことを判別し、モータ駆動回路50を介して上
記燃料転送ポンプ10駆動用のモータ10aを駆
動させるためのものである。
この判別回路40は、2個のオペレーシヨナル
アンプ31a,31b、インバータ32、
NANDゲート33、インバータ34とからなり、
一方のオペレーシヨナルアンプ31aの出力端子
をNANDゲート33の一方の入力端子に接続す
ると共に、他方のオペレーシヨナルアンプ31b
の出力端子に接続されたインバータ32の出力端
子を上記NANDゲート33の他方の入力端子に
接続し、上記NANDゲート33の出力端子にさ
らにインバータ34を接続したものである。
上記オペレーシヨナルアンプ31aの「+」端
子(基準側)は、上記定電圧回路19の出力ライ
ン19Eと接地間を分圧抵抗27a,28aとで
分圧した分圧点Cに接続され所定の基準電圧が印
加されるようになつている一方、その「−」端子
は上記加算回路20のオペレーシヨナルアンプ2
5aの「+」端子への入力回路に接続されてい
る。
これに対して、上記オペレーシヨナルアンプ3
1bの「+」端子は上記所定電圧回路19の出力
ライン19Eと接地間とを分圧抵抗27b,28
bとで分圧した分圧点Dに接続され所定の基準電
圧が印加されるようになつており、その「−」端
子は上記加算回路20のオペレーシヨナルアンプ
25bの「+」端子への入力回路へ接続されてい
る。
さらに、上記判別回路40の出力側は、モータ
駆動回路50のON,OFF制御用のNPNトラン
ジスタ35のベースに接続されている。
上記モータ駆動回路50は、上記バツテリ電源
5からモータ10aに至る回路の常開リレースイ
ツチ11を含むリレー36のリレーコイル36a
の一端をバツテリ電源5に接続すると共に、上記
リレーコイル36aにNPNトランジスタ35を
直列に接続してなり、このトランジスタ35のベ
ースに上記判別回路40から所定の電流が出力さ
れたときに、上記トランジスタ35のスイツチン
グ作用で、リレー36を作動させて上記リレース
イツチ(a接点)11を閉じモータ10aを駆動
するようになつている。
以上の構成において、燃料タンク1のサクシヨ
ン側の第一室7Aの液レベルも第二室7Bの液レ
ベルも共に所定の下限レベル以上の場合には、上
記各フロートセンサ2A,2Bの可変抵抗15
a,15bの抵抗値が共に大きく、上記A点及び
B点の電圧も高いために、各オペレーシヨナルア
ンプ31a,31bの「−」端子と「+」端子間
の電位差は小さくなり、各オペレーシヨナルアン
プ31a,31bの正特性からその出力は共に
「L」レベルとなり、一方のオペレーシヨナルア
ンプ31aからNANDゲート33へ「L」レベ
ルの信号が出力されると共に、他方のオペレーシ
ヨナルアンプ31bから出力された「L」レベル
の信号がインバータ32で反転されて「H」レベ
ルの信号がNANDゲート33の他方の入力端子
へ出力される。
従つて、NANDゲート33からは「H」レベ
ルの信号が出力され、これがインバータ34で反
転されて該インバータ34から「L」レベルの信
号が入力されるので、トランジスタ35はONし
ない。
これに対して、上記サクシヨン側の第一室7A
の液レベルも第二室の液レベルも共に所定の下限
レベル以下の場合には、上記とは逆の関係にな
り、上記判別回路40からは「L」レベルの信号
が出力されトランジスタ35はやはりONしな
い。
次に、上記サクシヨン側の第一室7Aの液レベ
ルが高く、第二室7Bの液レベルが低い場合に
は、一方のオペレーシヨナルアンプ31aから
「L」レベルの信号がNANDゲート33へ出力さ
れた「H」レベルの信号がインバータ32で反転
された「L」レベルの信号がNANDゲート33
へ出力されるので、NANDゲート33からは
「H」レベルの信号がインバータ34に出力され、
インバータ34から「L」レベルの信号が出力さ
れるため、トランジスタ35はやはりONしな
い。
一方、上記サクシヨン側の第一室7Aの液レベ
ルが所定の下限レベル以下で、第二室7Bの液レ
ベルの下限レベル以上の場合には、A点の電圧は
低くB点の電圧は高いので、一方のオペレーシヨ
ナルアンプ31aから「H」レベルの信号が
NANDゲート33へ出力されると共に、他方の
オペレーシヨナルアンプ31bから出力された
「L」レベルの信号がインバータ32で反転され
た「H」レベルの信号がNANDゲート33へ出
力されるのでNANDゲート33から「L」レベ
ルの信号が出力され、これがインバータ34で反
転されて、結局「H」レベルの信号が当該判別回
路40から出力されることになり、トランジスタ
35はONになつて、上記リレー36が作動す
る。そして上記リレースイツチが閉じ、モータ1
0aが起動される結果、第二室7B側の燃料が上
記サクシヨン側の第一室7Aへ燃料転送ポンプ1
0により転送される。そして、やがてサクシヨン
側の第一室7Aの液レベルが上述の下限レベル以
上になると、上記と同様に判別回路40から
「L」レベルの信号が出力されるようになるので、
モータ10aはその時点で停止する。
一方、上記表示値制御回路60は、上記モータ
駆動回路50のリレーコイル36aの励磁によつ
て上記リレースイツチ11に連動して作動するb
接点構成のリレースイツチ61によつて構成され
ており、上記モータ駆動回路50の作動時、すな
わち上記燃料転送ポンプ10の作動時には上記燃
料表示メータ4への電源の供給をカツトし、該燃
料表示メータ4の指針をそれまでの表示位置に固
定して新たな表示値の変更を禁止する。この結
果、燃料転送ポンプ10の作動中の燃料表示メー
タ4の指針の振れは確実に防止される。
(考案の効果) 本考案は以上に説明したように、燃料供給パイ
プに連通せしめられたサクシヨン側の第一室およ
びこれとは分離され且つ容量を異にする第二室を
相互に連通パイプで連通し、この連通パイプに上
記第二室から上記第一室へ燃料を送る燃料転送ポ
ンプを介装してなる自動車の2室分離型燃料タン
クと、上記第一室と上記第二室の各々に設けられ
た液レベル検知手段と、これら両液レベル検知手
段の出力を受けて当該両出力を加算する加算手段
と、この加算手段の出力を受けて燃料タンクの液
レベルを表示する液レベル表示手段と、上記第1
室側の液レベル検出手段により検出される液レベ
ルが所定値以下になつた時に上記燃料転送ポンプ
を駆動する駆動モータとを有してなる車両用燃料
計において、上記燃料転送ポンプ駆動モータの作
動を検出する燃料転送ポンプ駆動モータ作動検出
手段と、この燃料転送ポンプ駆動モータ作動検出
手段により上記燃料転送ポンプ駆動モータの作動
が検出されたときに上記液レベル表示手段の表示
値の変更動作を禁止する表示値制御手段とを設
け、上記燃料転送ポンプ駆動モータ作動検出手段
および表示値制御手段を、相互に逆の状態に連動
してON,OFFする2組の連動接点により構成し
たことを特徴とするものである。
従つて、本考案によると、燃料転送ポンプ駆動
モータが作動している燃料転送ポンプの作動時に
は必ず液レベル表示手段の表示値の変更動作が禁
止され、それまでの表示値に固定されるようにな
るから、当該燃料転送ポンプの燃料転送作動時に
車両の旋回等による燃料の第1室から第2室また
は第2室から第1室への移動を生じても液レベル
の表示値が変動するようなことはなくなる。
しかも、先に述べたような置針式のメータを前
提とする構成の場合、上記燃料転送ポンプ駆動モ
ータの作動に対応して上記液レベル表示手段の電
源をカツトするだけで足り、メモリ等のホールド
手段を全く必要としない。
従つて、また上記作用を実現するための燃料転
送ポンプ駆動モータ作動検出手段および表示値制
御手段も相互に連動して逆作動するON,OFF接
点のみによつて極めて簡単かつ低コストに構成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る車両用燃料計
の概略構成図、第2図は、同車両用燃料計のフロ
ートセンサ部の正面図、第3図は、同車両用燃料
計の電気回路図である。 1……燃料タンク、2A,2B……フロートセ
ンサ、3……制御ユニツト、4……燃料表示メー
タ、6……燃料供給パイプ、7A……燃料タンク
内第一室、7B……燃料タンク内第二室、9……
連通パイプ、10……燃料転送ポンプ、10a…
…モータ、11……リレースイツチ、20……加
算回路、30……メータ駆動回路、40……判別
回路、50……モータ駆動回路、60……表示値
制御回路、61……リレースイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料供給パイプに連通せしめられたサクシヨン
    側の第一室およびこれとは分離され且つ容量を異
    にする第二室を相互に連通パイプで連通し、この
    連通パイプに上記第二室から上記第一室へ燃料を
    送る燃料転送ポンプを介装してなる自動車の2室
    分離型燃料タンクと、上記第一室と上記第二室の
    各々に設けられた液レベル検知手段と、これら両
    液レベル検知手段の出力を受けて当該両出力を加
    算する加算手段と、この加算手段の出力を受けて
    燃料タンクの液レベルを表示する液レベル表示手
    段と、上記第1室側の液レベル検出手段により検
    出される液レベルが所定値以下になつた時に上記
    燃料転送ポンプを駆動する駆動モータとを有して
    なる車両用燃料計において、上記燃料転送ポンプ
    駆動モータの作動を検出する燃料転送ポンプ駆動
    モータ作動検出手段と、この燃料転送ポンプ駆動
    モータ作動検出手段により上記燃料転送ポンプ駆
    動モータの作動が検出されたときに上記液レベル
    表示手段の表示値の変更動作を禁止する表示値制
    御手段とを設け、上記燃料転送ポンプ駆動モータ
    作動検出手段および表示値制御手段を、相互に逆
    の状態に連動してON,OFFする2組の連動接点
    により構成したことを特徴とする車両用燃料計。
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JPS59214715A (ja) * 1983-05-20 1984-12-04 Suzuki Motor Co Ltd 車両用燃料タンクの燃料残存量検出装置

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JPS62170528U (ja) 1987-10-29

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