JPH04343001A - タービンブレード先端部冷却孔位置検査方法およびその装置 - Google Patents

タービンブレード先端部冷却孔位置検査方法およびその装置

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JPH04343001A
JPH04343001A JP14379891A JP14379891A JPH04343001A JP H04343001 A JPH04343001 A JP H04343001A JP 14379891 A JP14379891 A JP 14379891A JP 14379891 A JP14379891 A JP 14379891A JP H04343001 A JPH04343001 A JP H04343001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine blade
cooling air
tip
air hole
test coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14379891A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahito Hosokawa
細川 孝人
Katsuhiko Kinoshita
木下 勝彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH04343001A publication Critical patent/JPH04343001A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タービンブレードの先
端部に開口する冷却空気孔が、タービンブレードの肉厚
中心に適正に穿設されているか否かを検査するタービン
ブレード先端部冷却孔位置検査方法およびその装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスタービン等に使用するタービンブレ
ードには、タービンブレードを冷却するために冷却空気
孔が多数穿設されている。これらの冷却空気孔のうちに
は、図4の横断平面図に示すように、タービンブレード
1の先端部2に開口してタービンブレード1の内部に達
する冷却空気孔3がある。
【0003】タービンブレード1の先端部2の肉厚は1
ミリメートル程度の寸法になっており、この先端部2か
ら直径0.3ミリメートル程度の寸法の冷却空気孔3が
放電加工等により、間隔をおいて多数穿設されることに
なる。
【0004】冷却空気孔3は先端部2の肉厚中心に穿設
しなければならないが、1ミリメートル程度の肉厚の先
端部2の中心に直径0.3ミリメートル程度の冷却空気
孔3を正確に穿設することは極めて困難であり、冷却空
気孔3が先端部2の肉厚中心からずれていると、タービ
ンの回転中にタービンブレード1が割損事故を起こす恐
れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来は冷却空
気孔3がタービンブレード1の先端部2の肉厚中心に適
正に穿設されているか否かを精度よく検査する方法がな
かった。
【0006】本発明は上述した点に鑑みてなしたもので
、タービンブレードの先端部に開口する冷却空気孔が、
タービンブレード先端部に適切に穿設されているか否か
を、簡単にしかも正確に検査できるようにしたタービン
ブレード先端部冷却孔位置検査方法およびその装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、タービンブレ
ードの先端部に開口する冷却空気孔内に磁性体の線材を
密に嵌入し、磁場を発生する試験コイルを前記タービン
ブレードの表面に沿って移動させ、前記試験コイルのイ
ンピーダンスの変化により生ずる渦流信号の振幅によっ
て前記線材とタービンブレード表面との間の距離を計測
することを特徴とするタービンブレード先端部冷却孔位
置検査方法およびタービンブレードを保持する固定治具
と、前記タービンブレードの先端部に開口する冷却空気
孔内に密に嵌入する磁性体の線材と、前記タービンブレ
ードの表面に沿って移動させる試験コイルを保持する保
持治具と、前記試験コイルに高周波電流を加える発振器
と、前記試験コイルのインピーダンスの変化により生ず
る渦流信号の振幅を検出する手段と、を備えたことを特
徴とするタービンブレード先端部冷却孔位置検査装置で
ある。
【0008】
【作用】タービンブレードの表面に沿って試験コイルを
移動させると、冷却空気孔内に密に嵌入している磁性体
の線材とタービンブレードの表面との間の距離によって
試験コイルによる渦流信号の振幅が変化するため、この
振幅を検出することによって冷却空気孔のタービンブレ
ード先端部に対する位置が、適正であるか否かを判断す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】図1は本発明の請求項1の発明を実施して
いる状態の斜視図であって、タービンブレード1の先端
部2に開口して多数穿設されている冷却空気孔3には、
冷却空気孔3の直径にほぼ近い直径で作られている鉄の
針金等の磁性体の線材4を密に嵌入し、タービンブレー
ド1の表面には試験コイル5の先端を接触させている。
【0011】試験コイル5の内部には巻線6が設けてあ
って、この巻線6には、発振器7、ブリッジ8を介して
、例えば500キロヘルツ等の高周波電流が加えられる
ようになっている。そしてこの高周波電流により、図2
に示すようにタービンブレード1の内部には、渦電流9
が生ずることになる。
【0012】タービンブレード1はNi合金等の非磁性
材で作られており、タービンブレード1の冷却空気孔3
に密に嵌入した磁性体の線材4によって透磁率および導
電率が変り、試験コイル5をタービンブレード1の表面
に沿って移動させて試験コイル5が磁性体の線材4の直
上に達すると、渦電流9の変化量が最も大きくなる。こ
の渦電流9の変化に対応して、試験コイル5内の巻線6
に流れる高周波電流の電流値が変化する。
【0013】試験コイル5内の巻線6に流れる電流値の
変化により試験コイル5のインピーダンスが変化し、こ
れが図1に示すブリッジ8を介して増巾器11に入力さ
れ、増巾された後同期検波器12で波形処理され、検出
手段として備えてある表示器13に渦流信号として表示
すると同時に、同じく検出手段として備えてある記録器
14に記録する。
【0014】図2に示すタービンブレード1の先端部2
における肉厚15は、例えば1ミリメートル等の既知の
一定寸法に作られており、また先端部2から穿設する冷
却空気孔3の直径16も、例えば0.3ミリメートル等
の既知の一定寸法で穿設される。従って検出手段である
表示器13、記録器14(図1参照)によって渦流信号
の振幅から磁性体の線材4とタービンブレード1の表面
との間の距離10が判明すると、肉厚15から距離10
および直径16を差引いて、磁性体の線材4とタービン
ブレード1の背面との間の距離17が算出され、冷却空
気孔3がタービンブレード1の先端部2の肉厚15中心
に位置しているか否かを検査することができる。
【0015】図3は本発明の請求項2の装置の一実施例
の正面図であって、18はタービンブレード1を水平に
保持する固定治具であり、台盤19上には挾持具20が
設けてあって、蝶ねじ21を締付けることにより台盤1
9と挾持具20との間にタービンブレード1のセレーシ
ョン部22を挾持し、タービンブレード1を水平に保持
するようになっている。蝶ねじ21を緩めると、台盤1
9と挾持具20との間に介装されているスプリング23
によって挾持具20が上昇し、タービンブレード1の保
持を解除するようになっている。
【0016】固定治具18の近傍には予め多数の磁性体
の線材4が準備してあって、固定治具18で水平に保持
したタービンブレード1の先端部2に開口している冷却
空気孔3に、それぞれ密に嵌入することになる。
【0017】24は試験コイル5を保持する保持治具で
あって、マグネット基台25に鉛直に取付けてある支柱
26には水平の支持腕27が高さを変えて固定できるよ
うになっている。そして支持腕27に沿って移動させる
ことができる支持金具28には杆29が枢着されており
、杆29の先端にはさらに別の杆30が枢着されていて
、杆30の先端に枢着されている保持具31に試験コイ
ル5が緊締保持されている。32は、杆29,30の間
に張設したスプリングである。
【0018】試験コイル5はリード線33によって図1
に示すブリッジ8に接続され、発振器7からの高周波電
流が加えられるようになっている。
【0019】図3の装置において、固定治具18にター
ビンブレード1を水平に保持し、先端部2に開口してい
る冷却空気孔3の全てに磁性体の線材4を密に嵌入した
後、保持治具24を固定治具18に適当に近付け、支持
腕27をタービンブレード1の方に向けると共に高さを
調節して支柱26に固定する。
【0020】次に杆29,30を動かして試験コイル5
の先端をタービンブレード1の表面に沿って移動させる
と、図1に示す巻線6に流れる電流の変化によりインピ
ーダンスが変化し、これがブリッジ8、増巾器11、同
期検波器12を介して、渦流信号として検出手段である
表示器13、記録器14に表示と記録とが行われる。こ
の渦流信号の振幅から、冷却空気孔3がタービンブレー
ド1の先端部2の肉厚15(図2参照)中心に位置して
いるか否かを検査することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、タービンブレードの先端部に
開口する冷却空気孔が、タービンブレード先端部の肉厚
中心に穿設されているか否かを、極めて容易に高い精度
で検査することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明を実施している状態の斜視図で
ある。
【図2】図1の要部を拡大した正面図である。
【図3】請求項2の発明の一実施例の正面図である。
【図4】タービンブレードの横断平面図である。
【符号の説明】
1 タービンブレード 2 先端部 3 冷却空気孔 4 磁性体の線材 5 試験コイル 6 巻線 7 発振器 13 表示器 14 記録器 18 固定治具 24 保持治具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  タービンブレードの先端部に開口する
    冷却空気孔内に磁性体の線材を密に嵌入し、磁場を発生
    する試験コイルを前記タービンブレードの表面に沿って
    移動させ、前記試験コイルのインピーダンスの変化によ
    り生ずる渦流信号の振幅によって前記線材とタービンブ
    レード表面との間の距離を計測することを特徴とするタ
    ービンブレード先端部冷却孔位置検査方法。
  2. 【請求項2】  タービンブレードを保持する固定治具
    と、前記タービンブレードの先端部に開口する冷却空気
    孔内に密に嵌入する磁性体の線材と、前記タービンブレ
    ードの表面に沿って移動させる試験コイルを保持する保
    持治具と、前記試験コイルに高周波電流を加える発振器
    と、前記試験コイルのインピーダンスの変化により生ず
    る渦流信号の振幅を検出する手段と、を備えたことを特
    徴とするタービンブレード先端部冷却孔位置検査装置。
JP14379891A 1991-05-20 1991-05-20 タービンブレード先端部冷却孔位置検査方法およびその装置 Pending JPH04343001A (ja)

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JP (1) JPH04343001A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005345157A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Toshiba Corp 金属材料のき裂深さ検査方法
EP1655568A1 (de) * 2004-11-03 2006-05-10 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zum Ermitteln der Wanddicke eines hohlen Bauteils
US8376211B2 (en) 2006-01-06 2013-02-19 United Technologies Corporation Turbine element repair fixture
JP2016529479A (ja) * 2013-06-20 2016-09-23 カンパニー ジェネラレ デ エスタブリシュメンツ ミシュラン タイヤ用のゴム層の厚さを測定するシステム

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