JPH0434073A - 合成繊維用処理剤 - Google Patents

合成繊維用処理剤

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JPH0434073A
JPH0434073A JP2132118A JP13211890A JPH0434073A JP H0434073 A JPH0434073 A JP H0434073A JP 2132118 A JP2132118 A JP 2132118A JP 13211890 A JP13211890 A JP 13211890A JP H0434073 A JPH0434073 A JP H0434073A
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JP
Japan
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treatment agent
light resistance
synthetic fiber
synthetic fibers
treating agent
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Pending
Application number
JP2132118A
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English (en)
Inventor
Hideo Nagahara
長原 秀夫
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、合成繊維用処理剤に関するものであり、詳し
くは平滑剤および非イオン活性側成分からなる合成繊維
用処理剤に関するもので、合成繊維を長時間紫外線に曝
しても強力が低下しに<<、安定した耐光性を付与する
ことのできる合成繊維用処理剤に関するものである。
[従来の技術] 従来、合成繊維用処理剤における平滑剤とし關 ては、例えば特公昭62−97928号公報、特公昭4
8−32316号公報に記載されたものが知られている
一方、合成繊維用処理剤における非イオン活性剤として
は、例えば特開昭54−14721号公報に記載された
ものが知られている。
[発明が解決しようとする課題] 前記の特公昭48−32316号公報には一般に合成繊
維に付与される平滑剤として、鉱物油、不飽和−価アル
コールと不飽和−塩基性脂肪酸のエステル、−価アルコ
ールと二塩基性脂肪酸のエステル、多価アルコールと−
塩基性脂肪酸のエステルが記載されている。
卵 また、前記の特紮昭62−97928号公報には特にシ
ートベルト用の合成繊維に付与する平滑剤として、イソ
ステアリルオレートおよびオレイルイソステアレートが
記載されている。
前記の各平滑剤の場合、合成繊維に付与し、該合成繊維
を編織してシートベルト、カーシートなどに使用した時
、該シートベルト、カーシートが長時間紫外線に暴され
ると紫外線の影響をうけて主たる骨格である脂肪族の炭
化水素が分解し、合成繊維の表面を保護する能力を失い
、該合成繊維の耐光性がなくなり、合成繊維を形成する
ポリマー自身が分解し、強力が低下するという課題を有
していた。
一方、前記の特開昭54−14721号公報には非イオ
ン活性剤として硬化しマシ油エチレンオキサイド付加物
(エチレンオキサイド付加30モル)が記載されている
。また、非イオン活性剤としては一般に高級アルコール
EO付加物、高級アルコールEOPO付加物が知られて
いる。
前記の硬化しマシ油EO付加物、高級アルコールEO付
加物、高級アルコールEOPO付加物の場合、合成繊維
に付与し、該合成繊維を編織してシートベルト、カーシ
ートなどに使用した時、該シートベルト、カーシートが
長時間紫外線に暴されると紫外線の影響を受けて非イオ
ン活性剤成分(乳化剤成分)が分解し、合成繊維の表面
を保護する能力を失い、該合成繊維の耐光性がなくなり
、合成繊維を形成するポリマー自身が分解し、強力が低
下するという課題を有していた。
前記の課題の解決には、紫外線により分解し難い骨格を
持つ事が必要であり、また、平滑剤成分、非イオン活性
剤成分(乳化剤成分)のいずれもが分解し難い骨格を持
つ事が必須である。
本発明の目的は、前記の従来技術における課題を解消し
た合成繊維用処理剤を提供するものであり、合成繊維を
長時間紫外線に曝しても強力劣化の少ない安定した耐光
性を付与することのできる合成繊維用処理剤を提供する
ことにある。
本発明の他の目的は、シートベルト、カーシートなど合
成繊維からなる車用品の耐熱性、耐光性を改良すること
にあり、車を屋外に駐車することによって長時間高温下
で日光に曝され、特に紫外線の影響、すなわちシートベ
ルト、カーシートなどの合成繊維製品の耐熱性、耐光性
を改良し、強力劣化を防止し、合成繊維製品の耐用期間
を延長しうる合成繊維用処理剤を提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用コ本発明の構成
は、 合成繊維用処理剤において A、テレフタール酸と下記一般式で示す一価アルコール
とから得られるジエステル化合物が50〜80重量%、 B、アルキルフェノールにエチレンオキサイドを付加し
、そのモル数が4〜40モルからなる非イオン活性剤が
20〜50重量%、が混合されてなることを特徴とする
合成繊維用処理剤 にある。
一般式  R2−CHCH20H 前記の一般式で示される化合物の具体例としては、2−
ノニルトリデカノールと2−ウンデシルペンタデカノー
ルの混合物、2−ノニルトリデカノールと2−ヘプチル
−ウンデカノール、2−2−ウンデシルペンタデカノー
ルなどがあげられる。
本発明におけるジエステル化合物は、そのアルコール成
分が一般式の化合物で、しかもそのアルキル基R1、R
2の炭素数がそれぞれ独立に6〜20に限定される。炭
素数が6よりも小さくなると、平滑性が低下する。また
、20よりも大であると、平滑性、耐熱性が低下する。
また、ステアリルアルコール、セチルアルコールなどの
直鎖アルコールは固状性が強いため繊維処理剤として適
さず、オレイルアルコールなどの二重結合含有アルコー
ルも耐熱性が低下する。またその他二価エステル、チオ
ジプロピオン酸エステル、多価エステル類は、前記ジエ
ステル化合物より耐光性が劣る。
本発明の合成繊維用処理剤に用いる非イオン活性剤とし
ては、アルキルフェノールにエチレンオキサイドを付加
し、エチレンオキサイドの付加モル数が4〜40モルか
らなる非イオン活性剤が用いられる。エチレンオキサイ
ドの付加モル数が4モルより少ないと乳化が困難となり
、エチレンオキサイドの付加モル数が40モlしより多
いと平滑性および処理剤安定性が低下する。
好ましい非イオン活性剤としては、ノニルフェノール、
ドデシルフェノールにエチレンオキサイドを7〜15モ
ル付加した化合物である。
本発明において、ジエステル化合物と前記非イオン活性
剤との合計を100重量%とじて、ジエステル化合物が
50〜80重量%含有されている。該ジエステル化合物
の含量が50重量%より少量であると処理剤全体として
の耐熱性、平滑性が不足することがあり、また80重量
%よりも多量になると処理剤の品質安定性が悪くなり好
ましくない。
一方、非イオン活性剤の含量は20〜50重量%であり
、該非イオン活性剤の含量が20重量%より少量である
と処理剤の品質安定性が悪くなることがあり、50重量
%よりも多量になると処理剤全体として耐熱性、平滑性
が不足することがあり好ましくない。
本発明において前記テレフタール酸のジエステルとアル
キルフェノールエチレンオキサイド付加物の両者を含有
する事が必須であり、この両者を含有することによって
耐光性を向上しうる。
前記のジエステル化合物は、例えば、テレフタール酸と
アルコール類とを反応させることによって得られる。
本発明に係る合成1m雌用処理剤を繊維に付与する方法
としては、非含水処理剤、あるいは水で乳化してエマル
ション処理剤となし、ローラあるいはガイドを用いて合
成繊維の紡糸工程あるいは延伸工程で付与される。
本発明に係る合成繊維用処理剤が付与された合成繊維は
耐光性に優れており、繊維の製造および加工工程などで
使用された後、製品となってから長時間紫外線に曝され
る過程を経るもの、例えばシートベルト用、カーシート
用などに用いられる合成繊維の処理剤として適する。
[実施例] 実施例における合成繊維用処理剤の評価は次の方法によ
る。
耐光強力劣化:上記然糸コードを連続染色しく処理温度
200℃)その後、樹脂加工を行った。そのあとサンシ
ャインウェザ−メーターに入れ、ブラックパネル温度8
3℃、100時間降雨なしで評価した。
平滑性テスト:糸と金属との摩擦係数を測定した。
耐熱性テスト: (1)加熱減量率=240℃の循風乾無機中に2時間放
置後の減量率を測定。
(2)タール化率:加熱減量率を測定した試料にテトラ
ヒドロフランを加え、2分間洗浄し、不溶解舒乾燥重量
に対する重量率を測定。
処理剤安定性:処理剤を50℃で配合後、25℃で3日
間静置した後の安定性を評価。
◎;透光性がよく配合時の状態を維持し、極めて良好。
O;◎に比して透光性がややおどるが、分離その他の性
質の変化が見られず良好。
X;透光性が悪く、平滑剤と非イオン活性剤とが分離。
実施例1,2、および比較例1〜4 25℃、0−8ODフエノール溶液で求めた極限粘度[
η]が0.94のポリエチレンテレフタレートを通常の
方法で溶融紡糸し、得られた糸条に表−1の組成からな
る処理剤の20%水溶液をローラ給油法により繊維に対
2.10重量%付与した後、巻き取ることなく延伸を施
し全繊度1500デニ一ル単糸数108本からなるポリ
エステルフィラメントを得た。
得られたポリエステルフィラメントに407/10cm
の下撚(Z撚)をかけて下撚糸となし、この下撚糸を2
本合せて、下撚とは逆方向(S撚)の上撚をかけ150
0デニール1/2の撚糸コードを作成した。
上記評価を行ったところ表−2に示すような結果が得ら
れた0表−2から明らかなごと〈実施例1,2は比較例
1〜4に比較して、著しく耐光強力(耐光性および長時
間強力保持性)が向上している。
(以下余白) 機−1 表−1中の数字はIA1%を示す n=30 実施例3,4、比較例5〜8 実施例1,2、比較例3〜4と同等の方法で得たポリエ
ステルフィラメントに表−3の組成からなる処理剤の2
0%水溶液を付与し、延伸したのち、該ポリエステルフ
ィラメントに40T/10cnの下撚(Z撚)をかけて
下撚糸となし、この下撚糸を2本合せて、下撚とは逆方
向(S撚)の上撚をかけ1500デニール1/2の撚糸
コードをとなし、該コードの耐光強力(耐光性および長
時間強力保持性)、平滑性について測定するとともに表
−3の組成からなる処理剤の安定性および耐熱性につい
て測定し、表−4に示す結果を得た。
本発明に係る実施例3.4は比較例5に比べ耐光強力(
耐光性および長期間強力保持性)の劣化が小さく、耐熱
性が向上しており、比較例6に比べ処理剤安定性が向上
している。また、実施例3.4は比較例7に比して耐光
強力の劣化が小さく、比較例8に比して耐光強力の劣化
、処理剤安定性、平滑性が向上している。
表−3中の数字はffi五%を示す 実施例5,6、比較例9〜12 実施例1〜4、比較例1〜8と同等の方法で得たポリエ
ステルフィラメントに表−5の組成からなる処理剤の2
0%水溶液を用い、これらの処理剤の安定性、耐熱性お
よび該処理剤を付与したのち延伸して得たポリエステル
フィラメントに40 T/10cnの下撚(Z撚)をか
けて下撚糸となし、この下撚糸を2本合せて、下撚とは
逆方向(S撚)の上撚をかけ1500デニール1/2の
撚糸コードをとなし、該コードの耐光強力(耐光性およ
び長時間強力保持性)、平滑性について測定し、表−6
に示すような結果を得た。
本発明に係る実施例5.6は比較例9に比べ耐光強力(
耐光性および長期間強力保持性)の劣化が小さく、耐熱
性が向上している。また、実施例5.6は比較例11に
比して耐光強力の劣化が小きく、処理剤安定性が優れる
とともに、比較例12に比して耐光強力の劣化が小さく
、平滑性に優れる。
表−4 表−5中の数字は重量%を示す nセ30 表−6 n!30 [発明の効果] 本発明に係わる合成繊維用処理剤は、安定性および耐熱
性に優れ、該処理剤が付与された合成繊維は耐光強力(
耐光性および長期間強力保持)の劣化が小さく、平滑性
に優れる。
特に本発明の処理剤が付与された合成繊維を用いて得ら
れる。シートベルト、カーシートなど直接長時間紫外線
に暴される製品の耐光強力(耐光性および長時間強力保
持性)を著しく向上させることができるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 合成繊維用処理剤において、 A、テレフタール酸と下記一般式で示す一価アルコール
    とから得られるジエステル化合物が50〜80重量%、 B、アルキルフェノールにエチレンオキサイドを付加し
    、そのモル数が4〜40モルからなる非イオン活性剤が
    20〜50重量%、 が混合されてなることを特徴とする合成繊維用処理剤。 一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、一般式中のR1、R2は各々独立に6〜20
    のアルキル基を示す。)
JP2132118A 1990-05-22 1990-05-22 合成繊維用処理剤 Pending JPH0434073A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7545443B2 (en) 2003-02-27 2009-06-09 Sony Corporation Image signal processing apparatus and method
JP6865984B1 (ja) * 2020-07-07 2021-04-28 竹本油脂株式会社 合成繊維用処理剤、及び炭素繊維前駆体

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