JPH0434061Y2 - - Google Patents

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JPH0434061Y2
JPH0434061Y2 JP1982122232U JP12223282U JPH0434061Y2 JP H0434061 Y2 JPH0434061 Y2 JP H0434061Y2 JP 1982122232 U JP1982122232 U JP 1982122232U JP 12223282 U JP12223282 U JP 12223282U JP H0434061 Y2 JPH0434061 Y2 JP H0434061Y2
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JP
Japan
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cloth
paint
spine
bookbinding
book
Prior art date
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JP1982122232U
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JPS5926367U (ja
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Publication date
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Priority to JP12223282U priority Critical patent/JPS5926367U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、異る二種二枚のクロスを表紙の背部
寄りの適当な位置で接続して成る、いわゆる背継
をクロスで製本された書籍と同じ外観と耐久性と
を持つた表紙を、一次のクロスによつて形成する
ことのできるクロスの構成に関するものである。
豪華本、軽装本など種々の形態の書籍があるが、
中でも書籍の外観における意匠効果の向上及び書
籍の開閉における表紙耐折強度の向上を目的と
し、表紙部と背部とをそれぞれ耐折強度あるいは
色柄の異るクロスを用いて表紙を形成した書籍、
いわゆる背継ぎクロスで製本された書籍(以下
「背継ぎ本」と呼ぶ)がある。この背継ぎ本の製
本工程は、その表紙形成過程において異る二種二
枚のクロスを接続しなければならないという余分
の作業があるため、製本工程が複雑であると共
に、二種類のクロスを必要とするなど書籍のコス
ト高は避けられず問題が多い。にもかかわらず、
背継ぎ本は表紙部と背部との間の耐折強度が強
く、比較的長期間にわたる本の使用(開閉の繰り
返し)に充分耐え損傷の度が低いと同時に、表紙
部が色柄、感触等の点で異る二種の部によつて形
成されているため、意匠的面においても優れたも
のとして好まれている。したがつて、この背継ぎ
本の製本工程の簡略化とコストダウンの要望は強
い。
本考案者は叙上のごとき現状に鑑み、種々検討
の結果、異る二種二枚のクロスを接続しなくても
一種一枚のクロスのみで、背継ぎ本の形成が可能
であるクロスの提供に成功したものである。
本考案は、基材シートの片面又は両面に塗料A
を塗布し、当該面に塗料Bを適宜巾で、かつ厚さ
20μ以上の盛り上がりをもつた帯状部を構成する
ように塗布してなることを特徴とする製本用クロ
ス材に関するものである。
第1図は背継ぎ本の斜視図である。二種のクロ
ス1とクロス2とが、書籍の背部4寄りの接続部
3において接続され、クロス1が表紙部5をクロ
ス2が背部4を形成している状態を示すものであ
る。本考案は、クロス1及びクロス2のごとき二
種二枚のクロスを用いることなく、一種一枚のク
ロスのみで第1図のごとき背継ぎ本と同様の外観
と耐久性とを有する表紙を形成し得るように構成
されたクロスを提供するものである。
第2図a,bは本考案の製本用クロス材6の部
分平面図である。基材シート7のたて方向(X方
向)あるいはよこ方向(Y方向)のいづれかの方
向に塗料B(このBは便宜上付けたものである)
を一定巾に塗布し、帯状部8を構成したものであ
る。基材シート7には帯状部8を塗布構成するに
先立つて、塗料A(このAは便宜上付けたもので
ある)を全面に塗布したものであつてもよい。
この場合、異なる塗料であつてかつ皮膜耐折強
度がA<Bの関係にあるものである。すなわち、
一般に書籍においては第1図及び第3図に示すご
とき、表紙部5と背部4との境界の屈折部10に
おいて屈曲が繰り返されるためこの境界線10で
は優れた耐折強度が要求される。本考案において
A<Bとすることは、この要求を満たす点できわ
めて効果的だからである。
本考案においては、第2図a,bに模式図を示
すごとく帯状部8に適宜盛り上り、すなわち厚み
をもたせるのであるが、これは上記屈曲性をより
優れたものにする目的と共に、よりユニークな外
観感触を与える目的を持つものである。ところ
で、この盛り上りすなわち厚みは20μ以上なけれ
ば盛り上り感がなく、その上限の厚みは製本に支
障をきたさない程度であれば特に限定はしない。
なお、外観、感触等の点でより好ましい厚み
は、30μ以上である。又、この帯状部はその盛り
上りの境界をシヤープなものにするか、丸味をも
つたものにするか、あるいはなだらかなものにす
るかは特に問うものではない。いづれにしても基
材シート面と帯状部との間に段差が存在するた
め、その境界が鮮明であり意匠効果の大きいもの
である。本考案にいう帯状部の塗布とは、全面塗
布はもちろんのこと部分的塗布すなわち模様状に
不連続に塗布する場合をも含むものである。
模様状に不連続に帯状部を設けた場合には意匠
効果のより優れたものとなる。ところで、塗料B
は非発泡性、発泡性のいづれかであつてもよい
が、発泡性塗料を用いる場合には盛り上りが顕著
で意匠効果が大きい。
本考案の製本用クロス6は、第2図のAのごと
く所望の大きさに切断しこれを書籍表紙の形成に
供するもので、第3図に示すように帯状部8の中
心位置に本文背部9を配置して製本するものであ
る。本考案の製本用クロス6の帯状部8は本文背
部9を巻くように被覆し、表紙部5の一部をも構
成するものであつて表紙部5は異る2つの部分、
すなわち基材シート7の部分と帯状部8の部分と
の異種部分の組み合わせによつて構成されている
ため、外観上意匠効果の高いものである。
帯状部8に適宜エンボスあるいはプリント等に
よつて模様を施せば、より一層優れた意匠効果が
期待できる。本考案において使用される塗料とし
ては、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリアク
リル酸エステル等のごとき合成樹脂あるいは澱
粉、カゼイン等のごとき天然樹脂又は硝化綿等を
主成分とし、適宜着色剤、充填剤その他添加剤を
混合したものが用いられる。なお、本考案で用い
られる基材シートとしては紙、織布、不織布など
各種のものが上げられる。
以上本考案の製本用クロスは、従来の背継ぎ本
の製本工程に比べて大巾に簡略化された製本工程
によつて、従来の背継ぎ本と同等の意匠と耐久性
とを備えた書籍を提供し得る点できわめて有用な
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は背継ぎ本の概略を示す斜視図、第2図
は本考案の製本用クロスの部分平面図、第3図は
本考案の製本用クロスを用いての製本状態を示す
斜視図である。 1,2……クロス、3……接続部、4……背
部、5……表紙部、6……製本用クロス、7……
基材シート部、8……帯状部、9……本文背部、
10……屈折部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基材シートの片面又は両面に塗料Aを塗布
    し、当該塗布面に塗料Bを適宜巾でかつ厚さ
    20μ以上の盛り上がりをもつた帯状部を構成す
    るように塗布してなることを特徴とする製本用
    クロス材。 (2) 塗料Bが発泡性塗料である実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の製本用クロス材。 (3) 帯状部に適宜エンボスあるいはプリント模様
    が施されている実用新案登録請求の範囲第1項
    または第2項に記載の製本用クロス材。
JP12223282U 1982-08-13 1982-08-13 製本用クロス材 Granted JPS5926367U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12223282U JPS5926367U (ja) 1982-08-13 1982-08-13 製本用クロス材

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JP12223282U JPS5926367U (ja) 1982-08-13 1982-08-13 製本用クロス材

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Publication Number Publication Date
JPS5926367U JPS5926367U (ja) 1984-02-18
JPH0434061Y2 true JPH0434061Y2 (ja) 1992-08-13

Family

ID=30279471

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12223282U Granted JPS5926367U (ja) 1982-08-13 1982-08-13 製本用クロス材

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JPS5926367U (ja) 1984-02-18

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