JPH04337209A - 発泡絶縁電線 - Google Patents
発泡絶縁電線Info
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- JPH04337209A JPH04337209A JP3109208A JP10920891A JPH04337209A JP H04337209 A JPH04337209 A JP H04337209A JP 3109208 A JP3109208 A JP 3109208A JP 10920891 A JP10920891 A JP 10920891A JP H04337209 A JPH04337209 A JP H04337209A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器などに用いる信
号伝送用の発泡絶縁電線に関し、更に詳しくは、信号伝
播遅延時間が短く、難燃性,耐熱性,耐薬品性,電気特
性や機械特性が優れていて、コンピュータの高速信号伝
送路として用いて有用な発泡絶縁電線に関する。
号伝送用の発泡絶縁電線に関し、更に詳しくは、信号伝
播遅延時間が短く、難燃性,耐熱性,耐薬品性,電気特
性や機械特性が優れていて、コンピュータの高速信号伝
送路として用いて有用な発泡絶縁電線に関する。
【0002】
【従来の技術】汎用コンピュータの信号伝送路などに用
いる電線は、一般に、所定線径の素線の複数本を撚り合
わせて撚線導体とし、電気絶縁の確保と、信号の伝送ス
ピードを高めるために、この撚線導体の外周を樹脂の発
泡体で被覆した構造になっている。なお、導体としては
、上記した撚線導体の外に単線の場合もある。
いる電線は、一般に、所定線径の素線の複数本を撚り合
わせて撚線導体とし、電気絶縁の確保と、信号の伝送ス
ピードを高めるために、この撚線導体の外周を樹脂の発
泡体で被覆した構造になっている。なお、導体としては
、上記した撚線導体の外に単線の場合もある。
【0003】この発泡体としては、難燃性,耐熱性,耐
薬品性が優れ、更に電気特性や機械特性も優れていると
いうことから、フッ素樹脂の発泡体が通常用いられる。 そして、このフッ素樹脂発泡体の形成に際しては、多孔
質の四フッ化ポリエチレンのテープを導線の外周に巻回
したり、または、熱溶融可能なフッ素樹脂であるPFA
(パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)やF
EP(テトラフルオロエチレンヘキサフルオロプロピレ
ン共重合体)などに発泡剤を配合してそれを導線の外周
に押出発泡させたりする方法が適用されている。
薬品性が優れ、更に電気特性や機械特性も優れていると
いうことから、フッ素樹脂の発泡体が通常用いられる。 そして、このフッ素樹脂発泡体の形成に際しては、多孔
質の四フッ化ポリエチレンのテープを導線の外周に巻回
したり、または、熱溶融可能なフッ素樹脂であるPFA
(パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)やF
EP(テトラフルオロエチレンヘキサフルオロプロピレ
ン共重合体)などに発泡剤を配合してそれを導線の外周
に押出発泡させたりする方法が適用されている。
【0004】この後者のフッ素樹脂発泡体の形成方法は
、前者の方法に比べて安価であるという利点を備えてい
る。しかしながら、信号の伝送スピードを高めるために
、押出発泡時における発泡倍率を大きくすると、形成さ
れた発泡体の機械的強度が著しく減少してしまうという
問題を生ずる。このために、フッ素樹脂発泡体の外周に
、更に樹脂外層を設けて全体の強度を補強するという方
法が採用されている。
、前者の方法に比べて安価であるという利点を備えてい
る。しかしながら、信号の伝送スピードを高めるために
、押出発泡時における発泡倍率を大きくすると、形成さ
れた発泡体の機械的強度が著しく減少してしまうという
問題を生ずる。このために、フッ素樹脂発泡体の外周に
、更に樹脂外層を設けて全体の強度を補強するという方
法が採用されている。
【0005】そして、上記樹脂外層は、信号伝送スピー
ドや特性インピーダンスに影響を与えることのないよう
に、2.6以下の低誘電率のフッ素樹脂を用いて厚み0
.020〜0.050mmの層を押出被覆して形成され
るのが通例である。
ドや特性インピーダンスに影響を与えることのないよう
に、2.6以下の低誘電率のフッ素樹脂を用いて厚み0
.020〜0.050mmの層を押出被覆して形成され
るのが通例である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たフッ素樹脂の外層を設けた場合であっても、得られた
発泡絶縁電線の強度は、外層を設けないときに比べて、
その引張強度で1.5〜2.0倍,変形率で2.0〜3
.0倍になる程度であり、その補強効果が充分に高いと
はいえないのが現状である。例えば、上記した外層を設
けた場合でも、得られた発泡絶縁電線におけるフッ素樹
脂発泡体とその外周に押出被覆されているフッ素樹脂の
外層とから成る複合層の引張強度は、単位長さ重量当り
70〜90Kg/g/cm程度である。
たフッ素樹脂の外層を設けた場合であっても、得られた
発泡絶縁電線の強度は、外層を設けないときに比べて、
その引張強度で1.5〜2.0倍,変形率で2.0〜3
.0倍になる程度であり、その補強効果が充分に高いと
はいえないのが現状である。例えば、上記した外層を設
けた場合でも、得られた発泡絶縁電線におけるフッ素樹
脂発泡体とその外周に押出被覆されているフッ素樹脂の
外層とから成る複合層の引張強度は、単位長さ重量当り
70〜90Kg/g/cm程度である。
【0007】しかし、前記した多孔質四フッ化ポリエチ
レンテープを巻回した絶縁電線の場合は、そのテープ層
だけでも、引張強度は、単位長さ重量当り250Kg/
g/cm以上の値を示している。このように、押出発泡
と押出被覆によって製造した発泡絶縁電線は、その製造
コストが安価であるという利点を備えてはいるものの、
その機械的強度が大幅に低下するため、その使用領域が
極めて限定されてしまうという問題を有している。
レンテープを巻回した絶縁電線の場合は、そのテープ層
だけでも、引張強度は、単位長さ重量当り250Kg/
g/cm以上の値を示している。このように、押出発泡
と押出被覆によって製造した発泡絶縁電線は、その製造
コストが安価であるという利点を備えてはいるものの、
その機械的強度が大幅に低下するため、その使用領域が
極めて限定されてしまうという問題を有している。
【0008】本発明は押出発泡によってフッ素樹脂発泡
体を形成する絶縁電線における上記問題を解決し、電気
特性が優れていて、しかも多孔質四フッ化ポリエチレン
テープを巻回して発泡体層とした絶縁電線に比べて、そ
の引張強度が同等もしくはそれよりも大きい機械的特性
を有する発泡絶縁電線の提供を目的とする。
体を形成する絶縁電線における上記問題を解決し、電気
特性が優れていて、しかも多孔質四フッ化ポリエチレン
テープを巻回して発泡体層とした絶縁電線に比べて、そ
の引張強度が同等もしくはそれよりも大きい機械的特性
を有する発泡絶縁電線の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、導線と、前記導線の外周に
押出発泡して形成された発泡倍率が3倍以上のフッ素樹
脂発泡体と、前記フッ素樹脂発泡体の外周に押出被覆し
て形成され、単位長さ重量当りの引張強度が500Kg
/g/cm以上である厚み0.010〜0.050mm
の樹脂外層とから成ることを特徴とする発泡絶縁電線が
提供される。
ために、本発明においては、導線と、前記導線の外周に
押出発泡して形成された発泡倍率が3倍以上のフッ素樹
脂発泡体と、前記フッ素樹脂発泡体の外周に押出被覆し
て形成され、単位長さ重量当りの引張強度が500Kg
/g/cm以上である厚み0.010〜0.050mm
の樹脂外層とから成ることを特徴とする発泡絶縁電線が
提供される。
【0010】本発明の発泡絶縁電線において、導線の外
周を被覆して形成される発泡体は、フッ素樹脂から成り
、その発泡倍率は3倍以上とする。この発泡倍率が3倍
未満である低発泡体の場合は、信号の伝送スピードが遅
くなり、高速伝送が実現できなくなるからである。しか
し、過度に高発泡倍率にすると、機械的強度の低下が著
しくなって実用性に難が生ずるので、発泡倍率は3〜5
倍程度に制御することが好ましい。
周を被覆して形成される発泡体は、フッ素樹脂から成り
、その発泡倍率は3倍以上とする。この発泡倍率が3倍
未満である低発泡体の場合は、信号の伝送スピードが遅
くなり、高速伝送が実現できなくなるからである。しか
し、過度に高発泡倍率にすると、機械的強度の低下が著
しくなって実用性に難が生ずるので、発泡倍率は3〜5
倍程度に制御することが好ましい。
【0011】フッ素樹脂による押出発泡の方法は、従来
から行われている方法を適用すればよく、格別限定され
るものではない。このフッ素樹脂発泡体の外周には、後
述する樹脂外層が常法の押出被覆によって形成される。 この樹脂外層の形成に用いる樹脂としては、例えば、熱
可塑ポリイミド,ポリアリレート,ポリエーテルエーテ
ルケトン,ポリエーテルサルホン,ポリカーボネートの
いずれか1種であることが好ましい。とくにポリアリレ
ートまたはポリカーボネートは、押出し成形温度が25
0〜350℃であり他の樹脂と比較して成形加工が容易
である点で好適である。
から行われている方法を適用すればよく、格別限定され
るものではない。このフッ素樹脂発泡体の外周には、後
述する樹脂外層が常法の押出被覆によって形成される。 この樹脂外層の形成に用いる樹脂としては、例えば、熱
可塑ポリイミド,ポリアリレート,ポリエーテルエーテ
ルケトン,ポリエーテルサルホン,ポリカーボネートの
いずれか1種であることが好ましい。とくにポリアリレ
ートまたはポリカーボネートは、押出し成形温度が25
0〜350℃であり他の樹脂と比較して成形加工が容易
である点で好適である。
【0012】これらの樹脂は、いずれも、その誘電率が
4以下であることが好ましい。誘電率が4より大きい樹
脂で樹脂外層を形成すると、得られた絶縁電線の信号伝
播遅延時間が、高速伝送ケーブルに要求されている3.
8±0.1ns/mよりも若干増加するようになるから
である。形成された樹脂外層は、その単位長さ重量当り
の引張強度が500Kg/g/cm以上であり、またそ
の厚みが0.010〜0.030mmに設定される。
4以下であることが好ましい。誘電率が4より大きい樹
脂で樹脂外層を形成すると、得られた絶縁電線の信号伝
播遅延時間が、高速伝送ケーブルに要求されている3.
8±0.1ns/mよりも若干増加するようになるから
である。形成された樹脂外層は、その単位長さ重量当り
の引張強度が500Kg/g/cm以上であり、またそ
の厚みが0.010〜0.030mmに設定される。
【0013】なお、ここでいう単位長さ重量当りの引張
強度とは、ASTMD638に準拠して測定した引張強
さを、その試料片の1cm当りの重量で除した値をいう
。 この引張強度が500Kg/g/cmより低い場合、樹
脂外層とその下に位置するフッ素樹脂発泡体とを複合し
た複合樹脂層の単位長さ重量当りの引張強度、すなわち
得られた絶縁電線の強度は、前記した多孔質四フッ化ポ
リエチレンテープを用いた絶縁電線の引張強度である2
50Kg/g/cm以上と同等かもしくはそれより高い
値にならない。
強度とは、ASTMD638に準拠して測定した引張強
さを、その試料片の1cm当りの重量で除した値をいう
。 この引張強度が500Kg/g/cmより低い場合、樹
脂外層とその下に位置するフッ素樹脂発泡体とを複合し
た複合樹脂層の単位長さ重量当りの引張強度、すなわち
得られた絶縁電線の強度は、前記した多孔質四フッ化ポ
リエチレンテープを用いた絶縁電線の引張強度である2
50Kg/g/cm以上と同等かもしくはそれより高い
値にならない。
【0014】また、樹脂外層の厚みが0.010mmよ
り薄い場合は、絶縁電線全体の単位長さ重量当りの引張
強度が250Kg/g/cm以上を満たさず、0.03
0mmより厚くなると信号伝送スピードが遅くなるとい
う問題が引き起こされる。樹脂外層の好ましい厚みは、
用いる樹脂の単位長さ重量当りの引張強度、フッ素樹脂
発泡体の発泡倍率や厚みとの関係もあるが、概ね、0.
020〜0.030mmである。
り薄い場合は、絶縁電線全体の単位長さ重量当りの引張
強度が250Kg/g/cm以上を満たさず、0.03
0mmより厚くなると信号伝送スピードが遅くなるとい
う問題が引き起こされる。樹脂外層の好ましい厚みは、
用いる樹脂の単位長さ重量当りの引張強度、フッ素樹脂
発泡体の発泡倍率や厚みとの関係もあるが、概ね、0.
020〜0.030mmである。
【0015】
【実施例】実施例1〜6図1の断面図で示したように、
7本の素線1a(線径0.064mm)を撚り合わせて
成る撚線導線1(線径0.180mm)の外周に、発泡
剤入りのフッ素樹脂を押出発泡して発泡倍率3.4倍の
フッ素樹脂発泡体2(外径0.61mm)を形成した。
7本の素線1a(線径0.064mm)を撚り合わせて
成る撚線導線1(線径0.180mm)の外周に、発泡
剤入りのフッ素樹脂を押出発泡して発泡倍率3.4倍の
フッ素樹脂発泡体2(外径0.61mm)を形成した。
【0016】ついで、この発泡体2の外周に、表1に示
した単位長さ重量当りの引張強度を有する各種の樹脂を
押出被覆して表示の厚みの樹脂外層3を形成した。得ら
れた発泡絶縁電線につき、その信号伝播遅延時間(ns
/m)を測定した。また電線からフッ素樹脂発泡体2と
樹脂外層3の複合樹脂層を引きはがし、それぞれにつき
、単位長さ重量当りの引張強度を測定した。以上の結果
を一括して表1に示した。
した単位長さ重量当りの引張強度を有する各種の樹脂を
押出被覆して表示の厚みの樹脂外層3を形成した。得ら
れた発泡絶縁電線につき、その信号伝播遅延時間(ns
/m)を測定した。また電線からフッ素樹脂発泡体2と
樹脂外層3の複合樹脂層を引きはがし、それぞれにつき
、単位長さ重量当りの引張強度を測定した。以上の結果
を一括して表1に示した。
【0017】比較例1樹脂外層に用いた樹脂がテトラフ
ルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル
共重合体であったことを除いては、実施例1〜6と同様
にして発泡絶縁電線を製造した。信号伝播遅延時間と、
複合樹脂層の単位長さ重量当りの引張強度を測定した。 その結果を表1に示した。
ルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル
共重合体であったことを除いては、実施例1〜6と同様
にして発泡絶縁電線を製造した。信号伝播遅延時間と、
複合樹脂層の単位長さ重量当りの引張強度を測定した。 その結果を表1に示した。
【0018】比較例2実施例1〜6と同じフッ素樹脂発
泡体が形成され、樹脂外層は形成されていない発泡絶縁
電線を製造した。その信号伝播遅延時間とフッ素樹脂発
泡体の単位長さ重量当りの引張強度を表1に示した。従
来例実施例1〜6で用いた撚線導線の外周に、多孔質7
0%で厚み0.15mmの多孔質四フッ化ポリエチレン
テープを巻回して絶縁電線とした。
泡体が形成され、樹脂外層は形成されていない発泡絶縁
電線を製造した。その信号伝播遅延時間とフッ素樹脂発
泡体の単位長さ重量当りの引張強度を表1に示した。従
来例実施例1〜6で用いた撚線導線の外周に、多孔質7
0%で厚み0.15mmの多孔質四フッ化ポリエチレン
テープを巻回して絶縁電線とした。
【0019】この絶縁電線の信号伝播遅延時間とテープ
の単位長さ重量当りの引張強度測定し、その結果を表1
に示した。
の単位長さ重量当りの引張強度測定し、その結果を表1
に示した。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
発泡絶縁電線は、高速伝送ケーブルに要求される信号伝
播遅延時間を満足してその特性低下を招くことなく、従
来の発泡絶縁電線である比較例1のものに比べても、そ
の機械的強度は略同等になっている。
発泡絶縁電線は、高速伝送ケーブルに要求される信号伝
播遅延時間を満足してその特性低下を招くことなく、従
来の発泡絶縁電線である比較例1のものに比べても、そ
の機械的強度は略同等になっている。
【0022】本発明の発泡絶縁電線は、フッ素樹脂発泡
体と樹脂外層が導線の外周に押出被覆によって形成され
るので、従来のテープ巻きによるものに比べて、その製
造コストが非常に安価となり、例えばコンピュータの高
速信号伝送路としての工業的価値は極めて大である。
体と樹脂外層が導線の外周に押出被覆によって形成され
るので、従来のテープ巻きによるものに比べて、その製
造コストが非常に安価となり、例えばコンピュータの高
速信号伝送路としての工業的価値は極めて大である。
【図1】本発明の実施例電線を示す断面図である。
1 導線
1a 素線
2 フッ素樹脂発泡体
3 樹脂外層
Claims (4)
- 【請求項1】 導線と、前記導線の外周に押出発泡し
て形成された発泡倍率が3倍以上のフッ素樹脂発泡体と
、前記フッ素樹脂発泡体の外周に押出被覆して形成され
、単位長さ重量当りの引張強度が500Kg/g/cm
以上である厚み0.010〜0.050mmの樹脂外層
とから成ることを特徴とする発泡絶縁電線。 - 【請求項2】 前記樹脂外層の樹脂が誘電率4以下の
樹脂である請求項1の発泡絶縁電線。 - 【請求項3】 前記樹脂外層の樹脂が、熱可塑性ポリ
イミド,ポリアリレート,ポリエーテルエーテルケトン
,ポリエーテルサルホン,ポリカーボネートの群から選
ばれるいずれか1種である請求項1または2の発泡絶縁
電線。 - 【請求項4】 前記樹脂外層の樹脂が、ポリアリレー
トまたはポリカーボネートである請求項1または2のい
ずれかの発泡絶縁電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3109208A JPH04337209A (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 発泡絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3109208A JPH04337209A (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 発泡絶縁電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04337209A true JPH04337209A (ja) | 1992-11-25 |
Family
ID=14504340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3109208A Pending JPH04337209A (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 発泡絶縁電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04337209A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009193915A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Totoku Electric Co Ltd | コイル用絶縁電線 |
JPWO2016039350A1 (ja) * | 2014-09-09 | 2017-07-13 | 古河電気工業株式会社 | 絶縁電線、コイルおよび電気・電子機器ならびに絶縁電線の製造方法 |
WO2018122759A1 (en) * | 2016-12-29 | 2018-07-05 | Sabic Global Technologies B.V. | Extrusion process for coating wire, and wires made therefrom |
-
1991
- 1991-05-14 JP JP3109208A patent/JPH04337209A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009193915A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Totoku Electric Co Ltd | コイル用絶縁電線 |
JPWO2016039350A1 (ja) * | 2014-09-09 | 2017-07-13 | 古河電気工業株式会社 | 絶縁電線、コイルおよび電気・電子機器ならびに絶縁電線の製造方法 |
WO2018122759A1 (en) * | 2016-12-29 | 2018-07-05 | Sabic Global Technologies B.V. | Extrusion process for coating wire, and wires made therefrom |
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