JPH0433425A - サイトダイバーシティ切替制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は衛星放送のサイトダイバーシティ切替制御装置
に関する。

〔従来の技術〕

衛星通信のフィーダリンクでの降雨減衰対策の一つとし
てサイトダイバーシティ方式がある。従来、この種の制
御方式では、ダウンリンク波の受信レベルまたは交差偏
波成分等の変化を検出する減衰検知により、制御回線を
通しバックアップ送信局の送信機オン制御を行い、また
自局の送信機をオフすることにより送信局の切替を行っ
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような従来の制御方式では、専用のダウンリンク波
減衰の検出装置が必要になる上、ダウンリンク波を監視
しているために衛星の中継器の故障による減衰も含まれ
てしまう。また、衛星放送では時間帯を区切り、異なる
番組を送信する局が複数存在するので、減衰を検知した
時に自局が送信中であるかの人間系の判断が必要になる
。さらに、バックアップ送信局への切替を制御回線を通
して送信機を制御しているので送信局切替時に放送波の
瞬断または重なりが発生する等の問題がある。

本発明の目的は、専用のダウンリンク波の検出装置を用
いることなく高い信顧度でアップリンク波の減衰を検知
し、かつ送信局の切替を瞬断なく行う切替制御装置を提
供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の切替制御装置は、放送衛星とでサイトダイバー
シティ方式を構成する地上局に、衛星入力レベルテレメ
トリィデータからフィーダリンク波の降雨減衰を検知す
る手段と、テレビ信号に重畳する送信局識別信号（以下
、Ｉｓ倍信号称する）に基づいて送信局の自局識別と送
信局切替タイミングをとる手段とを備えている。

例えば、地上局は、テレビ信号にＩｓ倍信号重畳するＩ
Ｓ信号重畳部と、この重畳されたテレビ信号を送信する
送信機と、放送衛星からのテレビ信号を受信する受信機
と、受信テレビ信号中のＩＳ信号を検出するＩｓ信号検
出部と、衛星入力レベルテレメトリィデータを出力する
テレメトリィ受信機と、この衛星入力レベルテレメトリ
ィデータとＩｓ信号検出部からの出力に基づいてＩｓ信
号重畳部および送信機をオン、オフ制御する切替判断部
とを備えている。

〔作用〕

本発明によれば、衛星入力レベルテレメトリィデータか
らフィーダリンク波の降雨減衰を検知し、かつテレビ信
号に重畳したＩｓ倍信号より自局送信中の識別を行なっ
てアップリンク波の減衰を検知することができる。

〔実施例〕

次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明のサイトダイバーシティ切替制御装置を
備える放送衛星送信局間の構成を示すブロック図である
。図において、Ａ局１１を通常の送信局とし、８局１２
をそのバックアツプ局とし、これらの間で放送衛星１３
を介してサイトダイバーシティの送信局切替が行われる
。

Ａ局１１は、テレビ信号１４の■ブランキング期間にＡ
局１１が送信中である送信局識別信号（以下、Ｉｓ倍信
号をテレビ信号に重畳するＩｓ倍信号重畳１５と、この
Ｉｓ倍信号重畳されたテレビ信号を送信する送信機１６
を有する。また、放送衛星１３からのテレビ信号を受信
する受信機１７と、この受信信号からＩｓ倍信号検出す
るＩＳ信号検出部１８を有している。さらに、衛星入力
レベルテレメトリィデータを出力するテレメトリィ受信
機２２と、このデータ値と前記ＩＳ信号検出部１８の出
力に応じてＩｓ倍信号重畳１５におけるＩＳ信号の重畳
をオン、オフ制御する切替判断部１９を備えている。

また、８局１２も略同じ構成であるが、ここではＩｓ信
号検出部２６と送信機２７を図示している。そして、Ａ
局１１と８局１２とは地上回線２９で接続されている。

この構成において、Ａ局１１では、テレビ信号に■ブラ
ンキング期間にＩＳ信号をＩｓ倍信号重畳１５にて重畳
し、送信機１６から送信する。この送信信号は放送衛星
１３を介して受信機１７で受信され、Ｉｓ信号検出部１
８にて受信テレビ信号１５中のＩｓ倍信号検出され、自
局送信中情報２０が切替判断部１９に送られる。

このとき、８局１２にはＩＳ信号が重畳されたテレビ信
号２１が地上回線２９にて送られている。

そして、Ａ局１１に降雨が発生するとフィーダーリンク
波の減衰が増し、テレメトリィ受信機２２からの衛星入
力レベルテレメトリィデータ２３の内容がある一定レベ
ルを下回ると切替判断部１９にて自局送信中情報２０が
オンの条件でＩｓ倍信号重畳１５にＩＳ信号オフ指令２
４を送る。

この結果、Ｉｓ信号検出部１８では送信のＩｓ信号断を
検出し、かつその後の一定遅延時間後に送信機１６に対
して送信機オフ制御２５を送る。

一方、８局１２のＩｓ信号検出部２６でもＩｓ信号断を
検出し、送信機２７に対して送信機オン制？ｌｌ１２Ｂ
を送ることにより、８局１２に送信局が切り替わる。

したがって、専用のダウンリンク波減衰の検出装置を用
いなくともアップリンク波の減衰を検知し、サイトダイ
バーシティ切替が実行される。

なお、Ｉｓ倍信号断を現在の送信局およびバックアップ
送信局で検出し、一定遅延時間後に送信機のオン、オフ
制御を行っているが、この遅延時間を例えば特公昭５９
−２４１１号に記載の放送衛星用番組切替制御方式で述
べられている送信局と放送衛星までの電波伝播時間を考
慮した時間に設定すれば、送信局の切替を瞬断なく、し
かも自動できに行うことも可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、衛星入力レベルテレメト
リィデータからフィーダリンク波の降雨減衰を検知し、
テレビ信号の■ブランキング期間に重畳したＩＳ信号に
より自局送信中の識別を行うので、専用のダウンリンク
波減衰の検出装置を用いることなく高信転度にてアップ
リンク波の減衰を検知でき、好適な送信局の切替が実現
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のサイトダイバーシティ切替制御装置を
備える放送衛星送信局相互間の構成を示すブロック図で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、通常送信局またはバックアップ送信局としてそれぞ
   れ設定された複数の地上局と、これらの間に介在される
   放送衛星とで構成されるサイトダイバーシティ方式にお
   いて、前記地上局には、衛星入力レベルテレメトリィデ
   ータからフィーダリンク波の降雨減衰を検知する手段と
   、テレビ信号に重畳する送信局識別信号に基づいて送信
   局の自局識別と送信局切替タイミングをとる手段とを備
   えることを特徴とするサイトダイバーシティ切替制御装
   置。 ２、地上局には、テレビ信号に送信局識別信号を重畳す
   る送信局識別信号重畳部と、この重畳されたテレビ信号
   を送信する送信機と、放送衛星からのテレビ信号を受信
   する受信機と、受信テレビ信号中の送信局識別信号を検
   出する送信局識別信号検出部と、衛星入力レベルテレメ
   トリィデータを出力するテレメトリィ受信機と、この衛
   星入力レベルテレメトリィデータと前記送信局識別信号
   検出部からの出力に基づいて送信局識別信号重畳部およ
   び送信機をオン、オフ制御する切替判断部とを備えるこ
   とを特徴とするサイトダイバーシティ切替制御装置。