JPH04324335A - 光増幅器の高光出力保護回路 - Google Patents

光増幅器の高光出力保護回路

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JPH04324335A
JPH04324335A JP3122106A JP12210691A JPH04324335A JP H04324335 A JPH04324335 A JP H04324335A JP 3122106 A JP3122106 A JP 3122106A JP 12210691 A JP12210691 A JP 12210691A JP H04324335 A JPH04324335 A JP H04324335A
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optical
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amplifier
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Tetsuya Kiyonaga
哲也 清永
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光増幅器の高光出力保護
回路に関する。電子回路の分野で増幅器があらゆる機器
構成の基本となるように、光通信の分野でも光を直接増
幅できる光増幅器は、光通信システムの高機能化、高性
能化に不可欠な要素であり、世界の主要な通信研究機関
で盛んに研究されており、現状では実用化段階を迎えよ
うとしている。かかる光増幅器ではその高光出力が誤っ
て人の目に入ると目を傷つけることになるので、何らか
の保護が必要とされている。
【0002】
【従来の技術】光増幅器は半導体光増幅器、希土類添加
ファイバ光増幅器、ラマン光増幅器の三つに大別される
【0003】半導体光増幅器は基本的にはレーザダイオ
ードと同様に、電流注入による半導体活性層の利得機構
を利用し、デバイスを発振しきい値以下で動作させて、
外部からの注入光に対する光増幅作用を得るものである
【0004】希土類添加ファイバ光増幅器はファイバの
コア部に、Nd3+、Er3+などの希土類元素を添加
した光ファイバを増幅媒質として用いるもので、特にE
r3+添加光ファイバは波長1.55μm帯にレーザ遷
移周波数を有しているので、この波長域での光増幅が可
能であり、光通信システムへの適用が期待されている

0005】ラマン光増幅器は非線形光学効果である誘導
ラマン散乱現象を利用して励起光から信号光への光パワ
ー変換過程によって増幅作用を得るものである。これら
の光増幅器の光通信システムへの適用形態としては、光
増幅中継器、光前置増幅器、光ブースタ増幅器などが考
えられている。
【0006】ところで、これらの光増幅器を用いて光送
信器の出力を増幅して出力する場合、光増幅器出力に数
10〜数100mWの高出力光が出射されることになる
。このような高出力光が誤って目に入ると、目を傷つけ
る危険があるため、何らかの保護が必要となる。
【0007】従来、このような高出力光の保護対策とし
て例えば図6に示されるような保護カバーを用いるもの
がある。この保護カバー61は光増幅器64の出力端と
なる光レセプタクル63を覆うカバーであり、使用時に
はこの保護カバー61をずらして光レセプタクル63を
露出させ、これに他の機器あるいは伝送路に接続するた
めの短尺光ファイバ62を接続するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
保護カバーは高光出力に対する保護というよりもむしろ
、光レセプタクルに対する防塵対策といった意味合いが
強かった。
【0009】このため、ファイバ光増幅器の出力光を他
の機器あるいは伝送路に短尺ファイバで接続する場合に
は、短尺ファイバの出力端からは相変わらず高光出力が
出射されるため、保護カバーは高光出力の保護対策とし
てのその役割を果たさなくなってしまう。特にファイバ
光増幅器の出力に短尺ファイバを接続したままその出力
端を開放してクリーニングしようとした場合、クリーニ
ング状態を確かめようとして短尺ファイバの出力端をつ
い覗き込んでしまうことが多いため、高光出力を目に入
れてしまう危険性がある。
【0010】もちろん、これらの作業をする時に光増幅
器の電源をオフにすれば危険を回避することができるが
、作業の度に光増幅器の電源をオン/オフすることは煩
わしいものである。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、光増幅器の出力端側
が開放された場合に自動的にこの出力端側から高光出力
が出射されないようにすることで、高光出力を誤って目
に入れるなどの危険を防止すことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。本発明に係る光増幅器の高光出力保護回
路は、一つの形態として、図1の〔A〕に示されるよう
に、光増幅器101から出力される信号光の大きさをモ
ニタする信号光モニタ回路104と、光増幅器101の
出力端102側からの反射戻り光の大きさをモニタする
反射戻り光モニタ回路103と、信号光モニタ回路10
4で検出した信号光の大きさと反射戻り光モニタ回路1
03で検出した反射戻り光との比を求める演算回路10
5と、演算回路105で求めた比を所定の基準値と比較
することで光増幅器101の出力端102側の開放/接
続の状態を判定する判定回路106とを備え、判定回路
106により出力端102側が開放状態と判定された時
には光増幅器101からの信号光出力の大きさを下げる
ように構成される。
【0013】また本発明に係る光増幅器の高光出力保護
回路は、他の形態として、図1の〔B〕に示されるよう
に、光増幅器101の励起光源113の状態をモニタす
る励起光源モニタ回路114と、光増幅器101の出力
端102側からの反射戻り光の大きさをモニタする反射
戻り光モニタ回路115と、励起光源モニタ回路114
でモニタされた励起光源113の状態に応じた大きさの
基準値を発生する基準値発生回路116と、反射戻り光
モニタ回路115で検出された反射戻り光を基準値発生
回路116からの基準値と比較することで出力端102
側の開放/接続の状態を判定する判定回路117とを備
え、判定回路117により出力端102側が開放状態と
判定された時には光増幅器101からの信号光出力の大
きさを下げるように構成される。
【0014】
【作用】前者の形態の光増幅器の高光出力保護回路では
、光増幅器101から出力される信号光の大きさと出力
端102側からの反射戻り光の大きさをそれぞれ信号光
モニタ回路104と反射戻り光モニタ回路103でモニ
タし、その比を演算回路105で求める。この比は、光
増幅器101のオン、オフの状態あるいはその利得に係
わらず、出力端102側が開放で反射戻り光が大きい場
合には所定の基準値よりも大きく、出力端102側が接
続で反射戻り光が少ない場合には基準値よりも小さくな
るので、判定回路106はこれにより出力端102側が
開放されているか接続されているかを判定できる。
【0015】この判定結果により、出力端102側が接
続されている場合には光増幅器101から高光出力を出
力するようにし、一方、開放されている場合には光増幅
器101をオフにする、あるいはその増幅率を落とすな
どして光増幅器101からの信号光出力の大きさを下げ
る。これにより、出力端102側の開放時には高光出力
が出力されないようになるので、高光出力を誤って目に
入れるような危険をなくすことができる。
【0016】後者の形態の光増幅器の高光出力保護回路
では、光増幅器101の励起光源113の状態を励起光
源モニタ回路114でモニタし、一方、光増幅器101
の出力端102側からの反射戻り光の大きさを反射戻り
光モニタ回路115でモニタする。基準値発生回路11
6は励起光源モニタ回路114でモニタされた励起光源
113の状態に応じた大きさの基準値を発生する。例え
ば励起光源がオンの時に第1の基準値、オフの時にそれ
よりも低い第2の基準値を発生する。
【0017】判定回路117は反射戻り光モニタ回路1
15で検出された反射戻り光を基準値発生回路116か
らの基準値と比較することで出力端102側の開放/接
続の状態を判定する。例えば励起光源がオンの状態で光
増幅器101が通常の増幅作用を持っている場合には、
反射戻り光が上述の第1の基準値よりも大きい時に出力
端102側が開放状態、小さい時に接続状態と判定する
。この判定の結果、出力端102側が開放状態の時には
励起光源をオフにするなど、光増幅器101から出力さ
れる信号光出力の大きさを下げる。
【0018】この結果、反射戻り光の大きさも下がるの
で、基準値発生回路116からの基準値を例えば上述の
第1の基準値よりも小さい第2の基準値とし、この第2
の基準値を超えるか否かで、出力端102側が開放か接
続かを判断するようにする。出力端102側が再び接続
状態となった時には反射戻り光の大きさがこの第2の基
準値を超えるので、再び励起光源103をオンにするな
どして光増幅器101からの出力を高光出力とする。こ
れにより光増幅器101はもとの状態に戻る。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する図2には本発明の一実施例としての光増幅器の高光
出力保護回路が示される。この実施例は光増幅器として
希土類添加ファイバ光増幅器を用い、これを光ブースタ
増幅器に適用した場合の例である。
【0020】図2において、20は希土類添加ファイバ
としてEr3+添加ファイバ200を用いて光送信器か
らの信号光を増幅する光増幅器であり、Er3+添加フ
ァイバ200を前方向励起するための駆動回路205、
励起レーザダイオード203、WDM(波長多重)カプ
ラ201と、後方向励起するための駆動回路206、励
起レーザダイオード204、WDMカプラ202とを含
み構成される。この光増幅器20は駆動回路205、2
06がオンされている時に20dBmの増幅率を持つも
のとし、駆動回路205、206がオフされると光送信
器からの信号光を増幅せずに単に通過させるようになっ
ている。
【0021】21は光方向性結合器としての光カプラで
あり、4つの端子■〜■を有し、端子■には光増幅器2
0からの増幅信号光が入力され、端子■は光ブースタ増
幅器2の出力端としての光コネクタ4に接続される。残
りの端子■、■にはそれぞれ受光器22、23が接続さ
れる。ここで、光カプラ21はその分岐比が9:1とな
っており、その端子■に入力された光増幅器の増幅信号
光が端子■、■に9:1の割合で分岐されて出力され、
また端子■に入力された光コネクタ4側からの反射戻り
光が端子■、■に9:1の割合で分岐されて出力される
。なお光カプラ21の分岐比はシステムで要求される光
ブースタ増幅器の利得と光カプラ21の入出力に設けた
受光器22、23の感度との兼ね合いにより決定される
【0022】受光器23は光増幅器20からの信号光を
モニタするためのものであり、その受光出力は対数増幅
器25に入力されてその大きさが対数値に変換される。 また受光器22は光コネクタ4側からの反射戻り光をモ
ニタするためのものであり、その受光出力は対数増幅器
24に入力されてその大きさが対数値に変換される。こ
れらの受光器の検波効率は1A/Wであるものとする。 このように受光器22、23の検波効率を等しくすれば
、光カプラ21は対称であるので、受光器22には反射
戻り光電力に比例した出力が、また受光器23には信号
光電力に比例した出力が得られるものである。
【0023】対数増幅器24、25は二つの受光器22
、23の出力をリニア量で比較するのはレベル差があり
過ぎるので、これらの出力を対数化して比較しやすい量
に変換するものである。26はこれら対数増幅器24、
25の出力がそれぞれ入力されてその差分を求める差動
増幅器である。。したがってこの差動増幅器26から出
力される差分値は受光器22、23の出力を対数除算し
たものとなり、受光器22と23の出力の比、すなわち
信号光電力と反射戻り光電力の比に相応する。この差分
値は比較器28に入力される。
【0024】比較器28には基準電圧発生回路27から
基準電圧Vref が入力されており、比較器28は差
動増幅器26からの差分値をこの基準電圧Vref と
比較し、その結果に基づき差分値が基準電圧Vref 
を超えなければ駆動回路205、206をオンする制御
信号を、また基準電圧Vref を超えればオフする制
御信号を発生し、この制御信号をそれぞれ駆動回路20
5、206に与えるよう構成される。この基準電圧Vr
ef は、光コネクタ4側から反射戻り光がある場合(
短尺光ファイバ3のコネクタ端が開放状態となっている
場合)の差動増幅器26の出力電圧と、反射戻り光がな
い場合(コネクタ端が接続状態となっている場合)の差
動増幅器26の出力電圧との中点に設定される。この光
コネクタ4には短尺光ファイバ3が接続され、この短尺
光ファイバ3を介して光ブースタ増幅器2を他の機器や
伝送路に接続できる。
【0025】以下、この実施例装置の動作が説明される
。ここで、短尺光ファイバ3は、その出力端が他の機器
に接続されている場合には反射戻り光が−30dB(約
0.1%の戻り光)となり、開放されている場合には−
14dB(約4%の戻り光)となるものとして説明を行
う。ここで、説明を簡単化するために、ファイバ、コネ
クタの損失および光カプラの挿入損失などは無視する。
【0026】受光器23は光増幅器20からの信号光電
力をモニタしており、一方、受光器22は短尺光ファイ
バ3側からの反射戻り光電力をモニタしている。この受
光器22と23の出力を次段の対数増幅器24、25で
対数化して差動増幅器26によりそれらの差をとる。す
なわち信号光電力と反射戻り光電力を対数除算すること
でその比を求めたことになる。
【0027】いま、図3の(a)に示されるように、光
増幅器20がオンの状態で、かつ短尺光ファイバ3のコ
ネクタ端が接続状態にあるものとする。この場合、光増
幅器20で20dBmに増幅された信号光は、接続状態
にあるコネクタ端で−30dBが反射されて、光カプラ
の■の端子に−10dBmの反射戻り光が戻り、受光器
22には−20dBmの反射戻り光電力が検出される。 一方、受光器23には10dBmの信号光電力が検出さ
れる。これらを対数除算(対数増幅器24、25、差動
増幅器26による演算)すると、−30dBの出力が得
られる。
【0028】次に、図3の(b)に示されるように、光
増幅器がオンの状態で、かつ短尺光ファイバ3のコネク
タ端が開放状態にあるものとする。この場合、光増幅器
20で20dBmに増幅された信号光は、開放状態にあ
るコネクタ端で−14dBmが反射されて、光カプラの
■端子に6dBの反射戻り光が戻り、受光器22には−
4dBmの反射戻り光電力が検出される。また、受光器
23には10dBmの信号光電力が検出されているので
、これらを対数除算すると、−14dBの出力が得られ
る。
【0029】次に、図3の(c)に示されるように、光
増幅器がオフの状態で、かつ短尺光ファイバ3のコネク
タ端が開放状態にあるものとする。この場合、光増幅器
20からの0dBmの信号光(すなわち増幅されていな
い信号光)は、開放状態にあるコネクタ端で−14dB
mが反射されて、光カプラの■端子に−14dBmの反
射戻り光が戻り、受光器22には−24dBmの反射戻
り光電力が検出される。また、受光器23には−10d
Bmの信号光電力が検出されているので、これらを対数
除算すると、−14dBの出力が得られる。
【0030】更に、図3の(d)に示されるように、光
増幅器がオフの状態で、かつ短尺光ファイバ3のコネク
タ端が接続状態にあるものとする。この場合、光増幅器
20からの0dBmの信号光は、接続状態にあるコネク
タ端で−30dBmが反射されて、光カプラの■端子に
−30dBmの反射戻り光が戻り、受光器22には−4
0dBmの反射戻り光電力が検出される。また、受光器
23には−10dBmの信号光電力が検出されているの
で、これらを対数除算すると、−30dBの出力が得ら
れる。
【0031】このように、差動増幅器26の出力には、
光増幅器20のオン、オフあるいは利得変動にかかわら
ず、短尺光ファイバ3の出力端が接続されている場合に
は信号光の−30dBmに比例した出力が、開放されて
いる場合には−14dBmに比例した出力が得られるの
で、これを−30dBmと−14dBmの中点に設定さ
れた基準電圧Vref (例えば−24dBmに相応す
る電圧)と比較することで、短尺光ファイバ3の出力端
が開放されているか、接続されているかを判定できる。 この判定の結果、出力端が接続されている場合には、駆
動回路205、206をオンにするよう制御信号を与え
て光送信器からの信号光を光増幅器20で増幅して高光
出力を出力し、一方、開放されている場合には駆動回路
205、206をオフにするよう制御信号を与えて光増
幅器20の増幅作用を停止して光送信器からの信号光を
増幅せずにそのまま出力するようにして高光出力が出力
されないようにする。
【0032】上述した実施例では、短尺光ファイバ3の
出力端の接続、開放に応じて光増幅器20をオン、オフ
するようにしたが、本発明はこれに限られるものではな
く、開放状態時に光増幅器20をオフするまでせずに危
険のないようにその増幅率を下げるものであってもよい
。また、上述の実施例では、光増幅器として希土類添加
ファイバ光増幅器を用いているが、もちろん本発明はこ
れに限られるものではなく、ラマン光増幅器あるいは半
導体光増幅器を光増幅器として用いる場合にも適用でき
る。
【0033】図4には本発明の他の実施例が示される。 この実施例は後方向励起方式のファイバ光増幅器を光ブ
ースタ増幅器5として用いる場合のものである。図中、
50はEr3+添加ファイバであり、このEr3+添加
ファイバ50には駆動回路57、励起レーザダイオード
58、WDMカプラ51から後方向に励起光が供給され
ており、それにより光送信器1からの信号光を増幅して
光コネクタ4に接続された短尺光ファイバ3に出力する
【0034】受光器53は励起レーザダイオード58の
励起光の大きさをモニタする受光器であり、この受光器
53の出力は基準電圧発生回路55に入力される。基準
電圧発生回路55はこの受光器53の出力に応じて、レ
ーザダイオード58から励起光が出力されている時には
第1の基準電圧Vref1を、励起光が出力されていな
い時には第2の基準電圧Vref2を出力して、これを
比較器56に与えるようになっている。
【0035】信号光と励起光を合波するWDMカプラの
余剰端には受光器52に設けられており、この受光器5
2は短尺光ファイバ3からの反射戻り光をモニタするよ
うになっている。この受光器52の出力は増幅器54で
増幅されて比較器56に入力されるよう構成される。比
較器56は受光器52で検出された反射戻り光の大きさ
を基準電圧発生回路55からの基準電圧と比較すること
で、短尺光ファイバ3側から反射戻り光があるか否か(
すなわち出力コネクタ端が開放されているか否か)を判
定し、反射戻り光がある場合には励起レーザダイオード
58をオフし、ない場合にはオンするよう制御信号を発
生して駆動回路57に出力するように構成される。
【0036】以下、この実施例装置の動作が説明される
。まず、光増幅器がオンの状態でかつ光ブースタ増幅器
5の出力側に接続した短尺光ファイバ3が他の機器ある
いは伝送路に接続されている状態の場合について述べる
。この場合、励起光レーザダイオード58からは励起光
が発生されていて光増幅器は増幅作用を行っており、受
光器53はその励起光の発生をモニタしていて、それに
応じて基準電圧発生回路55からは図5に示されるよう
に第1の基準電圧Vref1が発生されている。
【0037】この場合、反射戻り光はほとんどないので
(実際には信号光の−30dB程度の戻り光がある)、
反射戻り光モニタ用の受光器52の出力電圧は図5中に
点aで示されるように、設定された第1の基準電圧Vr
ef1以下となる。これにより比較器56からは、駆動
回路57をオン、すなわち励起光源をオンのままにする
ように制御信号が出力される。
【0038】次に、光増幅器がオンの状態でかつ短尺光
ファイバ3のコネクタ端が開放された場合、このコネク
タ端で−14dB程度の反射戻り光が発生する。これに
より受光器52の出力側には、増幅された信号光電力に
比例した電圧が現れる。これにより受光器52の出力電
圧は図5中に点bで示されるように第1の基準電圧Vr
ef1を超えることになる。すると、これが比較器56
で判定されて、駆動回路57をオフ、すなわち励起光源
をオフにするので、光送信器1からの信号光はEr3+
添加ファイバ50で増幅されることなくそのまま短尺光
ファイバ3側に出力される。
【0039】このように光増幅器が増幅作用を持つ時と
持たない時では、反射戻り光の大きさが変化することに
なるが、増幅作用を持たない時にはそれが受光器53の
出力電圧に基づいて判定されて基準電圧発生回路55で
設定される基準電圧が第1の基準電圧Vref1よりも
低い第2の基準電圧Vref2となる。この結果、光増
幅器がオフでかつ短尺光ファイバ3の出力端が開放され
ている時には、受光器52の出力電圧も光増幅器の利得
分だけ低いものとなるが、その場合でも図5中の点cに
示されるように第2の基準電圧Vref2以上であるた
め励起光源はオフのままに維持される。
【0040】さらに光増幅器がオフの状態で短尺光ファ
イバ3を他の機器あるいは伝送路に接続すると、反射戻
り光がない状態になるので、受光器52の出力電圧は図
5中の点dに示すように第2の基準電圧Vref2以下
となり、これにより励起光源が再びオンとなり、最初の
状態に復帰する。
【0041】上述の実施例では、WDMカプラの余剰端
を利用することでファイバ光増幅器の利得特性を劣化さ
せることなく反射戻り光をモニタして保護機能を付加す
るようにしているが、もちろん、図2の実施例で説明し
たような光カプラ21を用いて反射戻り光のモニタと光
増幅器のオン/オフを検出するようにすることも可能で
ある。また上述の実施例は後方向励起方式のファイバ光
増幅器についてのものであるが、上述の光カプラ21等
を用いて反射戻り光をモニタするように構成すれば前方
向励起方式のファイバ光増幅器に適用することも可能で
ある。またEr3+添加ファイバを通常のファイバに置
き換えて励起光源をNd:YAGレーザ等の高出力レー
ザに置き換えることによりラマン増幅器への適用も可能
である。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
、光増幅器の出力端が開放状態になるとそれから出力さ
れる光出力の大きさが自動的に小さくなるので、光増幅
器の出力端を開放時にそれからの高光出力を誤って目に
入れるといった危険をなくすことができる。またこの制
御を信号光、反射戻り光、あるいは励起光源の状態をモ
ニタしつつ行っているので、装置の電源の入れ直しなど
を行わなくとも、出力端を接続状態に戻した時には自動
的に高光出力のもとの状態に戻すことができるので、操
作が非常に簡便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例としての光増幅器の高光出力
保護回路を示す図である。
【図3】図2の実施例装置の動作を説明するための図で
ある。
【図4】本発明の他の実施例としての光増幅器の高光出
力保護回路を示す図である。
【図5】図4の実施例装置の動作を説明するための図で
ある。
【図6】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1  光送信器 2、5  光ブースタ増幅器 3  短尺光ファイバ 4  光コネクタ 21  光カプラ 22、23、52、53  受光器 24、25  対数増幅器 26  差動増幅器 28、56  比較器 27、55  基準電圧発生回路 200、50  Er3+添加光ファイバ51、201
、202  WDMカプラ57、205、206  駆
動回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光増幅器(101)から出力される信
    号光の大きさをモニタする信号光モニタ回路(104)
    と、該光増幅器の出力端(102)側からの反射戻り光
    の大きさをモニタする反射戻り光モニタ回路(103)
    と、該信号光モニタ回路で検出した信号光の大きさと該
    反射戻り光モニタ回路で検出した反射戻り光との比を求
    める演算回路(105)と、該演算回路で求めた比を所
    定の基準値と比較することで光増幅器の出力端側の開放
    /接続の状態を判定する判定回路(106)とを備え、
    該判定回路により出力端側が開放状態と判定された時に
    は該光増幅器からの信号光出力の大きさを下げるように
    構成された光増幅器の高光出力保護回路。
  2. 【請求項2】  光増幅器(101)の励起光源(11
    3)の状態をモニタする励起光源モニタ回路(114)
    と、該光増幅器の出力端側からの反射戻り光の大きさを
    モニタする反射戻り光モニタ回路(115)と、該励起
    光モニタ回路でモニタされた励起光源の状態に応じた大
    きさの基準値を発生する基準値発生回路(116)と、
    該反射戻り光モニタ回路で検出された反射戻り光を該基
    準値発生回路からの基準値と比較することで出力端側の
    開放/接続の状態を判定する判定回路(117)とを備
    え、該判定回路により出力端側が開放状態と判定された
    時には該光増幅器からの信号光出力の大きさを下げるよ
    うに構成された光増幅器の高光出力保護回路。
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