JPH04322712A - 空気清浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は喫煙時等における室内空
気の汚れ，浮遊じんあい，ハウスダストの除去、及び脱
臭を行なう空気清浄機に関する。

【０００２】

【従来の技術】空気清浄機は、室内空気を循環する送風
機，浄化手段，運転制御手段が基本構成部品であるが、
例えば特開昭５９−２１７４２９号に示されるように、
モータ，ファン，浄化手段が厚み方向に加算される形状
であった。また、フィルターの交換において、前記従来
例において卓上使用と壁掛け使用の兼用を可能とするた
め、卓上時の向きを壁掛け時には逆向きに設置する考え
が述べられているが、これに伴なうフィルターの着脱方
向は、前カバーを外して交換するか、あるいは、本体の
側面方向に、フィルターを収納するフィルター枠毎、引
き出す考えかたであった。横方向に引き出すことを考え
ると、ファンと厚み方向に重ねる方式が、横移動しやす
い利点があったからと推定される。しかしながら、製品
厚みのより薄形化、及び、従来例のような送風機方式に
おいては考えにくい本体の幅方向に広がりのある風を得
て、人体にやわらかい風の作用で、高い浄化性能を得る
目的が生じて来たこと。浄化性能の秀れたフィルターの
改良構造、及び使用者に便利なフィルター交換を考える
必要がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明では、第１に遠
心力形ファンとしての特性を有するファンを、横方向に
連結して幅のある送風特性を有する送風機とし、幅の広
い、やわらかい風を得ること。圧力特性も十分あり、浄
化手段の通気抵抗に十分対応できること。第２には、前
記送風手段と並設する形でかつ幅のある側に向きを合せ
、幅のあるフィルター等の浄化手段を配置すること、し
かもその取り出し方向を本体前方に述べるように、本体
に傾斜して配置する。第３に、フィルター等の浄化手段
は複数分割して横方向に連結して、前記送風機の幅の広
さに対応する。第４にフィルターは繊維層の表面積を大
きく得て浄化性能、及び耐久性を向上しているが、ヒダ
折り化して小形フィルター化している。このヒダ折り方
向は横方向にヒダの線が配列されるようにしてヒダ折り
製作時における材料取りの効率良い取りかた、ヒダ折り
山数の低減化による低コスト化、及び、横方向に強度を
強くして、本体の幅が広いことにともなう振動発生に対
し、補強する目的とする。

【０００４】第５に、操作部を前カバーの上面の、略４
５°角度に操作部中心を置き、表示の見やすさ，操作の
しやすさ，組立性の向上、及び電子部品装置基板の空間
有効配置を図る等を目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前述したごとく種々の手
段を講じているが、大きな特徴は、第１，第２に上げた
幅のある送風手段と並設する形で幅のあるフィルター等
の浄化手段を配置、かつ浄化手段は送風手段側に取り出
し方向とするごとく本体と傾斜して配置する点にある。

【０００６】

【作用】遠心力形ファンの複数連結により、見かけは横
流れの貫通ファンに見えるが、風量−静圧特性の秀れた
送風機特性が得られる。

【０００７】貫通ファン的な、幅のある、やわらかい風
が得られる。フィルター等の浄化手段は、本体の正面か
らカセット式に取り出しが行える。卓上（床置き）、壁
掛けのいずれにおいても、使用者に便利さを提供する。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例を示す各種図面によ
り説明する。図１において、本体１は前カバー２，後カ
バー３，フィルターカバー４，操作パネル部５，スタン
ド６より外観を形成されている。７は吸込口を形成する
格子部、８は吹出口を形成し、角度可変ルーバー９を設
けている。図２は、通常の卓上使用（床置きも含む）か
ら壁掛け使用にする際の設置方法を示す。スタンド６を
外し、本体の向きを逆にして、すなわち吹出口８を下方
にして、後カバー３の取付穴部１０を壁掛金具１１の突
起部に掛けて固定する。図３において循環用送風機１２
は、両軸形モータ１３，両吸込形遠心力ファン１４，吹
出口８に連通するケーシング１５より構成される。空気
浄化手段１６は取っ手１７を有するフィルター枠１８内
に、浄化用フィルター１９が収納されている。図４にお
いて、従来図で説明する符号はそのまま用いている。中
カバー２０によりフィルター枠１８は、傾斜して支持さ
れる。フィルターカバー４は、アーム２１により開くこ
とができる。フィルター枠１８は、送風機１２と本体厚
さ方向に積み重ねせず、かつフィルターカバー４を開け
て本体前方に斜めに取り出しできる。

【０００９】図５の部品展開図に、部品の詳細形状を示
す。図面図示の明瞭化のため、スタンド６，ルーバー９
等は図示を省略した。中カバー２０は、フィルター流路
を形成する仕切壁の機能と、操作制御手段である。コン
トロール用基板２２，電源用基板２３の支持体としての
機能を有する。コントロール用基板２２は、操作パネル
部支持体２４に一旦固定され、操作パネル部支持体２４
毎、中カバー２３に固定される。電源用基板２３は、中
カバー２０の、電源基板用支持溝２５に、差し込んで固
定する。２６はリモコン受信用カバー、２７はガスセン
サー基板、２８は人体センサー基板を示し、それぞれ操
作パネル部支持体２４に係合固定される。なお操作パネ
ル部５は、図４に示すように、中心が前方に対し略４５
度の角度に配置され、これに伴ないコントロール用基板
２２も向きを合わせて支持される。操作パネル部支持体
２４の取付脚部形状を図示のようにすることにより達成
している。卓上時のフィルター交換要領を、図６〜図９
に示す。フィルターカバーを開くときは、係合部を外す
ため、一旦軽く押して少し開き、次に大きく開く。アー
ム部の突起により、開いた角度で一時半固定される。取
っ手１７内には、つめ部２９が設けられている。３０は
後述する壁掛時に、フィルター枠１８が落下しないため
に設けたストッパーである。図１０及び図１１は、壁掛
け使用時のフィルター交換方法を示す。フィルター１９
は、図１２に示すごとくシート状のエレクトレットフィ
ルター３１をヒダ折りして展開面積を大きくし、エレク
トレットフィルターの低圧損高捕集率の特性を十分生か
している。通過速度を遅くすると０．１μｍ　レベルの
微小レベルに対しても静電気力により高効率捕集が可能
となり、かつ使用期間も長くできる。活性炭粉末を基材
とし、これに化学吸着効果を付与した脱臭フィルター３
２は、ヒダ折りしたエレクトレットフィルター３２の空
間に構成される。３３は抗菌対応処理を施した抗菌フィ
ルターである。図では離しているが実際はフィルター１
９の後面に相当し、それぞれは一体化して一部品として
構成される。従ってフィルター１９の交換は使用者にと
って容易になるものである。図１３は、電源用基板２３
を、中カバー２０に組合わせた形状の詳細を示す。３３
はトランスを示す。図１４は、電源用基板２３，操作パ
ネル部支持体２４の平面配置図詳細を示すものであり、
両者が近接して電気部品としての結合が容易になってい
ること、及び送風機１２の外周空間を有効活用し、しか
も、風の流れによる影響を受けない。

【００１０】

【発明の効果】本発明によれば、図４で判るように前カ
バー２，後カバー２，中カバー２０の構成で、フィルタ
ー枠１８を、送風機１２と並設してかつ傾斜して設けた
ことにより、本体１の厚みを増やす方向でなく薄形構成
で可能になる。送風機１２は図３及び図５で示されるよ
うに両吸込形の遠心ファン１４を、モータ１３の両側に
配置している。この構成と、浄化手段であるフィルター
１９を横長になるよう２個横に並べてフィルター枠１８
に収納する構成を組合わせることにより、幅のある循環
風を、風速を小さくしてやわらかな風にする効果を生ず
るものである。フィルター１９は、図１２に示すごとく
ヒダ折り形状のエレクトレットフィルター３１を利用し
たものでヒダ折りの方向を横方向にヒダの線が配列され
るように幅方向と一致させている。これにより同一面積
でも長手方向にヒダの線を取るのであるから、折り込み
前のフィルターシート材は、幅のある方向に選んで折り
込むので材料取りが効率良く、また山数の低減化による
低コスト化を達成している。本体幅の広い方向にヒダ折
りの断面強度が働らくよう配置したことになり、運転時
における振動発生に対しても補強作用を有する。フィル
ター１９の複数化により、フィルターの製作時にも、取
扱時にも、交換して廃棄する際にも容易である。フィル
ター交換は、図６〜図１１に示すように、本体の前方か
らフィルターカバー４を開き、フィルター枠１８を取り
出す方式により、卓上時（床置き時含む）、壁掛時のい
ずれにおいても、操作者の扱いやすい方法で行える。操
作パネル部５の略４５°配置により、卓上時、壁掛時の
いずれにおいてもスイッチ操作しやすく、表示も見やす
い。ワイヤレスリモコン（図示せず）の操作もリモコン
受信用カバー２６が適切な向きに対面する。他のガスセ
ンサー基板２７，人体センサー基板２８も一括配置が適
切に行える。組立ての際は、後カバー３，中カバー２０
，操作パネル部支持体２４，前カバー２の順に組立てが
できる。図１３，図１４及び図４から判るようにコント
ロール用基板２２，電源用基板２３は、送風機１２外周
の空間を有効に利用し、かつ近接して電気部品としての
結合を容易な構成としている。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の一実施例を示す斜視図である
。

【図２】図２は、本体裏面及び壁掛金具と壁掛時の形状
を示す説明図である。

【図３】図３は、主要部品の内部構成を説明する一部破
断斜視図である。

【図４】図４は、部品の本体厚さ方向の構成を示す側面
断面図である。

【図５】図５は、要部展開斜視図である。

【図６】図６は、正面斜視図である。

【図７】図７は、フィルターカバーを開けた状態の正面
斜視図である。

【図８】図８は、フィルター枠を取り出す状態の斜視図
である。

【図９】図９は、フィルター枠の要部拡大斜視図である
。

【図１０】図１０は、壁に本体を取り付けた状態におけ
る正面斜視図である。

【図１１】図１１は、壁に本体を取り付けた状態でフィ
ルターカバーを閉じる説明図である。

【図１２】図１２は、フィルター構成説明図である。

【図１３】図１３は、電源用基板の配置説明図である。

【図１４】図１４は、コントロール用基板の配置説明図
である。

【符号の説明】

１…本体、２…前カバー、３…後カバー、４…フィルタ
ーカバー、５…操作パネル部、７…格子部、８…吹出口
、１２…送風機、１３…モータ、１４…ファン、１６…
浄化手段、１８…フィルター枠、１９…フィルター、２
０…中カバー、２２…コントロール用基板、２３…電源
用基板、２４…操作パネル部支持体。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】本体１を前カバー２，後カバー３，フィル
   ターカバー４の外観構成とし、幅のある送風特性を有す
   る送風機１２と、幅のある浄化手段１６を並設して、か
   つ浄化手段１６を本体１に傾斜して設け、浄化手段１６
   をフィルターカバー４部から本体前方に取り出せるよう
   にしたことを特徴とする空気清浄機。
2. 【請求項２】請求項１の構成において、浄化手段は、フ
   ィルター枠１８と内部に複数個のフィルターを横に並べ
   て配置されたものとし、フィルター枠１８が本体１に傾
   斜して設けられると共に、取り出し方向が傾斜の延長す
   る側で、かつ本体１の操作パネル部５に向くように形成
   されることを特徴とする空気清浄機。
3. 【請求項３】請求項１の構成において、フィルター１９
   は、ヒダ折りしたエレクトレットフィルター３１を使用
   し、ヒダの線が本体の幅方向と同一になるよう配置した
   ことを特徴とする空気清浄機。
4. 【請求項４】請求項１の構成において、操作パネル部５
   の向きを本体の向きと略４５度になるよう形成したこと
   を特徴とする空気清浄機。
5. 【請求項５】本体１を前カバー２，後カバー３，中カバ
   ー２０の構成とし、幅のある送風機１２と並設して浄化
   手段１６を設けたものにおいて、コントロール用基板２
   ２を、操作パネル部支持体２４に一旦固定し、送風機周
   囲の中カバー２０と、前カバー２で形成する空間部に配
   置したことを特徴とする空気清浄機。
6. 【請求項６】請求項５の構成において、電源用基板２３
   を、中カバー２０の電源基板支持溝２５に差し込み式で
   固定する構造としたことを特徴とする空気清浄機。