JPH04321889A - 配管用管体 - Google Patents

配管用管体

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JPH04321889A
JPH04321889A JP11786691A JP11786691A JPH04321889A JP H04321889 A JPH04321889 A JP H04321889A JP 11786691 A JP11786691 A JP 11786691A JP 11786691 A JP11786691 A JP 11786691A JP H04321889 A JPH04321889 A JP H04321889A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック製の配管
用管体、更に詳しくは、給湯用配管など配管で温度変化
によって配管が伸縮した場合にこの伸縮を吸収して配管
の継手部分での液体の漏れを防止することができる配管
用管体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
給湯用配管には、鋼管、ステンレス管などの金属配管材
が主に用いられている。これらの配管材は、機械的強度
が強く、施工後のトラブルが少ないという利点がある反
面、配管材の腐食によって発生した錆の漏出などの衛生
上の問題があり、また、これらの配管材を用いた施工工
事には一定水準の技術を要するため、施工費用及び期間
が嵩み、また、一定の施工技術水準を持った工事技能者
の不足傾向と相俟って、配管工事が益々難しくなる傾向
にある。
【0003】このような傾向に鑑みて、最近では、金属
配管に替えて、それほどの技能を持たなくても比較的容
易に施工することができ、しかも安価な配管材としてプ
ラスチック製の配管材が用いられる傾向にある。このよ
うなプラスチック製配管材として、例えば、塩化ビニル
樹脂管及び継手、塩素化塩化ビニル樹脂管及び継手を給
湯用配管として用いる場合には、配管材の切断には鋏、
手鋸によって簡単に切断することができ、また、配管材
の接続には接着剤を用いることによって簡単に接続する
ことができるという施工上の利便性があり、また、配管
後に錆が発生せず、衛生上の問題もなく、しかも金属配
管材に比べて断熱性に優れ断熱材を節約することができ
るという利点もある。
【0004】しかしながら、上記塩化ビニル樹脂製の配
管材は、60〜70℃で軟化するため、70〜90℃の
熱水が流れる給湯用配管としては使用することができず
、また、上記塩素化塩化ビニル樹脂製の配管材は、70
〜90℃の熱水には耐えるが、長期間使用すると、0.
1〜0.5%収縮して、その接続部分が外れて温水漏れ
を生じることがあるため、信頼性に劣るという課題があ
る。
【0005】また、上記の課題を解決した配管材として
塩素化塩化ビニル樹脂がライニニグされた鋼管があり、
この配管材は、錆の発生がなく、信頼性、耐久性の点で
優れたものであるが、このような鋼管は切断加工性が金
属配管材と同様に不便な上、継手との接続部分が多くな
って施工性の面での課題がある。また、最近では、ポリ
ブテン樹脂製配管材や架橋ポリエチレン樹脂製配管材の
ような可撓性を有する配管材が用いられる。このような
配管材は、容易に曲線配管をすることができ、接続も容
易であることから、一般に普及しつつある。
【0006】しかしながら、上述のポリブテン樹脂製配
管材や架橋ポリエチレン樹脂製配管材は、確かに可撓性
を有し、配管上の代替として用いるには硬過ぎて曲げ加
工が困難であるため、狭い空間での屈曲部分やコーナー
部分の多い場所に配管する場合には、実質的には施工す
ることができないという課題があった。また、これらの
配管材は、耐候性に劣るため、屋外配管をする場合には
全長に亘って黒色に着色したり、保護カバーを付けるな
どして耐候性を付与する必要があるなどの課題があった
。更に、これらの配管材は、長期間に亘る耐熱、耐圧に
対するクリープ性が十分でなく長期間に亘って高温で使
用する給湯用配管として用いるにはクリープ変形しやす
いという課題があった。
【0007】従って、本発明の目的は、給湯用配管など
のように狭い空間での屈曲部分やコーナー部分の多い場
所であっても簡単に配管することができ、配管後の温度
変化の激しい状況下での配管の伸縮を吸収して接続部分
の損傷を防止して液体を漏出させる虞がない配管用管体
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、ポリブテン樹脂製配管材、架橋ポリ
エチレン製配管材などの可撓製を有する配管材について
種々検討した結果、これらの可撓製を有する配管材のう
ち、特定の機械的特性を有する配管材の成形時に特定の
工夫を施すことによって、これらの配管材が持つ利点を
活かし、しかも給湯用配管党のように狭い空間での屈曲
部分やコーナー部分の多い場所であっても簡単に配管す
ることができる配管材を提供することができることを知
見した。
【0009】本発明は、上記知見に基づいてなされても
ので、下記(1)〜(4)の条件を満足するプラスチッ
ク材料により形成された管であって、少なくとも伸縮可
能な形状部分を有することを特徴とする配管用管体を提
供するものである。 (1)25℃における曲げ弾性率(F)10kg/cm
2 ≦F≦10000kg/cm2 (2)25℃にお
ける引張強度(T25)150kg/cm2 ≦T25
≦1000kg/cm2 (3)80℃における引張強
度(T80)50kg/cm2 ≦T80≦500kg
/cm2 (4)ビカート軟化点(V) 80℃≦V≦150℃ 以下、本発明の配管用管体を図1、図2を参照しながら
説明する。尚、図1は本発明の配管用管体の一実施例を
示す断面図、図2は本発明の配管用管体の他の実施例を
示す断面図である。
【0010】本発明の配管用管体1は、プラスチック材
料により形成された管であり、このプラスチック材料は
、上記(1)〜(4)の条件を満足する材料である。 即ち、上記曲げ弾性率(F)は、10kg/cm2 〜
10000kg/cm2 であり、好ましくは10kg
/cm2 〜8000kg/cm2 、より好ましくは
20kg/cm2 〜2000kg/cm2 である。 また、上記引張強度(T25)は、150kg/cm2
 〜1000kg/cm2 であり、好ましくは200
kg/cm2 〜800kg/cm2 、より好ましく
は300kg/cm2 〜800kg/cm2 である
。また、上記引張強度(T80)は、50kg/cm2
 〜500kg/cm2 であり、好ましくは100k
g/cm2 〜500kg/cm2 、より好ましくは
200kg/cm2 〜500kg/cm2 である。 また、上記ビカート軟化点は、80℃〜150℃であり
、好ましくは90℃〜150℃、より好ましくは100
℃〜150℃である。上記プラスチック材料の曲げ弾性
率及びおひは強度(T25)をこのような範囲に調整す
ることによって、狭い空間での屈曲部分やコーナー部分
の多い場所であっても簡単に曲げ加工して配管すること
ができる。また、上記プラスチック材料の引張強度(T
80)及びビカート軟化点を上記範囲に調整することに
よって、プラスチック材料に対して長期間に亘る耐圧性
及び熱的安定性を付与することができ、70〜90℃の
熱水が流れる給湯用配管として用いた場合にもクリープ
変形することなく安定した状態で用いることができる。
【0011】また、本発明の配管用管体1は、上記プラ
スチック材料によって形成された管の少なくとも一部に
伸縮可能な形状部分として、図1に示す蛇腹形状の部分
1A、または図2に示すスクリュー形状の部分1Bを有
している。このように配管用管体1の一部に蛇腹形状1
Aまたはスクリュー形状の部分1Bを設けることによっ
て配管用管体1の温度変化による熱膨張または熱収縮を
吸収することができ、従来のような配管用管体1同士の
接続部が外れるというとがなくなる。また、狭い空間で
の屈曲部分やコーナー部分の多い場所に配管する場合に
も、上記曲げ弾性率と相俟って容易に配管することがで
きる。このような伸縮可能な部分は、配管用管体1の一
個所または複数個所に必要に応じて適宜成形することが
できる。また、本発明の配管用管体1は、伸縮可能な形
状部分が管の大部分を占めた伸縮継手として成形したも
のであってもよい。
【0012】また、上記蛇腹形状の部分1Aまたはスク
リュー形状の部分1Bの起伏高さをh、この起伏のピッ
チをp、この起伏の数をn、上記蛇腹以外の部分の肉厚
をtとすれば、本発明の配管用管体1は、それぞれの値
がh≧3t、p≦2h、n≧3の条件を満足しているこ
とが好ましい。このような条件を満足することによって
配管用管体1の伸縮性及び曲げ特性をより一層高め、延
いては配管の自由度を高めることができる。尚、図1及
び図2に示す配管用管体1は、蛇腹形状の部分1A、ス
クリュー形状の部分1Bの谷の部分の内径がその他の管
部分の内径と略等しく形成されているが、これらの谷の
部分の内径はその他の管部分の内径よりも小さくても大
きくてもよい。
【0013】而して、本発明に用いられるプラスチック
材料は、上記(1)〜(4)の物性を有するプラスチッ
ク材料であれば特に制限されるものではないが、通常、
ポリブテン樹脂、架橋ポリエチレン樹脂、及び塩素化塩
化ビニル樹脂とゴム状物質とのポリマーアロイからなる
群から選択される少なくとも一種の樹脂が好ましく用い
られる。ポリブテン樹脂及び架橋ポリエチレン樹脂は、
カーボンブラック、炭酸カルシウムのような充填剤、ガ
ラス繊維のような補強剤、添加剤の添加量を5〜50%
にすることによって耐熱性やクリープ性強度を変化させ
て上記物性を得ることができる。また、ポリマーアロイ
は、塩素化塩化ビニル樹脂100重量部に対して、ゴム
状物質を3〜50重量部配合したものが好ましく、10
〜20重量部配合したものがより好ましい。また、ゴム
状物質としては、塩素化ポリエチレン樹脂あ、エチレン
−酢酸ビニル共重合耐、アクリルゴム重合体等が好まし
いく用いられる。
【0014】また、上記配管用管体1は、その内面また
は外面が塩素化塩化ビニル樹脂組成物によって被覆する
ことによって耐候性及び耐熱クリープ性を一層向上させ
ることができる。また、本発明の配管用管体は、合成樹
脂製管及び/または金属製管同士の伸縮継手として用い
ることができ、また、このような合成樹脂製管としては
塩素化塩化ビニル樹脂製管、ABS樹脂製管、またはア
クリル系樹脂製管等をあげることができる。
【0015】
【作用】本発明によれば、温度変化の激しい給湯配管と
して用いると、その温度変化によって配管用管体1が伸
縮しても、伸縮可能な形状部分でこの伸縮を吸収して配
管の接続部分に損傷をもたらすことがない。
【0016】
【実施例】以下、本発明を下記実施例に基づいて図3〜
図5を参照しながら具体的に説明する。尚、本発明の配
管用管体は、下記実施例に何等制限されるものではなく
、図6、図7、図8及び図9にそれぞれ示す伸縮可能な
形状部分を有する管体及び伸縮継手等として成形したも
のであってもよいことは言うまでのない。
【0017】実施例1 本実施例では、下記表1に示すポリブテンペレット(三
井石油化学工業(株)製)を用いて図3に示す蛇腹形状
の部分1Aを有する配管用管体(以下、伸縮継手)1を
吹き込み成形法によってそれぞれ成形した。この蛇腹形
状の部分1Aの起伏のピッチpは8mm、この起伏の数
nは6、起伏の高さhは11mm、上記蛇腹以外の部分
の肉厚tは3.5mmであり、それぞれの値がh≧3t
、p≦2h、n≧3の条件を満足している。この伸継手
1の両端に、下記表1に示す基礎物性を有する塩素化塩
化ビニル樹脂(CPVC)からなる既存のパイプ2、2
を図3に示すように接続して図4に示す水温水圧が一定
に保たれた配管3及び三方バルブ4に接続してポンプ5
、5によって給湯と給水を繰り返すサクル試験用の配管
を行った。このサイクル試験用配管を用いて、下記Aの
条件でサイクル試験を行い、配管の接続部における異常
の有無を確認し、その結果を下記表2に示した。更に、
W−O−M試験の結果を表2に示した。
【0018】サイクル試験 A;本試験は、70℃、3kg/cm2 の熱水を20
分間通した後、常温、3kg/cm2 の冷水を10分
間通す操作を1サイクルとし、この操作を10000サ
イクル繰り返す試験である。 B;本試験は、85℃、5kg/cm2 の熱水を20
分間通した後、常温、5kg/cm2 の冷水を10分
間通す操作を1サイクルとし、この操作を10000サ
イクル繰り返す試験である。
【0019】W−O−M係数;W−O−M  2000
時間における着色変化、強度低下状況を判定した。下記
表2に示す結果によれば、塩素化塩化ビニル樹脂(CP
VC)製のパイプ2は、長さ方向の寸法が0.8%の収
縮が認められたが、ポリブテン樹脂製の伸縮継手1は蛇
腹形状の部分1Aが伸張してパイプ2から離脱せず、試
験時の圧力及び熱水に対して変形を起こさず、給湯用配
管として実用上問題のないことが判った。
【0020】実施例2 本実施例では、下記表1に示す3%の架橋剤を混入した
ポリエチレンペレット(三井石油化学工業(株)製)を
用いる以外は実施例1と同様の伸縮継手1を成形し、実
施例1と同様の図3、図4に示す配管接続を行って上記
Bの条件のサイクル試験を行い、その結果を表2に示し
た。
【0021】下記表2に示す結果によれば、蛇腹の凸部
に多少の膨張が認められたが、実施例1と同様漏水を生
じることがなく、実用上問題のないことが判った。 実施例3 本実施例では、図5に示すスクリュー形状の部分1Bを
有する伸縮継手1を実施例1と同様に成形した。このス
クリュー形状の部分1Bの起伏のピッチpは8mm、こ
の起伏の数nは8、起伏の高さhは12mm、上記蛇腹
以外の部分の肉厚tは3mmであり、それぞれの値がh
≧3t、p≦2h、n≧3の条件を満足している。この
スクリュー形状の部分1Bを有する伸縮継手1の両端に
、実施例1で用いた塩素化塩化ビニル樹脂(CPVC)
製のパイプ2、2を図5に示すように接続した以外は、
実施例1と同様の配管を行って、実施例2と同様Bの条
件でサイクル試験を行い、その結果を表2に示した。
【0022】下記表2に示す結果によれば、塩素化塩化
ビニル樹脂(CPVC)製のパイプ2が収縮しても伸縮
継手1においてこの伸縮を吸収するため接続部分におけ
る離脱もなく、実用上問題のないことが判った。 実施例4 本実施例では、塩素化塩化ビニル樹脂(CPVC)材料
に対して補強剤またはゴム状物質として塩素化ポリエチ
レン樹脂及びエチレン−酢酸ビニル共重合体を合わせて
10%加えて下記表1に示すポリマーアロイを調製した
。次いで、実施例1と同様の伸縮継手1を吹き込み成形
法によって成形し、実施例1と同様の配管及びサイクル
試験を行い、その結果を表2に示した。
【0023】下記表2に示す結果によれば、給湯配管用
として実用上問題のなく、非常に良好であることが判っ
た。 実施例5 本実施例では、内層がポリブテン、外層が実施例4で用
いた塩素化塩化ビニル樹脂(CPVC)系ポリマーアロ
イになるように2層パリソンの押出し成形を行い、これ
を吹き込み成形して伸縮継手1を成形し、接着剤を用い
て接続することによて配管を行った。これらの点以外は
、実施例1と同様のサイクル試験を行い、その結果を表
2に示した。
【0024】下記表2に示す結果によれば、給湯配管用
として実用上問題のなく、非常に良好であることが判っ
た。 実施例6 本実施例では、クロロプレン(電気化学(株)製)に、
充填剤としてカーボンブラック及び炭酸マグネシウムを
合わせて50%及び加硫剤5%を混合して120℃以下
の低温で図3に示す伸縮継手1を吹き込み成形により成
形し、この伸縮継手1の両端に実施例1と同様の配管を
した後、170℃の加熱炉中で伸縮継手1の樹脂を加硫
して表3に示す基礎特性を有する継手を製作した以外は
、実施例1と同様のサイクル試験を行ない、その結果を
表4に示した。
【0025】下記表4に示す結果によれば、給湯配管用
として実用上問題のなく、非常に良好であることが判っ
た。 実施例7 本実施例では、シリコンゴム(東芝シリコン(株)製)
に、充填剤としてガラス短繊維15%及び加硫剤3%を
混合する以外は実施例6と同様にして伸縮継手1を成形
、加硫し、実施例6と同様のサイクル試験を行い、その
結果を表4に示した。
【0026】下記表4に示す結果によれば、給湯配管用
として実用上問題のなく、非常に良好であることが判っ
た。 実施例8 実施例4において作製した伸縮継手1を用いてABS樹
脂(アクリルニトリル/ブタジエン/スチレン共重合樹
脂)製配管と接続する以外は、実施例4と同様のサイク
ル試験を行ない、その結果を表4に示した。
【0027】下記表4に示す結果によれば、給湯配管用
として実用上問題のなく、非常に良好であることが判っ
た。 比較例1 本比較例では、上記塩素化塩化ビニル樹脂(CPVC)
製のパイプ2、2を上記塩素化塩化ビニル樹脂(CPV
C)製のループ継手(図示せず)によって接続した以外
は実施例2と同様のサイクル試験を行い、その結果を表
2に示した。
【0028】下記表2に示す結果によれば、比較例1、
2のいずれの場合も塩素化塩化ビニル樹脂(CPVC)
製のパイプ2と塩素化塩化ビニル樹脂(CPVC)製の
ループ継手との接続部分で水漏れを生じ、耐久性の面に
おいて信頼性のないことが判った。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】
【発明の効果】本発明の配管用管体は、給湯用配管など
のように狭い空間での屈曲部分やコーナー部分の多い場
所であっても簡単に配管することができ、配管後の温度
変化の激しい状況下での配管の伸縮を吸収して接続部分
の損傷を防止して液体を漏出させる虞がないものである
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の配管用管体の一実施例の要部を
示す側面図である。
【図2】図2は本発明の配管用管体の他の実施例の要部
を示す側面図である。
【図3】図3は図1に示す配管用管体を伸縮継手として
用い、その両端に既存の他の配管材を接続した状態を示
す側面図である。
【図4】図4は図3に示すように接続した伸縮継手をサ
イクル試験の試験配管に接続した状態を示す配管図であ
る。
【図5】図5は図2に示す配管用管体を伸縮継手として
用い、その両端に既存の他の配管材を接続した状態を示
す側面図である。
【図6】図6は本発明の配管用管体の他の実施例の要部
を示す縦断面図である。
【図7】図7は本発明の配管用管体の他の実施例の要部
を示す縦断面図である。
【図8】図8は本発明の配管用管体の他の実施例の要部
を示す縦断面図である。
【図9】図9は本発明の配管用管体の他の実施例の要部
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1  配管用管体(伸縮継手) 1A  蛇腹形状の部分 1B  スクリュー形状の部分

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】  下記(1)〜(4)の条件を満足する
    プラスチック材料により形成された管であって、少なく
    とも伸縮可能な形状部分を有することを特徴とする配管
    用管体。 (1)25℃における曲げ弾性率(F)10kg/cm
    2 ≦F≦10000kg/cm2 (2)25℃にお
    ける引張強度(T25)150kg/cm2 ≦T25
    ≦1000kg/cm2 (3)80℃における引張強
    度(T80)50kg/cm2 ≦T80≦500kg
    /cm2 (4)ビカート軟化点(V) 80℃≦V≦150℃ 【請求項2】  上記プラスチック材料は、ポリブテン
    樹脂、架橋エチレン樹脂、及び塩素化塩化ビニル樹脂と
    ゴム状物質とのポリマーアロイからなる群から選択され
    る少なくと一種の樹脂からなる、請求項1に記載の配管
    用管体。 【請求項3】  上記伸縮可能な形状部分は、蛇腹形状
    またはスクリュー形状である、請求項1または請求項2
    に記載の配管用管体。 【請求項4】  上記蛇腹形状またはスクリュー形状の
    起伏高さh、この起伏のピッチp、この起伏の数n、上
    記蛇腹以外の部分の肉厚tは、それぞれかかい(a)〜
    (c)の条件を満足する、請求項3に記載の配管用管体
    。 (a)h≧3t、(b)p≦2h、(c)n≧3【請求
    項5】  上記管の内面または外面が塩素化塩化ビニル
    樹脂によって被覆されてなる、請求項1〜請求項4のい
    ずれか一つに記載の配管用管体。 【請求項6】  合成樹脂製管及び/または金属製管同
    士の伸縮継手として用いられる、請求項1〜請求項5の
    いずれか一つに記載の配管用管体。 【請求項7】  合成樹脂製管が、塩素化塩化ビニル樹
    脂製管、ABS樹脂製管、またはアクリル系樹脂製管で
    ある、請求項6に記載の配管用管体。 【請求項8】  給湯用配管として用いられる、請求項
    1〜請求項7のいずれか一つに記載の配管用管体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020511621A (ja) * 2017-03-10 2020-04-16 ウニヴェル ロールジステメ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コムパニー コマンデイトゲゼルシャフト 耐圧ホース及び耐圧ホースを製造する方法

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JP2020511621A (ja) * 2017-03-10 2020-04-16 ウニヴェル ロールジステメ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コムパニー コマンデイトゲゼルシャフト 耐圧ホース及び耐圧ホースを製造する方法

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