JPH04318677A - デザイン装置 - Google Patents

デザイン装置

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JPH04318677A
JPH04318677A JP3086492A JP8649291A JPH04318677A JP H04318677 A JPH04318677 A JP H04318677A JP 3086492 A JP3086492 A JP 3086492A JP 8649291 A JP8649291 A JP 8649291A JP H04318677 A JPH04318677 A JP H04318677A
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Yukikuni Ooshima
大島 志都
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両に対する人間の
持つイメージを確認しながら車両のデザインをCRTに
表示する場合等に供するデザイン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のデザイン装置としては、例えば
図18に示すようなものがある。これはHULIS(H
uman  Living  System)のシステ
ム構成図であり、家屋のデザイン装置である。すなわち
、コンピュータのメモリに、住宅の外観、玄関、洋間、
和室、台所、風呂等の構成部分毎の住宅デザイン要素、
フィーリングを表わす形容詞としての「豪華」、「広々
」、「ゆったり」等の評価用語、評価用語間の関係を規
定する知識、これら評価用語と住宅デザイン要素との関
係を規定する知識等を知識データベースとして記憶して
おく。そして、人間がキーボードのような評価用語入力
手段を操作して、例えば住宅の構成部分であるデザイン
要素を表わす「和室」なる住宅デザインの限定用語を入
力するとともに、和室に対して持つ自己のイメージを表
わす「広々とした」なる評価用語をコンピュータに入力
すると、コンピュータが知識データベースから、入力さ
れた評価用語により適切な和室のデザイン要素を推論、
抽出して表示手段に画像表示する構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なデザイン装置において、技術の評価用語を車両デザイ
ンに対応させたものにすれば、車両デザイン装置として
実用に供することが可能である。
【0004】しかしながら、このようなデザイン装置で
は、入力が評価用語としての形容詞であり、出力が例え
ば車両インテリアのデザイン図となるため、デザイン図
を入力してその評価を得ることは全くできなかった。ま
た評価用語を入力してデザイン図を出力した後、これを
部分的に修正することができず、更に修正後のデザイン
図が一般にどういう印象を与えるかも知ることができな
かった。また、たとえ修正できたとしても修正後のデザ
イン図が修正前のデザイン図のイメージとかけ離れたイ
メージになる恐れがある。
【0005】そこでこの発明は、評価用語からデザイン
図を出力するか、入力されたデザイン図から評価を出力
するかを選択可能とする。また、評価用語からデザイン
図を出力し、この出力されたデザイン図を修正可能にす
ると共に、修正後の評価を可能とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、請求項1において、図1のようにデザイ
ンを表現する評価用語及びデザイン要素の関係の知識デ
ータベースCL1と、評価用語を入力する第1の入力手
段CL2と、入力された標語用語により前記知識データ
ベースCL1からデザイン図を推論する手段CL3と、
推論されたデザイン図を出力する第1の出力手段CL4
と、デザイン図を入力する第2の入力手段CL5と、前
記入力されたデザイン図により前記知識データベースC
L1から評価を行なう手段CL6と、前記評価の結果を
出力する第2の出力手段CL7と、前記評価用語からデ
ザイン図を出力するか入力されたデザイン図から評価を
出力するかを選択する手段CL8とを備えたことを特徴
とする。
【0007】また請求項2では、デザインを表現する評
価用語及びデザイン要素の関係の知識データベースCL
1と、評価用語を入力する第1の入力手段CL2と、入
力された評価用語により前記知識データベースCL1か
らデザイン図を推論する手段CL3と、推論されたデザ
イン図を出力する第1の出力手段CL4と、前記出力手
段CL4で出力されたデザイン図を修正する手段CL9
と、修正されたデザイン図を評価する手段CL6と、前
記評価の結果を出力する第2の出力手段CL7とを備え
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明では、第1の入力手段C
L2によって評価用語を入力すれば、この評価用語によ
り知識データベースCL1を用いてデザイン図推論手段
CL3によりデザイン図が推論され、推論されたデザイ
ン図は第1の出力手段CL4によって出力される。
【0009】また、第2の入力手段CL5によってデザ
イン図を入力すれば、知識データベースCL1を用いて
評価手段CL6により入力されたデザイン図の評価を行
い、第2の出力手段CL7によって評価が出力される。 そして、評価用語からデザイン図を出力するか入力され
たデザイン図から評価を出力するかは選択手段CL8に
よって選択することができる。
【0010】また請求項2に記載の発明では、第1の入
力手段CL2によって評価用語を入力すれば、この評価
用語により知識データベースCL1を用いてデザイン図
推論手段CL3がデザイン図を推論し、その結果を第1
の出力手段CL4が出力する。また、第1の出力手段C
L4で出力されたデザイン図を修正するときには修正手
段CL9によって行い、修正後のデザイン図は知識デー
タベースCL1を用いて評価手段CL6により評価する
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図2は一実施例の概略構成図を示すもので
、このデザイン装置はコンピュータ1とキーボード3と
CRT5とで構成されている。
【0013】前記コンピュータ1は知識データベースC
L1としてのメモリMと、デザイン図推論手段CL3、
評価手段CL6としてのCPU7とを備えている。
【0014】ここで、メモリMには評価用語9、評価用
語間の関係を規定する知識11、車両デザイン要素13
、評価用語及び車両デザイン要素の関係を規定する知識
15がそれぞれ記憶されている。
【0015】前記評価用語9は図14の図表の評価用語
欄に示すような形容詞語で構成されている。
【0016】前記評価用語間の関係を規定する知識11
は前記図14に示すように評価用語9を収集し、予備実
験の結果を解析することにより評価用語間の関係を規定
するものとして得た知識である。この関係とは例えば評
価用語9を数量化理論I類若しくはII類等の多変量解
析で人間の感覚に基づく因子1から10に分け、各評価
用語が各因子にどの程度の関係があるかを因子負荷量(
数値)として得たデータである。各因子の負荷量は近い
数字の用語は関係が深く似ているということができる。 この評価用語間の関係を規定する知識11はデザイン装
置を使用する際、入力された評価用語が後述する官能評
価実験で用いた評価用語群の中にない場合、一番似た用
語を選出するために使用され、更には後述する因子軸の
作成にも使用されるものである。
【0017】前記車両デザイン要素13は図15の図表
に示すように、車両インテリアのメータ数等の各アイテ
ム毎にカテゴリが区分されているものである。
【0018】前記評価用語と車両デザイン要素との関係
を規定する知識15は前記図15に示すような官能評価
実験の結果として得られたものである。具体的には評価
用語9と車両デザイン要素13のアイテムを選定し、ア
イテムそれぞれに相当する車両デザイン要素を不特定多
数の人に見せ、形容詞語群である評価用語9の一つ一つ
についての車両デザイン要素から受けるフィーリングを
収集し、その集積結果を数量化理論I類若しくはII類
等の多変量解析により偏回帰係数(相関係数)として解
析したものである。
【0019】ここでアイテムは図15に示すように、車
両デザイン要素群13中のインストルメントパネルに設
けられるメータ数、インストルメントパネルとメーター
クラスタ、メータークラスタとセンターコンソール、ド
アの厚さ、センタークラスタの張出し、アームレスト等
にそれぞれ着目したものである。
【0020】そして、メータ数は5つのカテゴリに分類
してある。すなわち、大きなメータ1個を設けた第1カ
テゴリ、大きなメータ1個と小さなメータ2個とを設け
た第2カテゴリ、大きなメータ1個と小さなメータ3個
とを設けた第3カテゴリ、大きなメータ2個と小さなメ
ータ1個とを設けた第4カテゴリ、大きなメータ2個と
小さなメータ2個とを設けた第5カテゴリである。
【0021】インストルメントパネルとメータクラスタ
に着目したアイテムでは二つのカテゴリに分類してある
。すなわち、インストルメントパネルとメータクラスタ
とが一体になった第1カテゴリ、インストルメントパネ
ルとメータークラスタとが分離された第2カテゴリであ
る。
【0022】メータークラスタとセンターコンソールに
着目したアイテムでは二つのカテゴリに分類してある。 すなわち、メータークラスタとセンターコンソールとが
一体となった第1カテゴリ、メータークラスタとセンタ
ーコンソールとが分離された第2カテゴリとである。
【0023】ドアの厚さに着目したアイテムでは二つの
カテゴリに分類してある。すなわち、ドアが厚い第1カ
テゴリ、ドアが薄い第2カテゴリである。
【0024】センタークラスタの張出しに着目したアイ
テムでは二つのカテゴリに分類してある。すなわち、セ
ンタークラスタの張出しがある第1カテゴリ、センター
クラスタの張出しがない第2カテゴリである。
【0025】以下、アームレストに着目したアイテムそ
の他各アイテムについてそれぞれカテゴリに分類してあ
る。
【0026】前記キーボード3は評価用語9を入力する
第1の入力手段CL2を構成する。またキーボード3は
デザイン図を入力する第2の入力手段CL5を構成し、
キーボードの操作によりアイテム毎のカテゴリを決定し
てデザイン図を作ることができる。さらに、キーボード
3は、評価用語からデザイン図を出力するか入力された
デザイン図から評価を出力するかを選択する選択手段C
L8、第1の出力手段CL4で出力されたデザイン図を
修正する修正手段CL9をも構成する。
【0027】前記CPU7は入力された評価用語9によ
り前記メモリM(知識データベース)を用いてデザイン
図を推論するとともに、入力されたデザイン図に対応す
る評価用語を推論する。
【0028】前記CRT5は推論されたデザイン図また
は評価を出力する第1の出力手段CL5、第2の出力手
段CL7を構成するもので、デザイン図または評価用語
を画像表示するものである。
【0029】以上の構成により次のような機能を奏する
【0030】(a)評価用語からのデザイン図の出力予
め設定した評価用語9、予備実験で得られた評価用語間
の関係を規定する知識11、車両デザイン要素13およ
び官能評価実験で得られた評価用語と車両デザイン要素
との関係を規定する知識15等をマイクロコンピュータ
1のメモリMに記憶させておく。そして、キーボード3
を操作して第1の入力手段CL2として機能させ、評価
用語9として形容詞語を入力すると、CPU7のデザイ
ン図推論手段CL3としての働きでメモリMの知識デー
タベースからデザイン要素が推論、抽出され、その結果
がデザイン図としてCRT5に表示され、CRT5は第
1の出力手段CL4として機能する。
【0031】(b)出力されたデザイン図の修正と評価
キーボード3を修正手段CL9として機能させ、その操
作によりCRT5の画像のデザイン図を見ながらデザイ
ナ等がイメージに合わせてアイテム・カテゴリの修正を
行うと、修正後のデザイン図が再びCRT5に表示され
る。そしてキーボード3の操作等を起因としてCPU7
は評価手段CL6として機能し、修正後のデザイン図に
対応してメモリMの知識データベースを用い、例えば評
価用語を推論抽出し、その結果がCRT5に表示され、
CRT5は第2の出力手段CL7として機能する。すな
わち、評価用語の入力によって作成されたデザイン図が
デザイナー等のイメージに合わない時にはデザイナ等は
自からのイメージに合わせてこれを任意に修正すること
ができ、この修正したデザイン図が一般のイメージとど
う相違するのか等を容易に確認することができる。
【0032】(c)デザイン図からの評価用語の出力キ
ーボード3及びCPU7を第2の入力手段CL5として
機能させると、まずキーボード3の操作により各アイテ
ム・カテゴリが決定され、CPU7の働きでメモリMの
知識データベースから車両デザイン要素13が推論、抽
出されその結果がデザイン図としてCRT5に表示され
る。またCPU7を評価手段CL6として機能させ、前
記のようにして入力されたデザイン図によりメモリMの
知識データベースから評価用語が推論、抽出され、その
結果がCRT5に表示され、CRT5は第2の出力手段
CL7として機能する。
【0033】(d)選択 キーボード3を選択手段CL8として機能させ、その操
作により評価用語を入力し、デザイン図を出力するかデ
ザイン図を入力してその評価を出力するかを選択する。
【0034】以下、図3のフローチャートを用いて更に
説明する。
【0035】上記のようにこの発明実施例の主な作用は
、(a)評価用語からのデザイン図の出力、(b)出力
されたデザイン図の修正と評価、(c)デザイン図から
の評価用語の出力、(d)選択の4つである。
【0036】(a)の評価用語からのデザイン図の出力
についてはステップS1 →S2 →S3 →S4 →
S5 の順で実行され、(b)の出力されたデザイン図
の修正と評価についてはステップS1 →S2 →S3
 →S4 →S5 →S6 →S7 →S8 →S9 
→S10→S11の順で実行され、(c)のデザイン図
からの標語用語の出力についてはステップS12→S1
3→S8 →S9 →S10→S11が実行される。(
d)の選択についてはステップS1 が実行される。こ
のステップS1 では評価用語入力かデザイン図入力か
の選択が行なわれるもので、例えばキーボード3の選択
キーの操作によって評価用語入力が選択されれば上記(
a)、(b)を実行すべくステップS2 側へ移行し、
デザイン図入力が選択されれば、上記(c)を実行すべ
くステップS12側へ移行する。
【0037】(a)評価用語からのデザイン図の出力ま
ず、ステップS2 ではキーボード3の操作によって評
価用語9として、例えば「豪華な」なる形容詞の入力が
行われる。次いでステップS3 では入力された評価用
語9により知識データベースから車両インテリアとして
のデザイン要素13が推論、抽出される。すなわち、図
15の図表に示すように偏回帰係数のうち、「豪華な」
に対応し、かつ*印で示したように各アイテムで最大値
を示しているカテゴリが抽出される。図15ではカテゴ
リに実線で囲んであるように抽出される。例えばメータ
数でいえば大きなメータ2個と小さなメータ2個とを設
けた第5カテゴリが抽出される。
【0038】ステップS4 では推論、抽出されたデザ
イン要素13が出力されてCRT5にデザイン図として
画像表示され、例えば図4、図5のようになる。但し、
評価用語として、「シックな」、「スポーティな」を入
力した場合を示している。従って、デザイナ等は自己の
イメージに応じた評価用語の入力によりデザイン図を得
ることができる。次いでステップS5 においてキーボ
ード3の操作により終了キーが押されるとこのフローは
終了する。
【0039】(b)出力されたデザイン図の修正と評価
ステップS4 において図4、図5のように出力された
デザイン図がデザイナ等の持つイメージと異なる場合に
はステップS5 においてキーボード3の操作により「
細部変更」が選択され、ステップS6 へ移行する。な
お、イメージは異なるが細部を変更するまでもないとき
等にはステップS5 においてキーボード3の操作によ
り次候補抽出が選択され、ステップS7 において次候
補指令が行なわれる。この場合、ステップS3 に移行
し、図15の偏回帰係数の内、「豪華な」に対応し、か
つ2番目に大きな値を示しているカテゴリが抽出される
。例えば、メーター数で言えば、大きなメータ2個と小
さなメータ1個とを設けた第4カテゴリが抽出され、ス
テップS4 においてデザイン図として出力されるもの
である。従ってデザイナは次候補指令により偏回帰係数
が順次小さくなるデザイン図を順次確認することができ
る。この場合、キーボード3による操作でその都度次候
補の出力が行われるものであるが、次候補抽出指令を行
った場合に自動的に順次次候補のデザイン図を出力する
ことも可能である。
【0040】前記ステップS6 ではデザイン図を修正
するためにキーボードの操作により細部の変更指令が行
われる。即ち、キーボード3の操作によってデザイナ等
のイメージに合った所定のアイテムのカテゴリが選択さ
れ、この選択に応じてデザイン図の細部が変更され、ス
テップS8 においてデザイン図がCRT5に表示され
る。この表示は前記図4、図5と同様のものである。
【0041】ここで修正したデザイン図が始めに入力し
た評価用語「豪華な」に対応したものか否かを知るため
にキーボード3の操作によって「逆引き」、すなわち、
デザイン図から評価用語を出力する機能を選択すると、
ステップS9からステップS10へ移行し、前記デザイ
ン図の評価が推論される。例えばデザイン図を前記のよ
うに修正してもそのデザイン図が「豪華な」なる印象を
維持していればメモリMの知識データベースから「豪華
な」なる形容詞が推論抽出され(推論方法については後
述する)、ステップS11においてCRT5に表示され
る。このようにしてデザイナ等が自らのイメージに合わ
せてデザイン図を修正した場合に、修正後のデザイン図
が一般にどのような印象を与えるかを知ることができる
【0042】(c)デザイン図からの評価用語の出力ス
テップS1 でデザイン図入力が選択された場合は、ス
テップS12へ移行し、キーボード3の操作により車両
インテリアのデザイン要素13の入力が行われる。ステ
ップS13では入力されたデザイン要素13によりメモ
リMの知識データベースから各アイテム毎のカテゴリが
読み取られ、このアイテム・カテゴリの組合せからデザ
イン図がCRT5に表示される(ステップS8 )。即
ち、このステップS12、S13、S8 は評価用語の
入力によってデザイン図を作成するものではなく、デザ
イン要素の入力によってデザイン図を作成するものであ
り、換言すればデザイン図を直接入力するのと同じであ
る。従って、デザイン要素の入力によらず、デザイナ等
が描いたインテリア図をイメージスキャナで読取り、こ
れをCRT5に表示させることも可能である。こうして
表示されたデザイン図を「逆引き」するときには上記同
様にステップS9 、S10、S11が実行され、入力
されたデザイン図に対応する評価用語を知ることができ
る。
【0043】次に前記ステップS10における「評価の
推論(逆引き)」は、例えば図6に示すフローチャート
に基づいて行われる。このフローチャートでは推論方法
として■から■の3通りが選択できるようになっている
【0044】推論方法■は修正したデザイン図に対応す
る評価用語が、入力した評価用語に対しどれだけずれて
いるのかをグラフ表示又は%表示するものであり、ステ
ップS21→S22→S23→S24が実行される。
【0045】推論方法■は入力した評価用語に対しデザ
イン図を修正した後、負のイメージがどの程度占めるの
かを布置表示するもので、ステップS31→S32→S
33→S34→S35が実行される。
【0046】推論方法■は修正後のデザイン図が評価因
子軸上どの位置にあるかを布置表示するもので、ステッ
プS41→S42→S43→S44が実行される。
【0047】推論方法■ 前記のようにデザイン図が完成するということは図15
のように各アイテム毎にカテゴリが決まるということで
ある。そして各カテゴリが決まることにより選択された
偏回帰係数を各評価用語毎に合計して合計値を得るとそ
のデザイン図の印象度が判るのである。
【0048】図16の図表は、図15のものに合計欄を
加えたもので、例えば任意に選択したアイテム毎のカテ
ゴリを実線の〇で囲み、これに対応する偏回帰係数を四
角の枠で囲んである。そして右端の合計欄には選定され
たカテゴリの偏回帰係数が各評価用語毎に横方向に加え
られた数字が示されている。この数字が大きいほどその
デザイン図から一般の人が受ける印象を代表していると
いうことができる。この図16のようにアイテム・カテ
ゴリを選択した場合には、「走り屋向きの」の偏回帰係
数の合計値が最も高く、一般の人がデザイン図から受け
る印象を「走り屋向きの」であると判断することができ
るのである。
【0049】従って、推論方法■では入力した評価用語
の偏回帰係数の総和αA に対し、デザイン図を修正し
た後の入力評価標語に対応する偏回帰係数の総和βA 
の割合を算出し、イメージの変化度合を知らせるように
した。すなわち、ステップS21では、例えば「豪華な
」なる評価用語の入力により各アイテム・カテゴリの偏
回帰係数の総和αA を算出する。
【0050】図15では入力された評価用語「豪華な」
が四角の実線で囲んであり、これに対応する各アイテム
・カテゴリの最大偏回帰係数も四角の実線で囲んであり
、この偏回帰係数の総和がαA となるのである。
【0051】次にステップS22ではデザイン図を修正
した後に、評価用語「豪華な」に対応する偏回帰係数の
総和βA を算出する。
【0052】図16ではデザイン図を修正した後、一般
の人がデザイン図から受けるイメージが「豪華な」から
「走り屋向き」に変化していることを示しているもので
、修正前後を各アイテム毎のカテゴリにおいて点線の〇
で囲んである部分と、実線の〇で囲んである部分とで示
している。即ち、メータ数で言えば修正前では、大きな
メータ2個と小さなメータ2個とを設けた第5カテゴリ
が選択されていたが、修正後は大きなメータ2個と小さ
なメータ1個の第4カテゴリに変化している。そしてこ
のような変化後のカテゴリに対応した偏回帰係数を「豪
華な」の評価用語についてその総和、例えば図16では
合計3.11をβA とするのである。そしてステップ
S23においてαA に対するβA の割合を求め、ス
テップS24においてグラフ表示あるいは%表示をする
のである。
【0053】この表示はCRT5で行われるもので、例
えば図7のようになり、デザイン図修正前後において「
豪華な」の入力評価用語に対するイメージがどの程度減
少したのかを一目で知ることができる。この表示におい
て、他の評価用語におけるデザイン図修正前後の偏回帰
係数の総和を求め、全ての評価用語に対して同時に表示
することができる。そして全ての評価用語に対して表示
した場合にはデザイン図修正前後においてどのようなイ
メージがどの程度変わったのかを一目で判断することが
できる。
【0054】推論方法■ 図14に示すように、各評価用語は負のイメージをもっ
た形容詞語と対をなしている。例えば「可愛らしい」な
る評価用語に対して「可愛らしくない」、又「豪華な」
なる評価用語に対して「質素な」なるのごときである。
【0055】従って、推論方法■では入力した評価用語
に対し、デザイン図を修正した後、負のイメージがどの
程度強くなったかを知らせるようにした。
【0056】まず、ステップS31では入力された評価
用語に対する負のイメージを負のデータベースから選出
する。例えば「可愛らしい」に対して「可愛らしくない
」を選出する。負のデータベースとしては図表に示して
いないが、図15の評価用語の欄を負のイメージ語で置
換え、各偏回帰係数に−1を掛けたものである。そして
ステップS32では負のイメージの偏回帰係数の総和が
最大となるカテゴリを求め、その最大値αB を算出す
る。その算出方法は前記ステップS21と同様である。
【0057】次いでステップS33でデザイン図の修正
後に前記選出した負のイメージ語の偏回帰係数の総和β
B を算出する。その算出は前記ステップS22と同様
である。
【0058】次いでステップS34においてαB に対
するβB の割合を求め、ステップS35においてCR
T5に布置表示する。この布置表示は、例えば図8に示
すようなもので、横軸に負のイメージ語、縦軸に入力評
価用語をとり、それぞれ所定のメモリ位置を100%と
している。そして修正前は黒丸で示され、修正後は白抜
きの三角で示されている。修正後は負のイメージ語が強
くなって一般には受け入れられないものとなっている。 これをNG領域で示すことによって一目で判るようにし
ている。
【0059】推論方法■ 修正後のテザイン図が評価因子軸上でどの位置にあるか
を表示するものである。ステップS41では入力した評
価用語とそれ以外の因子構成用語の偏回帰係数の総和が
最大となるカテゴリを求め、その最大値
【0060】
【数1】
【0061】を算出する。
【0062】次にステップS42ではデザイン図の修正
後において入力評価用語とそれ以外の因子構成用語の偏
回帰係数の総和
【0063】
【数2】
【0064】を求める。
【0065】次いでステップS43において
【0066
【数3】
【0067】に対する
【0068】
【数4】
【0069】の割合を求め、ステップS44で因子軸上
に布置表示する。この表示は例えば図9に示すようなも
ので、「便利な」と「スポーティな」という2つの軸が
評価因子軸となっているもので、この因子軸空間上で修
正前後のデザイン図の評価がどの位置を示すかを*で示
した。従って、デザイン図修正前後の評価が評価因子間
の相関関係として見ることができる。なお、因子軸はキ
ーボードの操作等によって選択する。
【0070】なお、因子軸の作成については以下のとお
りである。
【0071】図10はフローチャートを示すもので、ま
ず、ステップS81で知識データベースに関し、評価用
語と車両デザイン要素中の各アイテム・カテゴリとの関
係を示す偏回帰係数マトリックスX={Xjk}(図1
5)をデータとして読込む。なお、{Xjk}は第i番
目の形容詞における第jアイテム、第kカテゴリの偏回
帰係数を示すものである。
【0072】つぎにステップS82において評価用語と
因子軸間の因子負荷量マトリックスY={Yij}(図
14)をデータとして読込む。なお、{Yij}は第i
番目の形容詞におけ第j番目の因子軸の因子負荷量を表
わす。
【0073】そして、ステップS83において全ての評
価用語に対するアイテム・カテゴリの偏回帰係数に各因
子軸のそれぞれに対応した因子負荷量を重み付け、その
総和を求める推論式(YT )・Xなるマトリックス掛
算により計算し、各軸とアイテム・カテゴリとを定量化
し得る偏回路係数マトリックスZ={Zjk}を図17
のように求めることができる。なお、{Zjk}は第i
番目の因子軸における第jアイテム・第kカテゴリの偏
回帰係数を示すものである。
【0074】前記図9はこのように作成された因子軸と
各アイテム・カテゴリとの対応関係により因子軸を形成
し画像表示しているものである。
【0075】前記図3のステップS12のデザイン要素
の入力は、例えば図11のルーチンによって行なわれる
ものである。
【0076】まず、ステップS91では複数アイテムの
中から一つのアイテム、例えばメータ数の入力がキーボ
ード3の操作によって行われる。この操作によって図1
2で示すような造画画面がCRT5に表示される(ステ
ップS92)。表示された画面を見ながらデサイナはキ
ーボード3の操作によりカテゴリの入力を行う(ステッ
プS93)。ここでは例えば第4カテゴリの大きなメー
タ2個と小さなメータ1個とが設けられたものを入力し
たものとする。
【0077】こうして入力アイテムに対するカテゴリが
入力されると、これがメモリMに記憶される(ステップ
S94)。
【0078】そして、ステップS95では全てのアイテ
ムについてカテゴリの入力が終了したか否かが判断され
、上記各ステップS91〜S94が全てのアイテムにつ
いて行われる。
【0079】こうして入力されたアイテムに対するカテ
ゴリは、例えば図16で各カテゴリに〇を付して示した
。すなわち、メータ数では大2、小1、インストルメン
トパネルとメータクラスタでは一体、メータクラスタと
センターコンソールでは一体、ドアの厚みでは厚い、セ
ンタークラスタの張出しでは有り等の入力を行った。
【0080】このような入力はデザイナのイメージに基
づいて行われるもので、入力されたデザイン図が、図1
3で示すように終了画面としてCRT5に表示されるも
のである(ステップS96)。
【0081】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、車両インテリアの他、車両外観、あるい
は車両以外のデザインにも応用することができる。また
、上記実施例ではデザイナが使用する場合に述べたが一
般のユーザがディーラ等でデザインを決定する際にもそ
の評価を見ながら行なうことができるものである。評価
としては、修正後のデザイン図において偏回帰係数の総
和が最大となる評価用語を単に出力する構成でもよい。
【0082】
【発明の効果】以上より明らかなように請求項1の発明
によれば、評価用語からデザイン図を出力するか入力さ
れたデザイン図から評価を出力するかを選択することが
でき、デザイン装置の汎用性が著しく拡大する。
【0083】請求項2の発明によれば、評価用語の入力
によってデザイン図を出力した後、そのデザイン図をデ
ザイナ等のイメージに合わせて修正することができ、し
かも修正後のデザイン図を評価することができる。従っ
て、始めに入力した評価用語に対し、イメージがどの程
度ずれているか等を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成図である。
【図2】一実施例の概略構成図である。
【図3】一実施例のフローチャートである。
【図4】画像表示の一例を示す説明図である。
【図5】画像表示の一例を示す説明図である。
【図6】評価の推論方法のフローチャートである。
【図7】修正前後の偏回帰係数の変化を示すグラフであ
る。
【図8】修正前後の負のイメージ語の度合を示す説明図
である。
【図9】修正前後の因子軸上の位置を示す説明図である
【図10】因子軸作成のためのフローチャートである。
【図11】デザイン要素入力のためのフローチャートで
ある。
【図12】デザイン要素入力のための画像表示の説明図
である。
【図13】デザイン要素入力のための画像表示の説明図
である。
【図14】評価用語間の関係を規定する知識の図表であ
る。
【図15】評価用語と車両デザイン要素の各アイテムと
の関係を規定する知識の図表である。
【図16】評価用語と車両デザイン要素の各アイテムと
の関係を規定する知識において偏回帰係数の合計を説明
する図表である。
【図17】各因子軸とアイテム・カテゴリとの関係を規
定する知識の図表である。
【図18】従来例に係るブロック図である。
【符号の説明】
CL1  知識データベース CL2  第1の入力手段 CL3  デザイン図推論手段 CL4  第1の入力手段 CL5  第2の入力手段 CL6  評価手段 CL7  第2の出力手段 CL8  選択手段 CL9  修正手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  デザインを表現する評価用語及びデザ
    イン要素の関係の知識データベースと、評価用語を入力
    する第1の入力手段と、入力された標語用語により前記
    知識データベースからデザイン図を推論する手段と、推
    論されたデザイン図を出力する第1の出力手段と、デザ
    イン図を入力する第2の入力手段と、前記入力されたデ
    ザイン図により前記知識データベースから評価を行なう
    手段と、前記評価の結果を出力する第2の出力手段と、
    前記評価用語からデザイン図を出力するか入力されたデ
    ザイン図から評価を出力するかを選択する手段とを備え
    たことを特徴とするデザイン装置。
  2. 【請求項2】  デザインを表現する評価用語及びデザ
    イン要素の関係の知識データベースと、評価用語を入力
    する第1の入力手段と、入力された評価用語により前記
    知識データベースからデザイン図を推論する手段と、推
    論されたデザイン図を出力する第1の出力手段と、前記
    出力手段で出力されたデザイン図を修正する手段と、修
    正されたデザイン図を評価する手段と、前記評価の結果
    を出力する第2の出力手段とを備えたことを特徴とする
    デザイン装置。
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