JPH0431720A - 2次元物体の分光装置 - Google Patents

2次元物体の分光装置

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JPH0431720A
JPH0431720A JP13789390A JP13789390A JPH0431720A JP H0431720 A JPH0431720 A JP H0431720A JP 13789390 A JP13789390 A JP 13789390A JP 13789390 A JP13789390 A JP 13789390A JP H0431720 A JPH0431720 A JP H0431720A
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JP
Japan
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dimensional
optical system
light
dimensional object
highly directional
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Application number
JP13789390A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Nagoshi
利之 名越
Tsutomu Ichimura
市村 勉
Fumio Inaba
稲場 文男
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Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Research Development Corp of Japan
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2次元物体の各点からの発光、反射散乱スペ
クトルを実質的に同時に分光することができる分光装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来、分光装置として、回折格子を用いた分光器や、マ
イケルソン干渉計を利用したフーリエ分光装置、あるい
は、色ガラスフィルターや干渉フィルターの分光素子を
用いたものが広く利用されている。しかし、これら従来
の分光装置は、出射光東側に0次元検出器を用いている
ため、空間的分光情報を得るように設計されてはいない
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、
その目的は、実質的に実時間で2次元物体の各点からの
発光、反射散乱スペクトルを正確に分光することができ
る分光装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段] 前記目的を達成する本発明の2次元物体の分光装置の第
1のものは、回折格子の格子方向と平行な細隙を有する
入射スリット、入射スリットからの光を平行光に変換す
る集光光学系、集光光学系からの光を回折する回折格子
、回折格子によって回折された光を結像する結像光学系
、及び、結像面に配置された2次元光検出器からなる分
光器と、入射スリットの細隙と交差する方向に入射スリ
ットの前に配置した2次元物体を移動させる手段とから
なることを特徴とするものである。
また、本発明の第2の2次元物体の分光装置は、入射端
に所定方向から入射する平面波のみを出射端に伝達する
高指向性光学素子を複数本回折格子の格子方向と平行な
1次元方向に並列して束ねた1次元多光吏高指向性光学
系と、1次元多光吏高指向性光学系の出射端からの光を
平行光に変換する集光光学系、集光光学系からの光を回
折する回折格子、回折格子によって回折された光を結像
する結像光学系、及び、結像面に配置された2次元光検
出器からなる分光器と、前記1次元多光吏高指向性光学
系の入射端の長手方向と交差する方向にその入射端の前
に配置した2次元物体を相対的に移動させる手段とから
なることを特徴とするものである。
また、第3の2次元物体の分光装置は、入射端に所定方
向から入射する平面波のみを出射端に伝達して平面波と
して出射する高指向性光学素子を複数本回折格子の格子
方向と平行な1次元方向に並列して束ねた1次元多光吏
高指向性光学系と、1次元多光吏高指向性光学系の出射
端からの平面波を回折する回折格子、回折格子によって
回折された光を回折格子の格子方向と垂直な方向に結像
する結像光学系、及び、結像面に配置された2次元光検
出器からなる分光器と、前記1次元多光吏高指向性光学
系の入射端の長手方向と交差する方向にその入射端の前
に配置した2次元物体を相対的に移動させる手段とから
なることを特徴とするものである。
第4の2次元物体の分光装置は、入射端に所定方向から
入射する平面波のみを出射端に伝達する高指向性光学素
子を列方向に複数本並列して束ねてなる高指向性光学素
子列体の複数をその入射端において行方向に積み重ねて
行列形式に配列された多光束高指向性光学系の入射端と
し、前記高指向性光学素子列体のそれぞれの出射端に第
2又は第3の分光装置において用いている分光器を別々
に配置し、前記多光束高指向性光学系の入射端に2次元
物体を配置するようにしたことを特徴とするものである
さらに、本発明の第5の2次元物体の分光装置は、入射
端に所定方向から入射する平面波のみを出射端に伝達す
る高指向性光学素子を列方向に複数本並列して東ねてな
る高指向性光学素子列体の複数をその入射端において行
方向に積み重ねて行列形式に配列された多光束高指向性
光学系の入射端とし、前記高指向性光学素子列体の各出
射端を列方向に並列して1列に配置された多光束高指向
性光学系の出射端とし、前記多光束高指向性光学系の出
射端に第2又は第3の分光装置において用いている分光
器を配置し、前記多光束高指向性光学系の入射端に2次
元物体を配置するようにしたことを特徴とするものであ
る。
第6の2次元物体の分光装置は、マイケルソン干渉系の
集光レンズの前側焦点に2次元物体を配置するように構
成し、マイケルソン干渉系の結像レンズの後側焦点に2
次元光検出器を配置し、マイケルソン干渉系の移動鏡を
移動させた時に2次元光検出器の検出面の所定の複数の
サンプリング位置から得られるインターフェログラム信
号者々をフーリエ変換してサンプリング位置に対応する
2次元物体の位置からの光のスペクトルを求める手段を
設けたことを特徴とするものである。
第7の2次元物体の分光装置は、マイケルソン干渉系の
集光レンズの代わりに、入射端に所定方向から入射する
平面波のみを出射端に伝達して平面波として出射する高
指向性光学素子を複数本2次元方向に並列して束ねた2
次元多光吏高指向性光学系を配置し、前記2次元多光吏
高指向性光学系の入射端に2次元物体を配置するように
構成し、マイケルソン干渉系の結像レンズを省いてその
代わりにマイケルソン干渉系の出射側に2次元光検出器
を配置し、マイケルソン干渉系の移動鏡を移動させた時
に2次元光検出器の検出面の所定の複数のサンプリング
位置から得られるインターフェログラム信号者々をフー
リエ変換してサンプリング位置に対応する2次元物体の
位置からの光のスペクトルを求める手段を設けたことを
特徴とするものである。
以上の本発明の2次元物体の分光装置は何れも2次元顕
微分光装置に用いることができ、その2次元顕微分光装
置は2次元物体から所定方向に出る平面波を拡大して平
面波として出射する拡大光学系を備えたものである。
〔作用〕
本発明の第1から第3の2次元物体の分光装置によると
、分光器は1次元方向の物体の各点のスペクトルを与え
ることができるので、2次元物体を移動させることによ
り、2次元物体の各点の分光を略同時に行うことができ
る。
本発明の第4及び第5の2次元物体の分光装置によると
、入射端が2次元配列の多光束高指向性光学系と前記第
2又は第3の分光装置において用いている分光器とを用
いるので、2次元物体を移動させることなしに、2次元
物体の各点の分光を同時に行うことができる。
本発明の第6及び第7の2次元物体の分光装置によると
、マイケルソン干渉系を用いたフーリエ変換分光装置に
おいて、光検出器として2次元光検出器を用い、その2
次元検出面の各点に実質的にその点に対応する2次元物
体の点からの光が干渉しながら入射するようになってい
るので、検出面の所定の複数のサンプリング位置から得
られるインターフェログラム信号各々をフーリエ変換す
ることにより、サンプリング位置に対応する2次元物体
の位置からの光のスペクトルを求めることができる。
なお、本発明の第6の2次元物体の分光装置における2
次元光検出器の最小単位検出器の大きさは、マイケルソ
ン干渉系の結像レンズの口径と焦点距離と観測最短波長
の波長で決まるフランフォーファー回折像(エアリ−デ
ィスク)の0次スペクトル(エアリ−ディスクの第1暗
輪内の部分が対応する。)より小さいことが必要である
。したがって、最小単位検出器が比較的大きい場合、F
値の大きな結像レンズを用いることが必要となる。
もし、最小単位検出器の大きさがフランフォーファー回
折像の0次スペクトルより大きいと、時間的に位相のズ
した干渉縞が同時に最小単位検出器が入射してしまうた
め、干渉縞の時間変化が検出できなくなってしまう。
また、本発駅の第7の2次元物体の分光装置においては
、高指向性光学素子の出射口から検出器までの距離で決
まるフレネル回折光と隣りの出射口からのフレネル回折
光がオーバラップしないで、しかも、各々の出射光は最
小単位検出器で検出されるように配置することが必要で
ある。
なお、本発明の第2から第5、及び、第7の2次元物体
の分光装置によると、2次元物体からの光を分光装置に
導くのに多光束高指向性光学系を用いているので、2次
元物体から所定の方向に出る平面波のみを選択的に分離
して分光する。したがって、特に指向性のある発光物体
や反射物体の各点の分光を同時に行うのに適している。
〔実施例〕
本発明の詳細な説明する前に、本発明のいくつかの実施
例において用いる多光束高指向性光学系について脱胡す
ることにする。
本発明者は、特願平1−62898号及び特願平1−2
50034号において、散乱光に混入している平面波を
分離して取り出し、観察するには、平面波のフランフォ
ーファ回折像(エアリ−ディスク)の0次スペクトル(
エアリ−ディスクの第1暗輪内の部分が対応する。)の
みを観察するようにすればよく、このようにすることに
よって散乱成分を殆ど除くことができることを示した。
そして、このような観察を実現する高指向性素子として
、第1図のように相互に離れた2つのピンホールP、 
、P、からなる光学系を提案した。この光学系は、ピン
ホールP2を通して0次光を検出器23で検出するもの
である。また、第2図に示すように、直線状の細長い中
空のガラス繊維35からなっており、その内壁面には光
吸収材、例えばカーボン等の吸収材35が塗布されてい
る高指向性光学素子を提案した。このような光学素子に
おいては、適宜測定対象に応じて開口径と長さを設定し
、光学素子を入射開口径に比して充分長くすれば、高指
向性光学素子に入射した光のうち、光軸に平行な平面波
のみが出射面から取り出せることになる。しかも、この
ような高指向性光学素子を複数束ねて多光束高指向性光
学系を構成することにより、2次元的に強度分布を有す
る平面波のみを取り出せることも提案した。
ところで、第1図や第2図に示したような高指向性光学
素子においては、フラン7オーフア回折像を観察できる
距離においては、フランフォーコア回折の0次の回折像
(エアリ−ディスクの第1暗輪)は、入射側の開口直径
より大きくなり、入射側の開口直径と同じ大きさの取り
出し開口を用いた場合、0次の回折像の一部しか取り出
せず、しかも、観測点を離すほど上記第1暗輪は大きく
なり、取り出し開口より取り出されるエネルギーは小さ
くなることが分かった。そこで、第3図に示すように、
入口開口P、による回折波を凸レンズLに入射させ、そ
の焦点面上に回折像の第1暗輪に略等しい径を有するピ
ンホールP、を配置して、0次の回折像の大部分を取り
出すようにすることにより、より明るい高指向性光学素
子を構成できることが分かった。この素子は、ピンホー
ルP2の径を入口開口の径以下にすることができるもの
である。なお、この場合、人口開口P1はレンズLの開
口P。自身であってもよい。この素子において、0次の
回折像の大きさと開口P1の関係を求めてみる。レンズ
による回折像のエアリ−ディスクの第1暗輪の直径りは
、 D = 2.442・f/D、   ・・・・・・・(
1)となる。ここで、Drは開口P1の直径、fはレン
ズLの焦点距離である。開口直径Drが第1暗輪直径り
以上になる条件を求めると、 Dr”≧2.44λ・f   −−−−−−−(2)と
なる。凸レンズを用いてこのような条件を満足する高指
向性光学素子を構成することは極めて容易である。数値
例をあげると、例えば、波長λとして500nmの光を
用いると、1mmの開口直径Drに対して焦点距離fが
5cmの凸レンズを用いると、エアリ−ディスクの第1
暗輪の直径りは6.lXl0−2mm、焦点距iffが
10cmの凸レンズを用いると、第1暗輪の直径りは1
.22XlO−’mmとなり、式(2)の条件を満足し
ていることが分かる。このような式(2)の条件を満足
する高指向性光学素子を単位として用いれば、多数の高
指向性光学素子を隣接して密に並べて多光束高指向性光
学系を構成して、入射する全ての平面波を取り込む場合
でも、隣接するもの相互が相互に干渉することがな(、
場所によって強度が相違する2次元的平面波に乗った例
えば発光像が高解像力で観測できる。
次に、この高指向性光学素子の具体例を説明する。第4
図に示したものは、前記式(2)の関係を満足する例え
ば顕微鏡対物レンズからなる対物レンズobとその焦点
面に配置したピンホールPとからなり、ピンホールPは
対物レンズ○bによるフランフォーコア回折の0次の回
折像のみを通過させるものである。また、第5図(a)
に別の形態の凸レンズGLを示す。これは、商品名「セ
ルフォックレンズ」として知られているもので、屈折率
分布レンズとも呼ばれる。このレンズは、屈折率が中心
軸から周辺に徐々に低下しており、凸レンズと同様に集
光作用をする。その長さを適当に選択することにより、
焦点面を円筒体の端面に一致させることかできる。この
ような屈折率分布レンズGLの一端の焦点面に、第51
1(b)に示すように、第4図の場合と同様なピンホー
ルPを配置してフランフォーコア回折の0次の回折像の
みを通過させるようにすることもできる。
ところで、光ファイバーの中には、多モードファイバー
、屈折率分布ファイバー、シングルモードファイバー等
が知られているが、この中シングルモードファイバーは
コア径が極めて小さく、入射端のコア端面に入射した光
しか通さず、かつ、軸に対して大きな角度をなす光は通
さない性質を有するものであり、第4図ないし第5図(
b)のピンホールPの代わりに用いる二とができる。し
かも、シングルモードファイバーの口径は、対物レンズ
Ob又は屈折率分布レンズGLのフランフォーファー回
折の第1暗輪と一致する値なので、効率的にフランフォ
ーコア回折の0次の回折像のみを結合して伝達させるの
に都合がよい。さらに、光ファイバーを取り出し部に用
いるので、その光を任意の場所に導くことができ、配置
上有利である。
第6図は対物レンズObの焦点にシングルモードファイ
バーSMを配置して高指向性光学素子を構成した例を示
し、第7図は屈折率分布レンズGLの一端の焦点にシン
グルモードファイバーSMを配置して高指向性光学素子
を構成した例を示す。
焦点距離の長いレンズの場合、該レンズによるフランフ
ォーファー回折の第1暗輪をマルチモードのファイバー
の口径と同じにすることも可能である。例えば、レンズ
の前に開口を入れ、その径を小さくして行くと、第1暗
輪をマルチモードファイバーの口径と一致させることが
できる。このような場合には、マルチモードファイバー
も使用できる。
上記のような高指向性光学素子を通過した平面波は、素
子から発散する球面波として出て行く。
例えば、ピンホールPの背後に光検出器を配置して吸収
率を測定するような場合は、このように出射光が発散す
るものであってもよいが、例えば高指向性光学素子を多
数束ねて多光束高指向性光学系を構成し、反射散乱物体
の分布像を検知するような場合には、各高指向性光学素
子から平面波として出て行くように構成することが望ま
しい。第8図から第11図にこのような構成のいくつか
を示す。第8図の場合は、出射側に入射側の対物レンズ
○b1と同様の対物レンズOb2を中間に配置したピン
ホールPにその焦点が一致するように配置したもので、
0次の回折像がピンホールPを通過して球面波となり、
対物レンズOb2により再び平面波に変換されるもので
ある。第9図の場合は、第5図(b)のピンホールPの
後にその前に配置した屈折率分布レンズGLIと同様の
屈折率分布レンズGL2を共焦点に配置するものである
第10図(a)のものは、第8図のピンホールPの代わ
りにシングルモードファイバーSMを用いるものである
。なお、図の(b)に示すように、一方の対物レンズO
bl又はOb2の代わりに屈折率分布レンズGLを用い
てもよい。この場合、屈折率分布レンズGLのフランフ
ォーファー回折の第1暗輪と対物レンズObl又は○b
2の第1暗輪と略一致することが必要である。第11図
のものは第9図のピンホールPの代わりにシングルモー
ドファイバーSMを用いるものである。
以上説明してきた高指向性光学素子は、何れも2次元の
分布を有する平面波を同時検出することはできない。そ
こで、これらの高指向性光学素子を多数2次元的に並べ
て多光束高指向性光学系を構成することが必要になる場
合がある。まず、出射光が発散光になるものの例を第1
2図から第15図を参照にして説明する。第12図の多
光束高指向性光学系は第5図(b)の高指向性光学素子
を多数並列させたものに相当する。これは、まず、枠内
に多数の同様な屈折率分布レンズGLを俵積み状に規則
正しく並べ、例えば黒色シリコン樹脂からなる接着剤已
によって相互に接着すると共に、隙間を通って光が後ろ
に漏れないようにする。このようにして形成された屈折
率分布レンズアレイGAの後ろの面にピンホールアレイ
PAを密着する。ピンホールアレイPAの各ピンホール
は、各屈折率分布レンズGLの軸と一致するように設け
られている。そのたt1屈折率分布レンズアレイGAの
前方から2次元的に強度分布を有する平面波がこの屈折
率分布レンズアレイGAに入射すると、ピンホールアレ
イPAの各ピンホールを通過した光の強度はその分布に
従って異なる。したがって、各ピンホールの後ろに別々
の光検出器を配置するか、ピンホールアレイPAの後ろ
に2次元光強度検出器を配置することによって、平面波
の2次元的強度分布を測定できる。また、第13図の多
光束高指向性光学系は第4図の高指向性光学素子を多数
並列させたものに相当するが、この場合、対物レンズを
並列に並べる代わりに、平板マイクロレンズPMを用い
ている。平板マイクロレンズPMは、例えばフォトリソ
グラフィクな手法を用いて、透明板に微小なレンズを規
則的にアレイ状に制作するか、イオン交換、イオン打ち
込み等の手法で屈折率分布レンズを規則的にアレイ状に
制作したものである。そして、各微小レンズの焦点の位
置に対応してピンホールを有するピンホール7L/イP
Aを平板マイクロレンズPMの焦点面に配置することで
、第12図の多光束高指向性光学系と同様の多光束高指
向性光学系を構成することができる。さらに、第14図
の多光束高指向性光学系は第7図の高指向性光学素子を
多数並列させたものに相当する。すなわち、第12図で
説明した屈折率分布レンズアレイGAの後ろの面に、レ
ンズアレイGAの各屈折率分布レンズの軸に対応してシ
ングルモードファイバーSMを多数曲べて構成したシン
グルモードファイバーアレイSAを密着させたものであ
り、第12図のピンホールアレイFAの代わりにシング
ルモードファイバーアレイSAを用いて同様な作用をす
るものを構成している。さらに、第15図のものは、第
13図のもののピンホールアレイPAの代わりにシング
ルモードファイバーアレイSAと同様なシングルモード
ファイバーSMの配列体SHを用いている。
この配列体SHは、両端に支持具Sを設け、各支持具S
は、平板マイクロレンズPMの各微小レンズの焦点の位
置を中心にしてシングルモードファイバーSMの直径に
等しい開口を多数設けたもので、各開口にシングルモー
ドファイバーSMの入射端と出射端を挿入して規則的に
シングルモードファイバーSMを配列したものである。
ところで、第12図から第15図の多光束高指向性光学
系は、前記したように出射光が発散光になるものである
。このように出射光がピンホールアレイPA等の後ろの
面の出射点から拡散光として出ると、2次元光強度検出
器等の検出器は余り離して配置することができない(余
り離れると隣接するチャンネル同士が干渉を起こして、
強度分布を測定することができなくなる。)。そこで、
出射光も入射光と同様に分布を持った平面波として出射
する多光束高指向性光学系を構成することができる。そ
の例を第16図から第19図に示す。
第16I!Iの多光束高指向性光学系は、第9図の高指
向性光学素子を多数並列させたものに相当する。
この光学系を構成するには、第12図との関連で説明し
た2個の屈折率分布レンズアレイGAI、GA2の間に
ピンホールアレイPAを配置し、それぞれの屈折率分布
レンズの軸とピンホールアレイFAの各ピンホールを整
合して密着する。このように構成すると、2次元的に強
度分布している入射平面波は散乱光がこの多光束高指向
性光学系によって取り除かれて同様に2次元的に強度分
布を有している平面波として出るので、2次元光強度検
出器等の検出器をこの多光束高指向性光学系からある程
度離して配置しても、2次元的に強度分布を測定するこ
とができる。第17図の多光束高指向性光学系は、第1
3図の多光束高指向性光学系の後ろに共焦点で第2の平
板マイクロレンズPM2を配置したものである。また、
第18図の多光束高指向性光学系は、第11図の高指向
性光学素子を多数並列させたものに相当する。詳細な説
明は必要なかろう。さらに、第195Uの多光束高指向
性光学系は、第15図の多光束高指向性光学系の後ろに
、配列体SHの各シングルモードファイバーの出射端の
コアに第2の平板マイクロレンズPM2の前側の焦点が
一致するようにして配置したものである。
さて、本発明の2次元物体の分光装置について説明する
。まず、第20図に回折格子51と凹面鏡M1、M2、
入射スリット52からなる回折格子分光器を示す。回折
格子51の格子方向に平行な入射スリット52から入射
した光は凹面鏡M1で乎行光に変えられ、回折格子51
に入射して波長に応じた角度で回折され、凹面鏡M2に
よって入射スリット52と共役な分光面53にスペクト
ル分布を与える。入射スリット52にその高さによって
異なるスペクトル特性の光が入射するとすると、分光面
53のスリット52の高さ方向(X方向)には、その高
さの位置に入射スリット52に入射した光のスペクトル
が得られる(スペクトル分布はX方向に分布する。)。
したがって、分光面53に2次元光検出器54を配置し
て、その入射面のX方向にスリット52の高さを、X方
向に波長を対応させて、強度分布を測定すれば、スリッ
ト52の入射位置に対応した1次元物体の分光測定を行
うことができる。また、入射スリット52の前に被測定
2次元物体55を置いて、2次元光検出器54により、
スリット52の入射位置に対応した物***置の分光測定
を行いながら、2次元物体55を図のX方向に移動する
ことにより、2次元物体55の各点からのスペクトルを
略同時に測定できる。このために、図の両矢符方向に2
次元物体55を移動する機構を設ける。この機構は図示
してないが、周知の各種の手段が用いられる。なお、2
次元物体55とスリット52を空間的に離間し、その間
に結像光学系を設けて2次元物体55の像をスリット5
2上に結像させ、また、この光路中にガルバノミラ−等
の偏向光学系を介在させ、スリット52上の2次元物体
55の像を走査移動するようにしてもよい。
第20図の例は入射スリット52の前に被測定2次元物
体55を直接配置する例であったが、この物体を分光器
から離して配置し、スリット52と物体55の表面間を
、第12図から第19図において説明した多光束高指向
性光学系ないし光ファイバー東で結んで2次元物体の各
点からの入射光の分光をすることもできる。その例を第
21図に示す。符号56で示された東は、第12図から
第15図において説明した入射平面波が各高指向性光学
素子の出射点から発散光に変換されて出る多光束高指向
性光学系であって、1次元方向にのみ並列して束ねられ
たものである。この場合、1次元配列多光束高指向性光
学系56の出射端が入射スリット52の作用をするたt
1スリット52は配置する必要がない。このような多光
束高指向性光学系56を用いると、物体55から所定方
向に出る光のみが選択分離されて分光器に入射し、スペ
クトル測定がされるため、例えば散乱2次元物体の各点
の反射散乱スペクトルを測定するのに有効なものとなる
。上記の多光束高指向性光学系56として、第14図及
び第15図のものを用いると、単一モード光ファイバー
東が用いられているため、その入射端と出射端の間に可
撓性を持たせることができるので、2次元物体55自体
を移動走査する代わりに、多光束高指向性光学系56の
入射端を物体55の表面に沿って走査して、物体からの
平面波を取り込むようにすることができる。なお、上記
多光束高指向性光学系の代わりに1次元配列光ファイバ
ー東を用いてもよい。
ところで、多光束高指向性光学系として、第16図から
第19図に示したように、物体からの所定方向に出る平
面波のみを分離して平面波として取り出すものがある。
このように入射平面波を平面波として出射する多光束高
指向性光学系57を用いる例を第22図に示す。多光束
高指向性光学系57から出射する光は平面波になってい
るので、第21図における第1凹面鏡Mlは最早必要で
ない。また、第2凹面鏡M2は母線がX方向に向いてい
る凹円筒鏡M3で置き換える必要がある。したがって、
第22図の分光器においては、回折格子51から出た回
折光は、凹円筒鏡M3に入射してy軸に垂直な方向にの
み集束され、分光面53にX方向位置に応じたスペクト
ルを与える。
ところで、第20図から第22図の分光器において、2
次元物体55の各点からの光を分光するには、物体をス
リット等の前で走査のために移動するか、多光束高指向
性光学系又は光ファイバー東の入射端を物体表面に沿っ
て走査移動しなければならない。これを避けて何らの機
械的な移動を行わないで、2次元物体の各点からの光を
同時に分光することができる。その例を第23図と第2
4図に示す。第23図の例は、図のら)に示しであるよ
うに、2次元物体の表面がx−y平面にあるとして、そ
れをm行n列に分割し、各分割点に対応して1個の高指
向性光学素子又は光ファイバーの入射端が対応するよう
に、多光束高指向性光学系ないし光ファイバー東58の
入射端を構成し、多光束高指向性光学系ないし光ファイ
バー東58の他端は、入射端の各列が対応する1次元配
列のものに分岐し、その1次元配列の出射端各々を第2
1図又は第22図に示したように、別々の分光器11〜
1oに入射させるようにしたものである。
このようにすると、2次元物体又は多光束高指向性光学
系ないし光ファイバー東58の入射端を何ら移動せずに
、図の(a)に示したような、被測定物体の各点に対応
したスペクトルが得られる。この第23図のものは、多
数の分光器1.〜1..を用いないと、物体各点のスペ
クトルを同時に得ることはできないが、1台の分光器1
0で同時に各点の分光をできるようにした例が第24図
のものである。すなわち、この場合は、多光束高指向性
光学系ないし光ファイバー東59の出射端は、入射端の
各列を上下につないで1列にした配置になっており、そ
のため分光器10は1台でよいことになる。なお、この
ような入射端と出射端の素子配列関係は、光フアイバー
束において、ライン・ラスタートランスデユーサ−又は
面−線変換器として周知のものである。
さて、以上は回折格子分光器を用いて2次元被測定物体
の各点からの光のスペクトルを求めるものであったが、
マイケルソン干渉器を用いたフーリエ分光装置によって
も、同様に2次元物体の各点からの光の分光を行うこと
ができる。その例を第25図から第27図を参照にして
説明する。第25図の例においては、図の(a)に示す
ように、2次元物体55は、マイケルソン干渉系の集光
レンズL、の前側焦点面に配置される。物体55の各点
から出た光はこのレンズL、によって平行光に変換され
、この平行光は光線分割ミラーHMにより2分され、一
方は固定鏡M、に当たって反射され、光線分割ミラーH
Mを通過して結像レンズL、に人射し、その後側焦点面
の共役な位置に像を結ぶ。他方の平行光は移動鏡M、に
入射して反射され、光線分割ミラーHMにより反射され
て結像レンズL、に入射し、その後側焦点面の共役な位
置に像を結ぶ。一方の光と他方の光は結像レンズL2の
後側焦点面に重なって像を結ぶが、両者の光は可干渉性
であるので、この位置に光検出器を配置すると、移動鏡
M、の移動に伴ってその光検出器からインターフェログ
ラム信号が得られる。
したがって、物体55の各点に対応して結像レンズL、
の後側焦点面に多数の光検出器を配置し、それぞれの光
検出器から得られたインターフェログラム信号をフーリ
エ変換することにより、2次元物体55のそれぞれの点
のスペクトルが得られる。ただし、1個1個の光検出器
の大きさは、結像レンズL2の口径と焦点距離と観測最
短波長で決まる0次のフランフォーファー回折像より小
さいことが必要である。結像レンズL2の後側焦点面に
多数の光検出器を配置する代わりに、図(a)に示すよ
うに、この焦点面に光電変換面60を有する2次元光検
出器54を配置し、図ら)に示すように光電変換面60
の領域を所定数の領域に区分し、各区分(x+5yJ)
からのインターフェログラム信号を別々にとり、それら
をフーリエ変換してその区分に対応する2次元物体55
の点ないし領域のスペクトルを求めるようにすればよい
。ただし、光電変換面60の領域を所定数の領域に区別
し、各々は独立に動作するようにして、各々の区分の中
央に結像レンズL、の口径と焦点距離と観測最短波長で
決まる0次のフランフォーファー回折像以下径のピンホ
ールの遮光板を設置する必要がある。求めたスペクトル
を波長λ軸上にとり、2次元物体55の領域(Xt、Y
、+)に対応させると、図の(C)に示したようなx−
y−λ空間が得られ、この空間によって2次元物体55
の各点のスペクトルが表される。このようなフーリエ分
光装置のシステム構成図を第26図に示す。図中、符号
61はマイケルソン干渉計を、62は2次元光検出器5
4の各画素チャンネルからの信号を増幅する増幅器を、
63はサンプルホールド回路及びA/D変換器を、64
は移動鏡M、駆動機構を、また65はコンピューターを
それぞれ示している。
システムの概要を説明すると、2次元物体55の各点か
らの光は、干渉計61を経て2次元光検出器54の対応
する画素チャンネル上に干渉しながら結像し、そのスペ
クトルに応じたインターフェログラム信号を生じる。各
画素に対応したインターフェログラム信号は、増幅器6
2で増幅され、サンプルホールド回路及びA/D変換器
によりサンプリングとA/D変換されて、コンピュータ
ー65に取り込まれ、コンピューター65によりチャン
ネル毎にフーリエ変換されてその画素の対応する2次元
物体55の点ないし領域のスペクトルが第25図(C)
のような形式で求められる。なお、移動鏡M、はコンピ
ューター65によって制御される移動鏡駆動機構64に
よて移動される。
ところで、第25図の例の場合、各点のインターフェロ
グラムは物体55の発散光のなかから、光路差による位
相差を与えて、干渉させている。
したがって、検出面の中心より外側の点での干渉光束程
、放射角の大きな光束となり、しかも同一点からの光束
の干渉ではあるが異なる角度の放射光束による干渉とな
る。そのため、物体からの発光や反射の空間放射強度が
前方に強い場合、すなわち、指向性のある発光や反射の
とき、物体前方の指向性の強い方向の光束を干渉させて
インターフェログラムを形成した方が光束検出効率が良
くなる。このような場合には、第25図の集光レンズL
Is結像レンズL、を取り除き、その代わりに第27図
(a)に示すように、2次元物体55の前に前記した平
面波を出射する多光束高指向性光学系66(第16〜1
9図参照)を配置する。こうすると、物体55の2次元
領域が多光束高指向性光学系66の各素子によって分割
され、そこから出た平面波のみが分離されたままの状態
で2次元光検出器54の光電変換面60に達し、分離さ
れたままの状態でインターフェログラム信号を別々に生
じる。したがって、このインターフェログラムをフーリ
エ変換することにより、その区分に対応する2次元物体
55からの平面波のスペクトルが求められる。なお、多
光束高指向性光学系66は、図に点線で示したように、
光電変換面60の前に配置するようにしてもよい。さら
に、2次元物体55の前と光電変換面60の前の両方に
配置してもよい。なお、物体55からの発散光によって
インターフェログラム信号を得る場合であっても、物体
面上のサンプル点を小領域に限定したい場合は、図のら
)に示すように多光束高指向性光学系66の代わりにピ
ンホールアレイPAとその各ピンホールに前側焦点が一
致するレンズアレイLAを配置し、各サンプル点からの
光が平行になって干渉系に入射するようにするすること
ができる。
次に、以上のような本発明の2次元物体の分光装置を微
小物体に適用する場合の例を説明する。
第28図に示した本発明の2次元顕微分光装置において
、試料台67上に載置した微小物体は拡大レンズ系70
によって拡大される。拡大レンズ系70は、微小物体の
表面から光軸に平行に出た光を光軸に平行に出射させる
ために拡大光学系に構成されている。すなわち、拡大レ
ンズ系70は比較的焦点距離の短い対物レンズ68と比
較的焦点距離の長い凸レンズ系69とからなり、対物レ
ンズ68の後側焦点と凸レンズ系69の前側焦点とが一
致しく共焦点になっており)、物体から平行に出る光は
この系70を経ても平行光として出て行く。このような
拡大光学系を拡大レンズ系70として用いると、2次元
物体表面から出る光の直進成分は像が拡大されても維持
されるので都合がよい。その他に、焦点深度が深い等の
特徴もあるが、本2次元顕微分光装置において最も大き
い特徴は、特に、第21〜24図、第27図(a)に示
すような物体55から分光器に測定光を入射させる際に
、多光束光指向性光学系(第28図においては符号71
で代表して示しである。)を用いる分光器72をその分
光系として使用する際、多光束光指向性光学系71の入
射端面は最早試料台67上に載置した微小物体と共役の
位置に置かなくてもよくなると言うことである。したが
って、このような場合、試料に対して拡大レンズ系70
を厳密に焦点調節する必要はなくなる。ところで、分光
器72として、上記した第21〜24図、第27図(a
)の何れかのものを用いるのが望ましいが、第20図、
第25図(a)又は第27図(b)に示すような分光器
を用いる場合は、多光束光指向性光学系71を省き、拡
大レンズ系70の試料と共役な拡大像位置にそれぞれの
分光器の物体55位置が一致するように配置しtlけれ
ばならない。
以上、本発明の2次元物体の分光装置のいくつかの実施
例について説明してきたが、本発明はこれらに限定され
ることなく、種々の変形が可能である。
〔発明の効果〕
本発明の第1から第3の2次元物体の分光装置によると
、分光器は1次元方向の物体の各点のスペクトルを与え
ることができるので、2次元物体を移動させることによ
り、2次元物体の各点の分光を略同時に行うことができ
る。
本発明の第4及び第5の2次元物体の分光装置によると
、入射端が2次元配列の多光束高指向性光学系と前記第
2又は第3の分光装置において用いている分光器とを用
いるので、2次元物体を移動させることなしに、2次元
物体の各点の分光を同時に行うことができる。
本発明の第6及び第7の2次元物体の分光装置によると
、マイケルソン干渉系を用いたフーリエ変換分光装置に
おいて、光検出器として2次元光検出器を用い、その2
次元検出面の各点に実質的にその点に対応する2次元物
体の点からの光が干渉しながら入射するようになってい
るので、検出面の所定の複数のサンプリング位置から得
られるインターフェログラム倍号各々をフーリエ変換す
ることにより、サンプリング位置に対応する2次元物体
の位置からの光のスペクトルを求めることができる。
なお、本発明の第2から第5、及び、第7の2次元物体
の分光装置によると、2次元物体からの光を分光装置に
導くのに多光束高指向性光学系を用いているので、2次
元物体から所定の方向に出る平面波のみを選択的に分離
して分光する。したがって、指向性のある発光分光や反
射散乱分光の各点の分光を同時に行うのに適している。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は高指向性光学素子の基本的原理を説
明するための図、第4図から第11図はそれぞれ高指向
性光学素子の例を説明するための図、第12図から第1
9図はそれぞれ本発明のいくつかの実施例において用い
られる多光束高指向性光学系の例を説明するための図、
第20図は本発明の第1の2次元物体の分光装置の構成
と作用を説明するための図、第21図から第25図は第
2から第6の分光装置の構成と作用を説明するための図
、第26図は第6の分光装置のシステム構成図、第27
図は第7の分光装置の構成と作用を説明するための図、
第28図は本発明による2次元顕微分光装置の構成と作
用を説明するための図である。 L・・・凸レンズ、P O・・・レンズ開口、Pl・・
・入口開口、P2・・・ピンホール、Ob、Obl、O
b2・・・対物レンズ、P・・・ピンホール、GLSG
LI、GL2・・・屈折率分布レンズ、SM・・・シン
グルモードファイバー、B・・・接着剤、G、ASGA
I、GA2・・・屈折率分布レンズアレイ、PA・・・
ピンホールアレイ、PM、PMI、PM2・・・平板マ
イクロレンズ、SA・・・シングルモードファイバーア
レイ、SH・・・シングルモードファイバー配列体、S
・・・支持具、Ml、M2・・・凹面鏡、M3・・・凹
円筒鏡、L・・・集光レンズ、L、・・・結像レンズ、
HM・・・光線分割ミラー、M5・・・固定鏡、M、・
・・移動鏡、LA・・レンズアレイ、1.〜1o、10
・・・分光器、51・・・回折格子、52・・・入射ス
リット、53・・・分光面、54・・・2次元光検出器
、55・・・2次元物体、56.57.58.59.6
6.71・・・多光束高指向性光学系、60・・・光電
変換面、61・・・マイケルソン干渉計、62・・・増
幅器、63・・・サンプルホールド回路及びA/D変換
器、64・・・移動鏡駆動機構、65・・・コンピュー
ター、67・・・試料台、68・・・焦点距離の短い対
物レンズ、69・・・焦点距離の長い凸レンズ系、70
・・・拡大レンズ系、72・・・分光器第1図 第2図 第3図 第4 図 第 図 GL屈t#車今年しンス L1 L2 Pピレホ ル 第6 図 N、A千〇、1 N、A二0.1 第7 図 L 第12 図 PM+矛友74グロレノ入 第14 図 第16図 第18 図 第19図 MI MZ 第21 図 第24図 第27図 第28図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回折格子の格子方向と平行な細隙を有する入射ス
    リット、入射スリットからの光を平行光に変換する集光
    光学系、集光光学系からの光を回折する回折格子、回折
    格子によって回折された光を結像する結像光学系、及び
    、結像面に配置された2次元光検出器からなる分光器と
    、入射スリットの細隙と交差する方向に入射スリットの
    前に配置した2次元物体を移動させる手段とからなるこ
    とを特徴とする2次元物体の分光装置。
  2. (2)入射端に所定方向から入射する平面波のみを出射
    端に伝達する高指向性光学素子を複数本回折格子の格子
    方向と平行な1次元方向に並列して束ねた1次元多光束
    高指向性光学系と、1次元多光束高指向性光学系の出射
    端からの光を平行光に変換する集光光学系、集光光学系
    からの光を回折する回折格子、回折格子によって回折さ
    れた光を結像する結像光学系、及び、結像面に配置され
    た2次元光検出器からなる分光器と、前記1次元多光束
    高指向性光学系の入射端の長手方向と交差する方向にそ
    の入射端の前に配置した2次元物体を相対的に移動させ
    る手段とからなることを特徴とする2次元物体の分光装
    置。
  3. (3)入射端に所定方向から入射する平面波のみを出射
    端に伝達して平面波として出射する高指向性光学素子を
    複数本回折格子の格子方向と平行な1次元方向に並列し
    て束ねた1次元多光吏高指向性光学系と、1次元多光束
    高指向性光学系の出射端からの平面波を回折する回折格
    子、回折格子によって回折された光を回折格子の格子方
    向と垂直な方向に結像する結像光学系、及び、結像面に
    配置された2次元光検出器からなる分光器と、前記1次
    元多光束高指向性光学系の入射端の長手方向と交差する
    方向にその入射端の前に配置した2次元物体を相対的に
    移動させる手段とからなることを特徴とする2次元物体
    の分光装置。
  4. (4)入射端に所定方向から入射する平面波のみを出射
    端に伝達する高指向性光学素子を列方向に複数本並列し
    て束ねてなる高指向性光学素子列体の複数をその入射端
    において行方向に積み重ねて行列形式に配列された多光
    束高指向性光学系の入射端とし、前記高指向性光学素子
    列体のそれぞれの出射端に請求項2又は3記載の分光器
    を別々に配置し、前記多光束高指向性光学系の入射端に
    2次元物体を配置するようにしたことを特徴とする2次
    元物体の分光装置。
  5. (5)入射端に所定方向から入射する平面波のみを出射
    端に伝達する高指向性光学素子を列方向に複数本並列し
    て束ねてなる高指向性光学素子列体の複数をその入射端
    において行方向に積み重ねて行列形式に配列された多光
    束高指向性光学系の入射端とし、前記高指向性光学素子
    列体の各出射端を列方向に並列して1列に配置された多
    光束高指向性光学系の出射端とし、前記多光束高指向性
    光学系の出射端に請求項2又は3記載の分光器を配置し
    、前記多光束高指向性光学系の入射端に2次元物体を配
    置するようにしたことを特徴とする2次元物体の分光装
    置。
  6. (6)マイケルソン干渉系の集光レンズの前側焦点に2
    次元物体を配置するように構成し、マイケルソン干渉系
    の結像レンズの後側焦点に2次元光検出器を配置し、マ
    イケルソン干渉系の移動鏡を移動させた時に2次元光検
    出器の検出面の所定の複数のサンプリング位置から得ら
    れるインターフェログラム信号各々をフーリエ変換して
    サンプリング位置に対応する2次元物体の位置からの光
    のスペクトルを求める手段を設けたことを特徴とする2
    次元物体の分光装置。
  7. (7)マイケルソン干渉系の集光レンズの代わりに、入
    射端に所定方向から入射する平面波のみを出射端に伝達
    して平面波として出射する高指向性光学素子を複数本2
    次元方向に並列して束ねた2次元多光束高指向性光学系
    を配置し、前記2次元多光束高指向性光学系の入射端に
    2次元物体を配置するように構成し、マイケルソン干渉
    系の結像レンズを省いてその代わりにマイケルソン干渉
    系の出射側に2次元光検出器を配置し、マイケルソン干
    渉系の移動鏡を移動させた時に2次元光検出器の検出面
    の所定の複数のサンプリング位置から得られるインター
    フェログラム信号各々をフーリエ変換してサンプリング
    位置に対応する2次元物体の位置からの光のスペクトル
    を求める手段を設けたことを特徴とする2次元物体の分
    光装置。
  8. (8)2次元物体から所定方向に出る平面波を拡大して
    平面波として出射する拡大光学系を備え、前記拡大光学
    系の出射側に請求項1から7の何れか1項記載の分光装
    置を設けたことを特徴とする2次元顕微分光装置。
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