JPH04314453A - 医療用材料および医療用器具ならびに医療用材料の製造方法 - Google Patents

医療用材料および医療用器具ならびに医療用材料の製造方法

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JPH04314453A
JPH04314453A JP3087147A JP8714791A JPH04314453A JP H04314453 A JPH04314453 A JP H04314453A JP 3087147 A JP3087147 A JP 3087147A JP 8714791 A JP8714791 A JP 8714791A JP H04314453 A JPH04314453 A JP H04314453A
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立神 真一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用材料に関するも
のである。さらに詳しくは、本発明は、長期間にわたり
安定して高い生体適合性および優れた安全性を示す医療
用材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、人工腎臓、人工肺、血液分離装置
の人工臓器が製造され使用されているが、これらの人工
臓器を構成する材料には、優れた生体適合性が要求され
る。すなわち、生体適合性の欠如した人工臓器を使用す
ると、材料が血液や生体組織と接触した際に、血液中の
血球細胞が損傷されたり、血漿蛋白質や血栓生成を引き
起こす虞れがあり、非常に危険である。従って、人工臓
器を構成する材料に生体適合性を付与するために、従来
、さまざまな改質方法が提案されている。
【0003】特に、最近、マクロマーを用いるグラフト
重合が行われており、例えば、メタクリル酸エステルの
マクロマーを、2−ヒドロキシエチルメタクリレートと
共重合してグラフト共重合体が形成されており、このグ
ラフト共重合体は、ホモポリマーやランダム共重合体よ
りも抗血栓性が良好であることが知られている(医用材
料と生体、今西幸男他編集、講談社サイエンティフィッ
ク、1982年、第37頁、第287〜289頁)。し
かしながら、このようなマクロマーと他のモノマーとの
重合によるグラフト共重合においては、グラフト鎖はポ
リマーの表面にのみ形成されるものではなく、、ポリマ
ー内部にも形成される。このため、ポリマー内部の性質
を変化させてしまうという問題があった。
【0004】一方、医療用材料の表面を脂溶性ビタミン
で物理的に被覆して、生体適合性を高める手法が知られ
ている(特開昭59−64056号)。このように脂溶
性ビタミンで表面を被覆した材料は、生体に体する副作
用が少なく、一過性の白血球減少を生じさせないもので
あった。しかしながら、脂溶性ビタミンが単に物理的に
被覆されているのみでは、材料への結合力が弱く、血液
中への遊離が発生する虞れのあるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明、は新
規な医療用材料を提供することを目的とするものである
。本発明はまた、長期間にわたり安定して高い生体適合
性を示し、かつ安全性に優れた医療用材料を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記目的は、官能基を
有するポリマーから構成された基材の表面に、疎水性部
分を有するマクロマーを介して脂溶性ビタミンを保持せ
しめたことを特徴とする医療用材料によって達成される
【0007】前記マクロマーは、前記ポリマーの官能基
に共有結合可能な反応基を有する共重合体を介して、基
材の表面に結合してなるものであることが好ましい。
【0008】前記疎水性部分は、フッソ側鎖、シリコー
ン側鎖およびアルキル側鎖からなる群より選ばれたもの
であることが好ましい。
【0009】前記疎水性部分の平均分子量が、100〜
5000であることが好ましい。
【0010】また、本発明は、少なくとも血液と接触す
る箇所が前記のいずれかに記載の医療用材料から形成さ
れてなる医療用器具を示すものである。
【0011】また、本発明は、マクロマーの官能基と共
重合体の反応基の一部とを共有結合させる第1の工程と
、共重合体の反応基の一部とポリマーの官能基とを共有
結合させる第2の工程と、マクロマーの疎水性部分に脂
溶性ビタミンを接触、保持させる第3の工程とを有する
ことを特徴とする医療用材料の製造方法を示すものであ
る。
【0012】
【作用】本発明の医療用材料は、官能基を有するポリマ
ーから構成された基材の表面に、疎水性部分と前記官能
基と結合可能な反応基とを有するマクロマーを介して脂
溶性ビタミンを保持せしめたことを特徴とするものであ
る。
【0013】このように、本発明の医療用器具は、疎水
性相互作用を利用して基材の表面に脂溶性ビタミンを保
持するようにしたので、長期間にわたって脂溶性ビタミ
ンの遊離が発生せず、安定した生体適合性および優れた
安全性を発揮するものである。
【0014】また、前記マクロマーが、前記ポリマーの
官能基に共有結合可能な反応基を有する共重合体を介し
て、基材の表面に結合してなるものであれば、基材表面
にのみ疎水性部分が形成され、ポリマー内部に形成され
ないので、基材の内部性質を変えることなく、表面性状
を変化させることができる。また、ポリマーの一つの結
合点に対して、多数の脂溶性ビタミンを保持させること
ができるので、より高い生体適合性を発揮することがで
きる。
【0015】なお、本発明において「マクロマー」とは
、反応性官能基を有する高分子量体を意味するものであ
る。
【0016】以下、本発明を詳細に説明する。
【0017】本発明において用いられる脂溶性ビタミン
としては、例えば、ビタミンA、ビタミンD、ビタミン
E、ビタミンKおよびユビキノンなどがあげられる。
【0018】ビタミンAとしては、レチノール(ビタミ
ンA1アルコール)、レチナール(ビタミンA1アルデ
ヒド)、ビタミンA1酸、3−デヒドロレチノール(ビ
タミンA2アルコール)、3−デヒドロレチナール(ビ
タミンA2アルデヒド)等のビタミンA類、β−カロテ
ン、β,β−カロテン、α−カロテン、β,ε−カロテ
ン、γ−カロテン、β,φ−カロテンなどのプロビタミ
ンA類などがあげられる。ビタミンDとしては、ビタミ
ンD2、ビタミンD3、ビタミンD4、ビタミンD5、
ビタミンD6、ビタミンD7などのビタミンD類、およ
びそれらのプロビタミン類があげられる。
【0019】ビタミンEとしては、α−トコフェロール
、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコ
フェロールなどのトコフェロール類、α−トコトリエノ
ール、β−トコトリエノール、γ−トコトリエノール、
δ−トコトリエノールなどのトコトリエノール類があげ
られる。
【0020】ビタミンKとしては、ビタミンK1および
ビタミンK2類があげられる。
【0021】ユビキノンとしては、ユビキノン−1〜ユ
ビキノン−12(Q−1〜Q−12)、およびそれらの
酸化体、アミノ類塩化化合物などがあげられる。
【0022】しかして、本発明の医療用材料は、官能基
を有するポリマーから構成された基材の表面に、疎水性
部分を有するマクロマーを介して、上記のごとき脂溶性
ビタミンを保持せしめたことを特徴とするものである本
発明の医療用材料において、基材を構成するポリマーと
しては、官能基を持つ繰り返し単位を有するものならば
いかなるものでもよい、官能基としては、例えば、水酸
基、アミノ基、カルボキシル基、エポキシ基、アルデヒ
ド基などがあげられる。このうち、水酸基を官能基とし
て有するポリマーとしては、再生セルロースあるいはセ
ルロース誘導体などがあげられる。
【0023】なお、その他のポリマーとしては、ポリビ
ニルアルコール、ポリ酢酸ビニルの部分ケン化物、エチ
レンビニルアルコール系共重合体、エチレン酢酸ビニル
系共重合体の部分ケン化物、ポリアクリル酸またはポリ
メタクリル酸およびそれらの共重合体、ポリヒドロキシ
メタクリレート、キチン、キトサン、コラーゲン、ポリ
アクリルアミドなどを使用することができる。
【0024】疎水性部分としては、疎水性相互作用によ
って上記脂溶性ビタミンを保持できるものならば特に限
定されないが、パーフルオロアルコールなどのフッ素系
側鎖、ポリジメチルシロキサン誘導体などのシリコーン
系側鎖、脂肪酸、脂肪酸誘導体、高級アルコール、およ
び高級アルコール誘導体等のアルキル系側鎖などがあげ
られる。このような疎水性側鎖の平均重合度は、100
〜5000程度が好ましい。平均重合度が100以下で
あると、脂溶性ビタミンを充分量保持することができず
、5000以上であると基材のポリマーそのものの性質
を変えてしまう虞れがある。
【0025】このような疎水性部分を有するマクロマー
は、好ましくは、環状構造、三重結合等を含まない柔軟
な線状構造とされる。このような構造とすることにより
、基材の表面に、マクロマーを充分な運動性を有し、か
つ安定した状態で結合させることができる。
【0026】疎水性部分を有するマクロマーは、スペー
サーを介して、後述する共重合体に結合されてなること
が好ましい。
【0027】このようなスペーサーとしては、ポリエチ
レングリコールジアミン、ポリプロピレングリコールジ
アミン、ポリテトラグリコールジアミン等のアルキレン
グリコール類が好ましい。
【0028】アルキレングリコール類の平均重合度とし
ては、アルキレンの種類によっても異なるが、1〜10
0程度であることが好ましい。
【0029】本発明において、疎水性部分を有するマク
ロマー(以下、当該マクロマーは、場合によってはスペ
ーサーを含む広い概念を意味するものである。)は、基
材を構成するポリマーの官能基に共有結合可能な反応基
を有する共重合体を介して、基材の表面に結合してなる
ことが好ましい。
【0030】このような共重合体としては、前述のごと
きポリマーの官能基に共有結合可能な反応基を有するも
のであれば特に限定されないが、反応基として、エポキ
シ基、カルボキシル基、および/またはアルデヒド基を
有するものが好ましい。なお、このような共重合体と前
記疎水性部分は、例えば、共重合体のエポキシ基を介し
て疎水性部分をグラフト共重合することにより、結合す
ることができる。
【0031】エポキシ基を有する共重合体の原料単量体
としては、(メタ)アクリル酸系グリシジルエステルが
好ましく、カルボキシル基を有する原料単量体としては
、(メタ)アクリル酸が好ましい。さらには、(メタ)
アクリル酸系エステルなどのエステル類、(メタ)アク
リル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)ア
クリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブ
チル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルまたはこれ
らの混合物があげられる。
【0032】上述した単量体を用いて共重合体を得るに
は、例えば硝酸第2セリウムアンモニウム、過酸化水素
−第1鉄塩等の重合開始剤を用いればよい。
【0033】共重合体中のエポキシ基を有する単量体重
量比としては、0.01〜60重量%が好ましい。
【0034】また、共重合体の平均分子量は、500〜
500,000程度が好ましい。
【0035】次に、本発明の医療用材料の製造方法につ
いて説明する。
【0036】しかして、本発明の医療用材料の製造方法
は、マクロマーの官能基と共重合体の反応基の一部とを
共有結合させる第1の工程と、共重合体の反応基の一部
とポリマーの官能基とを共有結合させる第2の工程と、
マクロマーの疎水性部分に脂溶性ビタミンを接触、保持
させる第3の工程とを有することを特徴とするものであ
る。
【0037】マクロマーの官能基と、共重合体の反応基
とを共有結合させるには、公知の方法を用いればよい。
【0038】上記方法により得られたマクロマーと共重
合体との結合物(以下、これを高分子誘導体という。)
と、基材を構成するポリマーとを共有結合するには、高
分子誘導体を適当な有機溶媒に溶かし、これにルイス酸
触媒および/または塩基性触媒を加え、得られた溶液に
ポリマーを浸漬する等して、ポリマーと高分子誘導体と
を接触させることにより行われる。
【0039】ルイス酸触媒としては、三フッ化ホウ素、
四塩化スズ、塩化亜鉛などが使用される。
【0040】塩基性触媒としては、アルカリ土類金属の
なかでも、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、ラ
ジウムなどの水酸化物や、水酸化リチウム、水酸化カリ
ウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、水酸化フラ
ンシウムなどのアルカリ金属の水酸化物があげられる。
【0041】次いで、得られた修飾ポリマーに、脂溶性
ビタミンの有機溶媒溶液を接触させる。使用される脂溶
性ビタミン溶液の濃度としては、0.05〜2.0w/
v%程度が好ましい。また、修飾ポリマーへの溶液の接
触時間としては、30秒〜60分間程度が好ましい。接
触を終えた後は、10〜80℃の温度下で、前記脂溶性
ビタミンに対して不活性なガスを導入して、有機溶媒を
除去することにより、修飾ポリマーに脂溶性ビタミンを
保持させる。使用される有機溶媒としては、メタノール
、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール,
n−ブタノール、イソブタノールなどのアルコール類、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類
、1,1,2−トリクロロー1,2,2−トリフルオル
エタン等のフロン溶媒をあげることができる。得られた
医療用材料は、オートクレーブ滅菌法、エチレンオキサ
イド滅菌法、ガンマ線滅菌法等により滅菌処理され、医
療用材料とされる。
【0042】次に、本発明の医療用器具について説明す
る。
【0043】すなわち、本発明に医療用器具は、少なく
とも血液と接触する箇所が前述の医療用材料から形成さ
れてなるものである。医療用器具の具体例としては、人
工心肺回路システム、人工透析システム、血漿分離シス
テム、各種カテーテルなどの体外循環システム、あるい
は人工血管等の体内埋込型の人工器官などをあげること
ができる。本発明の医療用器具は、血液と接触する箇所
が前述の医療用材料から形成されてなるので、長期間に
わたって脂溶性ビタミンの遊離が発生せず、安定した生
体適合性および優れた安全性を発揮することができる。
【0044】以下、実施例を示して本発明をさらに具体
的に説明する。
【0045】
【実施例】
[実施例]■リノール酸マクロマーの合成リノール酸2
0.0gを乾燥ベンゼン70mlに溶解し、これをフラ
スコに入れ、窒素気流下五塩化リン14.8gを5回に
分けて加えた。室温で12時間撹拌した後、さらに2時
間還流させた。次いで、ベンゼンと反応副生成物の三塩
化ホスホリル、および塩化水素を留去し、減圧蒸留によ
ってリノール酸クロライド14.0gを得た(沸点15
5℃/1.5mmHg、収率76%)。
【0046】フラスコにポリエチレングリコールジアミ
ン(東レ(株)製  商品名PGD−40、分子量41
14)50.4g、トリエチルアミン1.48g、およ
びジクロロメタン120mlを添加し、窒素気流下、こ
れに氷冷下(0℃)でリノール酸クロライド3.66g
のジクロロメタン70ml溶液を30分間かけて滴下し
た。その後、徐々に室温に戻しながら2時間撹拌した。 反応終了後、反応副生成物のトリエチルアミン塩酸塩を
瀘別し、減圧下でトリエチルアミン、ジクロロメタンを
留去し、残留物をクロロホルム100mlに溶解し、水
100mlにて穏やかに洗浄した。有機層を分取後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。これをワコー
ゲルC−300入りのフラッシュクロマト(分解溶液:
クロロホルム/メタノール  V/V)により精製を行
ったところ、精製物(リノール酸マクロマー)13.7
gを得た(収率26%)。
【0047】精製物をIR法および1H−NMR法にて
構造を確認し、液体クロマトグラフィー(GPCモード
、溶解液THF)にてリノール酸およびPGD−40が
含まれていないことを確認した。
【0048】上記特性値の結果を下記に示す。 IR法:1650cm−1アミドカルボニル伸縮運動1
540cm−1アミドNH変角運動 1100cm−1エーテルCO伸縮運動1H−NMR法 δ  0.3ppm  リノール酸−CH3     
     δ  1.3ppm  リノール酸−CH2
−δ  3.7ppm  ポリエチレングリコール−O
CH2CH2O δ  5.3ppm  リノール酸オレフィン−CH=
CH− GPC法:保持  容量  精製物        1
1.4mlPGD−40              
          12.6mlリノール酸    
                      15.
1ml
【0049】■共重合体の合成 ガラス製重合管に重合開始剤として、アゾビスイソブチ
ルニトリル0.15重量部、メタクリル酸メチル7.5
重量部、メタクリル酸グリシジルエステル15重量部、
3−メタクリロキシプロピルトリス(メトキシエトキシ
)シラン(チッソ(株)製)6重量部、メタクリル酸1
.5重量部を仕込み、この重合管を液体窒素中で冷却固
化して真空ポンプで脱気、窒素置換、脱気を繰り返した
後、密封した。これを60℃で、50分間恒温槽中で加
熱した。その後、冷却して開封し、内容物をTHFに溶
解し、メタノールに再沈殿することにより、白色の共重
合体を得た。
【0050】この共重合体をメチルエチルケトンに溶解
し、臭化エチルトリメチルアンモニウムを触媒、クリス
タルバイオレットを指示薬として、0.01Nの過塩素
酸/酢酸溶液で滴定することによってエポキシ当量を求
め、グリシジルメタクリレート組成を求めたところ、5
2.9重量%であった。
【0051】 ■リノール酸マクロマーと共重合体との反応■で得られ
た共重合体4.00g、ジシクロヘキシルカルボジイミ
ドの0.718g、および四塩化炭素/アセトニトリル
(1:1v/v)の混合溶媒100mlをフラスコに入
れ、室温で窒素気流下60分間撹拌し、溶解した後、■
で得られたリノール酸マクロマーの12.0gの四塩化
炭素/アセトニトリル(1:1v/v)20ml溶液を
徐々に滴下し、その後室温で60分間撹拌した後、さら
に60℃で60分間撹拌した。反応生成物を室温まで冷
却後、内容物をガラスフィルターにて濾過し、濾液の溶
媒を軽く留去したところ、黄色の高粘性の粗生成物が得
られた。
【0052】粗生成物にメタノール200mlを加え、
室温で約30分間撹拌した後、遠心分離を行い、上澄み
をデカンテーションで除いた。同様な操作をさらに2回
行った後、真空乾燥を行ったところ、9.63gの高分
子誘導体が得られた。
【0053】 ■再生セルロース膜への高分子誘導体のグラフト重合水
酸化ナトリウム0.3(w/v)%水溶液100ml中
に、再生セルロース膜(膜厚0.2mm)300本を3
0分間浸漬した。次いで■で得られた高分子誘導体の0
.5(w/v)%のアセトン水溶液中に、再生セルロー
ス膜を浸漬し、室温で24時間反応させた。
【0054】反応終了後、再生セルロース膜を取り出し
、アセトン、エタノール、蒸留水の順で洗浄して表面に
高分子誘導体がグラフト重合された再生セルロース膜A
を得た。
【0055】 ■再生セルロース膜を用いたダイアライザーの作製■で
得られた  再生セルロース膜A300本を用いて、こ
れを筒状容器内に挿入してポッテイング処理を行い、さ
らにヘッダー、キャップを取り付けることにより、ダイ
アライザーを作製した。
【0056】 ■再生セルロース膜へのビタミンEの保持ビタミンE(
α−トコフェロール)5.0gを、1,1,2−トリク
ロロ−1,2,2−トリフルオルエタン100mlに溶
解して、ビタミンEの1,1,2−トリクロロ−1,2
,2−トリフルオルエタン溶液を作製した。ダイアライ
ザーの一端にシリンジを接続し、他端をビタミンE溶液
中に浸漬した。シリンジのプランジャを作動させてダイ
アライザー内部にビタミンE溶液を導入、充填した。次
いで、ダイアライザーを引き上げてビタミンE溶液を排
出させ、アスビレーターを接続し25℃で送風乾燥した
。さらに、60℃のオーブン内に1時間放置した。その
後、オートクレーブ処理(115℃、30分間)して、
本発明に係るダイアライザーAを作製した。
【0057】[比較例]再生セルロース膜として、上記
■〜■の処理を行わないビタミンE被膜処理セルロース
膜Bを使用する以外は、実施例と同様にして比較例のダ
イアライザーBを作製した。
【0058】<体外循環試験>ダイアライザーA、B、
および未処理の再生セルロースを充填したダイアライザ
ーCを用いて体外循環試験を行った。
【0059】ウサギを北島式固定台に背位固定した。つ
いで、電動バリカンで術野の毛を刈り取り、酒精綿で精
拭した。ハサミで顎下から鎖骨に入るまで正中線に沿っ
て切開し、さらに筋膜を開き、神経、分岐血管および周
囲の組織を損傷しないように注意しながら、右(左)頸
動脈を剥離し、ついで左(右)顔面静脈を剥離した。1
IU/mlのヘパリン加生食水を満たした混注用ゴムキ
ャップを付けた留置カテーテル(テルモ(株)製)を前
記動脈に挿入し、結紮固定した。同様に、前記静脈にも
カテーテルを挿入し、結紮固定した。
【0060】このようにして準備したウサギ20につい
て、前記ダイアライザーA〜Cを用いて実験回路を準備
した。すなわち、図1に示すように、ウサギ20の動脈
に連結されたカテーテル21をポンプ22に連結し、さ
らにチャンバー23とウサギ20の静脈とをカテーテル
25で連結した。ポンプ22とダイアライザー1とはチ
ューブ26で連結し、チューブ26はマノメータのイン
27側に接続した。さらにダイアライザー1とマノメー
タのアウト24側に接続したチャンバー23とはチュー
ブ28で接続した。一方、ダイアライザー1の透析液出
入口は、チューブ29で接続し、チューブ29にはポン
プ30を設置するとともに、37℃の水浴31内に浸漬
した。
【0061】このようにして構成された回路は、1IU
/mlのヘパリン加生食水(100ml)でプライミン
グし洗浄を行った。
【0062】体外循環は、血流量を10ml/分に設定
して行った。なお、抗凝固剤は一切使用しなかった。循
環開始後、5分、10分、15分、20分、30分、4
5分、60分、120分後に1ml採血し、採血した血
液を1.5%EDTA−2Na生理食塩水にて抗凝固処
理した後、ELT−8(Orth  Instrume
nt社製)にて血球数を算定した。
【0063】その結果得られた白血球数(WBC)、血
小板数(PLT)およびヘマトクリット値(HCT)を
表1〜3に示す。表1はダイアライザーAを用いた実験
回路のデータ、表2はダイアライザーBを用いた実験回
路のデータ、表3はダイアライザーCを用いた実験回路
のデータである。なお血小板数は下記に示す数1を用い
てHt値補正を行い、循環開始直前のHt値での値とし
て表した。
【0064】さらに、循環中におけるビタミンEの溶出
率を以下の方法により測定した。
【0065】すなわち、再生セルロースAおよびBのビ
タミンEの初期保持量は、HPLC分析により測定した
。HPLC分析の条件は表4に示すとおりとした。循環
中のビタミンEの溶出量の測定は、循環血漿1mlを採
取し、これにエタノール1mlを添加して30秒間混合
し、次いでヘキサン5mlを添加して1分間混合し、さ
らに遠心分離(1500r.p.m  5分間)を行い
、ビタミンEを分離、抽出することにより行った。これ
らの値より、ビタミンE溶出率(=ビタミンE溶出量/
ビタミンE保持量×100)を算出した。
【数1】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】 表1〜3より、本発明の実施例に係るダイアライザーA
では、ビタミンEが疎水性部分を有するマクロマーを介
して保持されてなるので、循環中のビタミンEの溶出が
少なく、安定した生体適合性を発揮している。これに対
し、比較例に係るダイアライザーBでは、ビタミンEが
単に物理的に被覆されてなるのみであるため、溶出しや
すく、このため生体適合性の経時的な低下が認められた
【0066】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に係る医
療用材料は、官能基を有するポリマーから構成された基
材の表面に、疎水性部分を有するマクロマーを介して脂
溶性ビタミンを保持せしめたことを特徴とするものであ
る。このように、本発明の医療用器具は、疎水性相互作
用を利用して脂溶性ビタミンを保持するようにしたので
、長期間にわたって脂溶性ビタミンの遊離が発生せず、
安定した生体適合性および優れた安全性を発揮するもの
である。また、前記マクロマーが、前記ポリマーを介し
てに共有結合可能な反応基を有する共重合体を介して、
基材の表面に結合してなるものであれば、基材表面にの
み疎水性部分が形成され、ポリマー内部に形成されない
ので、基材の内部性質を変えることなく、表面性状を変
化させることができる。また、ポリマーの一つの結合点
に対して、多数の脂溶性ビタミンを保持させることがで
きるので、より高い生体適合性を発揮することができる
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いた実験回路の模式図であ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】官能基を有するポリマーから構成された基
    材の表面に、疎水性部分を有するマクロマーを介して脂
    溶性ビタミンを保持せしめたことを特徴とする医療用材
    料。
  2. 【請求項2】前記マクロマーは、前記ポリマーに共有結
    合可能な反応基を有する共重合体を介して、基材の表面
    に結合してなるものである請求項1記載の医療用材料。
  3. 【請求項3】前記疎水性部分は、フッソ側鎖、シリコー
    ン側鎖およびアルキル側鎖からなる群より選ばれたもの
    である請求項1または2に記載の医療用材料。
  4. 【請求項4】前記疎水性部分の平均分子量が、100〜
    5000である請求項1〜3のいずれかに記載の医療用
    材料。
  5. 【請求項5】少なくとも血液と接触する箇所が請求項1
    〜4のいずれかに記載の医療用材料から形成されてなる
    医療用器具。
  6. 【請求項6】請求項2記載の医療用材料を製造するにあ
    たり、マクロマーの官能基と共重合体の反応基の一部と
    を共有結合させる第1の工程と、共重合体の反応基の一
    部とポリマーの官能基とを共有結合させる第2の工程と
    、マクロマーの疎水性部分に脂溶性ビタミンを接触、保
    持させる第3の工程とを有することを特徴とする医療用
    材料の製造方法。
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