JPH04308735A - 発泡層を有した圧縮成形品の製造方法 - Google Patents
発泡層を有した圧縮成形品の製造方法Info
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- JPH04308735A JPH04308735A JP3075166A JP7516691A JPH04308735A JP H04308735 A JPH04308735 A JP H04308735A JP 3075166 A JP3075166 A JP 3075166A JP 7516691 A JP7516691 A JP 7516691A JP H04308735 A JPH04308735 A JP H04308735A
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は、車両部品、住宅資
材または産業資材として広く用いられている、例えばウ
レタン発泡層を一体に備えた圧縮成形品を製造する方法
に関するものである。
材または産業資材として広く用いられている、例えばウ
レタン発泡層を一体に備えた圧縮成形品を製造する方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 斯かる発泡層を一体に備えた圧縮成
形品は、例えば車両外装部品に用いた場合に制振、吸音
、防音等の各効果や剛性を得られる利点があり、浴槽に
用いた場合には断熱効果や剛性を得られる利点がある。 このような発泡層を有する圧縮成形品の従来の製造方法
は、パネル状タンクの場合、「図７」（ａ）に示すよう
に、マッチドダイ金型１によるマッチドダイ成形を行っ
て圧縮成形品であるタンク本体２を先ず成形した後に、
このタンク本体２を、同図（ｂ）に示すように発泡成形
用下金型３にセットし、このタンク本体２上に同図（ｃ
）に示すように発泡性樹脂４を散布し、更に、同図（ｄ
）に示すように発泡成形用上金型５を下金型３に型合わ
せして締めつけ、発泡性樹脂４を硬化させてタンク本体
２に一体化させてから脱型し、発泡層６を有するパネル
状タンクを得る工程を経て行われる。
形品は、例えば車両外装部品に用いた場合に制振、吸音
、防音等の各効果や剛性を得られる利点があり、浴槽に
用いた場合には断熱効果や剛性を得られる利点がある。 このような発泡層を有する圧縮成形品の従来の製造方法
は、パネル状タンクの場合、「図７」（ａ）に示すよう
に、マッチドダイ金型１によるマッチドダイ成形を行っ
て圧縮成形品であるタンク本体２を先ず成形した後に、
このタンク本体２を、同図（ｂ）に示すように発泡成形
用下金型３にセットし、このタンク本体２上に同図（ｃ
）に示すように発泡性樹脂４を散布し、更に、同図（ｄ
）に示すように発泡成形用上金型５を下金型３に型合わ
せして締めつけ、発泡性樹脂４を硬化させてタンク本体
２に一体化させてから脱型し、発泡層６を有するパネル
状タンクを得る工程を経て行われる。
【０００３】また、浴槽の場合には、「図８」（ａ）に
示すように、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂
を含浸した繊維充填熱硬化性樹脂シート、所謂ＳＭＣの
成形材料を圧縮成形して浴槽本体７を先ず製作し、この
浴槽本体７の底面に、ハンドスプレー９により発泡性樹
脂８を付着し、この発泡性樹脂８が硬化した発泡層が浴
槽本体７に一体化する工程を経て製作される。
示すように、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂
を含浸した繊維充填熱硬化性樹脂シート、所謂ＳＭＣの
成形材料を圧縮成形して浴槽本体７を先ず製作し、この
浴槽本体７の底面に、ハンドスプレー９により発泡性樹
脂８を付着し、この発泡性樹脂８が硬化した発泡層が浴
槽本体７に一体化する工程を経て製作される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】 然し乍ら、前述の
何れの製造方法も、本体２，７を圧縮成形法により先ず
製作した後に、この本体２，７に発泡層を別工程で一体
化しているので、非常に非能率的であると共に、圧縮成
形用金型の他に発泡成形用金型を別途必要とし、製造コ
ストが高くつく欠点がある。また、発泡成形用金型を加
熱しない場合には発泡性樹脂４の硬化に時間を要して更
に非能率となり、しかも、発泡層６，８の厚みを均一に
形成するのは非常に困難である問題もある。そこで本発
明は、圧縮成形用金型のみによる一連の成形サイクルで
均一な厚みの発泡層を一体的に有した圧縮成形品を製造
することのできる製造方法を提供することを技術的課題
とするものである。
何れの製造方法も、本体２，７を圧縮成形法により先ず
製作した後に、この本体２，７に発泡層を別工程で一体
化しているので、非常に非能率的であると共に、圧縮成
形用金型の他に発泡成形用金型を別途必要とし、製造コ
ストが高くつく欠点がある。また、発泡成形用金型を加
熱しない場合には発泡性樹脂４の硬化に時間を要して更
に非能率となり、しかも、発泡層６，８の厚みを均一に
形成するのは非常に困難である問題もある。そこで本発
明は、圧縮成形用金型のみによる一連の成形サイクルで
均一な厚みの発泡層を一体的に有した圧縮成形品を製造
することのできる製造方法を提供することを技術的課題
とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記した
課題を達成するための技術的手段として、発泡層を有し
た圧縮成形品を次のような方法で製造するようにした。 即ち、圧縮成形用金型の雄型と雌型により成形材料を圧
縮成形して圧縮成形品を形成した後に、前記雄型に設け
た離型手段を作動して圧縮成形品を前記雌型に付着した
状態で該雌型を前記雄型に対し離間させ、且つ該雄型と
雌型の各々の食切り面が互いに接合する状態で静止させ
、この互いに接合した各食切り面により全周端を封止状
態に形成した前記雄型と圧縮成形品との間の空間に、前
記雌型の注入口から発泡性樹脂を充填し、この発泡性樹
脂を硬化させて圧縮成形品に一体化させた後に、圧縮成
形用金型から離型する工程を経ることを特徴としている
。
課題を達成するための技術的手段として、発泡層を有し
た圧縮成形品を次のような方法で製造するようにした。 即ち、圧縮成形用金型の雄型と雌型により成形材料を圧
縮成形して圧縮成形品を形成した後に、前記雄型に設け
た離型手段を作動して圧縮成形品を前記雌型に付着した
状態で該雌型を前記雄型に対し離間させ、且つ該雄型と
雌型の各々の食切り面が互いに接合する状態で静止させ
、この互いに接合した各食切り面により全周端を封止状
態に形成した前記雄型と圧縮成形品との間の空間に、前
記雌型の注入口から発泡性樹脂を充填し、この発泡性樹
脂を硬化させて圧縮成形品に一体化させた後に、圧縮成
形用金型から離型する工程を経ることを特徴としている
。
【０００６】また、圧縮成形用金型の雄型と雌型により
成形材料を圧縮成形して圧縮成形品を形成した後に、圧
縮成形品を前記雄型に付着した状態で該雄型を前記雌型
に対し離間させ、且つ該雄型と雌型の各々の食切り面が
互いに接合する状態で静止させ、この互いに接合した各
食切り面により全周端を封止状態に形成した前記雌型と
圧縮成形品との間の空間に、前記雌型の注入口から発泡
性樹脂を充填し、この発泡性樹脂を硬化させて圧縮成形
品に一体化させた後に、圧縮成形用金型から離型するよ
うにもできる。
成形材料を圧縮成形して圧縮成形品を形成した後に、圧
縮成形品を前記雄型に付着した状態で該雄型を前記雌型
に対し離間させ、且つ該雄型と雌型の各々の食切り面が
互いに接合する状態で静止させ、この互いに接合した各
食切り面により全周端を封止状態に形成した前記雌型と
圧縮成形品との間の空間に、前記雌型の注入口から発泡
性樹脂を充填し、この発泡性樹脂を硬化させて圧縮成形
品に一体化させた後に、圧縮成形用金型から離型するよ
うにもできる。
【０００７】
【作用】 圧縮成形用金型による通常の圧縮成形によ
り圧縮成形品を成形した後に、この圧縮成形用金型の雄
型と雌型とを通常の離型のように完全に開かずに、雄型
と雌型とをこれらの各食切り面が互いに接合する状態に
僅かに離間させる。この離間動作を、パネル状圧縮成形
品の場合には、雄型に設けた突出ピンまたはエアー弁等
の離型手段を作動させて圧縮成形品を雌型に付着させた
状態で行ない、一方、浴槽の場合には、通常の離型の場
合と同様に圧縮成形品が雄型に付着した状態で行う。従
って、パネル状圧縮成形品の製品裏面となる面と雄型と
の間に、或いは圧縮成形品の浴槽製品の裏面となる面と
雌型との間に、互いの食切り面の接合で全周端が封止さ
れた空間が出来上がり、この空間に雌型の注入口から発
泡性樹脂を充填して硬化させれば、圧縮成形用金型のみ
による一連の成形サイクルで発泡層を有した各々の圧縮
成形品を得ることができる。従って、何れの場合にも、
安価な製造コストで能率的に製造することができ、しか
も、発泡層の厚みは、雄型と雌型との離間距離で決定さ
れて常に均一にすることができる。
り圧縮成形品を成形した後に、この圧縮成形用金型の雄
型と雌型とを通常の離型のように完全に開かずに、雄型
と雌型とをこれらの各食切り面が互いに接合する状態に
僅かに離間させる。この離間動作を、パネル状圧縮成形
品の場合には、雄型に設けた突出ピンまたはエアー弁等
の離型手段を作動させて圧縮成形品を雌型に付着させた
状態で行ない、一方、浴槽の場合には、通常の離型の場
合と同様に圧縮成形品が雄型に付着した状態で行う。従
って、パネル状圧縮成形品の製品裏面となる面と雄型と
の間に、或いは圧縮成形品の浴槽製品の裏面となる面と
雌型との間に、互いの食切り面の接合で全周端が封止さ
れた空間が出来上がり、この空間に雌型の注入口から発
泡性樹脂を充填して硬化させれば、圧縮成形用金型のみ
による一連の成形サイクルで発泡層を有した各々の圧縮
成形品を得ることができる。従って、何れの場合にも、
安価な製造コストで能率的に製造することができ、しか
も、発泡層の厚みは、雄型と雌型との離間距離で決定さ
れて常に均一にすることができる。
【０００８】
【実施例】 以下、本発明の好適な一実施例について
図面を参照しながら詳述する。まず、「図１」に示すよ
うに、熱硬化性樹脂を含浸した繊維充填熱硬化性樹脂シ
ート材（ＳＭＣ）のシート状成形材料を、圧縮成形用金
型１０の下側の雄型（コア金型）１１と上側の雌型（キ
ャビティプレート）１２を用いてプレス機で圧縮成形し
、これを硬化させて圧縮成形品１３を得る。この時、雄
型１１に設けられた複数本の突出しピン１４は、油圧シ
リンダ１６により突出し板１５を通じ雄型１１のコア部
分に面一に後退して支持されている。
図面を参照しながら詳述する。まず、「図１」に示すよ
うに、熱硬化性樹脂を含浸した繊維充填熱硬化性樹脂シ
ート材（ＳＭＣ）のシート状成形材料を、圧縮成形用金
型１０の下側の雄型（コア金型）１１と上側の雌型（キ
ャビティプレート）１２を用いてプレス機で圧縮成形し
、これを硬化させて圧縮成形品１３を得る。この時、雄
型１１に設けられた複数本の突出しピン１４は、油圧シ
リンダ１６により突出し板１５を通じ雄型１１のコア部
分に面一に後退して支持されている。
【０００９】次に、「図２」に示すように、油圧シリン
ダ１６を駆動して突出しピン１４を上方に突出させ、雌
型１２を数ｍｍ〜数十ｍｍ程度上昇させて雄型１１に対
し完全に開かない状態に離間し、両型１１，１２の各食
切り面１１ａ，１２ａが接合する状態で静止させる。こ
の時、通常の離型の場合には硬化時の収縮により雄型１
１に付着する圧縮成形品１３が、突出ピン１４により押
圧されて雌型１２に付着した状態で押し上げられる。従
って、圧縮成形品１３の製品裏面となる下面と雄型１１
のコア部との間に、全周端を接合状態の各食切り面１１
ａ，１２ａで封止された空間１７が形成され、この空間
１７は、後述の発泡層のキャビティとして利用する。ま
たこの時、雌型１２の注入口１２ｂが空間１７に臨んだ
状態になっている。
ダ１６を駆動して突出しピン１４を上方に突出させ、雌
型１２を数ｍｍ〜数十ｍｍ程度上昇させて雄型１１に対
し完全に開かない状態に離間し、両型１１，１２の各食
切り面１１ａ，１２ａが接合する状態で静止させる。こ
の時、通常の離型の場合には硬化時の収縮により雄型１
１に付着する圧縮成形品１３が、突出ピン１４により押
圧されて雌型１２に付着した状態で押し上げられる。従
って、圧縮成形品１３の製品裏面となる下面と雄型１１
のコア部との間に、全周端を接合状態の各食切り面１１
ａ，１２ａで封止された空間１７が形成され、この空間
１７は、後述の発泡層のキャビティとして利用する。ま
たこの時、雌型１２の注入口１２ｂが空間１７に臨んだ
状態になっている。
【００１０】そして、「図３」に示すように、注入バル
ブ１８を注入口１２ｂから空間１７内に臨ませた後に、
「図４」に示すように、この注入バルブ１８を通じ注出
機１９から発泡性樹脂２０を空間１７内に充填する。こ
れと同時に油圧シリンダ１６を作動させて突出ピン１４
を雄型１１のコア部に面一になるまで後退させる。この
種のＳＭＣの圧縮成形用金型は、加熱ヒータ（図示せず
）を通常具備していて加熱されているので、空間１７に
充填された発泡性樹脂２０は速やかに硬化し、発泡層２
１として圧縮成形品１３に一体化する。その後に、「図
５」に示すように、先ず脱型し易い雌型１２を上昇させ
て取り外し、続いて、「図６」に示すように、油圧シリ
ンダ１６を再び駆動して突出ピン１４を突出させ、発泡
層２１が一体形成された圧縮成形品１３を、突出ピン１
４で押し上げて樹脂硬化に伴う収縮により付着していた
雄型１１から離型させて取り出す。
ブ１８を注入口１２ｂから空間１７内に臨ませた後に、
「図４」に示すように、この注入バルブ１８を通じ注出
機１９から発泡性樹脂２０を空間１７内に充填する。こ
れと同時に油圧シリンダ１６を作動させて突出ピン１４
を雄型１１のコア部に面一になるまで後退させる。この
種のＳＭＣの圧縮成形用金型は、加熱ヒータ（図示せず
）を通常具備していて加熱されているので、空間１７に
充填された発泡性樹脂２０は速やかに硬化し、発泡層２
１として圧縮成形品１３に一体化する。その後に、「図
５」に示すように、先ず脱型し易い雌型１２を上昇させ
て取り外し、続いて、「図６」に示すように、油圧シリ
ンダ１６を再び駆動して突出ピン１４を突出させ、発泡
層２１が一体形成された圧縮成形品１３を、突出ピン１
４で押し上げて樹脂硬化に伴う収縮により付着していた
雄型１１から離型させて取り出す。
【００１１】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、前記実施例では離型手段として油圧
シリンダ１６により作動する突出ピン１４を例示したが
、これに代えてエアー弁を用いてもよい。また、前記実
施例ではパネル状圧縮成形品の製造について説明したが
、前記実施例の製造工程の一部を変更することで浴槽の
圧縮成形を行うこともできる。即ち、シート状成形材料
を、「図１」に示すような圧縮成形用金型１０の雄型１
１と雌型１２を用いてプレス機で圧縮成形し、これが硬
化した後に、突出しピン１４を作動させずに通常の離型
手段により両型１１，１２をそれらの各食切り面１１ａ
，１２ａが接合する状態に僅かに離間させる。この時、
圧縮成形品は硬化時の収縮により雄型１１に付着した状
態で離間し、圧縮成形品の浴槽の裏面となる上面と雌型
１２との間に、全周端を接合状態の各食切り面１１ａ，
１２ａで封止された空間が形成される。この空間に雌型
１２の注入口から発泡性樹脂２０を充填し、この発泡性
樹脂２０が硬化により発泡層として圧縮成形品に一体化
した後に、脱型し易い雌型１２を上昇させて取り外し、
続いて、「図６」に示すように、油圧シリンダ１６を駆
動して突出ピン１４を突出させ、発泡層が一体形成され
た圧縮成形品である浴槽を、突出ピン１４で押し上げて
雄型１１から離型させて取り出す。
ではなく、例えば、前記実施例では離型手段として油圧
シリンダ１６により作動する突出ピン１４を例示したが
、これに代えてエアー弁を用いてもよい。また、前記実
施例ではパネル状圧縮成形品の製造について説明したが
、前記実施例の製造工程の一部を変更することで浴槽の
圧縮成形を行うこともできる。即ち、シート状成形材料
を、「図１」に示すような圧縮成形用金型１０の雄型１
１と雌型１２を用いてプレス機で圧縮成形し、これが硬
化した後に、突出しピン１４を作動させずに通常の離型
手段により両型１１，１２をそれらの各食切り面１１ａ
，１２ａが接合する状態に僅かに離間させる。この時、
圧縮成形品は硬化時の収縮により雄型１１に付着した状
態で離間し、圧縮成形品の浴槽の裏面となる上面と雌型
１２との間に、全周端を接合状態の各食切り面１１ａ，
１２ａで封止された空間が形成される。この空間に雌型
１２の注入口から発泡性樹脂２０を充填し、この発泡性
樹脂２０が硬化により発泡層として圧縮成形品に一体化
した後に、脱型し易い雌型１２を上昇させて取り外し、
続いて、「図６」に示すように、油圧シリンダ１６を駆
動して突出ピン１４を突出させ、発泡層が一体形成され
た圧縮成形品である浴槽を、突出ピン１４で押し上げて
雄型１１から離型させて取り出す。
【００１２】
【発明の効果】 以上のように本発明の発泡層を有し
た圧縮成形品の製造方法によると、圧縮成形用金型のみ
による一連の成形サイクルにおいて発泡層を圧縮成形品
に一体化させることができるので、製造コストの低減と
製造能率の向上を達成することができる。また、ＳＭＣ
圧縮成形用金型に通常具備している加熱ヒータを利用で
きるので、発泡性樹脂を迅速に硬化させることができ、
この点からも製造能率を更に向上させることができる。 しかも、硬化完了後の圧縮成形品と雄型のコア部との間
に、または圧縮成形品と雌型との間に、発泡層形成用キ
ャビティとなる空間を形成するので、発泡層を常に均一
な厚みに形成できる利点がある。
た圧縮成形品の製造方法によると、圧縮成形用金型のみ
による一連の成形サイクルにおいて発泡層を圧縮成形品
に一体化させることができるので、製造コストの低減と
製造能率の向上を達成することができる。また、ＳＭＣ
圧縮成形用金型に通常具備している加熱ヒータを利用で
きるので、発泡性樹脂を迅速に硬化させることができ、
この点からも製造能率を更に向上させることができる。 しかも、硬化完了後の圧縮成形品と雄型のコア部との間
に、または圧縮成形品と雌型との間に、発泡層形成用キ
ャビティとなる空間を形成するので、発泡層を常に均一
な厚みに形成できる利点がある。
【図１】 本発明の一実施例の圧縮成形品を成形する
状態の断面図である。
状態の断面図である。
【図２】 それの発泡層の成形用の空間を形成した状
態の断面図である。
態の断面図である。
【図３】 その空間に注入バルブを臨ませた状態の断
面図である。
面図である。
【図４】 その空間に発泡性樹脂を充填する状態の断
面である。
面である。
【図５】 その発泡性樹脂を硬化させた後に雌型を離
型した状態の断面図である。
型した状態の断面図である。
【図６】 続いて雄型を離型した状態の断面である。
【図７】 従来の発泡層を有した圧縮成形品の製造工
程を順に示した断面図である。
程を順に示した断面図である。
【図８】 従来の発泡層を有した圧縮成形品の他の製
造工程を示した断面図である。
造工程を示した断面図である。
１０ 圧縮成形用金型
１１ 雄型
１１ａ 雄型の食切り面
１２ 雌型
１２ａ 雌型の食切り面
１２ｂ 注入口
１３ 圧縮成形品
１４ 突出ピン（離型手段）
１７ 空間
２０ 発泡性樹脂
２１ 発泡層
Claims (2)
- 【請求項１】 圧縮成形用金型の雄型と雌型により成
形材料を圧縮成形して圧縮成形品を形成した後に、前記
雄型に設けた離型手段を作動して圧縮成形品を前記雌型
に付着した状態で該雌型を前記雄型に対し離間させ、且
つ該雄型と雌型の各々の食切り面が互いに接合する状態
で静止させ、この互いに接合した各食切り面により全周
端を封止状態に形成した前記雄型と圧縮成形品との間の
空間に、前記雌型の注入口から発泡性樹脂を充填し、こ
の発泡性樹脂を硬化させて圧縮成形品に一体化させた後
に、圧縮成形用金型から離型することを特徴とする発泡
層を有した圧縮成形品の製造方法。 - 【請求項２】 圧縮成形用金型の雄型と雌型により成
形材料を圧縮成形して圧縮成形品を形成した後に、圧縮
成形品を前記雄型に付着した状態で該雄型を前記雌型に
対し離間させ、且つ該雄型と雌型の各々の食切り面が互
いに接合する状態で静止させ、この互いに接合した各食
切り面により全周端を封止状態に形成した前記雌型と圧
縮成形品との間の空間に、前記雌型の注入口から発泡性
樹脂を充填し、この発泡性樹脂を硬化させて圧縮成形品
に一体化させた後に、圧縮成形用金型から離型すること
を特徴とする発泡層を有した圧縮成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3075166A JPH04308735A (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 発泡層を有した圧縮成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3075166A JPH04308735A (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 発泡層を有した圧縮成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04308735A true JPH04308735A (ja) | 1992-10-30 |
Family
ID=13568347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3075166A Pending JPH04308735A (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 発泡層を有した圧縮成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04308735A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100366447B1 (ko) * | 2000-06-20 | 2003-01-09 | 주식회사 엘지이아이 | 진공단열재의 코어 제조방법 |
| JP2007055033A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Ube Machinery Corporation Ltd | 熱可塑性樹脂の多層成形用金型及び多層成形方法 |
| JP2010042518A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-25 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 浴槽の製造方法および浴槽 |
| JP2010089285A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Toyota Boshoku Corp | 複合成形品の製造方法 |
| JP2010208338A (ja) * | 2002-11-11 | 2010-09-24 | Sunstar Engineering Inc | 発泡成形方法及びその装置 |
-
1991
- 1991-04-08 JP JP3075166A patent/JPH04308735A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100366447B1 (ko) * | 2000-06-20 | 2003-01-09 | 주식회사 엘지이아이 | 진공단열재의 코어 제조방법 |
| JP2010208338A (ja) * | 2002-11-11 | 2010-09-24 | Sunstar Engineering Inc | 発泡成形方法及びその装置 |
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| JP2010042518A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-25 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 浴槽の製造方法および浴槽 |
| JP2010089285A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Toyota Boshoku Corp | 複合成形品の製造方法 |
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