JPH04303296A - 商品情報表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、小売店等の商品陳列棚
等に配置され、商品の品名、値段等の商品情報を表示す
る複数の棚札装置に商品の品名、値段等の商品情報を転
送して表示させる商品情報表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、スーパーマーケットやコンビニエ
ンスストアなどの小売店においては、電子式キャッシュ
レジスタ（以下、ＥＣＲという）を交信ラインによって
接続してこれらのＥＣＲにおいて用いられるデータを管
理すると共に、販売データを集計するＰＯＳ（Ｐｏｉｎ
ｔ−Ｏｆ−Ｓａｌｅｓ：販売時点情報管理）システムが
多く用いられている。そして、このＰＯＳシステムには
、いわゆる親子式（マスタ・スレーブ式）のＰＯＳシス
テムとストアコントローラ式のＰＯＳシステムとがあり
、マスタ・スレーブ式のＰＯＳシステムは、顧客の購入
商品の登録や精算等の演算処理および演算結果の表示を
行う複数のＥＣＲ（子機：スレーブ）と、これらにおい
て用いられるデータや発生するデータを管理すると共に
ＥＣＲとしての機能も持つ１台の集中管理装置（親機：
マスタ）とが信号線によって接続されている。

【０００３】また、ストアコントローラ式のＰＯＳシス
テムは、複数のＥＣＲと、これらにおいて用いられるデ
ータや発生するデータを管理する１台の集中管理装置（
ストアコントローラ）とが信号線によって接続されてい
る。そして、マスタ・スレーブ式のＰＯＳシステムにお
いてはマスタが、ストアコントローラ式のＰＯＳシステ
ムにおいてはストアコントローラがそれぞれオンライン
リアルタイムで複数のＥＣＲから送信されるデータを集
計する。

【０００４】ところで、このＰＯＳシステムにおいては
、バーコードスキャナに商品のバーコード印刷部分から
バーコード（商品コード）を読取らせることによって商
品の登録ができるため、個々の商品に値札をつける必要
がない。このため、ＰＯＳシステムを採用している小売
店においては、商品が陳列されている商品陳列棚に商品
の品名、値段等を記載した棚札を配置することによって
顧客に対して商品の値段を知らせるようにしている。

【０００５】また、魚貝類、精肉、野菜、果実等の生鮮
食料品を取扱うスーパーマーケットやコンビニエンスス
トアなどの小売店においては、季節による仕入価格の変
動、特売日（サービス日）、特売時間（サービス時間）
あるいは見切商品の特売等のため、商品の値段がしばし
ば変更される。このため、商品の値段を変更する毎に店
員が棚札の表記を変更しなければならず、非常に面倒で
あると共に、人手をとられる作業であった。

【０００６】また、棚札の変更を忘れたり、表記ミスが
発生する虞れがある。そして、これらの事態が発生した
場合には、商品陳列場において顧客が棚札を見て確認し
た商品の値段と実際にＥＣＲにおいて登録する値段とが
一致せずに店員と顧客との間でトラブルが発生すると共
に、ＰＯＳシステムに対する信頼性も低下する不都合が
あった。

【０００７】そこで、上述した欠点を解決するために、
商品情報表示装置（特開昭５７−１０５０７６号公報お
よび特開昭６１−４５３９６号公報参照）が提案され、
一部で実用化されている。この商品情報表示装置は、商
品陳列棚に配置され、商品の品名、値段等の商品情報を
表示する複数の棚札装置がＰＯＳシステムのストアコン
トローラ（またはマスタ）に接続されている。

【０００８】一方、ストアコントローラ（またはマスタ
）の内部メモリ等には、図１４に示すような商品コード
（または商品番号）に応じた商品の品名、値段（計量商
品の場合には単価）等の商品情報を格納するための商品
ファイル（ＰＬＵ（ＰｒｉｃｅＬｏｏｋ　Ｕｐ）ファイ
ル）が記憶されており、このＰＬＵファイルに棚番号を
設定する構成になっている。尚、棚番号とは、商品陳列
棚に配置された棚札装置の番号である。

【０００９】そして、このＰＯＳシステムの使用者は、
ストアコントローラ（またはマスタ）において、商品コ
ード（または商品番号）毎に棚番号を設定し、この商品
コード（または商品番号）に対応した商品データ（品名
、値段等）を設定されている棚番号の棚札装置へ送信さ
せ、該当する棚札装置に商品の品名、値段等を表示させ
る。

【００１０】これらの商品情報表示装置によれば、棚札
装置に表示されている商品の値段等とＥＣＲにおいて登
録された商品の値段等との不一致は発生せず、また、ス
トアコントローラ（またはマスタ）において商品の値段
等を変更した場合には、リアルタイムで棚札装置に表示
されている商品の値段等が変更されるという利点があっ
た。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の商品情報表示装置においては、売価変更商品の価格
を正確かつ迅速に表示したいという要求は満足するもの
の、従来、店員によって表記されている棚札の利点、即
ち、特売商品の価格を赤字で表記したり、大文字で表記
したりすることにより行なっている特売（安売り）商品
の宣伝広告機能は無視されている。本発明は、このよう
な背景の下になされたもので、特売商品の価格を通常商
品の価格とは区別して表示することができる商品情報表
示装置を提供することを目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
商品の識別データである商品識別コードに対応してその
商品の品名、価格等の商品データが予め記憶された商品
データ記憶手段を備えた管理装置と、商品陳列棚に配置
された複数個の棚札装置とからなり、前記記憶手段に記
憶されている前記商品データに基づいて前記棚札装置に
商品情報を表示する商品情報表示装置において、前記棚
札装置に表示する商品の価格が通常価格か特売価格かを
判断する判断手段と、該判断手段の判断結果に基づいて
前記棚札装置に表示する前記商品情報の表示形態を選択
する表示制御手段とを具備することを特徴としている。

【００１３】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、特売価格の場合に選択される表示形態は、
通常価格の場合に選択される表示形態に比べ、見る者の
注意を喚起するものであることを特徴としている。請求
項３記載の発明は、請求項２記載の発明において、特売
価格の場合に選択される表示形態は、赤色であることを
特徴としている。

【００１４】請求項４記載の発明は、請求項２記載の発
明において、特売価格の場合に選択される表示形態は、
大文字であることを特徴としている。請求項５記載の発
明は、請求項２記載の発明において、特売価格の場合に
は、広告文が併記されることを特徴としている。

【００１５】請求項６記載の発明は、請求項１記載の発
明において、前記棚札装置は、前記商品識別コードを入
力する入力手段を備え、入力された前記商品識別コード
に対応した前記商品データを前記管理装置の前記記憶手
段から読み出し、前記商品データに基づいて前記商品情
報を表示することを特徴としている。請求項７記載の発
明は、請求項６記載の発明において、前記管理装置は、
前記棚札装置に前記商品データを送信する場合、その価
格に関するデータが特売価格か否かを示すデータも併せ
て送信することを特徴としている。

【００１６】

【作用】請求項１記載の発明によれば、判断手段は、棚
札装置に表示する商品の価格が通常価格か特売価格かを
判断する。これにより、表示制御手段は、判断手段の判
断結果に基づいて棚札装置に表示する商品情報の表示形
態を選択する。請求項２ないし５記載の発明によれば、
請求項１記載の発明において、特売価格の場合、棚札装
置に表示される商品情報を見る者は、注意が喚起される
。

【００１７】請求項６記載の発明によれば、請求項１記
載の発明において、棚札装置は、入力手段によって入力
された商品識別コードに対応した商品データを管理装置
の記憶手段から読み出し、この商品データに基づいて商
品情報を表示する。請求項７記載の発明によれば、請求
項６記載の発明において、管理装置は、棚札装置に商品
データを送信する場合、その価格に関するデータが特売
価格か否かを示すデータも併せて送信する。

【００１８】

【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
ついて説明する。図１は本発明の一実施例による商品情
報表示装置を適用したストアコントローラ式のＰＯＳシ
ステムの構成を示すブロック図である。この図において
、１はストアコントローラ、２１〜２ｎはそれぞれＥＣ
Ｒ、３１〜３ｎ＋１はそれぞれストアコントローラ１と
ＥＣＲ２１〜２ｎとをループ状に接続する光ファイバー
ケーブル等の信号線である。

【００１９】ストアコントローラ１は、パーソナルコン
ピュータ等の汎用コンピュータであり、信号線３１〜３
ｎ＋１を介してＥＣＲ２１〜２ｎとオンライン・リアル
タイムで交信することにより、ＥＣＲ２１〜２ｎを制御
すると共に、これらにおいて用いられるデータや発生す
るデータを管理する。このストアコントローラ１は、装
置各部を制御するＣＰＵ（中央処理装置）と、ＣＰＵに
おいて用いられる制御プログラムが格納されているＲＯ
Ｍと、各処理プログラムをロードしたり、プログラムが
実行中にデータをストアするＲＡＭと、アプリケーショ
ンプログラムが格納されていたり、各種データが格納さ
れるフロッピーディスクを駆動するフロッピーディスク
装置とから構成されている。

【００２０】ここで、図２にストアコントローラ１のＲ
ＡＭ等に記憶されたＰＬＵファイルの構成の一例を示す
。図２のＰＬＵファイルが図１４のＰＬＵファイルと異
なる点は、商品コード（または商品番号）に対応した棚
番号が記憶されていない点である。また、ストアコント
ローラ１のＲＡＭ等には、ＰＬＵファイルとは別に、図
３に示すような特売商品ファイルが記憶されている。 この特売商品ファイルは、特売をする商品の商品コード
（または商品番号）に対応していつ特売をするか（特売
期間）を示す特売条件が設定、記憶される特売条件エリ
アと、特売時の価格（または単価）が設定、記憶される
特売価格（特売単価）エリアとから構成されている。特
売条件としては、例えば、毎週土曜とか毎日午後５時〜
午後６時とか毎週土曜の午後５時〜午後６時とかあるい
は３月３日から４日間（この場合には、特売期間が経過
すると、特売商品ファイルから自動的に削除される）と
かがある。

【００２１】また、図１において、４はハードディスク
装置であり、外部記憶装置として、アプリケーションプ
ログラムが格納されていたり、各種データが格納される
ハードディスクを駆動する。５は集計データ等が表示さ
れるＣＲＴディスプレイ等のディスプレイ、６は集計デ
ータ等を用紙に印字するプリンタ、７はテンキーおよび
ファンクションキー等から構成されるキーボードである
。

【００２２】さらに、８１，８２，８３，……はそれぞ
れ棚札装置、９１，９２，９３，……はそれぞれストア
コントローラ１と棚札装置８１，８２，８３，……とを
マルチドロップ状に接続する光ファイバーケーブル等の
信号線であり、ストアコントローラ１は、信号線９１，
９２，９３，……を介して棚札装置８１，８２，８３，
……とオンライン・リアルタイムで交信する。

【００２３】ここで、図４に棚札装置８の電気的構成の
ブロック図、図５に同外観構成の正面図および側面図を
示す。これらの図において、１０は棚札装置８内の装置
各部を制御するＣＰＵ、１１は交信用インターフェイス
であり、ＣＰＵ１０がこの交信用インターフェイス１１
を介してストアコントローラ１とのデータの交換等を行
う。１２は表示部であり、図６に示すように、商品の品
名や各種メッセージ等が表示されるカラー表示可能な液
晶ディスプレイ１２ａと、１００ｇ当りの単価が表示さ
れる４桁の７セグメントＬＥＤ１２ｂと、売価が表示さ
れる４桁の７セグメントＬＥＤ１２ｃとから構成されて
いる。

【００２４】また、１３は操作部であり、棚卸モードを
指定する［棚卸］キー、売価変更モードを指定する［売
変］キー、表示部１２の７セグメントＬＥＤ１２ｂおよ
び１２ｃに表示される４桁の数字の各桁の置数をインク
リメントするための４つのインクリメントキーなどから
構成されている。尚、操作部１３は、顧客が触れること
がないようにカバー付きとし、通常時はカバーで覆い、
顧客から見えないようにする。１４はＣＰＵ１０におい
て用いられる制御プログラムや文字パターンが格納され
ているＲＯＭ、１５は各種のフラグ、レジスタ、バッフ
ァが確保されたＲＡＭである。

【００２５】さらに、１６は受光端子部、１７は光入力
用インターフェースである。本実施例においては、光転
送機能を有するバーコードスキャナ１８を用いて商品コ
ードを光信号として入力する。このバーコードスキャナ
１８は、読み取ったバーコード（商品コード）を光信号
として出力する機能を有するペンタイプのものである。 即ち、店員がバーコードスキャナ１８を用いて商品のバ
ーコード印刷部分からバーコード（商品コード）を読取
り、その読み取り部１８ｂを受光端子部１６に押し当て
て通信スイッチ１８ａを押すことにより、バーコードス
キャナ１８から出力される商品コードに対応した光信号
が受光端子部１６から入力され、光入力用インターフェ
ース１７を介してＣＰＵ１０に転送される。上述した光
転送機能を有するバーコードスキャナ１８としては、形
状が異なるが、シャープ社製のハンディ・データ・ター
ミナルＲＺ−５５１０やシンボル・テクノロジー・イン
ク社製のデータワンドＩＩＩなどがある。

【００２６】加えて、図５において、１９は通信用コネ
クタプラグ、２０は通信用コネクタプラグ１９が嵌合さ
れる通信用コネクタソケットである。そして、棚札装置
８は、棚札装置８と同一の形状で通信用コネクタプラグ
１９と通信用コネクタソケット２０とを信号線２１で接
続した接続用ユニット２２（図７参照）によって図８に
示すように適宜接続されて、図９に示すように、商品陳
列棚２３の前面枠部に取り付けられる。

【００２７】このような構成において、通常の登録精算
処理では、各ＥＣＲ２１〜２ｎに配属された店員は、各
ＥＣＲ２１〜２ｎに接続されているバーコードスキャナ
を用いて商品のバーコード印刷部分からバーコード（商
品コード）を読取り、ストアコントローラ１へ送信させ
る。 ストアコントローラ１は、送信された商品コードを検索
キーとしてＲＡＭ等に記憶されている売上実績ファイル
を更新（登録処理）すると共に、ＰＬＵファイルよりそ
の商品コードに対応した商品データを呼び出し、先にそ
の商品コードを送信したＥＣＲへ送信する。これにより
、該当するＥＣＲは、受信した商品データによって精算
処理を行なう。

【００２８】次に、図９に示す商品陳列棚２３のある棚
札装置８において、店員がバーコードスキャナ１８を用
いて商品コードを入力する場合の棚札装置８のＣＰＵ１
０の処理について図１０のフローチャートに基づいて説
明する。店員がバーコードスキャナ１８を用いて商品の
バーコード印刷部分から商品コードを読取り、その読み
取り部１８ｂを受光端子部１６に押し当てて通信スイッ
チ１８ａを押すことにより、バーコードスキャナ１８か
ら出力される商品コードに対応した光信号が受光端子部
１６から入力され、光入力用インターフェース１７を介
してＣＰＵ１０に転送されると、ＣＰＵ１０は、ステッ
プＳＡ１の処理へ進み、入力された商品コードをＲＡＭ
１５の商品コードレジスタに記憶すると共に、表示部１
２の液晶ディスプレイ１２ａに表示した後、ステップＳ
Ａ２へ進む。

【００２９】ステップＳＡ２では、ストアコントローラ
１へのデータ送信要求の回数をカウントするカウンタＣ
に１をセットした後、ステップＳＡ３へ進む。この処理
を行なうのは、交信不能の場合に５回までストアコント
ローラ１へデータ送信要求を出すからである。ステップ
ＳＡ３では、ストアコントローラ１へ商品コードとデー
タ送信要求信号を送信した後、ステップＳＡ４へ進む。

【００３０】ストアコントローラ１は、棚札装置８から
送信された商品コードとデータ送信要求信号を受信する
と、図１１のステップＳＢ１へ進む。ステップＳＢ１で
は、上述したＲＡＭ等に記憶されたＰＬＵファイルから
該当する商品コードに対応した商品データ（品名、値段
）を読み出した後、ステップＳＢ２へ進む。

【００３１】ステップＳＢ２では、上述したＲＡＭ等に
記憶された特売商品ファイルをサーチした後、ステップ
ＳＢ３へ進む。ステップＳＢ３では、特売商品ファイル
に棚札装置８から送信された商品コードがあるか否かを
判断する。この判断結果が「ＹＥＳ」の場合には、ステ
ップＳＢ４へ進む。

【００３２】ステップＳＢ４では、特売商品ファイルか
ら該当する商品コードに対応したデータ（特売条件、特
売価格）を読み出した後、ステップＳＢ５へ進む。ステ
ップＳＢ５では、内部のカレンダー機能付きクロックの
時刻（現在時刻）と特売条件とを比較し、現在時刻が特
売条件を満足しているか否かを判断する。この判断結果
が「ＮＯ」の場合には、ステップＳＢ６へ進む。また、
ステップＳＢ３の判断結果が「ＮＯ」の場合、即ち、特
売商品ファイルに棚札装置８から送信された商品コード
がない場合にも、ステップＳＢ６へ進む。

【００３３】ステップＳＢ６では、商品コードおよびＰ
ＬＵファイルから読み出した品名、値段を棚札装置８へ
送信した後、一連の作業を終了する。一方、ステップＳ
Ｂ５の判断結果が「ＹＥＳ」の場合、即ち、現在時刻が
特売条件を満足している場合には、ステップＳＢ７へ進
む。ステップＳＢ７では、商品コードおよびＰＬＵファ
イルから読み出した品名、特売商品ファイルから読み出
した特売価格並びに特売価格である旨のフラグを棚札装
置８へ送信した後、一連の作業を終了する。

【００３４】次に、図１０のフローチャートの説明に戻
る。図１０のステップＳＡ４では、棚札装置８のＣＰＵ
１０は、ストアコントローラ１から送信された商品コー
ドと商品データを受信したか否かを判断する。この判断
結果が「ＹＥＳ」の場合には、ステップＳＡ５へ進む。 ステップＳＡ５では、受信された商品コードがＲＡＭ１
５の商品コードレジスタに記憶されている商品コードと
一致するか否かを判断する。この判断結果が「ＹＥＳ」
の場合には、ステップＳＡ６へ進む。

【００３５】ステップＳＡ６では、受信された品名、値
段あるいは特売価格および特売価格である旨のフラグを
ＲＡＭ１５のレジスタに記憶した後、ステップＳＡ７へ
進む。ステップＳＡ７では、商品データの表示処理を行
なう。この処理ルーチンを図１２に示す。このルーチン
において、ステップＳＣ１では、ＲＡＭ１５のレジスタ
に記憶された価格が特売価格であるか否かを判断する。 これは、上述した特売価格である旨のフラグが受信され
たか否かを判断して行なう。ステップＳＣ１の判断結果
が「ＹＥＳ」の場合には、ステップＳＣ２へ進む。

【００３６】ステップＳＣ２では、ＲＡＭ１５のレジス
タに記憶された値段を表示部１２の７セグメントＬＥＤ
１２ｃに表示すると共に、品名を表示部１２の液晶ディ
スプレイ１２ａに赤で表示した後、図１０のルーチンへ
戻り、一連の作業を終了する。一方、ステップＳＣ１の
判断結果が「ＮＯ」の場合、即ち、ＲＡＭ１５のレジス
タに記憶された価格が特売価格でない場合には、ステッ
プＳＣ３へ進む。ステップＳＣ３は、ＲＡＭ１５のレジ
スタに記憶された特売価格を表示部１２の７セグメント
ＬＥＤ１２ｃに表示すると共に、品名を表示部１２の液
晶ディスプレイ１２ａに黒、即ち、通常色で表示した後
、図１０のルーチンへ戻り、一連の作業を終了する。

【００３７】図１０のルーチンにおいて、ステップＳＡ
５の判断結果が「ＮＯ」の場合、即ち、受信された商品
コードがＲＡＭ１５の商品コードレジスタに記憶されて
いる商品コードと一致しない場合には、ステップＳＡ４
へ戻る。また、ステップＳＡ４の判断結果が「ＮＯ」の
場合、即ち、ストアコントローラ１から送信された商品
コードと商品データを受信しなかった場合には、ステッ
プＳＡ８へ進む。

【００３８】ステップＳＡ８では、ストアコントローラ
１へデータ送信要求信号を送信してから２秒経過したか
否かを判断する。この判断結果が「ＮＯ」の場合には、
ステップＳＡ４へ戻る。一方、ステップＳＡ８の判断結
果が「ＹＥＳ」の場合、即ち、ストアコントローラ１へ
データ送信要求信号を送信してから２秒経過した場合に
は、ステップＳＡ９へ進む。

【００３９】ステップＳＡ９では、カウンタＣの値が５
であるか否かを判断する。この判断結果が「ＹＥＳ」の
場合には、ステップＳＡ１０へ進む。ステップＳＡ１０
では、交信エラーである旨を表示部１２の液晶ディスプ
レイ１２ａに表示した後、一連の作業を終了する。一方
、ステップＳＡ９の判断結果が「ＮＯ」の場合、即ち、
カウンタＣの値が５でない場合には、ステップＳＡ１１
へ進む。ステップＳＡ１１では、カウンタＣの値に１を
インクリメントした後、ステップＳＡ３へ進む。

【００４０】ところで、棚札装置８において表示される
商品の値段は、現在時刻が特売条件を満足した場合（特
売期間となった時）に自動的に通常価格から特売価格に
変更され、特売期間が過ぎた時には、自動的に通常価格
に変更される。以下、上述した場合にストアコントロー
ラ１が棚札装置８へ商品データを送信する処理について
図１３に示すフローチャートに基づいて説明する。この
実施例においては、特売期間の設定は時間単位で行なう
構成であるので、ストアコントローラ１の内部のカレン
ダー機能付きクロックの時間が変化した時、例えば、午
後５時から午後６時に変化した時、ストアコントローラ
１は、ステップＳＤ１の処理へ進み、ＲＡＭ等に記憶さ
れた特売商品ファイルから１商品毎のデータを読み出し
た後、ステップＳＤ２へ進む。

【００４１】ステップＳＤ２では、内部のカレンダー機
能付きクロックの時刻（現在時刻）と特売条件とを比較
し、現在時刻が特売開始か否かを判断する。この判断結
果が「ＹＥＳ」の場合には、ステップＳＤ３へ進む。ス
テップＳＤ３では、商品コードおよびＰＬＵファイルか
ら読み出した品名、特売商品ファイルから読み出した特
売価格並びに特売価格である旨のフラグを棚札装置８へ
送信した後、ステップＳＤ６へ進む。

【００４２】一方、ステップＳＤ２の判断結果が「ＮＯ
」の場合、即ち、現在時刻が特売開始でない場合には、
ステップＳＤ４へ進む。ステップＳＤ４では、内部のカ
レンダー機能付きクロック（現在時刻）と特売条件とを
比較し、現在時刻が特売終了か否かを判断する。この判
断結果が「ＹＥＳ」の場合には、ステップＳＤ５へ進む
。

【００４３】ステップＳＤ５では、商品コードおよびＰ
ＬＵファイルから読み出した品名、値段（通常価格）を
棚札装置８へ送信した後、ステップＳＤ６へ進む。ステ
ップＳＤ６では、特売商品ファイルに記憶されているす
べての商品について上述したステップＳＤ１〜ＳＤ５の
処理が終了したか否かを判断する。この判断結果が「Ｎ
Ｏ」の場合には、ステップＳＤ１へ戻り、次の商品につ
いて上述した処理を繰返す。

【００４４】一方、ステップＳＤ６の判断結果が「ＹＥ
Ｓ」の場合、即ち、特売商品ファイルに記憶されている
すべての商品について上述したステップＳＤ１〜ＳＤ５
の処理が終了した場合には、一連の作業を終了する。 尚、ストアコントローラ１から送信されたデータを受信
した棚札装置８の処理については、上述した図１２のフ
ローチャートのステップＳＡ５〜ＳＡ７の処理と同様で
あるので、その説明を省略する。

【００４５】尚、上述した一実施例においては、品名が
表示される表示部１２の液晶ディスプレイ１２ａのみ色
を変えた例を示したが、売価（単価）が表示される４桁
の７セグメントＬＥＤ１２ｃのみ色を変えたり、あるい
は、液晶ディスプレイ１２ａおよび７セグメントＬＥＤ
１２ｃを共に色を変えるようにしてもよい。また、上述
した一実施例においては、特売商品であることを示すた
めに、液晶ディスプレイ１２ａの色を変えた例を示した
が、これに限定されない。要するに、特売商品であるこ
とを顧客に注目させればよいので、文字の大きさを変え
たり、あるいは、色と共に文字の大きさを変えるように
してもよい。さらに、品名だけでなく、特売商品である
旨の広告文、例えば、「特売商品」、「広告品」等も液
晶ディスプレイ１２ａに併せて表示してもよい。また、
上述した表示の変更と共に、棚札装置８に音声発生装置
を内蔵し、音声により特売商品である旨を報知するよう
にしてもよい。

【００４６】さらに、上述した一実施例においては、Ｐ
ＬＵファイルおよび特売商品ファイルを用いた例を示し
たが、上述した棚札装置８において商品データを表示す
る際、その商品データが特売商品であるか否かを判断で
きるのであればよいので、ＰＬＵファイルや特売商品フ
ァイルの具体的構成は、上述した一実施例に限定されな
い。例えば、特売期間中は、ＰＬＵファイルの商品デー
タを特売時の商品データに自動的に書換えてもよい。こ
の場合、通常時の商品データは、ストアコントローラ１
のＲＡＭ等に一時待避しておき、特売期間経過後、自動
的に元に戻す。

【００４７】加えて、上述した一実施例においては、ス
トアコントローラ１が棚札装置８の表示を制御した例を
示したが、棚札装置８に表示色を変更する操作手段を設
け、操作手段によっても表示色の変更が行なえるように
してもよい。また、上述した一実施例においては、操作
部１３、受光端子部１６および光入力用インターフェー
ス１７等、入力手段を備えた棚札装置８を用いた例を示
したが、入力手段を備えていない従来の棚札装置を用い
ても、同様の効果を得ることができる。

【００４８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下に示す効果が得られる。■従来の棚札装置の利点を
すべて備えている上に、特売商品の商品データは、通常
価格の商品データとは区別され、見る者の注意を引く形
態で表示されるので、特売商品の宣伝広告効果を期待で
きる。■表示形態の選択が自動的に行なわれるので、余
計な手間がかからない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による商品情報表示装置を適
用したストアコントローラ式のＰＯＳシステムの構成を
示すブロック図である。

【図２】ストアコントローラ１のＲＡＭ等に記憶された
ＰＬＵファイルの構成の一例を示す図である。

【図３】ストアコントローラ１のＲＡＭ等に記憶された
特売商品ファイルの構成の一例を示す図である。

【図４】棚札装置８の電気的構成を示すブロック図であ
る。

【図５】棚札装置８の外観構成を示す正面図および側面
図である。

【図６】棚札装置８の表示部１２の外観構成を示す正面
図である。

【図７】接続用ユニット２２の外観構成を示す正面図お
よび側面図である。

【図８】棚札装置８と接続用ユニット２２との接続の一
例を示す図である。

【図９】棚札装置８と接続用ユニット２２とを商品陳列
棚に取り付けた一例を示す図である。

【図１０】ＣＰＵ１０の動作を表すフローチャートであ
る。

【図１１】ストアコントローラ１の動作を表すフローチ
ャートである。

【図１２】ＣＰＵ１０の動作を表すフローチャートであ
る。

【図１３】ストアコントローラ１の動作を表すフローチ
ャートである。

【図１４】従来の商品情報表示装置のＰＬＵファイルの
構成の一例を示す図である。

【符号の説明】

１　　　　　　ストアコントローラ ２　　　　　　ＥＣＲ ８　　　　　　棚札装置 １２　　　　表示部 １３　　　　操作部 １８　　　　バーコードスキャナ ２３　　　　商品陳列棚

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　商品の識別データである商品識別コー
   ドに対応してその商品の品名、価格等の商品データが予
   め記憶された商品データ記憶手段を備えた管理装置と、
   商品陳列棚に配置された複数個の棚札装置とからなり、
   前記記憶手段に記憶されている前記商品データに基づい
   て前記棚札装置に商品情報を表示する商品情報表示装置
   において、前記棚札装置に表示する商品の価格が通常価
   格か特売価格かを判断する判断手段と、該判断手段の判
   断結果に基づいて前記棚札装置に表示する前記商品情報
   の表示形態を選択する表示制御手段とを具備することを
   特徴とする商品情報表示装置。
2. 【請求項２】　　特売価格の場合に選択される表示形態
   は、通常価格の場合に選択される表示形態に比べ、見る
   者の注意を喚起するものであることを特徴とする請求項
   １記載の商品情報表示装置。
3. 【請求項３】　　特売価格の場合に選択される表示形態
   は、赤色であることを特徴とする請求項２記載の商品情
   報表示装置。
4. 【請求項４】　　特売価格の場合に選択される表示形態
   は、大文字であることを特徴とする請求項２記載の商品
   情報表示装置。
5. 【請求項５】　　特売価格の場合には、広告文が併記さ
   れることを特徴とする請求項２記載の商品情報表示装置
   。
6. 【請求項６】　　前記棚札装置は、前記商品識別コード
   を入力する入力手段を備え、入力された前記商品識別コ
   ードに対応した前記商品データを前記管理装置の前記記
   憶手段から読み出し、前記商品データに基づいて前記商
   品情報を表示することを特徴とする請求項１記載の商品
   情報表示装置。
7. 【請求項７】　　前記管理装置は、前記棚札装置に前記
   商品データを送信する場合、その価格に関するデータが
   特売価格か否かを示すデータも併せて送信することを特
   徴とする請求項６記載の商品情報表示装置。