JPH04300331A - 糸状材の集糸巻取装置 - Google Patents

糸状材の集糸巻取装置

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JPH04300331A
JPH04300331A JP6051991A JP6051991A JPH04300331A JP H04300331 A JPH04300331 A JP H04300331A JP 6051991 A JP6051991 A JP 6051991A JP 6051991 A JP6051991 A JP 6051991A JP H04300331 A JPH04300331 A JP H04300331A
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JP
Japan
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yarn
bobbin
collecting
shaft
thread
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Pending
Application number
JP6051991A
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English (en)
Inventor
Koichi Beppu
別府 紘一
Akira Shimamoto
島本 明
Noriaki Ide
昇明 井出
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維を2次加工する工
程における糸状材の集糸巻取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ボロン繊維、アラミド繊維、炭素
繊維、ガラス繊維、ポリエチレン繊維などの高強度・高
弾性繊維を樹脂加工して複合材とし、航空機器・スポー
ツ用品・建設機械などに応用することが多くなっている
。繊維を2次加工する糸状材の製造工程の初段階で、所
要の太さの束ね糸を得るため、数本の糸が同時巻された
単糸ボビン数個から巻出した原糸を、更に束ね合せ集糸
ボビンに巻取る必要がある。
【0003】従来、糸状材の集糸巻取装置として、図8
及び図9に例示するものが使用されている。この装置は
、ボビンケージ120 下部のボビン台121 にセッ
トされた複数の単糸ボビン122 から巻出される原糸
123 が、ボビンケージ120 上部に支持された各
対になっている方向転換ガイド124 で方向転換され
ると共に、スプリング125 で加圧された押え板12
6 で垂みを生じさせないように保持した状態で、集糸
格子板127 を通過させて整列し、さらに整列ローラ
128 の円周上で整列した後、ガイドローラ129,
130 で集束して巻送りガイド131 を通し、該巻
送りガイド131 を集糸ボビン132 の軸線方向に
往復移動させて、集糸ボビン132 上に一定のピッチ
で送りを掛けながら均一な巻上状態に巻取られるように
構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、単
糸ボビン122 の軸心が竪にセットされているので、
巻出し原糸123 が単糸ボビン122 上を擦り外部
に位置する糸が切れて毛羽立ちを生じさせ、単糸ボビン
122 が先走りし、かつ数本の原糸巻出し長さが異な
り、垂みとか毛玉発生並びに集糸後の強度低下の原因と
なり、また、方向転換ガイド124 は板状でそのガイ
ド孔133 に原糸123 を通すので、原糸123が
鋭角小径の折れ曲りと擦れにより毛羽立ち及び破断が生
じ、垂み部分の折損及び原糸同士の擦れが生じる。
【0005】さらに、原糸123 が集糸格子板127
 を通るときの擦れでその表面に疵が付いて毛羽立ち、
特に垂み部の毛羽立ちが顕著で、整列ローラ128 上
でも押拡げられて原糸同士が擦れるうえ、巻取張力がガ
イドローラ129 上での滑りにより与えられるので擦
れが発生するほか、巻送りガイド131 による振れ擦
りが生じる等の問題がある。
【0006】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、原糸巻出し長さ
を均等にして原糸の垂み及び相互接触による擦れ・毛羽
立ちの発生を防止し、原糸及び集糸の機構部との接触に
伴う擦接による毛羽立ちの防止並びに強度の増大を図る
ことのできる糸状材の集糸巻取装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、複数の巻出ガイドブロックに回転自在に保持され
た各単糸ボビンから導出した複数条の糸状材を、集束手
段により集糸した後、巻取ユニットに回転自在に保持さ
れた集糸ボビンに巻取るようにした装置であって、前記
単糸及び集糸ボビンの少くとも一方をボビン軸線方向に
往復動可能にし、巻出及び/又は巻取位置が一定になる
ようにしたことを特徴としている。
【0008】また、本発明は、前記集束手段の下手側に
撚糸手段を配設した点に特徴がある。
【0009】
【作用】本発明によれば、複数の巻出ガイドブロック4
 に回転自在に保持された各単糸ボビン20に巻付けら
れた糸状材である原糸30は、単糸ボビン20がその軸
線方向に往復動するので、一定の巻出位置から均等量巻
出され、垂れることなく単糸変向ローラブロック7 を
介してローラ群からなる集束手段8 に導びかれ、ここ
で束ねられた集糸81は、撚糸手段11に導びかれて撚
られ、強度が高められて、撚糸駆動機ガイドローラ12
を経て、一定の巻取位置で、軸線方向に往復移動する集
糸ボビン82に定ピッチで整然と巻取られる。したがっ
て、原糸30及び集糸81は、単独に機構部との擦接が
ないうえ、相互に擦接することがなく、毛羽立ちは生じ
ないし、折傷等の損傷は発生しない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図4は、本発明に係る集糸巻取装置1 の全
体図で、該集糸巻取装置1 は、ブロック支持フレーム
2 に水平軸3 回りに回転自在に取付けられた8組の
巻出ガイドブロック4 と、巻出ガイドブロック回転駆
動手段5と、支持フレーム6 に装着された単糸変向ロ
ーラブロック7 と、集束手段8 と、共通軸心上に配
置した第1水平軸9 、及び第2水平軸10回りに回転
自在に軸支された撚糸手段11と、撚糸駆動機12と、
集糸巻取ユニット13及びボビン回転駆動機14と、ボ
ビン反転移動用駆動手段15等から成っている。
【0011】前記ブロック支持フレーム2 は、架構状
に構成され、ボビン保持フレーム16に固着された各巻
出ガイドブロック4 の水平軸3 が、夫々軸受17を
介して回転自在に軸支されており、水平軸3端にはチエ
ンホイル18が夫々固着され、無端状の連動チエン19
が巻掛けられている。前記巻出ガイドブロック4 は、
図5及び図6に示すように、単糸ボビン20を保持する
前記ボビン保持フレーム16と、該フレーム16に着脱
自在でかつ軸受及び軸支スリーブ21を介して回転自在
に支持された前記水平軸3 と直交する方向のボビン保
持軸22と、軸抜止レバー23と、前記ボビン保持軸2
2に軸方向にのみ摺動自在に外嵌されたボビン保持スリ
ーブ24,25 と、前記軸支スリーブ21の外端に外
嵌されたブレーキ手段26と、複数対のガイドローラ2
7,28 と、単糸拘束ガイドローラ29とから成って
いる。
【0012】前記ボビン保持フレーム16は、略長方形
枠状で長手方向中央部の一側に前記水平軸3 が、他側
に夫々2個一対で原糸30を両側からピンチ状に案内す
る前記ガイドローラ27,28 が軸31,32 、軸
受及び軸支ブラケット33を介して取付けられており、
長手方向両端に軸支孔が形成され、該軸支孔に前記ボビ
ン保持軸22が軸受及び軸支スリーブ21を介して回転
自在に軸支されている。
【0013】なお、ボビン保持フレーム16の長手方向
の内側対向面間長さは、各単糸ボビン20の長さの略2
倍以上とされ、各単糸ボビン20両端が長手方向中央に
往復移動可能としてある。また、軸支スリーブ21は、
ボビン保持軸22の四角断面の角軸部34が嵌脱自在に
嵌合される角孔35が設けられ、外側端部にブレーキ手
段26のブレーキディスク36が外嵌固着されている。
【0014】前記ボビン保持軸22は、図5に示すよう
に、その先端側が半分以上にわたって丸軸部37の直径
以下の長さの対角長の四角断面の角軸部34とされ、丸
軸部37の外端は拡径されて鍔部38が形成されると共
に、小径で端面が略球面とされたレバー係合突起39が
同軸芯上に突設されている。前記軸抜止レバー23は、
図5に示すように、ボビン保持フレーム16の丸軸部3
7支持側外端面に、ブラケット40及び軸41を介して
ボビン保持軸22の軸線方向に揺動可能に取付けられ、
前記ボビン保持軸22側に係合凹部42が前記レバー係
合突起39に対応して凹設され、スプリング43により
常時ボビン保持軸22側に付勢され、該保持軸22の回
転を許容すると共にこれが抜けるのを防止している。
【0015】前記ボビン保持スリーブ24,25 は、
一対となって単糸ボビン20の軸孔44内に両側から嵌
入され、対向端部に形成された雄ねじ部及び雌ねじ部を
螺合して、単糸ボビン20を挟着保持するようになって
いる。そして、一方のボビン保持スリーブ24は長尺で
、その中空部内の内端側端部がボビン保持軸22の角軸
部34を摺動自在に嵌合させうる角軸孔45とされ、中
空部内の外端側端部がボビン保持軸22の丸軸部37を
摺動自在に嵌合させうる丸軸孔46とされ、軸方向外端
に回動操作工具係合爪47が形成されており、内端外周
面に前記雄ねじ部が形成されている。
【0016】また、他方のボビン保持スリーブ25は短
寸で、ボビン保持軸22に回転自在に遊嵌され、内端側
内周面に前記雌ねじ部が設けられ、外端に回転操作工具
係合爪48が形成されている。前記ブレーキ手段26は
、前記ブレーキディスク36と、該ディスク36の両板
面に摺接自在に対向配置されたブレーキシュー49,5
0 と、該シュー49,50を前記ディスク36に適度
な力でかつ所定の回転を許容する付勢ばね等から成り、
単糸ボビン20の先走り回転を防止して、原糸30の巻
出量を均等にしかつ垂みをなくして適度な張力を付与す
るようになっている。
【0017】前記単糸拘束ガイドローラ29は、図6で
示すようにボビン保持フレーム16の中央部水平軸3 
側の一側に、軸支ブラケット51、軸受52及び前記ボ
ビン保持軸22と平行な軸53を介して回転自在に取付
けられ、該単糸拘束ガイドローラ29の外周面に形成し
た断面U字形の原糸ガイド溝54及びガイドローラ27
の外周面に形成した断面U字形の原糸ガイド溝55の中
央が同一平面内に位置せられ、単糸ボビン20から巻出
された原糸30が、図6に示すように、単糸拘束ガイド
ローラ29を経て再度単糸ボビン20に巻かれた後、ガ
イドローラ27,28 の前記溝55を通り、常に一定
の位置から巻出されるようになっている。
【0018】したがって、原糸30の巻出し長さに差が
なくなり、垂み部が発生しなくなると同時に、原糸30
同士の擦接を防止でき、前記ブレーキ手段26による原
糸張力の確保を可能にしている。なお、56は板ばねで
、単糸拘束ガイドローラ29の周面に当接し、原糸30
が外れるのを防止するものである。前記ガイドブロック
回転駆動手段5 は、図4で示すように前記各巻出ガイ
ドブロック4 のチエンホイル18と、これら全ホイル
18に巻掛けられる無端状の連動チエン19と、5個の
遊転ガイドチエンホイル57と、駆動モータ58と、駆
動モータ58の出力軸59に固着されかつ前記連動チエ
ン19に掛装された駆動チエンホイル60とから成って
おり、各巻出ガイドブロック4 を同一方向に同期回転
させ、各原糸30に撚りを与え、かつ強度の増大を図る
ことができる。
【0019】前記各単糸変向ローラブロック7 は、図
1(A) 、図2に示すように、各巻出ガイドブロック
4 に夫々対応して設けられ、前記水平軸3 と直交方
向の水平ローラ軸61を介して回転自在に支持フレーム
6 に取付けられた1個のガイドローラ62と、前記水
平ローラ軸61と直交する軸線回りに回転自在に取付け
られた2個一対の変向ガイドローラ63とから成ってお
り、各原糸30を集束手段8 に最適な角度で導くこと
ができる。
【0020】前記集束手段8 は、図2で示した前記単
糸変向ローラブロック7 の水平ローラ軸61と平行に
図1(B) 、図3に示すように、上下に間隔をもって
軸支された軸64を介して回転自在に設けられた鼓形(
又は中細り形) の集束ガイドローラ65と、前記軸6
4と直交する縦軸66を介して所定間隔で回転自在に設
けられた左右一対の鼓形(又は中細り形) の集束ガイ
ドローラ67とから成っており、共通基台68上に支持
フレーム69を介して軸支されている。
【0021】前記撚糸手段11は、図1(B) 、図3
及び図7に示すように、軸線方向に一定間隔をもって複
数本の支持杆70により連結された2枚1組の端板71
と、端板71の中央に設けた軸孔にその対向外側に突出
するように共通軸芯をもつように固着された中空の前記
第1水平軸9、及び第2水平軸10とからなる撚糸回転
フレーム72と、前記端板71間の略中央において上部
支持杆70に固着されたT字状の撚糸ガイドローラ取付
部材73と、前記水平軸9 側の端板71と前記ローラ
取付部材73の各対向面に水平軸9 の軸線と直交方向
の軸芯をもつ複数個の撚糸ガイドローラ74,75 及
び巻取ガイドローラ76と、前記水平軸9,10を共通
基台68上に支持する軸受台77と、水平軸10に外嵌
固着されたタイミングプーリ78と、前記撚糸駆動機1
2と、該駆動機12の出力軸に固着された駆動タイミン
グプーリ79及びタイミングベルト80とから成ってい
る。 なお、前記巻取ガイドローラ76の中心軸線は、水平で
水平軸9の軸芯と平行でかつ同一又はその近傍に位置さ
せてあり、集糸81を定位置で集糸ボビン82に巻取り
うるようになっている。
【0022】前記集糸巻取ユニット13は、図3及び図
7に示すように、前記撚糸回転フレーム72の支持杆7
0に軸受83を介して軸線方向に摺動自在にかつ所定間
隔をもって嵌装された一対の板状ボビン支持フレーム8
4,85 と、両フレーム84,85 の間隔保持固定
杆86と、両フレーム84,85 の対向内側面に装着
されたボビン回転支持体87及びボビン着脱用回転支持
体88と、前記水平軸10側のボビン支持フレーム85
の中央に水平軸10と共通軸心をもつ軸受を介して回転
自在に軸支されたボビン回転用の中空タイミングプーリ
89と、一端がタイミングプーリ89に嵌入固着される
と共に前記水平軸10内を貫通しスプライン軸受90を
介して共通基台68上の軸受台91に回転及び軸方向移
動自在に支持されたボビン回転及び軸方向移動用のスプ
ライン軸92と、前記スプライン軸受90の外端に外嵌
固定されたタイミングプーリ93と、前記ボビン回転駆
動機14と該駆動機14の出力軸に固着された駆動タイ
ミングプーリ94及びタイミングベルト95と、前記ス
プライン軸92即ちボビン反転移動用駆動手段15とか
ら主構成されている。
【0023】前記ボビン回転支持体87は、図3に示す
ように、ボビン支持フレーム85に固着されたスプライ
ン軸92と平行な固定軸96と、該固定軸96に軸受を
介して回転自在に外嵌された伝動タイミングプーリ97
と、該プーリ97に固着されたボビン支持軸部98を有
する一方向クラッチ99と、前記タイミングプーリ97
に巻掛けられたタイミングベルト100 とからなり、
集糸ボビン82を集糸巻取方向にのみ動力伝達し、逆方
向にはフリー回転するようになっている。
【0024】前記ボビン着脱用回転支持体88は、図3
に示すように、前記ボビン支持フレーム84に、固定軸
96と同軸芯上に位置して軸方向摺動可能に軸受101
 を介して取付けられた摺動軸102 と、該軸102
 に摺動自在に外嵌されたカップ状ばね受座103と、
該ばね受座103 と前記軸受101 との間に嵌装さ
れると共に常時摺動軸102 を集糸ボビン82側に付
勢するスプリング104 と、摺動軸102 の先端部
に軸受を介して回転自在に外嵌されたボビン支持コーン
105 と、摺動軸102 の回転阻止部材106 と
からなっている。したがって、集糸ボビン82は、水平
軸9,10の軸芯即ちスプライン軸92の軸芯回りに公
転しながら自転し且つ、対のボビン支持フレーム84,
85等と共に一体になって軸方向に往復移動する。
【0025】前記ボビン反転移動用駆動手段15は、図
1(B) 及び図3に示すように、前記スプライン軸9
2の後端に軸受107 を介して取付けられた1対のカ
ップリング108 と、該カップリング108 に一端
が固着されたスプライン軸部109 を備えた軸方向に
のみ往復移動する可逆ボールねじ軸110 と、該ねじ
軸110 に回転自在に螺嵌されたボールナット111
 と、一端が該ボールナット111 に外嵌固着される
と共に他端外周にタイミングプーリ112 が形成され
た回転筒113 と、該回転筒113 を共通基台68
上に回転自在に軸支する軸受台114 と、可逆ボール
ねじ軸110 のスプライン軸部109 を摺動自在に
支持する軸受台115 と、回転筒113 即ちボール
ナット111の回転駆動機116 と、該駆動機116
 の出力軸に固着されたタイミングプーリ117と、両
タイミングプーリ112,117 に巻掛けられたタイ
ミングベルト118 とからなっている。したがって、
ボールナット111 を同一方向に回転させることによ
って、前記可逆ボールねじ軸110 が軸方向に移動し
、該ねじ軸110の両ねじ部端がボールナット111 
内に移動する毎に、その移動方向が反転し、集糸ボビン
82の巻取部長さと等量往復移動するようになっており
、前記ねじ軸110 がスプライン軸92、ボビン支持
フレーム84,85 等を介して集糸ボビン82を軸方
向に移動させるので、集糸81が一定の巻取位置で、往
復移動する集糸ボビン82に一定のピッチで整然と巻取
ることができる。
【0026】上記実施例において、各巻出ガイドブロッ
ク4 にセットした単糸ボビン20の原糸30は、ガイ
ドローラ27,28 間に通され、次いで単糸変向ロー
ラブロック7 のガイドローラ62,63 を経て集束
手段8 の集束ガイドローラ65,67 間を通って束
ねられて集糸81となり、中空の第1水平軸9 内を通
り、撚糸手段11の撚糸ガイドローラ74,75 及び
巻取ガイドローラ76に掛けられた後、集糸ボビン82
に巻かれる。
【0027】そこで、各駆動機12,14,116 及
び駆動モータ58を夫々始動して集糸ボビン82への巻
取りを開始すると、全巻出ガイドブロック4 が回転し
て原糸30が撚られると共に、単糸ボビン20が原糸3
0の巻出しによって回転しながら軸方向に移動し、原糸
30の巻出位置が単糸拘束ガイドローラ29により拘束
されて一定になり、各単糸ボビン20からの巻出し長さ
に差がなく垂み部が発生せず、原糸30同士の擦接がな
いので毛羽立ちも生じない。
【0028】また、ブレーキ手段26によって、ボビン
保持軸22に適度なブレーキが作用し、巻出した原糸3
0に張力が付加されると共に単糸ボビン20の先走り回
転がなくなり、垂み及び擦れが根本的に解消される。そ
して、単糸変向ローラブロック7 により変向された各
原糸30は、撚られながら集束ガイドローラ65,67
 によって8本の原糸30が1本の集糸81に束ねられ
る。
【0029】そこで、集糸81は、撚糸手段11の回転
によって集束ガイドローラ67と撚糸ガイドローラ74
間において撚じられ、回転しながら軸方向に移動してい
る集糸ボビン82に、一定の巻取位置でかつ定張力でし
かも定ピッチで整然と巻取られる。上記実施例によれば
、各ガイドローラ27,28,29,62,63,74
,75,76 のガイド溝がU字状とされ、かつ回転自
在であるから、原糸30及び集糸81の滑りによる擦れ
が殆んど発生せず、毛羽立ち発生を防止することができ
る。
【0030】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば、チエンホイル及びチエンをタイミングプ
ーリ及びタイミングベルトに代えることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上述のように、複数の巻出ガ
イドブロックに回転自在に保持された各単糸ボビンから
導出した複数条の糸状材を、集束手段により集糸した後
、巻取ユニットに回転自在に保持された集糸ボビンに巻
取るようにした装置であって、前記単糸及び集糸ボビン
の少くとも一方をボビン軸線方向に往復動可能にし、巻
出及び/又は巻取位置が一定になるようにしたことを特
徴とするものであるから、原糸巻出し長さを均等にして
原糸の垂み及び相互擦接をなくして毛羽立ちの発生を防
止でき、原糸及び集糸の機構部との接触に伴う擦接によ
る毛羽立ちを防止でき、集糸の強度増大を図ることがで
きる。
【0032】また、本発明は、集束手段の下手側に撚糸
手段を配設したことを特徴とするものであるから、集糸
に撚りが加えられて力を均等に配分でき、しかも、ガイ
ドローラとの接触部分が平均化されると共に、強度増大
が期待できる。そして、本発明は、各巻出ガイドブロッ
クを単糸ボビンと直交する軸線回りに回転させることを
特徴とするものであるから、原糸に撚りを加えて強度増
大を図り、ガイドローラとの接触部分を平均化すること
ができる。
【0033】さらに、本発明は、ボビン保持フレームに
ガイドローラに対応して単糸拘束ガイドローラを配設し
たことを特徴としているので、原糸の巻出位置を確実に
一定化でき、原糸の張力付与、巻出し長さの均等化、垂
み部発生防止を確実にすることができる。また、本発明
は、ボビン保持軸端にブレーキ手段を備えているので、
単糸ボビンの先走り回転を防止して巻出し長さの均一化
並びに垂み部発生の防止を図ることができる。
【0034】そして、本発明は、巻出ガイドブロックと
集束手段の間に単糸変向ローラブロックを配設したこと
を特徴としているので、原糸の擦接を極少とし、毛羽立
ちの発生を防止でき、原糸の折傷等の発生をも防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B) は本発明の実施例を示す全体
平面図である。
【図2】図1(A) の正面図である。
【図3】図1(B) の中央縦断面拡大図である。
【図4】図1(A) の右側面拡大図である。
【図5】原糸巻出ガイドブロックの中央縦断面図である
【図6】図5のA−A線断面拡大図である。
【図7】図3のB−B線断面拡大図である。
【図8】従来例の全体平面図である。
【図9】図8のB−B線断面概略図である。
【符号の説明】
1  集糸巻取装置 4  巻出ガイドブロック 7  単糸変向ローラブロック 8  集束手段 9  水平軸 10  水平軸 11  撚糸手段 13  集糸巻取ユニット 14  ボビン回転駆動機 15  ボビン反転移動用駆動手段 16  ボビン保持フレーム 20  単糸ボビン 22  ボビン保持軸 26  ブレーキ手段 27  ガイドローラ 28  ガイドローラ 29  単糸拘束ガイドローラ 30  原糸 72  撚糸回転フレーム 74  撚糸ガイドローラ 75  撚糸ガイドローラ 81  集糸 82  集糸ボビン 84  ボビン支持フレーム 85  ボビン支持フレーム 90  スプライン軸受 91  軸受台 92  スプライン軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の巻出ガイドブロックに回転自在
    に保持された各単糸ボビンから導出した複数条の糸状材
    を、集束手段により集糸した後、巻取ユニットに回転自
    在に保持された集糸ボビンに巻取るようにした装置であ
    って、前記単糸及び集糸ボビンの少なくとも一方をボビ
    ン軸線方向に往復動可能にし、巻出及び/又は巻取位置
    が一定になるようにしたことを特徴とする糸状材の集糸
    巻取装置。
  2. 【請求項2】  前記集束手段の下手側に撚糸手段を配
    設したことを特徴とする請求項1の糸状材の集糸巻取装
    置。
  3. 【請求項3】  前記各巻出ガイドブロックは、ボビン
    保持フレームと、該フレームに回転自在でかつ着脱自在
    に取付けられた前記単糸ボビンを摺動可能に支持するボ
    ビン保持軸及び複数対のガイドローラとからなり、前記
    フレームがボビン保持軸と直交する軸線回りに回転可能
    となっていることを特徴とする請求項1の糸状材の集糸
    巻取装置。
  4. 【請求項4】  前記ボビン保持フレームには、前記ガ
    イドローラに対応して単糸拘束ガイドローラを備えてい
    る請求項3の糸状材の集糸巻取装置。
  5. 【請求項5】  前記ボビン保持軸端にブレーキ手段を
    備えている請求項3又は4の糸状材の集糸巻取装置。
  6. 【請求項6】  前記撚糸手段は、撚糸回転フレームと
    、該フレームに回転軸線と直交方向の軸に枢支された複
    数のガイドローラとからなることを特徴とする請求項2
    の糸状材の集糸巻取装置。
  7. 【請求項7】  前記巻取ユニットは、撚糸回転フレー
    ムに軸方向移動自在に嵌装され集糸ボビンを着脱自在に
    かつ回転自在に支持する一対のボビン支持フレームと、
    該ボビン支持フレームの一方に回転中心と同心的に取付
    けられたボビン駆動用スプライン軸と、該軸を回転自在
    にかつ軸方向に移動可能に支承する軸受台と、ボビン反
    転移動用駆動手段と、ボビン回転駆動機とからなること
    を特徴とする請求項1の糸状材の集糸巻取装置。
  8. 【請求項8】  前記巻出ガイドブロックと集束手段の
    間に単糸変向ローラブロックを配設したことを特徴とす
    る請求項1の糸状材の集糸巻取装置。
JP6051991A 1991-03-25 1991-03-25 糸状材の集糸巻取装置 Pending JPH04300331A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101934947A (zh) * 2010-08-19 2011-01-05 常熟市龙略机电有限公司 毛绒织物面料卷验机

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