JPH0429189B2 - - Google Patents
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- JPH0429189B2 JPH0429189B2 JP59172185A JP17218584A JPH0429189B2 JP H0429189 B2 JPH0429189 B2 JP H0429189B2 JP 59172185 A JP59172185 A JP 59172185A JP 17218584 A JP17218584 A JP 17218584A JP H0429189 B2 JPH0429189 B2 JP H0429189B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/48—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
- H01M4/52—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of nickel, cobalt or iron
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はアルカリ蓄電池用ニツケル正極に関す
るものである。
るものである。
従来の技術とその問題点
アルカリ蓄電池用ニツケル正極は、２つの型に
分類される。その１つは、シンター型と呼ばれて
いるものである。２〜3μの微細なニツケル粉末
を穿孔鋼板あるいは、ニツケルネツト等に焼結さ
せた10数μの微孔性焼結基板に硝酸ニツケル溶液
を含浸させる。その後アルカリ溶液中で水酸化ニ
ツケルに変化させることによつて、活物質を充填
させるいわゆる溶液含浸法を用いるものである。
分類される。その１つは、シンター型と呼ばれて
いるものである。２〜3μの微細なニツケル粉末
を穿孔鋼板あるいは、ニツケルネツト等に焼結さ
せた10数μの微孔性焼結基板に硝酸ニツケル溶液
を含浸させる。その後アルカリ溶液中で水酸化ニ
ツケルに変化させることによつて、活物質を充填
させるいわゆる溶液含浸法を用いるものである。
他の１つは、水酸化ニツケル活物質そのものを
水等によつてペースト状にして、これを数十〜数
百ミクロンの細孔からなるニツケル繊維焼結体
に、直接充填するペースト型や、あるいは水酸化
ニツケル粉末に合剤を少量加えてプレスし、ペレ
ツト状にして使用するボタン型である。又穿孔鋼
板を加工しポケツト部を作り、その中に水酸化ニ
ツケル粉末を充填するポケツト型もこの類であ
る。
水等によつてペースト状にして、これを数十〜数
百ミクロンの細孔からなるニツケル繊維焼結体
に、直接充填するペースト型や、あるいは水酸化
ニツケル粉末に合剤を少量加えてプレスし、ペレ
ツト状にして使用するボタン型である。又穿孔鋼
板を加工しポケツト部を作り、その中に水酸化ニ
ツケル粉末を充填するポケツト型もこの類であ
る。
後者の水酸化ニツケル固体粉末を直接充填する
ものは、溶液含浸法と異なり、微孔性焼結体を使
用しない為集電性に乏しく、50〜60％程度の活物
質利用率しか得られず、シンター式の活物質利用
率90％に比べて性能的に大巾に劣つていた。これ
を改良するべく、水酸化ニツケル粉末とカーボニ
ルニツケル粉末の如き微細な粒子を混合して用い
られている。しかしこの場合でも約10％程度の性
能向上するにすぎない。この様に正極に混合され
たニツケル粉末が有効に作用しない原因は、正極
充放電々位でニツケル粉末の表面に電導性の悪い
ニツケル水酸化物が形成されるためである。
ものは、溶液含浸法と異なり、微孔性焼結体を使
用しない為集電性に乏しく、50〜60％程度の活物
質利用率しか得られず、シンター式の活物質利用
率90％に比べて性能的に大巾に劣つていた。これ
を改良するべく、水酸化ニツケル粉末とカーボニ
ルニツケル粉末の如き微細な粒子を混合して用い
られている。しかしこの場合でも約10％程度の性
能向上するにすぎない。この様に正極に混合され
たニツケル粉末が有効に作用しない原因は、正極
充放電々位でニツケル粉末の表面に電導性の悪い
ニツケル水酸化物が形成されるためである。
発明の目的
本発明は、アルカリ蓄電池用ニツケル正極、特
に水酸化ニツケル活物質粉末を直接充填させる正
極において、活物質利用率を向上させ、高性能で
且つ生産性の高いニツケル−カドミウム蓄電池を
提供することを目的とする。
に水酸化ニツケル活物質粉末を直接充填させる正
極において、活物質利用率を向上させ、高性能で
且つ生産性の高いニツケル−カドミウム蓄電池を
提供することを目的とする。
発明の構成
すなわち、本発明は上記の目的を達成するため
に、水酸化ニツケル固体粉末を直接充填するアル
カリ蓄電池用ニツケル正極において、水酸化ニツ
ケル固体粉末に、コバルト塩水溶液をアルカリ溶
液で中和させて水酸化コバルトを沈澱させ、これ
を水洗した後、真空乾燥させて得た表面が薄い３
価の水酸化コバルトで覆われた２価の水酸化コバ
ルト固体粉末を直接混合したものである。
に、水酸化ニツケル固体粉末を直接充填するアル
カリ蓄電池用ニツケル正極において、水酸化ニツ
ケル固体粉末に、コバルト塩水溶液をアルカリ溶
液で中和させて水酸化コバルトを沈澱させ、これ
を水洗した後、真空乾燥させて得た表面が薄い３
価の水酸化コバルトで覆われた２価の水酸化コバ
ルト固体粉末を直接混合したものである。
実施例
以下本発明の一実施例について詳述する。
硫酸コバルト水溶液を室温でアルカリ溶液で中
和させて水酸化コバルトを沈澱させた。
和させて水酸化コバルトを沈澱させた。
この沈澱物を水洗した後、17mmHg以下に減圧
して真空乾燥すると、表面が薄く３価の水酸化コ
バルトで覆われた２価の水酸化コバルトが得られ
た。この２価の水酸化コバルトは、３価の水酸化
コバルトで被覆されている為、空気中で長期間安
定に存在した。この粉末10％と水酸化ニツケル粉
末90％とを粉砕混合した後、カルボキシメチルセ
ルローズを少量溶解した水を加えてペースト状に
した。このペーストを繊維径が約25μのニツケル
繊維をエアーレード法で分布した後、還元性雰囲
気下で焼結した厚み２mm、多孔度95％の基板に充
填した。その後乾燥、厚み調節して0.7mmの正極
板とした。４×４cmのこの正極１枚と、正極より
も容量大なる２枚のカドミウム負極および比重
1.20の水酸化カリウム電解液を用いて、ニツケル
−カドミウム蓄電池を作製した。そしてこれを充
放電して正極板の活物質利用率を測定した。な
お、比較のために、同一寸法で10％ニツケル粉
末、90％水酸化ニツケル粉末の混合組成からなる
正極板及び10％の従来の水酸化コバルト粉末、90
％水酸化ニツケル粉末の混合組成からなる正極板
についても測定した。
して真空乾燥すると、表面が薄く３価の水酸化コ
バルトで覆われた２価の水酸化コバルトが得られ
た。この２価の水酸化コバルトは、３価の水酸化
コバルトで被覆されている為、空気中で長期間安
定に存在した。この粉末10％と水酸化ニツケル粉
末90％とを粉砕混合した後、カルボキシメチルセ
ルローズを少量溶解した水を加えてペースト状に
した。このペーストを繊維径が約25μのニツケル
繊維をエアーレード法で分布した後、還元性雰囲
気下で焼結した厚み２mm、多孔度95％の基板に充
填した。その後乾燥、厚み調節して0.7mmの正極
板とした。４×４cmのこの正極１枚と、正極より
も容量大なる２枚のカドミウム負極および比重
1.20の水酸化カリウム電解液を用いて、ニツケル
−カドミウム蓄電池を作製した。そしてこれを充
放電して正極板の活物質利用率を測定した。な
お、比較のために、同一寸法で10％ニツケル粉
末、90％水酸化ニツケル粉末の混合組成からなる
正極板及び10％の従来の水酸化コバルト粉末、90
％水酸化ニツケル粉末の混合組成からなる正極板
についても測定した。
第１図はこれらの結果を示したものである。す
なわち、これら極板を0.1C電流で15時間充電した
後、0.2C電流で0Vvs.Hg／HgOまで放電させた
時の正極板の活物質利用率を比較した。
なわち、これら極板を0.1C電流で15時間充電した
後、0.2C電流で0Vvs.Hg／HgOまで放電させた
時の正極板の活物質利用率を比較した。
第１図のはニツケル粉末と水酸化ニツケル粉
末からなる正極であり、は表面が薄い３価の水
酸化コバルトで覆われた２価の水酸化コバルト粉
末と水酸化ニツケル粉末からなる本発明の正極で
あり、は従来の２価の水酸化コバルト粉末と水
酸化ニツケル粉末からなる正極である。図より明
らかな如く、本発明の２価の水酸化コバルトを添
加したものは、利用率90％程度を示し、従来のシ
ンター式とほとんど変らない高性能を示した。更
に従来の２価の水酸化コバルト粉末を用いたもの
に比べても約10％利用率が向上した。
末からなる正極であり、は表面が薄い３価の水
酸化コバルトで覆われた２価の水酸化コバルト粉
末と水酸化ニツケル粉末からなる本発明の正極で
あり、は従来の２価の水酸化コバルト粉末と水
酸化ニツケル粉末からなる正極である。図より明
らかな如く、本発明の２価の水酸化コバルトを添
加したものは、利用率90％程度を示し、従来のシ
ンター式とほとんど変らない高性能を示した。更
に従来の２価の水酸化コバルト粉末を用いたもの
に比べても約10％利用率が向上した。
その他のコバルト化合物として、３価のCo2O3
やCo（OH）3の添加を試みたが、ほとんど効果が
認められなかつた。なぜ一般に不安定とされる２
価の水酸化コバルトCo（OH）2のみ有効であるか
は明確ではないが、おそらくCo（OH）2を出発物
質として充放電中に電導性の優れたコバルト化合
物に変化するためと考えられた。
やCo（OH）3の添加を試みたが、ほとんど効果が
認められなかつた。なぜ一般に不安定とされる２
価の水酸化コバルトCo（OH）2のみ有効であるか
は明確ではないが、おそらくCo（OH）2を出発物
質として充放電中に電導性の優れたコバルト化合
物に変化するためと考えられた。
発明の効果
上述の如く、本発明は水酸化ニツケル粉末と表
面が薄い３価の水酸化コバルトで覆われた２価の
水酸化コバルト粉末を混合することにより、大巾
に活物質利用率を向上させた高性能な電池とな
り、しかもシンター型と比べて、生産性の高い電
池であり、その工業的価値は非常に大である。
面が薄い３価の水酸化コバルトで覆われた２価の
水酸化コバルト粉末を混合することにより、大巾
に活物質利用率を向上させた高性能な電池とな
り、しかもシンター型と比べて、生産性の高い電
池であり、その工業的価値は非常に大である。
第１図は活物質利用率と充放電サイクルとの関
係を示した図であり、はニツケル粉末が添加さ
れた正極活物質よりなるニツケル−カドミウム電
池であり、は表面が薄い３価の水酸化コバルト
で覆われた２価の水酸化コバルトを添加した本発
明による正極板を用いたニツケル−カドミウム電
池であり、は従来の水酸化コバルトを添加した
正極板を用いたニツケル−カドミウム電池であ
る。
係を示した図であり、はニツケル粉末が添加さ
れた正極活物質よりなるニツケル−カドミウム電
池であり、は表面が薄い３価の水酸化コバルト
で覆われた２価の水酸化コバルトを添加した本発
明による正極板を用いたニツケル−カドミウム電
池であり、は従来の水酸化コバルトを添加した
正極板を用いたニツケル−カドミウム電池であ
る。
Claims (1)
- １ 水酸化ニツケル固体粉末を直接充填するアル
カリ蓄電池用ニツケル正極において、水酸化ニツ
ケル固体粉末に、コバルト塩水溶液をアルカリ溶
液で中和させて水酸化コバルトを沈澱させ、これ
を水洗した後、真空乾燥させて得た表面が薄い３
価の水酸化コバルトで覆われた２価の水酸化コバ
ルト固体粉末を直接混合したことを特徴とするア
ルカリ蓄電池用ニツケル正極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59172185A JPS6149374A (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | アルカリ蓄電池用ニツケル正極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59172185A JPS6149374A (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | アルカリ蓄電池用ニツケル正極 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6149374A JPS6149374A (ja) | 1986-03-11 |
| JPH0429189B2 true JPH0429189B2 (ja) | 1992-05-18 |
Family
ID=15937150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59172185A Granted JPS6149374A (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | アルカリ蓄電池用ニツケル正極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6149374A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3854727T2 (de) * | 1987-03-25 | 1996-05-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Gasdichte Nickel-Hydridbatterie und Verfahren zur Herstellung. |
| JP3232990B2 (ja) * | 1994-12-19 | 2001-11-26 | 松下電器産業株式会社 | アルカリ蓄電池およびその製造方法 |
| US6576368B1 (en) | 1998-10-02 | 2003-06-10 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Positive active material for use in sealed alkaline storage batteries |
| JP4608128B2 (ja) | 2000-11-15 | 2011-01-05 | パナソニック株式会社 | コバルト化合物およびその製造方法ならびにそれを用いたアルカリ蓄電池用正極板およびアルカリ蓄電池 |
| JP4061048B2 (ja) | 2001-10-31 | 2008-03-12 | 松下電器産業株式会社 | アルカリ蓄電池用正極およびそれを用いたアルカリ蓄電池 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5045246A (ja) * | 1973-08-13 | 1975-04-23 |
-
1984
- 1984-08-17 JP JP59172185A patent/JPS6149374A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5045246A (ja) * | 1973-08-13 | 1975-04-23 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6149374A (ja) | 1986-03-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |