JPH04291676A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH04291676A
JPH04291676A JP3057131A JP5713191A JPH04291676A JP H04291676 A JPH04291676 A JP H04291676A JP 3057131 A JP3057131 A JP 3057131A JP 5713191 A JP5713191 A JP 5713191A JP H04291676 A JPH04291676 A JP H04291676A
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JP3057131A
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Takashi Morihara
隆 森原
Masahiro Mori
雅博 森
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号化された画像デー
タを復元して表示する画像表示装置に係わり、特に画像
検索を効率的に行える画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データ、特に中間調画像やカラー画
像のデータは、文字・数値データに比べてその情報量(
データ量)が桁違いに大きいため、そのデータを蓄積し
たりまたは高速・高品質で伝送するためには、各画像毎
の階調値を高能率(高効率)に符号化する必要がある。
【0003】また、画像データベースの検索等において
は、利用者がより早く画像の概略を認識できるように、
高速表示の可能な粗い画像から順次高品質の画像へと段
階的に画質を向上させていく、いわゆる階層復元(この
階層は、画像の解像度により分類される)を用いた効率
的な画像検索が可能な画像の復元方式の実現が強く望ま
れている。そして、その検索時には、本での頁検索のよ
うに、本の頁をめくりながら所望の頁を見つけ出すよう
な感覚で、所望の画像を検索するような違和感のない画
像検索を行える画像表示への要求が極めて強い。
【0004】ところで、画像データの高能率な圧縮方式
として、例えば適応離散コサイン変換(Adaptiv
e Discrete Cosine Transfo
rm, 以下、ADCTと略称する)符号化方式が知ら
れている。
【0005】このADCT符号化方式は、例えば 25
6×256 画素または 512×512 画素等に標
本化された2次元の原画像データを、例えば8×8画素
(または16×16画素)の複数個のブロックに分割し
、各ブロックの画信号(階調値あるいは濃度値等)を2
次元離散コサイン変換(2次元 Discrete C
osine Transform, 以下2次元DCT
と略称する)により空間周波数分布の係数に変換し、そ
の係数を視覚に適応した閾値で量子化し、その求まった
量子化係数を統計的に求めたハフマン・テーブルにより
符号化するものである。
【0006】ここで、画信号23を8×8画素のブロッ
クに分割して、各ブロックの画信号をADCTにより符
号化して蓄積する回路の基本ブロック図を図7に示し、
その図7を参照してその符号化動作を説明する。
【0007】まず、64×64画素の画信号23は、図
8に示すように8×8画素から成る8×8個のブロック
に分割されて2次元DCT変換部24に入力される。尚
、図8に示す各ブロックの値は、画信号23の階調値を
示す。
【0008】2次元DCT変換部24では、入力された
各ブロックの画信号23を2次元DCTにより、直交変
換して図9に示す空間周波数分布の2次元DCT係数F
(u,v)、(0≦u≦7,0≦v≦7)に変換し、線
形量子化部25に出力する。2次元DCT係数F(u,
v)は、uまたはvの値が小さいほど、空間周波数が低
く解像度の低いスペクトル成分を表わし、uまたはvの
値が大きくなるほど、空間周波数が高く解像度の高いス
ペクトル成分を表わす。また、F(0,0)は、直流成
分を示す。
【0009】線形量子化部25では、入力された2次元
DCT係数F(u,v)を視覚実験により決められた閾
値で構成される量子化マトリクスを26を参照して線形
量子化する。この量子化の結果、図9に示すように、閾
値以下の2次元DCT係数F(u,v)は0となり、D
C(直流)成分(「5」)とわずかのAC交流成分のみ
が値を持つ量子化係数が生成される。
【0010】次に、図10に示すように2次元的に配列
された量子化係数は、図11に示すように1,2,3,
・・・61, 62, 63, 64の数字が割り当て
られた順にジグザグスキャンされることにより、1次元
のデータ列に変換されて可変長符号化部27に入力され
る。
【0011】可変長符号化部27は、DC成分について
は前ブロックのDC成分との差分を可変長符号化する。 また、AC成分については有効係数(値が0でない係数
)の値とそこまでの無効係数(値が0の係数)のランの
長さ(零ラン長)を可変長符号化する。そして、次にD
C,AC各成分は、画像ごとの統計量をもとに作成する
ハフマン・テーブルで構成する符号表28を用いて符号
化され、符号データ格納部29に格納される。このとき
、符号データは粗い画像を復元するのに必要なデータを
第1階層、順次より粗細な画像を復元するために順次付
加するデータを第2階層、第3階層、・・・というよう
に階層的な符号データの形式で格納される。すなわち、
前記2次元DCT係数F(u,v)の次数(u,v)の
低い空間周波数の低い成分に対応するものから順に区切
られて階層的に格納される。
【0012】このようにして、階層別に分けて格納され
た符号データは、低い階層からより高い階層へ、すなわ
ち粗い画像からより精細な画像へと順次復元されていく
。ところで、上述のように標本化された画像の全画素を
適当な数の画素から成る複数のブロックに分割し、各ブ
ロックごとに、標本値から成る数値列を2次元DCT等
により直交変換して、ブロック数に等しい数の係数を得
、その係数を所定のルールで量子化することを一般に変
換符号化(Transform Coding)という
【0013】この階層化された符号データから画像を復
元する方法を、図12及び図13の回路ブロックを参照
しながら説明する。図12は、従来の階層化されたデー
タ(階層符号データ)から画像を復元する装置の構成を
説明する図である。
【0014】従来技術においては、まず図12に示した
符号データ格納部110に格納された多数の画像の階層
符号データを、画像選択部120で、第1の画像の第1
階層の符号データから階層順に順次選択する。画像選択
部120により選択された上記第1画像の第1階層の符
号データは、画像復元部130に出力され、その画像復
元部130で画像信号(階調データ)に復元される。そ
して、その復元された画像信号は、画像表示部140に
表示される。
【0015】上述のように、第1画像の第1階層の符号
データが画像信号に復元終了された後、次に、画像選択
部120により符号データ格納部110内の第1画像の
第2階層の符号データが選択され、上記と同様の手順で
前記第1階層の符号データと第2階層の符号データを用
いた前画像よりも精細な画像が復元される。
【0016】ここで、図13に示す上記画像復元部13
0のブロック図を参照しながら、上記画像復元部130
の動作を説明する。画像復元部130は、まず、第1の
画像の第1階層の符号データの復元を行う。すなわち、
まず、上記符号データ格納部110から、上記第1画像
の第1階層の符号データを先頭ブロックから順に、可変
長復号部131に読み込み、可変長復号部131は、復
号表132を参照しつつ、固定長のデータ(2次元DC
T係数)に復元する。可変長復号部131で復元された
2次元DCT係数は、逆量子化部133により量子化マ
トリクス134を用いて逆量子化され、その逆量子化に
より得られた量子化係数は係数格納部135に格納され
る。その係数格納部135の各値は、初期値では零が与
えられている。従って、前記可変長復号部131で零以
外の値に復元され、前記逆量子化部133で量子化され
た係数のみを係数格納部135に新たに書き込む。第1
画像の第1階層の符号データを全て読み込み、可変長復
号化が終了した後、前記係数格納部135に格納された
第1画像の第1階層の各係数(量子化係数)を逆DCT
変換部136で演算して階調データ(画像信号)に変換
し、画像表示部140に表示する。
【0017】上述のようにして第1画像の第1階層の符
号データを復元終了した後、引き続き伝送されてくる第
2、第3、・・・の各階層の符号データを順に全て復元
する。そして、第1の画像について全階層の符号データ
を復元した後、さらに第2画像を同様の手順で第1階層
から順次復元する。
【0018】このように、第1、第2、・・・の各画像
毎に、粗い画像から順次精細な画像へと、階層数に等し
い画像の復元・表示が行われ、全ての階層の画像表示が
終了した後、次の画像の第1階層の表示へと移行してい
く。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は各画像を変換符号化し、その変換符号化により得られ
た符号データを粗い画像から順次より精細な画像が得ら
れるように階層化して記憶していた。そして、各画像に
ついて第1階層、第2階層、・・・というように順次復
元化していくことにより、各画像を粗い画像からより精
細な画像へと順次、復元・表示していた。
【0020】しかし、この復元・表示においては、前画
像を必要な階層まで復元・表示し終わってから、同一の
表示画面全体に次の画像の復元・表示を階層順に開始し
ていくため、それぞれの画像が独立に提示されるように
なっていた。このため、例えば、巻物をめくりながら検
索するような感じでの自然な画像検索を実現することは
できない等の欠点があった。
【0021】本発明は、画像の検索をあたかも巻物をめ
くるような感じで行うような画像表示を利用者に提示可
能な画像表示装置を実現することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理説
明図である。本発明は、符号化された画像データを復元
・表示する画像表示装置を前提とする。
【0023】復元手段1は、各種直交変換等により符号
化された画像データに対し上記符号化と逆変換の処理を
行い表示用画像データに復元する。このとき、上記符号
化画像データは、例えば画像データベースの検索を効率
的に行えるように、粗い画像からより精細な画像へと段
階的に表示されるように階層化して記憶されている。
【0024】画像移動手段2は、復元手段1によって復
元を終了した前画像の表示用画像データの表示位置と復
元手段1によって新規に復元された新規画像の表示用画
像データの表示位置とを変更して、前記前画像の一部と
前記新規画像の一部とが重畳しないで合成された表示用
画像データを作成する。この場合、画像移動手段2は、
例えば請求項2記載のように前画像と新規画像とが対向
する辺が接する状態で隣接して表示されるように、上記
各画像の表示位置を変更する。そして、これらの表示位
置の変更は、例えば請求項3,4記載のように前画像と
新規画像が左から右もしくは右から左への左右方向、ま
たは、上から下へもしくは下から上への上下方向に平行
移動するように行われる。さらに、その左右方向または
上下方向の平行移動のための表示位置の変更は、請求項
5記載のように、例えば2回以上行われ、その場合、各
平行移動時の移動量は、請求項6記載のように、各平行
移動ごとに変化させるようにしてもよい。
【0025】表示制御手段3は、画像移動手段2よって
作成された表示用画像データに基づいて、前記前画像の
一部と前記新規画像の一部とが同時に表示されるように
制御する。
【0026】また表示制御手段3は、請求項7記載のよ
うに、前画像と新規画像の少なくとも一方の画像が縁取
りされて表示されるように制御する。また、請求項8記
載のように、前画像と新規画像の輝度とが異なって表示
されるように制御する。
【0027】
【作用】復元手段1は、符号化された画像データを入力
すると、符号化の逆変換を行い符号データから画像デー
タを復元する。このとき、符号データが粗い画像からよ
り精細な画像へと復元・表示されるように第1階層、第
2階層、・・・と階層化されて記憶(蓄積)されていれ
ば、第1階層の符号データ、第2階層の符号データ、・
・・というように階層順に画像データを復元していく。 そして、第1の画像の復元・表示が終了すると、次の第
2の画像の画像データの復元を開始する。
【0028】そして、復元手段1により復元・終了され
た第1の画像データは、画像移動手段2に出力される。 画像移動手段2は、上記復元・終了された第1の画像デ
ータに対し、例えば左右方向または上下方向に平行移動
されるように表示位置を変更する処理を行う。この表示
位置の変更処理は、例えば移動量が段階的(線形的また
は非線形的に)に変化するように複数回行われる。
【0029】また、画像移動手段2は、上述のように画
像データを順次平行移動させるとき、復元手段1により
新たに復元される次の第2の画像(新規画像)の表示用
画像データも入力し、その新規画像の画像データの表示
位置を表示領域において前画像と重畳しない位置、例え
ば前画像と新規画像の対向する辺が接する状態で隣接す
るように変更する。そして、その結果得られる前画像の
一部と新規画像の一部の合成画像の表示用画像データを
表示制御手段3に出力する。
【0030】表示制御手段3は、画像移動手段2から入
力する表示用画像データに基づいて、第1の画像(前画
像)の一部と第2の画像(新規画像)の一部との合成画
像を表示させる。
【0031】以上のような動作が、第2の画像(前画像
)と第3の画像(新規画像)の間、第3の画像(前画像
)と第4の画像(新規画像)の間、・・・と順次反復し
て行われる。
【0032】従って、画像移動手段2が、復元手段1が
復元・終了した前画像の表示用画像データと復元手段1
により新たに復元される新規画像の画像データに対し、
上述のような表示位置の変更を順次、例えば左右方向ま
たは上下方向に表示位置の移動量を所定の割合(非線形
であってもよい)で変化させながら複数回行うことによ
り、図5または図6に示すように、巻物を紐解くような
画像表示を行うことが可能となる。尚、図5及び図6に
おいて、画像Aが前画像、画像Bが新規画像である。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図2は、一実施例の画像表示装置のシステム
構成を示すブロック図である。
【0034】同図において、符号データ格納部210に
は、前述したように、一画像を例えばM×M(例えばM
= 256またはM=512)画素に標本化して得られ
る各画素の画像信号をN×N(例えばN=8またはN=
16)画素から成る複数のブロックに分割し、各ブロッ
クの画像データf(m,n)(m=0,1,・・・N−
1;n=0,1,・・・N−1)を前記2次元DCTを
用いた符号化方式により符号化することによりえられた
符号データが、前述したように各階層毎に分類されて格
納されている。
【0035】この2次元DCTを用いた符号化方式とし
ては、以下に示すような種々の方式が適用される。■ 
 DC成分は前ブロックとのDPCM(Differe
ntial Pulse Code Modulati
on) を行い、AC成分はジグザグスキャンして零ラ
ン長と非零係数値の2次元ハフマン符号化を行うADC
T符号化方式。■  低域成分はフレーム間/フレーム
内適応予測DPCM、高域成分は直接2次元DCTで符
号化する方式。■  DC成分、AC成分とも、全て2
次元DCTで符号化する方式。
【0036】画像復元部220は、まず符号データ格納
部210から第1画像の第1階層の符号データを入力す
る。この画像復元部220の構成を図3に示す。
【0037】同図に示すように、この画像復元部220
のブロック構成は、前述した図13に示す画像復元部1
30と同様な構成となっており、前記符号データ格納部
210から選択して読み出された任意の画像の階層符号
データは、画像内の先頭ブロックから順に、可変長復号
部211に読み込まれ、復号表222を用いて、固定長
のデータ(2次元DCT係数)に復元される。そして、
前記可変長復号部222で復元された2次元DCT係数
は、逆量子化部224により量子化マトリクス225を
用いて逆量子化され、その結果得られた量子化係数は係
数格納部226に格納される。係数格納部226の各値
は、初期値では零が与えられている。従って、前記可変
長復号部223で零以外の値に復元され、逆量子化部2
24で逆量子化された量子化係数のみを係数格納部22
5に新たに書き込む。任意の画像の第1階層の符号デー
タを全て読み込み、可変長復号化が終了した後、前記係
数格納部225に格納された任意の画像の第1階層の各
係数に対し逆DCT変換部226で逆2次元DCT変換
を行って階調データに変換し、その階調データを画像デ
ータ(表示用画像データ)として画像格納部230に書
き込む。
【0038】以下、同様にして画像復元部220は、第
2、第3,・・・階層と、順次より高い階層の画像デー
タを復元していき、その復元画像データを画像格納部2
30に書き込んでいく。
【0039】このようにして、画像格納部230に格納
される第1、第2、第3、・・・階層の各画像データは
、移動演算部260により読み出され、表示制御部24
0を介して画像表示部270に出力されて表示される。 移動演算部260は、現在表示画面上に、前画像が表示
されていないときには、画像格納部230から読み出し
た画像データをそのまま何の処理も加えずに、表示制御
部270に出力する。従って、この場合には、各画像が
粗い画像からより精細な画像へと段階的に復元表示され
る。
【0040】ところで、上述のようにして表示制御部2
40を介して画像表示部270に任意の画像が必要な階
層(例えば、最終階層または利用者が認識可能となる階
層の画像)まで復元・表示された後、その任意の画像の
最終復元の画像データは、いったん移動用画像格納部2
50に格納された後、移動演算部260によりその表示
位置が横方向(表示画面上、左から右)に平行移動され
て表示制御部240に出力される。また、このとき、画
像格納部230には画像復元部220により新たに復元
された次の画像の第1階層の復元画像データが書き込ま
れ、移動演算部260に読み出される。
【0041】移動演算部260は、この新たに入力する
新規画像の画像データに対しても、その表示位置を変更
せせる処理を行い、その処理終了した新規画像の画像デ
ータを表示制御部240に出力する。この場合の新規画
像の画像データに対する表示位置の変更処理は、前記前
画像を画面の右方向に平行移動して表示させる結果生ず
る画面の空領域に前記新規画像を表示させる処理である
【0042】次に、この移動演算部260の前記前画像
の画像データに対する平行移動処理と前記新規画像の画
像データに対する平行移動処理を説明する。本実施例で
は、移動演算部260は、図4(a) に示すように、
復元・表示の終了した画像(前画像)Aに対し、下記の
式(1) に示す移動量Lだけ、その表示位置をL=m
×w  ・・・・・・・・・(1)(wは表示画面の横
幅を示す) 表示画面の左から右の方向に段階的に順次、平行移動さ
せる。
【0043】この場合、例えば、mの値を0.1, 0
.2, 0.4, 0.6, 0.8, 1.0と順次
変化させて、各mの値に応じた移動量Lだけ画像Aの画
像データの表示位置を表示画面の右方向に平行移動させ
て表示制御部240に出力する。この移動演算部260
から表示制御部270への出力はmの値、すなわち移動
量Lが変化する毎に行われる。従って、図4に示すよう
に、画像Aは左則の(W−L)の横幅の領域のみが表示
される。
【0044】そして、画像Aが右方向に移動量Lだけ移
動した結果得られる画面の表示領域301の左則の横幅
が移動量Lに等しい表示領域301aには、画像復元部
220により新たに復元された画像Bの左則の移動量L
に等しい横幅の領域のみが表示される。
【0045】移動演算部260は、表示制御部270に
画像データを出力する場合には、図4(b) に示す画
像Bと画像Aの合成画像の画像データを作成して、その
合成画像データを表示制御部270に出力する。従って
、新規画像Bの移動速度は前画像Aの移動速度に同期す
る。 すなわち、前画像Aと新規画像Bは画面上を滑らかに移
動する。
【0046】図5(a) ,(b) ,(c) ,(d
) に画像Aと画像Bの平行移動表示の例を示す。 図5(d) に示すように、画像Aの表示が消え、画像
Bの全体が表示されると、画像Bがより高い階層へと順
次階層復元して表示され、画像Bが最終階層まで復元表
示された後は、画像Bの画像データが上述した画像Aと
同様に、移動演算部260により画面上を左から右へ平
行移動していくように表示位置の平行移動処理される。 また、移動演算部260は、画像格納部230から画像
復元部240により新たに復元された第3の画像〔画像
C〕の画像データを読み出し、その画像Cの右側が画像
Aの平行移動により生じた画面の空領域に表示されるよ
うに画像Cの画像データの表示位置を平行移動させ、上
述のようにして表示位置の変更を行った画像Bと画像C
の合成画像の画像データを表示制御部240に出力する
。移動演算部260は、以上のような処理を、画像Bを
平行移動させる処理毎に繰り返す。
【0047】従って、上述した画像Aと画像Bと同様な
関係で、画像Bと画像Cが順次、画面上を横方向に平行
移動して表示されていく。以下、同様な処理が、画像C
と第4の画像〔画像D〕・・・・と継続されていく。
【0048】このような表示により、あたかも巻物を横
に紐解くような感じで、画像を検索できる。尚、上記の
ような画像表示以外にも、図6(a) ,(b) ,(
c) ,(d) に示すように、画像の平行移動を縦方
向に行い、画像を上から下に動かすようにしてもよい。 この場合には、巻物を下に紐解くような感じで画像を検
索できる。また、この場合には、さらに次の画像(図6
に示す例では、画像Bに対応)の復元を開始する先頭の
ブロックラインからそのまま表示できる利点もある。
【0049】また、画像の移動方向は、図5、図6に示
す方向に限定されるものではなく、横方向において右か
ら左、縦方向において下から上へ動かすようにしてもよ
い。ところで、移動を2回以上行う際、最初の移動の割
合を小さくし、(式(1) におけるmの値の変化の割
合を小さくし)、2番目以降の変形の割合を順次大きく
することにより、(式(1) におけるmの値の変化の
割合を大きくすることにより)、巻物をめくる際の動き
に近い自然な画像の動きを表現できる。
【0050】さらに、上述した実施例以外にも一方の画
像のみ、もしくは前画像と新規画像の両方とを縁取りを
付けて表示し、その縁と画像とを同時に移動させて表示
することで、非常に似ている同種の画像の移動を行う場
合でも、2つの画像を容易に識別できるようにしてもよ
い。また、2つの画像を容易に識別するその他の方法と
して、一方の画像の方の輝度を落とすもしくは一方の画
像の輝度を徐々に高めていくようにしてもよい。
【0051】また、上記実施例では、復元する画像の符
号データとして2次元離散コサイン変換(2次元DCT
)を行って符号化したデータを用いているが、本発明で
復元できる符号データは、これに限定されるものでなく
、ブロック符号化方式によるアダマール変換(Hada
mard Trasform)、カルーネン・レーブ変
換、ハール変換(Haar Transform) 等
の他の直交変換やその他の符号化方式により符号化され
た符号データを用いるようにしてもよい。
【0052】また、本発明は上記実施例のように各画像
について粗い画像からより精細な画像へと段階的に表示
する画像表示装置のみに限定されるものではなく、直ち
に各画像の精細な画像を一画面づつ表示しながら、次の
画像の表示に移行する画像表示装置にも適用可能である
。このような画像表示装置は、圧縮画像データを、人間
の眼に不自然に見えないくらいに高速に次々と復元・表
示する高速プロセッサの実現により可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、画像の復元・表示が終
了した画像(前画像)を移動させると同時に、次の画像
の復元画像をその前画像につなげて同期して移動表示す
るようにしたので、利用者は巻物を紐解きながら必要が
画像を探し出すという自然な感覚で画像検索が可能な画
像データの検索・表示を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】一実施例の画像表示装置の構成を説明するブロ
ック図である。
【図3】画像復元部の構成を示すブロック図である。
【図4】実施例の表示動作を説明する図である。
【図5】画像表示の第1の例を説明する図である。
【図6】画像表示の第2の例を説明する図である。
【図7】ADCT方式の符号化回路のブロック図である
【図8】原画像信号のブロック化を示す図である。
【図9】2次元DCT変換部により得られた各ブロック
の2次元DCT係数の値を示す図である。
【図10】2次元DCT係数を量子化することにより得
られた各ブロックの量子化係数の値を示す図である。
【図11】量子化係数のジグザグスキャンの走査順序を
説明する図である。
【図12】従来の画像復元装置の構成を説明するブロッ
ク図である。
【図13】従来の画像復元部の構成を説明するブロック
図である。
【符号の説明】
1      復元手段 2      移動手段 3      表示制御手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  符号化された画像データを復元・表示
    する画像表示装置において、符号化された画像データを
    表示用画像データに復元する復元手段(1)と、該復元
    手段(1)によって復元を終了した前画像の表示用画像
    データの表示位置と前記復元手段(1)によって新規に
    復元された新規画像の表示用画像データの表示位置とを
    変更して、前記前画像の一部と前記新規画像の一部とが
    重畳しないで合成された表示用画像データを作成する画
    像移動手段(2)と、該画像移動手段(2)によって作
    成された表示用画像データに基づいて、前記前画像の一
    部と前記新規画像の一部とが同時に表示されるように制
    御する表示制御手段(3)と、を具備することを特徴と
    する画像表示装置。
  2. 【請求項2】  前記画像移動手段(2)は、前記前画
    像と前記新規画像とが対向する辺が接する状態で隣接し
    て表示されるように、上記各画像の表示用画像データの
    表示位置を変更することを特徴とする請求項2記載の画
    像表示装置。
  3. 【請求項3】  前記画像移動手段(2)は、前記前画
    像と前記新規画像とが左から右または右から左へ平行移
    動するように、上記各画像の表示用画像データの表示位
    置を変更することを特徴とする請求項1または2記載の
    画像表示装置。
  4. 【請求項4】  前記画像移動手段(2)は、前記前画
    像と前記新規画像とが上から下または下から上へ平行移
    動するように、上記各画像の表示用画像データの表示位
    置を変更することを特徴とする請求項1または2記載の
    画像表示装置。
  5. 【請求項5】  前記画像移動手段(2)は、前記前画
    像と前記新規画像の表示位置の変更を2回以上行うこと
    を特徴とする請求項3または4記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】  前記画像移動手段(2)は、前記表示
    位置の移動量を、各平行移動ごとに変化させることをを
    特徴とする請求項5記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】  前記表示制御手段(3)は、前記前画
    像と前記新規画像の少なくとも一方の画像が縁取りされ
    て表示されるように制御することを特徴とする請求項1
    ,2,3,4,5または6記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】  前記表示制御手段(3)は、前記前画
    像輝度と前記新規画像の輝度とが異なって表示されるよ
    うに制御することを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5,6または7記載の画像表示装置。
JP3057131A 1991-03-20 1991-03-20 画像表示装置 Withdrawn JPH04291676A (ja)

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