JPH04290618A - 電磁クラッチ - Google Patents
電磁クラッチInfo
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- JPH04290618A JPH04290618A JP3080510A JP8051091A JPH04290618A JP H04290618 A JPH04290618 A JP H04290618A JP 3080510 A JP3080510 A JP 3080510A JP 8051091 A JP8051091 A JP 8051091A JP H04290618 A JPH04290618 A JP H04290618A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- electromagnetic clutch
- pulley
- rotor assembly
- synthetic resin
- Prior art date
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- Granted
Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D27/10—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
- F16D27/108—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members
- F16D27/112—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D27/14—Details
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D2027/008—Details relating to the magnetic circuit, or to the shape of the clutch parts to achieve a certain magnetic path
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばカーエアコン
等に用いられる電磁クラッチに関し、特にそのロータに
対し合成樹脂材製プーリを一体構造として構成してなる
電磁クラッチの改良に関する。
等に用いられる電磁クラッチに関し、特にそのロータに
対し合成樹脂材製プーリを一体構造として構成してなる
電磁クラッチの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電磁クラッチにおいて、ロータ
に対し合成樹脂材製の駆動体を一体的に装着するように
した構成を採用したものが、たとえば特開昭58−19
6328号公報などに開示されている。すなわち、この
従来装置では、ロータ外周に樹脂材製駆動体としての環
状歯車を固定するにあたって、該ロータ外周に転造加工
により軸線方向に向かって溝を形成するとロータが変形
する虞れ等が生じる点に鑑み、複数個のバイトを円周方
向に沿って固定した治具を用い、該治具内にロータを軸
線方向に押し込むことで、ロータ外周に複数条の溝を形
成し、かつこのような溝を形成したロータの外周に、樹
脂材製の環状歯車を嵌装し、これらロータと環状歯車と
の滑り止めを図って一体化しているものであった。しか
し、このような従来構造では、個別に形成されるロータ
と樹脂材製の環状歯車とが、上述したようなバイトにて
形成されるロータ側の溝とこれに噛合う樹脂材製歯車側
の突部との間で一体に回転可能に構成されているだけで
あり、樹脂材製の環状歯車側にかなりの強度が必要とさ
れ、実用面で問題をもつものであった。このため、上述
したようなロータと樹脂材製の駆動体との一体化を確実
にするために本出願人は、冷間鍛造により断面コ字状で
あって環状なロータを形成し、かつこのロータ外周面を
ローレット加工により凹凸面形状としてから、駆動体と
しての合成樹脂材製プーリを一体的にインサート成形す
ることを考えている。
に対し合成樹脂材製の駆動体を一体的に装着するように
した構成を採用したものが、たとえば特開昭58−19
6328号公報などに開示されている。すなわち、この
従来装置では、ロータ外周に樹脂材製駆動体としての環
状歯車を固定するにあたって、該ロータ外周に転造加工
により軸線方向に向かって溝を形成するとロータが変形
する虞れ等が生じる点に鑑み、複数個のバイトを円周方
向に沿って固定した治具を用い、該治具内にロータを軸
線方向に押し込むことで、ロータ外周に複数条の溝を形
成し、かつこのような溝を形成したロータの外周に、樹
脂材製の環状歯車を嵌装し、これらロータと環状歯車と
の滑り止めを図って一体化しているものであった。しか
し、このような従来構造では、個別に形成されるロータ
と樹脂材製の環状歯車とが、上述したようなバイトにて
形成されるロータ側の溝とこれに噛合う樹脂材製歯車側
の突部との間で一体に回転可能に構成されているだけで
あり、樹脂材製の環状歯車側にかなりの強度が必要とさ
れ、実用面で問題をもつものであった。このため、上述
したようなロータと樹脂材製の駆動体との一体化を確実
にするために本出願人は、冷間鍛造により断面コ字状で
あって環状なロータを形成し、かつこのロータ外周面を
ローレット加工により凹凸面形状としてから、駆動体と
しての合成樹脂材製プーリを一体的にインサート成形す
ることを考えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなロータと合成樹脂材製プーリとを一体化するに
あたって、転造加工、切削加工、ローレット加工などの
追加工が必要となると、生産性が悪く、電磁クラッチを
安価に提供できない。また、電磁クラッチのプーリ径は
、自動車メーカからの小型化の要求によって制約を受け
る一方、樹脂材製のプーリでは剛性を保つためにはある
程度の肉厚が必要である。したがって、このようなロー
タの外径寸法が小さくなり、該ロータの小径な外周面に
複数個のバイトを配置しても、その数は少なく、その結
果ロータとプーリとの凹凸係合部が少なくなることから
、耐久性が問題となるものであった。さらに、前述した
ように転造加工等では、前述した特開昭58−1963
28号公報などでも説明されているように、ロータが変
形し、フィールドコアと干渉する等といった虞れがある
もので、これらの問題点を一掃し得るような何らかの対
策を講じることが望まれている。
たようなロータと合成樹脂材製プーリとを一体化するに
あたって、転造加工、切削加工、ローレット加工などの
追加工が必要となると、生産性が悪く、電磁クラッチを
安価に提供できない。また、電磁クラッチのプーリ径は
、自動車メーカからの小型化の要求によって制約を受け
る一方、樹脂材製のプーリでは剛性を保つためにはある
程度の肉厚が必要である。したがって、このようなロー
タの外径寸法が小さくなり、該ロータの小径な外周面に
複数個のバイトを配置しても、その数は少なく、その結
果ロータとプーリとの凹凸係合部が少なくなることから
、耐久性が問題となるものであった。さらに、前述した
ように転造加工等では、前述した特開昭58−1963
28号公報などでも説明されているように、ロータが変
形し、フィールドコアと干渉する等といった虞れがある
もので、これらの問題点を一掃し得るような何らかの対
策を講じることが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る電磁クラッチは、ロータ外周面に、
冷間鍛造等の鍛造加工工程において、複数の凸部による
凹凸面形状を塑性加工し、このロータ外周面に合成樹脂
材製のプーリ部を、インサート成形によって一体に結合
させることにより、ロータ組立体を一体的に形成するよ
うにしたものである。
ために本発明に係る電磁クラッチは、ロータ外周面に、
冷間鍛造等の鍛造加工工程において、複数の凸部による
凹凸面形状を塑性加工し、このロータ外周面に合成樹脂
材製のプーリ部を、インサート成形によって一体に結合
させることにより、ロータ組立体を一体的に形成するよ
うにしたものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、鍛造加工にて得られるロータ
の外周面に、複数の凸部による凹凸面形状を塑性加工し
、これをインサートして外周面に合成樹脂材によるプー
リ部を一体に結合させて形成し得るもので、ロータと樹
脂材製プーリ部との結合強度を確保するとともに、生産
性を向上させ得るものである。
の外周面に、複数の凸部による凹凸面形状を塑性加工し
、これをインサートして外周面に合成樹脂材によるプー
リ部を一体に結合させて形成し得るもので、ロータと樹
脂材製プーリ部との結合強度を確保するとともに、生産
性を向上させ得るものである。
【0006】
【実施例】図1ないし図3は本発明に係る電磁クラッチ
の一実施例を示すものであり、これらの図において、ま
ず、全体を符号1で示す電磁クラッチの概略構成を簡単
に説明すると、この電磁クラッチ1は、符号2で示すた
とえばカーエアコン用圧縮機のハウジング2の一部に装
着され、図示しないエンジンの回転を被駆動側である該
圧縮機の回転軸3に伝達するように構成されている。圧
縮機ハウジング2の円筒部2aには、軸受4を介してロ
ータ組立体5が回転自在に支持され、そのロータ部6の
環状溝6a内には圧縮機ハウジング2側に取付け板を介
して固定された電磁コイル7を内設したフィールドコア
8が嵌合して配置されている。一方、圧縮機側の回転軸
3上には、アーマチュア組立体10が装着されており、
このアーマチュア組立体10は回転軸3にセレーション
嵌合されたアーマチュアハブ11、このハブ11にリベ
ットでかしめ固定されたストッパプレート12、このプ
レート12に穿設された孔と同心状に溶着されたダンパ
カバー13、これらプレート12の孔とカバー13とに
挿通され外周にダンパゴム14が固着された駆動ピン1
5、この駆動ピン15の先端がかしめ固定されたアーマ
チュア16等によって構成され、このアーマチュア16
の摩擦面16aと前記ロータ部6の摩擦面6bとは隙間
Gを介して対向して配置されている。このような電磁ク
ラッチ1は、ロータ組立体5のプーリ部20と図示しな
いエンジン側クランクプーリとにベルト等が掛けられ、
これによってロータ組立体5にエンジン回転が伝達され
るので、電磁コイル7の磁束でアーマチュア16がロー
タ部6に磁気吸着されることで、圧縮機回転軸3が選択
的に回転駆動されることは周知の通りである。
の一実施例を示すものであり、これらの図において、ま
ず、全体を符号1で示す電磁クラッチの概略構成を簡単
に説明すると、この電磁クラッチ1は、符号2で示すた
とえばカーエアコン用圧縮機のハウジング2の一部に装
着され、図示しないエンジンの回転を被駆動側である該
圧縮機の回転軸3に伝達するように構成されている。圧
縮機ハウジング2の円筒部2aには、軸受4を介してロ
ータ組立体5が回転自在に支持され、そのロータ部6の
環状溝6a内には圧縮機ハウジング2側に取付け板を介
して固定された電磁コイル7を内設したフィールドコア
8が嵌合して配置されている。一方、圧縮機側の回転軸
3上には、アーマチュア組立体10が装着されており、
このアーマチュア組立体10は回転軸3にセレーション
嵌合されたアーマチュアハブ11、このハブ11にリベ
ットでかしめ固定されたストッパプレート12、このプ
レート12に穿設された孔と同心状に溶着されたダンパ
カバー13、これらプレート12の孔とカバー13とに
挿通され外周にダンパゴム14が固着された駆動ピン1
5、この駆動ピン15の先端がかしめ固定されたアーマ
チュア16等によって構成され、このアーマチュア16
の摩擦面16aと前記ロータ部6の摩擦面6bとは隙間
Gを介して対向して配置されている。このような電磁ク
ラッチ1は、ロータ組立体5のプーリ部20と図示しな
いエンジン側クランクプーリとにベルト等が掛けられ、
これによってロータ組立体5にエンジン回転が伝達され
るので、電磁コイル7の磁束でアーマチュア16がロー
タ部6に磁気吸着されることで、圧縮機回転軸3が選択
的に回転駆動されることは周知の通りである。
【0007】さて、本発明は、上述したような電磁クラ
ッチ1において、ロータ組立体5を次のような構成とし
たところに特徴を有している。すなわち、このロータ組
立体5は、ロータ部6を冷間鍛造加工により製作し、か
つこのロータ部6の外周に合成樹脂材製のプーリ部20
を一体的にインサート成形している。ここで、このロー
タ部6は、たとえば特開昭55−8301号公報等で説
明されているように、棒材を環状ブランクに形成し、こ
の環状ブランクを冷間鍛造加工することにより成形され
ている。この場合、上述した従来技術とはダイの形状が
相違しており、ロータ部6の外周を段付きとし、開口側
の小径部6cと摩擦面6b側の大径部6dを形成し、か
つ大径部6d周面には軸線方向に延びる複数の凸状部6
eが形成されている。さらに、このような冷間鍛造加工
されたロータ部6は、大径部6dに切削加工により環状
な凹溝6fを形成している。なお、図中6gは摩擦面6
bにプレス加工にて打ち抜き形成されている磁束迂回用
の長穴である。そして、このように加工されたロータ部
6はその全面を電着塗装する。この電着塗装においては
、まず、ロータ部6を脱脂、化成処理をして表面処理を
施した後、電着槽の中に入れて直流電流による電気的な
力によって塗料の微粒子をロータ部6に引き付けること
で、塗膜を形成する。この電着塗装後は、ロータ部6を
電着槽から出して水洗い、エアブローをして一般に15
0〜200℃の表面温度で焼き付けることで、ロータ部
6の防錆処理される。次に、ロータ部6に合成樹脂材製
プーリ部20を一体的にインサート成形する。このプー
リ部20は略円筒状を呈し、その外周に複数のV溝から
なるベルト添接部20aが形成されるとともに、その両
側面には複数個の凹部20bが形成され、これら凹部2
0b間がリブ20cとなっている。また、プーリ部20
とロータ部6とは、ロータ部6の凸状部6e、凹溝6f
により軸線方向と回転方向とが凹凸係合され、ロータ部
6の大径部6d周面と一体化されている。ここで、上述
したようなプーリ部20を樹脂によるインサート成形す
るにあたっては、樹脂の流動性を良くするために、金型
の温度を上昇させることが必要とされるが、前述したよ
うにインサートされるロータ部6の防錆処理を一般のメ
ッキ処理とは違う電着塗装としたので、ロータ部6の表
面での変色や光沢が悪くなる等の品質上での問題は全く
ない。なお、亜鉛メッキ等で表面処理されたロータ部6
にプーリ部20をインサート成形しても、品質上では満
足し得るロータ組立体5が得られるが、この場合には品
質管理を厳密に行なうことが必要とされるものである。 そして、上述したようにしてロータ部6とプーリ部20
とを一体化したロータ組立体5によれば、摩擦面6bの
みを切削加工した状態で、内孔に軸受4を圧入して抜け
止めすることで完成する。したがって、このようにして
得られるロータ組立体5にあっては、鍛造加工により外
周面に複数の凸状部6e等を形成したロータ部6に対し
、合成樹脂材製プーリ部20を一体的にインサート成形
し得るため、樹脂材製プーリ部20を一体的に結合する
ための凸状部6eを形成するにあたって、従来のような
転造加工、ローレット加工、切削加工等を行なう必要は
なく、生産性を大幅に向上させ得るものである。
ッチ1において、ロータ組立体5を次のような構成とし
たところに特徴を有している。すなわち、このロータ組
立体5は、ロータ部6を冷間鍛造加工により製作し、か
つこのロータ部6の外周に合成樹脂材製のプーリ部20
を一体的にインサート成形している。ここで、このロー
タ部6は、たとえば特開昭55−8301号公報等で説
明されているように、棒材を環状ブランクに形成し、こ
の環状ブランクを冷間鍛造加工することにより成形され
ている。この場合、上述した従来技術とはダイの形状が
相違しており、ロータ部6の外周を段付きとし、開口側
の小径部6cと摩擦面6b側の大径部6dを形成し、か
つ大径部6d周面には軸線方向に延びる複数の凸状部6
eが形成されている。さらに、このような冷間鍛造加工
されたロータ部6は、大径部6dに切削加工により環状
な凹溝6fを形成している。なお、図中6gは摩擦面6
bにプレス加工にて打ち抜き形成されている磁束迂回用
の長穴である。そして、このように加工されたロータ部
6はその全面を電着塗装する。この電着塗装においては
、まず、ロータ部6を脱脂、化成処理をして表面処理を
施した後、電着槽の中に入れて直流電流による電気的な
力によって塗料の微粒子をロータ部6に引き付けること
で、塗膜を形成する。この電着塗装後は、ロータ部6を
電着槽から出して水洗い、エアブローをして一般に15
0〜200℃の表面温度で焼き付けることで、ロータ部
6の防錆処理される。次に、ロータ部6に合成樹脂材製
プーリ部20を一体的にインサート成形する。このプー
リ部20は略円筒状を呈し、その外周に複数のV溝から
なるベルト添接部20aが形成されるとともに、その両
側面には複数個の凹部20bが形成され、これら凹部2
0b間がリブ20cとなっている。また、プーリ部20
とロータ部6とは、ロータ部6の凸状部6e、凹溝6f
により軸線方向と回転方向とが凹凸係合され、ロータ部
6の大径部6d周面と一体化されている。ここで、上述
したようなプーリ部20を樹脂によるインサート成形す
るにあたっては、樹脂の流動性を良くするために、金型
の温度を上昇させることが必要とされるが、前述したよ
うにインサートされるロータ部6の防錆処理を一般のメ
ッキ処理とは違う電着塗装としたので、ロータ部6の表
面での変色や光沢が悪くなる等の品質上での問題は全く
ない。なお、亜鉛メッキ等で表面処理されたロータ部6
にプーリ部20をインサート成形しても、品質上では満
足し得るロータ組立体5が得られるが、この場合には品
質管理を厳密に行なうことが必要とされるものである。 そして、上述したようにしてロータ部6とプーリ部20
とを一体化したロータ組立体5によれば、摩擦面6bの
みを切削加工した状態で、内孔に軸受4を圧入して抜け
止めすることで完成する。したがって、このようにして
得られるロータ組立体5にあっては、鍛造加工により外
周面に複数の凸状部6e等を形成したロータ部6に対し
、合成樹脂材製プーリ部20を一体的にインサート成形
し得るため、樹脂材製プーリ部20を一体的に結合する
ための凸状部6eを形成するにあたって、従来のような
転造加工、ローレット加工、切削加工等を行なう必要は
なく、生産性を大幅に向上させ得るものである。
【0008】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、その適用分野を始め、各部の形状、構造等を
適宜変形、変更し得ることは勿論で、種々の変形例が考
えられよう。
定されず、その適用分野を始め、各部の形状、構造等を
適宜変形、変更し得ることは勿論で、種々の変形例が考
えられよう。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電磁ク
ラッチによれば、鍛造加工により外周面を複数の凸状部
による凹凸面形状をもって形成してなるロータに対し、
合成樹脂材製プーリを一体的にインサート成形するよう
に構成したので、簡単かつ安価な構成にもかかわらず、
凸状部等を形成するために、従来のような転造加工、ロ
ーレット加工、切削加工等を行なう必要はなく、これに
よりロータ組立体の生産性を大幅に向上させ得るという
種々優れた効果がある。
ラッチによれば、鍛造加工により外周面を複数の凸状部
による凹凸面形状をもって形成してなるロータに対し、
合成樹脂材製プーリを一体的にインサート成形するよう
に構成したので、簡単かつ安価な構成にもかかわらず、
凸状部等を形成するために、従来のような転造加工、ロ
ーレット加工、切削加工等を行なう必要はなく、これに
よりロータ組立体の生産性を大幅に向上させ得るという
種々優れた効果がある。
【図1】本発明に係る電磁クラッチの一実施例を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【図2】ロータと樹脂材製プーリとによるロータ組立体
の概略正面図である。
の概略正面図である。
【図3】ロータの概略平面図である。
1 電磁クラッチ
3 回転軸
5 ロータ組立体
6 ロータ部
6d 大径部
6e 凸状部
6f 凹溝
10 アーマチュア組立体
20 合成樹脂材製プーリ部
20a ベルト添接部
20b 凹部
20c リブ
Claims (1)
- 【請求項1】 被駆動軸上で回転可能に軸支されかつ
駆動側からの回転駆動力を受ける外周側のプーリ部と磁
気吸引作用により前記被駆動軸側のアーマチュアが選択
的に摩擦係合されるロータ部からなるロータ組立体を備
えてなり、このロータ組立体のロータ部を、鍛造加工に
よってその外周面に複数の凸部による凹凸面形状を有す
るように形成するとともに、このロータ部外周面に合成
樹脂材製のプーリ部を、インサート成形によって一体に
結合させた状態で形成したことを特徴とする電磁クラッ
チ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3080510A JP2932217B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 電磁クラッチ |
US08/212,286 US5361883A (en) | 1991-03-20 | 1994-03-14 | Electromagnetic clutch |
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