JPH04287124A - 計算機システムにおけるソフトウェア無断使用禁止方法およびその装置 - Google Patents

計算機システムにおけるソフトウェア無断使用禁止方法およびその装置

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JPH04287124A
JPH04287124A JP3077022A JP7702291A JPH04287124A JP H04287124 A JPH04287124 A JP H04287124A JP 3077022 A JP3077022 A JP 3077022A JP 7702291 A JP7702291 A JP 7702291A JP H04287124 A JPH04287124 A JP H04287124A
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JP
Japan
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code
software
computer system
encrypted data
encryption
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Application number
JP3077022A
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Inventor
Makoto Suga
誠 須賀
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は計算機システムにおけ
るソフトウェア無断使用禁止方法およびその装置に関し
、さらに詳細にいえば、ソフトウェア供給者が認めた計
算機システム以外の計算機システムによる該当ソフトウ
ェアの無断使用を阻止する計算機システムにおけるソフ
トウェア無断使用禁止方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からコンピュータ・ソフトウェアの
無断使用を防止するために、(I)該当するコンピュー
タ・ソフトウェアにコピー・プロテクトを施し、正当に
コンピュータ・プログラムを購入する以外のコンピュー
タ・プログラムの入手を阻止する方法および(II)該
当するコンピュータ・ソフトウェアがインストールされ
る計算機システム固有のコードを事前に調査して該当す
るコンピュータ・ソフトウェアに組み込んで出荷し、該
当するコンピュータ・プログラムを計算機システムにイ
ンストールして実行を指示した場合に、コンピュータ・
プログラムに組み込まれたコードと計算機システム固有
のコードとが一致するか否かを判別し、一致する場合に
のみ該当するコンピュータ・プログラムの実行を許容す
る方法が提案されている。
【0003】そして、(I)の方法を採用した場合には
、コンピュータ・プログラムの不正な入手を阻止するこ
とによりコンピュータ・プログラムの無断使用を防止で
き、(II)の方法を採用して場合には、該当するコン
ピュータ・プログラムを実行可能な計算機システムを予
め特定しておくことによりコンピュータ・プログラムの
無断使用を防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記(I)の方法にお
いては、コンピュータ・プログラムの購入者が複数の計
算機システムを有している場合に、これら計算機システ
ム間におけるコンピュータ・プログラムの無断使用を防
止できないという不都合がある。また、コピー・プロテ
クトの仕組が解明されれば比較的簡単にコピー・プロテ
クトを外すことができるので、本来の処理を行なうコン
ピュータ・プログラムのバージョン・アップの労力のみ
ならず新たなコピー・プロテクトの仕組を考える労力が
必要になり、ソフトウェア開発技術者に著しく過大な負
荷をかけることになり、本来の処理を行なうコンピュー
タ・プログラムの開発、バージョン・アップ期間が著し
く長くなってしまうという不都合がある。
【0005】上記(II)の方法においては、該当する
コンピュータ・プログラムを実行可能な計算機システム
を特定できるのであるから、コンピュータ・プログラム
購入者が複数の計算機システムを有している場合であっ
ても、計算機システム間におけるコンピュータ・プログ
ラムの無断使用を防止できる。また、単純に計算機シス
テム固有のコードを検出して実行可能なものとして指定
された計算機システムであるか否かを判別するだけであ
るから、コピー・プロテクトと異なり、処理、即ち該当
部分のプログラムが簡単であり、本来の処理を行なうコ
ンピュータ・プログラムの開発、バージョン・アップを
殆ど圧迫しなくなる。
【0006】しかし、コンピュータ・プログラム供給者
が供給するコンピュータ・プログラムは計算機システム
毎に異なる内容になるのであるから、多数の計算機シス
テムにインストールすべき同じ処理を行なうコンピュー
タ・プログラムを供給する場合における作業工数、所要
時間が増大してしまうという不都合がある。また、コン
ピュータ・プログラムのバージョン・アップ・キットを
作成する場合にも同様に作業工数、所要時間が増大して
しまうという不都合がある。
【0007】さらに、コンピュータ・プログラムに計算
機システム固有のコードをそのまま組込んでいるのであ
るから、計算機システム固有のコードが組込まれた部分
を発見することが比較的容易であるとともに、他の計算
機システム固有のコードに置換することが比較的容易で
あるからコンピュータ・プログラムの無断使用禁止の実
効を余り高めることができないという不都合がある。
【0008】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、作業工数、所要時間を余り増加させるこ
となく高い実効を達成できる計算機システムにおけるソ
フトウェア無断使用禁止方法およびその装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、請求項1の計算機システムにおけるソフトウェア無
断使用禁止方法は、所定の処理を行なうための処理ソフ
トウェアとこの処理ソフトウェアに対応する暗号化ソフ
トウェアとを計算機システムにインストールして計算機
システム固有のコードに対応するコードを暗号化ソフト
ウェアにより得、計算機システム固有のコードに対応す
るコードに基づいて定まる暗号コードを得て暗号化ソフ
トウェアに供給することにより暗号データを生成して暗
号ファイルに格納しておき、所定の処理を行なうための
処理ソウトウェアを実行するに当って計算機システム固
有のコードを暗号化ソフトウェアにより暗号化して暗号
データを得、暗号ファイルに格納されている暗号データ
と一致する場合にのみ処理ソフトウェアの実行を許容す
る方法である。
【0010】請求項2の計算機システムにおけるソフト
ウェア無断使用禁止方法は、計算機システム固有のコー
ドに対応するコードが、計算機システム固有のコードに
基づく暗号化処理を行なうことにより得られる暗号コー
ドである。請求項3の計算機システムにおけるソフトウ
ェア無断使用禁止装置は、所定の処理を行なうための処
理ソフトウェアとこの処理ソフトウェアに対応する暗号
化手段とをインストールした計算機システムにおいて、
暗号化手段が、インストール後の最初の実行時に計算機
システム固有のコードに対応するコードを出力するコー
ド出力手段と、計算機システム固有のコードに対応する
コードに基づいて定まる暗号コードを入力として暗号デ
ータを生成する第1暗号データ作成手段と、作成された
暗号データを格納する暗号データ格納手段と、処理ソフ
トウェアの実行が指示されたことを条件として計算機シ
ステム固有のコードを暗号化して暗号データを得る第2
暗号データ作成手段と、第2暗号データ作成手段により
作成された暗号データと暗号データ格納手段に格納され
ている暗号データとが一致しているか否かを判別し、一
致している場合にのみ処理ソフトウェアの実行を許容す
る制御手段とを含んでいる。
【0011】請求項4の計算機システムにおけるソフト
ウェア無断使用禁止装置は、コード出力手段が、計算機
システム固有のコードに基づく暗号化処理を行なうこと
により得られる暗号コードを出力するものである。但し
、計算機システム固有のコードに対応するコードが計算
機システム固有のコードそのものであってもよいことは
もちろんである。
【0012】
【作用】請求項1の計算機システムにおけるソフトウェ
ア無断使用禁止方法であれば、所定の処理を行なうため
の処理ソフトウェアとこの処理ソフトウェアに対応する
暗号化ソフトウェアとを計算機システムにインストール
して処理ソフトウェアを実行する場合に、先ず、計算機
システムにインストールした暗号化ソフトウェアにより
計算機システム固有のコードに対応するコードを得、計
算機システム固有のコードに対応するコードに基づいて
定まる暗号コードを得て暗号化ソフトウェアに供給する
ことにより暗号データを生成して暗号ファイルに格納し
ておく。その後、所定の処理を行なうための処理ソウト
ウェアの実行が指示されたことを条件として、暗号化ソ
フトウェアにより計算機システム固有のコードを暗号化
して暗号データを得、暗号ファイルに格納されている暗
号コードと一致する場合にのみ処理ソフトウェアの実行
を許容する。
【0013】以上の説明から明らかなように、計算機シ
ステムにインストールすべき処理ソフトウェアおよび暗
号化ソフトウェアは計算機システムが異なっていても同
一であり、インストール対象となる計算機システムが複
数存在していても処理ソフトウェアおよび暗号化ソフト
ウェアを単にコピーしてそれぞれ対応する計算機システ
ムにインストールすればよく、インストールに当って必
要な作業工数、所要時間を大巾に低減できる。また、イ
ンストール後は、そのままでは処理ソフトウェアを実行
することができないので、必ず計算機システム固有のコ
ードに対応するコードに基づいて定まる暗号コードを得
て暗号化ソフトウェアに供給する。この結果、暗号化ソ
フトウェアにより暗号データを生成して暗号ファイルに
格納する。したがって、その後、所定の処理を行なうた
めの処理ソウトウェアの実行を指示した場合に、暗号化
ソフトウェアにより計算機システム固有のコードを暗号
化して暗号データを得、暗号ファイルに格納されている
暗号コードと一致する場合にのみ処理ソフトウェアの実
行を許容することができ、処理ソフトウェアの無断使用
を防止できる。
【0014】この場合において、暗号コードを暗号化ソ
フトウェアに供給する作業については、計算機システム
使用者の側において行なうだけでよいので、ソフトウェ
ア供給者の負荷を低減でき、しかも暗号ファイルに格納
されている暗号データが計算機システム固有のコードと
は全く異なるのであるから、計算機システム使用者側に
おいて任意の計算機システムに適用できるように暗号コ
ードを変更することが殆ど不可能であり、無断使用防止
を確実に達成できる。
【0015】請求項2の計算機システムにおけるソフト
ウェア無断使用禁止方法であれば、計算機システム固有
のコードに対応するコードが、計算機システム固有のコ
ードに基づく暗号化処理を行なうことにより得られる暗
号コードであるから暗号コードの元になる計算機システ
ム固有のコードの推定を一層困難にし、ソフトウェアの
無断使用防止を一層確実に達成できる。
【0016】請求項3の計算機システムにおけるソフト
ウェア無断使用禁止装置であれば、所定の処理を行なう
ための処理ソフトウェアとこの処理ソフトウェアに対応
する暗号化ソフトウェアとを計算機システムにインスト
ールして処理ソフトウェアを実行する場合に、先ず、暗
号化手段のコード出力手段により、インストール後の最
初の実行時に計算機システム固有のコードに対応するコ
ードを出力し、第1暗号データ作成手段により計算機シ
ステム固有のコードに対応するコードに基づいて定まる
暗号コードを入力として暗号データを生成して暗号デー
タ格納手段に格納しておく。その後、所定の処理を行な
うための処理ソウトウェアの実行が指示されたことを条
件として、第2暗号データ作成手段により計算機システ
ム固有のコードを暗号化して暗号データを得、制御手段
により、得られた暗号データと暗号データ格納手段に格
納されている暗号データとが一致するか否かを判別し、
一致すると判別した場合にのみ処理ソフトウェアの実行
を許容する。
【0017】以上の説明から明らかなように、暗号コー
ドを暗号化ソフトウェアに供給する作業については、計
算機システム使用者の側において行なうだけでよいので
、ソフトウェア供給者の負荷を低減でき、しかも暗号フ
ァイルに格納されている暗号データが計算機システム固
有のコードとは全く異なるのであるから、計算機システ
ム使用者側において任意の計算機システムに適用できる
ように暗号コードを変更することが殆ど不可能であり、
無断使用防止を確実に達成できる。
【0018】請求項4の計算機システムにおけるソフト
ウェア無断使用禁止装置であれば、コード出力手段が、
計算機システム固有のコードに基づく暗号化処理を行な
うことにより得られる暗号コードを出力するものである
から暗号コードの元になる計算機システム固有のコード
の推定を一層困難にし、ソフトウェアの無断使用防止を
一層確実に達成できる。
【0019】計算機システム固有のコードに対応するコ
ードとして計算機システム固有のコードを用いることも
可能であり、この場合にも計算機システム固有のコード
に基づいて定まる暗号コードを入力として用い、しかも
この暗号コードに基づいて暗号化処理を施すことにより
得られた暗号データを格納しておくのであるから、暗号
解読がかなり困難であり、かなり高い確率でソフトウェ
アの無断使用禁止を達成できる。
【0020】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図1はこの発明の計算機システムにおけるソ
フトウェア無断使用禁止方法の一実施例を示すフローチ
ャートであり、ステップSP1において、ソフトウェア
供給者から供給される、必要な処理を行なうための処理
ソフトウェアおよびこの処理ソフトウェアに対応する暗
号化ソフトウェアを計算機システムにインストールし、
ステップSP2において暗号化ソフトウェアを実行する
ことにより計算機システム固有のコードを得、ステップ
SP3において、得られたコードをソフトウェア供給者
に通知する。ステップSP4においてソフトウェア供給
者において予め定められている暗号化規則に基づいて通
知されたコードに暗号化処理を施して暗号コードを得、
ステップSP5においてソフトウェア使用者に通知する
。ステップSP6においてソフトウェア使用者側におい
て通知された暗号コードに基づいて暗号化ソフトウェア
により暗号化処理を施して暗号データを得、ステップS
P7において、得られた暗号データを暗号ファイルに格
納し、ステップSP8において処理ソフトウェアの実行
が指示されるまで待ち、ステップSP9において暗号化
ソフトウェアを実行することにより計算機システム固有
のコードを得、ステップSP10において、得られたコ
ードに基づいて暗号化ソフトウェアにより暗号化処理を
施して暗号データを得、ステップSP11において、得
られた暗号データが暗号ファイルに格納されている暗号
データと等しいか否かを判別し、等しいと判別された場
合には、ステップSP12において処理ソフトウェアを
実行する。逆に、得られた暗号データが暗号ファイルに
格納されている暗号データと等しくないと判別された場
合には、ソフトウェアの実行が容認されている計算機シ
ステムでないからステップSP13において処理を中止
する。即ち処理プログラムの実行を禁止する。
【0021】上記フローチャート中においてステップS
P1からステップSP8までがソフトウェア供給者から
供給された処理ソフトウェアおよび暗号化ソフトウェア
に基づくセットアップ作業であり、ステップSP9以降
が計算機システムにおける処理ソフトウェア実行の可否
を判別する作業である。そして、判別作業において処理
ソフトウェアの実行が許容されるためにはセットアップ
作業が該当する計算機システムにおいて正常に遂行され
ていなければならない。また、セットアップ作業におい
てはソフトウェア供給者側における暗号化処理が必須で
あるから、ソフトウェア使用者側だけでは完全なセット
アップ作業を達成することができない。
【0022】この結果、特定の計算機システムにおける
処理ソフトウェアの実行のみが許容され、他の計算機シ
ステムにおける処理ソフトウェアの実行が禁止されるの
で、処理ソフトウェアの無断使用を確実に防止できるこ
とになる。
【0023】
【実施例2】図2はこの発明の計算機システムにおける
ソフトウェア無断使用禁止方法の他の実施例を示すフロ
ーチャートであり、図1のフローチャートと異なる点は
、ステップSP2において暗号化ソフトウェアを実行す
ることにより計算機システム固有のコードを得る代わり
に、計算機システム固有のコードを得て暗号化処理を施
すことにより暗号コードを得るようにした点およびステ
ップSP2の暗号化処理が加重されることに対応してス
テップSP10における暗号化処理の内容を変更した点
のみである。
【0024】したがって、この実施例においても図1の
実施例と同様に計算機システムにおけるソフトウェアの
無断使用を確実に防止できる。但し、この実施例の場合
には、暗号化のステップが増加しているとともに、ソフ
トウェア使用者がソフトウェア供給者に通知するコード
が計算機システム固有のコードそのものではないから暗
号解読が著しく困難になり、ソフトウェアの無断使用を
一層確実に防止できる。
【0025】
【実施例3】図3はこの発明の計算機システムにおける
ソフトウェア無断使用禁止装置の一実施例を示すブロッ
ク図であり、計算機システム固有のコードを読み出すコ
ード読み出し部1と、読み出されたコードを通信回線等
を介して受け取り、所定の暗号化処理を施して暗号コー
ドを作成する供給者側暗号コード作成部2と、供給者側
暗号コード作成部2において作成された暗号コードを通
信回線等を介して受け取り、所定の暗号化処理を施して
暗号データを作成する使用者側第1暗号データ作成部3
と、使用者側第1暗号データ作成部3により作成された
暗号データを格納する暗号データ格納部4と、処理プロ
グラムの実行が指示されたことを条件としてコード読み
出し部1により読み出された計算機システム固有のコー
ドを入力として所定の暗号化処理を施すことにより暗号
データを作成する使用者側第2暗号データ作成部5と、
使用者側第2暗号データ作成部5により作成された暗号
データと暗号データ格納部4に格納されている暗号デー
タとが一致しているか否かを判別する一致判別部6と、
両暗号データが一致していることを示す一致判別部6か
らの判別結果信号を入力として計算機システム8による
該当する処理プログラムの実行を許容し、両暗号データ
が一致していないことを示す一致判別部6からの判別結
果信号を入力として計算機システム8による該当する処
理プログラムの実行を禁止する制御部7とを有している
。また、コード読み出し部1、使用者側第1暗号データ
作成部3、暗号データ格納部4、使用者側第2暗号デー
タ作成部5、一致判別部6および制御部7は、暗号化ソ
フトウェアとして該当する処理プログラムに対応させて
計算機システムにインストールされる。
【0026】上記構成の計算機システムにおけるソフト
ウェア無断使用禁止装置の作用は次のとおりである。ソ
フトウェア供給者から供給される処理ソフトウェアおよ
び暗号化ソフトウェアを正当に入手したソフトウェア使
用者が両ソフトウェアを計算機システムにインストール
することによりコード読み出し部1、使用者側第1暗号
データ作成部3、暗号データ格納部4、使用者側第2暗
号データ作成部5、一致判別部6および制御部7が自動
的に計算機システム8に組み込まれる。
【0027】この状態において先ず、コード読み出し部
1により計算機システム固有のコードを読み出して、通
信回線等を介して供給者側暗号コード作成部2に供給す
る。供給者側暗号コード作成部2においては、受け取っ
たコードに対して所定の暗号化処理を施すことにより暗
号コードを作成し、通信回線等を介して使用者側第1暗
号データ作成部3に供給する。使用者側第1暗号データ
作成部3においては、供給者側暗号コード作成部2にお
いて作成された暗号コードを受け取って、所定の暗号化
処理を施すことにより暗号データを作成し、暗号データ
格納部4に格納する。
【0028】以上の供給者側暗号コード作成部2による
処理が介在する一連の処理を行なうことにより、計算機
システムにインストールした状態でのセットアップ作業
が完了する。その後、セットアップ作業が完了した処理
プログラムの実行が指示されれば、コード読み出し部1
により計算機システム固有のコードを読み出し、読み出
したコードに対して使用者側第2暗号データ作成部5に
より所定の暗号化処理を施すことにより暗号データを作
成し、使用者側第2暗号データ作成部5により作成され
た暗号データと暗号データ格納部4に格納されている暗
号データとが一致しているか否かを一致判別部6により
判別する。そして、両暗号データが一致していれば、制
御部7により計算機システム8による該当する処理プロ
グラムの実行を許容する。逆に、両暗号データが一致し
ていない場合には、制御部7により計算機システム8に
よる該当する処理プログラムの実行を禁止する。
【0029】即ち、計算機システム8に処理ソフトウェ
アおよび対応する暗号化ソフトウェアをインストールし
て上記セットアップ作業を行なっている場合には両暗号
データが必ず一致するのであるからそのまま該当する処
理ソフトウェアを実行できる。しかし、上記処理ソフト
ウェアおよび暗号化ソフトウェアをソフトウェア供給者
に無断で複写して計算機システムにインストールした場
合、処理ソフトウェアおよび暗号化ソフトウェアを正当
に入手したソフトウェア使用者が異なる計算機システム
に該当するソフトウェアをインストールした場合等には
、両暗号データが一致しないことになるので、制御部7
により該当する処理ソフトウェアの実行が禁止される。
【0030】この結果、ソフトウェア供給者が認めた計
算機システム以外の計算機システムによる該当する処理
ソフトウェアの実行、即ち処理ソフトウェアの無断使用
を確実に防止できる。特に、暗号データ格納部4に格納
されている暗号データを計算機システム固有のコードに
対応させる作業をソフトウェア使用者側のみで行なうこ
とは暗号化規則が不明である関係上殆ど不可能であり、
したがって、ソフトウェアの無断使用を効果的に禁止で
きる。
【0031】また、何らかの原因で暗号化規則が外部に
漏洩した場合であっても、暗号化ソフトウェア全体を変
更することは必要でなく、暗号化規則を変更するだけで
よいから簡単にソフトウェアの無断使用を達成できる。
【0032】
【実施例4】図4はこのこの発明の計算機システムにお
けるソフトウェア無断使用禁止装置の他の実施例を示す
ブロック図であり、図3の実施例と異なる点は、コード
読み出し部1により読み出された計算機システム固有の
コードに基づいて暗号化処理を施して、通信回線等を介
して供給者側暗号コード作成部2に供給する初期暗号コ
ード作成部1aをさらに有している点および使用者側第
2暗号データ作成部5における暗号規則を初期暗号コー
ド作成部1aの暗号規則を加味したものにしている点の
みである。
【0033】したがって、この実施例の場合には、計算
機システム固有のコードが使用者に分る状態で出力され
ることを防止できるので、暗号化規則の推定を一層困難
にし、ソフトウェアの一層確実な無断使用禁止を達成で
きる。以上の説明から明らかなように、何れの実施例に
おいても、計算機システムにインストールする状態の処
理ソフトウェアおよび暗号化ソフトウェアの内容は同一
であるから、多数の計算機システムにインストールする
必要がある場合にも単に該当するソフトウェアをコピー
するだけでよく、ソフトウェア供給者側における作業工
数を著しく低減できる。また、既にインストールしてあ
る処理プログラムに対するバージョン・アップ・キット
を出荷する場合にも、バージョン・アップ・キットを必
要数だけ複写して出荷するだけでよく、ソフトウェア供
給者側における作業工数を著しく低減できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、計算機
システムにインストールすべき処理ソフトウェアおよび
暗号化ソフトウェアは計算機システムが異なっていても
同一であるからインストールに当って必要な作業工数、
所要時間を大巾に低減でき、インストール後は、計算機
システム固有のコードに対応するコードに基づいて定ま
る暗号コードを得て暗号化ソフトウェアに供給しなけれ
ばならないので、所定の処理を行なうための処理ソウト
ウェアの実行を指示した場合に、暗号化ソフトウェアに
より計算機システム固有のコードを暗号化して暗号デー
タを得、暗号ファイルに格納されている暗号コードと一
致する場合にのみ処理ソフトウェアの実行を許容するこ
とができ、処理ソフトウェアの無断使用を防止できると
いう特有の効果を奏する。
【0035】請求項2の発明は、暗号コードの元になる
計算機システム固有のコードの推定を一層困難にし、ソ
フトウェアの無断使用防止を一層確実に達成できるとい
う特有の効果を奏する。請求項3の発明は、計算機シス
テムにインストールすべき処理ソフトウェアおよび暗号
化ソフトウェアは計算機システムが異なっていても同一
であるからインストールに当って必要な作業工数、所要
時間を大巾に低減でき、インストール後は、計算機シス
テム固有のコードに対応するコードに基づいて定まる暗
号コードを得て暗号化ソフトウェアに供給しなければな
らないので、所定の処理を行なうための処理ソウトウェ
アの実行を指示した場合に、暗号化ソフトウェアにより
計算機システム固有のコードを暗号化して暗号データを
得、暗号ファイルに格納されている暗号コードと一致す
る場合にのみ処理ソフトウェアの実行を許容することが
でき、処理ソフトウェアの無断使用を防止できるという
特有の効果を奏する。
【0036】請求項4の発明は、暗号コードの元になる
計算機システム固有のコードの推定を一層困難にし、ソ
フトウェアの無断使用防止を一層確実に達成できるとい
う特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の計算機システムにおけるソフトウェ
ア無断使用禁止方法の一実施例を示すフローチャートで
ある。
【図2】この発明の計算機システムにおけるソフトウェ
ア無断使用禁止方法の他の実施例を示すフローチャート
である。
【図3】この発明の計算機システムにおけるソフトウェ
ア無断使用禁止装置の一実施例を示すブロック図である
【図4】この発明の計算機システムにおけるソフトウェ
ア無断使用禁止装置の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1  コード読み出し部    1a  初期暗号コー
ド作成部2  供給者側暗号コード作成部    3 
 使用者側第1暗号データ作成部 4  暗号データ格納部    5  使用者側第2暗
号データ作成部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定の処理を行なうための処理ソフト
    ウェアとこの処理ソフトウェアに対応する暗号化ソフト
    ウェアとを計算機システムにインストールして計算機シ
    ステム固有のコードに対応するコードを暗号化ソフトウ
    ェアにより得、計算機システム固有のコードに対応する
    コードに基づいて定まる暗号コードを得て暗号化ソフト
    ウェアに供給することにより暗号データを生成して暗号
    ファイル(4)に格納しておき、所定の処理を行なうた
    めの処理ソウトウェアを実行するに当って計算機システ
    ム固有のコードを暗号化ソフトウェアにより暗号化して
    暗号データを得、暗号ファイル(4)に格納されている
    暗号データと一致する場合にのみ処理ソフトウェアの実
    行を許容することを特徴とする計算機システムにおける
    ソフトウェア無断使用禁止方法。
  2. 【請求項2】  計算機システム固有のコードに対応す
    るコードが、計算機システム固有のコードに基づく暗号
    化処理を行なうことにより得られる暗号コードである請
    求項1に記載の計算機システムにおけるソフトウェア無
    断使用禁止方法。
  3. 【請求項3】  所定の処理を行なうための処理ソフト
    ウェアとこの処理ソフトウェアに対応する暗号化手段と
    をインストールした計算機システムにおいて、暗号化手
    段が、インストール後の最初の実行時に計算機システム
    固有のコードに対応するコードを出力するコード出力手
    段(1,1a)と、計算機システム固有のコードに対応
    するコードに基づいて定まる暗号コードを作成する暗号
    コード作成手段(2)と、暗号コード作成手段(2)に
    より作成された暗号コードを入力として暗号データを生
    成する第1暗号データ作成手段(3)と、作成された暗
    号データを格納する暗号データ格納手段(4)と、処理
    ソフトウェアの実行が指示されたことを条件として計算
    機システム固有のコードを暗号化して暗号データを得る
    第2暗号データ作成手段(5)と、第2暗号データ作成
    手段(5)により作成された暗号データと暗号データ格
    納手段(4)に格納されている暗号データとが一致して
    いるか否かを判別し、一致している場合にのみ処理ソフ
    トウェアの実行を許容する制御手段(6,7)とを含ん
    でいることを特徴とする計算機システムにおけるソフト
    ウェア無断使用禁止装置。
  4. 【請求項4】  コード出力手段(1,1a)が、計算
    機システム固有のコードに基づく暗号化処理を行なうこ
    とにより得られる暗号コードを出力するものである請求
    項3に記載の計算機システムにおけるソフトウェア無断
    使用禁止装置。
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