JPH04283669A - ガス絶縁機器の故障点標定装置 - Google Patents

ガス絶縁機器の故障点標定装置

Info

Publication number
JPH04283669A
JPH04283669A JP3047066A JP4706691A JPH04283669A JP H04283669 A JPH04283669 A JP H04283669A JP 3047066 A JP3047066 A JP 3047066A JP 4706691 A JP4706691 A JP 4706691A JP H04283669 A JPH04283669 A JP H04283669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical fiber
diagnostic
failure point
locating device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3047066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2979678B2 (ja
Inventor
Hiromi Iwai
岩井 弘美
Miyuki Tsuchikawa
土川 幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP3047066A priority Critical patent/JP2979678B2/ja
Publication of JPH04283669A publication Critical patent/JPH04283669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2979678B2 publication Critical patent/JP2979678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/12Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing
    • G01R31/1227Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing of components, parts or materials
    • G01R31/1254Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing of components, parts or materials of gas-insulated power appliances or vacuum gaps

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Locating Faults (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、GISと称されるガ
ス絶縁開閉器装置やGICと称されるガス絶縁ケーブル
などの、絶縁スペーサで仕切られて複数の密封された区
画が形成されているガス絶縁機器の区画ごとの内部閃絡
光を検出し、閃絡故障が生じた区画を標定する故障点標
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】GISやGICなどのガス絶縁機器は電
力の輸送にとって重要な機器であり、万一これらガス絶
縁機器内部で地絡や相間短絡などの故障が生じた場合に
はこれを速やかに復旧させることが要求される。そのた
めにはこれらの機器は完全密封でかつ前述のように内部
も絶縁スペーサで区切られて複数の区画が形成されてい
るために、故障が生じた場合その区画を的確に標定する
ことが望ましい。そしてこのための故障点標定装置とし
てガス絶縁機器内部での地絡などのときに発生する閃絡
光を光学的に検出する方式のものが実用に供せられてい
る。
【0003】一般に前述のような故障が発生する確率は
極めて小さいため、故障点標定装置が動作した場合、そ
の信頼度を確保するために故障点標定装置が健全である
ことを常に診断する機能が重要である。
【0004】図10は従来のガス絶縁機器の故障点標定
装置を示す回路図並びに断面図である。この図において
、ガス絶縁機器を構成する区画のうちの1つとしての密
封容器100に設けられた閃絡光検出部3から引き出さ
れた受光用光ファイバ2が事故監視装置1まで導かれる
【0005】事故監視装置1は受光用光ファイバ2で導
かれた光を受けて電気信号に変換するホトダイオードな
どの受光部11、その出力信号を増幅する増幅器12、
その信号の強度が所定の電圧値V1 を超えたときだけ
信号を出力する比較器13、その出力の波形を整形する
波形整形器14、その結果を出力する信号出力部15及
び増幅器12の入力側に設けられた診断信号発生部16
とからなっている。
【0006】受光用光ファイバ2は光ファイバ21とこ
れに外部から光が侵入するのを防止する被覆22とから
なっており、一端が受光部11、他端が閃絡光検出部3
に挿入されている。
【0007】閃絡光検出部3は密封容器100に設けら
れた貫通孔から密封容器100内部で発生した閃絡光を
取り出す部分であり、密封容器100に溶接で取付けら
れたリング状の取付けフランジ33、この取付けフラン
ジ33の中央の貫通孔部にはめ込まれた導光ガラス32
、取付けフランジ33にボルト37で取付けられる気密
フランジ、これにボルト36で取付けられる受光用光フ
ァイバ2の端部を取付けた光ファイバ端末部31及び気
密を保持するためのパッキン38,39からなっている
【0008】密封容器100内で閃絡光が発生するとこ
の閃絡光は直接に又は密封容器100の内壁で反射して
導光ガラス32を通って受光用光ファイバ2に入る。こ
の閃絡光は受光用光ファイバ2を伝わって事故監視装置
1の受光部11によって受光され光の強度に比例した強
度の電気信号に変換される。この電気信号が処理し易い
程度の強度に増幅器12で増幅され、閃絡光だけを検出
する比較器13を介して波形整形器14で閃絡光を検出
したときにHigh、検出されないときにLow の2
値信号に変換され、信号出力部15から出力されて図示
しない表示部で故障部位の表示や警報として標定結果が
出力される。
【0009】万一、故障発生時に受光用光ファイバ2や
事故監視装置1内の電子回路に不具合が生じていると、
閃絡光が発生しても検出されないために故障を生じた区
画の標定ができないことになる。その結果、系統切替え
や復旧に長時間を要し重大な社会問題にまで発展する恐
れがある。このため、故障点標定装置全体が常に正常で
あることが重要で、その診断方法が強く求められている
【0010】現状では、診断用の電気信号を出力する診
断信号発生部16を事故監視装置1の内部に設け、巡視
点検時に監視員が診断信号を発信して電気回路部分だけ
を確認する方式や、受光用光ファイバ2の閃絡光検出部
3の先端部である光ファイバ端末部31を取り外し、閃
絡光相当の診断光を入射し、正常に動作するかどうかを
定期的に点検する方式が採用されている。そして、この
点検のために、光ファイバ端末部31を取り外しても導
光ガラス32によって閃絡光検出部3での気密が保持さ
れる構成が採用されている。しかし、この方式、特に光
ファイバ端末部31を取り外す点検の間隔は年単位であ
るため、故障の時期が予測できない密封容器内部の閃絡
光の発生を検出するための診断方法に対するものとして
は充分とはいえない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、定期的
に点検することによって閃絡光検出部3や受光用光ファ
イバ2を含めて故障点標定装置が正常に動作することを
確認するのであるが、点検間隔の間に何らかの原因で閃
絡光の検出が不能になっていると密封容器内で閃絡が発
生したときに故障点の標定ができなくなるという問題が
生ずる。かといって前述の点検間隔を短くして頻度を高
くすると点検に要する費用が大きくなり、また点検のた
めの閃絡光検出部3の取り外し取付け作業によって受光
用光ファイバ2やその他の部品が損傷する可能性も高く
なって却って信頼性が低下するという問題も生ずる。ま
た、点検間隔を1年程度に短縮したとしても前述のよう
な検出不能の確率が小さくなるだけで実質的に皆無とみ
なせる程度には到底ならないという問題もある。
【0012】この発明の目的はこのような問題を解決し
、実質的に常時点検することのできるガス絶縁機器の故
障点標定装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、ガス絶縁機器の密封容器に設け
この容器内で発生した閃絡光を導光ガラスを介して外部
に導く閃絡光検出部、この閃絡光検出部から出た閃絡光
を故障点標定装置まで導く受光用光ファイバ及びこの受
光用光ファイバが導いた光を受光して電気信号に変換し
て故障点を標定する事故監視装置からなるガス絶縁機器
の故障点標定装置において、前記受光用光ファイバとこ
の受光用光ファイバに並列に設けた診断光送光用光ファ
イバとで光ケーブルを構成し、前記事故監視装置に、送
光診断光を生成して前記診断光送光用光ファイバに入射
する診断光発光部及び電気信号に変換された受光診断光
の有無を検出する診断信号用比較器とを設け、前記光ケ
ーブルの閃絡光検出部側の先端に送光診断光が照射され
て受光診断光としての蛍光を発する蛍光物質を設けてな
るものとし、更に、蛍光物質を、受光用光ファイバと診
断光伝送用光ファイバとの先端にそれぞれ設けてなるも
のとし、また、蛍光物質を、光ケーブルの端部に対向す
る導光ガラスの面に設けてなるものとし、また、光ケー
ブルの端部に対向する導光ガラスの面に設けた凹穴に蛍
光物質を充填してなるものとし、また、光ケーブルに対
向する導光ガラスの面に蛍光物質を塗布してなるものと
し、また、光ケーブルに診断光受光用光ファイバを設け
、光ケーブルの閃絡光検出部側の先端に診断光送光用光
ファイバから出射した送光診断光を診断光受光用光ファ
イバに入射して受光診断光とする反射部を設けてなるも
のとし、更に、反射部が、光ケーブルの先端に設けたプ
リズムからなるものとし、また、光ケーブルの先端に対
向する導光ガラスの面に凹部を設けこの凹部面を反射面
として反射部を構成してなるものとし、また、ガス絶縁
機器の密封容器に設けこの容器内で発生した閃絡光を導
光ガラスを介して外部に導く閃絡光検出部、この閃絡光
検出部から出た閃絡光を故障点標定装置まで導く受光用
光ファイバ及びこの受光用光ファイバが導いた光を受光
して電気信号に変換して故障点を標定する事故監視装置
からなるガス絶縁機器の故障点標定装置において、前記
受光用光ファイバの閃絡光検出部側の端部に蛍光物質を
、この蛍光物質に前記閃絡光検出部の外部から送光診断
光を前記蛍光物質に照射する導光孔をそれぞれ設け、事
故監視装置に、前記蛍光物質が導光孔から照射されて送
光診断光によって受光診断光としての蛍光を発光してこ
の受光診断光が前記受光用光ファイバを伝わって事故監
視装置に達して電気信号に変換されてその強度を所定の
強度と比較する診断信号用比較器を設けてなるものとす
る。
【0014】
【作用】この発明の構成において、受光用光ファイバと
この受光用光ファイバに並列に診断光送光用光ファイバ
を設けてこれらで光ケーブルを構成し、事故監視装置に
、診断光を生成しこれを送光診断光として診断光送光用
光ファイバに入射する診断光発光部及び受光診断光の有
無を検出する診断信号用比較器とを設け、光ケーブルの
閃絡光検出部側の先端に蛍光物質を設けることにより、
送光診断光によって診断光送光用光ファイバの先端の蛍
光物質が蛍光を発し、この蛍光が受光診断光となって受
光診断光用光ファイバを伝わって事故監視装置に戻り受
光され受光部によって電気信号に変換され、その強度を
診断信号比較器によって所定の強度を越えたときに受光
診断光が受信されしたがって故障点標定装置が正常であ
ると判断することができる。更に、蛍光物質を、受光用
光ファイバと診断光送光用光ファイバの双方の先端にそ
れぞれ設けることによって、診断光送光用光ファイバの
先端に設けた蛍光物質が送光診断光によって蛍光を発し
、更にこの蛍光によって診断光受光用光ファイバの先端
に設けた蛍光物質が蛍光を発し、この蛍光が受光診断光
となって診断光受光用光ファイバによって事故監視装置
までを伝わり受光される。又は、蛍光物質を光ケーブル
の端部に対向する導光ガラスの面に設けることによって
、診断光送光用光ファイバから入射した送光診断光によ
ってこの蛍光物質が蛍光を発するが、この蛍光は四方に
放射するのでその一部が診断光受光用光ファイバを伝わ
って事故監視装置に受光される。また、光ケーブルの端
部に対向する導光ガラスの面に設けた凹穴に蛍光物質を
充填することによって、容易に蛍光物質を設けることが
できるとともに蛍光物質を光ケーブルの先端に設ける場
合にくらべて蛍光による蛍光の発生の段階が不要になる
ので、比較的大きな受光診断光を得ることができる。ま
た、光ケーブルに対向する導光ガラスの面に蛍光物質を
塗布することによって、導光ガラスに凹穴を設ける加工
が不要になる。又は、光ケーブルに診断光受光用光ファ
イバを設け、光ケーブルの閃絡光検出部側の先端に診断
光送光用光ファイバから出射した診断光を診断光受光用
光ファイバに入射する反射部を設けることによって、蛍
光物質によって受光診断光を生成する方式に比べてより
大きな受光診断光を得ることができる。また、反射部を
、光ケーブルの先端に設けたプリズムで構成することが
できる。又は、プリズムの代わりに、光ケーブルの先端
に対向する導光ガラスの面に凹部を設けこの凹部面を反
射面として反射部を構成することによって、プリズムを
取付けるための光ケーブル先端の複雑な加工が不要にな
る。又は、受光用光ファイバの閃絡光検出部側の端部に
蛍光物質を、この蛍光物質に閃絡光検出部の外部から診
断光を蛍光物質に照射する導光孔をそれぞれ設け、事故
監視装置に、蛍光物質が導光孔から照射された診断光に
よって発光して受光用光ファイバを伝わって事故監視装
置に達した蛍光が電気信号に変換された電気信号の強度
を所定の強度と比較する診断信号用比較器を設けること
によって、診断光送光用光ファイバが不要になる。
【0015】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。 図1はこの発明の第1の実施例を示す故障点標定装置の
回路図及び断面図であり、図10と同じ構成要素に対し
ては共通の符号を付け、また同じ機能の構成要素に対し
ては添字Aを付けることにより詳細な説明を省略する。 この図において、光ケーブル2Aは被覆21Aで共通に
被覆された2本の光ファイバからなり、そのうちの1本
は図10の受光用光ファイバ2と同じ機能の受光用光フ
ァイバ22A、もう1本は故障点標定装置診断時の診断
光を伝える診断光送光用光ファイバ23である。
【0016】光ケーブク2Aの閃絡光検出部3A側の端
部は2本の光ファイバ22A,23それぞれに同じ断面
の蛍光物質35を取付けてある。また、事故監視装置1
A側の端部は、受光用光ファイバ22Aは図10と同様
に受光部11が受光できるように、診断光送光用光ファ
イバ23の端部は事故監視装置1A内に設けた診断光発
光部18から送光診断光が入射されるようにそれぞれ取
付けてある。診断光発光部18は診断信号発生部181
とこれからの信号によって発光する発光器182とから
なっている。また、比較器13及び波形整形器14と並
列に診断信号用比較器17を設けてある。
【0017】このような構成において故障点標定装置の
診断は次のようにして行われる。まず、診断光発光部1
8で発光した光は送光診断光として診断光送光用光ファ
イバ23を伝わって蛍光物質35に照射されこの蛍光物
質35が励起して蛍光を発する。この蛍光は四方に放射
されるので隣接している受光用光ファイバ22Aの先端
の蛍光物質35に照射されてこれを励起して蛍光を発す
る。この蛍光の一部が受光診断光として受光用光ファイ
バ22Aを伝わって受光部11によって受光され電気信
号に変換される。この電気信号が診断信号として増幅器
12によって増幅され2つの比較器13,17に入力さ
れる。
【0018】比較器13の設定電圧V1 は、強度の比
較的大きな閃絡光を検出するに適した値に設定されてい
るのに対して、診断信号用比較器17は蛍光物質35の
励起によって発光した微弱な蛍光の有無を検出するもの
なので、その設定電圧V2 は比較器13の設定電圧V
1 よりも小さな電圧値に設定してある。したがって、
比較器13が検出することができない微弱な診断信号を
診断信号用比較器17で検出することができる。検出さ
れた診断信号は信号出力部15に入力され図示しない表
示部に表示して正常か否かが診断者よって判定される。
【0019】閃絡光が検出されたときには比較器13で
検出される他に診断信号用比較器17でも検出されるの
で、これらが両方とも表示部で表示されることになる。
【0020】図2は図1の閃絡光検出部3Aの一部を拡
大した拡大断面図である。この図において、前述のよう
に診断光発光部18で発光した送光診断光45が診断光
送光用光ファイバ23の先端の蛍光物質35に照射され
て蛍光を発し、その蛍光が受光用光ファイバ221Aの
先端に設けられた隣の蛍光物質35に照射されて受光診
断光44としての蛍光が発することになる。この受光診
断光44は受光用光ファイバ22Aを伝わって事故監視
装置1Aまで達示し前述のように故障点標定の診断が行
われる。
【0021】閃絡光41が導光ガラス32を通って入っ
てきたときにはそれぞれの光ファイバ22A,23の中
に閃絡光42,43として伝わってゆくが、このうちの
閃絡光42だけが実際に検出されるものとなる。
【0022】図3はこの発明の第2の実施例を示す断面
図であり、図2と異なる点は蛍光物質35Bを光ケーブ
ル2Bと対向する導入ガラス32Bの表面に設けたもの
であり、導光ガラス32Bの図の上表面に凹穴を設けこ
の凹穴に蛍光物質35Bを充填した構成である。この構
成では送光診断光43は蛍光物質35Bに照射されて蛍
光が発する。この蛍光は四方に放射するがそのうちの受
光用光ファイバ22Bに入った蛍光だけが受光診断光4
4として図1の事故監視装置1Aまで伝達される。
【0023】この実施例では図2の場合のように蛍光物
質の発光が2段になっていないので受光用光ファイバ2
2Bが受光する診断用模擬光44の強度が大きいという
特長がある。
【0024】図4はこの発明の第3の実施例を示す断面
図であり、図3と異なる点は蛍光物質35Cを導光ガラ
ス32Cの表面全面に設けた点であり、その他は同じな
ので蛍光物質35Cと導光ガラス32Cでけを図示して
ある。導光ガラス32Cの上表面は平面であり凹穴を設
ける必要がないので、図2の導光ガラス32Bに比べて
製作が容易であるという特長がある。
【0025】図5はこの発明の第4の実施例を示す光ケ
ーブル2D先端部と導光ガラス32の断面図、図6はそ
のA−A矢視図であり、図2、図3及び図4と異なる点
は受光用光ファイバ22Bによって伝えられる受光診断
光44を蛍光物質で生成するのではなく、図示のように
プリズム5で送光診断光45を反射させて生成する点で
ある。光ケーブル2Dは被覆21Dで共通に被覆された
3本の光ファイバである受光用光ファイバ22D,診断
光送光用光ファイバ23D、診断光受光用光ファイバ2
4及びこれらを被覆する被覆21Dからなっており、診
断光送光用光ファイバ23Dで伝送された送光診断光4
5は断面が台形状のプリズム5で2回の全反射をしてそ
の方向を反転して受光診断光となり、診断光受光用光フ
ァイバ24によって事故監視装置1Aまで伝送される。 閃絡光41はプリズム5の導光ガラス32と対向する平
行面を通って閃絡光42となって受光用光ファイバ22
Dに入射する。
【0026】この実施例では受光用光ファイバ22Dに
受光診断光44が伝わることはないので、直接この受光
用光ファイバ22Dを診断することにはならない。しか
し、この受光用光ファイバ22Dは2本の診断用光ファ
イバ23D,24に挟まれて配置してあるので、受光用
光ファイバ22Dだけが断線して後の2本は正常である
ということは殆ど有り得ないので、診断光送光用光ファ
イバ23D、診断光受光用光ファイバ24の双方が正常
であると診断されれば受光用光ファイバ22Dも正常で
あると判断することができる。
【0027】図7はこの発明の第5の実施例を示す断面
図、図8はそのB−B矢視図であり、図5、図6と異な
る点はプリズム5を設けない代わりに、導光ガラス32
Eに穴を掘り反射面5Eを設けた点である。送光診断光
45はこの反射面5Eで2回反射してその方向を反転し
て受光診断光44となり事故監視装置1Aに戻る。図5
とは異なりプリズム内での反射ではなく気中での反射な
ので低い反射率であることを考慮して受光側を製作する
か、図5と同じ程度に強度の大きい反射光を得るために
反射面5Eを反射膜でコーティングする構成を採用して
もよい。反射膜をコーティングする面は反射をする斜面
だけにすればその間のコーティングしない面を通って閃
絡光が光ケーブルに到達して閃絡光42として事故監視
装置1Aに伝達される。反射面をコーティングしない場
合でも斜面を通る閃絡光41はこの面で屈折又は反射し
て閃絡光42を形成する成分にはならないので、コーテ
ィングすることによって閃絡光42の強度に大きな変化
はない。
【0028】図5,6の第4の実施例ではいずれも3本
の光ファイバ22D,23D,24を並べて配置するも
のであるが、このような構成にこだわるものでなく、例
えばそれぞれの光ファイバの断面が三角形の頂点になる
ように配置することも可能であり、その配置に応じたプ
リズム5の形状を設定すればよい。この場合、閃絡光4
1はプリズムを通さないで受光用光ファイバ22Dに入
射する構成も容易に得られる。3本の光ファイバの配置
については図7,8の第5の実施例でも同様に実施する
ことができる。
【0029】図9はこの発明の第6の実施例を示す故障
点標定装置の回路図及び断面図であり、図1と異なる点
は診断光送光用光ファイバを設けず閃絡光検出部3Fで
送光診断光を与える点である。受光用光ファイバ2Fの
閃絡光検出部3F側の先端には図1と同様に蛍光物質3
5Fを設けてある。蛍光物質35Fを発光させるための
送光診断光は気密フランジ34Fに設けた導光孔62か
ら入射する。この部分の被覆は取り除かれて被覆はく離
部62を形成しており、導光孔62から導入された送光
診断光は蛍光物質35Fに照射される。照射された蛍光
物質35Fは蛍光を発してその一部が光ケーブル2Fを
伝わって事故監視装置1Fの受光部11に受光される。 送光診断光としては、太陽光や照明光などを適宜導光孔
62に導くことによって生成することができる。
【0030】事故監視装置1Fの図1に示す事故監視装
置1Aとの違いは診断光発光部18が設けられていない
点である。受光部11で受光された診断光の処理は図1
と同様である。
【0031】この実施例では、図1の実施例と比べて光
ファイバの構成が簡単なので、閃絡光検出部側の先端を
除いては光ファイバ1本を使用する従来の技術と同じな
ので、市販の光ファイバを使用することができることか
らその実現が容易であるとともに安価な故障点標定装置
とすることができる。
【0032】
【発明の効果】この発明は前述のように、受光用光ファ
イバに並列に診断光送光用光ファイバを設けてこれらで
光ケーブルを構成し、事故監視装置に、送光診断光を生
成して診断光送光用光ファイバに入射する診断光発光部
及び受光診断光の有無を検出する診断信号用比較器を設
け、光ケーブルの閃絡光検出部側の先端に蛍光物質を設
けることにより、送光診断光によって診断光送光用光フ
ァイバの先端の蛍光物質が蛍光を発し、この蛍光が受光
診断光となって受光診断光用光ファイバを伝わって事故
監視装置に戻り受光され受光部によって電気信号に変換
される。この電気信号の強度を診断信号比較器によって
所定の強度を越えたときに受光診断光が受信されしたが
って故障点標定装置が正常であると判断することができ
る。診断光発光部によって送光診断光を生成するごとに
診断が可能なので、この送光診断光の生成を適当な間隔
で行うことによって実質的に連続した故障点標定が可能
になるという効果が得られ、その結果、故障点標定装置
を正常状態を確認することができ、万一異常が発見され
れば故障点標定装置を直ちに修理することによって実質
的に常に正常状態を維持することができルとうい効果が
得られる。更に、蛍光物質を受光用光ファイバと診断光
送光用光ファイバの双方の先端にそれぞれ設けると、診
断光送光用光ファイバの先端の蛍光物質が送光診断光に
よって蛍光を発し、更にこれによって診断光受光用光フ
ァイバの先端の蛍光物質が受光診断光としての蛍光を発
するので、確実に受光診断光を得ることができる。又は
、蛍光物質を、光ケーブルの端部に対向する導光ガラス
の面に設けることによって、光ファイバの先端部の加工
が不要になるともに、蛍光が蛍光を発するという段階が
不要になるので、比較的大きな受光診断光を得ることが
できる。又は、光ケーブルの端部に対向する導光ガラス
の面に設けた凹穴に蛍光物質を充填することによって、
容易に蛍光物質を設けることができる。また、光ケーブ
ルに対向する導光ガラスの面に蛍光物質を塗布すること
によって、導光ガラスに凹穴を設ける加工が不要になる
。また、光ケーブルに診断光受光用光ファイバを設け、
光ケーブルの閃絡光検出部側の先端に診断光送光用光フ
ァイバから出射した診断光を診断光受光用光ファイバに
入射する反射部を設けることによって、蛍光物質によっ
て受光診断光を生成する方式に比べてより大きな受光診
断光の強度を得ることができる。更に、反射部を、光ケ
ーブルの先端に設けたプリズムで構成することによって
、容易に反射部を形成することができる。また、プリズ
ムの代わりに、光ケーブルの先端に対向する導光ガラス
の面に凹部を設けこの凹部面を反射面として反射部を構
成することによって、プリズムを取付けるための光ケー
ブル先端の複雑な加工が不要になる。また、光ケーブル
を従来と同じ受光用光ファイバの1本だけとし、閃絡光
検出部側の端部に蛍光物質を設け、この蛍光物質に閃絡
光検出部の外部から診断光を蛍光物質に照射する導光孔
を設け、事故監視装置に、受光された蛍光が電気信号に
変換された電気信号の強度を所定の強度と比較する診断
信号用比較器を設けることによって、光ケーブルが従来
と同じ1本の光ファイバでよいので、前述の故障点標定
を常に正常状態に維持することができるという効果に加
えて簡単な構成でその結果として安価な故障点標定装置
になるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す故障点標定装置
の回路図及び断面図
【図2】図1の一部を拡大した拡大断面図
【図3】この
発明の第2の実施例を示す断面図
【図4】この発明の第
3の実施例を示す断面図
【図5】この発明の第4の実施
例を示す断面図
【図6】図5のA−A矢視図
【図7】この発明の第5の実施例を示す断面図
【図8】
図7のB−B矢視図
【図9】この発明の第6の実施例を示す故障点標定装置
の回路図及び断面図
【図10】従来のガス絶縁機器の故障点標定装置を示す
回路図及び断面図
【符号の説明】
1    事故監視装置 1A  事故監視装置 1F  事故監視装置 11    受光部 12    増幅器 13    比較器 14    波形整形器 15    出力部 17    診断信号用比較器 18    診断光発光部 2    受光用光ファイバ 21    被覆 22    光ファイバ 2A  光ケーブル 21A  被覆 22A  受光用光ファイバ 23    受光診断光用光ファイバ 2B  光ケーブル 22B  受光用光ファイバ 23B  受光診断光用光ファイバ 2D  光ケーブル 21D  被覆 22D  受光用光ファイバ 23D  診断光受光用光ファイバ 24    診断光送光用光ファイバ 2F  光ケーブル 3    閃絡光検出部 3A  閃絡光検出部 3F  閃絡光検出部 31    光ファイバ端末部 32    導光ガラス 32B  導光ガラス 32C  導光ガラス 32E  導光ガラス 34    気密フランジ 34F  気密フランジ 35    蛍光物質 35B  蛍光物質 35C  蛍光物質 35F  蛍光物質 41    閃絡光 42    閃絡光 43    閃絡光 44    受光診断光 45    送光診断光 5    プリズム(反射部) 5E  反射面(反射部) 100    密封容器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス絶縁機器の密封容器に設けこの容器内
    で発生した閃絡光を導光ガラスを介して外部に導く閃絡
    光検出部、この閃絡光検出部から出た閃絡光を故障点標
    定装置まで導く受光用光ファイバ及びこの受光用光ファ
    イバが導いた光を受光して電気信号に変換して故障点を
    標定する事故監視装置からなるガス絶縁機器の故障点標
    定装置において、前記受光用光ファイバとこの受光用光
    ファイバに並列に設けた診断光送光用光ファイバとで光
    ケーブルを構成し、前記事故監視装置に、送光診断光を
    生成して前記診断光送光用光ファイバに入射する診断光
    発光部及び電気信号に変換された受光診断光の有無を検
    出する診断信号用比較器とを設け、前記光ケーブルの閃
    絡光検出部側の先端に送光診断光が照射されて受光診断
    光としての蛍光を発する蛍光物質を設けてなることを特
    徴とするガス絶縁機器の故障点標定装置。
  2. 【請求項2】蛍光物質を、受光用光ファイバと診断光伝
    送用光ファイバとの先端にそれぞれ設けてなることを特
    徴とする請求項1記載のガス絶縁機器の故障点標定装置
  3. 【請求項3】蛍光物質を、光ケーブルの端部に対向する
    導光ガラスの面に設けてなることを特徴とする請求項1
    記載のガス絶縁機器の故障点標定装置。
  4. 【請求項4】光ケーブルの端部に対向する導光ガラスの
    面に設けた凹穴に蛍光物質を充填してなることを特徴と
    する請求項3記載のガス絶縁機器の故障点標定装置。
  5. 【請求項5】光ケーブルに対向する導光ガラスの面に蛍
    光物質を塗布してなることを特徴とする請求項3記載の
    ガス絶縁機器の故障点標定装置。
  6. 【請求項6】ガス絶縁機器の密封容器に設けこの容器内
    で発生した閃絡光を導光ガラスを介して外部に導く閃絡
    光検出部、この閃絡光検出部から出た閃絡光を故障点標
    定装置まで導く受光用光ファイバ及びこの受光用光ファ
    イバが導いた光を受光して電気信号に変換して故障点を
    標定する事故監視装置からなるガス絶縁機器の故障点標
    定装置において、前記受光用光ファイバとこの受光用光
    ファイバに並列に設けた診断光送光用光ファイバ及び診
    断光受光用光ファイバとの3本の光ファイバで光ケーブ
    ルを構成し、前記事故監視装置に、送光診断光を生成し
    て前記診断光送光用光ファイバに入射する診断光発光部
    及び電気信号に変換された受光診断光の有無を検出する
    診断信号用比較器とを設け、前記光ケーブルの閃絡光検
    出部側の先端に診断光送光用光ファイバから出射した送
    光診断光を診断光受光用光ファイバに入射して受光診断
    光とする反射部を設けてなることを特徴とするガス絶縁
    機器の故障点標定装置。
  7. 【請求項7】反射部が、光ケーブルの先端に設けたプリ
    ズムからなることを特徴とする請求項6記載のガス絶縁
    機器の故障点標定装置。
  8. 【請求項8】光ケーブルの先端に対向する導光ガラスの
    面に凹部を設けこの凹部面を反射面として反射部を構成
    してなることを特徴とする請求項6記載のガス絶縁機器
    の故障点標定装置。
  9. 【請求項9】ガス絶縁機器の密封容器に設けこの容器内
    で発生した閃絡光を導光ガラスを介して外部に導く閃絡
    光検出部、この閃絡光検出部から出た閃絡光を故障点標
    定装置まで導く受光用光ファイバ及びこの受光用光ファ
    イバが導いた光を受光して電気信号に変換して故障点を
    標定する事故監視装置からなるガス絶縁機器の故障点標
    定装置において、前記受光用光ファイバの閃絡光検出部
    側の端部に蛍光物質を、この蛍光物質に前記閃絡光検出
    部の外部から送光診断光を前記蛍光物質に照射する導光
    孔をそれぞれ設け、事故監視装置に、前記蛍光物質が導
    光孔から照射されて送光診断光によって受光診断光とし
    ての蛍光を発光してこの受光診断光が前記受光用光ファ
    イバを伝わって事故監視装置に達して電気信号に変換さ
    れてその強度を所定の強度と比較する診断信号用比較器
    を設けてなることを特徴とするガス絶縁機器の故障点標
    定装置。
JP3047066A 1991-03-13 1991-03-13 ガス絶縁機器の故障点標定装置 Expired - Fee Related JP2979678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3047066A JP2979678B2 (ja) 1991-03-13 1991-03-13 ガス絶縁機器の故障点標定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3047066A JP2979678B2 (ja) 1991-03-13 1991-03-13 ガス絶縁機器の故障点標定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04283669A true JPH04283669A (ja) 1992-10-08
JP2979678B2 JP2979678B2 (ja) 1999-11-15

Family

ID=12764786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3047066A Expired - Fee Related JP2979678B2 (ja) 1991-03-13 1991-03-13 ガス絶縁機器の故障点標定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2979678B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105988064A (zh) * 2015-11-25 2016-10-05 国网辽宁省电力有限公司锦州供电公司 可定位故障点的功能表及其对故障点位置定位的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105988064A (zh) * 2015-11-25 2016-10-05 国网辽宁省电力有限公司锦州供电公司 可定位故障点的功能表及其对故障点位置定位的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2979678B2 (ja) 1999-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960003646B1 (ko) 전력 케이블선 고장발생 위치 검출 시스템용 광섬유 배치구조
US7277822B2 (en) Embedded system for diagnostics and prognostics of conduits
US7142291B2 (en) Detection of partial discharge or arcing in wiring via fiber optics
US4702553A (en) Fiber-optical sensor for detecting electric arc-discharges
US7668412B2 (en) Systems and methods for detecting electric discharge
US6909977B2 (en) Method for diagnosing degradation in aircraft wiring
EP2808673B1 (en) Non-contact discharge evaluation method and non-contact discharge evaluation apparatus
JPH04283669A (ja) ガス絶縁機器の故障点標定装置
JPH02269980A (ja) 電力ケーブル又はその接続部の異常検出装置
JP2000065887A (ja) 電力機器の故障点標定装置
US5081663A (en) X-ray apparatus with beam indicator
US10078008B2 (en) Light assembly with integrated test facility
JP2707823B2 (ja) 電気機器の故障監視装置
JPS5850379B2 (ja) 回路試験装置
JPH0514216B2 (ja)
CN110174600A (zh) 基于μPMT联合超声传感器的GIS检测装置及应用
JPH0759221A (ja) ガス絶縁電力機器の異常検出装置
JPH0827324B2 (ja) 電気機器の故障位置標定装置
Gräf et al. Nonconventional partial discharge measurement using fiber optic sensor system for transmission systems and switchgear
JP2000208332A (ja) 変圧器監視装置
JPH0435798Y2 (ja)
JPH04337480A (ja) 電気機器の故障監視装置およびその監視方法
CN117451174A (zh) 一种侧向光监测***
CN118067640A (zh) 一种电缆接头气体测量装置
JPH0851708A (ja) ガス絶縁電気機器用アーク光検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees