JPH04283050A - 工作機械用位置検出装置 - Google Patents

工作機械用位置検出装置

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JPH04283050A
JPH04283050A JP12566391A JP12566391A JPH04283050A JP H04283050 A JPH04283050 A JP H04283050A JP 12566391 A JP12566391 A JP 12566391A JP 12566391 A JP12566391 A JP 12566391A JP H04283050 A JPH04283050 A JP H04283050A
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JP
Japan
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data
track
head
optical
ball screw
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JP12566391A
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Inventor
Toshihiko Furukawa
利彦 古川
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Sodick Co Ltd
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Sodick Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小形で極めて精度の高
い位置検出を行なうことができる工作機械用の位置検出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電加工機その他の工作機械において高
精度の位置決め制御を行なうため、DCタコメータジェ
ネレータ、光学式エンコーダ、磁気エンコーダ等を用い
た位置検出装置が従来から用いられてきており、このう
ち光学式エンコーダを用いたものは高分解能化に優れて
いるとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各種工作機
械においては、機械の物理的リミットからの位置が加工
のために必要とされている。その理由は、加工中におけ
る加工テーブルの位置は数値制御装置内で記憶させてお
くことができるが、停電の際等はバックアップメモリに
その位置を記憶させておくため、例えばテーブルの移動
中に停電状態となった場合、テーブルに作用する慣性力
のためテーブルの位置が記憶された位置と異なる位置と
なるほか、工具と被加工物との間に働いている切削力の
ために切削中に停電が生じるとテーブルの実位置と記憶
位置とがずれてしまうからである。また、外部からテー
ブルに何らかの力が加わった場合にも、実位置と記憶位
置との間に差異が生じる場合がある。このように、工作
機械においては、機械の原点からの加工テーブルまたは
被加工物の現在位置が常に読み取れることが必要である
。このため、機械的な位置記憶装置を持ったロータリ式
位置検出器が使用されているが、構造的に複雑で、分解
能を高めることが困難であるという問題点を有している
。本発明の目的は、したがって、従来技術における上述
の欠点を解消することができる、改善された工作機械用
位置検出装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴は、被検出体の位置を検出するための工
作機械用位置検出装置において、上記被検出体の位置情
報が書き込まれている光ディスク手段と、上記被検出体
の移動に従って上記光ディスク手段と相対運動が行なわ
れ上記光ディスク手段に書き込まれたデータの読出しを
行なうための光学ヘッド手段とを備えてなる点にある。 光ディスク手段と光学ヘッド手段との間に被検出体の移
動に従った相対移動運動を与えるため、例えば、光ディ
スク手段を被検出体側に取り付け、これにより、被検出
体の移動に従って光ディスク手段を運動させる構成とし
てもよいし、光学ヘッド手段を被検出体側に取り付けて
被検出体の移動に従って光学ヘッド手段を運動させ、こ
れにより所要のデータ読み取りを行なう構成でもよい。
【0005】
【作用】被検出体の移動に従って光ディスク手段に書き
込まれた位置情報を示すデータがそのまま光学ヘッド手
段によって読み出される。このため、被検出体のその時
の位置に対応した位置情報を光ディスク手段から直ちに
得ることができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
き詳細に説明する。
【0007】図1は、本発明による位置検出装置を型彫
用数値制御(NC)放電加工装置の加工用ヘッドの位置
決めシステムに適用した場合の一実施例を示し、総体的
に符号1で示される型彫用のNC放電加工装置は、加工
用電極(図示せず)が装着される加工用ヘッド2を備え
、加工用ヘッド2は、図示しない案内支持手段によりZ
軸方向に沿って移動可能に支持案内されている。
【0008】加工用ヘッド2をZ軸方向に沿って移動さ
せるため、加工用ヘッド2に固着されているナット4に
はボールネジ3が螺合されており、ボールネジ3の一端
に連結されているモータ5によってボールネジ3が正方
向又は逆方向に回転されることにより、加工用ヘッド2
をZ軸方向に沿って移動させることができる。
【0009】数値制御(NC)装置6では、その内部に
ストアされている加工制御プログラムに従って加工のた
めの位置制御演算が実行される。この結果、NC装置6
からは、放電加工のために必要な加工用ヘッド2の目標
位置を示す目標位置信号S1が出力され、目標位置信号
S1はドライバ回路7に送られる。
【0010】目標位置信号S1に従って加工用ヘッド2
を必要な量だけ確実に移動させるため、ボールネジ3の
他端部には、本発明による位置検出装置10が設けられ
ている。位置検出装置10からは、後述の如くして、加
工用ヘッド2のその時の実位置を示す実位置信号S2が
出力され、実位置信号S2はドライバ回路7に与えられ
ている。
【0011】ドライバ回路7では、目標位置信号S1と
実位置信号S2とが比較される。この比較結果に基づき
、NC装置6からの指令に従って加工用ヘッド2が所要
の位置に位置決めされるよう、モータ5の回転制御を行
なうためのモータ駆動信号MSがドライバ回路7から出
力され、モータ駆動信号MSは、モータ5に与えられる
。上述の構成は、ドライバ回路で検出信号を比較、処理
し、モータを駆動する装置であるが、例えば、別の方式
として、数値制御部からドライバ回路にモータ駆動信号
を与え、加工ヘッドが移動すると、位置検出装置が位置
情報を数値制御部に直接出力し、数値制御部内で比較を
行ない、演算処理し、モータ駆動信号を制御する方式で
もよい。
【0012】次に、位置検出装置10の構成について説
明する。位置検出装置10は、本実施例では、ボールネ
ジ3の他端にしっかりとねじ止めされた、加工用ヘッド
2の位置データが予め記録されている光ディスク11を
備えている。この光ディスク11の一方の面には、多数
のトラックT1,T2,・・・Tnが設けられ、各トラ
ックには、凸凹状の記録穴であるピットが間隔をあけて
配設されることにより、2進データによって加工用ヘッ
ド2の位置データが記録されている。図1では、光ディ
スク11のトラックの位置が点線にて示されており、ピ
ットは、図示するのが省略されている。
【0013】図示の実施例では、ボールネジ3のピッチ
は4mmであり、加工用ヘッド2の移動を0.1μ単位
で検出するため、光ディスク11の環状トラックT1,
T2,・・・はそれぞれ周方向に4万分割されている。 そして、各トラックを4万分割して成るデータ記録のた
めの各データ領域には、ボールネジ3が1/4万回転す
る毎に得られる加工用ヘッド2の位置が直列16ビット
の2進データとして順次記録されている。
【0014】次に、光ディスク11へのデータの記録方
式について、図2を参照しながら詳細に説明する。光デ
ィスク11の各トラックを周方向に1/4万分割して成
る各データ領域D1,D2,・・・は、θ=360/4
0,000〔度〕間隔で形成されており、トラックT1
のデータ領域には、ボールネジ3の1回転目におけるそ
の領域に対応する加工用ヘッド2の位置0〜4mmが1
6ビットの2進データとして0.1μステップで順次記
録されており、トラックT2の各データ領域には、トラ
ックT1に記録された位置データがボールネジ3の何回
転目のデータであるかを示すボールネジ3の回転数デー
タが書き込まれている。この例では、トラックT2の各
データ領域D1,D2,・・・に、ボールネジ3が1回
転目であることを示す回転数データが、16ビットの2
進データとして記録されている。
【0015】同様にして、トラックT3のデータ領域に
は、ボールネジ3の2回転目における加工用ヘッド2の
位置4.0001mm〜8mmが16ビットの2進デー
タとして0.1μステップで順次記録されており、トラ
ックT4の各データ領域には、トラックT3に記録され
た位置データがボールネジ3の2回転目のデータである
ことを示す回転数データが、同じく16ビットの2進デ
ータとして記録されている。図2では、これらの2進デ
ータの記録のためのピットの配列の一部のみが示されて
おり、トラックの位置が点線で示されている。
【0016】したがって、例えば加工用ヘッド2のスト
ロークが300mmの場合、75×2=150トラック
必要となるが、1トラックの径方向の巾はせいぜい2μ
程度であるから、必要なトラック巾Lは300μ程度で
ある。
【0017】なお、図2では、各データ領域の巾が説明
のために実際より極めて大きく示されているが、1つの
データ領域をその中心点0よりみた角度θは前述のよう
に360/40,000〔度〕であり、各ピットの配置
に必要な長さを1ビット当り2μとすると、1つの位置
情報当り32μとなる。したがって、トラックの全周長
は1,280,000μとなる。このため、光ディスク
11として約40cmのものを用意すればよいことにな
る。
【0018】図1に戻ると、2つ1組となっているこれ
らの各トラックを、ボールネジ3の回転、すなわち、加
工用ヘッド2の移動に従って光走査することにより、各
トラックに記録されている位置情報を得るため、光学ヘ
ッド12が設けられている。
【0019】光学ヘッド12は、発光部と、該発光部か
らの光を光ディスクの対応するトラック上に集束させる
ための光学系と、光ディスクからの反射光の少なくとも
一部を受け取り相応する電気信号に変換して取り出す受
光部とを含んでいる。光学ヘッド12からの読出し出力
信号AS,BSは信号処理回路15に入力され、ここで
信号処理されて実位置信号S2が出力される。
【0020】光学ヘッド12が各トラックを順次確実に
追跡し、かつ所要のトラック上に光ビームを所定の大き
さの光スポットとして常時焦点合わせするようにするた
め、サーボユニット16が設けられている。光学ヘッド
12からは、このためのサーボ用検出信号AZ,BZが
サーボユニット16に入力されており、この信号に基づ
いて出力されるサーボ制御信号AC,BCが光学ヘッド
12に与えられている。
【0021】図3には、光学ヘッド12の構成が詳細に
示されている。図3において、21は光源として働く半
導体レーザ発生器、22は半導体レーザ発生器21から
のレーザ光を集光する集光レンズ、23は第1ビームス
プリッタ、24は集光レンズ22からのレーザ光線を第
1ビームスプリッタ23に入射させるための光路変更を
行なわせるためのプリズム、25は第1ビームスプリッ
タ23からの出力レーザ光を光ディスク11上の位置デ
ータ用のトラックT1,T3,T5,・・・のうちの所
要のトラックに集光させるための対物レンズである。
【0022】上述の光学系により所要のトラック、例え
ばトラックT1、上に集光されたレーザ光により、その
集光点の状態に応じた強さの反射光が生じ、この反射光
は対物レンズ25を介して第1ビームスプリッタ23に
入射される。この光ディスクからの入射光は、第1ビー
ムスプリッタ23によって、その近くに配設された第2
ビームスプリッタ26に導かれ、その一部が集光レンズ
27によって主信号用フォトダイオード28に入射され
る。
【0023】主信号用フォトダイオード28は、光ディ
スク11の位置データ用のトラックからの反射光のレベ
ルに相応したレベルの電気信号に変換され、この電気信
号が第1出力信号ASとして取り出され、信号処理回路
15に送られる。
【0024】一方、第2ビームスプリッタ26内を直進
する成分は、集光レンズ29により集光されサーボ信号
用フォトダイオード30に入り、ここで、第1サーボ用
検出信号AZが取り出される。
【0025】第1サーボ用検出信号AZは、サーボユニ
ット16に入力され、ここで、レーザ光が所要のトラッ
ク上に適切に焦点合わされているか否かについての評価
、すなわち焦点合わせの程度、及び焦点位置のトラック
上のずれ具合(トラッキング状態)が評価され、両者が
所定の正しい状態となるように対物レンズ25をサーボ
コントロールするための第1サーボ制御信号ACが出力
される。
【0026】第1サーボ制御信号ACは、対物レンズ2
5と連結されているサーボモータ31に与えられ、第1
サーボ制御信号ACに従って対物レンズ25の位置制御
がサーボモータ31によって行なわれる。
【0027】この結果、光ディスク11のゆがみ、反り
等に起因するレーザ光線の焦点ぼけ、トラックからの逸
脱等が生じないように、フォーカスサーボ及びトラッキ
ングサーボが行なわれる。
【0028】上記では、位置データ用トラックT1,T
3,・・・からデータを読み出すための光学系について
説明したが、光学ヘッド12は、ボールネジ3の回転数
データが記録されている回転数データ用トラックT2,
T4,・・・のデータを読み出すための光学系も有して
おり、この光学系は図3に示す光学系と同様に構成され
、ボールネジ3の回転数データを示す第2出力信号BS
を出力するほか、第2サーボ用検出信号BZが取り出さ
れ、これにより回転数データ用トラック上におけるレー
ザ光の焦点合わせのための第2サーボ制御信号BCがサ
ーボユニット16から出力され、光学ヘッド12に入力
される。
【0029】上述の如く構成された光学ヘッド12は、
図1に示されるように、案内部材41によって、光ディ
スク11の径方向に移動可能に支持、案内されており、
光ディスク11すなわちボールネジ3が1回転するまで
の間は、最初の1組のトラックT1,T2の光走査が行
なわれ、ボールネジ3が1回転した後、光学ヘッド12
によって次の1組のトラックT3,T4を光走査すべく
、光学ヘッド12を次の走査位置にまで移動させる構成
となっている。このトラック選択制御は、図示しない公
知の制御ユニットにより行なわれる。
【0030】この結果、ボールネジ3が回転して加工用
ヘッド2が直線運動を行なうと、光学ヘッド12はトラ
ックT1及びT2、T3及びT4、・・・を順次光走査
し、加工用ヘッド2の位置を示す位置データ及びボール
ネジ3の回転数を示す回転数データを所要のトラックか
ら読み出すことができる。
【0031】上述の構成によれば、光ディスク11の各
トラックに予め書き込まれた加工用ヘッド2の位置を知
るための情報が、ボールネジ3の回転に従って順次読み
出され、図示の例では、加工用ヘッド2の位置を0.1
μステップで光ディスク11から直接読み取ることがで
きる。すなわち、この位置検出装置10によると、加工
用ヘッド2を0.1μの分解能で位置制御することがで
きる。
【0032】上記実施例では、位置データ用のトラック
及びこれに組合う回転数データ用トラックからのデータ
読み出しを、単一の光学ヘッド12を用い、相隣る2つ
のデータ領域から同時に読み取るように構成されている
。しかし、極めて近接した2つのトラックからのデータ
の読み出しを避けるため、例えば図4に示されるように
、位置データ用トラックからデータを読み出すための第
1ヘッド12Aと、回転数データ用トラックからデータ
を読み出すための第2ヘッド12Bとを別個に設け、こ
れらを例えば180°位相の異なるように配置し、光デ
ィスク11上の異なる位置で夫々のデータ読み出しを行
なう構成でもよい。なお、第1及び第2ヘッド12A,
12Bの配置は、180°位相が異なるようにするほか
、任意の角度だけ位相を異ならせる配置であってもよい
ことは勿論である。図4では、データの記録のためのピ
ットの配列を示すのが省略されており、トラックの位置
が点線で示されている。
【0033】または、図5に示すように、位置データ用
トラックT1,T3,T5,・・・を第1のトラック領
域Xに適宜に配置し、回転数データ用トラックT2,T
4,T6,・・・を第1のトラック領域Xとは離れた第
2のトラック領域Yに適宜に配置し、第1ヘッド12A
により第1トラック領域X内のトラックT1,T3,T
5,・・・を順次走査すると共に、これに同期して、第
2ヘッド12Bにより第2トラック領域Y内のトラック
T2,T4,T6,・・・を順次走査するようにしても
よい。この場合、第1ヘッド12Aと第2ヘッド12B
との位置関係は、図5に示す状態のほか、適宜の配置状
態とすることが可能である。図5では、データの記録の
ためのピットの配列を示すのが省略されており、トラッ
クの位置が点線で示されている。
【0034】上記説明から、いずれの場合も、トラック
の直径をより大きくしてトラックの分割数を増すことに
より、更に分解能を上げ、極めて精度の高い位置制御を
行なうことが可能であることが、容易に理解される。
【0035】図1に示す実施例では、加工用ヘッド2の
位置を0.1μステップで検出するため、直径40cm
の光ディスクを必要としたが、より小さな径の光ディス
クを用いて高分解能の位置検出を行なうための本発明の
別の実施例の要部が図6に示されている。
【0036】図6で、42はボールネジ3に固着された
第1ギヤ、43は光ディスク11を固定するためのの支
持軸44に固着され第1ギヤ42と噛合している第2ギ
ヤであり、これらのギヤ42,43により歯車増速機4
5を形成している。図示の実施例では、4:1のギヤ比
となっており、ボールネジ3が1回転する間に光ディス
ク11が4回転する構成となっている。その他の構成は
図1に示す構成と同様である。
【0037】この構成によると、ボールネジ3が1/4
回転することによって加工用ヘッド2が1mm移動する
ことにより光ディスク11は1回転する。したがって、
この場合、光ディスク11上のトラックを10,000
分割することにより0.1μステップでの位置検出が可
能となる。
【0038】この結果、図1の場合に比べ、光ディスク
11のトラック数は4倍に増加するが、その直径は1/
4となる。また、5:1のギヤ比にすると、光ディスク
11の直径は8cmでよく、これにより0.1μステッ
プで位置検出を行なうことができることになる。
【0039】ここで、全トラックの巾は図1の場合で3
00μであるから、図5の実施例でも全トラック巾は1
,200μであり、トラック数の増加による不具合を生
じることは全くない。
【0040】図6に示す実施例の場合における、光ディ
スク11に記録すべきデータの配列の一例が図7に示さ
れている。図6に示す装置の場合には、ボールネジ3が
1回転するとき光ディスク11が4回転するので、ボー
ルネジ3が1/4回転する間の位置データをトラソクT
1に記録しておき、回転数データをトラックT2に記録
することになる。同様に、ボールネジ3が次の1/4回
転して1/2回転になるまでの間の位置データはトラッ
クT3に記録され、回転数データはトラックT4に記録
されることになる。以下同様である。図7では、データ
の記録のためのピットの具体的配列状態を示すのが省略
されており、トラックの位置が点線で示されている。
【0041】したがって、この場合、ボールネジ3の1
回転分の情報を記録するために8トラックを必要とする
ことになる。
【0042】上記実施例では位置データをいずれも直列
2進データとしてトラックの各データ領域に記録したが
、mビットの2進データをn個のトラックを用いて記録
することにより、トラックの分割を大きくしてもよい。
【0043】一般に、ボールネジ3が1回転したときに
光ディスク11を何回転させるかは任意に定めることが
できるものである。したがって、目的によっては、例え
ば、ボールネジ3が2回転したときに光ディスク11が
1回転する構成としてもよいことは勿論である。
【0044】また、図2では、トラックT1のデータ領
域には、ボールネジ3の1回転目におけるその領域に対
応する加工用ヘッド2の位置0〜4mmが16ビットの
2進データとして0.1μステップで順次記録されてお
り、トラックT2の各データ領域には、トラックT1に
記録された位置データがボールネジ3の何回転目のデー
タであるかを示すボールネジ3の回転数データが書き込
まれている。しかし、加工用ヘッド2の絶対位置を、よ
り多くのビット数を用いて記録することができる。例え
ば、加工用ヘッド2の絶対位置を28ビットを用いて表
すこととし、1つのデータ領域内に16進数を4ビット
で表し7トラックに亙って記録してもよい。この場合に
は、図2に示した実施例の場合と同様にしてトラックを
等分に分割して成るデータ領域D1,D2,・・・のそ
れぞれにおいて、連続する7つのトラック(T1,T2
,T3,T4,T5,T6,T7)、(T8,T9,・
・・,T14)、(T15,T16,・・・,T21)
、・・・を夫々1組とし、各トラックに対して4ビット
を割りあて、そのデータ領域に対応する位置データを2
8ビットで示すことになる。
【0045】この構成では、1分割当りの書き込みデー
タ量が大きいため、ボールネジ6の回転により生じる移
動テーブル3の全ストロークに亘る位置データを、例え
ば0.1μステップにて全て光ディスク71内に記録す
ることができる。この場合、例えば4つのトラックを1
束にしてうず巻状に配置してもよい。
【0046】なお、位置データは、28ビットのほか、
32ビットの情報としてもよく、この場合には、図8に
示すように、例えば1データ領域当りのビット数を8ビ
ットとし、4トラックを使用すればよい。図8では、こ
れらの2進データの記録のためのピットの配列の一部の
みが示されており、トラックの位置が点線で示されてい
る。
【0047】図8に示す32ビット記録方式では、4つ
の読み取り装置が必要となるので、これら4つの読み取
り装置は、例えば図9に示されるように90度間隔で配
置し、32ビット情報の最初の8ビット情報を読み取り
装置R1でトラックT1から読み取り、次の8ビット情
報をこれと90度異なる位置のトラックT2のデータ領
域内に記録しておき読み取り装置R2でこれを読み取り
、さらに次の8ビット情報を180度異なる位置のトラ
ックT3のデータ領域内に記録しておき、読み取り装置
R3でこれを読み取り、最後の8ビット情報を270度
異なる位置のトラックT4のデータ領域内に記録してお
き、読み取り装置R4でこれを読み取るようにしてもよ
い。すなわち、32ビットの情報を8ビットづつに分け
てそれぞれを4つのトラックに分散して記録すると共に
、各8ビットの情報を90度づつずれてデータ領域に記
録されることになる。図9では、データの記録のための
ピットの具体的配列状態を示すのが省略されており、ト
ラックの位置が点線で示されている。
【0048】このようにして光ディスク11が1回転し
たならば、次の組のトラックに同様にして書き込まれた
16ビットの位置情報を同様にして読み出すことができ
る。
【0049】光ディスク11に記録する位置データは、
上記説明から判るように、適宜の形態とすることができ
る。以上、位置情報の形態について述べたが、ピットを
連続して配置し、光ディスク上に書き込まれた1ピット
毎に1パルス信号として検出するようにすれば、100
mm程度の直径の光ディスクで16万分割の回転角度制
御や位置制御にも容易に応用できる。
【0050】なお、ボールネジその他の伝達機構におけ
る各寸法の温度変化を考慮して位置検出を行なうため、
上記実施例で用いた一連の位置データを、複数の温度条
件にしたがってそれぞれ補正したものを複数組用意し、
これら複数組のデータを光ディスク11に予め記録して
おき、その時の温度条件にしたがってこれら複数組のデ
ータの内から適切なデータを選択し、選択された1組の
データにしたがって位置検出を行なう構成としてもよい
。この構成によれば、より一層精度の高い位置検出を行
なうことが可能である。
【0051】上記では、本発明の位置検出装置をNC放
電加工機の加工用ヘッドの位置制御のために用いた一実
施例を示したが、本発明の位置検出装置はこの用途に限
定されるものではなく、その他の工作機械における位置
検出のための用途にも同様にして広く適用できることは
勿論である。
【0052】また、本実施例では、円盤状の光ディスク
を用いた場合を示したが、光ディスク手段は円盤状に限
定されるものではなく、他の任意の形状、たとえば矩形
とし、被検出体の移動に応じて光学ヘッド手段に対して
相対往復運動させるものでもよく、また、トラックのパ
ターンは、上記実施例に示した環状のほか、うず巻状、
ジクザグ状その他の任意のパターンとしてもよいことは
上記説明から容易に理解しうるところである。
【0053】したがって、この装置によれば、例えば下
記の特徴を有する工作機械用の位置検出装置を得ること
が可能である。 a)各軸の全ストロークに対する絶対位置情報を容易に
読み取れる。 b)外乱(ゴミ、磁気気)に強い。 c)大量清算に向いている。 d)テーブルストローク1000mm維持用の機械でも
位置検出装置が小型化される。 e)械設置場所の温度に対応した位置情報を数種記録し
ておける。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、被検出体
の移動に従って光ディスク手段上のトラックを光学ヘッ
ド手段によって光走査し、これにより被検出体の位置情
報を光ディスク手段から直接読み取る構成であるから、
比較的小形の装置により被検出体の位置の絶対値を極め
て精度の高い分解能にて検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置検出装置を数値制御放電加工装置
に適用した場合の一実施例の構成図。
【図2】図1の光ディスクへのデータの記録方式の一例
を説明するための説明図。
【図3】図1の光学ヘッドの構成を示す構成図。
【図4】図1の光学ヘッドの他の構成例を示す図。
【図5】図1に示す光ディスクと光学ヘッドとの配置と
は異なる別の配置例を示す構成
【図6】本発明の他の実施例を示す図。
【図7】図6の実施例における光ディスクへのデータの
記録方式の一例を説明するための説明図。
【図8】光ディスクへのデータの記録の他の方式を説明
するための説明図。
【図9】図8の記録方式に従う場合の光ディスクと読み
取り装置との配置の一例を説明するための説明図。
【符号の説明】
10  位置検出装置 11  光ディスク 12  光学ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被検出体の位置を検出するための工作
    機械用位置検出装置において、前記被検出体の位置情報
    が書き込まれている光ディスク手段と、前記被検出体の
    移動に従って前記光ディスク手段と相対運動が行なわれ
    前記光ディスク手段に書き込まれたデータの読出しを行
    なうための光学ヘッド手段とを備えてなることを特徴と
    する工作機械用位置検出装置。
JP12566391A 1991-03-11 1991-03-11 工作機械用位置検出装置 Pending JPH04283050A (ja)

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JP12566391A JPH04283050A (ja) 1991-03-11 1991-03-11 工作機械用位置検出装置

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