JPH04280924A - 自動車用ドアガードビームの製造方法 - Google Patents

自動車用ドアガードビームの製造方法

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JPH04280924A
JPH04280924A JP6778591A JP6778591A JPH04280924A JP H04280924 A JPH04280924 A JP H04280924A JP 6778591 A JP6778591 A JP 6778591A JP 6778591 A JP6778591 A JP 6778591A JP H04280924 A JPH04280924 A JP H04280924A
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JP
Japan
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pipe
hardening
cooling water
door guard
door
Prior art date
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Pending
Application number
JP6778591A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Kashiura
樫浦勝彦
Kiyoaki Osawa
大沢清明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIRATA KK
Original Assignee
HIRATA KK
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Filing date
Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ドアガードビ
ームの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、側面衝突により或は横転事故等に
より自動車のドアが強い外力を受けた時に、そのドアの
内側への凹みを極小に抑えて人命を保護しようとする要
望が強い。この要望に応えるため、自動車のドアの内部
に補強材(ドアガード)を組み込んで強度の向上を図る
技術が実施されており、例えば図5に示すように高張力
鋼板(100 〜120Kg/mm2)によるプレス成
形品a及びその付属プレス成形部品を組み合わせてスポ
ット溶接により結合したプレスタイプの補強板が使用さ
れている。ところが、ドアガードを組み込むと車体が重
くなり、燃費が嵩むばかりか排気ガスによる環境問題も
引き起こす原因となり、車体の軽量化要求に反すること
になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術においては
、前記プレスタイプの補強板は重量が相当重くなること
(4ドアタイプでドア1枚当たり3〜4Kg、2ドアタ
イプだとドア幅が大きいためドア1枚当たり5〜6Kg
重くなる)、付属部品を含めると部品点数が多くなるこ
と(1ドア当たり4〜5部品)、スポット溶接の箇所が
多いこと(2ドアタイプだと70〜85箇所)、コスト
が高くなること、それに座屈強度に多少難点がある等の
種々の問題点を抱えている。
【0004】これらの問題点を解決するために、図6に
示すように鉄鋼製のパイプAを用いてその両端部に取付
金具B、Cを取り付けた改良品が開発された。この改良
品によると軽量化、部品点数の削減、スポット溶接の減
少、コストの低減及び座屈強度の向上を図れるが、パイ
プAの強度を抗張力約150Kg/mm2 にするため
に焼き入れ処理を施す必要がある。この焼き入れにおい
て、パイプの加熱は高周波誘導加熱によるため消費電力
を多く必要とし、かつ処理時間が長くて生産性が低いと
いう欠点があった。また、パイプAは加熱後に冷却水を
かけるがその際曲がりや変形が生じ、この冷却時の曲が
り対策は当業界にとって最大の問題点であるが、現時点
では高周波加熱以外の方案においては未解決のままであ
り、精度不良品が多く発生して量産できない状態にある
【0005】最近、自動車のデザインの関係でドアに丸
みを付けたものが多いが、この場合はそのドアの丸みに
沿って前記パイプも湾曲している方が強度的にも好まし
いが、その加工工程に手間が掛かってコスト高の原因に
なる。
【0006】本発明は、このようなパイプタイプの補強
材における問題点を全て解消するためになされ、焼き入
れ加熱のための電力エネルギー効率が著しく高く、加熱
処理を短時間で行えると共に、不要な曲がりや変形が生
じないようにし、必要とする湾曲形状は焼き入れ時に簡
単に加工できるようにした自動車用ドアガードビームの
製造方法を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を技術的に解
決するための手段として、本発明は、直線状の鉄鋼製パ
イプを直接通電加熱により加熱すると共に、この鉄鋼製
パイプが曲がらないように引張力を加えながら冷却水を
噴射して焼き入れすることを要旨とするものである。ま
た、直線状の鉄鋼製パイプを直接通電加熱により加熱す
ると共に、この鉄鋼製パイプが所望の曲がり形状となる
ように型を押し付けながら冷却水を噴射して焼き入れす
ることを要旨とするものである。
【0008】
【作用】鉄鋼製パイプの加熱手段は、直接通電加熱によ
るため効率良く短時間で加熱することができ、パイプに
テンションを付与しながら冷却水を噴射するため不要な
曲がりや変形を未然に防止することができる。一方、鉄
鋼製パイプに所望の湾曲形状を付与する時には、加熱後
に型を押し付けながら冷却水を噴射することにより容易
に加工することができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面により詳細
に説明する。図1において、1は通電加熱装置であり、
一次側には制御部1aを備えると共に二次側の両端部に
は接続端子1bを備えている。
【0010】2は鉄鋼製のパイプであり、直径は25〜
35mm、肉厚は2〜3.5mm程度で、長さは自動車
のドアのサイズに応じて予め設定されており、このパイ
プ2の両端部に前記通電加熱装置1の接続端子1bをそ
れぞれ接続して直接加熱方式により加熱される。
【0011】加熱処理の温度及び時間は前記制御部1a
により制御し、パイプ2の加熱を行った後、そのパイプ
2に沿って近接配置した水噴射管3から冷水をパイプ2
に噴射させて急冷処理を行う。水噴射管3は、先端を閉
塞した管に噴射孔を設けたもので、ポンプ4により冷水
を圧送して噴射孔から前記パイプ2に噴射できるように
してある。冷却水は、熱処理品質を一定に保つため適正
温度に管理する。
【0012】この時、前記パイプ2は両端が支持されて
いるが熱処理により柔軟になっていて変形しやすい状態
にあり、自重によって中央部がたるむこともあり、この
ような曲がりや変形を防止するために、パイプ2の両端
部に引張力Fを加えてパイプ2が真っすぐに保持される
ようにする。
【0013】図2に示すように、パイプ2′を垂直状態
にして前記加熱及び冷却処理を行うようにセットすれば
、そのパイプ2′の上端部2′aは固定し、下端部2′
bのみに下向きの引張力F′を加えることにより、パイ
プ2′の曲がりや変形を防止することができる。
【0014】図3に示すのは本発明の他の実施例であり
、この場合は前記のように通電加熱装置11により直接
加熱してパイプ12を熱処理した後、下から所定の型1
4を押し当ててパイプ12を湾曲させると共に、水噴射
管13で冷水を噴射してパイプ12の急冷工程を行う。
【0015】パイプ12を湾曲させる理由は、図4に示
すように全体が丸みを帯びたデザインの自動車のドア1
5の内部に取り付けるためであり、そのドア15の湾曲
に合わせてパイプ12を湾曲させるためである。その湾
曲度合いは前記型14により設定される。型は片側から
押し当てるものだけでなく、両側からパイプ12を挟み
込む形式のものも勿論使用できる。
【0016】このようにして、焼き入れされたパイプは
150Kg/mm2 程度の強度が得られ、図6に示す
ようにその両端部に取付金具B、Cがアーク溶接により
取り付けられて自動車用ドアガードが形成される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動車用ドアガードのパイプを焼き入れする方法におい
て、直接通電加熱によるため電力エネルギー効率が高く
、短時間で加熱することができ、パイプにテンションを
付与しながら冷却水を噴射するため不要な曲がりや変形
を未然に防止することができる。
【0018】パイプに所望の湾曲形状を付与する時には
、加熱処理後に型を押し付けながらパイプを湾曲させ冷
却水を噴射することにより容易に加工することができる
。従って、パイプに任意形状を付与できるため、ドアの
形状に合わせて近接配置が可能になり、安全性の向上及
び設計の自由さが増大する効果がある。更に、外側に凸
形状を向けることによって剛性強度の向上が図れ、かつ
小型化に繋がる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の実施例を示す説明図である。
【図2】  パイプを垂直状態にセットした場合の説明
図である。
【図3】  本発明の他の実施例を示す説明図である。
【図4】  全体が丸みを帯びたデザインの自動車の上
面図である。
【図5】  従来例の斜視図である。
【図6】  他の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1…通電加熱装置、  1a…制御部、  1b…接続
端子、  2…パイプ、  3…水噴射管、  4…ポ
ンプ、  11…通電加熱装置、  12…パイプ、 
 13…水噴射管、  14…型、  15…ドア。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  直線状の鉄鋼製パイプを直接通電加熱
    により加熱すると共に、この鉄鋼製パイプが曲がらない
    ように引張力を加えながら冷却水を噴射して焼き入れす
    ることを特徴とする自動車用ドアガードビームの製造方
    法。
  2. 【請求項2】  直線状の鉄鋼製パイプを直接通電加熱
    により加熱すると共に、この鉄鋼製パイプが所望の曲が
    り形状となるように型を押し付けながら冷却水を噴射し
    て焼き入れすることを特徴とする自動車用ドアガードビ
    ームの製造方法。
JP6778591A 1991-03-08 1991-03-08 自動車用ドアガードビームの製造方法 Pending JPH04280924A (ja)

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