JPH04280020A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH04280020A
JPH04280020A JP3218257A JP21825791A JPH04280020A JP H04280020 A JPH04280020 A JP H04280020A JP 3218257 A JP3218257 A JP 3218257A JP 21825791 A JP21825791 A JP 21825791A JP H04280020 A JPH04280020 A JP H04280020A
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JP
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circuit
circuit breaker
contact
thermostat
open
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JP3218257A
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English (en)
Inventor
Steven K Sullivan
スチーブン ケイ.サリバン
Richard L Jenne
リチャード エル.ジェーン
Gennady Baskin
ゲナディ バスキン
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Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
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Publication date
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    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • H01H71/12Automatic release mechanisms with or without manual release
    • H01H71/122Automatic release mechanisms with or without manual release actuated by blowing of a fuse
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H37/00Thermally-actuated switches
    • H01H37/002Thermally-actuated switches combined with protective means
    • HELECTRICITY
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H81/00Protective switches in which contacts are normally closed but are repeatedly opened and reclosed as long as a condition causing excess current persists, e.g. for current limiting
    • H01H81/02Protective switches in which contacts are normally closed but are repeatedly opened and reclosed as long as a condition causing excess current persists, e.g. for current limiting electrothermally operated
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    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/08Terminals; Connections
    • H01H2071/088Terminals for switching devices which make the devices interchangeable, e.g. with fuses
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H85/00Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
    • H01H85/02Details
    • H01H85/0241Structural association of a fuse and another component or apparatus
    • H01H2085/0258Structural association of a fuse or a fuse holder with a bimetallic element
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/10Adaptation for built-in fuses

Landscapes

  • Thermally Actuated Switches (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Fuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気回路を保護するため
の回路遮断器に関し、特に自動車で使用するのに適した
小型の回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車内の様々な電気回路を保護するた
め特にフューズブロック型装置の中に設置される従来の
回路遮断器は、電気絶縁ハウジングの側壁に埋込まれた
1対の薄い平らな端子を有し、そしてそのハウジングの
室の中でそれら端子のそれぞれの幅広な側面が相互に横
に離間して並置され露出するようになっている。一方の
端子の露出面にサーモスタット金属部材がこれの一方の
端部で溶接され、ハウジング室の壁に沿って延在する。 そのサーモスタット部材の他方の端部は接点を備え、そ
してこの接点がサーモスタット金属部材内の温度変化に
応答して、他方の端子の露出面に備えられた対手の接点
と係合及び離間して回路を両該端子間で閉じたり開いた
りすることによりその回路を電流過負荷から保護する。 その回路遮断器の構造は非常にコンパクトであり、その
寸法に比較して大きな電流を流すことができるので自動
車の電気回路の保護用としては最も適している。しかし
サーモスタット金属部材が担持する接点は、その接点抵
抗を低いものとするために好適には銀合金のような材料
で作られる。このような材料は遮断器の使用寿命に亘っ
て緩っくりと浸食され、そして特にその銀合金材料が相
当に浸食された後では他方の端子上の接点に粘着又は溶
着して回路を閉じ状態に固定してしまうこともある。そ
こでそのような接点の溶着が生じた場合でも回路遮断器
が回路を開いて適切に保護できるようにすることが非常
に望まれる。又接点の摩耗及び浸食を減らすため回路ヒ
ータを備えることが望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
な改良された回路遮断器を提供すること、特に自動車で
使用するのに適した回路遮断器を提供すること、遮断器
の接点どうしが溶着又は粘着した場合でもある選択され
た電流過負荷が掛かった際に回路を開くことができるよ
うな回路遮断器を提供すること、コンパクトな寸法であ
り、そしてその寸法の割合に高い電流キャパシティを有
する回路遮断器を提供すること、自動的にリセットされ
る回路遮断器を提供すること、選択的にリセットされる
回路遮断器を提供すること、製作費が易い回路遮断器を
提供すること、そして頑丈で信頼性の高い回路遮断器を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】簡単にいうと本発明の新
規で改良された回路遮断器は、ハウジング室を形成する
壁をもった電気絶縁材料のハウジングを備える。そのハ
ウジング室の1つの壁の絶縁材料の中に電導体の2つの
薄い平らな端子が埋込まれ、そしてハウジング室の中で
それら端子の幅広な平らな側面が相互に横に離間して並
置され露出される。サーモスタット金属部材の一方の端
部に接点抵抗の低い銀又はその合金その他同様な材料の
接点が設けられ、そして他方の端部がハウジング室内の
一方の端子の露出側面に固定される。サーモスタット部
材は室壁に沿って延在し、その接点を他方の端子の露出
側面又はこの面上に設けられた対手の接点に係合させて
回路を両端子間で閉じる。サーモスタット金属部材はあ
る選択された電気抵抗を有し、そして部材に熱応答性を
もたせる皿形状にされる。そこでサーモスタット部材は
、ある外界温度帯域内で回路中に過負荷電流の発生その
他同様な現象が生じた場合、これに応答してある力を出
して部材接点をスナップ作動で他方の端子との係合から
外して回路を開くことにより回路を保護する。又、本発
明によれば、サーモスタット金属部材は両端子間の個所
に、他の部分より断面積が小さい部分を有し、そしてサ
ーモスタット部材が他方の端子又はこれに備えた接点に
溶着して且つ過負荷電気が流れた場合、上記小断面積部
分が焼切れて部材が2つのセクションに分離するように
される。
【0005】本発明の1つの実施例においてサーモスタ
ット金属部材は、回路を開いた後で冷却し、ある選択さ
れた遅延時間の経過後に回路を再び閉じるようにされる
。こうして本発明の回路遮断器は、過負荷電流によって
生じた異常状態が直されると自動的にリセットされるか
、又は異常状態が直されるまでオンとオフのサイクルを
繰返して回路を保護する。
【0006】本発明の他の実施例において、サーモスタ
ット金属部材に電気抵抗ヒータのワイヤが巻付けられ、
そしてそのサーモスタット部材と並列関係にして両端子
間に電気接続される。そのヒータはサーモスタット金属
部材よりずっと大きいある選択された電気抵抗を有し、
そこでサーモスタット部材接点が他方の端子から離れた
り、あるいはサーモスタット部材の前記小断面積部分が
焼切れた場合、ヒータが付勢されてサーモスタット部材
を加熱して遮断器回路を効果的に開き状態にすることに
より回路を開き状態に保持する。好適にはヒータは、自
動車でよく生じるような回路電圧の変動や外界温度の変
動に際して狭い範囲内のある選択された温度に自己調節
する抵抗の正の温度係数を有する。このようにして本発
明によれば、大電流を通すことができるコンパクトなヒ
ータ構造によって、回路電圧や外界温度に大きい変動が
あった場合でも、コンパクトな構造の中で選択的にリセ
ットする性能を備えることができる。
【0007】好適にはハウジングが当り装備とストップ
装備を備えて、遮断器接点の浸食が過大になった場合で
も遮断器回路を開き状態に維持し、又サーモスタット金
属部材が小断面積部分の個所で焼切れて2つのセクショ
ンに分れた場合その一方のセクションが動くのを阻止し
て回路の短絡を防止する。
【0008】
【実施例】次に添付図面を参照して続ける本発明の新規
な改良された回路遮断器の好適な実施例の記述から、本
発明の更に他の目的、長所、及び詳細が明らかになろう
【0009】図1から図3までにおいて、符号10は本
発明の回路遮断器を指示し、この回路遮断器は2つの電
導端子12と14及びサーモスタット金属部材16を備
える。好適には端子12,14は幅広で長いが比較的薄
いものとされ、そしてポリテトラフタレートその他同様
な材料の電気絶縁ハウジング18の1つの側壁18.1
に埋込まれ、そこでその各端子のそれぞれの幅広な平ら
な面12.1と14.1が側壁18.1の内面と同一平
面になるようにしてハウジング室20内へ露出するよう
にされる。両端子の一方の端部12.2と14.2は別
の側壁18.2を貫通して延出し、保護すべき回路に接
続される。端子の反対側の端部12.3と14.3は、
必要であれば回路試験プローブその他と接続できるよう
に第3側壁18.3を貫通するようにされる。端子12
と14は図示の場合全体的に平らな形にされているが、
端子を強化するため、又は端子をハウジングの形状に合
わせるため、又は端子に突出部を設けるために、山形そ
の他の形状にすることもできる。そのような端子はハウ
ジング壁を補強し、そしてコンパクトな構成で高い電流
キャパシティを得ることができる。ハウジング18はベ
ース18.4を備え、そしてこのベースに別個のカバー
18.5がリベット22又は接着剤その他によって取り
付けられる。カバー18.5はハウジングと同じ材料で
もよいが、好適にはカバーの損傷強度を大きくするため
主要面に酸化アルミニウム絶縁コーティングを着けた成
形されたアルミニウムユニットを備えるものとされる。
【0010】サーモスタット金属部材16は通常の多層
の金属複合物(図面では1層だけで示す)で構成され、
その一方の端部16.1に電気接点24が固定され、そ
して他方の端部16.2が溶接スラグ26等によって一
方の端子12に取付けられる。そこで部材16はハウジ
ング側壁18.1に沿って延在し、接点24を他方の端
子14に係合させることにより、保護すべき回路を両端
子12,14間で閉じる。溶接スラグ26は例えば、サ
ーモスタット金属部材に溶接される頭部26.1と、端
子12の突出溶接部12.4に溶接されるシャンク26
.2を有する。必要であれば接点24と接触する対手の
別の接点28を他方の端子14に溶接30で取付けても
よい。ハウジング開口25がそのような溶接部30の形
成を容易にする。サーモスタット金属部材16はある選
択された電気抵抗を有し、又熱応答性を備え、これによ
って部材16は、これがある選択された温度になったと
き、これに応答して矢印32の方向に動き接点24を他
方の端子14から離間又は離脱させて回路を開くことに
より、部材16の過熱を招く回路中の過大な電流や外界
の過大な温度のような異常状態に対して回路を保護する
。好適には部材16は、回路が開かれた後ある選択され
た遅延時間を以って冷却し、反対方向へ動いて回路を再
び閉じ回路遮断器を自動的にリセットすることにより回
路を再び保護する。サーモスタット金属部材は回路遮断
器の作動器として働くサーモスタット金属ストリップ又
は同様な形状のもので構成することができる。しかし好
適には、サーモスタット金属部材は、図3の実線で示す
ように、初原の形状として皿形状の部分16.3を有す
るものとされ、そこである選択された外界温度帯域にお
いて回路にある選択された過負荷電流又は同様なものが
生じた場合、これに応答してある力を発生してスナップ
作動で仮想線16aに示すように逆皿形状へ動き回路を
開くような構成にされる。この皿形状サーモスタット部
材は、回路を開いた後より低い差異又はリセット温度ま
で冷却すると、上記逆皿形状から再びスナップ作動で初
原の皿形状へ戻って回路を再び閉じる。
【0011】接点24は、そして使用される場合には接
点28も、普通の任意の電気材料で作られる。例えばそ
れら接点は、その電導性を良好にし且つ接点面抵抗を小
さくするため銀合金その他同様な材料で作られる。ただ
周知のように、回路遮断器に使用されるその種の電気接
点は遮断器の性能を優れたものにするが、その長い使用
寿命に亘って回路を開閉する遮断器の繰返しの作動サイ
クルが行われる間にある程度浸食摩耗される。そこで接
点は典型的には、他方の端子と係合するその接点面24
.1が、所要の接点電導性や面抵抗特性その他を失うこ
となく、第1面レベル24.2から第2レベル24.3
まで浸食され得るような接点材料のある選択された厚さ
(t)を付与される。又周知のように上記種類の電気接
点は、特に回路に相当大きい過負荷電流が流れたり、又
は接点がこれの接点面の浸食等によって相当に減摩又は
減除された場合、対手の接点又は端子に粘着又は溶着し
易く、これにより回路を開く接点の動きが妨害されるこ
とがある。
【0012】本発明によれば、サーモスタット金属部材
16は、両端子12と14の間のある選択された個所に
、他の部分よりも断面積が小さい部分16.4を設けら
れる。そこで部材16を流れるある選択された所定の電
流は、その小断面積部分の個所で集中して電流密度が最
も高くなる。上記小さい断面積は、上記所定電流で遮断
器回路が確実に開かれるように選択された寸法にされる
。そこで、接点24が他方の端子14又は接点28に粘
着又は溶着してしまい回路内の所定電流に応答して遮断
器回路が開くことができなくなった場合には、部材16
の上記小断面積部分16.4の個所が該所定電流で焼切
られて部材16を2つの分離したセクション16.5と
16.6に分断することにより回路を開くことができる
ようにされる。上記小断面積部分16.4は好適には部
材16の端部でその皿形部分16.3と接点24との間
の個所に設けられる。好適には例えばサーモスタット金
属部材16に3つの開口16.7が明けられ、そこでこ
れら開口の設けられた個所が、両端子12,14間の他
の部分よりも断面積の小さい部分になる。好適には中心
の開口が他の開口より広くされ、そして少なくとも接点
24の幅だけは延在するようにされる。好適には開口の
隣合う部分の間のスペース16.8が、部材の両外側開
口と隣合う部分16.9より多少小さくなるようにされ
る。このような構成にすると最も高い電流密度が最初に
部材の部分16.8に現出してこれら部材部分16.8
を最初に焼切り、そこでこの最初の焼切れによって小断
面積部分16.4の残余部分16.9の電流密度が急激
に高まり拡がるので、部材16全体が完全に横断して焼
切られることになる。回路遮断器の通常の操作が行われ
るときサーモスタット金属部材に強い力が発生して両接
点をスナップ作動で離間させ、又部材が該好適な個所1
6.4において焼切れたとき部材をその個所で2つのセ
クションに分離する。こうして回路遮断器10は遮断器
接点が溶着した場合でも当該回路の適切な保護を行う。 この点に関して、サーモスタット金属部材16が16.
4で指示されるような個所で焼切れた場合、その焼切れ
た一方の部材セクション16.5が矢印32の方向へ動
いて分離することにより回路が開かれることは理解され
よう。回路が開かれた後、部材16が冷却すると、上記
セクション16.5は反対方向へ戻って動くが、部材の
焼切れた部分は両セクションの再係合を不可能にし、従
って遮断器回路が再び閉じられることはない。好適には
ハウジング18は、サーモスタット金属部材16の小断
面積部分16.4近傍の下に置かれるようハウジングと
一体形成される当り34のような電気絶縁ストップ装備
を備え、これにより、部材16が焼切れた後、その焼切
れた部材セクション16.5の動きを受け中断すること
によって遮断器回路の短絡を防ぐ。
【0013】本発明の好適な実施例において、サーモス
タット金属部材16の端部16.1は36に示されるよ
うに接点24から少しく突出し、そしてハウジング18
と一体形成される当り38がその部材突出部36の下に
設けられる。ここで、接点24の面24.1が図3に示
される第1レベル24.2にあるときには突出部36が
当り38に係合することがないようにされる。しかし接
点面24.1が第2レベル24.3まで浸食されると、
部材突出部36は当り38に係合して、それ以後回路が
閉じられないようにする。こうして、特に回路遮断器の
通常の寿命の終り近くになって、接点面の浸食により接
点厚が接点溶着の生じ易い点まで薄くなった場合でも、
サーモスタット部材の焼切れを起すことなく回路を開き
状態にする、更に追補の回路保護手段が施されるのであ
る。即ち、当り38の設置とサーモスタット部材16の
焼切れ特性とが協働して、接点の通常の摩耗又は回路の
異常状態が生じた場合に回路を開いて保護するのである
。接点面24.1が第2レベル24.3まで浸食されて
から後のサーモスタット金属部材16を回路開き位置に
より確実に保持するため、必要であれば、接点24,2
8を取囲むようにして当り38を設け、図2に破線38
aで示されるようにその当り38の中にできた開口を通
してそれら接点の接触が行われるようにしてもよい。
【0014】図4と図5は本発明の他の好適な実施例の
回路遮断器42を示す。この実施例において、先の図1
から図3までの実施例における要素と同等の要素は同じ
符号で指示する。回路遮断器42は回路の保護を行うと
共に、回路の再閉じの前に遮断器の遠隔又は選択的リセ
ットを行えるように構成されている。このことに関して
、自動車では、回路に異常状態が生じて遮断器が開いた
後、自動車の安全性や機能性を速く回復するために遮断
器を自動的にリセットできるようにすることが望ましい
ことは理解されよう。このことは、自動的リセットが行
われた結果、異常状態が修復されないままに遮断器がサ
イクル作動を繰返して接点の望ましくない摩耗をひき起
すようなことになる場合でも、いえることである。又更
に、特に自動車の安全性が遮断器接点の摩耗に影響され
ないような場合の自動車回路では回路遮断器の選択的な
遠隔リセット、更には手動リセットすら行えるようにす
ることが望まれる。そこで好適には、遮断器42は例え
ば、サーモスタット金属部材16と並列関係で両端子1
2,14間に電気接続され且つそのサーモスタット部材
へ熱伝達を行えるように設置される電気抵抗ヒータ44
を更に備える。このヒータ44はサーモスタット金属部
材16よりも相当大きい電気抵抗を有するものとされ、
そこで接点24が端子14から離間して回路を開くとき
、ヒータがその大きい抵抗によって回路を効果的に開き
状態にする。又ヒータ44の付勢がそのまま続行されれ
ば熱をサーモスタット金属部材16へ伝達してこれを回
路開き位置に保持し、そしてこの位置はヒータの付勢が
遠隔操作装置等によって選択的に停止されるまで維持さ
れる。好適には、例えば回路遮断器42が、呼称14ボ
ルトDCの自動車電源46と自動車負荷48を含む自動
車回路に接続され、そして自動車のイグニッションスイ
ッチのような手動スイッチ50で回路を選択的に開閉す
るようにされている場合、サーモスタット金属部材は約
2ミリオームの電気抵抗を有し、そしてある選択された
外界温度において回路に10アンペアの電流が生じた場
合これに応答して遮断器回路を開くように構成されてい
る。ヒータ44は約50オームの抵抗を有し、そこで回
路が閉じられているときにはヒータにおける電圧低下は
非常に小さく、それが発生する熱も非常に僅かでしかな
い。従って電圧の変動等があってもサーモスタット金属
部材の実際の温度がヒータに影響されることは殆んどな
く、そこでサーモスタット部材による回路の開きは、本
来意図されているように、もっぱら回路内の電流の増大
又は外界温度の上昇に応答してのみ行われる。しかし遮
断器回路が開かれた後は、電源46の実質的に全電圧が
ヒータ44へ送られるからヒータは相当高い熱を発生し
、そこで遮断器を効果的に回路開き状態に保持し、そし
てこの状態は例えばスイッチ50を手動で開いて回路を
遮断するまで続く。これによってサーモスタット金属は
冷却し遮断器をリセットする。
【0015】好適な実施例において回路遮断器42は、
例えば、約450°までの温度範囲で少なくとも約0.
0040オーム/オーム/℃の抵抗の正の温度係数を有
する、ニッケル、タングステン、BALCO(カーペン
タ・テクノロジー・コーポレーションの登録商標)の名
称で市販されているニッケル−鉄合金その他同様な金属
材料のヒータワイヤ44.1を備える。サーモスタット
金属部材16に一体に舌部52が形成され、そしてヒー
タワイヤ44.1の一方の端部44.3が図4の44.
4で示されるように溶接その他によって舌部52に結合
される。ワイヤ44.1はサーモスタット金属部材16
の小断面積部分16.4から離れた個所の周りに複数タ
ーン巻付けられ、これによって所要の電気抵抗と既述の
ように部材16に対する所要の熱伝達特性をもったヒー
タ44を形成する。ヒータワイヤの他端部44.5はタ
ブ54に44.6で示すように溶接その他によって接続
され、そしてそのタブ54は他方の端子14に設けられ
たパッド14.4に溶接等で接続される。こうしてヒー
タ44は両端子12,14間に接続される。このような
構成において、自動車で使用した場合に想定されるよう
に、外界温度が−40から+85℃まで変動し、又電源
の出力電圧が+9から+16ボルトまで変動した場合で
も、サーモスタット金属部材16が回路閉じ位置にある
ときにはヒータ44がその部材16に熱を伝達すること
は殆んどない。しかし既述のようにある選択された過負
荷電流に応答して部材16が回路開き位置へ動いて回路
を開くと、ヒータ44は前記のような変動する電圧と外
界温度条件下でも充分な熱を発生し、そしてサーモスタ
ット金属部材16に対しコンパクトに設置されているの
で、その部材に熱を良好に伝達し、回路開き位置に保つ
。この位置はスイッチ50を開いて遮断器42をリセッ
トするまで保持される。この構成では、ヒータ44は又
、上記のように電圧と外界温度が変動した場合も、そし
て更に自動車エンジンのジャンプ始動の際に間違ってよ
く生じるように供給される電圧が+24ボルトDCのよ
うに高くなることがあった場合でも、サーモスタット部
材やその他の遮断器成分を損傷しないようある安全温度
に自己調節して安定するようになっている。即ち、供給
電圧と外界温度が所定範囲内で高くなり、これによりヒ
ータ温度が回路遮断器の様々な成分を損傷するようなレ
ベルまで高くなるような場合でも、前記の抵抗の正の温
度係数は、そのヒータ温度の上昇に対応してヒータ抵抗
が大きくなってヒータ電流を減らし、これによってヒー
タを狭い範囲の安全温度に維持するようなものになって
いる。又、ヒータにその温度とヒータワイヤからの熱出
力を低減させるような供給電圧と外界温度の変動が生じ
た場合、それに対応してヒータ抵抗が小さくなってヒー
タ電流を増加させ、これによってヒータを、サーモスタ
ット部材を回路開き位置に保持するに充分な狭い範囲の
安全温度に維持するようなものになっている。こうして
、既述のようなコンパクトな高電流構造において所要の
リセット性能が得られ、且つ又自動車において普通な広
い範囲の電圧と外界温度の変動に対処することができる
【0016】自動車で使用される上記のような回路遮断
器において生じ得る400℃のヒータワイヤ温度に耐え
るためにファイバグラス絶縁44.2が用いられる場合
の好適な実施例において、そのワイヤ絶縁44.2は好
適には、ボロシクロサンポリマー、400℃の温度でニ
スを安定させる添加剤を一緒にしたシリコンニス、及び
液状態でファイバグラスに着けられ、その現場で硬化さ
れる熱プラスチック材料のようなバインダ又はコーティ
ング材料44.8を被覆及び/又は浸透される。そのよ
うなコーティング材料は、400℃の温度でワイヤ端部
を損傷させることなく、又コーティングの移動、融落、
あるいはガス発生を起すことなくファイバグラスを所定
個所に安定して保持するものが選ばれる。
【0017】ここに本発明の好適な実施例を図示し記述
してきたが、本発明が特許請求の範囲内でそれら実施例
の全ての変化形をも包含することはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回路遮断器の斜視図。
【図2】図1の2−2線における断面図。
【図3】図2の3−3線における断面図。
【図4】本発明の変化形実施例の図2と同様な断面図。
【図5】図4の回路遮断器のヒータで使用されるワイヤ
の軸心に沿った断面図。
【符号の説明】
10  回路遮断器 12  端子 14  端子 16  サーモスタット部材 16.3  皿形部分 16.4  小断面積部分 18  ハウジング 24  電気接点 28  電気接点 34  当り 36  突出部 38  当り 42  回路遮断器 44  ヒータ 44.1  ヒータワイヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  回路遮断器において、回路に接続され
    る2個の端子、及び、一方の端部に電気接点を有するサ
    ーモスタット金属部材を備え、このサーモスタット部材
    はこれの他方の端部が一方の該端子に溶接装架されて該
    接点が他方の該端子と係合し該回路を両該端子間で閉じ
    るようにされ、該サーモスタット部材はある選択された
    電気抵抗を有し、又皿形の形状を有し、この皿形状は熱
    に応答してある選択された力を発生する特性を該部材に
    与え、ある選択された外界温度帯域において該回路内の
    ある選択された電流に応答して該力が発生し該部材を通
    常スナップ作動で逆皿形状へ動かして該接点を該他方の
    端子から分離させ該回路を開くことにより該回路を保護
    し、該サーモスタット部材は更に、両該端子の間のある
    選択された個所に、他の部分より断面積が小さい部分を
    有し、そして該接点が該他方の端子に溶着した状態にな
    った場合、該回路内の該選択された電流で該小断面積部
    分の個所が焼切れ該部材を2つのセクションに分離して
    該回路を開く如き構成を備える回路遮断器。
  2. 【請求項2】  該サーモスタット金属部材が通常第1
    方向へ動いて該回路を開き、そして該回路を開いた後冷
    却すると反対方向へ動いて該回路を再び閉じ、又該部材
    が該小断面積部分で焼切れると、該部材の該一方の端子
    に固定されている方の一方の該セクションが他方のセク
    ションから分離し該第1方向へ動いて該回路を開き、そ
    して該回路を開いた後冷却すると反対方向へ動くが、電
    気絶縁物のストップが備えられていて、該部材の該分離
    した一方のセクションの該反対方向への動きを中断して
    回路開き状態に保持する、請求項1の回路遮断器。
  3. 【請求項3】  該接点が、該他方の端子と係合して該
    回路を閉じる面を有し、該接点は、該面を形成するある
    選択された厚さの電導材料を有し、この電導材料は、該
    回路を開閉する該回路遮断器の繰返し作動が行われる間
    に浸食され該材料厚を減らして該接点面を第1レベルか
    ら第2レベルへと変化させるが、追加のストップが備え
    られていて、該接点材料が浸食されて該接点面を該第2
    レベルへ変化させた場合該部材の動きを中断して該回路
    の閉じられるのを防止する、請求項1の回路遮断器。
  4. 【請求項4】  該サーモスタット金属部材と並列関係
    で電気付勢されるように両該端子間に電気接続された電
    気抵抗ヒータを備え、このヒータはある選択された電気
    抵抗を有し、該サーモスタット金属部材が該回路を両該
    端子間で開き状態にするように動かされたとき該電気抵
    抗により該部材を加熱して該回路開き状態を維持させて
    該回路を保護し、該回路開き状態は、該ヒータの付勢が
    停止されるまで維持され、そこでその付勢停止と共に該
    回路遮断器はリセットされ、該電気抵抗ヒータの材料は
    、約400℃までの温度範囲で少なくとも約0.004
    0オーム/オーム/℃の抵抗のある選択された正の温度
    係数を有し、ある選択された範囲の安全温度に自己調節
    して安定し、該回路遮断器の外界温度の−40から+8
    5℃の範囲の変動、及び、自動車で普通に起り易い回路
    電圧の+9から+16ボルトDCの範囲の変動の中では
    自動車内の回路を該開き状態に維持する、請求項1の回
    路遮断器。
  5. 【請求項5】  該ヒータが、24ボルトDCまでの回
    路電圧の変動では該選択された範囲の安全温度に安定す
    る、請求項4の回路遮断器。
JP3218257A 1990-08-30 1991-08-29 回路遮断器 Pending JPH04280020A (ja)

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US07/575,461 US5049849A (en) 1990-08-30 1990-08-30 Circuit breaker
US575461 2000-05-22

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