JPH04274728A - ガス中の微量成分分析のための予濃縮方法および装置 - Google Patents

ガス中の微量成分分析のための予濃縮方法および装置

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JPH04274728A
JPH04274728A JP3313839A JP31383991A JPH04274728A JP H04274728 A JPH04274728 A JP H04274728A JP 3313839 A JP3313839 A JP 3313839A JP 31383991 A JP31383991 A JP 31383991A JP H04274728 A JPH04274728 A JP H04274728A
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gas
carrier gas
pressure
sorbent
mass spectrometer
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Wade L Fite
ウエイド・エル・フアイト
Stephen M Penn
ステフアン・エム・ペン
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】発明の分野 この発明は、空気またはその他のガス中の微量成分の検
出に関し、詳細に説明すると、一層高感度の検出および
測定を提供するために、これらの成分を予濃縮する改良
された方法および装置に関するものである。本発明は、
ガスの圧力が分析のため大気圧以下にまで減圧されるガ
スの相対濃度を基本的に測定する、任意の検出器に対し
使用することもできるが、その主要用途は、質量分光測
定に使用するものである。 【0002】発明の背景 予濃縮は、分析化学においては周知技術であり、そして
ガスおよび液体の両方における微量汚染物質の検出に用
いられる。ガスの分析では、通常大気圧または大気圧付
近のガスが、微量成分を選択的に吸着または捕捉する吸
着剤を貫通してまたは通り越して引かれる。この吸着は
、大抵の場合粉末、「羊毛」またはシートである固体収
着剤の表面で一般に起こる。収着剤は、関係化合物を吸
着する能力およびそれらの吸着容量を基礎として選択さ
れる。吸着される微量成分の量は、上記吸着剤が飽和さ
れる以前に、上記ガスが収着剤を通して引かれるか、ま
たはその他の方法で収着剤に接触する時間(「サンプリ
ング時間」)に比例する。このサンプリングが起こる時
限に次いで、収着剤は通常収着剤を急速加熱することに
よってできる微量成分を放出させる。 【0003】上記収着剤の温度は、検体のすべてが同時
に脱離されるように(「フラッシュ脱離」)1ステップ
で十分に上昇させることもでき、または異なる温度で脱
離する異なる化学種が、異なる時間で放出されるように
(「温度プログラムド脱離」)一層緩徐に上昇させるこ
ともできる。どちらの場合でも、上記微量成分は、サン
プリングが完了する期間よりもはるかに短かい脱離時間
内に、キャリヤーガス流内へ再導入され、その結果キャ
リヤーガス内検体の栓の濃縮は、原試料ガス内のその濃
縮したものよりも高度である。そのように作動する装置
の一例として、ペンシルバニア州、ケンブレスビル、エ
ンバイロケム(Envirochem,Kembles
ville,Pennsylvania.)により作ら
れた、ユニバーサル・オートメイテッド濃縮器がある。 【0004】上記収着剤が、管内を通過するガスに対し
て十分に粒状をした薄壁管内に閉じ込められた粉末の形
式であり、かつ脱離期間中、上記収着剤を通るキャリヤ
ーガスの流れが、サンプリング期間中それを通る流れと
反対方向であることは普通のことである。この方法に用
いる予濃縮器の一例として、オートマチック・ケミカル
・エイジェント・モニタ・システム(Automati
c  ChemicalAgent  Monitor
  System)(ACAMS)があり、これは米国
陸軍のサザン・リサーチ・インスチチュート(Sout
hern  Research  Institufe
)で開発され、そしてウエストバージニア州、ルイスブ
ルク(Lewisburg,West  Virgin
ia)のエイ・ビー・ビー・プロセス・アナリチックス
(ABB  Process  Analytics、
以前はCombustion  Engineerin
g,Inc.)、およびアラバマ州、バーミンガム(B
irmingham,Alabama)のシー・エム・
エス・リサーチ・コーポレーション(CMS  Res
earch  Corporation)によって製造
される。 【0005】予濃縮器はまた、液体、通常は水の中の揮
発性化合物の分析に、「パージ・アンド・トラップ」技
法を用いることによって使用される。これに対して、不
活性ガスは液体を通って気泡となり、揮発性汚染物質を
巻込んで、これらを上記ガス試料用に類似の収着剤まで
運ぶ。上記サンプリング(パージング・アンド・トラッ
ピング)が完了した後、上記検体は上記のように収着剤
から脱離される。オハイオ州、シンシナチのテクマ社(
Tekmar  Company  of  Cinc
innati,Ohio)で作られたテクマ・エル・エ
ス・シー2000(Tekmar  LSC  200
0)は市場で入手できる「パージ・アンド・トラップ」
器具の一例である。 【0006】予濃縮器は、検体を分離および確認するた
め、ガスクロマトグラフ(GC)と共に一般に用いる。 脱離相期間中の予濃縮器(または最終トラップ)を通る
上記キャリヤーガスの流量は、一般に、上記GC分離管
の特性によって測定される。例えば、毛管分離管は在来
の充てん分離管よりも低い質量流量を用いる。さらに、
上記GCの分解能および感度を向上させるため、上記G
C分離管の入口またはその付近で、通常低温工学的手段
により、脱離した検体が、しばしば再びトラップされ、
これから検体が急速に脱離され短期間内に、上記試料が
分離管内に注入される。上記テクマLSC2000「パ
ージ・アンド・トラップ」器具は、充てん−メガボア(
megabore)分離管を用いる、市場で入手できる
ガスクロマトグラフと共に使用され、そしてテクマ・モ
デル1000毛管インタフェースは低温工学的再焦点合
わせを用いて、テクマLSC2「パージ・アンド・トラ
ップ」器具を毛管分離管ガスクロマトグラフと共に作動
できるようにする。 【0007】下記出版物は、上記従来技術の装置および
技法のさらに包括的な説明のために引用し、そして参考
までにここに編入する。 1.エス・ダブリュー846,「固体廃棄物の評価のテ
スト方法」3版、イー・ピー・エー出版オー・エス・ダ
ブリュー0000846;方法0030および5040
.(SW−846,“Test  Methods  
for  Evaluation  of  Soli
d  Waste,”Third  Edition,
EPA  Publication  OSW0000
846;Methods0030and5040.) 2.デー・エル  フォックス.分析化学61,1R(
1989),と参考文献(D.L.Fox.Anal.
Chem.61,1R(1989),andrefer
ences  within.) 3.デー・エル  フォックス.分析化学59,280
R(1987),と参考文献(D.L.Fox.Ana
l.Chem.59,280R(1987),and 
 references  within.)4.アー
ル・エー  カゲルとエス・オー  フアウエル、分析
化学58,1197(1986).(R.A.Kage
l  and  S.O.Farwell,Anal.
Chem.58,1197(1986))5.ピー・エ
ー  スチュドラとダフリュ  キジョウスキ,分析化
学56,1432(1984).(P.A.Steud
ler  and  W.Kijowski,Anal
.Chem.56,1432(1984))【0008
】6.アール・オトソン,ジエー・エム  リーチ、と
エル・テー・ケー  チュング.分析化学59,58(
1987).(R.Otson,J.M.Leach,
and  L.T.K.Chung,Anal.Che
m.59,58(1987). 7.テー・ベラーとジエー  リヒテンベルグ、ジヤー
ナル・アメリカ上水道連合66,739(1974).
(T.Bellar  and  J.Lichten
berg,J.Am.Water  Works  A
ssoc.66,739(1974).) 8.合衆国環境保護局「水中の揮発性有機化合物の毛管
分離管ガスクロマトグラフィ/質量分光測定パージおよ
びトラップによる方法524.2」8月,1986.(
United  States  Environme
ntal  Protection  Agency,
“Method  524.2.Volatile  
Organic  Compounds  in  W
ater  by  Purge  and  Tra
p  Capillary  Column  Gas
Chromatography/Mass  Spec
trometry,”August,1986.) 9.エヌ・キルシエン  アメリカン  ラボラトリ 
 16(12),60(1984).(N.Kirsh
en,Am.Lab.16(12),60(1984)
.)10. エル・デー  ランダウとイー・エム  
リフシツ「流体力学」訳者、ジエー・ビーサイケスとダ
ブリュ・エイチ  レイド.ペルガモン  プレス.ロ
ンドン,1959.P.59.(L,D.Landau
  and  E.M.Lifshitz,“Flui
d  Mechanics,”Translated 
 by  J.B  Sykes  and  W.H
.Reid,Pergamon  Press,Lon
don,1959,P.59.)【0009】本発明の
要約 現存の装置において、検体の入るキャリヤーガスは、一
般に、最終トラップの高圧側に関して、いつも大気圧に
、大気圧付近または大気圧以上にあるとは限らなければ
、最後に脱離される。本発明の一重要特徴は、上記キャ
リヤーガス中の検体の濃度を増すために、脱離期間中、
上記トラップの両側に実質的に減少した圧力、また低体
積流を短時間用いることにある。予濃縮の理論を考慮す
ると、ガスの試料から採取されて、理想的予濃縮器に吸
着される微量成分分子の全数(N)は次のとおり表わさ
れる。 N=fs ns Ws ts           (
1)【0010】ここに、fs はガス中の微量成分の
分別分子濃度であり、ns は予濃縮器に流入するガス
の圧力に比例する、空気分子の数密度(cc−1)であ
り、Ws は予濃縮器に流入する体積流量(cc/se
c)であり、そしてts はサンプリング時間(sec
)である。分子の同一全数(N)が脱離相間に上記予濃
縮器から放出され、すなわち: N=fd nd Wd td           (
2)【0011】ここに、パラメータは、脱離相に適当
なものであり、かつndおよびWd がそれぞれ予濃縮
器を離れるガスの数密度および体積流量である以外は、
方程式(1)と同一意味である。ここで使われた下付き
文字「s〕および「d」は、方程式内でそれぞれ「sa
mple(試料)」および「desorption(脱
離)」を表わす。方程式(1)および(2)の組合わせ
は、脱離およびサンプリング相期間中の微量成分の分子
濃度の比として予濃縮ファクター、すなわち「gain
(ゲイン)」(G)を定める: 【数1】 理想気体においては、次の方程式が当てはまる。 【数2】 【0012】ここに、Pは圧力、Kはボルツマン定数、
Tは「K」ケルビン温度、pは質量密度(gm/cc)
、nは数密度、そしてmは分子質量である。従って方程
式(3)は別に次のように表わすこともできる:【数3
】 【0013】ガス(Q)のマスフローは質量密度と体積
流量の積、すなわちQ=pWである。従ってGはまた次
のように示される: 【数4】 【0014】ここに、下付き文字「s」と「d」は再び
サンプリングと脱離の期間を示す。粘性流において、管
または流路のような絞りを通過する圧縮性ガスのマスフ
ローは、等温状態下で良好な近似を得るように、上記絞
りの両端部の高圧と低圧(それぞれPo およびPf 
)の圧力の平方の差に比例し、従って: 【数5】 【0015】方程式(6)および(7)において、Po
 −Pf は管の両端部間の圧力差で、方程式(8)で
はこの差が「ΔP」として示される。また方程式(8)
の<P>は管内部の代数学的平均圧力で、方程式(7)
の【数6】 である。方程式(6),(7)および(8)のKは、管
の幾何学的形状および上記ガスの粘性係数によるファク
ターである。ガスの粘性係数はその圧力に無関係である
ため、ファクターKは定数である。 【0016】方程式(5)および(8)の組合わせは、
サンプリングおよび脱離相期間中の、管内平均圧力およ
び両端の圧力低下によって、ゲイン(G)の表示ができ
る。 【数7】 上記サンプリング相中のガス流量を最大にするため、上
記予濃縮器の出口端部における圧力が事実上零になるよ
うに、ガスは十分な速度でポンプ作動される。この場合
【数8】 ここにPs は、再びサンプリング期間中上記収着剤の
入口における圧力である。これらを方程式(8)に代入
すると、次式が得られる: 【数9】 【0017】従って、方程式(5)と(10)の組合わ
せで、ゲインの比較的簡単な式が与えられる:【数10
】 一例として、もしサンプリングが大気圧において(Ps
 =760torr)で行なわれ、かつ脱離相期間中上
記予濃縮器両端の圧力差が100torrであるとすれ
ば、低圧端部における圧力は40torrとなるので、
たとえ上記サンプリングと脱離時間が等しいとしても、
予濃縮ファクターGは32となる。 【0018】脱離相期間中に、管の圧力低下があれば、
ΔPd は収着剤の低圧端部における圧力<P>d よ
りもはるかに高く、従って 【数11】 そしてゲインに対する表現は更に簡単化される:【数1
2】 上記方程式から、ガスのサンプリング相で高い圧力およ
び大体積流量が起こり、そして脱離相ではるかに低い圧
力および小体積流量が用いられるような、異なる圧力お
よびガス流量を与えることによって、実質的により大き
なガスおよび蒸気の予濃縮が達成され、これが質量分析
計による分析に適していることが理解されよう。 【0019】本発明はこの概念を利用し、活性収着剤を
大気圧または大気圧付近の分析するガスまたは蒸気の試
料に露出することにより、閉じ込められた空間内にある
上記収着剤は、密封されてその内部圧力は減少する。次
に、収着剤を加熱して、以前に吸着した成分を上記閉じ
込められた空間に流入する低圧ガスに脱離し、これらの
成分を質量分析計のイオナイジングチャンバまたは他の
低圧検出器に運び、次にこれら成分を分析する。もしも
、脱離時間が吸着に要する時間よりも少なければ、関係
するガスおよび蒸気のさらに一層の濃縮が生じる。本発
明の適合性および可能性は、この説明が進むにつれて、
添付図面を参照し当業者には一層十分に理解されよう。 【0020】好適実施例の説明 図1について説明すると、弁V1 およびV2 は可変
リーク弁である。弁V2 は、脱離相期間中、および低
圧ガス源内圧力、脱離期間圧力Pd に関連して、収着
剤10を通る上記ガスの質量流量を調整するのに用いら
れる。弁V1 は、質量分析計14または他の低圧検出
器に導く可変リーク弁で、弁Eから弁V1 まで脱離ガ
ス流の十分に小さい試料を送るように調整され、質量分
析計14の真空ポンプ17または他の低圧検出器により
与えられる真空装置によって操作される。弁A,B,C
,DおよびEは、以下説明するように開放か、または閉
鎖される高コンダクタンス弁で、弁AとBは開放され、
そして弁C,DおよびEは閉鎖される。 【0021】サンプリング相の期間中、弁AおよびBは
開放され、弁C,DおよびEは閉鎖される。通常大気圧
にあるガスは、収着剤10、ここでは管の内側の粒状粉
末として示される、を通り、真空ポンプ18の方へ引か
れる。所定のサンプリング時間ts の後に、弁Aは閉
鎖され、そして弁Cは開放され弁Bは開放されたままで
、真空ポンプ18は収着剤管10内の圧力を低下させる
。 弁Cを含むバイパスの目的は、上記収着剤管10の左側
に(図1に示されるように)、体積の急速ポンプダウン
をさせることにある。このバイパスは上記収着剤管10
においては不可欠ではなく、結局ポンプダウンされるが
、収着剤管10の左側へのガスはすべて、ガス流に対し
障害物である上記収着剤を通してポンプ作動されねばな
らない。バイパスがなければ、予濃縮順序を完了する期
間は僅かに長くなる。 【0022】上記収着剤管10内に十分な真空がある時
には、弁BおよびCが閉鎖され、弁Dは開放されて低圧
ガス源11からのガスは収着剤管10に入る。弁Dと共
に同時に、または若干おくれて弁Eが開放されて、収着
剤10を通って低圧ガスが流れる。ガスの流れが確立さ
れた後、収着剤管が加熱器12により急速加熱されて、
収着剤10に吸着された成分は、放出されて低圧ガス流
に入る。この流れの一部は切り離され、可変リーク弁V
1 およびイオナイザ15を経て、質量分析計14また
は他の低圧検出器に入る。残余のガスは弁V2を通過し
てポンプ18に入る。加熱器12は収着剤管10の周り
に巻いた電気的に付勢されるヒーターリボンを含むが、
他の加熱手段は当業者には明白であろう。質量分析計1
4は真空ポンプ17により排気される。イオナイザ15
は、異なるポンプ配列内の、他の真空ポンプ(図示せず
)により排気される、チャンバ内に配置することもでき
る。 【0023】脱離時間td は、上記サンプリング時間
中に吸着された全微量成分を脱離するに要する期間であ
る。この期間は、上記収着剤管10に対する熱流の速度
を変更することにより、制限値内に制御できる。一層急
速な加熱は、より少ないtd を生じ、従って方程式(
5)で説明したように、高いゲインファクターGを生じ
る。微量成分がイオナイザ15に入る期間は、脱離ガス
流量とは無関係である。例えば、所定圧力における緩徐
な脱離ガス体積流量を用いることは、脱離ガス流内の微
量成分の、高い数密度(または分圧または分別濃度)を
生じ、何故ならばそれらがガス流に沿う短かい距離にわ
たり分布されて、大きい信号が生じるからである。しか
し、上記ガス流内の微量成分のこの短かい長さは、緩徐
な線形流速のために、時間td の同一長さ内の弁V1
 を介して受入れられる。 【0024】それにもかかわらず、上記体積流量は、収
着剤10から弁V1のある質量分析計14の入口まで、
脱離した検体を運ぶのに要する期間を決定しない。この
運送時間を決める、上記キャリヤーガスの線速度は、体
積流量に比例する。低圧脱離状態下において、高線速度
と低質量流量とは同時に生じる。図1に示される質量分
析計14の、脱離した検体に対する応答は、またイオナ
イザ15の体積およびイオナイザ15と質量分析計14
を分離する開口16のポンピング速度によって影響をう
ける。例えば、脱離した検体が、上記イオナイザ15に
入り、直ちにイオナイザ15全体に拡散する場合を考え
よう。イオナイザ15内の検体濃度fi(t)は、上記
検体がイオナイザに入る期間中、指数関数的に増加する
(0<t<td): 【数13】 【0025】ここに、fd は脱離ガス流内の検体濃度
であり;そしてτはイオナイザの時定数特性である。一
たび上記検体を含むガスのスラグ流れが、弁V1 の入
口を通過すると(t>td )、上記イオナイザ内の濃
度は、そのピーク値fi (td )から、同じ時定数
τと共に指数関数的に低下する: 【数14】 方程式(13)および(14)の時定数τは、イオナイ
ザの体積Vi と、イオナイザ15から出るポンピング
速度Si (単位時間ごとの体積の単位)との比であり
、従って: τ=Vi /Si               (1
5)【0026】図1において、イオナイザ15は、質
量分析計14からイオナイザ15を分離する開口16だ
けを通してポンピングされる。もしも、イオナイザの時
定数τが、脱離時間td と比較して小さければ、イオ
ナイザ15内の検体濃度は、キャリヤーガス内の検体濃
度fd に急速に接近し、かつあとに続く。逆に、もし
も上記時定数τが、脱離時間td よりもはるかに大き
ければ、イオナイザ15内の検体濃度は、検体がイオナ
イザ15に入る期間中、キャリヤーガス内の濃度の僅か
一部まで上昇する: 【数15】 【0027】次に上記濃度は、方程式(14)により特
性時定数τと共に低下する。電子衝撃(EI)および化
学イオン化(CI)に用いるイオナイザは、通常小体積
と十分に大きい開口があり、これによりその時定数τが
通常の脱離時間(2−3秒)よりも小さく、そして図1
に示される配列で十分である。しかし、若干の放電イオ
ン化源は、それらのプラズマを限定された再結合させる
ため、大体積と適度に高圧とを必要とする。このような
場合、図2に示した配列が好ましく、ここで脱離ガスの
すべてがイオナイザを通って流れるように指向され、そ
してこのイオナイザ15を通るガス流量が増加する。図
1に対する、空気または他のガスをサンプリングするた
めの、および質量分析計による次の分析に対し微量元素
を濃縮するための適当な弁調節順序を、表Iに説明する
。 【0028】 【表1】                          
       表      I  弁A,B,C,D
およびEはオン/オフ弁である。開放している弁を示す
のに「1」を用い、閉鎖した弁を示すのに「0」を用い
、弁調節順序は次の通りである:                 弁        
              収着剤        
                    相    
  A  B  C  D  E        加熱
器12      プロセス            
1.    0  1  0  0  0      
    オフ        初期ポンプダウン   
   2.    1  1  0  0  0   
       オフ        空気のサンプリン
グ    3.    0  1  1  0  0 
         オフ          減圧  
              4.    0  0 
 0  1  1          オフ     
   脱離ガス流確立        5.    0
  0  0  1  1          オフ 
       検体の脱離         【0029】図2の配列において、弁A,B,C,Dお
よびEは、図1におけるように作動し、そして弁V1 
およびV2 は上記イオナイザ内の適当な圧力だけでな
く所望脱離マスフローを生じるように調節される。どち
らの配列(図1および図2)においても、低圧脱離ガス
は、上記予濃縮器に入る、初期ガスと同一である必要は
ない。実際、試料にされるガスと化学的に異なる、低圧
脱離ガスを用いることが望ましいことがしばしばある。 例えば、若干の空気試料中の微量成分は、上昇した温度
で酸素と反応することもある。もしも、空気が脱離ガス
としても用いられるならば、脱離した検体は、脱離プロ
セスにおいて加熱された空気内の酸素と反応することも
あり、そして異なる種をつくる。アルゴンのような不活
性ガスまたは二酸化炭素のような完全に酸化したガスが
、このような場合に望ましいこともある。逆に、反応性
キャリヤーガスは、最初の検体の誘導体を検出し、また
は脱離ガスとの反応性または反応経路に基づく同様な質
量スペクトルをもつ化合物を識別し、またはもっと容易
にイオン化される種をつくることに都合よく用いられる
。 さらに、イオン化方法として、化学イオン化を用いる時
には、化学イオン化試薬ガスが脱離ガスとなることもあ
る。 【0030】予熱器22により予熱された、低圧予熱脱
離ガスを用いることは、収着剤管10内の吸着剤の温度
上昇のために熱を与え、従ってそこから脱離を生じる期
間を短縮するか、または加熱器12の加熱熱量を減少す
る。低圧脱離ガスの熱容量は、通常収着剤管10内収着
物質の熱容量よりもかなり小さい。それにもかかわらず
、多くの収着物質の低い熱伝導率のために、分子脱離か
らそれらの表面に濃縮される、高温脱離ガスによって生
じる熱活性となり、上記予熱脱離ガスは、他に期待され
る以上の、一層有効な脱離プロセスに対する助力を与え
る。図1および図2の配列から、脱離マスフローが十分
に大きく、かつ質量分析計14または他の低圧検出器の
容量は、脱離ガスの僅少部分だけが、分析用開口16を
通り受け入れられると仮定すると、質量分析計または他
の検出器のガス処理容量は、限定特徴となる。もしも、
脱離ガスのマスフローが十分に低く、かつ質量分析計の
真空ポンプのポンピング容量が高いならば、全脱離ガス
流が開口16およびイオナイザ15を介して、質量分析
計14に流入される。このような場合、弁V2 を閉鎖
しまたは図3に示すような別配列に代えることもできる
。 【0031】図3に示された配列において、弁A,B,
C,DおよびEの開放および閉鎖の順序は、図1および
2に対するものと同一である。真空ポンプ17は、質量
分析計の圧力を通常10−5torr  の範囲内に保
持する高速度ポンプ(通常、数百リットル毎秒)である
。ここの差は、全脱離ガス従って質量分析計14のイオ
ナイザ15に入る収着剤により吸着され、次に質量分析
計14自体にその開口16を通して受け入れられる全微
量成分である。代表的質量分析計に入る実際の質量流量
は10−3torr/l/secまたは約0.1atm
−cc/minのオーダで、そして脱離ガスの同一質量
流量は従って、上記収着剤10を通過できる最大量であ
る。この場合、調整可能な弁V1 および低圧脱離ガス
源により与えられる圧力は、脱離ガス圧力および実際の
マスフローを制御する。極めて低い脱離圧ならびに極め
て低い脱離ガスマスフローに対して、弁V1 は、広く
開放されるべきか、または図4に見られるように除かれ
るかのいずれかである。 【0032】もしも、電子衝撃(EI)または化学イオ
ン化(CI)イオナイザ15を用いるならば、両方とも
1torr以下の圧力で通常作動し、もしも、上記微量
成分が収着剤10およびイオナイザ15間の導管の内壁
または弁Eの内壁に吸着される傾向がなければ、図4の
配置が受け入れられる。しかし、もしも微量成分がこれ
らの表面に固着される傾向ならば、図3の配置が好まし
く、何故ならば低圧ガス源および弁V1 が、収着剤と
弁V1 との間に高圧を維持するようにセットできて、
上記導管に対する微量成分の拡散を制止するからである
。方程式(5)に従い、濃縮の相対的ゲインはサンプリ
ング相中の上記マスフローと、脱離相中のマスフローと
の比によるものである。拡散損失と検出方法のフロー必
要条件は、最後に最小受容可能な脱離マスフローを決定
する。従ってサンプリング期間Qs 中のマスフローは
、上記ゲインを最大にするために、できるだけ大きくな
ければならない。サンプリング期間中の絶対マスフロー
は、上記予濃縮器の両端部における圧力の平方の差に対
する、予濃縮器のマスフローQである、方程式(6)の
ファクターKにより決定される。このファクターは明ら
かに、管の場合には長さと内径の幾何学による。サンプ
リング中高いマスフローを得るためには、予濃縮器の管
は短くなければならない。 【0033】しかし、短い管の使用は、サンプリング相
中に収着剤上の吸着位置が完全にうめられて、上記収着
剤がサンプリング相中すべての微量成分を吸着しなくな
る可能性に通じる。そのような場合、収着剤は飽和され
、その後収着剤を流れ通るサンプリングガス中の微量成
分は、それらがたとえサンプリングマスフローまたサン
プリング時間ts 内にあるにしても、脱離相中検体濃
度内で反射されない。一解決方法は、GがTs に比例
するようになるまで、サンプリング時間を減らすことで
ある。別法として、Gを高く保持しようと努めるならば
、予熱器12または22から管の中央まで熱エネルギー
の伝導は、幾何学的変化により影響を受けるので、脱離
時間td 増加の許容し得る損失をして、予濃縮器は大
型幾何学的配置の一つ(管状予濃縮器の場合における長
さおよび直径)と交換できる。通常用いられる予濃縮技
術にともなう大きな問題は、脱離時間に対するサンプリ
ング時間の比に、上記技術が主として、またしばしばこ
の比だけに頼ることである。若干の期間が、最小脱離時
間を決定する予濃縮試料に関する測定のために要求され
るので、特定予濃縮ファクターを達成するのに必要とさ
れる時間の長さは、比較的大きくなければならないこと
になる。数学的にこれはts =Gtd で示される。 【0034】例えば、数百ダルトンの範囲にわたって多
数走査するために約0.1秒を要すると考察する。吸着
したガスを小さい収着剤の管から排出するのに通常約2
秒を要するので、上記質量分析計は、脱離ガスが存在す
る時間以上に多数走査ができる。従来型予濃縮器で濃縮
ゲインファクターを120とすれば、サンプリング時間
ts は約120×2秒=240秒=4分とならねばな
らない。対照的に、本発明に関しては、40torrの
脱離圧力および100torrの脱離圧力低下(上記計
算の場合)を用い、そして脱離時間td =2秒のため
に、所望ゲインファクター120を達成するには、方程
式(11)はサンプリング時間が僅かに7.5秒である
ことを示し、従って全測定時間は、(サンプリング時間
に脱離時間を加え、さらに弁切換の1または2秒を加え
)、従来型予濃縮器の場合における全測定時間4分では
なく、弁が開放および閉鎖した後の圧力変遷時間を無視
して約10乃至12秒である。 【0035】所定試料を分析するのに要する全時間の長
さは、プロセスに必要なガス流が、開始、停止または反
転、もしくは、それらの圧力または速度の変化により修
正される時に、変遷が考えられることが重要である。全
般に、多量のガスが管を通って排出される時には、粘性
流が生じ、時間の関数P(t)として体積内圧力が理論
的に次式により与えられる: 【数16】 【0036】ここに、Po が初期圧力で、aは管の内
径そしてLは管の長さ、Vはガスの体積そしてηはガス
の粘性係数である。直径1/8″(a〜0.15cm)
長さ30cmの管を通して、大気圧(Po =760t
orr〜1×106 ダイン/cm2 )から空気(η
〜10−4  ポアズ)をポンピングすると、100c
m3 の体積から0.01気圧までポンプダウンするま
での時間は次のとおりである: 【数17】 この計算は、ポンプダウンおよびレットアップ時間が1
秒またはそれ以下のオーダでなければならないので、無
用の体積を小さく、かつ管路の長さを短く保つ必要性を
示す。 【0037】測定サイクル中で最も時間を浪費する態様
の1つに、微量成分が熱的に脱離された後のクールダウ
ン時間である。強制冷却は、外面に沿い冷却空気をブロ
ーし、または管の周りに冷却液を循環しながら、上記収
着剤管を通して、冷却したガスを流すことにより達成さ
れる。しかしペルチエ冷却のような他の手段も用いられ
ることは、当業者には周知である。しかし、どんな手段
が用いられるにしても、それらが時間を消費し、かつ装
置の構造を複雑なものとする。別なとりあげ方で、2つ
またはそれ以上の予濃縮器を平行に設けて、それらの間
をスイッチするものがある。一方を使用しながら、他方
を冷却するものである。これを行なう装置が図1aに示
される。弁FおよびF′は、一方の予濃縮器が作動でき
ながら、他方が冷却され、そして逆もまた同じである。 低圧ガス供給源11および11′、真空ポンプ18およ
び18′および高圧取入口など、若干の装置が共通に有
する。分離弁V1 とV1 ′およびV2 とV2 ′
が共にあるので、弁FとF′は省略することもでき、そ
して弁EとE′は、予濃縮器IとIIから開口16とイ
オナイザ15を介して質量分析計14に交互に流れを切
換えるのに使用できる。 【0038】本発明による予濃縮器の概念は、1990
年4月、ペンシルバニア州ピッバーグのエクストレルコ
ーポレーション(Extrel  Corporati
onin  Pittsburgh,PA)の質量分析
計と共に首尾よく実行された。このテスト装置は図1に
示される装置に類似し、その内の予濃縮器は図5に示さ
れるような収着剤管構成のものであった。ここに使用さ
れた収着剤管30は普通のマイクロヘマトクリット毛管
で(フィシャー・サエンティフィクコンパニー、ピッツ
バーグ、ペンシルバニア州、Fischer  Sci
entific  Co.,Pittsburgh,P
A.カタログNo.02−668−68)、長さ37m
m、内径約1.5mmそして壁の厚さ約0.1mmであ
る。この管の極めて薄い壁が収着剤31の急速加熱と冷
却とを可能にしている。上記毛管は、1cmの長さのメ
ッシュ60/80クロマソルブ(Chromasorb
)106収着剤(商標マンビル、イリノイ州デイアフイ
ルド、応用科学研究所、オールテク・アソシエイツ・イ
ンコ購入;TM.Manville.purchase
d  from  Alltech  Associa
tes,Inc.,Applied  Science
  Labs,Deerfield,IL)と共に包装
され、上記収着剤は、その各端部上に3mmの長さで、
強く包装されたシラナイズド(silanized)ガ
ラスウール32の片により適正位置に保持される。上記
収着剤管を取り巻いて巻かれたニクロムリボン(図示せ
ず)は、吸着した検体を脱離する抵抗加熱器12として
役立つ。 【0039】ニクロムリボンに点溶接された、J形熱電
対接合部は、上記リボンの温度を測定し、そして温度制
御装置(フェンウオール、モデル550、Model 
 550,Fenwall)は、脱離期間中のその温度
を調整した。上記収着剤管は1/16″のスエージロッ
ク継手34(商標クロフオード  フイテングコンパニ
、Crawford  Fitting  Co.)お
よびテフロンのフェルールにより、上記装置の残余の部
分に密閉される。図1に示されるように、残りの配管類
は、1/8″管類(ステンレスおよびテフロン)、1/
8″スエージロック継手、テフロンソレノイド弁(ニュ
ージヤジ州フェアフィールド  ゼネラル  バルブコ
ーポレーション、パーツ2−10−900およびニュー
ジヤジ州スプリングフィールド  バルコーエンジニヤ
リング  コーポレーション、モデル20−1−3;P
art2−10−900,General  Valv
e  Corporation,Fairfield,
NJ;and  Model20−1−3,Valco
r  Engineering  Corp.,Spr
ingfield  NJ)、およびステンレス鋼ニー
ドル弁(ホイテイ、モデルSS22RS2、Model
s  SS22RS2  Whitey)を含む。日立
160VPキュートバック(174L/min)は図1
に示される真空ポンプ18として役立ち、そして図1の
収着剤管10の各端部のガスの圧力は、静電容量式マノ
メータ(マサチユセッツ州バーリントン、エム・ケー・
エスインストルーメンツ、インコ、のバラトロン形  
122AA−01000DB;Baratron  t
ype122AA−01000DB,MKS  Ins
truments,Inc.,Burlington,
MA)で測定される。このマノメータはステンレス鋼ト
グル弁(図1〜4に示されず)を介して予濃縮器に連通
され、これは予濃縮器内の体積超過を避けるため、完全
な予濃縮処理中一般に閉鎖されたままである。圧力測定
は通常特定予濃縮手順の準備中にだけ行なわれる。 【0040】脱離期間に対する低圧ガス供給は、周囲空
気と真空ポンプ18間に、直列に結合された2個のニー
ドル弁により与えられる。2個のニードル弁間の領域は
、弁Dに連結され、このニードル弁は、収着剤で所望圧
力を生じるように調節される。上記ニードル弁を通る十
分なガス流が維持されて、収着剤管10を通るガス流が
収着剤に加わる圧力に影響を及ぼさないよう確保する。 この配列は電子回路におけるスチフ分圧器に類似してい
る。真空調整器(例えばマテソンMatheson  
モデル3491)は、使用してもよい他の手段からなる
。これらの実験に用いた質量分析計14は、差動式ポン
プの単一4段装置であった(スペクトルSpectr 
 EL,ペンシルバニア州ピッツバーグ、エクストレル
  コーポレーション;Extrel  Corpor
ation,Pittsburgh,PA)、質量分析
計の第1真空チャンバは、イオン源を収容し、450L
/Sターボ分子ポンプでポンプ作動され、そのポンピン
グ速度は上記チャンバへの連結により約150L/Sに
制限された。後部真空チャンバでポンプ作動される、3
20L/S拡散ポンプは、4段マスフィルタを収容する
。下記に記載の実験のすべては、70eV電子で動作す
る電子衝撃イオン源を用いて行なわれた。 【0041】外部タイマー(クロントロールChron
Trol、カリフオルニア州サンヂエゴ、リンドバーグ
  エンタプライズ  インコ.;LindburgE
nterprises,Inc.,SanDiego,
CA.)は予濃縮器内ソレノイド弁の動作を制御した。 上記予濃縮器の作動を調査するのに用いたタイミング手
順は、再び開放した弁を示すのに「1」を用い、閉鎖し
た弁を示すのに「0」を用いて、下記表IIに説明する
。 【0042】 【表2】                          
     表      II           
 弁                    収着剤
                         
     相      A  B  C  D  E
        加熱器      プロセス    
        期間1.    0  1  0  
0  0          オフ    初期ポンプ
ダウン      2秒2.    1  1  0 
 0  0          オフ    空気のサ
ンプリング    3秒3.    0  1  1 
 0  0          オフ      減圧
                2秒4.    0
  0  0  1  1          オフ 
   ガス流確立            3秒5. 
   0  0  0  1  1         
 オフ    検体の脱離          10秒
                         
                         
        合計  20秒 【0043】この順序でサンプリング時間は3秒で、合
計サイクル時間は(脱離後の収着剤冷却に要した時間は
除外)20秒であった。このタイミング順序を用いる実
験は、四塩化炭素(CCl4 )の様々の量を添加した
空気で行なわれた。図6は予濃縮サイクル中の時間の関
数として記録された質量分析計信号が示され、ここで百
万につき(ppm)3.4部の全CCl4 濃度を含む
空気が試料とされた。質量分析計に到る弁E(図1)が
走査に入る約7秒間開放され、その時に信号内で若干増
加しているのが見られた。走査に入る約10秒間上記収
着剤10は加熱され、吸着した検体を急速に脱離させる
。質量117,119,121および123ダルトンで
記録されたデータは、CCl4の質量スペクトル内の主
要ピークはその後間もなく著しい応答を示し、そして上
記脱離形状は期間中の約2秒間である(1/2強度にお
ける全幅として測定した)。比較のため、140ダルト
ンにおける反応は、CCl4 に関連しない背景質量が
僅かな応答を示すだけである。 【0044】119,121および123ダルトンにお
ける質量ピークは、1個またはそれ以上の37Cl原子
を含むCCl4 分子のフラグメントイオンに対応する
。37Clの同位体存在度に基づき、123ダルトンに
おける信号は、十億につき約50部の濃度で存在する検
体から有効に生じる。上に示した脱離形状は、上記キャ
リヤーガス中の脱離した検体の濃度を増すために、低圧
および低流量脱離状態を用いて記録された。これらの脱
離形状は、脱離相におけるCCl4 の濃度が、空気試
料中のその濃度の約550倍であることを示す。上記サ
ンプリング時間と脱離時間とがこの場合(それぞれ3秒
と2秒)ほぼ等しいので、濃縮におけるゲインは、サン
プリング相および脱離相期間中の圧力および流量の差か
ら殆ど完全に生じている。このゲインは、質量分析計内
へ3.4ppm試料を直接導入して生じた信号に対して
、上記脱離形状のピーク強度を比較することにより測定
される。 各信号はブランク空気試料により作られた背景レベルに
対して補正され、かつ、固有の弁は脱離および直接サン
プリング測定の両方の期間中、上記質量分析計が2×1
0−5torrの圧力になるように調節される。上記質
量分析計内の全圧は、上記2つの測定値において同一で
あるから、背景補正信号の比較は、相対濃度の直接比較
である。 【0045】この例において観測されたゲインは、下記
表IIIに示されるような、脱離圧力、流量および時間
の比較から計算された、ゲインGの2つのファクター内
にある: 【0046】 【表3】                          
   表        III          
            サンプリング       
     脱  離                
      平均圧力<P>    369torr 
     18.5torr            
    圧力差  ΔP      668torr 
     21    torr          
          時間             
   3秒            2秒(1/2 強
度における全幅)    計算ゲイン=950 【0047】この場合、予想ゲインと観測ゲインとの間
の差は、上記のように収着剤10の飽和に大きく起因し
ている。図7は、飽和の結果を示す+/−誤差バーを付
け、各モニタイオン質量に対するCCl4 濃度の関数
として、脱離期間中のピークイオン信号を示す。各CC
l4 同位体フラグメンティションに対する脱離した信
号は、試料濃度に関して線形に増加はしない。最後に方
程式(9)は、ゲインGが、これから脱離相期間中イオ
ン強度が、脱離期間中の上記収着剤管内の平均圧力に対
して反比例であることを予示している。図8においては
、空中のペルフルオルトリブチルアミン試料に対する脱
離圧力に関し、質量69におけるピーク強度の依存関係
を示している。上記信号は、一定サンプリング状態(試
料濃度、マスフローおよび時間)および脱離期間中収着
剤両端の圧力差一定の30torrに対する、脱離期間
中平均圧力の関数として測定された。 【0048】上記イオン信号は、予期どおり減圧で増加
する(増加1/<P>d )が、信号は1/<P>d 
に関して線形に増加しない。この不一致は、少なくとも
一部、観測した一時的脱離ピークの形状が圧力に依存し
ているという事実に起因している。増加する圧力と共に
増加した観測ピーク幅は、おそらくより高い圧力と流量
で緩徐に加熱し、1/<P>d に対する信号の非線形
応答の一因となるからである。本発明の好適実施例を説
明したが、添付の請求項の範囲内で他の改作および変型
がつくれることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例である、冷間に微量成分を
吸着し、かつ熱間にこれらを気相に放出する、収着物質
を入れた管、質量分析計として示される低圧検出器から
なる予濃縮器を略示形式で示し;
【図2】2個の予濃縮器配列が、1個の質量分析計に接
合されている以外は図1に類似しており;
【図3】本発
明による質量分析計と組合わせた予濃縮器の別配列を示
し;
【図4】全脱離濃縮成分が、質量分析計で受入れられる
、質量分析計と組合わせた予濃縮器の他の略示配列であ
り;
【図5】電子衝撃または化学イオン化がイオナイザ内で
起こり、かつ脱離圧力がイオナイザ圧力と調和する、本
発明のさらに他の略示であり;
【図6】本発明に用いられるような、収着剤管の詳細断
面図であり;
【図7】空中の微量四塩化炭素からの異なる同位体フラ
グメントイオンの脱離分布のグラフであり;
【図8】空
中の四塩化炭素の関数として脱離期間中、ピークの同位
体フラグメントイオン信号を示し;そして、
【図9】空
中のペルフルオルトリブチルアミン試料に対する脱離圧
力に関し、質量69におけるピーク強度の依存関係を示
す。
【符号の説明】
10,10′  収着剤管 11    低圧ガス源 12,12′  加熱器 14    質量分析計 15,15′  イオナイザ 16    開口 17    真空ポンプ 18,18′  真空ポンプ 19    開口 22    加熱器  すなわち予熱器25    イ
オナイザ 30    収着剤管 31    収着剤 32    ガラスウール 34    継手

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  連続する分析のための、ガス中の微量
    成分を予濃縮する方法であって:A.予め決められた期
    間、予め決められたガス状の質量流量で移動する試料ガ
    スから、閉じ込めた収着剤物質上に、上記微量成分のう
    ちの少なくとも1つを吸着させること;B.上記1微量
    成分を受け入れる検出装置の取入口を含む密封空間内に
    、上記収着剤物質を閉じこめること;およびC.上記試
    料ガスのガス状質量流量よりも実質的に小さい、予め決
    められたガス状質量流量で移動するキャリヤーガス内に
    、予め決められた期間上記収着剤物質から1微量元素を
    脱離させること;これにより、上記脱離した成分が入っ
    ている上記キャリヤーガスに対する、上記1微量成分の
    脱離した量が、上記微量成分を入れた上記試料ガスの部
    分に対する、上記1微量成分の同一量よりも実質的に多
    くなっている、のステップが含まれるもの。
  2. 【請求項2】  上記1微量成分が入っている上記キャ
    リヤーガスが、上記取入口を通り上記検出装置に導入さ
    れる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】  上記検出装置が、質量分析計を含む、
    請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】  上記キャリヤーガスの圧力が、上記試
    料ガスの圧力よりも実質的に低い、請求項1に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】  上記試料ガスが、実質的に大気圧にあ
    るか、大気圧付近にある、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】  上記試料ガスが空気である請求項1に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】  上記収着剤物質が、ガラス管内に閉じ
    込められる、固体物質の粒子からなっている請求項1に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】  上記1微量成分が、上記収着剤物質を
    加熱することにより、該収着剤物質から脱離される請求
    項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】  上記キャリヤーガスが予熱され、上記
    収着剤物質からの、上記1微量成分の脱離が促進される
    請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】  上記キャリヤーガスが空気である請
    求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】  上記キャリヤーガスが、上記1微量
    成分と化学的に反応しない請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】  上記キャリヤーガスが、上記1微量
    成分と化学的に反応し、上記検出装置によるその検出を
    促進する、上記1微量成分の誘導体が作られる請求項1
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】  複数の閉じ込められた収着剤物質が
    、おのおのに対し密封装置と平行に設けられ、これによ
    り上記複数の吸着剤物質の1つまたはそれ以上が、上記
    検出装置により分析のための、上記試料ガスを受け入れ
    および上記キャリヤーガスを脱離するように、選択的に
    用いることができる請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】  上記質量分析計が、上記取入口に作
    動結合された、電子衝撃イオン化イオン源を含む請求項
    3に記載の方法。
  15. 【請求項15】  上記質量分析計が、上記取入口に作
    動結合された、化学イオン化イオン源を含む、請求項3
    に記載の方法。
  16. 【請求項16】  上記キャリヤーガスが、化学イオン
    化のための試薬ガスである請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】  上記質量分析計が、大気圧よりも低
    い圧力で作動するよう、上記取入口に作動結合された請
    求項3に記載の方法。
  18. 【請求項18】  上記ガス放出イオン源に入った上記
    キャリヤーガスの一部が、真空ポンプによりそこから除
    去され、そして該キャリヤーガスの残余部が、開口を経
    て上記質量分析計の高真空内に引かれる、請求項17に
    記載の方法。
  19. 【請求項19】  分析を促進するためガス中の微量成
    分を予濃縮する装置であって:閉じ込められた空間内に
    保持され、かつ選択的に上記収着剤物質に上記微量成分
    を、吸着または脱離させる装置に関連する収着剤物質;
    試料ガス源および該試料ガスを上記収着剤物質上に導く
    弁および該弁を選択的に開放および閉鎖する装置;上記
    キャリヤーガスを与えるため、上記収着剤物質に連接さ
    れたキャリヤーガス源;上記収着剤物質を入れる、上記
    閉じ込めた空間内の圧力を選択的に低下させるポンピン
    グ装置;上記キャリヤーガス中の上記微量成分を検出す
    る検出装置;上記キャリヤーガス源から、上記収着剤物
    質を通り上記検出装置に到る閉じ込めた通路;これによ
    り上記収着剤物質が、上記試料ガスから受けた上記微量
    成分を脱離する時に、微量成分が上記キャリヤーガスに
    より、上記試料ガスの圧力よりも実質的に低い圧力で上
    記検出装置まで運ばれ、これにより上記微量成分の密度
    の、上記キャリヤーガスの質量に対する比が、上記微量
    成分の密度の、上記試料ガスの類似質量に対する比に対
    して実質的に増加されている、が含まれるもの。
  20. 【請求項20】  上記検出装置が、質量分析計を含む
    請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】  上記質量分析計が、電子衝撃イオン
    化イオン源を含む請求項20に記載の装置。
  22. 【請求項22】  上記質量分析計が、化学イオン化イ
    オン源を含む請求項20に記載の装置。
  23. 【請求項23】  上記キャリヤーガスが、上記微量成
    分と反応する試薬ガスである請求項22に記載の装置。
  24. 【請求項24】  上記質量分析計が、大気圧よりも低
    い圧力で作動する、ガス放出イオン源を含む請求項20
    に記載の装置。
  25. 【請求項25】  上記ガス放出イオン源に入る上記キ
    ャリヤーガスの一部が、真空ポンプによりそこから除去
    され、そして残余部が、開口を通り上記質量分析計の高
    真空に到り除去される請求項24に記載の装置。
JP3313839A 1990-10-31 1991-10-31 ガス中の微量成分分析のための予濃縮方法および装置 Pending JPH04274728A (ja)

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