JPH04267138A - ハニカム構造体の製造方法 - Google Patents

ハニカム構造体の製造方法

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JPH04267138A
JPH04267138A JP5033791A JP5033791A JPH04267138A JP H04267138 A JPH04267138 A JP H04267138A JP 5033791 A JP5033791 A JP 5033791A JP 5033791 A JP5033791 A JP 5033791A JP H04267138 A JPH04267138 A JP H04267138A
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honeycomb
honeycomb core
honeycomb structure
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Takashi Nakamura
中 村   孝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機等の一次構造部
材に用いられるハニカム構造体を製造する方法に関する
【0002】
【従来の技術】ハニカムコアの芯材に表皮を接着したサ
ンドイッチ構造のハニカム構造体が構造部材として広く
利用されている。特に、このハニカム構造体の表皮とし
て、炭素繊維やアラミド繊維等に樹脂を含浸させたプリ
プレグを積層形成した複合材料を用いることによって、
軽量化とともに機械的強度を向上させることができ、航
空機の機体の構造部材として取り入られている。このよ
うなハニカム構造体は一般的には次のようにして製造さ
れている(特公昭59−42621号公報参照)。すな
わち、ハニカムコアを予め所定の形状に加工したものを
芯材として用意し、表皮となるプリプレグで芯材を覆っ
てオートクレーブにて加圧、加熱を行い、芯材に接着、
硬化させている。
【0003】このように製造されるハニカム構造体には
、ハニカムコアをいくつか組み合わせて芯材としている
ものがある。また、ハニカムコアに桁材などの部品を補
強等の目的で接合したものを芯材とするものもある。 この種のハニカム構造体の製造においては、ハニカムコ
ア、部品を接合して芯材を予め作っておいてから表皮を
接着させる方法と、ハニカムコア、部品、表皮を同時に
接着させる方法とがある。ハニカム構造体の用途、形状
、大きさ、後工程での加工性の難易等を考慮に入れて適
宜選択される。
【0004】そこで、ハニカムコア、桁材、表皮を同時
に接着するハニカム構造体の従来の製造方法の概略につ
き図4、図5を参照して説明する。図4はハニカム構造
体の芯材を構成する部材を示したものである。この芯材
は重ね合わされる一対のハニカムコア1と、その側面に
沿った桁材3との一体構造としてなるものであり、桁材
3はハニカムコア1の側面に発泡接着剤によつて接着さ
れる。図5は、芯材と表皮を同時に接着する工程を説明
する図である。先ず、ベース4の上に複合材からなる表
皮5を載せ、この表皮5の上に芯材を重ねて載置する。 この場合、芯材を構成するハニカムコア1、および桁材
3は、一体に接着されていないために、以下のようにし
て桁材3を位置決めし、これらを仮付けする。すなわち
、ベース4に対して固定されたフェアリングバー6にダ
ミーの桁材7を固着し、このダミー桁材7に対して位置
決めボルト8を介して接着すべき桁材3を所定位置に位
置決めした後、ハニカムコア1に接着する。位置決めボ
ルト8のハニカムコア1側に突出する先端部には袋ナッ
ト9が螺合するので、ハニカムコア1には、予め、接着
の際この位置決めボルト8の突出した部分を受容する逃
げ部としての切欠凹所10を加工しておく。発泡接着剤
11は、図示されるようにこの切欠凹所10を含むハニ
カムコア1と桁材3の間に充填される。その後、全体を
フィルム12で被覆するとともに周囲にシール材13を
廻らして気密状態を保持し、図示しない真空回路に通じ
る真空金具14から真空引きを行う。そして、表皮5の
品質を確保するため、さらにオートクレーブ内で加圧し
ながら加熱して、芯材と表皮5を接着、硬化させてこれ
らが一体となったハニカム構造体を得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにハニカムコア、桁材、表皮とを同時に接着してハニ
カム構造体を製造する場合、オートクレーブでの加圧が
不十分に終り、表皮の品質が低下する問題がある。すな
わち、オートクレーブ内で加圧、加熱するときには、切
欠凹所10においては、ここに充填されている接着剤1
1が未硬化の状態にあるため、フィルム12の表面から
作用する加圧力の伝達が不十分となり、切欠凹所10の
位置に対応する表皮5の部分(図5において格子縞で表
す部分)の加圧が不足する。そこで、本発明は、上記従
来技術の有する問題点を解消し、オートクレーブ内での
加圧力が表皮に均等に加わり、高品質のハニカム構造体
を製造することのできる製造方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、桁材の位置決め部材に対する逃げとして
ハニカムコアの側面に形成した切欠凹所に樹脂を充填し
、硬化後所定形状に切削して補強した後、このハニカム
コアを上記表皮の上に載置するとともに、上記桁材をダ
ミーの桁材に位置決め部材を介して固定し上記ハニカム
コアの側面に対して位置決めし、上記桁材とハニカムコ
アの間に接着剤を充填して全体をフィルムで覆い、オー
トクレーブ内で真空引きしながら、加圧、加熱すること
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、切欠凹所は樹脂の補強体によ
って補強されているので、オートクレーブ内での接着工
程において、加圧力は切欠凹所から下の部位にもこの補
強体を通じて伝わるため、表皮は全体として均等に加圧
される。従って、部分的な接着圧力の低下が生じるのを
防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明によるハニカム構造体の製造方
法の一実施例について添付の図面を参照して説明する。 なお、以下の説明では、図4の構成要素と同一の構成要
素には同一の符号を付して説明する。
【0009】図2において、本実施例において製造され
るハニカム構造体の芯材は、ハニカムコア1と断面形状
がコ字状の長尺な桁材3を一体に接着させてなるもので
ある。接着の工程では、図4で説明したように桁材3を
位置決めボルト8および袋ナット9によってダミーの桁
材7対して固定することによって位置決めをする。この
ままでは袋ナット9がハニカムコア1の側面に当接して
桁材3の接着の邪魔になるので、当該ハニカムコア1の
側面の所定の位置には、袋ナット9の逃げ部として切欠
凹所10が穿設されるとともにこの切欠凹所10には次
のようにして補強が施される。
【0010】図3は、ハニカムコア1の側面の切欠凹所
10を形成するとともに樹脂によって補強する工程を説
明する図である。先ず、切欠凹所10をホールソー15
によってくり抜き(図3(a))、このくり抜いた切欠
凹所10に合成樹脂16を流し込んだ後、この合成樹脂
を常温で硬化させる(図3(b))。次いで、この合成
樹脂16をドリル17などの工具を用いて外周部および
底部を除いて切削し、中空の補強体18を切欠凹所10
の内周部に形成する。
【0011】次に、桁材3を次のようにして位置決めす
る。すなわち、ベ−ス4に対してツ−リングピン19を
介して所定位置に固定されたフェアリングバ−6にダミ
−の桁材7を固着し、このダミ−桁材7に対して位置決
めボルト8を介して接着すべき桁材3を、ベ−ス4にプ
リプレグを積層した表皮5の上の定位置に位置決めする
。位置決めボルト8のハニカムコア1側に突出する先端
部には袋ナット9を螺合させる。そして、図示されるよ
うに桁材3と袋ナット9の側面に発泡接着剤11を貼り
付ける。その後、予め補強対18で補強したハニカムコ
ア1の切欠凹所10に袋ナット9を臨ませながらハニカ
ムコア1を表皮5の上に載置する。しかる後、全体をフ
ィルム12で被覆するとともに周囲にシール材13を廻
らして気密状態を保持し、オートクレーブ内で図示しな
い真空回路に通じる真空金具14から真空引きを行う。 そして、さらに加圧、加熱しながら、芯材と表皮5を接
着、硬化させる。
【0012】このオートクレーブ内での接着工程におい
て、切欠凹所10は樹脂の補強体18によって補強され
ているので、加圧力は切欠凹所10から下の部位にもこ
の補強体18を通じて伝わるため、表皮5は全体として
均等に加圧される。従って、部分的な接着圧力の低下が
生じるのを防止することができる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、桁材の位置決め部材に対する逃げとしてハニ
カムコアの側面に形成した切欠凹所に樹脂を充填し、硬
化後所定形状に切削して補強しているので、オートクレ
ーブ内で真空引きしながら、加圧、加熱して接着すると
きに切欠凹所の直下の表皮の部分に加わる接着力が低下
することなく均等に接着圧力が伝わり、品質の良好なハ
ニカム構造体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハニカム構造体の製造方法におい
て芯材と表皮を接着する工程を表した説明図。
【図2】ハニカム構造体の芯材を構成する部材を表した
図。
【図3】芯材のハニカムコアにおいて桁材が接着される
側面の切欠凹所を樹脂で補強する工程を説明する図。
【図4】従来のハニカム構造体の芯材を構成する部材を
示した図。
【図5】従来のハニカム構造体において芯材と表皮を接
着する工程を表した説明図。
【符号の説明】
1  ハニカムコア 3  桁材 5  表皮 8  位置決めボルト 9  袋ナット 10  切欠凹所 16  合成樹脂 18  補強体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハニカムコアとその側面に配置される桁材
    を芯材として、この芯材と複合材の表皮を接着して一体
    のハニカム構造体を製造する方法において、桁材の位置
    決め部材に対する逃げとしてハニカムコアの側面に形成
    した切欠凹所に樹脂を充填し、硬化後所定形状に切削し
    て補強した後、このハニカムコアを上記表皮の上に載置
    するとともに、上記桁材をダミーの桁材に位置決め部材
    を介して固定し上記ハニカムコアの側面に対して位置決
    めし、上記桁材とハニカムコアの間に接着剤を充填して
    全体をフィルムで覆い、オートクレーブ内で真空引きし
    ながら、加圧、加熱することを特徴とするハニカム構造
    体の製造方法。
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