JPH0426443Y2 - - Google Patents

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JPH0426443Y2
JPH0426443Y2 JP2378686U JP2378686U JPH0426443Y2 JP H0426443 Y2 JPH0426443 Y2 JP H0426443Y2 JP 2378686 U JP2378686 U JP 2378686U JP 2378686 U JP2378686 U JP 2378686U JP H0426443 Y2 JPH0426443 Y2 JP H0426443Y2
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  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ピツト内で受けた鋼鉄屑を転炉設備
に傾動装入する転炉用スクラツプシユートに関す
るものである。
(従来の技術) スクラツプシユートは、製鋼操業上欠かせない
鉄鋼屑(以下、スクラツプという)を転炉設備に
装入する際に必要な設備である。即ち、転炉に隣
接して設けられたピツト内にスクラツプシユート
を設置して、ダンプにてスクラツプをスクラツプ
シユートに直接投入し、このスクラツプシユート
をクレーンで吊上げて転炉正面まで移送した後、
スクラツプシユートを傾動させてスクラツプを転
炉内に装入するのである。
この種のスクラツプシユートは、従来、前面及
び上面が開放した長細箱形状であつて、その底板
は一枚構造とし、下側から適宜ステイフナーで補
強する構造であつた。
(考案が解決しようとする問題点) スクラツプシユートにスクラツプを投入する場
合、ダンプから直接投入するので、投入時の衝撃
力が非常に大きく、従つて、その衝撃力によつて
底板が変形し、或いは底板に穴あきが発生するこ
とがあり、その補修に多大な時間、労力、費用を
要すると言う欠点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような従来の問題点に鑑み、ダ
ンプ直接打込みによる底板の変形、穴あきの防止
策として、スクラツプの投入される部位を二重構
造とすると共に、衝撃に充分耐える構造にし、補
修費の低減を図るものであつて、そのための具体
的手段として、ピツト内で受けた鋼鉄屑を転炉設
備に傾動装入する転炉用スクラツプシユートにお
いて、衝撃荷重が大でかつ振動の大なる部分の底
板の外側に、所定の間隙部をおいて外底板を配設
して二重構造にすると共に、この底板と外底板と
の間隙部に、衝撃応力及び/又は振動を小さくす
るための軽量固形物質から成る充填材を充填し裏
うちしたものであり、更に、二重構造の部分にお
いて、底板を嵌込み溶接構造とし、その嵌込み底
板の四周分割部を外底板より小さくし、嵌込み底
板の四周部に充填材の非充填ゾーンを配置したも
のである。
(作用) スクラツプシユート1はピツト内にあり、その
ダンプ打込部10にダンプから直接にスクラツプ
を打込む。この場合、底板5は衝撃力の大きな衝
撃荷重を受けるが、ダンプ打込部10の範囲に間
隙部をもつて配置された外底板6によつて補強さ
れると同時に、外底板6により衝撃力が吸収、緩
和されるので、底板5の変形、穴あきを防止でき
る。但し、間隙部は10mm以上にすることが望まし
い。即ち、10mm以下であれば、むしろ共振現象が
起こり、振動変位χ=Asin(wt)は小になるもの
の、振動周期が著しく小になつて、疲労クラツク
が発生する惧れがあるためである。一方、間隙は
最大を100mmにしておけば、それをはるかに越え
る150mmにとる場合の耐力寿命と何等差はなく、
むしろクレーン容量や搬送重量より100mm以下に
しておくのが軽量化の点で良い。
底板5と外底板6とを二重構造とすることによ
つて、仮に底板5の穴あきが生じても、スクラツ
プの一部が搬送中に落下することは全くない。
また底板5と外底板6の間隙10〜100mmをゴム、
キヤスター等の軽量固形物質から成る充填材11
で充填し、底板5を裏うちしておくことによつ
て、振動の大きさ、即ち、振幅を小にすることが
できる。
二重構造の部分における充填材11は、先ず底
板5の嵌込み底板5aを外した状態で充填し裏う
ちした後、嵌込み底板5aを嵌込んでその四周部
分を溶接するのであり、これによつて充填材11
の品質を均一安定にし、かつ作業の工期、工数を
低減することができる。また嵌込み溶接構造とす
ることにより、底板5の最も損傷しやすい部分を
消耗品として常備しておき、いざと言う時に即座
に入れ替えでき、或いはできるような構造とな
る。なお、嵌込み底板5aには、本体のSS−41
(一般構造用鋼板)と異材、例えば強靱鋼板13マ
ンガンオーステナイト鋼、或いは高高張力鋼板80
Kg/mm2級ハイテン材等を用いる方が良い。
このようなスクラツプシユート1では、製作又
は補修費は通常の2倍位かかるが、品質寿命が10
倍以上と飛躍的に向上する。勿論、間隙部を粘土
やキヤスター等の粘着性不定形物質で充填した
り、枠組構造体2のステイフナーで支持すること
も可能である。
一方、嵌込み底板5aの四周部の裏側には、そ
の溶接部分を中心に20〜100mmの非充填ゾーン1
2が形成されており、従つて、仮に充填材11を
用いる場合でも、非充填ゾーン12があるので、
嵌込み底板5aの損傷劣化が顕著になり、新材と
取換えて修理する際のガス切断が可能である。即
ち、充填材11がある部分では、ガス切断ができ
ないが、非充填ゾーン12があるので、その切断
が容易に行ない得る。
なお、非充填ゾーン12の形成材料として、外
底板6へ平鋼19を垂直にしてすみ肉溶接してお
けば、例えば異常なる大重量のクロツプ(スラブ
材を剪断した鋼片屑)やインゴツト材がダンプカ
ーの荷台から大きな落差をもつて、直接投入され
た場合、底板5に穴あき損傷が起り、裏うち材に
かなりの衝撃力が作用しても、外底板6への連鎖
反応を平鋼19で水平分力として吸収する作用が
あり、従来に比して飛躍的に耐力、寿命が向上す
る。
(実施例) 以下、図示の実施例について本考案を詳述す
る。
第1図及び第2図は転炉用スクラツプシユート
の全体を示し、第3図以下に各部の詳細を示す。
スクラツプシユート1は、ピツト内でダンプよ
り直接打込まれたスクラツプを受けて転炉設備に
傾動装入するためのものであつて、前面及び上面
が開放した細長箱形状に構成されている。即ち、
このスクラツプシユート1は枠組構造体2の一端
に後壁板3を溶接固着すると共に、断面U字状と
なるように側壁板4、底板5、外底板6等を溶接
固着して成る。
枠組構造体2は上下方向、横方向及び長手方向
のH形鋼7,8,9を組合せて断面U字状に構成
されている。そしてこの枠組構造体2の左右内側
に側壁板4が取付けられると共に、この左右の側
壁板4間に、その下部側を連結するように円弧状
の底板5が取付けられている。底板5の下側に
は、スクラツプ打込時の衝撃荷重が大でかつ振動
の大なる部分、即ち、第1図の斜線で示したダン
プ打込部10に対応する部位に、所定の間隙部を
おいて円弧状の外底板6が配置されており、ダン
プ打込部10が特に二重構造とされている。そし
て、この底板5と外底板6との間隙部には、衝撃
応力及び/又は振動の変位、速度、加速度を小な
らしめるための軽量固形物質から成る充填材11
が充填し裏うちされている。この充填材11とし
ては、ゴム、砂、チヤスター、レンガ、コンクリ
ートが適当である。二重構造の部分において、底
板5には平面視矩形状の穴が形成され、その穴部
に嵌込み底板5aが嵌込まれて四周部で溶接し固
定されている。嵌込み底板5aの四周分割部は、
外底板6より幾分小さくなつており、その嵌込み
底板5aの四周部には、充填材11を充填しない
非充填ゾーン12が配されている。外底板6の外
側、及び底板の外側で外底板6のない部分は、長
手方向の平鋼13、H形鋼14等からなるステイ
フナーで補強されている。
なお、15は吊り具で、後壁板3の外側に設け
られており、クレーンのフツク16が係脱自在で
ある。17は吊り軸18が係合する係合凹部であ
る。
(考案の効果) 本考案によれば、スクラツプ投入時の過酷な衝
撃に耐えることができ、底板の損傷、穴あきが著
しく減少し、補修等に要する時間、労力、費用が
従来に比べて非常に少なくなり、その実用的効果
は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体
の平面図、第2図は同正面図、第3図は第2図の
A−A矢視図、第4図は第2図のB−B矢視図、
第5図は第2図の矢視図、第6図は第3図のC
部の拡大図、第7図は第3図のD部の拡大図、第
8図は第3図のE−E矢視拡大図である。 5……底板、5a……嵌込み底板、6……外底
板、10……ダンプ打込部、11……充填材、1
2……非充填ゾーン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ピツト内で受けた鋼鉄屑を転炉設備に傾動装
    入する転炉用スクラツプシユートにおいて、衝
    撃荷重が大でかつ振動の大なる部分の底板の外
    側に、所定の間隙部をおいて外底板を配設して
    二重構造にすると共に、この底板と外底板との
    間隙部に、衝撃応力及び/又は振動を小さくす
    るための軽量固形物質から成る充填材を充填し
    裏うちしたこと特徴とする転炉用スクラツプシ
    ユート。 (2) 二重構造の部分において、底板を嵌込み溶接
    構造とし、その嵌込み底板の四周分割部を外底
    板より小さくし、嵌込み底板の四周部に充填材
    の非充填ゾーンを配置したことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の転炉用スク
    ラツプシユート。
JP2378686U 1986-02-19 1986-02-19 Expired JPH0426443Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2378686U JPH0426443Y2 (ja) 1986-02-19 1986-02-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2378686U JPH0426443Y2 (ja) 1986-02-19 1986-02-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62136555U JPS62136555U (ja) 1987-08-28
JPH0426443Y2 true JPH0426443Y2 (ja) 1992-06-25

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ID=30822405

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JP2378686U Expired JPH0426443Y2 (ja) 1986-02-19 1986-02-19

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JPS62136555U (ja) 1987-08-28

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