JPH04262396A - 静電気対策用包装材 - Google Patents

静電気対策用包装材

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JPH04262396A
JPH04262396A JP2224891A JP2224891A JPH04262396A JP H04262396 A JPH04262396 A JP H04262396A JP 2224891 A JP2224891 A JP 2224891A JP 2224891 A JP2224891 A JP 2224891A JP H04262396 A JPH04262396 A JP H04262396A
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JP
Japan
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film
packaging material
static electricity
buffer member
electronic components
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Pending
Application number
JP2224891A
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English (en)
Inventor
Koji Kitagawa
弘二 北川
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Kitagawa Industries Co Ltd
Original Assignee
Kitagawa Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電気の帯電を防止す
るとともに、電子部品や電子機器等を包装する静電気対
策用包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の電気(電子)機器等に
は、静電気が発生することが多く、それによって機器の
誤動作を引き起こしたり、場合によっては多くの静電気
が瞬間的に流れて機器に損傷を及ぼすことがあった。或
は電子部品等を運搬する際などに、外部から侵入する静
電気或は梱包材の摩擦等によって発生する静電気によっ
て、電子部品等が破損することがあった。
【0003】そのため、電子部品等を運搬する際には、
電子部品を金属製の容器に収納したり、或は導電性のあ
るシート状の部材で覆う工夫がなされていた。また、電
子部品等を運搬する際には、運搬する車両等の揺れによ
る破損を防止するために、通常は柔軟性のあるスポンジ
状の緩衝部材で電子部品を包装したり、或は気体を内包
した多数の隔室が設けられた合成樹脂製の緩衝部材で包
装していた。
【0004】特に近年では、上記静電気対策及び運搬時
の破損防止のために、上記の多数の隔室からなる緩衝部
材の材料中に導電材を含ませた、いわゆるピンクポリと
呼ばれる緩衝部材が使用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
合成樹脂製の緩衝部材は、その表面全体に多数の隔室が
配置されて、やや厚みのあるシート状とされているので
、電子部品の包装作業や包装の際の密閉作業等が必ずし
も迅速には行えなかった。
【0006】つまり、電子部品を包装する場合には、通
常、まず緩衝部材の表面の片側に電子部品を配置し、次
に緩衝部材の他方の側を折曲げて電子部品を覆い、つい
で電子部品を挟んだ状態で上下の緩衝部材の端部を重ね
合わせてテープ等でとめていたが、このテープでとめる
作業に手間がかかり、しかも完全な密閉は難しく、静電
気の対策や気密性及び水密性の点で問題が残されていた
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、気密及び水密性が高く、静電気対策の点で
好適で、しかも包装作業が容易な静電気対策用包装材を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達する
ためになされた本発明は、電子部品或は電子機器等を静
電気から保護するために、その周囲を覆う様に配置され
る静電気対策用包装材において、気体を内包した多数の
隔室からなり柔軟性及び弾性を有する樹脂製のシート状
緩衝部材と、加熱した時に収縮して溶着可能な樹脂製の
フィルムとを、該フィルムが上記緩衝部材より外側に張
り出す様に貼り合わせるとともに、上記緩衝部材或はフ
ィルムの少なくとも一方に静電気の帯電を防止する導電
材料を含んだことを特徴とする静電気対策用包装材を要
旨とする。
【0009】ここで、上記気体とは通常は空気であり、
また多くの隔室を有する緩衝部材としては、いわゆるピ
ンクポリと呼ばれる緩衝部材を用いることができる。 尚、この緩衝部材の材料としては、柔軟性のある樹脂で
あれば特に限定はなく、例えば塩化ビニール,ポリエチ
レン,ポリプロピレン等を用いることができる。
【0010】上記フィルムの材料としては、熱によって
収縮するとともに、互いも溶着する樹脂であれば特に限
定はなく、例えば塩化ビニール,ポリエチレン,ポリプ
ロピレン等を用いることができる。
【0011】また、上記緩衝部材或はフィルムに含まれ
る導電材料としては、例えば銀や銅等の金属や、炭素繊
維或は導電性高分子等を用いることができる。尚、本発
明の静電気対策用包装材の電気抵抗率は、例えば103
〜1010Ω・cmの範囲に設定することができ、好ま
しくは105〜108Ω・cmの範囲である。
【0012】
【作用】本発明の静電気対策用包装材は、気体を内包し
た多数の隔室からなり柔軟性及び弾性を有する緩衝部材
と、加熱した時に収縮して溶着可能であるフィルムとが
、貼り合わされてシート状とされており、しかも、それ
らの部材には静電気の帯電を防止する導電材料が含まれ
ている。
【0013】従って、この様な静電気対策用包装材を用
いて、電子部品等を包装する際には、電子部品を包んで
、外側に広がるフィルム部分を加熱するだけで、十分に
密閉された状態で包装が完了し、それによって、好適に
静電気を逃がすことが可能になる。
【0014】
【実施例】以下に本発明による静電気対策用包装材の実
施例を、図に基づいて説明する。図1は、第1実施例の
静電気対策用包装材1を示している。図1に示す様に、
本実施例の静電気対策用包装材1は、シート状の柔軟な
部材であり、多数の隔室2を備えたシート状の緩衝部材
3と、この緩衝部材3の一方の面に密着されたフィルム
4とから構成されている。そして、このフィルム4は、
緩衝部材3の周囲の端部より外側に広がって、接着部5
を形成している。
【0015】上記緩衝部材3は、例えばポリエチレン等
の合成樹脂からなる厚さ約3mmの柔軟性の有る部材で
あり、その表面には、空気が内包された直径約8mmの
円柱状の隔室2が規則正しく接近して配置され、緩衝部
材3の全面に広がっている。この隔室2の中には空気が
約8割程度充填されているので、特に円柱の軸方向に弾
性があり、この空気による弾性によって緩衝能力が発揮
されている。
【0016】更に、上記緩衝部材3全体には、例えば銀
等の金属粒子が含まれているので、静電気を逐次逃がす
ことができる適度な導電性、例えば105〜108Ω・
cm程度の導電性がある。
【0017】また、フィルム4は、薄膜の例えば塩化ビ
ニール等の合成樹脂からなり、加熱によって容易に収縮
するとともに、互いに密着する性質を有しているもの(
シリンクフィルム)である。
【0018】そして、これらの緩衝部材3とフィルム4
とは、面同士が密着させられて接着剤によって接合され
ているが、緩衝部材3より大きな面積を有するフィルム
4は、緩衝部材3の周囲の端部より約10cm程度の幅
で外側に張り出している。
【0019】次に、本実施例の静電気対策用包装材1を
用いて、例えばICパッケージ等の電子部品8を包装す
る場合について説明する。まず、図2(A)に示す様に
、電子部品8を緩衝部材3の一方の側に載置する。次い
で、図2(B)に示す様に、電子部品8を載置していな
い側の緩衝部材3をフィルム4とともに折曲げて、電子
部品8の表面を覆う。尚、この時フィルム4も同時に曲
げられるので、フィルム4の接着部5が互いに接近する
【0020】その後、図2(C)に示す様に、電子部品
8を緩衝部材3で包んだ状態で、その外側に張り出すフ
ィルム4の接着部5同士を密着させ、両接着部5を図示
しない加熱工具で加熱して接合する。
【0021】この様に、本実施例の静電気対策用包装材
1は、電子部品8を包んで単にフィルム4の外側の接着
部5を加熱するだけで、種々の形状の電子部品8を容易
に包装することができる。しかもその際には、気密及び
水密も十分に行なうことができ、同時に静電気を逃がす
ことができる導電材料で電子部品8を覆うことができる
。よって、運搬時等に静電気が発生しても電子部品8が
破損することがないという効果がある。
【0022】次に、第2実施例の静電気対策用包装材1
0について、図3〜図4に基づいて説明する。本実施例
の静電気対策用包装材10の素材は、上記第1実施例と
同様であるが、緩衝部材11に接着するフィルム12の
形状が異なる。
【0023】つまり、図3に示す様に、本実施例の静電
気対策用包装材10は、緩衝部材11とフィルム12と
が接着剤で接合してあるが、フィルム12が緩衝部材1
1の四方に広がっているのではなく、両側にのみ広がっ
ている。
【0024】従って、この静電気対策用包装材10を使
用して、電子部品8を包装する場合には、単に包装材1
0を二つ折にするだけではなく、三つ折程度に巻いて電
子部品8を包装し、接着部13を加熱して接合すること
が好ましい。
【0025】次に、本実施例の静電気対策用包装材10
の製造方法ついて、図4に基づいて説明する。図4に示
す様に、シート状の緩衝部材11が巻き付けられたロー
ル15と、緩衝部材11より幅の広いフィルム12が巻
き付けられたロール16とから、各々緩衝部材11とフ
ィルム12とが繰り出される。
【0026】そして、緩衝部材11の一方の面、即ちフ
ィルム12側の面には、接着剤を塗布するローラ17等
によって、均一にかつ一面に接着剤が塗布される。次に
、この緩衝部材11及びフィルム12は、接合ローラ1
8,19によって外側から面全体を押圧されて一体に接
合され、巻取りローラ20によって巻取られる。その後
、適宜必要な大きさに裁断されて本実施例の静電気対策
用包装材10が完成する。
【0027】この様な製造方法によって静電気対策用包
装材10を製造することにより、手間がいらず連続的に
包装材10を製造できるという利点がある。尚、上記実
施例では、導電材料が緩衝部材3,10に含まれている
場合について説明したが、これ以外にも、フィルム4,
12にのみ導電材料が含まれていてもよく、或は緩衝部
材3,10とフィルム4,12との両方に導電材料が含
まれていてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、上
記の様な緩衝部材とフィルムとを、フィルムが緩衝部材
より外側に張り出す様に貼り合わせるとともに、緩衝部
材或はフィルムの少なくとも一方に静電気の帯電を防止
する導電材料を含んでいる。従って、本発明の静電気対
策用包装材を用いて電子部品等を包装する作業は極めて
容易であり、しかも確実に静電気対策を行なうことがで
きる。その上、加熱によって周囲を溶着する場合には、
十分に水密や気密を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の静電気対策用包装材を示
す斜視図である。
【図2】第1実施例の静電気対策用包装材による電子部
品の包装方法を示す説明図である。
【図3】第2実施例の静電気対策用包装材を示す斜視図
である。
【図4】第2実施例の静電気対策用包装材の製造方法を
示す説明図である。
【符号の説明】
1,10…静電気対策用包装材 3,11…緩衝部材 4,12…フィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電子部品或は電子機器等を静電気から
    保護するために、その周囲を覆う様に配置される静電気
    対策用包装材において、気体を内包した多数の隔室から
    なり柔軟性及び弾性を有する樹脂製のシート状緩衝部材
    と、加熱した時に収縮して溶着可能な樹脂製のフィルム
    とを、該フィルムが上記緩衝部材より外側に張り出す様
    に貼り合わせるとともに、上記緩衝部材或はフィルムの
    少なくとも一方に静電気の帯電を防止する導電材料を含
    んだことを特徴とする静電気対策用包装材。
JP2224891A 1991-02-15 1991-02-15 静電気対策用包装材 Pending JPH04262396A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003086925A (ja) * 2001-09-12 2003-03-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 防湿構造付プリント基板、及びその製造方法
JP2011142333A (ja) * 2011-02-16 2011-07-21 Taiyo America Inc ソルダ・マスクを形成するためのプロセス、そのための装置、および電気回路パターン付きの誘電体内層を形成するためのプロセス
JP4837655B2 (ja) * 2004-03-23 2011-12-14 タイヨウ、アメリカ、インコーポレーテッド ソルダ・マスクを形成するためのプロセス、そのための装置、および電気回路パターン付きの誘電体内層を形成するためのプロセス

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