JPH042620Y2 - - Google Patents

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JPH042620Y2
JPH042620Y2 JP1986175011U JP17501186U JPH042620Y2 JP H042620 Y2 JPH042620 Y2 JP H042620Y2 JP 1986175011 U JP1986175011 U JP 1986175011U JP 17501186 U JP17501186 U JP 17501186U JP H042620 Y2 JPH042620 Y2 JP H042620Y2
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spout
liquid
large diameter
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JP1986175011U
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JPS6379777U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本願考案は次に述べる問題点の解決を目的とす
る。
(産業上の利用分野) この考案はお茶、コーヒー、紅茶或いは他の任
意の液体を入れて注ぎ出しに用いることのできる
ポツトに関するものである。
(従来の技術) 従来のポツト(例えば特開昭60−220010号公
報)にあつては、本来の上部と本体の下部との外
径寸法を略同じ大きさになるように形成してある
ので、本体内に入れ得る液体の量が比較的少なく
なるという問題点があつた。
これを解決する為に背を高くすると安定性が悪
くなる欠点が生じる。
また例えば実公昭43−19664号公報に示される
ように下方を大きくして大径にすると、大径部の
水の排出が難しくなり、その上、水量の目測、特
に小径部と大径部の境界附近の水量(例えば本願
第1図のWL位置にある水量)は上方からは目測
困難となる問題点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は上記従来の問題点を除き、本体内に
入れ得る液体の量を多くできて、しかも本体内の
総ての液体を注ぎ口から容易に注ぐことができ、
その上水量の目視も容易となるようにしたポツト
を提供しようとするものである。
本願考案の構成は次の通りである。
(問題点を解決する為の手段) 本願考案は上部に開口部を有し、内部に液体を
入れる為の空間を有する本体の一方の側部には開
口縁の一部を外方に張出させた形状の注ぎ口を備
え、その本体の他方の側部には上下方向へ延びて
いる把手を備え、上記把手の上端部は本体に連接
され、かつ上記本体との間に指を挿入するのに充
分な大きさの挿入空間が形成されており、しかも
上記本体の開口部には蓋が乗載されているポツト
において、上記本体の高さ寸法は手の人差指乃至
小指の4本の指の幅寸法の合計よりも大きく設定
し、上記本体の形状は上半分の平面形状に比較し
て下半分を大きく周方向に張出させた大径部に形
成してあり、上記把手は上記上半分の小径部の側
方に位置させ、上記本体における小径部にあつて
は、注ぎ口の下方に位置する部分を側方に張出さ
せ、しかもその張出部分と上記注ぎ口の各張出寸
法は、本体を略90度傾けた状態において上記大径
部の内側に溜る水を注ぎ口から外部に向けて流出
させ得る注出溝が形成されるに充分な寸法にして
あることによつて本体の真上から上記張出部分と
大径部の各内周面がのぞけるようにしたものであ
つてその作用は次の通りである。
(作用) 本体内に液体を入れると、その液体は本体の下
半分の大径部に入り込む。また把手を持ち、本体
を傾けて注ぎ口から本体内の液体を注ぐ場合、本
体を略90度傾けることで本体内の総ての液体を注
ぎ口から注ぐことができる。また本体内の液体の
量を確認する場合、蓋をしたままでのぞき窓から
本体内の液体の量を目視することができる。また
把手を持つて本体内の液体を注ぐ場合、把手を持
つ手を本体の重心に近づけることができ、本体の
傾動操作を小さい力で楽に行なうことができる。
(実施例) 以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。第1図乃至第5図において、1は本体で、陶
磁器材料によつて形成されている。上記本体1に
おいて、2は中空筒状の側壁で、上半分は比較的
外径寸法の小さい小径部2aに形成され、下半分
は小径部2aよりも側方へ丸く膨出させた大径部
2bに形成されている。3は底壁、4は内部の液
室、5は開口部、6は開口部5の周囲に周設して
ある受座で、後述の注ぎ口部分は除かれている。
この受座6の内径寸法は後述の市販のフイルタを
載せ得るようにフイルタの係合片の外径寸法に対
応する大きさに設定してある。
次に、7は上記本体1の一方の側部に一体に設
けてあるのぞき窓で、注ぎ口8をも兼ねている。
上記のぞき窓7は小径部2aに大径部2bの張出
量と同じか又はそれより大きく張出すように形成
され、真上から大径部2bの底をのぞけるように
略真上に立上がる注出溝8aを備えている。9は
上記本体1の他方の側部に一体に設けてある把手
で、上端部は本体1の上縁部に一体に連接され、
下端部は大径部2bに一体に連接されている。1
0は把手9と本体1との間に形成された挿入空間
で、第1図に示すように人差指、中指、薬指及び
小指の4本の指を挿入し得る大きさに形成されて
いる。上記挿入空間10の上部の形状は、第1図
に示すように把手9を手で持つたとき、人差指の
第1関節部と第2関節部との間の部分が本体1の
側面に近接しかつ把手9の上端部9aの下面に当
たり、しかも親指の腹部が把手9の上端部9aの
上面を必然的に押付けるように形成されている。
また挿入空間10の中間部の形状は、第1図に示
すように把手9を手で持つたとき親指が本体1に
入り込むように斜めに形成されている。11は市
販の樹脂製のフイルタで、周知のように本体11
aとその本体11aの周縁から鍔状に突出させた
係合片11bとで構成され、その係合片11bが
上記受座6上に載せられている。なおフイルタ1
1はこし網でも良い。12は蓋で、上記本体1と
同様に陶磁器材料によつて形成されている。この
蓋12は上記受座6上に乗載され、本体1の開口
部5を塞いでいる。上記蓋12の周縁12aの位
置は、第1図のように把手9を手で握つたときの
親指の先端の位置13よりも把手9に近い側にな
るように設定してある。
上記構成のものにあつては、例えばコーヒーを
抽出する場合には、先ず本体1の内部にフイルタ
11を装着した後、そのフイルタ11の内部にコ
ーヒーの原料を所定量入れる。次に、上記フイル
タ11内の原料の上に湯を注ぐと、その湯がコー
ヒー液となり、本体11の液室4の底部に溜る。
この場合、本体1の下半分を大径部2bに形成し
てあるので、本体1内に大量のコーヒー液を入れ
ることができる。上記フイルタ11内の原料に湯
を注いだ後は、蓋12を受座12a上の係合片1
1b上に載せ、本体1の開口部5を塞ぐ。このよ
うに蓋12を本体1の開口部5上に被せることに
よつてコーヒーの香気が逃げるのを防ぐことがで
き、またコーヒーがさめるのを遅くしたり本体1
内にごみが入るのを防止できる。
次に本体1内のコーヒー液を容器に注ぐ場合に
は、先ず第1図に示すように挿入空間10に4本
の指を挿入して把手9を手で持つと、人差指の第
1関節部と第2関節部との間の部分は本体1の側
面に近接すると共に把手9の上端部9aの下面に
当たり、しかも親指は手の習性として把手9の上
端部9aの上面を必然的に押付け、その人差指と
親指とで把手9を挟み持つ。その結果上記親指の
一部は本体1と蓋12の上に位置される。次に、
上記把手9を握つた手で本体1を持上げ、第6図
に示すように注ぎ口8が下側になるように本体1
を傾ける。その結果本体1内のコーヒー液は注ぎ
口8の注出溝8aを通つて注ぎ出される。この場
合、上記のように把手9を握つている手の親指が
蓋12を上から押さえているので、蓋12を他方
の手で押さえなくても蓋12の脱落を防止でき
る。また把手9を本体1の小径部2aの側方に設
けているので、把手9を握る指を本体1の重心位
置に近づけることができ、その結果本体1の傾倒
操作を比較的小さい力で楽に行なうことができ
る。また、上記注ぎ口8は真上から大径部2bの
底を目視し得るように形成してあるのぞき窓7に
よつて構成してあるので、第6図に示すように本
体1の下半分を大径部2bに形成したものであつ
ても、本体1を略90度傾けることで本体1内の全
部のコーヒー液を注出溝8aから注ぎ出すことが
できる。上記コーヒー液の注ぎ出しは、コーヒー
を蓋12を被せたままで本体1内で抽出すること
によつて、フイルタ11を処理することなく直ち
に注ぐことができる。
次に、本体1内のコーヒー液の量を確認したい
場合には、第1図に示すように本体1を起こした
状態で、のぞき窓7を真上からのぞくことによつ
て本体1内のコーヒー液の量を目視でき、本体1
や蓋12が不透明であつても蓋12を取除くこと
なく本体1内のコーヒー液の量を目視確認するこ
とができる。
(考案の効果) 以上のように本考案にあつては 下方を大径部2bにしてあるので大量の液体
を入れることのできる利点がある。
また本体1の高さ寸法を手の人差指から小指
までの4本の指部分の幅寸法合計よりも大きく
設定してあるので、本体1と把手9との間の挿
入空間10の大きさを容易に上記4本の指を挿
入するのに充分な大きさにでき、把手9を手で
しつかり握ることができて大容量にして重い本
体1を楽に持上げることができる。
また本体1は上半分を小径部2aに、下半分
を大径部2bに夫々形成してあるので、本体1
の高さを高くして大容量用にした場合でも本体
1の重心を比較的低くできて本体1を倒れにく
くでき、しかも本体1の内部に入れ得る液体の
量を多くできる利点がある。
また本体1の小径部2aの側方に把手9を位
置させているので、本体1内に大量の液体を入
れ得るようにしたものであつても、把手9を握
る手の位置を本体1の重心の上方に近づけるこ
とができ、その結果本体1を小さい力で楽に傾
けることができる。
また本体1には真上から小径部2aの側方に
ある注出溝8aと大径部2bの各側面をのぞけ
るようにしてあるので、本体1の開口部5に蓋
12を被せたままの状態で、本体1内の液体の
量を目視する場合、特に第1図のように小径部
2aと大径部2bとの境に水面WLがある場合
でも、注出溝8aの内側面を見ることにより、
その内側面に水面が接しているので水面高さを
正確に知ることができる。
また上記の注ぎ口8と本体1の小径部2aの
一部は側方へ張出させて注出溝8aをつくり、
大径部2bに溜まる水を注ぎ口8から排出し易
いようにしているので、上記のように本体1の
下半分を大径部2bに形成したものであつて
も、本体1内の液体を注ぎ出す場合、本体1を
第6図のように略90度傾けることで本体1内の
総ての液体を注ぎ出すことができ、液体の注ぎ
動作を楽に行なうことができる。この傾度少な
くても排水できるということは図示の如くフイ
ルタ11を装備させている場合にフイルタ内の
糟を放出させない為に有用性がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は断
面図、第2図は斜視図、第3図は−線断面
図、第4図は平面図、第5図は−線断面図、
第6図は使用状態を示す断面図。 1……本体、2a……小径部、2b……大径
部、5……開口部、7……のぞき窓、8……注ぎ
口、9……把手、12……蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部に開口部を有し、内部に液体を入れる為の
    空間を有する本体の一方の側部には開口縁の一部
    を外方に張出させた形状の注ぎ口を備え、その本
    体の他方の側部には上下方向へ延びている把手を
    備え、上記把手の上端部は本体に連接され、かつ
    上記本体との間に指を挿入するのに充分な大きさ
    の挿入空間が形成されており、しかも上記本体の
    開口部には蓋が乗載されているポツトにおいて、
    上記本体の高さ寸法は手の人差指乃至小指の4本
    の指の幅寸法の合計よりも大きく設定し、上記本
    体の形状は上半分の平面形状に比較して下半分を
    大きく周方向に張出させた大径部に形成してあ
    り、上記把手は上記上半分の小径部の側方に位置
    させ、上記本体における小径部にあつては、注ぎ
    口の下方に位置する部分を側方に張出させ、しか
    もその張出部分と上記注ぎ口の各張出寸法は、本
    体を略90度傾けた状態において上記大径部の内側
    に溜る水を注ぎ口から外部に向けて流出させ得る
    注出溝が形成されるに充分な寸法にしてあること
    によつて本体の真上から上記張出部分と大径部の
    各内周面がのぞけるようにしてあることを特徴と
    するポツト。
JP1986175011U 1986-11-14 1986-11-14 Expired JPH042620Y2 (ja)

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JP1986175011U JPH042620Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

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JPS6379777U JPS6379777U (ja) 1988-05-26
JPH042620Y2 true JPH042620Y2 (ja) 1992-01-29

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4319664Y1 (ja) * 1965-12-06 1968-08-16
JPS60220010A (ja) * 1984-04-16 1985-11-02 アケチ茶器株式会社 ポツト

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4319664Y1 (ja) * 1965-12-06 1968-08-16
JPS60220010A (ja) * 1984-04-16 1985-11-02 アケチ茶器株式会社 ポツト

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JPS6379777U (ja) 1988-05-26

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