JPH0425752B2 - - Google Patents

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JPH0425752B2
JPH0425752B2 JP59105011A JP10501184A JPH0425752B2 JP H0425752 B2 JPH0425752 B2 JP H0425752B2 JP 59105011 A JP59105011 A JP 59105011A JP 10501184 A JP10501184 A JP 10501184A JP H0425752 B2 JPH0425752 B2 JP H0425752B2
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Hirotaka Ootsuka
Hiroyoshi Tsucha
Toshiharu Kurosawa
Juji Maruyama
Katsuo Nakazato
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はフアクシミリ電送装置などのように一
度画像を走査分解した後、再度画像を構成する一
般の画像走査・記憶装置または画像走査・表示装
置に用いられる画信号処理方法および画信号処理
装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 近年日常業務におけるフアクシミリ利用がます
ます拡大の一途であり、それとともに従来の白黒
二値の他に中間調の再現に対する要望も強まりつ
つある。中間調の再現に関しては記録装置と伝送
方式の両面から制約されることが多い。例えば写
真に使われる銀塩の印画紙に記録する装置や感熱
記録装置などは中間調の記録特性が良いが、静電
記録装置やインクジエツト記録装置などは本質的
に二値記録に向いているものと言える。一方、伝
送方式ではこれまでのアナログ電送からデイジタ
ル電送に変りつつありデータ圧縮技術などを駆使
してより高速に効率よい電送を行うという傾向に
ある。そこで白黒2値の記録装置を用いる擬似中
間調表示に良い方式があればこれからのデイジタ
ルデータ電送の方向とも符号し、より最適なフア
クシミリ電送システムを構成できるようになる。
さて、擬似中間調表示の代表的なものには新
聞・雑誌などの印刷画像にみられる網点化の方法
と、閾値のマトリクステーブルに従つて画像を二
値化していくデイザ法とがある。しかしながらこ
れら従来の方法は文字や線画などの二値画像に対
してはその分解能を劣化させる欠点があり、従つ
て中間濃度と二値画像が混在する画像に対しては
そのいずれかを犠牲にせざるをえなくなる。
以下、従来例の一つとして二値画像の分解能劣
化が比較的少ない擬似中間調表示であるデイザ法
について第1図を用いて説明する。同図aにおい
て、1は量子化された原画データ、2は閾値デー
タ、3は二値化データを示すパターンである。原
画データDxyは対応する位置の閾値データSxyと大
小比較され、大きければ黒(=1)、大きくなけ
れば白(=0\)として閾値処理され二値化データ
Pxyに変換される。閾値データ2は例えば同図b
に示すような4×4の大きさをもつ閾値データが
繰返し展開されている。閾値の窓が4×4の場合
は16種の閾値を設定でき、従つて原画データに対
して擬似的に17レベルを表わす中間調表示が可能
となる。同図bに示すDnaxは原画データの最大
値を表わしている。
以上、第1図の例に示したデイザ法は原画デー
タの各画素毎独立に閾値処理されて二値データに
変換されるが原画データのレベルに応じた黒の数
が閾値窓毎に表われて平均的に中間調を表現する
ことになる。閾値の窓の大きさと表示画質との関
係は窓が小さいと画像の分解能は良いが、表示で
きる中間調レベルが少なくなり、窓を大きくする
と画像の分解能は悪いが、表示できる中間調レベ
ルが多くなるという関係にある。いずれにしても
白黒二値の原画に対しては普通の二値化処理の表
示画質より分解能を悪くするという欠点を有して
いた。
発明の目的 本発明は上記二値画像の分解能劣化による画質
低下のない擬似中間調表示を行なうことのできる
画信号処理方法およびその装置を提供することを
目的とする。
発明の構成 本発明は、 (1) 原画像を走査分解して得られた各画素の画信
号レベルを第1、第2の画信号記憶手段に記憶
させ、 (2) 前記第2の画信号記憶手段を走査する画素数
Mの第2の走査窓内の全ての画素の画信号レベ
ルの総和Snと誤差補正量Eの和Sを求め、 O≦S≦C×MのときS=C×N+A O>SのときN=O,A=O S>C×MのときN=M,A=O 〔但し、Cは所定の画信号レベル、 NはO≦N≦Mなる整数、 AはO≦A<C0〕 なるNとAを求め、 (3) 前記第2の画信号記憶装置と対応する前記第
1の画信号記憶手段の位置を走査する画素数M
の第1の走査窓内の各画素そ画信号レベルの降
順または昇順に番号付けし、 (4) 前記第1の走査窓に対応する前記第2の走査
窓内の各画素に対し降順の時は1番目からN番
目の画素は画信号レベルとしてCを、(N+1)
番目の画素は画信号レベルとしてAを、残りの
画素は画信号レベルとしてOを割当てる置換を
施し、昇順の時は1番目から(M−N−1)番
目の画素は画信号レベルとしてOを、(M−N)
番目の画素は画信号レベルとしてAを、残りの
画素は画信号レベルとしてCを割当てる置換を
施し、 (5) 前記第2の走査窓内の各画素で以後の走査窓
移動によつて再度走査窓内に含まれなくなる画
素の画信号レベルP1STに対し、前記画信号レベ
ルP1STと予め定めてあるO≦V<Cなる二値化
レベルVとの比較により前記画信号レベルP1ST
が大きい場合はCを、前記画信号レベルP1ST
大きくない場合はOを画信号レベルP2NDとして
与える置換を施し、 (6) 前記画信号レベルP1STとP2NDNO差の総和を
(K+1)個に分割誤差補正量に分割し、前記
分割誤差補正量の1つは誤差補正量Eに設定
し、残りのK個の分割誤差補正量は、前記第2
の走査窓内の各画素で、次の走査窓移動によつ
ては走査窓内に含まれないが、以後の走査窓移
動によつて再度走査窓内に含まれるK個の画素
の前記設定された画信号レベルにそれぞれ加算
し、 (7) 上記(2),(3),(4),(5),(6),(7)を前記第1、

2の画信号記憶手段の全域に対して前記第1、
第2の走査窓を所定画素分づつ移動させながら
繰返す画像処理を行なうものである。
実施例の説明 以下、本発明の画像信号処理方法について、図
面を参照しながらその一実施例を説明する。
第2図は走査窓とデータ変換を説明する図であ
る。同図aにおいて5は原画データであり、走査
窓6が同図aの右側に主走査、下側に副走査され
ながら走査窓6内で遂一データ変換が行なわれて
いく。走査窓6の大きさは任意であるが、例えば
2×2画素、3×3画素、4×4画素という程度
の大きさである。また走査窓6は主走査方向、副
走査方向とも1画素づつ走査していくのを基本と
するが必ずしもその限りではない。
なお本実施例では1画素づつの走査で説明す
る。
さて、走査窓6を2×2画素とすると、原画デ
ータの1個の画素、例えば走査窓6内の画素Dn,o
は走査窓6の移動につれて4回のデータ変換を受
けることになる。データ変換は第2図b〜第2図
eに示すように行なわれる。なお、同図bは走査
窓6の位置における原画データを示したものであ
り、同図cは現走査窓6の位置におけるデータ変
換が行なわれる前の状態を示したものである。
(但し、′の数は過去においてその画素がデー
タ変換を受けた回数を示している。) 同図dは現走査窓6の位置においてデータ変換
が行なわれた後の状態を示したものである。ここ
で、変換されたデータは原画データを書換えるの
ではなく、別途記憶されているものとする。な
お、走査窓6内のデータ変換は第3図のフローチ
ヤートに示すように、 (イ) 第2図cに示すようなデータの総和Sを求め
る。
S=Dn-1o-1+Dn-1″,o +Dn′,o-1+Dn,o ……(1) (ロ) 次式におけるNとAを求める。
S=C・N+A ……(2) 但し、Cは定数で例えばC=Dnaxとする。
Dnaxは最大値。またNは正の整数である。
(ハ) 第2図bに示すようなデータの大きさ順を
調べる。同じ値のときは予かじめ定められた順
に決める。
(ニ) 第2図cに示すデータを第2図bに示すデー
タの大きさ順に対応する所に対しN個分Cに変
換し、次をAに変換し、残りを0\に変換する。
例えば(ロ)においてN=1が求まり、(ハ)において Dn,o-1>Dn,o> Dn-1,o>Dn-1o-1 ……(3) の関係であることが求まると第2図eに示すよ
うなデータ変換がなされる。
上記のデータ変換を原画の全データについて行
なうと、原画データのデータ値が小さい所ではO
の数が多く、データ値が大きい所ではCの数が多
く、原画データのデータ値に比例して変換されて
いく。従つてデータ変換された値に対して通常の
閾値処理を行ない二値化データにすると擬似中間
表示のデータを得ることができる。
上記データ処理によれば、変換データが原画デ
ータの大きい順に配置(再配分)されていくた
め、白黒二値の原画に対しての分解劣化は発生し
ないのみならず、原画の中の細線が量子化のため
に通常の閾値処理では点線になるような所も連続
した線で再生される傾向にある。これは上記デー
タ処理において、原画の中の大きな値のデータが
周辺の小さな値のデータを引寄せて更に大きくな
る効果をもつことによる。
さて第2図dにおいて、Dn-1o-1は最後のデ
ータ変換をした値である。この値がOまたはCの
場合は良いが、Aの場合は二値化されて誤差が発
生することになる。すなわち、二値化後の白は
O,黒はCの値を持つため、Aを閾値処理して二
値化することは余分に白または黒に変化させたこ
とになり、擬似中間調の階調特性を悪くする。そ
こでDn-1o-1の値をP1STとし、これを閾値判定
した値P2ND(OまたはC)との差分を求め、これ
を誤差補正総量Esとし,誤差補正総量Esを分割し
て一つは誤差補正量Eとして、次の走査窓での総
和Sを求める時に加算し、残りは分割誤差補正量
Edとして第2図dのデータ変換後の値Dn″,o-1
値に加算して置換する事により、誤差補正量Eは
主走査方向の次の処理に使用され総和Sを補正
し、分割誤差補正量Edは副走査方向の次の処理
に使用され総和Sを補正する。主走査方向と副走
査方向の両方向に階調特性の改善を計る事ができ
る。
なお、前記誤差補正量Esの分割は任意の比率で
良いが以下の説明は、1/2に分割した例を説明す
る。
以下、画信号処理方法について第4図に示すフ
ローチヤートとともにさらに詳細に説明する。
〔なお、第4図に示すフローチヤートにおい
て、 G1,G2:画像データ記憶装置、 W1:G1の画像データに対する走査窓、 Dn,o,Dn,o-1,Dn-1,o,Dn-1o-1 :W1内の各
データ、 W2:G2の画像データに対する走査窓、 Dn,o,Dn′,o-1,Dn-1″,o,Dn-1o-1:W2
の各データで現走査窓位置においてデータ変換さ
れる前の値。′の数は過去の走査窓位置でデータ
変換された回数、 Dn′,o,Dn″,o-1,Dn-1o,Dn-1o-1:W2
内の各データで現走査窓位置においてデータ変換
された後の値。′の数は現走査窓位置も含めて過
去にデータ変換された回数、 E:誤差補正量、 Sn:走査窓W2内のデータ総和 S:Sn+Eの値、 M:走査窓W1、走査窓W2の画素数、M=4、 C:所定の画信号レベル、 N:O≦N≦Mなる整数、 A:O≦A<C, V:二値化レベル Es:誤差補正総量 Ed:分割誤差補正量 Es=E+Ed をそれぞれ示す。〕 (イ) 画像データを記憶装置G1,G2に入力する
(なお画像データを1画素または1走査線分づ
つ入力しながら以下の処理をすることも可能で
あるが、ここでは全画像データを入力した後に
処理していくものとする。)。
(ロ) 記憶装置G1に入力した画像データの主走
査・副走査のスタート位置に走査窓W1を、記
憶装置G2に入力した画像データの主走査・副
走査のスタート位置に走査窓W2を初期セツト
する。
(ハ) 主走査の始めに初期値として誤差補正量E=
Oをセツトする。
(ニ) 走査窓W2内データの総和Snと誤差補正量E
の和Sを求める。
(ホ)・(ヘ) Sの大きさを比較判定し、O>Sならば
(ト)でN=O,A=Oとし、S>C×Mならば
(チ)でN=M,A=Oとし、それ以外では
(リ)S=C×N+AなるNとAを求める。
(ヌ) 走査窓W1内のデータDn,o,Dn,o-1
Dn-1,o,Dn-1o-1の大きい順に走査窓W2内の各
対応するデータ位置を以下のように書換えてい
る。
〔N番目までをCとする。
N+1番目をAとする。
残りをOとする。〕 (ル) 走査窓W2内のデータDn-1o-1woP1ST
とする。
(ヲ) P1STと二値化レベルVを比較する。P1ST
が大きければ(ワ)でP2NDをCとし、P1STが大
きくなれば(カ)でP2NDをOとする。なお、デ
ータDn-1o-1の値は最終的に二値化レベルV
で二値データに変換されるのであるから、ここ
でP2NDの値に置換えてもそのままでも同じこと
である。
(ヨ) 誤差補正総量EsとしてP2ND−P1STを求
め、次の走査窓位置で補正する誤差補正量Eと
分割誤差補正量EdをそれぞれEs/2とする。
(タ) 走査窓W2内のデータ変換後の値Dn″,o-1
に分割誤差補正量Edを加算し、前記Dn″,o-1
値と置換する。
(レ) 走査窓W1と走査窓W2とをともに主走
査方向へ1画素移動する。
(ソ) 主走査方向の処理が終了したかを判断す
る。終了していなければ(ニ)に戻る。
(ツ) 終了していれば(ヲ)で走査窓W1と走
査窓W2をともに主走査のスタート位置に戻し、
副走査方向に1画素移動する。
(ネ) 副走査方向に処理終了を判断し、終了し
てなければ(ハ)に戻る。
以上第4図に示した(イ)〜(ネ)の処理方法によ
り、二値画像の分解能劣化による画質低下の生じ
ない擬似中間調表示を得ることができる。
次に第5図を参照しながら、本発明の一実施例
における画像信号処理装置について説明する。
第5図は本発明の一実施例における画像信号処
理装置のブロツク結線を示すものである。
第5図において、15は後述する各ブロツク機
能にタイミング信号を供給するタイミング信号発
生回路で各ブロツク機能へのタイミング信号供給
線は省略している。17は端子16を介して入力
されるアナログ画像信号をデイジタル画像信号に
変換するA/D変換器、19,21はそれぞれゲ
ート回路18,20を介し指示されたアドレスに
応じてデイジタル画像信号を記憶あるいは読み出
す画像データ記憶装置、22はゲート回路18,
20にアドレス情報を送出してゲート回路18,
20を制御するアドレス制御回路、23は再配分
のデータ変換処理が全て終了したデータを二値化
して端子24を介して画像記録装置等に記録させ
る二値化回路、25はゲート回路20を介して画
像データ記憶装置21から読み出された走査窓
W2内データと誤差補正演算回路26から送出さ
れる誤差補正データEとの総和Sを求めるデータ
加算回路、28はゲート回路18を介して画像デ
ータ記憶装置19から読み出された走査窓W1
のデータを大きい順に順位付する順位付回路、2
9はデータ加算回路25から送出されてくる総和
Sおよび誤差補正演算回路26から送出されてく
る分割誤差補正量Edとから変換データを作成し
再配分を行なう再配分回路である。
上記構成において、以下その動作を説明する。
まず原画像を走査して得たアナログ画信号は入
力端子16を介しA/D変換器17によりデイジ
タル画像信号に変換され、ゲート回路18を介し
て画像データ記憶装置19に記憶されるとともに
ゲート回路20を介して画像データ記憶装置21
にも記憶される。その際ゲート回路18とゲート
回路20とはアドレス制御回路22により制御さ
れており、それぞれ記憶装置19と記憶装置21
のデータ書込み読出し番地を指示する。そして後
述する処理において記憶装置19に記憶されたデ
ータは順位付用のデータとして用いられ、記憶装
置21のデータは再配分によるデータ変換で遂一
書換えられていくものである。
また再配分のデータ変換処理が全て終了したデ
ータは記憶装置21からゲート回路20を介して
読出され二値化回路23を介し画像記録装置(図
示せず)等で記録される出力画像信号として出力
端子24に出力される。さて、データ加算回路2
5は記憶装置21からゲート回路20を介して得
た走査窓内データと誤差補正量演算回路26から
得た誤差補正データEの総和Sを求める。順位付
回路28は記憶装置19からゲート回路18を通
して得た走査窓内の各データを大きい順に記憶装
置21の対応する走査窓位置におけるデータ番地
を全て決定しアドレス制御回路22と誤差補正演
算回路26に通知する。またこの通知するタイミ
ングで誤差補正量演算回路26と再配分回路29
にも通知する。そこで再配分回路29はデータ換
算回路25から得た総和Sおよび誤差補正演算回
路26から送出されてくる分割誤差補正量Ed
から変換データを作成しアドレス制御回路22で
指定された記憶装置21の番地にゲート回路20
を介して順次変換データを書込んでいく。誤差補
正演算回路26は走査窓内で最後のデータ変換さ
れた値(第2図dのDn-1o-1)であるP1STを順
位付回路28からのアドレスとタイミングの情報
をもとに再配分回路29の変換データから選別
し、そのP1STと二値化回路23から得た二値化レ
ベルVと比較してOまたはCの値P2NDを求め、
P1ST−P2NDの値の1/2を次の走査窓における誤差
補正量Eおよび分割誤差補正量Edとして与える。
以上を繰り返すことにより、画像信号の処理を
行なうことができる。
以下第6図〜第8図を参照して第5図に示した
順位付回路28、再配分回路29および誤差補正
演算回路26の更に詳細な構成を説明する。
まず、順位付回路28の詳細について説明す
る。
第6図は第5図に示した順位付回路28のブロ
ツク構成を示すものである。ゲート回路18を介
して画像データ記憶装置19から読み出された2
×2走査窓W1内の4個のデータはデータ入力端
子44から入力され、ゲート回路46を介し走査
窓内の位置と対応した4個のデータレジスタ47
の所定の位置に記憶される。このとき、記憶され
る位置は入力端子43から入力されるタイミング
パルスT2をカウントするカウンタ48の出力を
ゲート回路49を介してレジスタ47にアドレス
設定することにより、指定される。また入力端子
43から入力されるタンミングパルスT2はゲー
ト回路50を介しレジスタ47のデータ書込みク
ロツクになると同時に、タイミング制御回路51
にも送出され信号線52にゲート切換え信号を出
力させる。信号線52のゲート切換え信号はゲー
ト回路46、ゲート回路49、ゲート回路50を
駆動しレジスタ47に対して入力端子44から入
る4個のデータを取込む入力モードの状態を作り
だしている。一方、最大値検出回路53はレジス
タ47の4個のデータに対して最大値を検出し、
その最大値のデータアドレスを出力する。このと
きタイミング制御回路51は信号線52のゲート
切換え信号でゲート回路46、ゲート回路49、
ゲート回路50を駆動し、レジスタ47の内容書
換えモードの状態を作り出している。この状態に
おいて上記最大値のデータアドレスはゲート回路
49を介してレジスタ47に設定され、またレジ
スタ54の負の定数値がゲート回路46を介して
レジスタ47に設定され、またレジスタ54の負
の定数値がゲート回路46を介してレジスタ47
に設定される。そしてタイミング制御回路51か
ら信号線55を介して出力される内部クロツク信
号がゲート回路50を介してレジスタ47のデー
タ書込みクロツクになることにより、レジスタ4
7の最大値データが負のデータに書換えられる。
この状態において信号線55に内部クロツクが4
個出力されたとき、レジスタ47の内容は全て負
の値に変わることになる。この内部クロツクが出
る順に最大値検出回路53の出力に最初にレジス
タ47に取込んだデータの大きい順の対応するデ
ータアドレスが出力される。このアドレスは4個
のアドレス記憶レジスタ56の書込みデータとな
り順次記憶されるものであるが、このとき信号線
55の内部クロツクはアドレス記憶レジスタ56
の書込みクロツクになると同時に、カウンタ57
に入力される。カウンタ57の出力はゲート回路
58を介しアドレス記憶レジスタ56にアドレス
データを記憶する位置の指定を行なう。このとき
タイミング制御回路51から出力される信号線5
9の出力信号はゲート回路58を駆動してデータ
の書込み状態につまりカウンタ57の出力をアド
レス記憶レジスタ56に与える。アドレス記憶レ
ジスタ56に4個のアドレスデータが書込まれた
後、信号線59の出力信号はゲート回路58を駆
動しアドレス記憶レジスタ56をデータの読出し
状態にする。このあとタイミング制御回路51の
信号線60に読出しクロツクを出力すると、カウ
ンタ61はこのクロツクをカウントし、その出力
をゲート回路58を介してアドレス記憶レジスタ
56に与え、アドレスデータの読出し位置を指定
する。このようにして順位付回路28からのアド
レスデータが出力端子62に出力される。また信
号線60の読出しクロツクは出力端子63に出力
され、他の回路ブロツクのタイミング信号とな
る。なおカウンタ48,57,61はいずれも2
ビツトのカウンタで、図示していないが副走査同
期パルスによりリセツトされる。またハードウエ
ア製作上の遅延時間補償など、信号のタイミング
調整の細部については自明のことであるため説明
を省略する。
ここで注意すべきことは出力端子62に出力す
るアドレスデータは、00,01,10,11の4種類で
あり、第5図の画像データ記憶装置19,21に
おけるアドレスはアドレス制御回路22で新たに
作られることになる。従つて、00,01,10,11は
走査窓内のアドレスであり、仮に第2図dの走査
窓9と対応させて考えると、00はDn-1o-1,01
はDn-1o,10はDn″,o-1,11はDn′,oと定義し
ておけば良い。
従つて入力端子44から入るデータもこの走査
窓内アドレスに対応する順に現われなければなら
ない。後述する第8図の誤差補正演算回路26に
おけるアドレス定数も走査窓内アドレスの意味で
ある。
次に再配分回路29について説明する。
第7図は第5図の再配分回路29の詳細なブロ
ツク結線を示すものである。走査窓内データの総
和Sは入力端子64からゲート回路65を介して
レジスタ66にセツトされる。入力端子67から
入るタイミング信号はゲート回路65とレジスタ
66を駆動し、総和Sをレジスタ66にセツトす
るときに入力端子64からの信号を通過させレジ
スタ66に書込む。それ以外ではゲート回路65
は減算回路68の出力信号を通過させる。減算回
路68はレジスタ66の内容からレジスタ69に
セツトされている定数Cを減算して出力する。入
力端子63から入るタイミング信号はレジスタ6
6を駆動し、ゲート回路65を介して入る減算回
路68の出力信号がレジスタ66に取込まれる。
従つてレジスタ66の出力は入力端子63からタ
イミング信号が入る毎に最初の総和Sら定数Cを
順次減算していくことになる。比較回路70はレ
ジスタ66の内容とレジスタ69の内容Cとを比
較しレジスタ66の内容が大きいか同じ時はゲー
ト回路71を駆動してレジスタ69の内容Cをゲ
ート回路71の出力とし、レジスタ66の内容が
小さい時はゲート回路71を駆動してレジスタ6
6の内容をゲート回路71の出力とする。正負判
定回路72はゲート回路73を駆動しレジスタ6
6の内容が正の時はゲート回路71の出力をゲー
ト回路73の出力とし、レジスタ66の内容が負
の時にはレジスタ74の内容である定数0をゲー
ト回路73の出力とするゲート回路88は入力端
子63から入るタイミング信号により、入力端子
87から入る分割誤差補正量Edを通過させる。
ゲート回路88の出力は加算回路89に加えら
れ、ゲート回路73の出力と加算されて、出力端
子75に再配分されたデータを出力とする。とこ
ろで、ゲート回路88は第2図dの走査窓におけ
るDn″,o-1の時開くように制御されているので、
Dn″,o-1には分割誤差補正量Edが加算され、その
他のデータはそのまま再配分される。
次に誤差補正演算回路26について説明する。
第8図は第5図の誤差補正演算回路26の詳細
なブロツク結線を示すものである。比較回路76
はレジスタ77のアドレス定数と入力端子62と
から入るアドレスデータを比較し、一致するとゲ
ート回路78を駆動して入力端子63から入るタ
イミング信号を通過させる。レジスタ77のアド
レス定数は走査窓内で最後のデータ変換された値
Dn-1o-1の走査窓内アドレスで前記の例では00
の値となる。比較回路79は入力端子80から入
る二値化レベルVと入力端子75から入る再配分
されたデータとを比較し、再配分されたデータが
大きければゲート回路81を駆動してレジスタ8
2の定数Cをゲート回路81の出力とし、再配分
されたデータが大きくなければゲート回路81を
駆動してレジスタ83の定数Oをゲート回路81
の出力とする。減算回路84は入力端子75の再
配分データからゲート回路81の出力を減算す
る。レジスタ85はゲート回路78の出力信号で
減算回路84の結果を取り込み保持する。除算回
路90はレジスタ85の出力を1/2にして出力端
子86へ誤差補正量Eとして、また出力端子91
に分割誤差補正量Edとして与える。
発明の効果 以上のように本発明は画質低下のない擬似中間
調を得ることができ、また本発明による画像処理
は画像読取り例でのみ行なえばよい。従つてたと
えば既存のフアクシミリシステム等では送信側に
一部回路を付加するだけで実施することが可能と
なる。従来は文字線画などの二値画像と中間調画
像の混在する画像ではその片方の画質低下をさけ
られなかつたことが本発明により両方とも良質の
画像を表示・記録することが可能となつた。また
従来のデイザ法では表現できる擬似中間調のレベ
ル数はマトリクスサイズで限定され、レベル数を
多くするために走査窓サイズを大きくすると分解
能が劣化することになる。従つてカラー画像を処
理するときには再現色が少なく実用的でない。し
かし本発明は表現できるレベルが原理的にほぼ連
続であるため、カラー画像処理にも最適な方式と
言える。またカラー画像処理においてイエロー
Y,シアンC,マゼンタM、ブラツクBそれぞれ
の信号に対して上記付加データのレベル分布をズ
ラして配置することにより各色の重なりを少なく
するなどの工夫も容易に可能なことは明らかであ
る。さらに、付加データの規則性が現在各種発表
されている予測符号化法などの帯域圧縮効率を向
上させることにもなる等、本発明により波及する
効果は非常に大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは従来の擬似中間調表示の1つで
あるデイザ法を説明する概略図、第2図a〜eは
本発明の一実施例における画像信号処理方法の走
査窓とデータ変換を説明する概略図、第3図は同
方法の一部の処理手順を示すフローチヤート、第
4図は本発明の一実施例における画像信号処理方
法の処理手順を示すフローチヤート、第5図は本
発明の一実施例における画像信号処理装置のブロ
ツク結線図、第6図は同装置における順位付回路
のブロツク結線図、第7図は同装置における再配
分回路のブロツク結線図、第8図は同装置におけ
る誤差補正演算回路のブロツク結線図である。 19,21……画像データ記憶装置、25……
データ加算回路、26……誤差補正演算回路、2
8…順位付回路、29……再配分回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原画像を走査分解して得られた各画素の画信
    号レベルを第1、第2画信号記憶手段に記憶さ
    せ、前記第2の画信号記憶手段を走査する画素数
    Mの第2の走査窓内の全ての画素の画信号レベル
    の和Snと誤差補正量Eの和Sを求め、 O≦S≦C×MのときS=C×N+A O>SのときN=O,A=O S>C×MのときN=M,A=O 〔但し、Cは所定の画信号レベル、 NはO≦N≦Mなる整数、 AはO≦A<C〕 なるNとAを求め、前記第2の画信号記憶手段と
    対応する前記第1の画信号記憶手段の位置を走査
    する画素数Mの第1の走査窓内の各画素を画信号
    レベルの降順または昇順に番号付けし、前記第1
    の走基窓に対応する前記第2の走査窓内の各画素
    に対し降順の時は1番目からN番目の画素は画信
    号レベルとしてCを、(N+1)番目の画素は画
    信号レベルとしてAを、残りの画素は画信号レベ
    ルとしてOを割当てる置換を施し、昇順の時は1
    番目から(M−N−1)番目の画素は画信号レベ
    ルとしてOを、(M−N)番目の画素は画信号レ
    ベルとしてAを、残りの画素は画信号レベルとし
    てCを割当てる置換を施し、第2の走査窓内の各
    画素で以後の走査窓移動によつて再度走査窓内に
    含まれなくなる画素の画信号レベルP1STに対し、
    前記画信号レベルP1STと予め定めてあるO≦V<
    Cなる二値化レベルVとの比較により前記画信号
    レベルP1STが大きい場合にCを、前記画信号レベ
    ルP1STが大きくない場合はOを画信号レベルP2ND
    として与える置換を施し、前記画信号レベルP1ST
    とP2NDの差の総和を(K+1)個の分割誤差補正
    量に分割し、前記分割誤差補正量の1つは誤差補
    正量Eに設定し、残りのK個の分割誤差補正量
    は、前記第2の走査窓内の各画素で、次の走査窓
    移動によつては走査窓内に含まれないが、以後の
    走査窓移動によつて再度走査窓内に含まれるK個
    の画素の前記設定された画信号レベルにそれぞれ
    加算し、上記手順を前記第1、第2の画信号記憶
    手段の全域に対して前記第1の走査窓および前記
    第2の走査窓を所定画素分ずつ移動させながら繰
    返すことを特徴とする画像信号処理方法。 2 原画像を走査分解して得られた各画素の画信
    号レベルを記憶する第1、第2の画信号記憶手段
    と、前記第2の画信号記憶手段を走査する画素数
    Mの第2の走査窓内の全ての画素の画信号レベル
    の和Snと誤差補正量Eの和Sとを求め、 O≦S≦C×MのときS=C×N+A O>SのときN=O,A=O S>C×MのときN=M,A=O 〔但し、Cは所定の画信号レベル、 NはO≦N≦Mなる整数、 AはO≦A<C〕 なるNとAを求める演算手段と、前記第2の画信
    号記憶手段と対応する前記第1の画信号記憶手段
    の位置を走査する画素数Mの第1の走査窓内の各
    画素を画信号レベルの降順または昇順に番号付け
    する順位付手段と、前記第1の走査窓に対応する
    前記第2の走査窓内の各画素に対し降順の時は1
    番目からN番目の画素は画信号レベルとしてC
    を、(N+1)番目の画素は画信号レベルとして
    Aを、残りの画素は画信号レベルとしてOを割当
    てる置換を施し、昇順の時は1番目から(M−N
    −1)番目の画素は画信号レベルとしてOを、
    (M−N)番目の画素は画信号レベルとしてAを、
    残りの画素は画信号レベルとしてCを割当てる割
    当手段と、第2の走査窓内の各画素で以後の走査
    窓移動によつて再度走査窓内に含まれなくなる画
    素の画信号レベルP1STに対し、前記画信号レベル
    P1STと予め定めてあるO≦V<Cなる二値化レベ
    ルVとの比較により前記画信号レベルP1STが大き
    い場合はCを、前記画信号レベルP1STが大きくな
    い場合はOを画信号レベルP2NDとして与える置換
    を施す手段と、前記画信号レベルP1STとP2NDの差
    の総和を(K+1)個の分割誤差補正量に分割
    し、前記分割誤差補正量の1つは誤差補正量Eに
    設定し、残りのK個の分割誤差補正量は、前記第
    2の走査窓内の各画素で、次の走査窓移動によつ
    ては走査窓内に含まれないが、以後の走査窓移動
    によつて再度走査窓内に含まれるK個の画素の前
    記設定された画信号レベルにそれぞれ加算する手
    段と、前記第1、第2の画信号記憶手段の全域に
    対して前記第1の走査窓および前記第2の走査窓
    を所定画素分ずつ移動させる手段とを備えた画像
    信号処理装置。
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