JPH04248624A - プログラム変換処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は計算機システムの移行等
において、ある計算機システムで実行するようにＣＯＢ
ＯＬプログラミング言語等で記述された原始プログラム
を、他システムで実行するように変換するためのプログ
ラム変換処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】計算機のシステム移行作業等において、
原始プログラムの変換が大きな作業量となる場合がある
。

【０００３】このような原始プログラムの変換作業では
、変換仕様書に被変換対象の命令文等と、変換後の命令
文等との対応を定義し、次に変換仕様書に従う変換を行
なう処理手続きを定義するように、コンバータプログラ
ムの仕様書を作成する。

【０００４】このコンバータプログラムの仕様書に基づ
いて、コンバータプログラムのコーディングを行い、テ
ストしてコンバータプログラムが完成すると、必要な原
始プログラムを入力して、変換処理を実行し、変換した
原始プログラムが生成する作業が行なわれる。

【０００５】変換仕様に変更、追加等の仕様修正が出た
場合には、それに応じてコンバータプログラムの仕様書
の変更、追加等を行い、コンバータプログラム上の要修
正部分を、プログラムロジックを追って探し、必要な修
正を実施する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】変換仕様は、一般に移
行を行なう利用者システムごとの内容を有し、コンバー
タプログラムをそれに応じて作成しなければならないが
、前記従来の手順ではコンバータプログラムの作成に比
較的大きな工数を要し、更にこのために、変更、追加等
の修正が多くなると、修正仕様とコンバータプログラム
との同期を維持管理することが困難になる等の問題を生
じる。

【０００７】本発明は、変換仕様書から自動的に必要な
情報を抽出して、コンバータの処理を実行することので
きるプログラム変換処理装置を目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】図１は、本発明の構成を
示すブロック図である。図はプログラム変換処理装置の
構成であって、所与の変換仕様書２に従って、所与の原
始プログラム１を変換する処理において、変換仕様書２
は、被変換構文定義３と、変換指示定義４とを有する。

【０００９】被変換構文の定義３は、所要の各構文を構
成する固定部分の文字列と、可変部分のデータ属性で表
し、該構文中の被変換部分に変換指示記号を付した、所
定形式の情報を有し、変換指示の定義４は、所要のデー
タ定義と変換手順とを所定の表現によって表し、各該変
換手順を各該変換指示記号と対応付けた、所定形式の情
報を有する。

【００１０】変換仕様抽出部５と、変換処理部６とを設
け、変換仕様抽出部５は、変換仕様書２を入力として、
被変換構文定義３から構文解析データ７を生成し、変換
指示定義４から各該変換指示記号に対応する手続きを有
する所要の変換プログラム８を生成する。

【００１１】変換処理部６は、原始プログラム１から、
構文解析データ７を参照して、被変換構文に該当する構
文を検出し、当該構文の該被変換部分について指定され
た該変換指示記号によって定まる変換プログラム８の手
続きを実行して、変換された原始プログラム９を生成す
る。

【００１２】

【作用】本発明のプログラム変換処理装置により、利用
者が変換仕様書に被変換構文を示し、その中の変換部分
を変換指示記号で指示し、又変換指示定義に変換指示記
号に対応して、変換の内容を示す手続きを定義すると、
プログラム変換処理装置に準備した構文解析機能、汎用
変換機能等、及び変換指示で定義された手続きに従って
、自動的に言語仕様にあった変換処理が実行される。

【００１３】従って、変換作業は変換仕様書の作成の他
は自動化されて迅速に処理され、又変換仕様の修正があ
っても、変換仕様書の修正によって処理されるので、仕
様修正と変換処理との同期が容易且つ確実となり、変換
作業全般の管理を変換仕様書に一元化できる。

【００１４】

【実施例】図２は変換仕様書２の内容の一例を説明する
図であり、このような仕様書を例えば適当なワードプロ
セッサの文書としてフロッピイディスク等に作成し、そ
れをプログラム変換処理装置に直接読み込ませるように
する。

【００１５】図２の被変換構文定義３には、「＊」で始
まる説明文の下に、３行の構文が示されている。ここで
「〔」と「〕」で囲む部分は無い場合もある部分を示す
。構文中（図の例では各行の末尾）にある括弧付き数字
（図の例では（１）　〜（３））は変換指示記号であっ
て、次に述べる変換指示定義に書かれる番号に対応し、
その変換を適用すべき部分であることを示す。

【００１６】図２の変換指示定義４には、初めの５行に
データ定義があり、その後の変換手続きで「コンピュー
タ名」で参照するデータが定義されている。この例は５
バイトの文字データ「ＦＣＯＭＰ」を定義する例である
。

【００１７】（１）〜（３）の手続きは、「：＊＊」の
後に通常の日本語文に近い表現のプログラミング言語を
使用して、図示のように定義し、（１）と（３）は構文
中で「（１）」等で指示されている該当する１語を「コ
ンピュータ名」のデータで置換すると共に、元の行をコ
メント化する変換の手続きであり、（２）は該当する行
をコメント化する変換の手続きを指示するものであり、
コメント化は例えばＣＯＢＯＬ言語の場合は、該当する
行に「＊」を前置することによって変換される。

【００１８】変換仕様抽出部５は、前記のような被変換
構文定義３に指定された構文内容を、構文解析で参照し
易いテーブル形式に変換し、変換指示記号及びその他の
制御情報を付加して構文解析データ７を作成する。

【００１９】又、変換指示定義４から変換プログラム８
を生成し、構文解析データ７の各変換指示記号とその番
号で定まる手続きの入口番地とを対応付ける。変換処理
部６は、入力される原始プログラムの文字列を、構文解
析テーブル７を参照して解析し、該当しない文字列の行
はそのまゝ出力し、該当する構文を検出すると、変換す
る文字列を変換指示記号で定まる手続きに渡して処理を
要求し、処理結果により変換した文字列を生成して出力
する。

【００２０】図３（ａ）は変換前の原始プログラム１の
例であり、これを図２の変換仕様に従って処理すること
により、（ｂ）に示す原始プログラムが、変換された原
始プログラム９として出力される。

【００２１】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、計算機システムの移行等のために原始プログラ
ムを変換する処理において、変換仕様書から自動的に必
要な情報を抽出して、コンバータの処理を実行すること
のできるので、プログラム変換作業の処理が迅速に進め
られ、又変換仕様の修正の実行及び管理が容易になって
、移行等の作業効率を改善するという著しい工業的効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の構成を示すブロック図

【図２】　
　変換仕様書を説明する図

【図３】　　原始プログラム例を示す図

【符号の説明】

１　　原始プログラム ２　　変換仕様書 ３　　被変換構文定義 ４　　変換指示定義 ５　　変換仕様抽出部 ６　　変換処理部 ７　　構文解析データ ８　　変換プログラム ９　　変換された原始プログラム

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　所与の変換仕様書（２）に従って、所
   与の原始プログラム（１）を変換する処理において、該
   変換仕様書（２）は、被変換構文定義（３）と、変換指
   示定義（４）とを有し、該被変換構文定義（３）は、所
   要の各構文を構成する固定部分の文字列と、可変部分の
   データ属性で表し、該構文中の被変換部分に変換指示記
   号を付した、所定形式の情報を有し、該変換指示定義（
   ４）は、所要のデータ定義と変換手順とを所定の表現に
   よって表し、各該変換手続きを各該変換指示記号と対応
   付けた、所定形式の情報を有し、変換仕様抽出部（５）
   と、変換処理部（６）とを設け、該変換仕様抽出部（５
   ）は、該変換仕様書（２）を入力として、該被変換構文
   定義から構文解析データ（７）　を生成し、該変換指示
   定義から各該変換指示記号に対応する手続きを有する所
   要の変換プログラム（８）を生成し、該変換処理部（６
   ）は、該原始プログラム（１）から、該構文解析データ
   （７）を参照して、被変換構文に該当する構文を検出し
   、当該構文の該被変換部分について指定された該変換指
   示記号によって定まる該変換プログラム（８）の該手続
   きを実行するように構成されていることを特徴とするプ
   ログラム変換処理装置。