JPH04247208A - レンジフード用フィルタ - Google Patents

レンジフード用フィルタ

Info

Publication number
JPH04247208A
JPH04247208A JP3012031A JP1203191A JPH04247208A JP H04247208 A JPH04247208 A JP H04247208A JP 3012031 A JP3012031 A JP 3012031A JP 1203191 A JP1203191 A JP 1203191A JP H04247208 A JPH04247208 A JP H04247208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
fibers
oil
heat
range hood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3012031A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Imai
孝次 今井
Takahiro Tomioka
孝宏 冨岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Vilene Co Ltd filed Critical Japan Vilene Co Ltd
Priority to JP3012031A priority Critical patent/JPH04247208A/ja
Publication of JPH04247208A publication Critical patent/JPH04247208A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンジフード用フィルタ
に関する。さらに詳しくは、レンジフードに取り付けて
用いられるレンジフード用フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】レンジフードに取り付けて用いられるフ
ィルタとしては、従来より金網やパンチメタルを用いた
フィルタ(実開昭56−53130号公報など)が代表
的なものとして知られている。このフィルタは、耐熱性
にすぐれるが、油や塵埃などの捕集能力が充分であると
はいえず、油や塵埃などを60%程度しか捕集すること
ができない。
【0003】捕集能力にすぐれたフィルタとしては、三
次元的な網目構造を有する、たとえばランダムに集積し
た繊維ウェブの繊維間を、バインダーまたは接着繊維に
よって結合した嵩高な不織布が用いられている。このよ
うな不織布は、確かに捕集能力にすぐれたものであるが
、油などが付着するにつれて繊維間隙に油膜が生じて目
詰まりを生じるため、使用寿命が短く、頻繁に交換しな
ければならないという欠点がある。また、前記不織布が
合成繊維から構成されるばあいには、耐熱性が充分でな
く、高温の気体を処理するレンジフードに用いたときに
、フィルタに変形が生じるおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、捕集した油などによっ
て目詰まりが生じにくく、結果として使用寿命が長く、
かつ使用中に変形などが生じるおそれがないレンジフー
ド用フィルタを提供することを目的としてなされたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は耐熱
性繊維が一方向に配向するように集積された繊維ウェブ
の構成繊維間を耐熱性樹脂で結合したことを特徴とする
レンジフード用フィルタに関する。
【0006】
【作用および実施例】本発明のレンジフード用フィルタ
は、前記したように、耐熱性繊維が一方向に配向するよ
うに集積された繊維ウェブの構成繊維間を耐熱性樹脂で
結合したものである。
【0007】本発明に用いられる耐熱性繊維としては、
 250℃以下の熱風を通しても変形が生じない繊維が
用いられる。このような繊維の代表例としては、たとえ
ば芳香族ポリアミド繊維、フェノール系繊維、ポリベン
ズイミダゾール繊維、ポリイミド繊維、ポリテトラフル
オロエチレン繊維などの耐熱性樹脂からなる繊維があげ
られる。なお、本発明においては、前記耐熱性樹脂から
なる繊維として、たとえば無機繊維や金属繊維を用いる
ことができるが、これらの繊維は一般に剛直であり、ク
リンプを有しないため、一方向に配向した嵩高な繊維ウ
ェブにするのが難しい。前記耐熱性繊維の繊維長および
繊度についてはとくに限定はない。繊維長は、あまりに
も長すぎるばあいには、ウェブ形成時にカードなどへの
巻きつきが発生し、製造上のトラブルがおきやすくなり
、またあまりにも短すぎるばあいには、カード機にうま
くかからずに落綿が生じたり、逆に空中へ飛ばされてフ
ライファイバーとなりやすく、ロスが大きくなるので、
通常20〜 150mm、なかんづく38〜102  
mmであることが好ましい。また、繊度は、あまりにも
大きすぎるばあいには、嵩が大きくなりすぎるうえに、
風合も硬くなる傾向があり、またあまりにも小さすぎる
ばあいには、繊維の種類にもよるが、一般に繊維自体が
有する機械的性質が低下するとともにその製造が困難と
なる傾向があるため、通常1〜20デニール、なかんづ
く2〜10デニールであることが好ましい。
【0008】前記耐熱性繊維を用いて繊維ウェブを形成
するためにはカード機が用いられる。前記カード機とし
ては、繊維が一方向に配向したウェブがえられるローラ
ーカードやフラットカードが適しているが、繊維ウェブ
をドラフターによって高ドラフトするばあいには、ラン
ダムカードやカード機によらずエアレイ法などによって
繊維ウェブを形成しても繊維が一方向に配向した繊維ウ
ェブがえられる。
【0009】このように、前記耐熱性繊維をカード機に
通したばあいには、形成された繊維ウェブは一方向、す
なわち繊維ウェブの進行方向に配向しているので、カー
ド機を出た状態の繊維ウェブをそのまま、または必要に
より同方向に数層積層した状態で用いられる。
【0010】前記繊維ウェブの目付は、あまりにも大き
いばあいには、厚さが大きくなりすぎるうえに通気抵抗
も大きくなり、またあまりにも小さいばあいには、油煙
や塵埃の捕集効率が低下し、使用寿命も短くなる傾向が
あるので、通常30〜150g/m2 、なかんづく4
0〜80 g/m2 であることが好ましい。
【0011】前記繊維ウェブには、該繊維ウェブを構成
している構成繊維間を結合するために耐熱性樹脂が付着
される。
【0012】前記耐熱性樹脂としては、 250℃以下
の熱風を通しても変形が生じないような樹脂、融点また
は分解点が 250℃をこえる樹脂や熱硬化性樹脂など
が用いられる。このような樹脂の代表例としては、たと
えばポリイミド系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリテトラフルオロエチレ
ン樹脂、シリコーン樹脂などがあげられる。これらの樹
脂は、通常たとえばエマルジョンや溶剤溶液などの形態
でスプレーなどの手段により繊維ウェブに付着される。 前記スプレーのほかに、含浸などの手段もあるが、含浸
によって前記耐熱性樹脂を付着せしめたばあいには、繊
維ウェブの厚さが潰れたり、繊維間の空隙を塞ぐことが
あるので、含浸は望ましくはない。また、熱接着繊維に
よる結合は、耐熱性に問題を残すので望ましくはない。
【0013】前記耐熱性樹脂の繊維ウェブに対する付着
量は、フィルタに要求される強伸度や耐熱時間などによ
って異なるので一概には決定することができないが、通
常10〜100g/m2 、なかんづく20〜60g/
m2 であることが好ましい。前記耐熱性樹脂の付着量
は、前記下限値よりも少ないばあいには、えられるフィ
ルタの強度が小さくなり、また耐熱性の寿命が短くなる
傾向があり、また前記上限値よりも多いばあいには、通
気抵抗が増大する傾向がある。
【0014】前記耐熱性樹脂を繊維ウェブに付着せしめ
たあとは、乾燥を施することにより、繊維同士が結合さ
れ、本発明のフィルタがえられる。
【0015】つぎに、本発明のフィルタの使用方法の一
例を図1に記載した概略説明図に基づいて説明する。
【0016】レンジフード1の空気取入れ口2に本発明
のフィルタ4が取付けられるが、フィルタ4を取付ける
に際し、フィルタ4をメインフィルタとして用い、金網
やパンチメタルなどからなるプレフィルタ3をフィルタ
4の上流に配することが望ましい。フィルタ4は、水平
面に対して30〜90°、なかんづく45〜90°の角
度をなすように傾斜させて設置することが、フィルタ4
に付着した油をフィルタ4に沿って移動させ、フィルタ
4上から除去しうる点で好ましい。このばあい、フィル
タ4の繊維の配向方向は、フィルタ4の傾斜の方向と平
行となっていることが、付着した油をより効率よくフィ
ルタ4から除去することができるので好ましい。なお、
フィルタ4に付着した油などは、該フィルタ4をつたっ
て下方向に流れるので、該フィルタ4の下部には油受け
5などを設けておくことが好ましい。
【0017】つぎに本発明のフィルタを実施例に基づい
てさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみ
に限定されるものではない。
【0018】実施例1 芳香族ポリアミド繊維(繊維長:51mm、繊度:2デ
ニール)をフラットカード機に通し、一方向に配向した
繊維ウェブ(目付:60 g/m2 )を形成した。こ
の繊維ウェブに、ポリイミド系樹脂の水溶液をスプレー
によって散布し、乾燥したのち、さらに 220℃で3
0分間熱処理してレンジフード用フィルタ(目付:10
0g/m2 、厚さ:10mm)をえた。
【0019】えられたレンジフード用フィルタの油分の
捕集効率と使用寿命とを以下の方法にしたがって調べ、
その結果を表1に示した。
【0020】(捕集効率)図2に示された装置を用いた
【0021】コンロ6上に油受皿7を配設し、さらにそ
の上に直径23cm、高さ32cmのステンレスダクト
8を設置したフライパン9をのせた。ステンレスダクト
8の上部には、油滴管10および水滴管11を設け、そ
の上に蛇腹ダクト12の一端を配置した。
【0022】蛇腹ダクト12の他端には、フィルタ固定
ダクト上13およびフィルタ固定ダクト下14を接続し
た。フィルタ固定ダクト下14の油受け5には、30×
30cmのテスト用フィルタ15が45°の角度で傾斜
するように設け、テスト用フィルタ15の下方にはバッ
クアップフィルタ16を設けた。
【0023】フィルタ固定ダクト下14の開口部に、送
風機17を接続した。
【0024】つぎに、下記の方法にしたがって試験を行
なった。
【0025】1.熱したフライパン9(300 ±30
℃)に上方より油滴18(10秒間で10滴:12.5
g/5分程度)、水滴19(10秒間で30滴:39.
8g/5分程度)を滴下する。
【0026】2.蒸発した油分をテスト用フィルタ15
方向(矢印の方向)に送風機17で吸い込む。その際、
テスト用フィルタ15における通過風速を 1.0m/
秒に調節する。
【0027】3.油分はテスト用フィルタ15で捕集し
、流れ出した分は油受け5で受ける。
【0028】4.試験時間は1時間とし、3回行なって
平均値を求める。
【0029】テスト用フィルタ15、油受け5およびバ
ックアップフィルタ16の重量変化からテスト用フィル
タ15の捕集効率を下式にしたがって求める。
【0030】
【数1】
【0031】なお、油分発生量(g) は、下式で求め
られる。
【0032】〔油分発生量 (g)〕=〔テスト用フィ
ルタ付着油分 (g)〕+〔油受け付着油分 (g)〕
+〔バックアップフィルタ付着油分 (g)〕 (使用寿命)JIS B 9908に準じて試験を行な
う。フライパンより蒸発した油分がテスト用フィルタに
捕集されるにつれて通気抵抗(圧力損失)が徐々に上昇
する。その通気抵抗が、テスト用フィルタの初期の通気
抵抗の2倍になるまでに供給された油分を寿命の目安と
する。
【0033】比較例1 芳香族ポリアミド繊維(繊維長:76mm、繊度:5デ
ニール)をカード機に通し、交差積層法によりランダム
に配向した繊維ウェブ(目付: 60g/m2 )を形
成した。この繊維ウェブにポリイミド系樹脂の水溶液を
スプレーにより散布し、乾燥したのち、 220℃で3
0分間熱処理してレンジフード用フィルタ(目付:10
0g/m2 、厚さ:10mm)をえた。
【0034】えられたレンジフード用フィルタの油分の
捕集効率と使用寿命とを実施例1と同様の方法にしたが
って調べ、その結果を表1に示した。
【0035】
【表1】
【0036】以上の結果から、本発明の実施例1でえら
れたレンジフード用フィルタは、比較例1でえられたレ
ンジフード用フィルタと比較して同等のすぐれた油分の
捕集効率を有するにもかかわらず、捕集した油などによ
って目詰りが生じにくく、したがってその使用寿命が長
いことがわかる。
【0037】
【発明の効果】本発明のレンジフード用フィルタは、油
分や塵埃などの捕集効果にすぐれることは勿論のこと、
捕集した油などによって目詰りが生じにくく、結果とし
て使用寿命が長く、しかも使用中に変形などが生じるお
それがないので、家庭用フードをはじめ、業務用フード
のフィルタとして好適に使用しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンジフード用フィルタを用いたとき
のレンジフードの概略説明図である。
【図2】本発明の実施例1および比較例1で用いたレン
ジフード用フィルタの油分の捕集効率を測定するための
実験装置の概略説明図である。
【符号の説明】
4  フィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  耐熱性繊維が一方向に配向するように
    集積された繊維ウェブの構成繊維間を耐熱性樹脂で結合
    したことを特徴とするレンジフード用フィルタ。
JP3012031A 1991-02-01 1991-02-01 レンジフード用フィルタ Pending JPH04247208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3012031A JPH04247208A (ja) 1991-02-01 1991-02-01 レンジフード用フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3012031A JPH04247208A (ja) 1991-02-01 1991-02-01 レンジフード用フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04247208A true JPH04247208A (ja) 1992-09-03

Family

ID=11794240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3012031A Pending JPH04247208A (ja) 1991-02-01 1991-02-01 レンジフード用フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04247208A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517263A (ja) * 2003-01-14 2006-07-20 アールストロム ブリニュウ 複合不織布の製造方法、およびその方法を実行するための設備
CN106039868A (zh) * 2016-07-21 2016-10-26 苏州科明纺织有限公司 一种纺织除尘装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811339A (ja) * 1981-07-10 1983-01-22 Hitachi Ltd 換気扇
JPH0175733U (ja) * 1987-11-09 1989-05-23
JPH0281332U (ja) * 1988-12-06 1990-06-22

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811339A (ja) * 1981-07-10 1983-01-22 Hitachi Ltd 換気扇
JPH0175733U (ja) * 1987-11-09 1989-05-23
JPH0281332U (ja) * 1988-12-06 1990-06-22

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517263A (ja) * 2003-01-14 2006-07-20 アールストロム ブリニュウ 複合不織布の製造方法、およびその方法を実行するための設備
JP4855922B2 (ja) * 2003-01-14 2012-01-18 アールストロム ブリニュウ 複合不織布の製造方法、およびその方法を実行するための設備
CN106039868A (zh) * 2016-07-21 2016-10-26 苏州科明纺织有限公司 一种纺织除尘装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101652167B (zh) 滤材和过滤单元
US6322615B1 (en) High efficiency permanent air filter and method of manufacture
JP2011005860A (ja) フィルター材
JP2010538813A (ja) 改良されたプリーツ付きナノウェブ構造体
JP2010264430A (ja) バグフィルター用ろ布
EP1022375A1 (en) Fabric
JP4110628B2 (ja) 布帛およびその製造方法
JPH0568824A (ja) 難燃性濾材およびその製造方法
CA2078661C (en) Filter
JPH04247208A (ja) レンジフード用フィルタ
JP2002018216A (ja) フィルタ
EP1617930A1 (en) Low density nonwoven glass fiber web
JP2014226629A (ja) エレクトレットろ材
JP7026458B2 (ja) 集塵ろ布及びバグフィルタ
CN103120872A (zh) 一种滤芯用滤材及其生产方法和用途
JP2014064969A (ja) エレクトレット濾材
JP3770142B2 (ja) フィルターろ布
JPH09155128A (ja) 換気扇フィルタ用シート
JP3573861B2 (ja) エアクリーナー用濾材及びその製造方法
JP4254893B2 (ja) 布帛およびその製造方法
JP3991576B2 (ja) フィルタ素子、その製造方法及びフィルタ
JP2006281108A (ja) 換気扇用フィルター及びその製造方法
JP5585274B2 (ja) 耐熱性フィルター用長繊維不織布の製造方法
JPH06205915A (ja) 複合シートおよびその製造方法
JP6368184B2 (ja) 濾過材、それを用いたフィルタエレメント、及び濾過材の製造方法