JPH04246649A - フォトマスクブランク及びその製造方法、並びにフォト           マスク及びその製造方法 - Google Patents

フォトマスクブランク及びその製造方法、並びにフォト           マスク及びその製造方法

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JPH04246649A
JPH04246649A JP3031626A JP3162691A JPH04246649A JP H04246649 A JPH04246649 A JP H04246649A JP 3031626 A JP3031626 A JP 3031626A JP 3162691 A JP3162691 A JP 3162691A JP H04246649 A JPH04246649 A JP H04246649A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路等の微
細加工の際、フォトリソグラフィー法の原版として使用
されるフォトマスク及びその製造方法、並びにフォトマ
スクの材料であるフォトマスクブランク及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のフォトマスクブランクとしては
、透明基板上に遮光膜を形成した基本構成や、あるいは
、この基本構成に露光光の遮光膜の表裏面での反射を防
止するために更に反射防止膜を付加したものが従来から
知られている。又、これらのフォトマスクブランクの遮
光膜の材料としては、クロムが優れた遮光性によって広
く採用されていた。ところが、遮光膜材料として、この
クロムを使用する場合、パターンの高集積化に対応する
ためにウェットエッチングの代わりにドライエッチング
しようとすると、安全性に難点のある四塩化炭素を雰囲
気ガスとして使用せざるを得なかった。従って、安全性
の観点から、四フッ化炭素及び酸素等の混合ガスでドラ
イエッチングができるMoSi2 (モリブデン珪素化
合物)がクロムに代わるものとして提案されている。例
えば、特開昭63−214754号公報に記載されたフ
ォトマスクブランクは、このように遮光膜をMoSi2
 から構成したもので、その膜構成は、遮光膜と透明基
板との間、及び遮光膜上に、各々、酸素を含有したMo
Si2 からなる反射防止膜を配置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術として掲げたフォトマスクブランクを材料として、
その遮光膜及び反射防止膜を、選択的に除去して、遮光
膜パターン及び反射防止膜パターンからなる低反射遮光
膜パターンを有するフォトマスクを製作すると、遮光膜
パターン幅が反射防止膜パターン幅より狭くなり、低反
射遮光膜パターンの断面形状が中央部でくびれた形状に
なることを回避できなかった。何故なら、このフォトマ
スクブランクの反射防止膜は、その組成が、遮光膜の組
成(MoSi2 )に酸素を含有させたものであるので
、この含有させた酸素によって、エッチング速度が遮光
膜より遅くなるためである。
【0004】このように、反射防止膜パターンと遮光膜
パターンとでパターン幅差が生じると、フォトマスクブ
ランクからフォトマスクを製作する際、低反射遮光膜パ
ターンのパターン幅の制御が困難になるばかりでなく、
低反射遮光膜パターンの欠損を招くという問題点があっ
た。
【0005】本発明は、上述した問題点を鑑みてなされ
たものであり、遮光膜と反射防止膜とのエッチング速度
差に起因する、低反射遮光膜パターンの断面形状の悪化
を防止したフォトマスク及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。又、本発明の他の目的は、低反射遮光
膜パターンの欠損を防止したフォトマスク及びその製造
方法を提供することにある。又、本発明の更に他の目的
は、上述したフォトマスクを製作するための好適な材料
となるフォトマスクブランク及びその製造方法を提供す
ることにある。又、本発明の更に他の目的は、低反射遮
光膜パターン幅の制御が容易なフォトマスクブランクを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のフォトマ
スクブランクは、透明基板と、該透明基板上に設けられ
た遮光膜と、該遮光膜と前記透明基板との間及び該遮光
膜の上方の少なくとも一方に設けられた反射防止膜とを
備えたフォトマスクブランクにおいて、前記反射防止膜
は、金属珪素化合物、酸素、及び窒素を含有すると共に
、前記金属珪素化合物における金属/珪素のモル比率n
を、90/10≦n<33/67の範囲内に選定したこ
とを特徴とする。
【0007】本発明の第2のフォトマスクブランクは、
前記第1のフォトマスクブランクにおいて金属珪素化合
物の金属が、モリブデン、タンタル、タングステン、ニ
ッケルの中から選択された一種の金属であることを特徴
とする。
【0008】本発明の第3のフォトマスクブランクは前
記第1及び第2のフォトマスクブランクの遮光膜が、反
射防止膜と同種の金属珪素化合物から成ると共に、前記
金属珪素化合物における金属/珪素のモル比率nを90
/10≦n<33/67の範囲内に選定したことを特徴
とする。
【0009】本発明のフォトマスクブランクの製造方法
は、透明基板上に、遮光膜及び反射防止膜を成膜するフ
ォトマスクブランクの製造方法において、前記反射防止
膜を、酸素及び窒素を含有する雰囲気中で、金属珪素化
合物から成るスパッタ・ターゲットをスパッタリングし
て成膜するに際して、前記スパタ・ターゲットは金属/
珪素のモル比率nが90/10≦n<33/67の範囲
内に予め選定することを特徴とする。
【0010】本発明のフォトマスクの製造方法は、前記
フォトマスクブランクの製造方法により得られたフォト
ブランクを材料とし、前記フォトマスクブランクにおけ
る反射防止膜及び遮光膜を、選択的に除去することを特
徴とする。
【0011】尚、上述した第1のフォトマスクブランク
、第3のフォトマスクブランク、及びフォトマスクブラ
ンクの製造方法において、モル比率nを上記範囲に選定
したのは33/67より小とすることで反射防止膜の薄
膜を薄くすることができ、又、90/10以上とするこ
とにより、反射防止膜の良好な付着性(透明基板又は遮
光膜に対して)を得るためである。又、好ましいモル比
率nの範囲は70/30〜40/60であり、この範囲
内にすることにより、膜の付着力向上と薄膜化効果が顕
著になる。
【0012】
【作用】本発明のフォトマスクブランクは、反射防止膜
の金属/珪素とのモル比率nを90/10≦n<33/
67の範囲内に選定していることから、良好な膜付着力
を維持し、且つ、所定の反射防止効果を損なうことなく
、膜厚を薄くすることができる。このように反射防止膜
を、一層、薄膜化してサイドエッチング量差を減少させ
ると共に、含有させた酸素により遅くなったエッチング
速度を窒素を含有させることにより速めている。これに
より、遮光膜パターンと反射防止膜パターンとのパター
ン幅差を抑制することができる。又、このようにパター
ン幅差を抑制することにより、低反射遮光膜パターン幅
の制御も正確且つ容易になる。
【0013】又、反射防止膜のみならず、遮光膜の金属
/珪素のモル比率nも90/10≦n<33/67範囲
内に選定することにより、遮光膜も、一層、薄膜化し、
遮光膜と反射防止膜のサイドエッチング量差を更に減少
させることができる。更に、遮光膜と反射防止膜との付
着力も向上させることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例に係る
フォトマスクブランク及びその製造方法、並びにフォト
マスク及びその製造方法について説明する。先ず最初に
、図1を参照して第1実施例のフォトマスクブランク1
0を説明する。この実施例のフォトマスクブランク10
は、透明基板1上に、第1反射防止膜2、遮光膜3、及
び第2反射防止膜4を順次形成して構成される。
【0015】第1反射防止膜2及び第2反射防止膜4は
、共に酸素15モル%,窒素30モル%,及び55モル
%のモリブデン珪素化合物から成り、且つ、モリブデン
珪素化合物におけるモリブデン/珪素のモル比率nが5
0/50に選定させている。又、各々の膜厚は第1反射
防止膜2が330オングストローム、第2反射防止膜が
490オングストロームである。遮光膜3は、前記第1
反射防止膜2及び第2反射防止膜4と、モリブデン/珪
素とのモル比率nが等しい、モル比率n=50/50の
モリブデン珪素化合物から成り、その膜厚は830オン
グストロームである。透明基板1は、前記第1反射防止
膜2を成膜する主表面及びこの主表面に対向する対向表
面を精密研磨した石英ガラス基板から成り、その外形は
縦5インチ×横5インチ×厚さ0.09インチである。 以上の構成からなるフォトマスクブランク10の光学濃
度は3.0であり、波長436nmの光に対する反射率
は、表面が15%であり、裏面が20%以下であった。
【0016】次に、上述したフォトマスクブランク20
の製造方法について説明する。先ず、主表面及び対向表
面を精密研磨した石英ガラス基板(外形:縦5インチ×
横5インチ×厚さ0.09インチ)から成る透明基板1
を用意し、この透明基板1を反応性スパッタリング装置
のチヤンバー内に搬入する。次に、このチャンバー内に
アルゴンと亜酸化窒素との混合ガスを導入し、この混合
ガス雰囲気中において、モリブデン/珪素のモル比率n
が50(モル%)/50(モル%)のモリブデン珪素化
合物から成るスパッタ・ターゲットをスパッタリングし
て第1反射防止膜2(膜厚330オングストローム)を
透明基板1の主表面上に成膜する。尚、前述したチャン
バー内の混合ガスのアルゴンと亜酸化窒素(N2O)と
のモル比率はアルゴン80%に対して亜酸化窒素20%
とし、混合ガス圧力は1.5×10−3Torrとした
【0017】次いで、チャンバー内のアルゴンと亜酸化
窒素との混合ガスを排気し、新たにアルゴンガスを導入
した、このアルゴンガスの雰囲気中において、前述した
第1反射防止膜の成膜時に用いた同じモリブデン珪素化
合物から成るスパッタ・ターゲットをスパッタリングし
て遮光膜3(膜厚830オングストローム)を第1反射
防止膜2上に成膜した。尚、チャンバー内のアルゴンガ
スの圧力は2×10−3Torrとした。次に、チャン
バー内に再び亜酸化窒素を導入し、雰囲気をモル比率が
アルゴン/亜酸化窒素=80%/20%となる混合ガス
(混合ガス圧力:1.5×10−3Torr)にした上
で、再び、第1反射防止膜2及び遮光膜3の成膜時に用
いた同じモリブデン珪素化合物から成るスパッタ・ター
ゲットをスパッタリングして第2反射防止膜4(膜厚4
90オングストローム)を遮光膜3上に成膜した。
【0018】では、上述したフォトマスクブランク10
を材料として製作したフォトマスク20を図2を参照し
て説明する。図2に示したフォトマスク20は、図1に
示したフォトマスク10の第1反射防止膜2、遮光膜3
、及び第2反射防止膜4を、選択的に除去してパターン
化し、第1反射膜パターン2a、遮光膜パターン3a、
及び第2反射防止膜パターン4aから成る低反射遮光膜
パターン5を形成したものである。
【0019】では次に、図2に示したフォトマスク20
の製造方法について説明する。先ず、図1に示したフォ
トマスクブランク10の第2反射防止膜4上にポジ型フ
ォトレジスト(例えば、ヘキスト社製AZ1350)を
滴下し、スピンコート法により膜厚5000オングスト
ロームのレジスト膜を形成する。次に、パターン幅2μ
mのパターンを有するマスターマスクを通して紫外光に
より、前記レジスト膜を選択的に露光し、しかる後、所
定の現像液により前記レジスト膜を現像することにより
、レジスト膜の被露光部分を溶解させてパターン化し、
レジストパターンを形成する。次いで、このレジストパ
ターン付フォトマスクブランク10を平行平板型プラズ
マエッチング装置のチャンバー内に搬入し、前記レジス
トパターンをマスクとして、フォトマスクブランク10
の第1反射防止膜2、遮光膜3、及び第2反射防止膜4
の各露出部分を選択的に、順次、ドライエッチングした
。このドライエッチングは、以下のエッチング条件の反
応性イオンエッチングである。
【0020】※エッチング雰囲気ガス・・・(CF4 
;80モル%+O2 ;20モル%)の混合ガス※エッ
チング雰囲気ガス圧力・・・0.1Torr※高周波出
力              ・・・100Wこのド
ライエッチング処理により、透明基板1上に、順次、積
層した、第1反射防止膜パターン2a、遮光膜パターン
3a、第2反射防止膜パターン4a、及びレジストパタ
ーンを形成した。そして、最後に、不要となったレジス
トパターンを濃硫酸に接触させて除去し、しかる後、超
音波洗浄(超音波出力:600W,周波数28KHz)
を施し図2に示すフォトマスク20を得た。
【0021】本実施例のフォトマスクの製造方法により
得られたフォトマスク20の低反射遮光膜パターン5を
観察したところ、マスターマスクのパターン(パターン
幅2μm)を忠実に再現し、膜厚方向にパターン幅(2
μm)が実質的に等しい矩形断面となっていることが確
認できた。又、超音波洗浄によるパターンの欠損も認め
られなかった。これは、第1反射防止膜2、遮光膜3、
及び第2反射防止膜4の各々をモリブデン/珪素のモル
比率nを50/50に選定して所定の反射率を損なうこ
となく、一層、薄膜化すると共に、反射防止作用を発揮
させるために15モル%含有させた酸素によって遅くな
ったエッチング速度を、窒素を30モル%含有させるこ
とにより速くさせることにより、遮光膜と、第1及び第
2反射防止膜とのサイドエッチング速度を実質的に同一
にしたことに拠る。このサイドエッチング速度が実質的
に同一になったことは、オーバーエッチングしても各パ
ターン幅が均一に減少したことからも裏付けられている
。その結果、第1反射防止膜パターン2a、遮光膜パタ
ーン3a、及び第2反射防止膜パターン4aの各パター
ン幅を実質的に均一することができた。又、レジストパ
ターンを剥離するために、濃硫酸に接触させた後に、反
射防止膜を調べたところ、膜剥離も膜減りも起していな
かった。このことから本実施例の反射防止膜は十分な膜
付着力と耐酸性を有していることが判った。更に本実施
例によれば、第1反射防止膜2、遮光膜3、及び第2反
射防止膜の何れも薄膜化されているので、生産性も向上
した。
【0022】モリブデン/珪素のモル比率nが33/6
7(化学量論的に安定)の比較例において、上述した第
1実施例のフォトマスク20と、同じ反射率を得るため
に、要する、第1反射防止膜と第2反射防止膜の各膜厚
及びそのジャストエッチングに要するエッチング時間を
表1に示す。又、この表1にモリブデンと珪素のモル比
率nを、85/15とした第2実施例、67/33とし
た第3実施例、40/60とした第4実施例、並びに3
7/63とした第5実施例についても併わせて示す。 尚、これらの比較例、第2実施例乃至第4実施例は、モ
リブデンと珪素とのモル比率を変えた以外は全て同じ条
件である。又、モル比率の変更は、スパッタ・ターゲッ
トのモリブデンと珪素との比率を変えて行なった。
【0023】
【表1】
【0024】表1から明らかな通り、第1及び第2反射
防止膜のモリブデンと珪素とのモル比率を、比較例のよ
うに化学量論的に安定するモル比率より、モリブデンの
モル%が増加する方向にズラした、第1乃至第5実施例
の方が第1及び第2反射防止膜の膜厚が薄くなっている
ことが判る。又、この第1及び第2反射防止膜の薄膜化
、及び、各反射防止膜に含有させた窒素の働きに拠り、
第2及び第3実施例のフォトマスクも前述した第1実施
例と同様のパターン断面の悪化防止効果が得られた。又
、第2乃至第5実施例においても、第1実施例と同様に
反射防止膜に良好な膜付着力、及び耐酸性があることが
確認できた。上掲の表1には挙げなかったがモル比率n
が95/5の場合、反射防止膜が濃硫酸との接触により
5%ほど膜減りを起こし、その結果、反射率も変化して
しまった。又、膜剥離も認められた。上述した反射防止
膜の膜付着性、耐酸性、及び薄膜化効果の総合効果が顕
著になったのはモル比率nが70/30〜40/60の
範囲内にある第1、第3、及び第4実施例であった。
【0025】更に、前述した第1乃至第5実施例におい
ては、モリブデン/珪素のモル比率nを90/10≧n
>33/67の範囲内に選定することにより、レジスト
と第2反射防止膜との付着性を向上させるこという効果
も得られた。これにより、レジスト塗布前、従来、必要
とされた、第2反射防止膜への接着促進剤の塗布工程が
不要になる。
【0026】次に、本発明の上述した第1乃至第5実施
例以外の態様について説明する。上述した第1乃至第5
実施例では、第1及び第2反射防止膜で遮光膜を挟持し
た膜構成をしたが、第1及び第2反射防止膜の何れか一
方のみと、遮光膜との膜構成としても良い。又、遮光膜
におけるモリブデン/珪素のモル比率も、第1反射防止
膜及び第2反射防止膜と同じ値にすることにより、第1
反射防止膜及び第2反射防止膜の各々との付着力を向上
させるという効果を得ると共にパターンの断面形状の悪
化防止効果を促進したが、遮光膜と、第1及び第2反射
防止膜との前記モル比率は必ずしも一致させなくてもよ
い。又、遮光膜は金属珪素化合物に限定されない。更に
、反射防止膜における金属珪素化合物、酸素、及び窒素
の好ましいモル%の範囲は、各々、85モル%〜20モ
ル%、5モル%〜30モル%、10モル%〜50モル%
である。又、所定の反射防止効果を得ると共に遮光膜と
のエッチング速度差を解消するためには酸素/窒素のモ
ル比率を1/2近傍にするのが好適である。又、適時、
目的に応じて反射防止膜に炭素等を含有させても良い。 又、金属珪素化合物の金属としては、モリブデンの他に
、タングステン、タンタル、ニッケル等でも良い。
【0027】次に、反射防止膜を酸化及び窒化させるガ
スとして、N2 Oの他、NO,NO2 ,もちろんO
2 とN2 の混合ガス等であってもよく、Arガスと
の混合比も、所望の反射率及びエッチング速度等に応じ
て変化させても良い。次に成膜方法としても、反応性ス
パッタリング法に限らず他のスパッタリング法、真空蒸
着法、イオンプレーティング法等でも良い。次にレジス
トとしても、実施例で用いたものに限らず、電子線及び
X線レジストであっても良い。又、フォトマスクブラン
クの反射防止膜及び遮光膜を選択的にエッチングする方
法としては、反応性イオンエッチングの他に、プラズマ
エッチング、イオンミリング、イオンビーム法等を用い
てもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、良好な膜付着力を維持
し、且つ、遮光膜と反射防止膜とのエッチング速度差に
起因する、低反射遮光膜パターンの断面形状の悪化を防
止することができる。従って、低反射遮光膜パターン幅
制御が容易且つ正確になる。又、低反射遮光膜パターン
の欠損を防止することもできる。更に、遮光膜も反射防
止膜と同種の金属珪素化合物により構成すると共に、金
属/珪素のモル比率nを90/10≦n<33/67の
範囲内に含まれるようにすることによって、前述した低
反射遮光膜パターンの断面形状の悪化防止効果を更に高
めることができる。又、かかる効果の他に遮光膜と反射
防止膜との付着力を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフォトマスクブランク
の断面図。
【図2】本発明の一実施例に係るフォトマスクの断面図
【符号の説明】
1  透明基板 2  第1反射防止膜 2a  第1反射防止膜パターン 3  遮光膜 3a  遮光膜パターン 4  第2反射防止膜 4a  第2反射防止膜パターン 5  低反射遮光膜パターン 10  フォトマスクブランク 20  フォトマスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  透明基板と、該透明基板上に設けられ
    た遮光膜と、該遮光膜と前記透明基板との間、及び、該
    遮光膜の上方の少なくとも一方に設けられた反射防止膜
    とを備えたフォトマスクブランクにおいて、前記反射防
    止膜は、金属珪素化合物、酸素、及び窒素を含有すると
    共に、前記金属珪素化合物における金属/珪素のモル比
    率nを、90/10≦n<33/67の範囲内に選定し
    たことを特徴とするフォトマスクブランク。
  2. 【請求項2】  金属珪素化合物の金属が、モリブデン
    、タンタル、タングステン、ニッケルの中から選択され
    た一種の金属であることを特徴とする請求項1記載のフ
    ォトマスクブランク。
  3. 【請求項3】  遮光膜が、反射防止膜と同種の金属珪
    素化合物から成ると共に、前記金属珪素化合物における
    金属/珪素のモル比率nを90/10≦n<33/67
    の範囲内に選定したことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のフォトマスクブランク。
  4. 【請求項4】  請求項1乃至3の何れかに記載された
    フォトマスクブランクにおける、遮光膜及び反射防止膜
    を選択的に除去したことを特徴とするフォトマスク。
  5. 【請求項5】  透明基板上に、遮光膜及び反射防止膜
    を成膜するフォトマスクブランクの製造方法において、
    前記反射防止膜を、酸素及び窒素を含有する雰囲気中で
    、金属珪素化合物から成るスパッター・ターゲットをス
    パッタリングして成膜するに際して、前記スパッタ・タ
    ーゲットの金属/珪素のモル比率nを90/10≦n<
    33/67の範囲内に予め選定することを特徴とするフ
    ォトマスクブランクの製造方法。
  6. 【請求項6】  請求項5記載のフォトマスクブランク
    の製造方法により得られたフォトマスクブランクを材料
    とし、前記フォトマスクブランクにおける反射防止及び
    遮光膜を、選択的に除去することを特徴とするフォトマ
    スクの製造方法。
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