JPH0424479A

JPH0424479A - 霜とり水の蒸発装置

Info

Publication number: JPH0424479A
Application number: JP12928790A
Authority: JP
Inventors: Tsukasa Imamiyai; 今宮井　司
Original assignee: Matsushita Refrigeration Co
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1990-05-21
Filing date: 1990-05-21
Publication date: 1992-01-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、冷蔵庫において霜とりした水分を蒸発、乾燥
させる霜とり水の蒸発装置に関する。

（従来の技術）従来の冷蔵庫は、たとえばエレクトロラックス社の製品
番号ＲＥ　−８００（１９８９年４月発売）の冷蔵庫に
見られるように、いわゆる霜とりをした水（以下、霜と
り水という）を蒸発させるには、霜とり水の蒸発皿を冷
蔵庫の下部に設けた高温高圧パイプに密着して取付け、
冷蔵庫の内箱と一体に成形した露受は皿の排水孔に、冷
蔵庫壁を貫通して冷蔵庫外に霜とり水を導くドレンガイ
ドを密着させ、それにドレンホースを接続して霜とり水
を蒸発皿に導いて蒸発させる構造である。

第５図は上記のような従来の霜とり水の蒸発装置を示す
冷蔵庫の背面図、第６図は第５図の側面要部の縦断面図
、第７図は第６図の部分拡大断面図、第８図は第７図の
横断面図である。

これらの図において１は冷蔵庫本体、２は外箱、３は内
箱であり、それらの間は断熱材４が充填されている。内
箱３で構成された庫内の奏上部には露受は皿５が内箱３
と一体成形され、それに有する排水孔６には冷蔵庫壁を
貫通して庫外に霜とり水を導出するドレンガイド７が密
着されており、その端部にはドレンホース８が接続され
て冷蔵庫下部に設けた高温高圧パイプ９に密着させた蒸
発皿１０に霜とり水を導いている。１１は冷却パイプで
熱伝導板１２と密着して設けである。

一方、冷却パイプ１１と熱伝導板１２に付着した霜を自
然に融解するために、サーモスタット１３と、ブツシュ
スイッチ１４により駆動される冷媒循環用のヒータ１５
が設けである。

従来の霜とりの蒸発皿は上記のように構成されており、
冷却パイプ１１と熱伝導板１２に冷却時に付着した霜は
、サーモスタット１３のブツシュスイッチ１４をオフに
すれば、同時に冷媒循環用のヒータ１５への通電がオフ
にされて、冷却が停止され霜とりが開始され、霜は自然
に融解されて内箱３の奥上部の霜受は皿５に水として落
下する。その水は霜受は皿５の排水孔６から、ドレンガ
イド７を経てドレンホース８により蒸発皿１０に導かれ
、それにより蒸発皿１０に溜まる霜とり水は、高温高圧
パイプ９の熱により自然蒸発されることになる。

一方、上記サーモスタット１３は、ある一定温度でオン
となって、ブツシュスイッチ１４を自動的にオンとして
冷媒循環用のヒータ１５に通電され、再び冷却運転が開
始される。

（発明が解決しようとする課題）以上のような従来の冷蔵庫の霜とり水の蒸発装置は、蒸
発皿１０が高温高圧パイプ９との熱伝導効率が悪いため
水の蒸発能力が小さく、したがって常時、蒸発皿１０に
霜とり水が残ることになり、高温高湿の部屋で冷蔵庫の
ドアを頻繁に開閉すると、冷却パイプ１１と熱伝導板１
２に多量の霜が付着し、その霜とり水は露受は皿５の排
水孔６から、ドレンホース８を経て直接蒸発皿１０に流
れ溢れ出る問題があった。

本発明は上記従来の冷蔵庫の問題点に鑑み、霜とり水が
溢れない蒸発装置の提供を目的とする。

（１４１題を解決するための手段）本発明は上記の目的を、冷蔵庫内に設けた冷却パイプ及
びそれに隣接する熱伝導板と、前記冷却パイプの下方に
形成され、排水孔に冷蔵庫壁を貫通するドレンガイドを
密着させた内箱と一体成形された露受は皿と、上記ドレ
ンガイドに接続されて霜とり水を蒸発皿に導くドレンホ
ースと、及び底部を凹溝状部に形成した蒸発皿とからな
り、上記凹溝状部に密接して、冷媒循環用ヒータを収容
したＬ形熱伝導管及び高温高圧パイプとを収容させて霜
とり水と熱交換する構成によって達成する。

（作　用）上記構成の本発明によれば、蒸発皿底部の凹溝状部に収
容した、冷媒循環ヒータを収納したＬ型熱伝導管と及び
、それに密着させた高温高圧パイプとの間で、霜とり水
の熱交換が行なわれるから、霜とり水は容易に高温にな
り、したがって蒸発が活発に行なわれて水の溢れる問題
が解決される。

（実施例）以下、図面を用いて実施例により本発明を説明する。

第１図は本発明の一実施例の霜とり水の蒸発装置を説明
する冷蔵庫の背面図、第２図は第１図の側面要部の縦断
面図、第３図は第２図要部の縦断面部分拡大図、第４図
は第３図の横断面図である。

これらの図において、２１は冷蔵庫本体、２２は外箱、
２３は内箱であり、それらの間には断熱材２４が充填さ
れている。内箱２３で構成された冷蔵庫内部の奥上部に
は、霜受は皿２５が内箱２３と一体に成形されており、
それに有する排水孔２６にはドレンガイド２７が密着し
て取付けられて冷蔵庫壁を貫通し、端部はドレンホース
２８と接続され、上記外箱２２の下部に設けられた高温
高圧パイプ２９と密着した蒸発皿３０に導かれる。前記
内箱２３の奥上部には冷却パイプ３１が熱伝導板３２と
接触して設けである。

方、これらの冷却パイプ３Ｉ及び熱伝導板３２に付着す
る霜を自動融解させるために、サーモスタット３３とブ
ツシュスイッチ３４が設けられている。冷媒循環用ヒー
タ３５はＬ型伝導管３６に収められて、高温高圧パイプ
２９と密着させて取付られている。前記蒸発皿３０の底
部は凹溝状に形成されており、Ｌ型熱伝導管３６と高温
高圧パイプ２９と、各々密着されて熱伝導良好に収容さ
れている。

以上のように構成する本発明は、まず、蒸発皿３０の凹
溝状部に収容した、冷媒循環用ヒータ３５を収納したＬ
型熱伝導管３６と高温高圧パイプ２９とが各々密着して
配置されているから霜とり水と良好な熱伝導が行なわれ
ることになり、ドレンホース２８から蒸発皿３０に流れ
る上記内箱２３の上部に設けた冷却パイプ３１、及び熱
伝導板３２に付着した霜を融解した霜とり水は容易に蒸
発されることになる。

すなわち、蒸発皿３０における霜とり水は良好に蒸発す
るから溢れが解消される。

（発明の効果）以上説明して明らかなように本発明は、蒸発皿に形成し
た凹溝状部に、冷媒循環用ヒータを収納したＬ型熱伝導
管、及び高温高圧パイプとを密着させて蒸発皿と熱伝導
を行なわせるから、霜とり水は高能率で蒸発して、溢れ
る問題が解消されるとともに、熱伝導管と高温高圧パイ
プが霜とり水によって低温にされるから熱の吸収作用が
促進され、電力消費が低減される効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の霜とり水の蒸発装置を説明
する冷蔵庫の背面図、第２図は第１図の側面要部の縦断
面図、第３図は第２図要部の部分拡大縦断面図、第４図
は第３図の横断面図、第５図は従来例を示す冷蔵庫の背
面図、第６図はその側面要部の縦断面図、第７図は第６
図要部の部分拡大縦断面図、第８図は第７図の要部横断
面図である。２１・・・冷蔵庫本体、２２・・・外箱、２３・・・内
箱、２４・・・断熱材、２５・・・欝受は皿、２６・・
・排水孔、２７・・・　ドレンガイド、２８・・・　ド
レンホース、２９・・・高温高圧パイプ、３０・・・蒸
発皿、３１・・・冷却パイプ、３２・・・熱伝導板、３
３・・・サーモスタット、３４・・・ブツシュスイッチ
、３５・・・冷媒循環用ヒータ、３６・・・　Ｌ型熱伝
導管。

Claims

【特許請求の範囲】

冷蔵庫内に設けた冷却パイプ及びそれに隣接する熱伝導
板と、前記冷却パイプの下方に形成され、排水孔に冷蔵
庫壁を貫通するドレンガイドを密着させた内箱と一体成
形された露受け皿と、上記ドレンガイドに接続されて霜
とり水を蒸発皿に導くドレンホースと、及び底部を凹溝
状部に形成した蒸発皿とからなり、上記凹溝状部に密接
して、冷媒循環用ヒータを収容したＬ形熱伝導管及び高
温高圧パイプとを収容して、霜とり水と熱交換する構成
としたことを特徴とする霜とり水の蒸発装置。