JPH0423999A - カルシウムの定量法 - Google Patents

カルシウムの定量法

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JPH0423999A JP12820090A JP12820090A JPH0423999A JP H0423999 A JPH0423999 A JP H0423999A JP 12820090 A JP12820090 A JP 12820090A JP 12820090 A JP12820090 A JP 12820090A JP H0423999 A JPH0423999 A JP H0423999A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、生体成分中に含まれるカルシウムの定量法に
関する。臨床検査の分野では、副甲状腺の疾患、閉塞性
黄痕などの診断の目的で生体成分中、主に血中のカルシ
ウム濃度の定量が行われている。
従来の技術 生体成分中のカルシウムの定量法としては、シュウ酸ま
たはEDTAを用いた滴定法、アリザリン、0−クレゾ
ールフタレインコンプレクソンなどを用いた直接仕色法
、カルセインを用いた蛍光法、原子吸光法などの化学的
な方法が知られている(臨床検査技術全集 第6巻、臨
床化学検査■D 電解質および無機物の測定法)。
滴定法は迅速性、簡便性、試料の微量化に欠け、比色法
、蛍光法はカルシウムと有機化合物とのキレート反応が
原理であることから、どうしても2価の金属の影響があ
り、特異性の面で満足ではない。また原子吸光法は特異
性が良くないばかりでなく、特別な装置が必要な点、操
作が煩雑な点からルーチン分析に不向きである(臨床検
査技術全集 第5巻 臨床化学検査■ 原子吸光分析)
さらに、レシチン、フォスフォリバーゼD (EC。
3、1.4.4) (以下PLDと略す)およびコリン
オキシダーゼを用いた酵素法による方法が報告されてい
る(特開昭62−195297)。
該公報にはカルシウムイオン含有試料に天然レシチン及
びPLDを加えるとカルシウムイオンによってPLDが
活性化され、活性化PLDによってレシチンが分解され
てコリンを生成し、この生成コリンをコリンオキシダー
ゼで分解して生成する過酸化水素を定量することによっ
てカルシウムイオンを定量する方法が開示されている。
この方法は、■天然レシチンは、水に対する溶解性の低
さから基質量が限られてしまった約、定量域が狭い、■
天然レシチンは反応性が良すぎる(少しのPLDで多量
のコリンが生成する)ので、その後に続く反応で大量の
コリンオキシダーゼが必要になる、■たとえ十分な量の
コリンオキシダーゼを使ったとしても吸光度変化が短時
間に飽和するなどの理由でどうしてもPLD量を抑える
ことになるが、PLD量が少なければ定量域は狭くなる
、など種々の問題を抱えている。
発問が解決しようとする課題 前記特開昭62−195297の方法において天然レシ
チンに代わる定量域の広い新しい基質の提供が求められ
ている。
課題を解決するための手段 本発明は、カルシウムイオンを含有する試料中一般式(
I) %式% 〔式中、xlおよびX、は同一または異なって、びY2
は同一または異なって、酸素または硫黄を示す。R,お
よびR3は、一方が炭素数1〜4のアルキル、炭素数1
〜10の置換アルキル、炭素数2〜10の置換もしくは
非置換のアルケニル、アラルキル、置換もしくは非置換
のアリール、置換もしくは非置換のアルキルアミンまた
は Hno  CH2CHr)−ili−(n = 1〜2
0の整数)を示し、他方は同一または異なって上記と同
義の基であるかあるいは水素または炭素数1〜24のア
ルキルを示す。〕で表されるフォス7オリルコリン類に
フォスフォリパーゼDを作用させ生成するコリンを定量
することを特徴とするカルシウムの定量法を提供する。
一般式(I)の各基の定義において、アルキル、置換ア
ルキルおよびアルキルアミンにおけるアルキル部分は、
直鎖または分岐状のアルキル例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチノベse叶ブ
チノベtart−ブチル、ペンチル、イソペンチル、s
eローペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、ヘプ
チル、オクチル、ノニル、デシルを包含する。置換アル
キルにおける置換基は同一または異なって置換数1〜3
のヒドロキシル、低級アルコキシ、アミノ、モノまたは
ジ低級アルキル置換アミノ、低級アルカノイル、カルボ
キシル、低級アルコキシカルボニル、スルフォを包含す
る。炭素数2〜10の置換もくしは非置換のアルケニル
は、直鎮または分岐状の例えばビニル、アリル、プロペ
ニル、ブテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル
、ノネニル、テ゛セニルを包含する。置換アルケニルに
おける置換基は、上証置換アルキルにおけるそれと同義
である。アラルキルは、ベンジル、フェニルエチルヲ包
含スる。
置換もしくは非置換のアリールは、フェニル、ナフチル
を包含する。置換アリールにおける置換基は、上記置換
アルキルにおける置換基と同義である。
本発明の原理が次に示される。
PLDはカルシウムイオン非存在下では活性化されない
がカルシウムイオンの存在下で活性化し、PLDの活性
度はカルシウムイオンの量に比例する。
化合物(I)は活性化されていないPLDの作用を受け
ないが活性化されたPLDによって分解されコリンを生
成する。コリンは一定量のPLDについて活性度即ちカ
ルシウムイオンの量に比例して生成する。従って生成す
るコリンを定量することによってカルシウムイオンを定
量することができる。
上記反応の反応式が以下に示される。
I C)+2 定 量 OH 生成するコリンは、それ自体公知のコリンの定量法を適
用することによって定量できる。例えば■コリンオキシ
ダーゼ(EC,1,IJ、17、以下CLODと略す)
および酸素によってコリンを分解し、定量的に生成する
過酸化水素と色源体とをノく−オキシダーゼ(以下PO
Dと略す)の存在下に反応させ、生成する色素を定量す
る、■コリンデヒドロゲナーゼ(EC,1,1,99、
■、以下CLDHと略す)フェナジンメトサルフェート
(以下PMSと略す)およびテトラゾリウム類を共存さ
せ、生成するフォルマザン色素を比色定量することによ
って定量できる。コリンの生成速度を測定することによ
り、あらかじめ作製しておいた検量線から試料中のカル
シウムイオンを算出することができる。
上記のコリンの定量法の反応式は、それぞれ下記のとお
りである。
OD +還元型FMS 還元型PMS+テトラゾリウム塩 ホルマザン十PMS 本発明の特徴は、PLDの基質として用いる上記のフォ
スフォリルコリン類が天然のレシチンに比べてPLDに
対する反応性が低いので、天然のレシチンを用いる場合
に比べて多量の基質を用いることができ、また水に対す
る溶解度の大きい化合物は多量用いることができるので
、定量域が広くとれる点である。
本発明は酵素の至適条件下で反応を行うのが好適である
。即ち反応は5−50℃の温度、pH5−9の緩衝液中
で行われる。PLDは、検体中のカルシウムの濃度、あ
るいは緩衝剤の種類もしくは基質の種類によって異なる
が通常0.01100単位/mlで用いられる。またP
LDの起源は問わないが菌由来、キャベツ由来、ビーナ
ツツ由来などいずれも使用できる。緩衝剤としては、グ
ツドの緩衝剤(同位化学研究所 第15版総合カタログ
)、はう酸塩、酢酸塩、トリス塩酸塩、リンゴ酸塩、コ
ハク酸塩などが例示され、103000mMの範囲で用
いられる。
この反応系はそのままでも良好な特異性を示すが、より
厳密に特異性を増すために、必要に応じて特殊なキレー
ト剤を添加することもできる。
本発明方法はキレート法であるから、適当な時間を経た
時点で停止剤を添加して反応を停止し、しかる後に吸光
度を測定する方法をとっても良い。
この目的で加えられる停止剤としてはGEDTA(同位
化学研究所 第15版総合カタログ、以下のキレート剤
についても同じ) 、EDTA、NTA、EDTA−O
H,IDA、DHEG、EDDA’ EDDHA、DP
TA−OH,NTP、HIDA、EDDP、EDTPO
,NTPO,BAPTA、TTHΔ、CyDTAなどが
あげられる。
使用濃度は10−1000mMである。
PLDの基質としては、酵素の作用によりコリンを生成
する基質であれば、Km値の大小は関係しないが、Km
値が小さければ定量域が狭くなる傾向があり、好適には
0.1mM以上を示すものが用いられる。さらに反応液
中で十分に溶解し、また安定な物質の方が好適である。
このような例として次の物質があげられる。
一般式(I) 第 表 生成するコリンを検出するのに用いられる上記■■の酵
素系の反応速度は、PLDの反応速度より速いことが求
められる。このためには■についてはCLODの濃度が
1−100単位/ml、PODが0.1−200単位/
ml、色素源の濃度としては0.02−20mg/mf
jが良い。色素ff、トLテlt、PODと過酸化水素
により色素を生成するものであればいずれも使用できる
が、ジアミノベンチジン、3.3′−ジメチルベンジジ
ン、3.3’ 5.5’−テトラメチルベンジジン、3
.3’−ジメチル−N−スルフォブロビルベンジジン、
3.3’ 5.5’−テトラメチル−N−スルフォブロ
ピルベンジジンもよく用いられる。また4−アミノアン
チピリン(4AA)または3−メチル−2−ベンゾチア
ゾリノンヒドラゾン(MBTH)とカップリングして色
素を生成するフェノール、NN−ジメチルトルイジン、
N−エチル−N−ヒドロキシエチルトルイジン(EHE
T) 、NN−ジエチルトルイジン、NNジメチルアニ
リン、NN−ジエチルアニリン、N−エチル−N−ヒド
ロキシエチルアニリン、3.5−ジメトキシ−N−エチ
ル−N−ヒドロキシエチルアニリン、3.5−ジメトキ
シNN−ジメチルアニリン、3.5−ジメトキシNN−
ジエチルアニリン、N−エチル−N−(3−メチルフェ
ニル)N′−アセチルエチレンジアミン(EMAE)、
N−エチル−N−(3−メチルフェニル)N′サクシニ
ルエチレンジアミン(EMSE) 、NN−ジスルホプ
ロビルトルイジン(DSPT)、3.5−ジメトキシN
N−ジスルホプロピルアニリン(DSPA) 、NN−
ジスルホプロピルアニリン、トリンダー試薬類(同位化
学研究所 第15板縁合カタログ)などの組合せの他特
開昭62−296、同57−29297、同59−18
2361 、同56−145352 、同632463
56で示される色素源がいずれも用いつる。
■についてはPMSの他メルトラブル−(同位化学研究
所 第15板縁合カタログ)、1−メトキシPMS (
同位化学研究所 第15版 総合カタログ)も使用でき
、0.01−2■/InI2で用いられる。テトラゾリ
ウム塩としては、INT、MTT。
Nec+−TB、N i t r o−TB、TB、T
NTB(いずれも同位化学研究所 第45板縁合カタロ
グ)が0.01−5■/mlで用いられる。
以下に本発明を実施例および参考例によって説明する。
実施例1 50mM   PIPESil衡液(pH7,0)ト 
リ ト ン  X−1001■/mρEMSE    
      1■/m14AA           
0.5■/mlP L D           0.
1単位/−CL OD          5.0単位
/−POD           10単位/ml基質
 PC−10,2■/ml 上記試薬3.0mlに、10mg/Jのカルシウム溶液
0.02mを加えて37℃で10分間反応させ、生成す
る色素を555nmの吸光度で測定した。この反応は下
記で示される (ただし式中R,=CH3(CH2) 
+6−+R2=HOOCCII2CH,−,X、=−C
O−、X2=−CD−、Y、=−0−#ヨびY2−0−
である)。吸光度の変化を第1図に示す。
X、−Y。
CH2 コリン 十 R2−X、−Y2−CHD CH2−0−P−OH CH 試験管6本にそれぞれ呈色試薬を3.0コ入れ、37℃
で予備加温する。次に0. 10. 20゜30.40
.50■/〃の塩化カルシウム溶液を50gずつ添加攪
拌し、そのまま37℃で10分間保った後、10■/−
のグリコールエーテルジアミン4酢酸(GEDTA  
同位化学研究所 第15板縁合カタログ)溶液を0.1
ml加えて反応を停止させた。この際カルシウムはGE
DTAによりキレート化され、PLDの反応が停止する
。555nmの吸光度を測定して第2図の検量線を得た
実施例2 本発明方法と従来標準法として行われてきたクラーク・
コリツブ法、および比色法として0−クレゾールフタレ
インコンプレクソン(OCPC)を使う方法(いずれも
臨床検査技術全集 第6巻臨床化学検査I[D  電解
質および無機物の測定法)を比較するために、■カルシ
ウム10.0■/〃を含む水溶液、■カルシウムl01
0■/d1、マグネシウム3.0■/d1を含む水溶液
、■カルシウム10.0■/d1、マグネシウム3.0
mg/d1.、カリウム100mg/d1を含む水溶液
、■カルシウム9.2■/d1、マグネシウム2.6m
g/di!を含む血清を実施例1と同様の方法および臨
床検査技術全集第6巻 臨床化学検査nD  電解質お
よび無機物の測定法記載の方法で測定して第2表の結果
を得た。
この結果から本発明方法が特異性の高い方法であること
がわかる。
第   2   表 本表中() 中の数値は誤差 〈%) を示す。
実施例3 50mM   PIFES緩衝液(pH7,0)トリト
ン X−1001mg/mc’ ドータイトPMS”     0.2mg10fドータ
イトN1tro−TB”    0.2 mg/ −P
 L D           0.1単位/−CLD
H5,0単位/− 基質 PC−20,2mg/d $1:同仁化学研究所同第化学板縁所カタログ上記試薬
3.0−に10■/dlのカルシウム標準溶液および実
施例2の■の血清をそれぞれ0.05dずつ加えて37
℃で10分間反応させ、生成するホルマザン色素を53
0nmの吸光度で測定した。
標準液の吸光度と比較して計算された血清中のカルシウ
ム濃度は9,24■/〃となり、はぼ正確な値が得られ
た。
実施例4 実施例1のPC−1の代わりに上記第1表記載の基質P
C−3、PC−4、PC−5、PC−6、PC−7、P
C−8、PC−9、PC−1o、PC−11、PC−1
2、PC−13、PC−14、PC−15、PC’−1
6、PC−17およびPC−18を用いた他は、実施例
1と同じ組成の試薬を作成し、試薬3.0 ml!に1
0■/dのカルシウム標準溶液および実施例2の■の血
清をそれぞれ0.05dずつ加えて37℃で10分間反
応させ、生成する色素を555nmの吸光度で測定した
。標準液の吸光度と比較して計算された血清中のカルシ
ウム濃度は第3表に示すとおりであった。
第    3    表 実施例5 実施例1記載の試薬OEMSEの代わりにDSPT、D
SPA、)リンダ−試薬類のTOO3(同位化学研究所
 第15板縁合カタログ)、DAO3(同) 、HAL
PS (同) 、ADO3(同)およびEHET (和
光純薬1988−89年版カタログ)を用いた他は、実
施例1と同じ組成の試薬を作成し、試薬3.0−に10
■/d1のカルシウム標準溶液および実施例2の■の血
清をそれぞれ0.05mずつ加えて37℃で10分間反
応させ、生成する色素をそれぞれ第4表に示す波長で吸
光度を測定した。標準液の吸光度と比較して計算された
血清中のカルシウム濃度は第4表に示すとおりであった
第 表 実施例6 実施例1記載の試薬の4AAとEMSEの代わりに下記
に示す色素源を使った他は、実施例1と同じ組成の試薬
を作成し、試薬3.Omlに10■/+2!i!のカル
シウム標準溶液および実施例2の■の血清をそれぞれ0
.02m1ずつ加えて37℃で10分間反応させ、生成
する色素をそれぞれ第5表に示す波長で吸光度を測定し
た。標準液の吸光度と比較して計算された血清中のカル
シウム濃度は第5表に示すとおりであった。
CH。
CH。
CH3 CH。
C:0 C=0 II3 CH2−COO)I (BCMA) (日^HM) 3、3’、 5.5’−テトラメチルベンジジン(TI
IBZ)3、3’、 5.5’−テトラメチル−N−ス
ルフオブロピルベンジジン(TMSBZ) 2.2′−アジノビス(3−エチルベンズチアゾリンス
ルフオニツクアシッド> (ABTS)第   5  
 表 実施例7 基質の溶解性および実施例1に準じた反応系に於ける該
基質の定量域を調べたところ、本発明の基質は特開昭6
2−195297で用いられているレシチンに比べて高
い溶解性および広い定量域を有することを確認した。
第 表 参考例1 (エステル型PC−1の合成法)卵黄より得
られるレシチンを水に懸濁し、フォスフォリパーゼA 
2 (BC,3,1,1,4)で処理した後、クロロホ
ルム抽出で1−ステアリル(バルミトイルも一部含まれ
る)−フォスフアテジルコリンを得る。
抽出液に無水コハク酸を添加してPC−1を合成し、エ
チルエーテル/石油エーテル=1/lの混合溶媒で沈澱
させ、白色無定型粉末を得る。
その他のエステル化物についてもその相当するアシル化
剤を反応させる。
参考例2 (エーテル型PC−3の合成法)参考例1で
得られた1−ステアリル(バルミトイル)−フォスファ
チジルコリンのクロロホルム溶液に13プロパンサルト
ンを反応させた後、エチルエーテルで沈澱させ1−ステ
アリル(バルミトイル)2−スルフォブロピルフォスフ
ァチジルコリンを得る。これを再度水に溶解しフォスフ
ォリパーゼA1  (EC,3,1,1,32)で処理
して2−スルフォブロピルフォスファチジルコリンとし
、シリカゲルクロマトで単離した物にイソ酪酸クロリド
を反応させ目的物を得る。その他のエーテル化物につい
ても相当する環状サルトン、ラクトン類、またはグリシ
ジル基を持つものをそのまま反応させるか、またはヒド
ロキシ基、あるいはチオール基、あるいはクロール基、
あるいはブロム基を持つものとを触媒の元に加熱して合
成できる。
参考例3 PC−2,4〜18は、以下のようにして合成する。グ
リセロフォスフォリルコリン〔シグマ社1988年プラ
イス リスト(PRICE LIST)〕 と、下記第
7表A記載の物質を50〜60℃で反応させた後アセト
ンで沈澱単離したものに、第7表B記載の物質を70〜
80℃で反応させて、アセトンで沈澱させて得る。
第 表 えて加水分解させ、 アセトン沈澱する。
発明の効果 本発明によれば、PLDの基質としてフォスフォリルコ
リン類を用いて、生体成分中に含まれるカルシウム濃度
を効率よく測定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で測定した吸収度の変化を示す。第
2図は、実施例1で既知濃度の塩化カルシウム溶液を用
いて測定した吸光度をもとにして作成した検量線を示す
。 特許出願人 協和メデックス株式会社 第 図 第 図 しa シl 2 il+父

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 カルシウムイオンを含有する試料中一般式( I )▲数
    式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、X_1およびX_2は同一または異なって、単
    結合またはカルボニル▲数式、化学式、表等があります
    ▼を示し、Y_1およびY_2は同一または異なって、
    酸素または硫黄を示す。R_1およびR_2は、一方が
    炭素数1〜4のアルキル、炭素数1〜10の置換アルキ
    ル、炭素数2〜10の置換もしくは非置換のアルケニル
    、アラルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換も
    しくは非置換のアルキルアミンまたは ▲数式、化学式、表等があります▼(n=1〜20の整
    数) を示し、他方は同一または異なって上記と同義の基であ
    るかあるいは水素または炭素数1〜24のアルキルを示
    す。〕で表されるフォスフォリルコリン類にフォスフォ
    リパーゼDを作用させて生成するコリンを定量すること
    を特徴とするカルシウムの定量法。
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