JPH04239428A - ストリップ材料ロールの交換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はストリップ材料を使用す
る機械においてストリップ材料のロールを交換する装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】上記のような機械は一般に、連続したス
トリップ材料を用いて作動するようになっている動力駆
動機械、さらに詳細には上記のような型式の材料が用い
られて物品を包み又は包装する包装機械である。

【０００３】例えば米国特許第　４，４４１，６６２号
に示されるように、包装機械の技術分野では、複数のロ
ールが並んで支持されかつ移送部署に向って連続して供
給されるマガジンを具備し、この位置からロールが対応
移送手段によって１つずつ取り出され巻き戻し台に供給
される、ストリップ材料のロールの供給及び交換装置が
知られている。

【０００４】この移送手段は、ロールのコア又は中心孔
の中に軸方向に摺動自在に挿入可能な円筒状要素又は軸
部が設けられたアームからなり、このロールはマガジン
の最も前側に配置されまたアクチェータにより、円筒状
軸部がマガジンの軸線と同軸に配置される第１の位置と
、円筒状軸部が巻き戻し台により担持されかつロールを
支持する作用をする１つの要素と同軸となる第２の位置
との間で、動くことができるようになっている。

【０００５】上記のような型式の装置は、円筒状軸部が
ロールのコアに挿入される時に生じる困難性によっても
たらされる一定の欠点を伴うものである。事実、ロール
のコアは歪むことがあり又はロール自身が完全な円筒形
でなくもしくは正しくないつり合いのものであることに
より、マガジンと軸方向に整列しないことが起きる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、スト
リップ材料のロールをマガジンから取り出しこれらロー
ルを従来技術の実施態様において生じる欠点なしに使用
位置に移送する装置、すなわちロールの形状や大きさに
関係なしにロールを確実に把持することのできる装置を
提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明によれば上記の目
的は、ストリップ材料のロールを使用する機械における
ストリップ材料のロールを交換する装置であって、ロー
ルが個々にかつ連続して係合されまたロールをマガジン
から取り出しこれらロールを機械に設けられた巻き戻し
部署に移送する把持手段が設けられたヘッドを具備する
ストリップ材料ロールの交換装置において、前記把持手
段が、前記ヘッドの軸線から実質的に半径方向に延出す
る複数のアームと、前記アームに軸線が前記ヘッドの軸
線と平行に取付けられかつ１つのロールの最外側表面に
係合するようになっている自由に回転するローラ手段と
、前記アームをそれ自身の軸線に沿って往復動させる駆
動手段とを具備し、前記ヘッドが第１のアクチェータ手
段によってそれ自身の軸線と平行な方向に動かされまた
第２のアクチェータ手段によりそれ自身の軸線に対し横
方向に動かされるようになっていることを特徴とするロ
ール交換装置によって、達成される。

【０００８】上記のように具体化された装置の１つの好
適な態様においては、前記移送ヘッドはさらに、それぞ
れの完全に使いつくされた材料のロールの空のコアが機
械の関連部署から自動的に取りはずされる装置を有し、
有利にはコアの外側表面に突き当たるようになっている
ボルト手段を具備し、これらボルト手段が把持手段の各
アームによって担持されかつ駆動装置によってアームと
共に往復動されるようになっている。

【０００９】

【実施例】本発明が、添付図面を参照し実例を示すこと
により、以下に詳細に記載される。図中図１を参照する
と、１は、製造機械３によって使用されるストリップ材
料のロール２を交換するための装置の全体を示し、この
装置１自体が製造機械３の欠くことのできない部分を形
成する。装置１は機械３の固定されたフレーム４に取付
けられ、また向かい合い実質的に相互に接触して積重ね
られ連続して移送部署６に向って供給される複数の交換
ロール２（１つのロールだけが図１に見られる）を収容
するようになっているマガジン５を具備している。

【００１０】ロール２は、例えばイタリー特許出願第３
４６／Ａ／９０号に記載されているような型式の装置８
（詳細には図示しない）により、移送部署６に向って供
給される。

【００１１】９は、一端（図１に見られるように最上端
）が、ロール２の軸線に実質的に平行に軸線が位置する
枢軸１０に堅く結合されているアーム９′を具備する移
送装置を示し、この枢軸１０は、フレーム４に堅く結合
されたブラケット１１から摺動自在にかつ回転自在に吊
り下げられている（図３をも参照）。

【００１２】枢軸１０は、クランク１３の一端（図３に
見られるように下端）が摺動自在に取付けられたスプラ
イン付き部分１２を有し、クランク１３の他の端部はフ
レーム４に取付けられたリニアアクチェータ１５のロッ
ドに取付けられている。

【００１３】１６は枢軸１０から離れているアーム９′
の端部と堅く結合されたヘッドを示し、実質的に円筒形
の中空ボス１７を具備し、これによりロール２が取り出
され移送される。ヘッド１６はまた中空ボス１７の円筒
状外表面から出ている３つの半径方向スリーブ１８を具
備し、これらスリーブ１８は実質的に共通の平面上にあ
り相互に等しい角度間隔で位置し、それぞれが同軸上に
配されかつ摺動自在のアーム１９を収容し、これらアー
ム１９の一端は中空ボス１７とスリーブ１８によっても
たらされる各孔２０を通って案内され中空ボス１７の穴
の中に入るようになっている。アーム１９はしたがって
ヘッド１６の一部を構成する。 中空ボス１７の内部に位置するアーム１９の端部は各カ
ム従動子ローラ２１を担持し、これらローラ２１は、自
由に回転しかつ中空ボス１７の軸線に平行な軸線をもっ
て配され、ボス１７の穴に同軸に回転自在に取付けられ
カム手段を構成する円形プレート２３によってもたらさ
れる各溝２２に係合する。

【００１４】これはアーム９′に取付けられたリニアア
クチェータを示し、そのロッド２５はプレート２３がい
ずれかの方向に回転できるように偏倚した点でプレート
２３に固定されている。

【００１５】以下に順次明らかとなるように、カム従動
子２１、溝２２、カムプレート２３及びアクチェータ２
４は共に駆動手段を構成し、この駆動手段によってアー
ム１９をスリーブ１８に対し往復動させる。

【００１６】アーム１９のボス１７から離れている方の
端部は対応枢軸２６による支持体をもたらし、これら支
持体はロール２の軸線と平行な軸線をもって配設され、
マガジン５の方に突出する自由回転可能なローラ２７を
有しており、好適な実施態様においてはこれらローラ２
７は弾性材料（図示しない）と対面するようにしている
。

【００１７】図３に示すように、枢軸１０の右側端部は
リンク部材２９の底端部を受け入れるように働く環状座
部２８をもたらし、リンク部材２９の頂端部は枢軸１０
に平行に配設されたロッド３０に固着され、フレーム４
に堅く結合されかつ枢軸１０にそれ自体の軸線に沿う往
復運動を与える作用をするリニアアクチェータ３１の一
部を形成している。

【００１８】３２は移送装置の枢軸１０に平行に配設さ
れたもう１つの枢軸を示し、枢軸１０をヘッド１６の軸
線から隔てる距離と等しい距離だけ枢軸１０から間隔が
おかれ、ロール２が使用される、すなわち機械３によっ
て巻き戻される位置に対応する部署３３でフレーム４に
取付けられている。

【００１９】作動時、ロール２が徐々に巻き戻され機械
３によって消費されるにしたがって、アーム９′は、３
つのローラ２７が移送部署６を占有するロール２の周面
に全て接触するような位置をとるようになる。

【００２０】巻き戻し部署３３のロールが使いつくされ
るのに近づくにつれて、枢軸１０は関連のアクチェータ
３１によって軸方向に移動され、ヘッド１６に把持され
ているロール２はマガジン５に装填されたロールの本体
から分離されるようになる。

【００２１】最初に述べたリニアアクチェータ１５はこ
こで枢軸１０の軸線の周りにアーム９′を回転させるよ
う作用し、新しいロール２が巻き戻し枢軸３２と同軸の
位置に持って来られるようにし、ここから前のロール２
の空のコア３４が手により、又は図４，５及び６を参照
し順を追って記載されるように自動装置３５により取り
はずされる。

【００２２】この時、枢軸１０は関連のアクチェータ３
１により軸方向に前の運動方向とは反対方向に動かされ
、新しいロール２を巻き戻し枢軸３２の上に滑らせるよ
うにする。

【００２３】この作用が行われると、カムプレート２３
が対応リニアアクチェータ２４によって反時計方向に（
図１及び２に見られるように）回転されアーム１９が中
空ボス１７から後退するようにし、ローラ２７をロール
２の表面から引き離し、それからアーム９′が関連アク
チェータ３１と１５によって移送部署６に戻される。

【００２４】マガジン５に収容されたロール２は供給手
段８による１ステップを介して一団となって割り出され
、新しい１つのロール２が移送部署６に持って来られる
ようにする。

【００２５】最後に、枢軸１０は関連アクチェータ３１
により移送部署に向って動かされ、ヘッド１６をこの新
しいロール２に提供しローラ２７をロール２の外側円筒
状表面の上に位置させるようにし、それからカムプレー
ト２３が関連アクチェータ２４によって回転され、ロー
ラ２７をロール２に接触するように動かし、装置１をサ
イクル形成の開始位置に戻すようにする。

【００２６】上記のことから、自由に回転するローラ２
７は、１つ１つのロール自身の形状や大きさの欠陥に関
係なく、各ロール２上に確実の保持が得られるような把
持手段を構成することがわかるであろう。

【００２７】同様に、この把持手段がロール２の周面に
完全に付着することができ、ロール２がそれ自身の軸線
の周り回転できるようにし、さらにこの回転がアーム１
９の端部の自由に回転するローラ２７の採用により正確
となるということがわかるであろう。

【００２８】言うまでもなく、記載され図示された半径
方向アーム１９と対応ローラ２７の数は、この装置の実
施態様の１つの可能な例を示すにすぎず、実施上の実際
の数は変え得るものである。

【００２９】図４から図６に示す本発明の実施態様は同
様に移送装置３６に関するものであるが、この移送装置
３６はこれが空のロールコア３４を自動的に取りはずす
装置３５を具備している点で上記装置９とは異なってい
る。このため、第１の装置９のスリーブ１８が第２の装
置３６においては実質的に矩形形状の各フレーム３７に
よって置き換えられ、フレーム３７は中空ボス１７の外
周と堅く結合された内壁３８に、内壁３８の対向側縁か
ら外方に中空ボス１７に対し実質的に半径方向に延出す
る２つの側壁３９と、内壁３８に平行な外壁４０とを具
備し、外壁４０の最も外側の面は、対応ローラ２７に平
行に延出しかつそのフレームから最も離れた端部がロー
ラ２７の軸線に直角に位置する平坦表面４２で終ってい
る付属具４１を有している。各フレームは、一方におい
て内壁３８により他方において外壁４０と付属具４１と
によりそれぞれもたらされ相互に同軸に配設され対応ア
ーム１９を摺動自在に収容する、貫通孔４３と４４が設
けられている。

【００３０】図５と図６からより明瞭にわかるように、
フレーム３７の２つの側壁３９は、中空ボス１７に対し
半径方向に配設されかつ一方において内壁３８により他
方において外壁４０により取り囲まれた溝４５を形成す
るよう組み合わされる。

【００３１】溝４５は、円筒状ハウジング４６を備えた
案内手段と横方向に摺動自在に係合し、ハウジング４６
はフレームの貫通孔４３と４４との間に同軸に位置しア
ーム１９によって占有される半径方向に配された貫通孔
４７を有し、さらに正確には、ハウジング４６はアーム
１９と堅く結合されそれにより溝４５に沿ってそれ自身
の軸線と直角方向に動くことができるようになっている
。

【００３２】ハウジング４６は関連のアームにその軸線
が対応ローラ２７に平行に配置されるように取付けられ
、また矩形断面のロッド４９からなる摺動手段と自由に
係合する矩形断面の軸方向貫通孔４８を有し、ロッド４
９の第１の端部は、ローラ２７によって占められるアー
ム１９の側に位置しアーム１９と平行に配設された管状
案内を支持するようハウジング４６から現われ延出する
。各管状案内５０は、中空ボス１７に対し半径方向に配
設されたばね付勢のボルト５１のための支持体を提供し
、これら複数のボルト５１はしたがって取りはずし装置
３５の作用の特徴である把持手段を構成する。

【００３３】各ボルト５１は、ボスに最も近い端部に先
端５３が取付けられたシャフト５２を具備し、案内５０
により摺動自在に担持され先端５３と管状案内５０の半
径方向最内端との間に装着されたスプリング５４により
付勢され、シャフト５２の他方の端部と結合されたスト
ップリング５５を案内５０の半径方向最外端部と整合さ
せるようにする。

【００３４】図４と図６とからわかるように、管状案内
５０と結合された端部から離れている矩形断面のロッド
４９の端部はスプリング５７を収容する軸方向の溝５６
を有し、このスプリング５７は、一方においてボルト５
１に最も近い溝５６の端部と他方においてハウジング４
６を横方向に通って挿入されたピン５８との間で圧縮さ
れる。

【００３５】したがって、ロッド４９はハウジング４６
内部で、スプリング５７により緊張されて、付属具４１
の端部表面４２と各管状案内５０の側方表面とがローラ
２７の間に把持されたロール２の一方の側面と同一面の
接触をする引っ込み休止位置（図４の実線）と、伸長し
た作動位置（図４の仮想線）との間を軸方向に摺動する
ことができ、それによりローラ２７により取り囲まれる
空間に材料のロール２がない場合に先端５３が空のコア
３４上に半径方向に突き当るよう配置されるようになっ
ている。

【００３６】作動時、巻戻し枢軸３２からの空のコア３
４の取りはずしは、アーム１９を伸ばし、ヘッド１６を
巻戻し位置３３に到達するまで枢軸３２に向って動かし
、次にアーム１９を半径方向内側に引っ込めることによ
り達成される。 したがって、全部使いつくされた巻き戻し枢軸３２を占
有しているロール２により、ボルト５１はその延出した
作動位置に動くことができ、アーム１９の半径方向の収
縮によりコア３４と係合するようにされる。

【００３７】その後で、ヘッド１６は巻き戻し部署３３
から使いつくされたロールの空のコア３４と共に離され
、枢軸３２をすでに述べたように新しいロール２が装填
できるよう自由な状態にしておくことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の装置の第１の実施態様の概略前面図で
ある。

【図２】図１の細部の拡大図である。

【図３】図２の細部の側面図である。

【図４】本発明の装置の好適な第２の実施態様の図３と
同様な図である。

【図５】図４の細部の前面図である。

【図６】図４と図５の細部の拡大斜面図である。

【符号の説明】

１…ロール交換装置 ２…ロール ３…製造機械 ５…マガジン １５…リニアアクチェータ １６…ヘッド １９…アーム ２１…従動子ローラ ２２…溝 ２３…円形プレート ２４…リニアアクチェータ ２７…ローラ ３１…リニアアクチェータ ３３…巻き戻し部署 ３４…コア ３５…自動装置 ４６…円筒状ハウジング ４９…ロッド ５１…ボルト ５２…シャフト ５７…スプリング

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ストリップ材料を使用する機械におけ
   るストリップ材料のロールを交換する装置であって、把
   持手段が設けられたヘッド（１６）を具備し、前記把持
   手段によってロール（２）が個々に連続して係合され、
   かつ個々のロールを取り出しこれらロールを機械（３）
   に設けられたストリップ材料が巻き戻される部署（３３
   ）に、移送するストリップロールの交換装置において、
   前記把持手段が、前記ヘッドの軸線から実質的に半径方
   向に延出する複数のアーム（１９）と、前記ヘッドの軸
   線に平行な軸線を有するよう前記アームに取付けられ１
   つのロール（２）の最外側表面に係合するようになって
   いる回転自在のローラ手段（２７）と、前記アームがそ
   れ自身の軸線に沿って往復動される駆動手段（２１，　
   ２２，　２３，　２４）　とを具備し、前記ヘッドが、
   第１のアクチェータ手段（３１）によってそれ自身の軸
   線と平行な方向に動かされ、かつ第２のアクチェータ手
   段（１５）によってそれ自身の軸線に対し横方向に動か
   される、ことを特徴とするストリップ材料ロールの交換
   装置。
2. 【請求項２】　　把持手段のアーム（１９）が相互に等
   しい角度間隔で離間されている請求項１に記載の装置。
3. 【請求項３】　　駆動手段（２１，　２２，　２３，　
   ２４）　が、カム手段（２３）と、各アーム（１９）の
   対応部分と協同しカム手段（２３）と係合するカム従動
   子手段（２１）とを具備している請求項１又は２に記載
   の装置。
4. 【請求項４】　　ヘッド１６がさらに、完全に使いつく
   された材料のロール（２）のコア（３４）を機械の巻き
   戻し部署（３３）から取りはずす作用をする装置（３５
   ）を具備している前記請求項のうちの１項に記載の装置
   。
5. 【請求項５】　　コア取りはずし装置（３５）がコア（
   ３４）の外側表面に突き当たるようになっているボルト
   手段（５１）を具備し、前記ボルト手段が把持手段の各
   アーム（１９）によって担持されかつアームと共に駆動
   手段（２１，　２２，　２３，　２４）　によって往復
   動される請求項４記載の装置。
6. 【請求項６】　　各アーム（１９）に取付けられかつヘ
   ッドの軸線に平行に配置された案内手段（４６）と、案
   内手段（４６）と協同しかつ案内手段（４６）に対しヘ
   ッドの軸線と平行な方向に動くことのできる摺動手段（
   ４９）と、案内手段（４６）と関連摺動手段（４９）と
   の間に配設されたスプリング手段（５７）とをさらに具
   備し、ボルト手段（５１）が、摺動手段（４９）に連結
   されまた摺動手段（４９）と共にヘッド（１６）の軸線
   に平行にスプリング手段（５７）を介して引っ込んだ休
   止位置と伸長した作動位置との間を動くことができる請
   求項５に記載の装置。
7. 【請求項７】　　把持手段の各アーム（１９）によって
   担持されたボルト手段（５１）が、アームに平行に配設
   され対応摺動手段（４９）と摺動自在に結合され摺動手
   段に対し他のスプリング手段（５４）を介してヘッド（
   １６）の軸線に向って動くことができるシャフト（５２
   ）を具備している請求項６に記載の装置。