JPH04237939A - オートフォーカス方法 - Google Patents

オートフォーカス方法

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Publication number
JPH04237939A
JPH04237939A JP3005202A JP520291A JPH04237939A JP H04237939 A JPH04237939 A JP H04237939A JP 3005202 A JP3005202 A JP 3005202A JP 520291 A JP520291 A JP 520291A JP H04237939 A JPH04237939 A JP H04237939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ratio
scanning
signal
electron beam
sample
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3005202A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Yamada
篤 山田
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
Application filed by Jeol Ltd filed Critical Jeol Ltd
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Publication of JPH04237939A publication Critical patent/JPH04237939A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査電子顕微鏡などで
自動的にフォーカス合わせを行うためのオートフォーカ
ス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】走査電子顕微鏡などのオートフォーカス
では、集束レンズの励磁をステップ状に変化させ、各ス
テップ状の集束レンズの励磁状態において、試料の特定
領域を電子ビームで走査し、各走査毎に試料からの2次
電子あるいは反射電子を検出し、この検出信号強度から
信号強度の最大値の時がフォーカス点として、その時の
励磁状態に集束レンズを固定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したオートフォー
カスにおいて、2次電子や反射電子の検出信号のSN比
が悪いと信号強度差がノイズの影響によりバラツキが生
じ、信号のピーク値が見つけにくくなる。現在、オート
フォーカスを行う際の試料上の電子ビームの走査は、特
定の2次元領域を走査する面走査と、直線上に電子ビー
ムを走査するライン走査の2段階あり、プローブ電流値
に応じて2種類の走査を切換えて使用している。面走査
とライン走査では、サンプリング時間が同一となってい
るので、面走査に比べライン走査の際の信号量が多くな
り、検出信号のSN比が向上する。しかしながら、この
SN比は、試料表面の状態によっても影響され、プロー
ブ電流値が多くてもSN比が悪い場合がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、ノイズの影響を受けずに正確にオ
ートフォーカス動作を行うことができるオートフォーカ
ス方法を実現するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に基づくオートフ
ォーカス方法は、電子ビームを試料上に集束するための
集束レンズの励磁をステップ状に変化させ、各励磁状態
において試料上の電子ビームの照射位置を走査し、この
走査に基づいて試料から得られた信号を検出し、各走査
に応じた検出信号強度に基づいて該集束レンズの励磁強
度を決定するようにしたオートフォーカス方法において
、該検出信号を周波数に応じた2成分に分離し、分離さ
れた両成分の強度比に基づいて試料上の電子ビーム走査
の速度を変化させるようにしたことを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明に基づくオートフォーカス方法は、オー
トフォーカスのために試料上で電子ビームを走査し、そ
の結果得られた検出信号を周波数に応じて信号成分とノ
イズ成分の2成分に分離し、分離した両成分の強度比に
基づいて試料上の電子ビーム走査の速度を変化させるよ
うにした。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明のオートフォーカス方法を
実施するための走査電子顕微鏡の一例を示しており、1
は電子銃である。電子銃1から発生した電子ビームは、
集束レンズ2,3によって試料4上に細く集束されると
共に、偏向コイル5によって走査される。6は2次電子
検出器であり、検出器6の出力信号は、増幅器7によっ
て増幅された後、信号分離回路8と絶対値回路9に供給
される。信号分離回路8によって分離された2種類の信
号は、夫々絶対値回路10,11に供給された後、積分
回路12,13によって積分される。該絶対値回路9の
出力信号も積分回路14に供給されて積分され、各積分
回路12,13,14の出力信号は、コンピュータ15
に供給される。該コンピュータ15は、集束レンズ3の
励磁電源16と偏向コイル5に走査信号を供給する偏向
回路17における走査速度を切り換えるための切換回路
18を制御する。
【0008】上記した構成の走査電子顕微鏡におけるオ
ートフォーカス動作を図2のフローチャートと、図3の
信号波系図を参考にして説明する。まず、オートフォー
カス動作をONにすると、コンピュータ15は集束レン
ズ3の励磁電源16を制御し、図3の(a)に示すよう
に、集束レンズ3の励磁強度をステップ状に変化させる
。さらに、コンピュータ15から切換回路18を制御し
、集束レンズ3における各励磁強度毎に、偏向回路17
から偏向コイル5に、面走査信号が供給されるようにす
る。この結果、試料4の特定2次元領域は、電子ビーム
によって走査される。この試料4への電子ビームの照射
によって発生した2次電子は、2次電子検出器6によっ
て検出され、その検出信号は、増幅器7によって増幅さ
れた後、信号分離回路8と絶対値回路9に供給される。 該信号分離回路8は、図1に示すように、低域通過フィ
ルタ19と高域通過フィルタ20とより構成されている
。その結果、入力信号は、その周波数に応じて2種の信
号成分に分離される。ここで、検出信号に含まれる信号
成分の周波数とノイズ成分の周波数に注目すると、信号
成分の周波数はほぼ電子ビームの走査速度に依存した比
較的低い周波数であるのに対し、ノイズ成分の周波数は
、光電子増倍管などの検出器のショットノイズなどに基
づくもので、通常高周波成分となる。従って、特定の周
波数を境として、ノイズ成分と信号成分とを周波数に基
づいて分離することができる。
【0009】上述した原理に基づき、信号分離回路8に
よって分離された信号成分とノイズ成分は、夫々絶対値
回路10,11を介して積分回路12,13に供給され
、集束レンズの各励磁強度の時の電子ビームの走査毎に
積分される。この積分回路12,13からは、図3の(
b),(c)に示す信号が得られる。この図(b),(
c)に示す信号は、コンピュータ15に供給され、その
比が求められるが、この比は、検出信号のSN比と対応
したものである。コンピュータ15は、求められたSN
比と、予め面走査の走査速度に対応して記憶されている
SN比とを比較する。この比較の結果、検出されたSN
比が記憶してあったSN比以上であれば、SN比が良好
であり、この場合には、絶対値回路9,積分回路14を
介して供給された全検出信号に基づいてオートフォーカ
ス動作を行う。すなわち、集束レンズ3の励磁強度を図
3(a)のように変化させ、各励磁強度毎に積分回路1
4によって全検出信号を積分する。その結果、図3(d
)に示す信号が得られるが、この信号波形のピークの時
が電子ビームのフォーカスが合っている状態である。コ
ンピュータ15は、励磁電源16を制御し、集束レンズ
3の励磁強度をこの図3(d)の信号のピークの時の値
に設定する。このような動作が終了した後、通常の電子
ビームの走査が開始され、試料4の所望領域の走査電子
顕微鏡像が得られる。
【0010】次に、検出されたSN比が予め記憶された
SN比以下の悪い状態の時、コンピュータ15は、切換
回路18を制御し、電子ビームの走査を面走査からライ
ン走査へと切り換える。従って、電子ビームは、集束レ
ンズ3の各励磁強度毎にライン走査され、各ライン走査
によって発生した2次電子が検出器6によって検出され
る。この検出信号のSN比は、面走査とライン走査の時
間を一定とした場合には、ライン走査の走査速度は遅く
なるため、向上することになる。この検出信号は、絶対
値回路9,積分回路14を介してコンピュータ15に供
給され、上記した面走査のときと同様に、オートフォー
カス動作が行われる。
【0011】以上本発明の一実施例を詳述したが、本発
明はこの実施例に限定されない。例えば、2次電子を検
出したが、反射電子を検出してもよい。また、走査速度
を面走査とライン走査の2段階に切り換えるようにした
が、各走査毎に走査速度を任意に変えるようにしても良
い。その場合、各走査速度に応じた標準的なSN比を検
出したSN比との比較のためにコンピュータ15に記憶
しておくことが望ましい。更にまた、信号分離回路8で
分離した信号は、SN比の検出のみに用い、オートフォ
ーカス用の全検出信号は、別のルートでコンピュータ1
5に供給するようにしたが、分離した信号成分とノイズ
成分を加算した信号をオートフォーカス用に用いても良
い。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に基づくオ
ートフォーカス方法は、オートフォーカスのために試料
上で電子ビームを走査し、その結果得られた検出信号を
周波数に応じて信号成分とノイズ成分の2成分に分離し
、分離した両成分の強度比に基づいて試料上の電子ビー
ム走査の速度を変化させるようにしたので、常に実際の
SN比に基づいて最適な電子ビームの走査速度を設定す
ることができ、正確なオートフォーカスを行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明のオートフォーカス方法を実施する
ための走査電子顕微鏡の一例を示す図である。
【図2】  本発明に基づくオートフォーカス動作のフ
ローチャートを示す図である。
【図3】  本発明の一実施例を説明するために用いた
信号波形図である。
【符号の説明】
1…電子銃              2,3…集束
レンズ4…試料                5…
偏向コイル6…検出器              7
…増幅器8…信号分離回路 9,10,11…絶対値回路 12,13,14…積分回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電子ビームを試料上に集束するための
    集束レンズの励磁をステップ状に変化させ、各励磁状態
    において試料上の電子ビームの照射位置を走査し、この
    走査に基づいて試料から得られた信号を検出し、各走査
    に応じた検出信号強度に基づいて該集束レンズの励磁強
    度を決定するようにしたオートフォーカス方法において
    、該検出信号を周波数に応じた2成分に分離し、分離さ
    れた両成分の強度比に基づいて試料上の電子ビーム走査
    の速度を変化させるようにしたオートフォーカス方法。
JP3005202A 1991-01-21 1991-01-21 オートフォーカス方法 Withdrawn JPH04237939A (ja)

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JP3005202A JPH04237939A (ja) 1991-01-21 1991-01-21 オートフォーカス方法

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JPH04237939A true JPH04237939A (ja) 1992-08-26

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