JPH04233899A - バスレフ型スピーカ - Google Patents
バスレフ型スピーカInfo
- Publication number
- JPH04233899A JPH04233899A JP40910690A JP40910690A JPH04233899A JP H04233899 A JPH04233899 A JP H04233899A JP 40910690 A JP40910690 A JP 40910690A JP 40910690 A JP40910690 A JP 40910690A JP H04233899 A JPH04233899 A JP H04233899A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- acoustic port
- bass
- frequency
- speaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 239000002023 wood Substances 0.000 claims 1
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 12
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 10
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- 239000002245 particle Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 2
- 238000005054 agglomeration Methods 0.000 description 1
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- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スピーカユニットの
背面から放射された音の一部をスピーカユニットの前面
から放射される音と合成させて、低音特性を増強するよ
うに構成されているバスレフ型スピーカに関するもので
ある。
背面から放射された音の一部をスピーカユニットの前面
から放射される音と合成させて、低音特性を増強するよ
うに構成されているバスレフ型スピーカに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、小型キャビネットでも豊かな
低音を再生するスピーカとしてバスレフ型スピーカが知
られている。
低音を再生するスピーカとしてバスレフ型スピーカが知
られている。
【0003】図6は従来のバスレフ型スピーカを示す断
面図である。同図において、1は音を外部に放射するス
ピーカユニット、21は低域の音を外部に放射する音響
ポート、3は上記スピーカユニット1や音響ポート21
などを収容するキャビネット、4はスピーカユニット1
の前面から放射される音、5はスピーカユニット1の背
面から放射される音、6は上記音響ポート21から放射
される音である。
面図である。同図において、1は音を外部に放射するス
ピーカユニット、21は低域の音を外部に放射する音響
ポート、3は上記スピーカユニット1や音響ポート21
などを収容するキャビネット、4はスピーカユニット1
の前面から放射される音、5はスピーカユニット1の背
面から放射される音、6は上記音響ポート21から放射
される音である。
【0004】つぎに、上記構成の動作について説明する
。スピーカユニット1の背面から放射された音5は、音
響ポート21を介することによって低域の音が強められ
て、この音響ポート21から音6として前面に放射され
る。この音響ポート21から放射された音6はスピーカ
ユニット1の前面からの音4と合成されるので、バスレ
フ型スピーカでは、この音響ポート21から音6の分だ
け低音域の拡大を図ることができる。
。スピーカユニット1の背面から放射された音5は、音
響ポート21を介することによって低域の音が強められ
て、この音響ポート21から音6として前面に放射され
る。この音響ポート21から放射された音6はスピーカ
ユニット1の前面からの音4と合成されるので、バスレ
フ型スピーカでは、この音響ポート21から音6の分だ
け低音域の拡大を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のバスレフ型スピ
ーカは以上のように構成され、音響ポート21により一
種の開管が形成されているので、この音響ポート21内
では、 fn=(nc/2L) ただし、 fn:共振周波数〔Hz〕 c :音速〔m/s〕 L :音響ポートのポート長〔m〕 n :定在波の次数(m=1、2、3、…)の周波数
で共振現象が起こり定在波が発生する。
ーカは以上のように構成され、音響ポート21により一
種の開管が形成されているので、この音響ポート21内
では、 fn=(nc/2L) ただし、 fn:共振周波数〔Hz〕 c :音速〔m/s〕 L :音響ポートのポート長〔m〕 n :定在波の次数(m=1、2、3、…)の周波数
で共振現象が起こり定在波が発生する。
【0006】図7は長さLの開管で発生する定在波の振
動状態を波長および共振周波数にて示しており、これら
の定在波のためスピーカの周波数−音圧特性は、図5の
中のDで示すように、ピークP1およびディップP2の
多いものとなってしまう。
動状態を波長および共振周波数にて示しており、これら
の定在波のためスピーカの周波数−音圧特性は、図5の
中のDで示すように、ピークP1およびディップP2の
多いものとなってしまう。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、定在波の発生を防止して、広い
周波数範囲で平坦な特性を得ることができるバスレフ型
スピーカを提供することを目的とする。
ためになされたもので、定在波の発生を防止して、広い
周波数範囲で平坦な特性を得ることができるバスレフ型
スピーカを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るバスレフ
型スピーカは、低域の音を放射するための音響ポートを
形状固定可能な吸音材で構成したことを特徴とする。
型スピーカは、低域の音を放射するための音響ポートを
形状固定可能な吸音材で構成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明によれば、音響ポートを形状固定可能
な吸音材で構成することで、この音響ポート内で発生す
る定在波を吸収し、周波数−音圧特性のピーク・ディッ
プを減少させることが可能となる。
な吸音材で構成することで、この音響ポート内で発生す
る定在波を吸収し、周波数−音圧特性のピーク・ディッ
プを減少させることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にもとづい
て説明する。
て説明する。
【0011】図1はこの発明の一実施例によるバスレフ
型スピーカシステムを示す断面図である。図1において
、2は形状固定可能な吸音材により構成された音響ポー
トであって、この音響ポート2は図2に明示したように
、例えば、粒子プラスチック材料のごとき吸音材からな
る吸音層2aと、空気の貫通を遮断する遮断層2bとに
より構成されている。その他の部分については、図6に
示す従来例と同一であるため、該当部分に同一の符号を
付して、それらの説明を省略する。
型スピーカシステムを示す断面図である。図1において
、2は形状固定可能な吸音材により構成された音響ポー
トであって、この音響ポート2は図2に明示したように
、例えば、粒子プラスチック材料のごとき吸音材からな
る吸音層2aと、空気の貫通を遮断する遮断層2bとに
より構成されている。その他の部分については、図6に
示す従来例と同一であるため、該当部分に同一の符号を
付して、それらの説明を省略する。
【0012】つぎに、上記構成の各部分の構造および働
きについて説明する。音響ポート2を構成する粒子プラ
スチック材料のごとき吸音材からなる吸音層2aは、1
〜数mm径程度ペレット状の粒が凝集したような構造を
しており、空隙があるので吸音効果を有している。
きについて説明する。音響ポート2を構成する粒子プラ
スチック材料のごとき吸音材からなる吸音層2aは、1
〜数mm径程度ペレット状の粒が凝集したような構造を
しており、空隙があるので吸音効果を有している。
【0013】図3および図4は空孔率を変化させたとき
の粒子プラスチック材料の吸音特性の変化を説明するた
めの図である。図3は3種類のサンプルの厚さ方向に対
する空孔率の変化を示している。この図に示したサンプ
ルは厚さ方向に進むにしたがって空孔率が大きくなるよ
うな構造をしており、F→G→Hの順に全体的な空孔率
が小さくなっている。
の粒子プラスチック材料の吸音特性の変化を説明するた
めの図である。図3は3種類のサンプルの厚さ方向に対
する空孔率の変化を示している。この図に示したサンプ
ルは厚さ方向に進むにしたがって空孔率が大きくなるよ
うな構造をしており、F→G→Hの順に全体的な空孔率
が小さくなっている。
【0014】図4は図3に示したサンプルの吸音率をJ
IS A1405 「管内法による建築材料の垂直
入射吸音率の測定法」に基づいて測定した結果である。 同図から解るように、吸音は空孔率などで決まる特定の
周波数fpを中心に行われ、全体的な空孔率が小さくな
るほど周波数fpは低くなる。
IS A1405 「管内法による建築材料の垂直
入射吸音率の測定法」に基づいて測定した結果である。 同図から解るように、吸音は空孔率などで決まる特定の
周波数fpを中心に行われ、全体的な空孔率が小さくな
るほど周波数fpは低くなる。
【0015】また、従来の吸音材、例えば、グラスウー
ルが形状を固定できないのに対し、粒子プラスチック材
料の場合は型を起こすことによって様々な形状に固定で
きるので、音響ポート2を構成する材料として適してい
る。
ルが形状を固定できないのに対し、粒子プラスチック材
料の場合は型を起こすことによって様々な形状に固定で
きるので、音響ポート2を構成する材料として適してい
る。
【0016】なお、粒子プラスチック材料は通常の状態
では通気性も有しており、このように通気性があると、
音響ポートの役割を果たせないし、粒子プラスチック材
料の吸音特性が必要な特性(ピーク性のある特性)にな
らないので、上記音響ポート2には図2のように吸音層
2aの他に、空気の貫通を遮断するための遮断層2bを
設けている。この遮断層2bは粒子プラスチック材料の
空孔率を極端に小さくすることにより構成しても、その
他の材料で構成してもよい。
では通気性も有しており、このように通気性があると、
音響ポートの役割を果たせないし、粒子プラスチック材
料の吸音特性が必要な特性(ピーク性のある特性)にな
らないので、上記音響ポート2には図2のように吸音層
2aの他に、空気の貫通を遮断するための遮断層2bを
設けている。この遮断層2bは粒子プラスチック材料の
空孔率を極端に小さくすることにより構成しても、その
他の材料で構成してもよい。
【0017】一方、スピーカの周波数−音圧特性に対す
る影響が最も大きいのは、第1次の定在波(数式1にお
いて、n=1のとき)なので、その共振周波数fιと粒
子プラスチック材料の吸音率が最大となる周波数fpが
等しくなるように、音響ポート2を構成する粒子プラス
チック材料の空孔率を調節すれば、上記音響ポート2内
で発生する定在波が有効に吸収され、スピーカの周波数
−音圧特性は図5の中のEのように、ピークおよびディ
ップの少ないものとなる。
る影響が最も大きいのは、第1次の定在波(数式1にお
いて、n=1のとき)なので、その共振周波数fιと粒
子プラスチック材料の吸音率が最大となる周波数fpが
等しくなるように、音響ポート2を構成する粒子プラス
チック材料の空孔率を調節すれば、上記音響ポート2内
で発生する定在波が有効に吸収され、スピーカの周波数
−音圧特性は図5の中のEのように、ピークおよびディ
ップの少ないものとなる。
【0018】なお、上記実施例では、音響ポート2を粒
子プラスチック材料で構成しているが、その他の形状固
定可能な吸音効果を有する材料、例えば、発泡金属で構
成しても、上記実施例と同様の効果を奏する。
子プラスチック材料で構成しているが、その他の形状固
定可能な吸音効果を有する材料、例えば、発泡金属で構
成しても、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、音響
ポートを形状固定可能な吸音材で構成して、この音響ポ
ート内で発生する定在波を吸収することにより、周波数
−音圧特性のピーク・ディップを減少させることができ
、広い周波数範囲で平坦な特性が得られる。
ポートを形状固定可能な吸音材で構成して、この音響ポ
ート内で発生する定在波を吸収することにより、周波数
−音圧特性のピーク・ディップを減少させることができ
、広い周波数範囲で平坦な特性が得られる。
【図1】この発明の一実施例によるバスレフ型スピーカ
の構造を示す断面図である。
の構造を示す断面図である。
【図2】要部の拡大断面図である。
【図3】空孔率を変化させたときの粒子プラスチック材
料の吸音特性の変化を説明するための図である。
料の吸音特性の変化を説明するための図である。
【図4】図3と同様に吸音特性の変化を説明するための
図である。
図である。
【図5】従来およびこの発明の周波数−音圧特性図であ
る。
る。
【図6】従来のバスレフ型スピーカの構造を示す断面図
である。
である。
【図7】長さLの開管で発生する定在波の振動状態を示
す図である。
す図である。
1 スピーカユニット
2 音響ポート
2a 吸音層
2b 遮断層
3 キャビネット
4,5,6 放射される音
Claims (1)
- 【請求項1】 音を外部に放射するスピーカユニット
と、低域の音を放射するための音響ポートとをキャビネ
ット内に配設してなるバスレフ型スピーカにおいて、上
記音響ポートを形状固定可能な吸音材で構成したことを
特徴とするバスレフ型スピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40910690A JPH04233899A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | バスレフ型スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40910690A JPH04233899A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | バスレフ型スピーカ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04233899A true JPH04233899A (ja) | 1992-08-21 |
Family
ID=18518478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40910690A Pending JPH04233899A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | バスレフ型スピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04233899A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013223950A1 (de) * | 2013-11-22 | 2015-05-28 | Henning Bosselmann | Lautsprechergehäuse |
KR102493709B1 (ko) * | 2022-10-17 | 2023-01-30 | 손요성 | 충전 기능을 갖는 확성기 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP40910690A patent/JPH04233899A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013223950A1 (de) * | 2013-11-22 | 2015-05-28 | Henning Bosselmann | Lautsprechergehäuse |
DE102013223950B4 (de) * | 2013-11-22 | 2018-11-15 | Henning Bosselmann | Lautsprechergehäuse |
KR102493709B1 (ko) * | 2022-10-17 | 2023-01-30 | 손요성 | 충전 기능을 갖는 확성기 |
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