JPH04233771A - 電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

電界効果トランジスタ及びその製造方法

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JPH04233771A
JPH04233771A JP21133091A JP21133091A JPH04233771A JP H04233771 A JPH04233771 A JP H04233771A JP 21133091 A JP21133091 A JP 21133091A JP 21133091 A JP21133091 A JP 21133091A JP H04233771 A JPH04233771 A JP H04233771A
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gate
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layers
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Jr Donald R Green
ドナルド リチャード グリーン,ジュニア.
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American Telephone and Telegraph Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電界効果トランジスタ
及びその製造方法に係り、特に多数の量子井戸を有する
ヘテロ接合電界効果トランジスタ及びその製造方法に関
する。 【0002】 【従来の技術】一般に、電力増幅器のような大信号の増
幅器では、増幅される信号の高調波による歪、相互変調
による歪のような非線形歪を最小にする必要がある。電
力増幅器の出力信号に含まれる高調波が大きいほど、フ
ィルタの構成が複雑となり、電力増幅器の効率は低下す
る。このような増幅器における高調波歪及び相互変調歪
の主要な原因は、増幅器に使用される能動素子の伝達特
性の非線形性にある。 【0003】また、特に受信機のプリアンプでも、増幅
歪が小さいことが要求される。入力信号が第一段の増幅
器により大きく歪むと、受信機の性能は非常に低下する
。この入力信号の歪は、入力信号が所望の信号周波数に
近い周波数の信号を含んでいる場合、及びこの信号の振
幅が大きい場合に生じ、所望の信号が非所望の信号によ
り相互変調または交差変調されることにより生じる。 この交差変調により、所望の信号が大きく歪み、使いも
のにならなくなる可能性がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のバイ
ポーラトランジスタ、電界効果トランジスタのような能
動素子は、非線形特性を有し、入力信号の振幅が変化す
るとACゲイン(伝達コンダクタンス)が変化するもの
である。従来の電界効果トランジスタ(FET)の伝達
特性は線形則ではなく二乗則(2乗または3/2乗)に
従う。伝達特性が線形則に従う場合、広範囲の振幅の入
力信号についての伝達コンダクタンスが一定になるが、
伝達特性が二乗則に従う場合は、入力信号が大きいと出
力信号に非線形歪が生じることになる。 【0005】ほぼ一定の伝達コンダクタンスを有し線形
則に従う電界効果トランジスタには、二乗則に従う場合
に比べて、無線周波数において大きな直流電圧を得るこ
とができ、大電力においても高効率の電力増幅器を得る
ことができるという利点がある。 【0006】本発明は、所望の入力電圧範囲において線
形の入力電圧ー出力電流特性を有する電界効果トランジ
スタ及びその製造方法を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の電界効果トラン
ジスタは、基板の主表面上にソース接点及びドレイン接
点を形成し、この接点間にゲートを設け、電荷キャリア
を選択的に保持する複数の伝導チャネルを設け、この伝
導チャネルを接触貫通する伝導領域をソース接点、ドレ
イン接点にそれぞれ対応させかつ接触させて基板中に形
成し、ゲートに印可される所定の入力電圧範囲において
ゲート入力電圧ードレイン出力電流特性が実質的に線形
となるように、基板の主表面からの伝導チャネルの深さ
と伝導チャネルの厚さ及び電荷キャリア濃度とが設定さ
れた構造となっている。 【0008】本発明の電界効果トランジスタの製造方法
は、複数のドナー層及びチャネル保持層を交互に基板上
の形成する工程と、ゲートを形成する工程と、自動的に
位置合わせされたソース領域及びドレイン領域を形成す
るために、ゲートでマスクされたドナー層及び伝導層に
注入する工程と、ソース領域及びドレイン領域に接点を
形成する工程とからなる。 【0009】ここで、ドナー層の材料はチャネル保持層
の材料よりもバンドギャップの広い材料であり、ドナー
層はチャネル保持層に形成される伝導チャネルにキャリ
アを供給するためのドナー不純物を含んでいる。伝導チ
ャンネルは、ドナー層とチャネル保持層との間のヘテロ
接合により形成されている。 【0010】また、基板の主表面からの伝導チャネルの
深さと伝導チャネルの厚さ及び電荷キャリア濃度とは、
ゲートに印可される所定の入力電圧範囲においてゲート
入力電圧ードレイン出力電流特性が実質的に線形となる
ように設定される。さらに、ゲートとドレイン拡散領域
またはソース拡散領域との間に比較的低濃度にドープさ
れた領域を設けることにより、この比較的低濃度にドー
プされた領域の幅に応じてスレッシホールド電圧を変化
させることができる。 【0011】 【実施例】本発明による電界効果トランジスタ及びその
製造方法は、特開平2ー205362号公報(平成2年
8月15日出願公開)に記載されたものと実質的に共通
する点がある。  ここで使用される化合物半導体材料
は、ガリウム砒素(GaAs)とアルミニウムガリウム
砒素(AlGaAs)に基づくものであるが、インジウ
ムアルミニウム砒素(InAlAs)/インジウムガリ
ウム砒素(InGaAs)またはシリコン/ゲルマニウ
ムのような他の化合物半導体材料系も使用できる。 【0012】AlGaAsのアルミニウム濃度(モル比
)は、通常、AlGaAs中のガリウムを置換したアル
ミニウムの百分率として定義される。このモル比は0パ
ーセント(GaAs)から100パーセント(AlAs
)までの範囲をとり得る。一般に、アルミニウムが多く
なればなるほど、AlGaAsのバンドギャップエネル
ギーは大きく(広く)なる。従ってAlGaAs材料は
、GaAs材料よりも広いバンドギャップを有する。 【0013】以下、本発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1において、本実施例によるFETは、電
荷キャリアを保持する複数のチャネル(2−DEG、す
なわち2次元電子ガス)をもつように形成される。この
チャネルは、ソース拡散領域10、ドレイン拡散領域1
1に接触する活性領域である。チャネルは、広いバンド
ギャップの上側ドナー層15、下側ドナー層16及び狭
いバンドギャップの上側チャネル保持層17、下側チャ
ネル保持層18のヘテロ接合で形成される。各層15乃
至18の厚さ、またはドナー層15、16のドーピング
及びゲート22、23の下のチャネルの深さは、所望の
線形伝達特性を得るために後述するように調節される。 【0014】ソース接点20、ドレイン接点21は、上
側チャネル保持層17の上面すなわちFETの主面に取
り付けられる。このソース接点20及びドレイン接点2
1は、金とゲルマニウム/ニッケル/金の合金等の金属
でできており、ソース拡散領域10及びドレイン拡散領
域11とオーム性接触している。同様に、珪素化合物ゲ
ート22及び金属ゲート接点23は、上側チャネル保持
層17すなわちFETの主面に整流(ショットキー障壁
)接触により取り付けられる。 【0015】絶縁領域24は、ウエハ40に形成された
隣接するFETまたは図示しない他の素子を電気的に絶
縁する。比較的低濃度にドープされた領域25は、ドレ
イン拡散領域11よりも大きな固有抵抗を有するもので
あり、ドレイン拡散領域11に接触並置されて、ドレイ
ン拡散領域11をソース拡散領域10のようにゲート2
2、23と一致させた場合に比べてドレイン・ソース間
の破壊電圧を高くする。この領域25の幅すなわちゲー
ト22、23とドレイン拡散領域11の端部間の距離は
、FETの伝達コンダクタンス及びスレッショルド電圧
を調節するために変化させることができる。 【0016】さらに破壊電圧、伝達コンダクタンス、ス
レッショルド電圧を変更するために、領域25に対応す
る図示しない比較的低濃度にドープされた領域をゲート
22、23とソース拡散領域10との間に設けても良い
。なお、論理回路のように低い動作電圧(ドレイン・ソ
ース間電圧)で使用する場合には、領域25を省略して
も良い。 【0017】チャネル保持層17、18は、その中に存
在する複数の量子井戸により複数のチャネルをそれぞれ
保持する。量子井戸は、チャネル保持層17、18とド
ナー層15、16との間のヘテロ接合及びチャネル保持
層17、18内のバンド屈曲の結果として形成される。 【0018】図2において、電圧Vgsは、ゲート22
、23への印加電圧すなわちゲート・ソース間のバイア
ス電圧である。破線で示されたレベルEfは、フェルミ
・エネルギーレベルである。バイアス電圧VgsがV3
である場合、チャンネル保持層17では、チャネル保持
層17とドナー層15とのヘテロ接合が量子井戸の一方
のエッジを形成し、バンド屈曲がその量子井戸の他方の
エッジを形成して、そこに第一のチャネル(2−DEG
  No.1)のための電荷を拘束する。同様に、チャ
ネル保持層18でも、二つの量子井戸がチャネル保持層
18とドナー層15、16とのヘテロ接合及びチャネル
保持層18内のバンド屈曲により形成されて、二つのチ
ャネル(2−DEG  No.2及び2−DEG  N
o.3)が形成される。 【0019】チャネル保持層17、18の伝導バンドの
底端からフェルミエネルギーレベルEfまでの距離は、
チャネル(2−DEG)内の電荷密度を表している。伝
導バンドの底がフェルミエネルギーレベルEfに近いほ
ど、チャネルを支持する量子井戸に存在する固有状態が
少ないので、チャネル内に存在する電荷は少なくなる。 伝導バンドがフェルミエネルギーレベルEfを超えると
、チャネルはピンチオフし、チャネル内を電流が実質上
流れなくなる。 【0020】バイアス電圧VgsがV2まで減少すると
、チャネル保持層17内のチャネルがフェルミエネルギ
ーレベルEfより上になり、電荷がチャネル内に支持さ
れなくなる。従って、チャネル内を電流が流れなくなり
、ピンチオフする。バイアス電圧Vgsの減少はチャネ
ル保持層18内のチャネルにも影響を与え、チャネル保
持層18内のドナー層15に近いチャネル(2−DEG
  No.2)の電荷運搬能力を減少させる。チャネル
保持層18内の電荷密度の減少の結果、FETのソース
20、ドレイン21端子間の電流が減少する。 【0021】バイアス電圧Vgsをさらに減少させてV
1とすると、チャネル(2−DEGNo.2)もピンチ
オフし、電流を流すチャネルは2−DEG  No.3
だけになる。バイアス電圧VgsをFETのピンチオフ
電圧Vpまで減少させると、電流を流すチャネルはなく
なり、FETはオフ状態となる。バイアス電圧Vgsを
ピンチオフ電圧Vpよりも小さくしても、もはや電流へ
の影響はない。 【0022】図3のa特性乃至c特性において、バイア
ス電圧VgsをV3からVpまで減少させると、各チャ
ネル(2−DEG  No.1ー3)の電流も減少する
。 バイアス電圧VgsがVpであるとき、全てのチャネル
の電流は実質上零であり、全てのチャネルがピンチオフ
している。バイアス電圧Vgsが所定値以上では、各チ
ャネルの最大キャリア数はドナー層15、16のドーピ
ングレベルにより決まっているので、各チャネルの電流
は増加しない。例えば、チャネルNo.3におけるチャ
ネル電流は、バイアス電圧VgsがV3以上になると実
質上の増加がなくなる。 【0023】全チャネル電流の和をとりFET1のドレ
イン電流を求めると、d特性で示すように、所定のバイ
アス電圧範囲(ここでは、VpからV3以上までの範囲
)におけるゲート・ソース間電圧ードレイン電流特性は
実質上線形となる。 【0024】図3のe特性は、所定のドーピング濃度、
層厚さで製造されたFETの伝達特性すなわちゲート2
2、23とソース20の接点間印加電圧に対するドレイ
ン電流の測定結果を示しているが、実質的に線形特性と
なっていることがわかる。直線Aは、各点の接線であり
、所定範囲の入力電圧における伝達特性が比較的線形で
あることを表している。特性Bは、高電子移動性トラン
ジスタまたはHEMTのような従来の単チャンネルFE
Tの伝達特性を示している。この特性Bには、実質上直
線的な部分がなく、従来のFETの二乗則特性を示して
いる。 【0025】上述したように、ゲート22、23とドレ
イン拡散領域11との距離は、FETの伝達特性に影響
を与える。図3中の特性Cは、例えば領域11と区別で
きないように領域25をドレイン拡散領域11のドーパ
ントレベル(n+)にドーピングして、ドレイン拡散領
域11を図1中の領域25まで拡張することにより、図
1に示した構造から領域25を省略した場合の伝達特性
を示すものである。これは、ゲート22、23とドレイ
ン拡散領域11との距離をほぼ零にした結果を示してお
り、特性Aとは異なる特性となっている。 【0025】そのスレッショルド電圧は高くなり、特性
Aを有するエンハンスメント形FETが特性Cを有する
デプレッション形素子となることを示している。なお、
スレッショルド電圧は、ドレイン電流が所定の小さな電
流であるときのゲート・ソース間電圧であり、伝達特性
とドレイン電流零の軸との交点で示されている。さらに
、特性Cにおける伝達コンダクタンス(特性の勾配)は
、特性Aの伝達コンダクタンスよりも大きくなっており
、ゲート・ドレイン間距離を変えることによりFETの
伝達コンダクタンスを調節できることがわかる。 【0026】次に、図1に示したFETの製造方法を図
4乃至図10を参照して説明する。特徴的な工程だけに
ついて説明するが、完全なFETの製造には、この他に
ホトレジストの回転付着、ウエハのクリーニング等の周
知の工程が必要となる。また、ここではGaAs/Al
GaAs材料を使用する場合について説明するが、In
P/InGaAs、Si/Geその他のIIーVI属及
びIIIーV属の組み合わせのようなバンドギャップが
狭い材料/バンドギャップが広い材料を使用することも
できる。 【0027】図4において、41はGaAs基板、42
はGaAsバッファ層、43は一連の交互のGaAs/
AlGaAs層で形成された超格子層である。この超格
子層43上に、AlGaAsバッファ層44を成長また
は堆積させる。このAlGaAsバッファ層44上に、
GaAs障壁層45を堆積する。このGaAs障壁層4
5は、以下の処理ステップにおいてAlGaAs下側ド
ナー層16からのドーパントがバッファ層44に拡散す
ることを防止するためのものである。 【0028】下側ドナー層16は、その上に堆積された
GaAs下側チャネル保持層18内のチャネル(2ーD
EG)に電荷を供給する。同様に、AlGaAs上側ド
ナー層15は、その下にある下側チャネル保持層18に
電荷を供給する。また、GaAs上側チャネル保持層1
7が、上側ドナー層15の上に堆積される。最後に、以
後の処理ステップに先立つ取扱いにおける汚染及び損傷
から各層を保護するために、AlGaAs保護層50を
、上側チャネル保持層17の上に堆積する。従って、保
護層50は犠牲層とも呼ばれる。 【0029】上述の各層は、カリフォルニア州サンタク
ララのバリアン・アソシエイツ社の「Varian  
Gen  II」のような装置内で、分子ビーム法(M
BE)によりほぼ連続して形成することが望ましい。し
かし、金属有機物化学気相成長法(MOCVD)、金属
有機物分子ビーム法、またはガス源分子ビーム法により
、層15ー17、層42ー45、層50を形成するよう
にしても良い。 【0030】FETが所望の電気的特性を持つことを確
実にするためには、層14ー17の厚さが許容差に入る
ようにすることが重要である。また、ドナー層15、1
6は珪素のようなN型ドーパントでドープされるが、ド
ナー層15、16の成長または堆積の工程中、このドー
パントを均一にすることが重要である。なおN型ドーパ
ントの代わりに、炭素またはベリリウムのようなP型ド
ーパントを使用しても良い。 【0031】アニーリング工程の前におけるドナー層1
5、16の珪素ドーピング濃度は、5×1017原子/
cm3乃至2×1018原子/cm3の範囲であり、特
に1.5×1018原子/cm3が望ましい。しかし、
ドナー層15、16のドーピングは、FETの所望の伝
達特性に応じて変えても良い。 【0032】バッファ層44、ドナー層15、16にお
けるAlGaAs層のアルミニウム濃度は、10%乃至
60%の範囲であり、32%の濃度が望ましい。保護層
50におけるアルミニウム濃度は、保護層50を取り除
くためのエッチングがGaAs上側チャンネル保持層1
7に優先して最も選択的に行われるような濃度とされる
。例えば、その濃度は50%とすると良い。このとき、
ガリウムの濃度は50%である。 【0033】FETが図3の特性をもつようにするには
、各層の厚さの概算値を、層15は22nm、層16は
10nm、層17は70nm、層18は35nm、層4
4は120nm、層45は4nm、層50は20nmと
すれば良い。ここで、層15、16の厚さには、図示し
ないAlGaAsスペーサ層の4nmの厚さが含まれて
おり、このスペーサ層は各層15、16の各側に設けら
れている。各スペーサ層は、ウエハのアニーリング工程
においてドーパントを吸収して、隣接する層へのドーパ
ントの拡散を防止する。 【0034】超格子層43は、例えば4nm以下の厚さ
すなわち電子またはホールの波動関数よりも小さい厚さ
のGaAs層及びAlGaAs層を交互に重ねて形成さ
れている。本実施例では、アルミニウム濃度が約32%
の9個の層すなわち段階を用いることにより、上側の層
15ー17、44、45、50内に形成される能動素子
を基板41から絶縁し、基板41からの不純物または欠
陥が上側の層に拡がらないようにしている。超格子層4
3を設ける場合は、ウエハ40を製造するのに必要な時
間を短縮するために、バッファ層42、44を薄くして
も良い。 【0035】次の処理の準備ができると、米国特許第4
,943,540号明細書に記載されているHF/H2
O2エッチング材のような、GaAs層の上にあるAl
GaAs層を選択的にエッチングできるエッチング材を
使用して保護層50を除去する。これにより、図5に示
すように、上側チャネル保持層17が露出する。  次
に、上側チャネル保持層17の主面のうち絶縁領域が形
成されるべき部分を残すように、ホトレジスト51をパ
ターン化して堆積する。ウエハ40に、酸素イオン、ホ
ウ素イオン、アルゴンイオン、水素イオンのような絶縁
物52を注入する。 【0036】この工程は浅い注入と呼ばれ、エネルギー
が20KeV乃至160KeVの範囲で、かつ酸素イオ
ンの量が5×1012イオン/cm2 乃至1.5×1
014イオン/cm2 の範囲で行われる。エネルギー
が高いほど、注入は深くなる。40KeVのエネルギー
で1×1014イオン/cm2 の酸素イオンを注入し
、次に125KeVのエネルギーで1×1014イオン
/cm2 の酸素イオンを注入すると、ウエハ40中の
最大酸素原子濃度は5×1018原子/cm3 乃至1
×1019原子/cm3 となる。  【0037】絶縁物注入の結果、図6に示すように、絶
縁領域24が層45乃至層17を貫通して層44内で止
まるように形成される。この絶縁領域24は、ウエハ4
0に形成される隣接する素子を絶縁する。次に、ホトレ
ジスト51を除去し、トランジスタのゲートを形成する
珪素化合物層22及び金属層23を堆積する。 【0038】この珪素化合物層22及び金属層23は、
通常のスパッタ装置の共通の室内でスパッタリングする
ことにより堆積させることが望ましい。特に、珪素とと
もにタングステンをウエハ40上に珪素化合物が所望の
厚さとなるまでスパッタすると良い。次に、珪素源を取
り除いて、所望の厚さの金属層となるまで金属を堆積さ
せる。珪素化合物層22の材料としては、窒化タングス
テンまたは窒化珪素タングステンを使用すれば良い。 【0039】次に、金属層23及び珪素化合物層22の
うちゲートとなる部分を残すようにホトレジスト層57
を堆積させパターンニングする。層22、23の露光さ
れた部分を、三フッ化窒素、六フッ化硫黄、または四フ
ッ化炭素を使用して反応性イオンエッチング材中でエッ
チングする。エッチング材は、図7に示すように上側チ
ャネル保持層17の主面を露出させる。層22、23の
うち残った部分は、FETのゲートを形成する。層22
、層23は、それぞれ単独でゲートを形成するようにし
ても良いが、両方の層の組み合わせによりゲートを形成
した方が単独で形成する場合よりも優れた性能のFET
が得られる。 【0040】図中では層22と層23は実質的に同じ幅
のものとして示されているが、実際には2つの層ではエ
ッチング速度が異なり、層23のエッチング速度は層2
2よりも遅い。そこで、エッチングの後における層22
の幅は約0.45ミクロン、金属層23の幅は約0.6
ミクロンとなり、いわゆるTゲート構造として形成され
る。ゲート金属の抵抗をさらに低減させるために、金属
層23の上にさらに金などの高導電性金属を堆積させて
も良い。金属層23を省略した場合は、層22の上に堆
積させても良い。 【0041】次に、絶縁領域24及び上側チャネル保持
層17の表面のうちドーパントが注入されない他の部分
を実質的に覆うように、ホトレジスト58を堆積させパ
ターンニングする。このウエハ40の露出している部分
にドーパントを注入する。これにより、図8に示すよう
にウエハ40の表面近くにドープされた領域25が形成
される。ここで、層22、23は、自動的に位置合わせ
された構造を提供するマスクとなる。この比較的低濃度
にドープされたドレイン構造を必要としない場合、ドー
パント59の注入は任意の工程となる。 【0042】注入されるドーパントは、珪素であり、ド
ープ層15、16に使用されるものと同じものが使用さ
れる。注入は、20KeV乃至150KeVのエネルギ
ー範囲において1×1012イオン/cm2 乃至3×
1013イオン/cm2 の珪素イオン量の範囲で行わ
れる。35KeV及び90KeVのエネルギーにおいて
2×1012イオン/cm2 の珪素イオン量で注入を
行ったところ、アニーリング工程前のウエハ40の最大
珪素イオン濃度は1×1017原子/cm3 乃至5×
1017原子/cm3 であった。 【0043】図1に示すような実際のソース領域10及
びドレイン領域11を形成するために、ホトレジスト5
8を除去し、新たにホトレジスト層62をウエハ上に堆
積させパターンニングする。ホトレジスト層62は、ホ
トレジスト層58の場合と同じ部分を覆い、かつ比較的
低濃度にドープされた領域が形成されるべき追加の領域
62´を覆う。この比較的低濃度にドープされた領域を
形成しない場合には、この追加の領域62´は使用され
ない。また、ドレイン領域と同様にソース領域の一部に
もこの比較的低濃度にドープされた領域を形成する場合
には、領域62´はゲート層22、23の両側を覆うよ
うに拡張される。 【0044】注入されるドーパント61は、ドーパント
59と同じものすなわち珪素イオンが使用され、図9に
示すようにn+ソース領域10及びn+ドレイン領域1
1を形成する。なお、ソース領域10では、先に注入に
より形成された領域25と実質的に重複して注入が行わ
れる。結果として、ドーピング濃度が低い領域25がド
レイン領域11に隣接しかつ接触して形成される。 【0045】ドーパント61の注入は、20KeV乃至
150KeVのエネルギー範囲において3×1012イ
オン/cm2 乃至3×1013イオン/cm2 の珪
素イオン量の範囲で行われる。この結果、アニーリング
工程前のウエハ40の最大珪素イオン濃度は1×101
8原子/cm3 乃至3×1018原子/cm3 であ
った。実際には、2×1018原子/cm3 の珪素イ
オン濃度が上限値である。 【0046】  領域10、11、25を設けることに
より、n型領域に対する導電率を変化させることができ
る。この導電率によっては、ゲート層22、23の下に
あるチャネルを除くチャネル(2−DEG)を破壊する
ことになる。また、領域10、11、25は、全てのチ
ャネル(2−DEG)と接触してチャネルからの電流を
導く。従って、領域10、11は、全てのチャネル(2
−DEG)と接触するように形成される。しかし本実施
例では、領域25は全てのチャネルとは接触しておらず
、層18の底の部分にあるチャネルは領域10、11と
のみ接触している。 【0047】  n+領域10、11の注入終了後、層
15、16及び領域10、11、25中の珪素ドーパン
トを活性化するためにウエハ40を高温でアニーリング
する。このアニーリング工程は、ウエハ40を100ミ
リトル以上の気圧の砒素を含む雰囲気中で10分間約8
00゜Cの温度に加熱することにより行われる。なお、
アニーリングは、二酸化珪素、酸化窒素珪素、または窒
化珪素の図示しない保護層を設けて行うことが望ましい
。 急速アニーリングを行う場合は、825゜Cにおいて3
0秒間加熱する。ドナー層15、16中の珪素ドーパン
トが、層15、16の最初にドープされていなかった部
分に拡散し、この部分をドープする。 【0048】  この高温アニーリングの後、図9に示
すように、さらに深い絶縁物の注入を行う。ここでは、
図5中の浅い注入においてホトレジスト層51をパター
ンニングするのに使用したものと同じマスクをホトレジ
スト層65をパターンニングするために使用する。絶縁
物52が、ウエハ40の露出部分すなわち絶縁領域24
に注入される。 【0049】  注入は130KeVのエネルギーにお
いて2×10132価イオン/cm2 の酸素イオン量
により行われ、その結果、最大イオン濃度は5×101
7原子/cm3 乃至5×1018原子/cm3 とな
った。上述したように注入される絶縁物として、ホウ素
、アルゴン、水素のような他の材料が使用できるが、浅
い注入と深い注入は同じ絶縁材料を使用して行うことが
望ましい。絶縁物の深い注入後、絶縁領域24は、図1
0に示されるように超格子層43を貫通して延びる。こ
の絶縁工程は、絶縁領域24により分離された隣接する
素子間のチャネル(2ーDEG)を破壊して、素子間の
低導電率経路を取り除く。 【0050】  ホトレジスト層65を取り除いた後、
ウエハ40をヘリウムまたは窒素の雰囲気中で500゜
Cの温度において10分間アニーリングするか、550
゜Cの温度において30秒間急速アニーリングする。 【0051】  次に、上側チャネル保持層17の主表
面のうちオーム性接触を必要とするドレイン領域及びソ
ース領域部分に接点を形成する。まず、ホトレジスト6
7を層17の主表面上に堆積し、接点が形成されるべき
部分を残すようにパターンニングしておく。金とゲルマ
ニウムの合金からなる第1の層を一つの層または薄い層
の交互層として堆積し、さらにニッケルの層及び金の層
を堆積することにより層68を形成する。この金とゲル
マニウムの合金は、ドープされたGaAs層17とのオ
ーム性接触を確実にする。また、金とゲルマニウム/銀
/金との合金またはニッケル/金とゲルマニウム/金と
の合金のような他の金属もこのオーム性接触のために使
用することができる。層68のうち不要な部分は、ホト
レジスト67の除去工程中にホトレジスト67とともに
取り除かれて、図1に示すように接点20、21が形成
される。 【0052】  アルミニウム導体を接点20、21に
電気的に接触させる場合には、オーム性接触の接点20
、21とアルミニウム導体との間に障壁を設けるように
しても良い。この障壁は、接点20、21の最上部に珪
酸タングステン、窒化タングステン、または窒化珪素タ
ングステンのような金属で形成される。 【0053】  ホトレジスト67及び層68の不要な
部分を除去した後、再度ウエハ40をアニーリングして
、残った金属部分を融合させ、ソース接点20、ドレイ
ン接点21をオーム性接触接点とする。このアニーリン
グは低温アニーリングであり、ヘリウムまたは窒素の雰
囲気中において350゜C乃至450゜Cの温度で10
秒乃至60秒間行われる。 【0054】  前述した絶縁物の深い注入はオーム性
接触の層68の堆積後に行っても良く、この場合、オー
ム性接触接点及び絶縁領域のアニーリングは一緒に行わ
れる。また、上述の工程に加えて、二酸化珪素誘電体及
びアルミニウムによる配線のような通常のIC製造技術
を用いて、ソース、ドレイン、ゲート間の配線層を形成
しても良い。さらに、米国特許第4,943,540号
明細書に記載されているような他の技術も使用できる。 【0055】  上述した層の厚さ、ドーピングレベル
、ゲートの大きさでFETを製造したところ、その伝達
コンダクタンスは120mS/mmとなった。このFE
Tを電源電圧10ボルトにおいてAクラスで動作させた
ところ、周波数10GHzにおける電力増幅率は16d
Bであった。従って、周波数10GHz以上のマイクロ
波においても、大電力の増幅が可能であることがわかっ
た。 【0056】 【発明の効果】本発明によれば、大きな入力電圧範囲に
おいても実質的に線形の入力電圧ー出力電流特性を有す
る電界効果トランジスタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電界効果トランジスタ
の構造を示す図である。
【図2】図1に示す電界効果トランジスタのゲートに垂
直な断面図及びこれに対応するエネルギーバンドを示す
図である。
【図3】図1に示す電界効果トランジスタの特性を示す
図である。
【図4】ウエハに各層が形成された最初の状態を示す図
である。
【図5】不純物の浅い注入工程を示す図である。
【図6】ゲートを形成する工程を示す図である。
【図7】ドーパントの浅い注入により比較的低濃度にド
ープされた領域を形成する工程を示す図である。
【図8】ドーパントの深い注入によりソース拡散領域及
びドレイン拡散領域を形成する工程を示す図である。
【図9】不純物の深い注入により絶縁領域を形成する工
程を示す図である。
【図10】ソース接点及びドレイン接点を形成する工程
を示す図である。
【符号の説明】
10    ソース拡散領域 11    ドレイン拡散領域 15    上側ドープ層 16    下側ドープ層 17    上側チャネル保持層 18    下側チャネル保持層 20    ソース接点 21    ドレイン接点 22    珪素化合物ゲート 23    金属ゲート接点 24    絶縁領域 25    比較的低濃度にドープされた領域40  
  ウエハ 41    基板 42    バッファ層 43    超格子層 44    バッファ層 45    障壁層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板の主表面に形成されたソース接点
    、ドレイン接点及びこのソース接点とドレイン接点との
    間に設けられたゲートからなる電界効果トランジスタに
    おいて、電荷キャリアを選択的に保持する複数の伝導チ
    ャネルと、前記ソース接点及びドレイン接点にそれぞれ
    対応してかつ接触するように基板中に形成された伝導領
    域とからなり、前記伝導領域は前記複数の伝導チャネル
    を接触貫通するように形成され、基板の主表面からの伝
    導チャネルの深さと伝導チャネルの厚さ及び電荷キャリ
    ア濃度とが、ゲートに印可される所定の入力電圧範囲に
    おいてゲート入力電圧ードレイン出力電流特性が実質的
    に線形となるように設定されていることを特徴とする電
    界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】  伝導チャネルが、バンドギャップの狭
    い材料からなり電荷キャリアを保持する伝導層と、バン
    ドギャップの広い材料からなり前記伝導層中の電荷キャ
    リアとなるドナー不純物を含むドナー層とからなること
    を特徴とする請求項1記載の電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】  ゲートが基板の主表面上に形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の電界効果トランジ
    スタ。
  4. 【請求項4】  複数のドナー層からなり、各ドナー層
    中のドナー不純物の量がほぼ等しいことを特徴とする請
    求項3記載の電界効果トランジスタ。
  5. 【請求項5】  導電領域よりも大きな抵抗率を有する
    比較的低濃度にドープされた領域がゲートと一つの伝導
    領域との間に設けられ、ゲートと前記伝導領域との距離
    を変化させることによりゲート入力電圧ードレイン出力
    電流特性がさらに調節されることを特徴とする請求項2
    記載の電界効果トランジスタ。
  6. 【請求項6】  基板上にドナー層及び伝導層を交互に
    形成する工程と、ゲートを形成する工程と、自動的に位
    置合わせされたソース領域及びドレイン領域を形成する
    ために、ゲートでマスクされたドナー層及び伝導層に注
    入する工程と、ソース領域及びドレイン領域に接点を形
    成する工程とからなり、前記ドナー層の材料として、伝
    導層の材料よりもバンドギャップが広いものでありかつ
    伝導層中の電荷キャリアとなるドナー不純物を含むもの
    を使用し、基板の主表面からの伝導チャネルの深さと伝
    導チャネルの厚さ及び電荷キャリア濃度とを、ゲートに
    印可される所定の入力電圧範囲においてゲート入力電圧
    ードレイン出力電流特性が実質的に線形となるように設
    定することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方
    法。
  7. 【請求項7】  ゲートは、複数のチャネル層の一つの
    上に堆積された金属からなり、前記チャネル層と整流接
    触することを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】  基板と複数のドナー層及び伝導層との
    間に、バンドギャップの広い材料及び狭い材料を交互に
    重ねた超格子を形成する工程と、前記超格子と複数のド
    ナー層及び伝導層との間に、バンドギャップの広い材料
    からなるバッファ層を形成する工程とを有することを特
    徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】  併設されるトランジスタ間を絶縁する
    ために絶縁物を注入する工程を有することを特徴とする
    請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】  バンドギャップの広い材料からなり
    、ゲートの形成に先だって除去される、伝導層を保護す
    るための保護層を設ける工程を有することを特徴とする
    請求項9記載の方法。
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