JPH04233672A - 画像発生装置 - Google Patents

画像発生装置

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JPH04233672A
JPH04233672A JP3184118A JP18411891A JPH04233672A JP H04233672 A JPH04233672 A JP H04233672A JP 3184118 A JP3184118 A JP 3184118A JP 18411891 A JP18411891 A JP 18411891A JP H04233672 A JPH04233672 A JP H04233672A
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/50Lighting effects
    • G06T15/503Blending, e.g. for anti-aliasing

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  • Computer Graphics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Generation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一連の画素の列を具え
、表示すべき3次元空間の物体の画像を、2次元の規則
的な画素アレイに発生させるための装置であって、該装
置が:前記所望の画像の基本要素に関する幾何学的な表
面の記述を各々具えている複数の基本要素記述子を発生
させるとともに、記憶するための手段と、前記記憶され
た基本要素記述子を用いて、ポイントサンプルされた複
数の中間画素アレイを描写するための手段と、このよう
な描写の各々に対して、前記基本要素とサンプルポイン
トとの間に、異なる所定のオフセットを設けるための手
段と、前記複数の中間画素アレイを結合させ、対応する
フィルタ処理された画素アレイを発生させ、記憶するた
めの手段とを具える画像発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冒頭に述べた種類の装置は、Henry
 Fuch等によるComputer Graphic
s, Vol.19,No. 3(GRAPH 85)
の111 〜120 ページにおける’FastSph
eres, Shadows, Textures, 
Transparencies and Image 
Enhancements in Pixel Pla
nes’、特に、119 及び120 ページの ’S
uccessive Refinement’より既知
である。Fuchによれば、”各画素(xy)をサブ画
素のグリッドに細分化し、各サブ画素のアドレスを(X
+xoffset, y+yoffset)の形態とし
ている。各回毎に、画像をわずかに(xoffset,
yoffset) だけオフセットさせ、画像を数回、
例えば16回発生させる。 このようにして、画素領域中のサンプルポイントが、適
切な分布を形成するようにする。A.xoffset+
B.yoffset を、各ブロードキャストトライプ
ル(broadcast triple)の比例係数C
に加えることで、容易に推移させることができる。2個
の色バッファを用いる。その内一方は、最終的な画像発
生オフセットにより発生する色を記憶するためのもので
あり、他方は、サブ画素グリッドの回りを移動する際の
ランニングアベレージを記憶するためのものである。”
【0003】この方法によって得られるフィルタ処理の
主な目的は、サンプリングプロセスによって生じるエイ
リアスを減少させることにある。顕著なエイリアスは、
画素アレイ軸と相関して傾いている基本要素の端部に現
れる段階構造である。この影響は、基本要素の端部が画
素アレイの軸とほぼ整列している場合に、特に顕著であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな高画質(リアルタイム)画像合成を市場に提供でき
ることが望ましいが、’画素面’ハードウェアのコスト
及び2個のフルフレームカラーバッファを必要とする大
規模メモリによって、Fuchの方法は、一般のハード
ウェアに適用するには、あまりにも高価なものとなって
しまう。
【0005】走査アルゴリズムとして知られている描写
アルゴリズムのクラスは、例えば、E. Catmul
l  ”A Hidden−surface Algo
rithm with Anti−aliasing 
”Computer Graphics Vol.12
,No.3,6−11(GRAAPH 1978) 及
びL. Corpenter, ”the A−buf
fer, an Antialiased Hidde
n Surface Method”, Comput
er Graphics Vol.18, No. 3
,103 〜108(GRAPH 1984) より既
知である。走査アルゴリズムでは、画像は、一回に一画
素列で発生させられる。しかしながら、Catmull
 及びCarpenter により開示されたアンチエ
イリアス  アルゴリズムは、ハードウェア、特に一般
的なハードウェアにおいて実現するには複雑なものであ
る。
【0006】本発明の目的は、既知のシステムと比較し
て、低コストで、さほど複雑ではないハードウェアシス
テムにおいて、ほぼリアルタイムスピードで、アンチエ
イリアス処理された画像の合成を実現せんとするにある
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一連の画素の
列を具え、表示すべき3次元空間の物体の画像を、2次
元の規則的な画素アレイに発生させるための装置であっ
て、該装置が:前記所望の画像の基本要素に関する幾何
学的な表面の記述を各々具えている複数の基本要素記述
子を発生させるとともに、記憶するための手段と、前記
記憶された基本要素記述子を用いて、ポイントサンプル
された複数の中間画素アレイを描写するための手段と、
このような描写の各々に対して、前記基本要素とサンプ
ルポイントとの間に、異なる所定のオフセットを設ける
ための手段と、前記複数の中間画素アレイを結合させ、
対応するフィルタ処理された画素アレイを発生させ、記
憶するための手段とを具える画像発生装置において、前
記発生する前記中間画素アレイを一次元アレイとし、該
中間画素アレイを、第1番目の前記画素列と結合させ、
その後前記画像が完成されるまで、順次に一連の新たな
画素列を順番に結合させることを特徴としている。
【0008】中間画素アレイを、一回に、一列(すなわ
ち、一走査ライン)発生させることによって画素処理段
に、小型、高速メモリを具えるハードウェアを実現する
ことができる。唯一個のフルフレームカラーバッファの
みが必要であり、結果的には、かなりの節約になる。同
時に、かなり簡易なハードウェアで、簡単なポイントサ
ンプル描写を用い、複雑な分析フィルタ処理プログラム
を回避することができる。
【0009】本発明による画像発生装置は、更に、一連
の新たな画素列に対して、基本要素のサブセットを、ア
クティブであると認識するための手段を具えることがで
きる。前記描写手段を配置し、前記アクティブサブセッ
ト以外の基本要素の記述子を無視することで、ムダな処
理努力を節約する。
【00010】描写間に適用される異なるサブ画素オフ
セットによって、種々の基本要素を各々の描写に対して
アクティブにするに際し、このオフセットが基本要素の
端部に亘ってサンプルポイントを採用する場合、アクテ
ィブポリゴン情報の維持に問題が生じる。
【00011】従って、本発明による画像発生装置は、
前記オフセットに基づき、前記基本要素の他のサブセッ
トが、前記新たな列において潜在的にアクティブである
と認識するための手段を更に具えることができる。前記
描写手段は、各オフセットに応答して、選択的に他のサ
ブセットの基本要素をアクティブとして取扱うことがで
きる。
【0012】所定の走査線上の潜在的にアクティブであ
る他の基本要素を、特定の任意のオフセットの大きさに
基づき、識別することによって、行方向の必要な情報と
ともに、走査線アルゴリズムが提供される。この行方向
の必要な情報は、通常アルゴリズムに用いることのでき
ないものであるが、多重描写によるアンチエイリアス 
 フィルタ処理を可能にするのに必要とされる。
【0013】本発明による画像発生装置は、各基本要素
に対して、該基本要素がアクティブである前記一連の画
素列中の前記第1番目の画素列を識別するためのスター
ト列データを発生させるとともに記憶するための手段と
【0014】前記アクティブ基本要素のリストを保持し
つつ、各新たな画素列中の第1番目の任意のアクティブ
基本要素を識別し、アクティブ基本要素のリストに加え
るためのスタート列データを用い、前記リストを更新す
るための手段とを更に具えることができる。前記スター
ト列データが、各画素列に対して、該一連の画素列中の
第1番目の任意のアクティブ基本要素を識別するための
リストを具えることもできる。
【0015】本発明による画像発生装置は、各基本要素
に対して、該基本要素がアクティブである前記一連の画
素列中の最後の画素列を識別するためのエンド列データ
を発生させ、記憶するための手段と、前記識別された最
後の画素列に対する前記複数の中間画素アレイが描写さ
れる際、前記アクティブ基本要素リストから基本要素を
削除するための手段とを更に具えることもできる。本発
明による画像発生装置は、依然として処理の必要がある
前記アクティブ基本要素リストから削除される基本要素
を、1以上の前記オフセットに応答して、アクティブで
あると識別するための削除される基本要素リストを保持
するための手段を具えることもできる。
【0016】逆に、基本要素が実際に終了する列より後
の、アクティブ基本要素リストのある列から基本要素を
削除することによって、所定の走査線上の、潜在的にア
クティブである他の基本要素を識別することができる。 各スパン毎に実行される、基本要素を拒絶すべきか否か
のチェックを施すことによって、このような装置におい
て、削除される基本要素リストを保持しておく必要性を
なくしている。
【0017】各基本要素記述子が他の基本要素記述子の
ポインタのためのポインタ領域を具え、且つ、前記アク
ティブ基本要素リストが、各列毎に、連続しているこの
ようなポインタを用い、前記アクティブ基本要素を連鎖
にリンクさせることによって形成される。前記と同一の
ポインタ領域を前記スタート列データ領域の一部として
用い、前記と同一の列の2個以上の第1番目のアクティ
ブ基本要素を連鎖にリンクさせることができる。前記と
同一のポインタ領域を用いて、基本要素の前記サブセッ
トを連鎖にリンクさせることもできる。
【0018】ジェオメトリック記述子に加えて、各基本
要素記述子及び、各スパン記述子は、基本要素の表面に
亘って、種々の一以上のパラメータの変化を表現するこ
とができる。このようなパラメータは、奥行き(Z) 
、構成座標、及び光の影響に関連するその他のパラメー
タを具えている。最高の画質を提供するために、このよ
うなパラメータは、垂直方向オフセット修正だけでなく
、水平方向端部修正(すなわち、いわゆる”列スタート
修正”)をも必要とする。これは、水平方向スタート位
置の整数画素位置への切捨てを補償するものである。
【0019】従って、本発明における一例では、前記描
写手段が、基本要素記述子を受信するとともに、対応す
る画素列に、基本要素の範囲を各々規定する一連のスパ
ン記述子を発生させるためのスパン発生手段を具え、該
スパン発生手段が:サブ画素の精度を用いて、前記スパ
ンの水平方向スタート位置を計算するための手段と;少
なくとも1個の他のパラメータに対する初期値を計算す
るための手段と;サブ画素の精度を用いて、垂直方向の
オフセット値を受信し、これより、水平方向のスタート
位置のための垂直方向オフセット修正を計算し、前記垂
直方向オフセット修正に従って、前記水平方向スタート
位置を修正するための手段と;前記他のパラメータ初期
値、(i)前記受信された垂直方向オフセットのための
修正及び(ii) 前記修正された水平方向スタート位
置の前記サブ画素部分のための修正に関する計算を行な
い、水平方向スタート位置から整数画素位置への切捨て
を補償するとともに、これらの修正に従って、前記他の
パラメータの初期値を修正すための手段;とを具えてい
る。
【0020】水平方向スタート位置の垂直方向オフセッ
ト修正のために計算される一定の値は、他のパラメータ
の値の修正の計算にも役立てることができる。従って、
本発明における一例では、前記他のパラメータ初期値の
修正前に、前記スパンの前記水平方向スタート位置を修
正し、該修正水平方向スタート位置の小数部分を、前記
修正の計算に使用するために一時的に記憶し、前記他の
パラメータ初期値に適用する。
【0021】他の工夫については、以下の説明及び従属
クレームにおいて述べられている。特に、垂直方向オフ
セット修正及び水平方向端部修正に関する修正の計算を
、同様の方法で行なうことができ、また、適切な動作シ
ーケンスによって、チップ領域を鑑みると高価である、
ある構成要素を、2以上の計算に順次用いることができ
る。
【0022】
【実施例】以下図面を参照して、本発明を実施例につき
説明するに、図1は、3次元物体を2次元ディスプレイ
上に表示する画像表示装置を図式的に示す図である。デ
ータベースモジュール (OBJ)は、各々一群の物体
基本要素として形成される種々の3次元物体を具えてい
る3次元環境のモデル、すなわち、“物体空間”を構成
するデータベースを、記憶、管理する。各基本要素を、
例えば多角形表面又は、彎曲したパッチとすることがで
きる。 これらを、順次、幾何学的記述、例えば、頂点座標と、
色、構成、透明度、表面法線等のような表面の記述とに
よって規定する。光源に関する幾何学的な表面の記述も
含めることができる。他方のモジュール(VEW)は、
例えば、視点の位置、具る方向及び視野の鑑点より視界
空間を規定する。
【0023】トラッカボール、マウス及び/又はキイボ
ードのようなユーザ入力手段(INP)を、ヒユーマン
コンピュータ  インタフェースモジュール(HCI)
 に接続し、ユーザが物体空間内で、物体を処理、修正
あるいはまた、視点、見る方向及びその他の視界空間に
関する特性を処理することができるようにしている。ジ
ェオメトリモジュール (GEOM) は、幾何学的な
変換を行ない、データベースモジュール(OBJ) で
規定される基本要素に関する種々の物体空間の幾何学的
な記述を、視界空間における等価な記述に変換する。一
般的に、これらの変換は、当該技術においてよく知られ
ているような翻訳、回転及び遠近法を具えている。基本
要素に関する表面の記述も、視界空間の照明状態に従っ
て規定される。画像が2次元である一般的な場合、通常
x及びyと称する2次元視界空間中の座標は、スクリー
ンの座標に線型的に対応しているが、一方、第3座標z
は、物体のスクリーンへの奥行きに対応している。
【0024】ジェオメトリ  モジュール(GEOM)
は、視界空間の基本要素記述を、描写モジュール (D
RW)に送信し、描写モジュールが視界空間基本要素記
述を、表示に好適な形態、一般的には、スキャン変換に
よって画像バッファメモリ (ININT)中の画素値
の2−Dアレイに変換する。描写モジュール(DRW)
 は、z座標を用いて、ヒドゥンサーフィスリムーバル
 (hidden surface removal)
 の計算を実行するとともに、シェーディングの計算を
実行する。このようなタスクを実行するための好適な手
段は、当該技術分野において既知である。
【0025】以上において引用されている文献中で、F
uch等が記載している多重描写技術に従って、バッフ
ァ (IMINT)中の画素アレイを、サンプリング化
された画像の中間点としている。表示装置(DIS) 
上に生じる各画像毎に、一組であるN個の中間画像を描
写するとともに、モジュール(OFFS) は、異なる
所定のオフセットを、N個の描写の各々に適用し、各描
写間を、各画素のサンプルポイントが移動できるように
する。画像アキュムレータバッファ(IMACC)は、
中間画像が発生すると同時に、中間画像を足し合わせ、
N回の描写の後、画像アキュムレータバッファ(IMA
CC)は、サンプルポイント分布及び各サンプルポイン
トに加えることのできる重みに従って、フィルタ処理さ
れた画像を有している。
【0026】Fuch等が記載しているように、画像を
順次に改善すると同時に、これらを表示すべき場合には
、バッファ(IMACC) 中に保持される値を正規化
し、各々の描写の真の実行平均を形成できるようにすべ
きである。しかしながら、バッファ(IMACC) が
二重バッファとなっている場合には、全描写が実行され
最終的な平均値が得られた後、中間画素値を単に足し合
わせ、Nで割算することができる。最終的な平均値は、
二重バッファ処理された画像アキュムレータ(IMAC
C) の出力手段に読出される。
【0027】実際には、オフセットを用いて、この固定
サンプルポイントアレイに関連する基本要素を移動させ
ることができる。ところで、簡単のため、逆の状況を説
明している図2では、端部Eと頂点Vとを有している基
本要素Pは、画素領域A,B等の方形アレイに亘って不
変であるとともに、Nは、2個の代表的な画素領域A及
びBの各々の中でドットでマークされているポイントに
おける16個の異なるサブピクセルオフセットアフェク
トポイントサンプリングと等しい。
【0028】画素A及びBにおいて示されているサンプ
ルポイントアレイは同一のものであり、一組であるN(
=16) 個のオフセットによって規定されるサブ画素
アレイに従って、画素アレイの各画素領域毎に繰り返さ
れる。図2のサブ画素アレイが、16個のサブ画素の方
形グリッドの中心に配置されているサンプルポイントの
簡単な例であることがわかる。
【0029】簡単のため、斜線にて示されている基本要
素Pのカラー値が1であり、且つ、背景のカラー値が0
であると仮定すると、図2より、画素Aにおける最終的
な平均値は 7/16 又は 8/16 であり、また
、画素Bにおける最終的な平均値は 5/16 又は 
6/16 となる。これらの小部分は、16個のサブ画
素で量子化される基本要素でおおわれている画素領域の
小部分を示しており、アキュムレータバッファ(IMA
CC) 中の画像は、少なくともおおよそはアンチエイ
リアスフィルタ処理されている。
【0030】アンチエイリアス処理には問題がある。こ
れは、画像のある特徴に対して、他の特徴よりもより顕
著である。特に、端部Eのように、ほんのわずか画素ア
レイの座標軸に対して傾きを有している端部では、かな
り明らかな階段効果が生じる傾向にある。このことは、
端部Eが例えば位置E′及びE″へと連続的な画像とし
て移動するにつれて、端部Eに沿ってハイスピードで階
段のステップが動くように見える場合、特にモーション
ピクチャー画像シーケンスに妨害をきたす。
【0031】図2は、一般的に最もエイリアスが目立つ
場合、特に、サンプルグリッドパターンがこれら16個
のポテンシャル量子化レベルをいかに非能率的に用いて
いるかを示している。基本要素端部Eが位置E′に移動
する際、フィルタ処理された色の値は、依然として16
個中の8個で一定である。従って、E′とE″との間の
小さなスペースで、前記値が4レベル急に上がり、16
個中の12個となる。事実上、関連する端部が水平又は
垂直に近づくにつれて、N(=16)個の潜在的に利用
することのできる量子化レベルは、実際には、わずかに
√N(=4)個に低下し、16個の描写中に12個は、
優れたフィルタ処理が最も必要な状況下において、事実
上余分なものとなってしまう。我々の同時係属英国第9
014528.5 号特許出願(PHB 33649)
では、新規な一連のサンプリングアレイを開示している
。このアレイは、非規則的又は、規則的ではあるが画素
の列と整列していないポイントのアレイを設けることで
、より効果的に量子化レベルを用いている。このため、
ポイントの投写は、√Nよりも多くのポイントにおいて
、画素軸と交差する。本発明は、従来の技術である規則
的なサブ画素アレイと、上記にて引用されている同時係
属出願にて開示されている特別なサブ画素アレイとに、
等しく適用できる。
【0032】図3は、2次元ディスプレイに3次元空間
中の物体を表わしている画像を表示するための本発明に
よる表示装置を略ブロック形式で示している。画像は、
走査線アルゴリズムによって生じ、アンチエイリアスフ
ィルタ処理を行なうために、画像の多重描写ができるよ
うに配置される。
【0033】図1にて示されている装置では、データベ
ースモジュール(OBJ) が、一群の物体基本要素と
して各々形成される種々の3次元物体を具える3次元環
境のモデル、すなわち“物体空間”を形成するデータベ
ースを記憶、管理する。もう一方のモジュール(VEW
)は、例えば視点の位置、見る方向及び視野の鑑点より
視界空間を規定する。トラッカボール、マウス及び/又
はキイボードのようなユーザ入力手段(INP)を、ヒ
ーマンコンピュータインターフェース(HCI) に接
続し、ユーザが物体空間内で物体を処理若しくは修正、
又は、視点、見る方向及びその他の視界空間に関する特
性を処理することができるようにしている。ジェオメト
リモジュール(GEOM)は、幾何学的な変換を行ない
、データベースモジュール(OBJ) で規定される基
本要素に関する種々の物体空間の幾何学的な記述を、視
界空間の等価な記述に変換する。 これらの記述は、ジェオメトリモジュール(GEOM)
の一部分を構成する基本要素記憶装置(PST) に記
憶される。スパンジェネレータ(SPGN)とスパンプ
ロセッサ(SPPR)とは、オフセットジェネレータ(
OFGN)と相俟って、図1のモジュール(DRW) 
及び (OFFS) と等価なものである。
【0034】走査線アルゴリズムによって、一回に、通
常、上部から底部へ、一画像線が発生する。スクリーン
ラインを処理する間、記載されている例ではポリゴン(
多角形)であるが、前記ラインに寄与するすべての基本
要素に関する情報が利用可能でなければならない。この
ことは、アクティブ  ポリゴン(Polygon)リ
スト(APL) と称する、すべての寄与するポリゴン
に関するリンクされたリストを用いることで達成される
。あるスクリーンラインから、次のいくつかのポリゴン
への移動が、何ら画像に寄与しない場合、これらは、リ
ストから消去されるはずである。一方、その他は、寄与
し始め、足し合わされはずである。ポリゴンがリスト中
に現れる順番は、全く問題にならない。リストが、現在
のラインを部分的におおっているすべてのポリゴンを正
確に記録していることのみが必要である。
【0035】アクティブポリゴンリストを構成するため
に、画像を形成する、すべての2次元ポリゴンのデータ
表が、前記画像の任意の画素が発生する以前に、組立て
られる。これを、図1にて示されているような非走査線
システムと対比する。非走査線システムでは、一回に一
個のポリゴンが、3次元表現から2次元画素へと処理さ
れる。各スクリーンラインに対して一個づつ、3次元多
角形がバケットに分類される場合、単に適切なバケット
リストをアクティブポリゴンリスト(APL) に加え
ることによって、新たな多角形がアクティブポリゴンリ
スト(APL) に加えられる。図5は、メモリ PS
T中のこの構成を示している。
【0036】図5に示されているように、走査線0,1
,−−−−− Lでスタートするポリゴンのバケットリ
ストを指示しているメモリバンク0,1,−−−−− 
Lを設ける。これらのYバケットは、所定のラインYで
スタートするポリゴンのリンクされたリストを具えてい
る。図5では、ラインY=0において、2個のポリゴン
がスタートすることが示されている(1st及び2nd
) 。各ポリゴンに対して、スタートライン(STY)
 及びエンドライン(EDY) は、端部傾斜及びスタ
ートラインにおけるX値とともに記憶される(これは、
図4に示されている三角形の基本要素の場合、単一の値
となる)。更に、奥行きの値(z)及び表面の特性も記
憶される。
【0037】1フレームを処理するためのスキャンジェ
ネレータ(SPGN)の基本的なアルゴリズムは、以下
に示す通りである:各々のYに対して、 Yバケッとに新しいエントリがある場合新しいエントリ
をアクティブポリゴンリストに加えるアクティブポリゴ
ンリストの各ポリゴンに対して、スパン記述子を発生さ
せる ラインがEDYの場合ポリゴンをアクティブポリゴンリ
ストから削除する。 ラインがEDYでない場合端部をインクリメントする。
【0038】このようにして、最小のYの値に基づきす
べてのポリゴンが、Yバケットに分類された後、スパン
ジェネレータ(SPGN) は、最小のスクリーンYか
ら、最大のスクリーンYへと、すなわち上部から底部へ
と、スクリーンを考察する。各ライン毎に、スパンジェ
ネレータ(SPGN)スパン記述子(SD)を、前記ラ
インの各ポリゴン毎にスパンプロセッサ(SPPR)に
伝送する。スパンプロセッサは、画素を単一ライン画像
バッファ(LIMINT)に送り、このバッファが、中
間画素値を記憶する。スパンジェネレータ(SPGN)
は、各走査線を処理する以前に更新されるアクティブポ
リゴンのリストを保持する。通常、新しいYバケットの
ポリゴンがリストに加えられ、いくつかの古いものが削
除される。残っている古いポリゴンは、この段で垂直傾
斜によってインクリメントされるすべての端部の値を有
している。
【0039】任意のスクリーンラインY=Lにおいて、
リンクされたポリゴンのバケットが存在する。これは、
ナルポインタ、すなわち、アドレスゼロを指示している
ポインタで終了する。スパンジェネレータ(SPGN)
中のプロセッサは、アクティブポリゴンリストを保持す
る。現行のラインにおいて、プロセッサは、まずバケッ
トLをアクティブポリゴンリストに加え、ポリゴンを採
り入れる。このことは、まず、バケットLのスタートア
ドレスを、アクティブポリゴンリストのナルボインタに
書き込むことによって、このラインで開始する。この時
、バケットLのナルボインタは、アクティブポリゴンリ
ストの新しいナルボインタを形成する。この時、スパン
ジェネレータは、アクティブポリゴンリストを考察し、
各ポリゴン毎に、スパン記述子 (SD) を発生させ
る。スパン記述子(SD)、開始及び終了x値、奥行き
すなわちz値、色、明暗値等である。このスパン記述子
は、独立のスパンプロセッサ(SPPR)に送られ、こ
のプロセッサは、画素値をラインバッファ(LIMIN
T)に書き込む。必要ならば、例えばzバッファアルゴ
リズムによって、この段で、隠れている表面除去も行な
われる。スパンジェネレータ(SPGN)は、次のスク
リーンラインの準備として、適切な傾斜値によって、各
ポリゴン記述子のx−left値及びx−right 
値もインクリメントする。
【0040】Yバケットポリゴンリストに割当てられる
べきメモリ量は、シーンのポリゴンの総数及びデータ構
造の複雑さに依存している。多重構成マップを用いる精
巧な描写プログラムは、シンプルなグラウド(Gour
aud) シェーディドポリゴンよりもかなり多くの記
憶容量を必要とする。ポリゴンリストは、2個の異なる
リンクされた構造、すなわち、Yバケットリンクリスト
及びアクティブポリゴンリンクリストを同時に保持する
。しかしながら、これらのリストは同時に必要とされな
いので、同一のポインタ領域を同時に両者に適用するこ
とができる。
【0041】メモリ中に、Yバケットを指示しているエ
ントリを具えているスクリーン(0,1−−−−− L
)のライン数と等しいサイズのアレイ、すなわち各ライ
ンで開始するリンクされたポリゴンリストを設ける。ア
クティブポリゴンリスト(APL) 中にも、第1ポリ
ゴン構造を指示しているポインタすなわち APLスタ
ートを設ける。この構造を用いて、アクティブポリゴン
リスト(APL) を保持する。この構造において注目
すべき領域は、リンクポインタのみである。図5は、第
1スクリーンラインを処理する前のフレームポリゴンメ
モリの内容を示している。
【0042】最初に、APLスタートのリンクポインタ
領域は、ナルを指示している。スクリーンラインゼロの
ためのYバケットエントリは、リンクポインタ領域によ
ってリンクされる2個のポリゴンのリストを指示してい
る。第2ポリゴンは、ナルを指示している。新しいYバ
ケットは、各スクリーンラインのスタート時に、アクテ
ィブポリゴンリストに加えられる。バケットが空の場合
には、最後にポリゴンのナルリンクポインタは、ナルポ
インタで、バケットアレイエントリから単にオーバライ
トされるにすぎない。
【0043】Fuch等によって開示されているアンチ
エイリアスフィルタリング機構によれば、フレーム中の
すべてのポリゴンは、多数回、累積バッファに送られる
。各々の描写は、サブ画素xオフセット及びyオフセッ
トの異なる対を有している。すべてのx及びyポリゴン
構成位置が処理され、分数の正確性が保持されている。 最終的には、アンチエイリアシング効果を用いて、画像
の空間的フィルタ処理を行う。定義により処理される走
査ラインが、ライン−バイ−ライン(line−by−
line) の原理に基づき発生する。また、サブ画素
のxオフセットは容易に処理することができるが、yオ
フセットによって、一つの走査線が、次の走査線に影響
を与えることとなる。このことは、既知の走査線アルゴ
リズムを用いても不可能である。
【0044】図4は、通常のポジション1及び2個の起
こりうるオフセットポジション2及び3における三角形
を示している。走査線A〜Dにおいて、ポジション2及
び3に対するスパンの新たな制限 xleft及びxr
ightを、オフセット値Nx及びNyより、計算する
ことができる。値Nxは、単にxleft及び xri
ght に加えられ、Ny には、端部の傾きがかけら
れ、引き算を行う前に、水平方向へのオフセットに変換
される。すなわち;xleft (new) = xl
eft+Nx−Nyδxleftxright(new
) = xright +Nx−Nyδxright各
オフセットに従って修正される xleft及び xr
ight の値を用いて各スパンが多数回、スパンプロ
セッサ(SPPR)に送られる。
【0045】多重描写によってアンチエイリアスフィル
タ処理を行なうために、各スパン記述子を、多数回、ス
パンプロセッサ(SPPR)に送る必要がある。水平方
向(すなわちx)のオフセットに関しては、この問題は
ないが、垂直方向(すなわちy)のオフセットに関して
は、多くの問題がある。走査線Aにおいて、これらのオ
フセットによって、走査はゼロ若しくは負の長さまで低
減される。厳密に言えば、ポリゴンは、ラインDで終了
するが、ポジション3にオフセットする場合、ラインE
にも描写する必要がある。第1の問題は、ゼロ若しくは
負のスパンを検出するとともに、このスパンを、スパン
ジェネレータ(SPPR)に供給している間又は、供給
する以前に、前記スパンを拒絶することによって解消す
ることができる。第2の問題は、アクティブポリゴンリ
スト(APL) と同様に、デリーティドポリゴンリス
ト(DPL) を保持することによって、この実施例に
よって解消される。 デリーティドポリゴンリスト(DPL) は、先の走査
線の処理中に削除されるすべてのポリゴンを採用するこ
とで構成される。従って、ポリゴンリスト(DPL) 
は、次の走査線及び、これに関する削除されるポリゴン
が記憶された後、消去される。このようにして、デリー
ティドポリゴンリストは、先行するラインのアクティブ
ポリゴンリストから削除されるこれらすべてのポリゴン
を具えている。
【0046】図6は、スクリーンラインLの処理のため
のフレームポリゴンメモリの内容を示す図である。これ
は、ラインOでスタートし、ラインL−1で終了すると
ともに、ラインLで削除されるポリゴンリスト DPL
を具える第1及び第2ポリゴンを示している。ポリゴン
が同一のラインでスタートし、終了する必要がないこと
に注意すべきである。例えば、第1ポリゴンがラインL
−1で終了しさえすれば、削除されるポリゴンリストは
、第1ポリゴンのみを具え、第2ポリゴンにリンクされ
る代わりに、ナルポインタを出力する。更に2個のポリ
ゴン、すなわち、第3及び第4ポリゴンがラインLでス
タートし、これらがアクティブポリゴンリストAPL 
に加えられることもわかる。この例では、アクティブポ
リゴンリスト中にわずかに2個のポリゴンが存在するに
すぎないが、一方、このことは、必ずしも必要ではなく
、また、通常のことでもある。その理由は、先行するラ
インでスタートしたその他のポリゴンが依然として存在
するからである。この場合、第3及び第4ポリゴンは、
単にこれらを先行するYバケットのナルポインタにリン
クさせることによって、リストに加えられるにすぎない
【0047】多重描写によってアンチエイリアスフィル
タリングを行なう際、スパンジェネレータ(SPGN)
によって実行される高レベルアルゴリズムは、以下に示
す通りである;各々のYに対して新しいYバケットを、
アクティブポリゴンリストに加える。第1オフセットを
選択する。最後の描写を除く、すべての描写に対して、
削除されるポリゴンリスト中のすべてのポリゴンに対し
て、スパンを発生させる。アクティブポリゴンリスト中
のすべてのポリゴンに対して、スパンを発生させる。ラ
インバッファに蓄積する次のオフセットを選択する。削
除されるリスト中のすべてのポリゴンに対して、スパン
を発生させる。デリーティドポリゴンリストを消去する
。アクティブリスト中のすべてのポリゴンに対して、ポ
リゴンの第1スパンの場合、わずかにポリゴンを次のス
クリーンラインへインクリメントするポリゴンの第1ス
パンでない場合スパンを発生させるポリゴンを1スクリ
ーンラインインクリメントするポリゴンの最終スパンの
場合ポリゴンをデリーティドポリゴンリストに加えるラ
インバッファに蓄積するラインアキユムレータをフレー
ムバッファに移す上記高レベルアルゴリズムは、ある点
に関して、y方向のオフセットに関連して発生す問題を
考慮するのに適しているはずである。デリーティドポリ
ゴンリストと関連する“スパンを発生させる”とのステ
ートメントは、垂直方向オフセットNy +(EDY 
の小数部分) =1の場合にのみ実行される。これは、
ポリゴンの一部分を現在の走査ラインへと送るための必
要条件である。
【0048】2個のポリゴンが垂直方向に接近している
場合、すなわち、アンチエイリアスされるシステム中で
両者が合致する場合スクリーンライン上に両者を表示せ
ず、その他のスムースな画像に対して顕著なエラーを除
く必要がある。本発明の実施例において、このことを達
成するために、ポリゴンの第1ラインを表示しない。こ
のことによって、ある小数の垂直位置でスタートするポ
リゴンの第1スパンに、垂直方向のオフセットを与える
際に生じる問題を解消することができ有利である。垂直
方向のオフセットの水平方向のシフトであるxleft
 及び xright への変換は、これらの場合には
、うまく作用しない。すなわち、三角形の頂点が第1ラ
インである場合、xleft と xright とを
交換し、負のスパン長を発生させる。しかしながら、垂
直方向のオフセットによって、ポリゴンの第1スパンが
次の表示行 (すなわち、スクリーンライン) に生じ
る際、依然として処理を施す必要性がある。これらのス
パンは、STY の後ただちにスクリーンラインに適用
される以下のテストを用い、検出されるとともに拒絶さ
れる。
【0049】 (STYの整数部分)=Y−1  且つ(STYの小数
部分)+Ny =1の場合、スパンを拒絶する。 このテストを、ポリゴンの第1ラインが表示されない条
件と結びつけ、以下のテストが与えられる。(STY+
Ny)の整数部がYの場合、スパンを拒絶する。スクリ
ーンラインが処理されるにつれて徐々に進展するアクテ
ィブポリゴンリスト(APL) とは異なり、デリーテ
ィドポリゴンリスト(DPL)は、各々スクリーンライ
ン毎に、消去されるとともに再構成される。しかしなが
ら、アクティブリスト及びデリーティドリストの両方に
、同時にポリゴンが存在しないので、両方の目的のため
に、ポリゴン記述子中に同一のリンクポインタを用いる
ことができる。
【0050】ポリゴンからスパンを発生させることに加
え、各スクリーン毎に、ポリゴンのすべてのパラメータ
を垂直方向にインクリメントさせる必要もある。このこ
とは、各ラインの最後の描写を発生させると同時に行な
われる。従って、最初の(n−1)個の描写は、単に、
現行のアクティブ (APL)及びデリーティド(DP
L) ポリゴンリストのためのスパンの発生を伴うにす
ぎない。各描写が実行され、ラインバッファ(LIMI
NT)に記憶され、ラインアキュムレータ(LIMAC
C)に加えられる。最後の描写では、まず、デリーティ
ドポリゴンリスト(DPL) からスパンを発生させ、
その後、再構成の準備として、デリーティドポリゴンリ
スト(DPL) を消去する。この際、アクティブポリ
ゴンリスト(APL) が処理される。すなわち、スパ
ンが発生し、完成されたポリゴンがアクティブポリゴン
リスト(APL) から新たなデリーティドポリゴンリ
スト(DPL) へと移される。最終的に、ラインアキ
ュムレータバッファ(LIMACC)が蓄積され、最終
的に得られるアンチエイリアスフィルタ処理された画像
ラインが、ラインアキュムレータ(LIMACC)から
フレームバッファに伝達される。
【0051】考慮すべきポリゴンの処理に関するその他
の事柄としては、xleft , xright ,z
left 等のパラメータが垂直方向に増大する場合、
整数画素位置での正しい値が必要とされるということで
ある。ポリゴンの STY値が小数部分を有しているの
で、最初の垂直方向へのインクリメントを用いて、ポリ
ゴンを整数yグリットに一致させる。すなわち、全スク
リーンラインだけ、インクリメントされるのではなく、
1−〔STY の小数部分〕だけインクリメントされる
【0052】図7は、図3にて示すスパンジェネレータ
SPGNを更に詳細に示す図である。上記にて説明した
ように、このスパンジェネレータは、基本要素記述子P
Dを(図3にて示す)基本要素記憶装置 PSTから受
信するとともに、スパン記述子(SD)をスパンプロセ
ッサ SPPR に供給する。スパンジェネレータSP
GNを、図7で点線にて示すオフセットジェネレータ 
OFFGNにも接続する。
【0053】スパンジェネレータSPGNは、垂直方向
インクリメンティング回路 VINC と、オフセット
修正回路 600とを具えている。この回路600 は
、3個の2−1マルチプレクサ60, 62及び64と
、5個の一時的記憶レジスタ66, 68, 70, 
72及び74と、乗算回路76と、2個の減算回路78
及び80と、加算回路82とを具えている。選択信号を
マルチプレクサに供給し、クロック信号をレジスタに供
給する等のための順次の制御回路は、図示されてはいな
いが、当業者にとっては当然のことである。
【0054】垂直方向インクリメンタVINCに供給さ
れる各基本要素記述子PDは:スタート行 STY及び
エンド行 EDYの値と;xleft 及びxrigh
tのスターティング値(基本要素の左側端部位置及び右
側端部位置)と;y(垂直方向位置座標)に対するこれ
ら端部の傾きδxleft 及びδxrightとを具
えている。基本要素記述子は、zleft の初期値も
具えている。この値は、基本要素の左側端部における奥
行き座標zの値である。yに対する部分的な微分δzl
eft 及びδz/δx も含まれている。さらに、実
際の例では、記述子PDに、より多くのパラメータを含
め、(x及びyの部分的な微分を伴う)座標軸u及びv
を作成するも、シェーディング効果に用いられる光源の
値又は表面法線の値のようなパラメータを具えることも
できる。
【0055】所定の基本要素に関して、垂直方向のイン
クリメンタVINCは、yに対する端部の傾き及び部分
的な微分を用い、現在のスパンに対するスタート位置x
left 及びエンド位置 xright を更新しつ
つ、STY からEDY に至る行をステップするとと
もに、回路600 に、スパンプロセッサSPPR(図
3)に送られるスパン記述子SDを形成するのに必要と
される値 xleft , xright , zle
ft , δz/δx を供給する。オフセットNx 
, Ny の追加を容易にするとともに、更に、zle
ft の垂直方向オフセット修正及び水平端部修正がス
パン記述子SD中に含まれるにうにするために、値δx
left , δxright及びδzleft も供
給する。回路中の結線数を減少させるために、これらの
値は、図7の61にリストされている順番で順次に供給
される。
【0056】サブ画素オフセットNx , Ny 及び
修正を含めるために、マルチプレクサ60をスイッチし
、加算器82の出力端子を、スパンプロセッサSPPR
に接続し、SPPRが図7の63にリストされているよ
うな一連の修正値 xleft(new) , xri
ght(new) 等を受信できるようにしている。オ
フセット修正回路600によって修正されるこれらの値
の処理方法及び発生を記述する。
【0057】すでに述べたように、xleft(new
)及び xright(new)を規定する方程式は、
以下に示す通りである;xleft(new)= xl
eft+Nx −Ny δxleft , xrigh
t(new) = xright +Nx −Ny δ
xright  レジスタ66及び68は、オフセット
ジェネレータOFGNから受信される水平方向及び垂直
方向のオフセット値Nx 及びNy をそれぞれ記憶す
る。Ny ・δxleft 及びNy δ・xrigh
tの項は、水平方向のオフセット修正(VOC) 項で
あり、レジスタ70は、所定の時刻におけるVOC 項
を所定の時刻に一時的に記憶する。
【0058】高い(サブ画素の)正確性を得るために、
xleft(new)を発生させるが、xleft(n
ew) の小数(サブ画素)部分は、スパンプロセッサ
SPPRの水平方向のインクリメントによって無視され
る。基本要素において、z,u又はvのような他の幾つ
かのパラメータが挿入される場合には、この整数値xへ
の切捨てによって、問題が生じる。例えば、行のスター
ト位置で計算されるzの値は、極めて正確にxleft
 の値に合致しているが、切捨てられた値とは合致して
いない。このzのエラーによって、基本要素間に不完全
な交差及び、隠れている表面のスプリアス“ポークスロ
ウ(poke−throughs) ”の原因となり得
る。同様に、構成軸u,vの打切り誤差によって、小さ
いけれども視覚的に目立つ不連続性が構成パターンの作
成に生じうる。
【0059】水平方向の端部修正値 HEC(z)は、
方程式: HEC(z) = (1−frac(xleft(ne
w) ) ・δz /δx に従って計算され、zle
ft に加算される。ここで、frac(xleft(
new) ) は、修正された水平方向スタート位置 
xleft(new) の小数 (サブ画素) 部分で
ある。値の小数部分は、一般的に、全16〜32ビット
のうち4個の最小有効ビットを具えることができ、これ
は、画素アレイのサイズ及び必要とされるサブ画素の正
確性に依存している。 垂直方向のオフセット修正値Ny ・δzleft を
含め、zleft(new)の正しい方程式は: zleft(new)=zleft +(1−frac
(xleft(new) ) ・δz /δx   −
Ny ・δzleft となる。この方程式は、Nx の代わりに、水平方向端
部修正項 HEC(z) を用い、上記にて示すxle
ft(new)の方程式と、その形態において類似して
いることがわかる。更に、要求される xleft(n
ew) の小数部分は、xleft(new)の整数部
分と同時に発生させられるあるいはまた、発生しうるも
のである。xleft(new)の整数部分は、すでに
スパンプロセッサよって要求されている。
【0060】図7のスパンジェネレータは、この類似性
及び、frac(xleft(new) )の利用可能
性を有し、xleft(new)及びxright(n
ew)を発生させるのに用いられるのと同一の回路を実
質的に用いて、zleft の修正を行なうのに有利で
ある。このことは、マルチプレクサ60〜64及び記憶
レジスタ70〜74の動作を、垂直方向のインクリメン
タVINCの出力端子でシーケンシャルに7個の値を用
いるのに、同期させることによって、達成される。これ
ら7個の動作段に、(1) 〜(7) の番号を付け、
以下で順番に説明する。これらの動作段のインクリメン
タVINCによって与えられる値のシーケンスを図7の
61に示し、スパンプロセッサに供給されるシーケンス
な値を図7の63で示す。サイクル2,4,5及び7で
与えられる値は、スパン記述子SDを構成するが、括弧
内の値(サイクル1,3及び6)は不必要であり、スパ
ンプロセッサによって無視される。(1) 〜(7) 
の各々のステージにおける動作は、以下の通りである: (1)   マルチプレクサ62を介してレジスタ68
より受信されるオフセットNy と、インクリメンタV
INCから受信されるδxrightとは、マルチプレ
クサ76の入力端子に供給される。このようにしてマル
チプレクサ76の出力端子は、レジスタ70に記憶され
るVOC(xright) を伝送する;(2)   
78において、マルチプレクサ64を介してレジスタ6
6から受信される水平方向のオフセットNx から、レ
ジスタ70に記憶される VOC(xright)を減
算する。その差は、82において、水平方向インクリメ
ンタVINCから受信されるもとのxright値に加
えられる;このようにして、加算器82の出力端子は、
修正された xright(new)を伝送する。この
修正された xright(new)の少なくともその
整数部分は、マルチプレクサ60を介して、スパン記述
子SDの第一部分としてスパンプロセッサに転送される
;(3)   δxleft がインクリメンタVIN
Cから受信される。 VOC (xleft) =Ny ・δxleft は
、レジスタ70に記憶される; (4)  xleftは、インクリメンタVINCから
受信され、xleft(new)は、加算器82によっ
て発生し、スパンプロセッサSPPRに転送される;同
時に、xleft(new)の小数部分すなわち fr
ac(xleft (new) )は、レジスタ74に
記憶される; (5)   80で、1から frac (xleft
 (new))を減算し、マルチプレクサ62を介して
乗算器76に供給する:乗算器76は、インクリメンタ
VINCからδz /δx を受信するとともに、水平
方向のzの端部修正値 HEC(z) =(1−fra
c(xleft(new)) ・δz /δx を発生
させる。この値は、レジスタ72に記憶される;δz 
/δx は、マルチプレクサ60によってスパンプロセ
ッサに転送される;(6)   76で、Ny とδz
left とが乗算され、垂直方向のzのオフセット修
正値VOC(z)を構成する。この値は、レジスタ70
に記憶される; (7)  zleft(new) は、HEC(z)か
ら VOC(z) を減算するととも、インクリメンタ
VINCから受信されるものとの値 zleftを加算
することによって、発生する。この値は、マルチプレク
サ60を介して、スパンプロセッサ(図3)に供給され
る。
【0061】frac (xleft(new) )が
レジスタ74に残っている限り、水平方向の端部修正及
び垂直方向のオフセット修正を、インクリメンタVIN
Cによって供給される適切な値を用いて、サイクル(5
),(6),(7) を繰返すことによって、任意の数
のその他のパラメータ(u,v,表面法線等)に適用す
ることができる。構成要素72, 74,62及び64
と、幾つかの付加的な編成とが、水平方向の端部修正に
必要とされ、その他の構成要素 (特にマルチプレクサ
76) は、垂直方向の xleft及び xrigh
t のオフセット修正のためのものである。更に、マル
チプレクサ76に用いられるファクタの一つは、常にお
そらく4ないし5ビット小数である。各々16〜32ビ
ットの2個の高精度数のための汎用乗算器を設ける必要
はない。
【0062】本発明は、ここに開示されている実施例に
限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲内で種
々の変形又は変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】多重描写によってアンチエイリアスフィルタリ
ングを実行するのに好適な2次元画素アレイに、ディス
プレイの3次元空間中の物体の像を発生させるための装
置を示すブロック図である。
【図2】多重描写によるアンチエイリアスフィルタリン
グの原理を示す図である。
【図3】2次元画素アレイに、ディスプレイの3次元空
間中の物体の像を発生させるための、本発明による装置
の一例を示す図である。
【図4】図3の装置にて、多重描写によるアンチエイリ
アスフィルタリングの原理を示す図である。
【図5】図3にて示されている装置中のメモリ編成を示
す図である。
【図6】図3にて示されている装置中のメモリ編成を示
す図である。
【図7】本発明による装置中のスパンジェネレータの一
部を示すブロック図である。
【符号の説明】
60, 62, 64  マルチプレクサ66, 68
, 70, 72, 74  レジスタ76  乗算回
路 78, 80  減算回路 82  加算回路 600   オフセット修正回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一連の画素の列を具え、表示すべき3
    次元空間の物体の画像を、2次元の規則的な画素アレイ
    に発生させるための装置であって、該装置が:前記所望
    の画像の基本要素に関する幾何学的な表面の記述を各々
    具えている複数の基本要素記述子を発生させるとともに
    、記憶するための手段と、前記記憶された基本要素記述
    子を用いて、ポイントサンプルされた複数の中間画素ア
    レイを描写するための手段と、このような描写の各々に
    対して、前記基本要素とサンプルポイントとの間に、異
    なる所定のオフセットを設けるための手段と、前記複数
    の中間画素アレイを結合させ、対応するフィルタ処理さ
    れた画素アレイを発生させ、記憶するための手段とを具
    える画像発生装置において、前記発生する前記中間画素
    アレイを一次元アレイとし、該中間画素アレイを、第1
    番目の前記画素列と結合させ、その後前記画像が完成さ
    れるまで、順次に一連の新たな画素列を順番に結合させ
    ることを特徴とする画像発生装置。
  2. 【請求項2】  一連の新たな画素列に対して、基本要
    素のサブセットを、アクティブであると認識するための
    手段を更に具えていることを特徴とする請求項1に記載
    の画像発生装置。
  3. 【請求項3】  前記オフセットに基づき、前記基本要
    素の他のサブセットが、前記新たな列において潜在的に
    アクティブであると認識するための手段を具えているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の画像発生装置。
  4. 【請求項4】  各基本要素に対して、該基本要素がア
    クティブである前記一連の画素列中の前記第1番目の画
    素列を識別するためのスタート列データを発生させると
    ともに記憶するための手段と、前記アクティブ基本要素
    のリストを保持しつつ、各新たな画素列中の第1番目の
    任意のアクティブ基本要素を識別し、アクティブ基本要
    素のリストに加えるためのスタート列データを用い、前
    記リストを更新するための手段とを更に具えていること
    を特徴とする請求項2または3に記載の画像発生装置。
  5. 【請求項5】  前記スタート列データが、各画素列に
    対して、該一連の画素列中の第1番目の任意のアクティ
    ブ基本要素を識別するためのリストを具えていることを
    特徴とする請求項4に記載の画像発生装置。
  6. 【請求項6】  各基本要素に対して、該基本要素がア
    クティブである前記一連の画素列中の最後の画素列を識
    別するためのエンド列データを発生させ、記憶するため
    の手段と、前記識別された最後の画素列に対する前記複
    数の中間画素アレイが描写される際、前記アクティブ基
    本要素リストから基本要素を削除するための手段とを具
    えていることを特徴とする請求項3に記載の画像発生装
    置。
  7. 【請求項7】  依然として処理の必要がある前記アク
    ティブ基本要素リストから削除される基本要素を、1以
    上の前記オフセットに応答して、アクティブであると識
    別するための削除される基本要素リストを保持するため
    の手段を具えていることを特徴とする請求項6に記載の
    画像発生装置。
  8. 【請求項8】  各基本要素記述子が他の基本要素記述
    子のポインタのためのポインタ領域を具え、且つ、前記
    アクティブ基本要素リストが、各列毎に、連続している
    このようなポインタを用い、前記アクティブ基本要素を
    連鎖にリンクさせることによって形成されることを特徴
    とする請求項6に記載の画像発生装置。
  9. 【請求項9】  前記と同一のポインタ領域を前記スタ
    ート列データ領域の一部として用い、前記と同一の列の
    2個以上の第1番目のアクティブ基本要素を連鎖にリン
    クさせることを特徴とする請求項8に記載の画像発生装
    置。
  10. 【請求項10】  前記と同一のポインタ領域を用いて
    、基本要素の前記サブセットを連鎖にリンクさせること
    を特徴とする請求項8又は9に記載の画像発生装置。
  11. 【請求項11】  前記描写手段が、基本要素記述子を
    受信するとともに、対応する画素列に、基本要素の範囲
    を各々規定する一連のスパン記述子を発生させるための
    スパン発生手段を具え、該スパン発生手段が:サブ画素
    の精度を用いて、前記スパンの水平方向スタート位置を
    計算するための手段と;少なくとも1個の他のパラメー
    タに対する初期値を計算するための手段と;サブ画素の
    精度を用いて、垂直方向のオフセット値を受信し、これ
    より、水平方向のスタート位置のための垂直方向オフセ
    ット修正を計算し、前記垂直方向オフセット修正に従っ
    て、前記水平方向スタート位置を修正するための手段と
    ;前記他のパラメータ初期値、(i)前記受信された垂
    直方向オフセットのための修正及び(ii)前記修正さ
    れた水平方向スタート位置の前記サブ画素部分のための
    修正に関する計算を行ない、水平方向スタート位置から
    整数画素位置への切捨てを補償するとともに、これらの
    修正に従って、前記他のパラメータの初期値を修正すた
    めの手段;とを具えていることを特徴とする請求項1〜
    10のいづれか一項に記載の画像発生装置。
  12. 【請求項12】  前記他のパラメータ初期値の修正前
    に、前記スパンの前記水平方向スタート位置を修正し、
    該修正水平方向スタート位置の小数部分を、前記修正の
    計算に使用するために一時的に記憶し、前記他のパラメ
    ータ初期値に適用することを特徴とする請求項11に記
    載の画像発生装置。
  13. 【請求項13】  前記水平方向スタート位置又は、任
    意の他のパラメータ初期値のいづれか一方を修正する以
    前に、前記スパンの水平方向エンド位置が計算及び修正
    されることを特徴とする請求項11又は12に記載の画
    像発生装置。
  14. 【請求項14】  前記水平方向スタート位置及び前記
    他のパラメータ初期値の前記修正を計算するための前記
    手段が、所定のシーケンスの前記水平方向スタート位置
    及び他のパラメータ初期値を受信し、前記修正の前記計
    算を行なうのに使用する前記値のそれぞれの微分と交互
    配置を行なう演算回路を具えていることを特徴とする請
    求項11,12又は13のいづれか一項に記載の画像発
    生装置。
  15. 【請求項15】  前記演算回路が、前記水平方向スタ
    ート位置及び前記他のパラメータ初期値の両方の修正を
    順番に計算するのに用いられる乗算器を具えていること
    を特徴とする請求項14に記載の画像発生装置。
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