JPH04232252A - ディスペーサーカソード用のスパッタリングされたスカンジュウム酸化物被覆およびその製造方法 - Google Patents

ディスペーサーカソード用のスパッタリングされたスカンジュウム酸化物被覆およびその製造方法

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JPH04232252A
JPH04232252A JP3174134A JP17413491A JPH04232252A JP H04232252 A JPH04232252 A JP H04232252A JP 3174134 A JP3174134 A JP 3174134A JP 17413491 A JP17413491 A JP 17413491A JP H04232252 A JPH04232252 A JP H04232252A
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JP
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scandium oxide
barium
layer
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oxide
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JP3174134A
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Robert T Longo
ロバート・ティー・ロンゴ
Mario A Barillas
マリオ・エー・バリラス
Ralph Forman
ラルフ・フォーマン
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Raytheon Co
Original Assignee
Hughes Aircraft Co
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J1/02Main electrodes
    • H01J1/13Solid thermionic cathodes
    • H01J1/20Cathodes heated indirectly by an electric current; Cathodes heated by electron or ion bombardment
    • H01J1/28Dispenser-type cathodes, e.g. L-cathode
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/02Manufacture of electrodes or electrode systems
    • H01J9/04Manufacture of electrodes or electrode systems of thermionic cathodes
    • H01J9/042Manufacture, activation of the emissive part
    • H01J9/047Cathodes having impregnated bodies

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Solid Thermionic Cathode (AREA)
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  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電流密度のディスペ
ーサーカソード用の低表面仕事関数被覆に関するもので
あり、特にそのようなカソード用のバリウム活性化スカ
ンジュウム酸化物被覆およびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】高電流密度のディスペーサーカソードは
表示管、カメラ管、オシロスコープ用管、クライストロ
ン、送信管等の電子源として広く使用されている。その
ようなカソード構造の特徴は、電子放射面と放射面の充
分に低い仕事関数を生成するように機能する電子放射材
料の蓄積部とが機能的に分離されていることにある。
【0003】ディスペーサーカソードの1形式としてス
カンジュウム酸化物カソードがあり、それにおいては電
子放射は例えばバリウムカルシウムアルミニウム酸化物
混合物が含浸されて分布しているタングステンの多孔性
マトリックスの表面から行われる。これらのカソードに
おいて、表面仕事関数はスカンジュウム酸化物(Sc2
 O3 )からなる電子放射材料で金属マトリックスの
少なくとも表面を含浸または埋設することによって減少
させることができる。これが行われたとき完成した製品
は被覆されないバリウム含浸タングステンディスペーサ
ーカソード或いはオスミウムおよびルテニウムの混合物
(表面仕事関数は1.80乃至1.85ev)で被覆さ
れたディスペーサーカソードに比較して低い表面仕事関
数と長期間の安定性を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらスカンジ
ュウム酸化物は半導体または絶縁物であり、高電流にお
いてその電子流に対する抵抗は酸化物粒子の寸法がミク
ロン範囲内またはそれ以上であるとき大きな問題を生じ
る。この問題は認識され、それを克服するための方法が
開発されているが、これまで開発された方法では合理的
なコストで高品質の材料を確実に生成することはできな
い。例えば米国特許第4,594,220 号明細書(
発明者Hasker他)に記載された多ステップの方法
は、多孔性のバリウムとスカンジュウムの酸化物を含む
多孔性のタングステン基体上に予め付着されたタングス
テンとスカンジュウムの水素化物粉末の圧縮された混合
物を焼結する工程を含んでいる。英国特許第2,170
,950 号明細書(株式会社日立)に記載された別の
方法は金属(タングステンが好ましい)とスカンジュウ
ム酸化物の組合わせがスパッタリングによって通常のス
カンジュウム酸化物型のスカンジュウム酸化物を含浸し
たカソード表面に付着される。この方法はスパッタリン
グされた層中の金属とスカンジュウム酸化物との正確な
比率を維持することが困難であるために不正確で一定し
ない結果を生じる欠点がある。それ故この発明の目的は
、上述の欠点のない、改善されたスカンジュウム酸化物
カソードおよびそれを製造するための簡単な方法を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスペーサ
ーカソード構造用の低表面仕事関数スカンジュウム酸化
物表面およびその製造方法に関する。カソード構造は主
要部分が多孔性タングステンから構成され、一部にバリ
ウムを含む含浸体が分布しているマトリックスであるコ
アまたは基体を具備し、その基体の最外面上には電子放
射材料としてバリウム活性化スカンジュウム酸化物のナ
ノメータの範囲の厚さの層が付着されている。カソード
構造はさらにヒータおよび絶縁体を備えている。それら
の全部品はスリーブその他の保持装置によって最終カソ
ード構造を形成するように結合して保持されている。
【0006】このようなカソード構造をほ製造する方法
においては、バリウムを含浸されたタングステンから構
成された基体の最外面上にスカンジュウム酸化物の層が
付着される。付着された酸化物層の最終的な厚さは約1
乃至30ナノメータの範囲である。付着された層が適切
な厚さおよび組成を有する限り、被覆を形成するために
通常使用される任意の付着方法が使用できる。適当な方
法にはスパッタリングおよび化学気相付着(CVD)法
が含まれる。それから付着したスカンジュウム酸化物表
面層は約375乃至500度Cの温度、約10−5乃至
10−7トルの酸素圧力において酸素雰囲気中に約2乃
至10分間露出される。酸素に露出された酸化物表面層
はバリウムを含む含浸体中のバリウムの少なくとも一部
を解放させて解放したバリウム少なくとも一部をスカン
ジュウム酸化物表面層中へ移動させるように例えばカソ
ードヒータをオンにすることによって表面層を活性化す
る。 これはスカンジュウム酸化物表面層の少なくとも一部上
に酸化バリウムの単層を形成する。
【0007】このような処理によって製造されたとき、
活性化された表面の仕事関数は約1.5乃至1.6eV
の範囲にある。さらにスカンジュウム酸化物に対する酸
化バリウムの結合エネルギは非常に高く、そのためこの
方法により形成された複合表面は約700度C以上の温
度でさえも安定している。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照にして本発明の実施例
を詳細に説明する。図1は電子放射ディスペーサーカソ
ード構造10の典型的な形態を示している。図示のよう
にカソード構造10は多孔性タングステン基体12で構
成された外側電子放射表面を備えている。多孔性タング
ステン基体12は、好ましくはバリウムカルシウムアル
ミニウム酸化物のような分散した電子活性体を含むバリ
ウムで含浸され、さらにその上に付着されたスカンジュ
ウム酸化物のナノメータの厚さの最上層14を有してい
る。図1に示すようにアルミニウム酸化物絶縁物18、
その内部に配置されたヒータ16、およびカンまたはフ
ランジを有するスリーブ形状であり次に使用されるため
に適当な位置に組立てられたディスペーサーカソード構
造10の全構成要素を保持する保持体20が設けられて
いる。以下の説明においてヒータ16、アルミニウム酸
化物絶縁物18、および保持体20は全て標準のもので
よい。
【0009】図1の構造の実施例において、多孔性タン
グステン基体12は典型的には板状体であり、1インチ
平方で、1/4インチの厚さである。この板状体は直径
が約4.0 乃至7.5 ミクロンの範囲の粒子寸法の
タングステン粉末から通常製造され、通常理論的密度の
ほぼ80±10%の密度を有する最終基体板状体を形成
するために圧縮され、融着される。板状体がここで説明
する形式のディスペーサーカソード構造10の基体12
として使用されるとき活性体を含むバリウムを多孔性の
板状体に含浸するために広く使用されている技術は毛細
管作用を利用する方法である。典型的にこれは4−1−
 1バリウム・カルシウム・アルミニウム酸化物混合物
、すなわち約4部のバリウム酸化物と、約1部のカルシ
ウム酸化物およびアルミニウム酸化物の分子モル比を有
する混合物の融点以上の温度に多孔性の板状体を加熱し
てこの混合物中に加熱した板状体を浸漬することによっ
て行われる。
【0010】本発明においては、最上層14k厚さはほ
ぼ1乃至30ナノメータ、好ましくは5乃至20ナノメ
ータ、さらに好ましくは8乃至15ナノメータ、最も好
ましいのは10乃至12ナノメータの範囲のスカンジュ
ウム酸化物層を有する。このような範囲においてSc2
 O3 の厚さは非常に薄いので、その抵抗は基体12
から流れる高電流電子流を著しく妨害することはない。 スカンジュウム酸化物最上層14は化学気相付着法およ
びスパッタリングのような既知の多数の方法によって付
着させることができるが、被覆されていない基体12の
最上面上にキャリアとしてアルゴンプラズマを使用して
スカンジュウム酸化物をスパッタリングによって付着さ
せることが好ましい。図2に示された好ましい方法にお
いては、高周波発生器22は内部で直流バイアスされ、
負の基体12のターゲット区域を形成する。それにより
電荷が基体12の最上層14を付着させるために使用さ
れる絶縁性のスカンジュウム酸化物電極24上に成長す
ることが阻止される。さらにO2ガスもまたアルゴンと
共に注入されて最終生成物の組成を制御することができ
る。
【0011】スパッタリングのような付着処理に関連す
る不確実性のために、完全な生産工程が開始される前に
スカンジュウム酸化物の付着速度が所定の時間に対して
高周波発生器22の電力レベルにおいて板状体サンプル
についてまず決定されることが好ましい。その上に付着
されたスカンジュウム酸化物の層の厚さの測定後、所定
の厚さのスカンジュウム酸化物の付着に必要な処理時間
が容易に設定できる。この時間はタングステンを含む基
体12の最上面上にスカンジュウム酸化物の約10ナノ
メータの厚さの層を付着させるのに必要なように調整さ
れることが好ましい。スパッタリング工程の完了したと
き付着された表面層14が全てSc2 O3 であって
スカンジュウムに富んだSc2 O3 ではないことを
確実にするために、基体12のスカンジュウム酸化物の
外面14は約2乃至10分間、好ましくは約4乃至7分
間、約375 度C乃至500 度C、好ましくは約4
00 度C乃至450 度Cの温度で、約10−5乃至
10−7、好ましくは約1×10−6乃至6×10−6
の酸素圧力で酸素雰囲気中に露出させる。
【0012】この工程に続いて表面層14はヒータ16
をオンにし、低表面仕事関数電子放射カソードとしてデ
ィスペーサーカソード構造10を動作させることによっ
て活性化される。その代りに、表面層14を活性化する
ために構造を加熱する他の手段が使用されることができ
る。多孔性カソードが加熱される都度少量のバリウムが
タングステンとバリウムを含む含浸物との反応によって
解放される。そのような動作中解放されたバリウムの少
なくとも一部はスカンジュウム酸化物表面層14に移動
してそこで少なくともその一部にBaOの単層を形成し
、したがってカソード構造10の低表面仕事関数の活性
化が完成する。このバリウムの解放と移動はカソード構
造10の実効的寿命中連続し、したがってこの期間にそ
の発生の著しい減少なしにその低表面仕事関数を維持す
ることができる。
【0013】本発明の方法によって製造されたカソード
によって達成される改善の程度は図3の特性曲線によっ
て示されている。これはほぼ3.75アンペア/cm2
 の電流密度において約1.6eV(電子ボルト)の仕
事表面エネルギが約1000度Kの動作温度で得られる
ことを示している。一方比較として示した通常のM型カ
ソードはこの同じ電流密度において約1.96電子ボル
トの仕事表面エネルギが約1100度Kの動作温度で得
られることを示している。
【0014】本発明のさらに別の実施例において、バリ
ウム活性体はスカンジュウム酸化物のスパッタリングの
前に含浸したコアカソード構造10の上面に少量のバリ
ウム酸化物をスプレーにより付着させることにより、ま
たはバリウム酸化物とスカンジュウム酸化物を同時にス
パッタリングすることによって供給されることができる
。 さらにタングステン基体12はまた焼結動作前にある量
のスカンジュウム酸化物を混合されてもよい。どのよう
にスカンジュウム酸化物表面が活性化されるかには関係
なく、得られたカソード構造は低表面仕事関数を有し、
さらに比較的低い動作温度と長い動作寿命で多量の電子
放射を行う特徴を有する。
【0015】以上ディスペーサーカソード構造のための
新しい改良されたバリウム活性化スカンジュウム酸化物
を含む表面被覆について説明した。上述の実施例は本発
明の原理を適用する多数の特定の実施例の幾つかの例示
に過ぎないことを理解すべきである。本発明の技術的範
囲を逸脱することなく多くのその他の装置が当業者によ
って容易に考えることができることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例のスカンジュウムカソードを
含む典型的なディスペーサーカソード構造の概略図。
【図2】本発明の原理による1方法の説明図。
【図3】通常のM型カソードと比較した本発明のカソー
ド構造により得られる表面仕事関数の改善を示す特性図
【符号の説明】
10…ディスペーサーカソード構造、12…多孔性タン
グステン基体、14…最上層、16…ヒータ、18…ア
ルミニウム酸化物絶縁物、20…保持体。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  主要部分が多孔性タングステンから構
    成され、一部にバリウムを含む含浸体が分布しているマ
    トリックスである外側表面基体を具備しているディスペ
    ーサーカソード構造の低仕事関数スカンジュウム酸化物
    電子放射表面を形成する方法において、含浸されたタン
    グステンから構成された基体の最外面上にスカンジュウ
    ム酸化物の層を約1乃至30ナノメータの最終的な厚さ
    に付着させ、付着したスカンジュウム酸化物表面層を約
    375乃至500度Cの範囲の温度において、約10−
    5乃至10−7トルの範囲の酸素圧力において酸素雰囲
    気中に約2乃至10分間露出させ、バリウムを含む含浸
    体中のバリウムの少なくとも一部を解放させて解放した
    バリウム少なくとも一部をスカンジュウム酸化物表面層
    中へ移動させてこの表面層の少なくとも一部上に酸化バ
    リウムの単層を形成するように表面層を活性化すること
    を特徴とするディスペーサーカソード構造の低仕事関数
    スカンジュウム酸化物電子放射表面の形成方法。
  2. 【請求項2】  付着させる工程において付着したスカ
    ンジュウム酸化物層の厚さが約5乃至20ナノメータの
    範囲である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  付着させる工程において付着したスカ
    ンジュウム酸化物層の厚さが約8乃至15ナノメータの
    範囲である請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】  付着させる工程において付着したスカ
    ンジュウム酸化物層の厚さが約10乃至12ナノメータ
    の範囲である請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】  バリウムを含む含浸体がバリウムカル
    シウムアルミニウム酸化物である請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】  スカンジュウム酸化物層が化学気相付
    着方法によって付着される請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】  スカンジュウム酸化物層がスパッタリ
    ングによって付着される請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】  アルゴンプラズマがスパッタリングに
    おけるキュリアとして使用される請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】  アルゴンプラズマキュリアがさらに酸
    素を含んでいる請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】  酸素雰囲気中の露出時間が約4乃至
    7分である請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】  酸素雰囲気中の露出温度が約400
    乃至450度Cである請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】  酸素雰囲気中の露出における酸素圧
    力が約1×10−6乃至6×10−6トルである請求項
    1記載の方法。
  13. 【請求項13】  スカンジュウム酸化物層の付着にお
    いてタングステンの基体外側表面は負にバイアスされる
    請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】  ディスペーサーカソード構造はさら
    に加熱手段を備え、活性化段階において表面層はこの加
    熱手段を予め定められた時間オンにすることによって活
    性化される請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】  主要部分が多孔性タングステンから
    構成され、一部にバリウムを含む含浸体が分布している
    マトリックスである外側表面基体を具備し、さらに加熱
    手段を具備しているディスペーサーカソード構造の低仕
    事関数スカンジュウム酸化物電子放射表面を形成する方
    法において、含浸されたタングステンから構成された基
    体の最外面上にスカンジュウム酸化物の層を約10乃至
    15ナノメータの最終的な厚さにスパッタリングし、ス
    パッタリングされたスカンジュウム酸化物表面層を約4
    00乃至450度Cの範囲の温度において、約1×10
    −6乃至6×10−6トルの範囲の酸素圧力において酸
    素雰囲気中に約4乃至7分間露出させ、バリウムを含む
    含浸体中のバリウムの小部を解放させて解放したバリウ
    ムの少なくとも一部をスカンジュウム酸化物表面層中へ
    移動させてこの表面層の少なくとも一部上に酸化バリウ
    ムの単層を形成するように加熱手段をオンにして表面層
    を活性化することを特徴とするディスペーサーカソード
    構造の低仕事関数スカンジュウム酸化物電子放射表面の
    形成方法。
  16. 【請求項16】  主要部分が多孔性タングステンから
    構成され、一部にバリウムを含む含浸体が分布している
    マトリックスである外側表面基体を具備し、さらに加熱
    手段を具備しているディスペーサーカソード構造の低仕
    事関数スカンジュウム酸化物電子放射表面を形成する方
    法において、含浸されたタングステンから構成された基
    体の最外面上にスカンジュウム酸化物の層を約1乃至3
    0ナノメータの最終的な厚さに付着させ、付着したスカ
    ンジュウム酸化物表面層を約375乃至500度Cの範
    囲の温度において、約10−5乃至10−7トルの範囲
    の酸素圧力において酸素雰囲気中に約2乃至10分間露
    出させ、バリウムを含む含浸体中のバリウムの小部分を
    解放させて解放したバリウムの少なくとも一部をスカン
    ジュウム酸化物表面層中へ移動させてこの表面層の少な
    くとも一部上に酸化バリウムの単層を形成するように加
    熱手段をオンにすることによって表面層を活性化するこ
    とを特徴とするディスペーサーカソード構造の低仕事関
    数スカンジュウム酸化物電子放射表面の形成方法。
  17. 【請求項17】  請求項1記載の方法によって製造さ
    れた活性化されたスカンジュウム酸化物電子放射表面を
    有する低仕事関数ディスペーサーカソード構造。
  18. 【請求項18】  請求項13記載の方法によって製造
    された活性化されたスカンジュウ酸化物電子放射表面を
    具備している低仕事関数ディスペーサーカソード構造。
  19. 【請求項19】  一部にバリウムを含む含浸体が分布
    している含浸された多孔性タングステンから構成された
    外側表面基体を具備し、基体の最外面部分上に付着され
    た約1乃至30ナノメータの厚さのスカンジュウム酸化
    物層を含む表面被覆を有し、このスカンジュウム酸化物
    層は活性化された酸化バリウムを含んでいることを特徴
    とするディスペーサーカソード構造の低仕事関数スカン
    ジュウム電子放射表面被覆。
  20. 【請求項20】  スカンジュウム酸化物被覆層の厚さ
    が約5乃至20ナノメータの範囲である請求項19記載
    のカソード表面被覆。
  21. 【請求項21】  スカンジュウム酸化物被覆層の厚さ
    が約8乃至15ナノメータの範囲である請求項19記載
    のカソード表面被覆。
  22. 【請求項22】  スカンジュウム酸化物被覆層の厚さ
    が約10乃至12ナノメータの範囲である請求項19記
    載のカソード表面被覆。
  23. 【請求項23】  表面被覆層がスパッタリングによっ
    て付着されている請求項19記載のカソード表面被覆。
  24. 【請求項24】  多孔性タングステン基体はその理論
    的密度の80±10%の密度を有し、バリウム含有含浸
    体はバリウムカルシウムアルミニウム酸化物である請求
    項19記載のカソード表面被覆。
  25. 【請求項25】  表面被覆が約1.5乃至1.6eV
    の表面仕事関数を有する請求項19記載のカソード表面
    被覆。
JP3174134A 1990-12-21 1991-07-15 ディスペーサーカソード用のスパッタリングされたスカンジュウム酸化物被覆およびその製造方法 Pending JPH04232252A (ja)

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