JPH04230696A - 新規なステロイド系化合物および制癌剤 - Google Patents

新規なステロイド系化合物および制癌剤

Info

Publication number
JPH04230696A
JPH04230696A JP41855690A JP41855690A JPH04230696A JP H04230696 A JPH04230696 A JP H04230696A JP 41855690 A JP41855690 A JP 41855690A JP 41855690 A JP41855690 A JP 41855690A JP H04230696 A JPH04230696 A JP H04230696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
place
atom
rhamnopyranosyl
coordination
carbon atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP41855690A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Murayama
村山 光雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shoyaku Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Shoyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shoyaku Co Ltd filed Critical Sanwa Shoyaku Co Ltd
Priority to JP41855690A priority Critical patent/JPH04230696A/ja
Publication of JPH04230696A publication Critical patent/JPH04230696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【技術分野】本発明は、新規なステロイド系化合物およ
び制癌剤に関するものである。さらに詳しく言えば,本
発明は一般式(I) 〔式中、R1は水素原子であるか、又は水酸基であるか
、又は酸素原子を介して結合する単糖もしくはオリゴ糖
であり、R2は水素原子であるか、又は水酸基であり、
R3は i)水素原子であるか、又は ii)単糖あるいはオリゴ糖であるか、又はiii)置
換基を有し、あるいは有しない飽和あるいは不飽和アル
キルであるか、又は iv)置換基を有し、あるいは有しないアシルあるいは
アラルキルであり、R4及びR5は、それぞれ、i)水
素原子あるいは水酸基あるいはハロゲン原子であるか、
又は ii)置換基として該当する基がなくてもよく、その場
合は5位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成する
か、あいるは5位炭素原子と6位炭素原子は酸素原子と
ともにエポキシを形成するものであり、R6は水素原子
であるか、あるいは12位炭素原子とともにカルボニル
基を形成している基であり、Xは酸素原子又は二級アミ
ンである。 【0002】但し、 a)R1、R2、R4(β−配位)、R5及びR6が水
素原子であり、R3が水素原子又はβ−D−ガラクトピ
ラノシル又はβ−D−グルコピラノシル(1→2)β−
D−ガラクトピラノシルであり、Xがα−配位の酸素原
子である場合は、25位メチルの配位はRであるb)R
1、R3、R4(β−配位)、R5及びR6が水素原子
であり、R2がβ−配位の水酸基でありXがα−配位の
酸素原子である場合は、25位メチルの配位はRである c)R2、R3及びR6が水素原子であり、5位炭素原
子と6位炭素原子で二重結合を形成し、R1がβ−配位
の水酸基又はβ−0−[α−L−ラムノピラノシル(1
→2)][β−D−キシロピラノシル(1→3)]β−
D−フコピラノシルであり、Xがα−配位の酸素原子で
ある場合は、25位メチルの配位はSであるd)R2、
R3及びR6が水素原子であり、5位炭素原子と6位炭
素原子で二重結合を形成し、R1がβ−0−[α−L−
ラムノピラノシル(1→2)β−D−フコピラノシル]
であり、25位メチルの配位がR又はSである場合は、
Xはβ−配位の酸素原子又は二級アミンである e)R1、R2及びR6が水素原子であり、R3がα−
L−ラムノピラノシル(1→2)−β−D−グルコピラ
ノシルあるいは[α−L−ラムノピラノシル(1→2)
][β−D−キシロピラノシル(1→3)]−β−D−
グルコピラノシルあるいは[α−L−ラムノピラノシル
(1→2)][β−D−グルコピラノシル(1→4)]
−β−D−グルコピラノシルあるいはβ−D−グルコピ
ラノシルあるいは[α−L−ラムノピラノシル(1→2
)][α−L−ラムノピラノシル(1→4)]−β−D
−グルコピラノシルあるいは[α−L−ラムノピラノシ
ル(1→2)][α−L−ラムノピラノシル(1→3)
]−β−D−グルコピラノシルあるいは水素原子であり
、5位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成するも
のであり、Xがα−配位の酸素原子である場合は25位
メチルの配位はSである f)R1がβ−配位の水酸基であり、R2及びR6が水
素原子であり、R3がα−L−ラムノピラノシルあるい
はβ−D−グルコピラノシル(1→3)−α−L−ラム
ノピラノシルであり、5位炭素原子と6位炭素原子で二
重結合を形成するものであり、Xはα−配位の酸素原子
である場合は、25位メチルの配位はSであるg)R1
、R2及びR6が水素原子であり、R3が[α−L−ラ
ムノピラノシル(1→2)][β−D−キシロピラノシ
ル(1→3)]−β−D−グルコピラノシルあるいは[
α−L−ラムノピラノシル(1→2)][α−L−ラム
ノピラノシル(1→3)]−β−D−グルコピラノシル
であり、5位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成
するものであり、Xがα−配位の酸素原子である場合は
、25位メチルの配位はRであるh)R1が  β−0
−(β−D−フコピラノシル)であり、R2及びR6が
水素原子であり、R3がα−L−ラムノピラノシルであ
り、5位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成する
ものであり、Xがα−配位の酸素原子である場合は、2
5位メチルの配位はRであるi)R2、R3及びR6が
水素原子であり、R1がβ−0−[α−L−ラムノピラ
ノシル(1→2)−β−D−フコピラノシル]であり、
5位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成するもの
であり、Xがα−配位の酸素原子である場合は、25位
メチルの配位はRであるj)R1、R2、R3、R4(
α−配位)及びR5が水素原子であり、Xがα−配位の
酸素原子であり、R6が12位炭素原子とともにカルボ
ニル基を形成する基である場合は、25位メチルの配位
はSであるk)R1、R2、R4(α−配位)、R5及
びR6が水素原子であり、R3が水素原子あるいは[β
−D−キシロピラノシル(1→3)−β−D−グルコピ
ラノシル(1→2)]−β−D−グルコピラノシル(1
→4)−β−D−ガラクトピラノシルであり、Xがβ−
配位の2級アミンである場合は、25位メチルの配位は
Sであるl)R1、R2及びR6が水素原子であり、R
3が水素原子あるいは[α−L−ラムノピラノシル(1
→2)−β−D−グルコピラノシル(1→3)]β−D
−ガラクトピラノシルであり、5位炭素原子と6位炭素
原子で二重結合を形成するものであり、Xがα−配位の
2級アミンである場合は、25位メチルの配位はSであ
る〕で表されるステロイド系化合物に関するものであり
、【0003】また一般式(II) 〔式中、R1は水素原子であるか、又は水酸基であるか
、又は酸素原子を介して結合する単糖もしくはオリゴ糖
であり、R2は水素原子であるか、又は水酸基であり、
R3は i)水素原子であるか、又は ii)単糖あるいはオリゴ糖であるか、又はiii)置
換基を有し、あるいは有しない飽和あるいは不飽和アル
キルであるか、又は iv)置換基を有し、あるいは有しないアシルあるいは
アラルキルであり、R4及びR5は、それぞれ、i)水
素原子あるいは水酸基あるいはハロゲン原子であるか、
又は ii)置換基として該当する基がなくてもよく、その場
合は5位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成する
か、あるいは5位炭素原子と6位炭素原子は酸素原子と
ともにエポキシを形成するものであり、R6は水素原子
であるか、あるいは12位炭素原子とともにカルボニル
基を形成している基であり、Xは酸素原子又は二級アミ
ンである。 【0004】但し、 a)R1、R2及びR6が水素原子であり、R3が水素
原子あるいはβ−D−グルコピラノシルあるいは[α−
L−ラムノピラノシル(1→2)][α−L−ラムノピ
ラノシル(1→4)]−β−D−グルコピラノシルであ
り、5位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成する
ものであり、Xがα−配位の酸素原子である場合は、2
5位メチルの配位はSである b)R1がβ−0−[α−L−ラムノピラノシル(1→
2)−β−D−フコピラノシル]あるいはβ−0−{[
α−L−ラムノピラノシル(1→2)][β−D−キシ
ロピラノシル(1→3)]−β−D−フコピラノシル}
であり、R2、R3及びR6が水素原子であり、5位炭
素原子と6位炭素原子で二重結合を形成するものであり
、Xがα−配位の酸素原子である場合は、25位メチル
の配位はSである〕で表されるステロイド系化合物を有
効成分として含有する制癌剤に関するものである。 【0005】 【背景技術】近年、癌は日本人の死亡原因の第一位を占
め、また世界先進諸国においても同じ傾向が認められ癌
制圧は人類の悲願ともいえる命題である。現在、癌の治
療は、外科的治療、放射線治療、薬物治療が主に用いら
れている。薬物治療では、化学療法剤及び免疫療法剤が
主に用いられている。化学療法剤としてはマイトマイシ
ンC、ブレオマイシン、5−フルオロウラシル、ドキソ
ルビシン、メトトレキセート、シクロホスファミド、ビ
ンクリスチン等が知られているが、いずれも重篤な副作
用、たとえば骨髄障害、消化器障害、肝障害、腎障害等
を伴うものである。また、免疫療法剤においては、クレ
スチン、ビシバニール等が知られているが、効果の面で
難点が少なくない。このように、現在、制癌作用及び安
全性の面で決定的な制癌剤は見出されていないのが現状
である。 【0006】 【発明の開示】本発明者らは、癌制圧をテーマに、様々
な角度から種々の研究を進めてきたところ、本発明に係
る化合物が強力な制癌活性を有し、安全域の広いもので
あることを発見した。 【0007】本発明は、かかる知見に基づいてなされた
ものである。したがって、本発明は前記一般式(I)で
表される新規なステロイド系化合物を提供するものであ
り、さらに前記一般式(II)で表されるステロイド系
化合物を有効成分として含有する制癌剤を提供するもの
である。 【0008】本発明に係る前記の一般式(I)及び(I
I)で表される化合物は下記式(III)で表されるジ
オスゲニン、あるいは下記式(IV)で表されるルスコ
ゲニン等を基質として、通常の化学反応で採択されるエ
ポキシ化反応、還元反応、ハロゲン化反応、アルキル化
反応、アシル化反応、ヒドロキシル化反応ならびにグリ
コシド結合形成反応等を任意に組み合わせて用いること
により合成することができる。 【0009】上記エポキシ化反応では、過酸、たとえば
過安息香酸、過酢酸、過酸化水素、m−クロロ安息香酸
等を適当な溶媒、たとえばクロロホルム、酢酸エチル、
酢酸、ジクロロメタン等を用いて、下記式(III)で
表されるジオスゲニンあるいは下記式(IV)で表され
るルスコゲニンと反応させることにより行うことができ
る。 【0010】還元反応では、適当な触媒、たとえば白金
パラジウム、ニッケル、ロジウム、ルテニウム等を用い
、水素気流下、 常圧にて行うことができる。また、ボラン(BH3)を
用い、二重結合をホウ水素化した後、適当な溶媒、例え
ばプロピオン酸中で加熱して行うことができる。 【0011】ハロゲン化反応では、適当な溶媒、たとえ
ば四塩化炭素、エーテル、二硫化炭素等を用い、ハロゲ
ンを付加させることにより行うことができる。また、ハ
ロゲン化水素に必要に応じて適当な触媒、たとえば塩化
アルミニウム、塩化第二銅、塩化亜鉛等を加え、室温又
は加熱することにより行うことができる。さらに、次亜
ハロゲン酸を用い、ハロヒドリンとして得ることもでき
る。この他N−ブロモスクシンイミドを水、メタノール
、酢酸等の溶媒中で反応させ、ハロヒドリンとして得る
こともできる。 【0012】アルキル化反応では、前記式(III)の
ジオスゲニン、前記式(IV)のルスコゲニン等を、例
えば、エチレングリコールジメチルエーテル中で水素化
ナトリウム及びハロゲン化アルキルと反応させることに
よって行うことができる。ヒドロキシル化反応では、前
記式(III)のジオスゲニン、前記式(IV)のルス
コゲニン等を、例えば、テトラヒドロフラン中で、酢酸
及び過ヨウ素酸と反応させることにより行うことができ
る。また、酢酸第二水銀を付加した後、水素化ホウ素ナ
トリウムあるいは水素化リチウムアルミニウム等で処理
することにより行うこともできる。 【0013】アシル化反応では、前記式(III)のジ
オスゲニン等を、例えば、ピリジン中でアシルクロライ
ドと反応させることによって行うことができる。 【0014】グリコシル結合形成反応では、糖のベンゾ
イルジフェニルホスフェート体を用いて、前記式(II
I)のジオスゲニン、前記式(IV)のルスコゲニン、
前記式(V)のマルコゲニン、前記式(VI)のサルサ
サポゲニシ等と反応させることにより行うことができる
。たとえば、2,3,4,6,−テトラ−0−ベンゾイ
ル−D−グルコース−ジフェニルホスフェートとジオス
ゲニンを適当な溶媒、たとえばジクロルメタン中、トリ
メチル−0−トリフラート及び1,1,3,3−テトラ
メチルウレアを作用させて得られる生成物を炭酸カリウ
ム溶液中で加熱して、脱ベンゾイル化することにより行
うことができる。一般式(I)で表される化合物の中で
、F環に窒素原子を含むものについては、前記式(II
I)のジオスゲニン、前記式(IV)のルスコゲニン、
前記式(V)のマルコゲニンあるいは前記式(VI)の
サルササポゲニン等の化合物を無水酢酸等で開環・アセ
チル化を行い、水酸化カリウム等のアルカリで脱アセチ
ル化を行った後、p−トルエンスルホニルクロリド、ヨ
ウ化ナトリウム、カリウムフタルイミド等を適当な溶媒
中で順次反応させ、ヒドラジン、リン酸で順次処理する
ことにより得ることができる。 【0015】以下に、本発明に係る化合物の製造実施例
を挙げる。各実施例で得られた化合物の物性値及び分析
データについては実施例の後に挙げられている。また、
化合物に関する薬理作用、毒性、その他については後記
の実験例並びに表1〜5に掲載する。 【0016】〔実施例1〕トマチン30mgを10%塩
酸5mlに懸濁し,100℃で1時間加熱後,1N水酸
化ナトリウムで中和し,エーテル30mlにて2回抽出
する。抽出液を合わせ,無水硫酸ナトリウム5gを加え
,30分間放置した後,ろ過し,ろ液を減圧下濃縮乾固
する。得られた残留物を酢酸エチルより繰り返し再結晶
し,トマチジン5mgを得る。 【0017】〔実施例2〕知母50gをメタノール30
0mlにて30分間加熱還流抽出する操作を2回繰り返
し,抽出液を合わせ,減圧下濃縮乾固する。残留物に2
N塩酸100mlを加え,水浴上で1時間加熱した後,
エーテル200mlにて2回抽出する。エーテル層を1
N水酸化ナトリウム50mlで2回洗浄後,無水硫酸ナ
トリウム5gを加え,30分間放置した後,減圧下,溶
媒を留去する。得られた残留物をシリカゲルカラムクロ
マトクラフィー(100g)に付し,クロロホルム・メ
タノール(100:1)300mlにて洗浄後,クロロ
ホルム・メタノール(98:2)で溶出し,画分1を得
る。次に,クロロホルム・メタノール(97:3)で溶
出し,画分2を得る。画分1をアセトンより繰り返し再
結晶し,サルササポゲニン300mgを得る。また,画
分2をアセトンより繰り返し再結晶し,マルコゲニン2
0mgを得る。 【0018】〔実施例3〕■グルコース900mgをピ
リジン10mlに溶解し、塩化ベンゾイル4.5mlを
加え,室温で12時間放置した後,冷水50mlを加え
,エーテル50mlにて3回抽出する。エーテル層を減
圧下濃縮乾固し,メタノールより再結晶を行い,ヘキサ
ベンゾイルグルコース2.78gを得る。■ヘキサベン
ゾイルグルコース1.4gを無水ベンゼン10mlに溶
解し,チオフェノール0.226ml及び塩化第二スズ
0.234mlを加え,室温にて2時間撹拌する。反応
溶液をシリカゲル100gに付し,ベンゼン・酢酸エチ
ル(97:3)で洗浄後,ベンゼン・酢酸エチル(96
:4)にて溶出する。溶出液を減圧下濃縮乾固し,チオ
フェニルテトラベンゾイルグルコース0.95gを得る
。■チオフェニルテトラベンゾイルグルコース0.68
8gをテトラヒドロフラン・水(85:15)10ml
に溶解し,酸化第二水銀0.434g及び三フッ化ホウ
素ジエチルエーテル0.256mlを加え,50℃にて
5時間加熱する。反応溶液をろ過後,ろ液を減圧下濃縮
乾固し,残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(75g)に付し,ベンゼン・酢酸エチル(90:10
)で洗浄後,ベンゼン・酢酸エチル(85:15)で溶
出する。溶出液を蒸発乾固し,2,3,4,6,−テト
ラベンゾイルグルコース0.433gを得る。■2,3
,4,6−テトラベンゾイルグルコース300mgに蒸
留したテトラヒドロフラン10mlを加えて溶解し,窒
素気流中−78℃でn−ブチルリチウム0.344ml
及びジフェニルホスホリルクロライド0.109mlを
加え,10分間攪拌する。反応溶液に水50mlを加え
,クロロホルム50mlで3回抽出し,クロロホルム層
を減圧下濃縮乾固する。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(80g)に付し,ベンゼン・酢酸エチ
ル(94:6)で洗浄後,ベンゼン・酢酸エチル(92
:8)で溶出される画分から糖供与体(1ジフェニルホ
スホリル−2,3,4,6−テトラベンゾイルグルコー
ス)280mgを得る。■1−ジフェニルホスホリル−
2,3,4,6−テトラベンゾイグルコースにジオスゲ
ニン154mgを加え,蒸留ジクロルメタン15mlに
溶解した後,テトラメチル尿素0.10ml及びトリメ
チルシリルトリフラート0.15mlを加え,20℃で
1時間撹拌する。反応溶液を減圧濃縮後,残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(75g)に付し,ベ
ンゼン・酢酸エチル(97:3)で洗浄後,ベンゼン・
酢酸エチル(95:5)で溶出される画分から,ジオス
ゲニン−3−0−β−D−グルコサイド・テトラベンゾ
エート189mgを得る。■ジオスゲニン−3−0−β
−D−グルコサイド・テトラベンゾエートをメタノール
20mlに溶解し,ナトリウムメトキシド1.5mlを
加え,60℃で1時間還流後,減圧下,溶媒を留去する
。残留物に水50mlを加え,酢酸エチル50mlにて
3回抽出し,硫酸ナトリウムで乾燥後,減圧下溶媒を留
去する。得られた残留物をメタノールから再結晶し,3
−0−β−D−グルコピラノシルジオスゲニン59mg
を得る。 【0019】〔実施例4〕実施例3■のグルコースの代
わりにガラクトースを用い,他は実施例3■と全く同様
に操作し,ヘキサベンゾイルガラクトース2.55gを
得る。実施例3■のヘキサベンゾイルグルコースの代わ
りにヘキサベンゾイルガラクトースを用い,他は実施例
3■と全く同様に操作し,チオフェニルテトラベンゾイ
ルガラクトース1gを得る。実施例3■のチオフェニル
テトラベンゾイルグルコースの代わりにチオフェニルテ
トラベンゾイルガラクトースを用い,他は実施例3■と
全く同様に操作し,2,3,4,6−テトラベンゾイル
ガラクトース0.502gを得る。実施例3■の2,3
,4,6−テトラベンゾイルグルコースの代わりに2,
3,4,6−テトラベンゾイルガラクトースを用い,他
は実施例3■と全く同様に操作し,1−ジフェニルホス
ホリル−2,3,4,6−テトラベンゾイルガラクトー
ス290mgを得る。実施例3■の1−ジフェニルホス
ホリル−2,3,4,6−テトラベンゾイルグルコース
の代わりに1−ジフェニルホスホリル−2,3,4,6
−テトラベンゾイルガラクトースを用い,他は実施例3
■と全く同様に操作し,ジオスゲニン−3−0−β−D
−ガラクトサイド・テトラベンゾエート205mgを得
る。実施例3■のジオスゲニン−3−0−β−D−グル
コサイド・テトラベンゾエートの代わりにジオスゲニン
−3−0−β−D−ガラクトサイド・テトラベンゾエー
トを用い,他は実施例3■と全く同様に操作し,3−0
−β−D−ガラクトピラノシルジオスゲニン91mgを
得る。 【0020】〔実施例5〕実施例3■のグルコースの代
わりにキシロースを用い,他は実施例3■と全く同様に
操作し,テトラベンゾイルキシロース2.42gを得る
。実施例3■のヘキサベンゾイルグルコースの代わりに
テトラベンゾイルキシロースを用い,他は実施例3■と
全く同様に操作し,チオフェニルトリベンゾイルキシロ
ース0.95gを得る。実施例3■のチオフェニルテト
ラベンゾイルグルコースの代わりにチオフェニルトリベ
ンゾイルキシロースを用い,他は実施例3■と全く同様
に操作し,2,3,4−トリベンゾイルキシロース0.
510gを得る。実施例3■の2,3,4,6−テトテ
トラベンゾイルグルコースの代わりに2,3,4−トリ
ベンゾイルキシロースを用い,他は実施例3■と全く同
様に操作し,1−ジフェニルホスホリル−2,3,4,
−トリベンゾイルキシロース295mgを得る。実施例
3■の1−ジフェニルホスホリル−2,3,4,6−テ
トラベンゾイルグルコースの代わりに1−ジフェニルホ
スホリル−2,3,4−トリベンゾイルキシロースを用
い,他は実施例3■と全く同様に操作し,ジオスゲニン
−3−0−β−D−キシロサイド・トリベンゾエート1
75mgを得る。実施例3■のジオスゲニン−3−0−
β−D−グルコサイド・テトラベンゾエートの代わりに
ジオスゲニン−3−0−β−D−キシロサイド・トリベ
ンゾエートを用い,他は実施例3■と全く同様に操作し
,3−0−β−D−キシロピラノシルジオスゲニン57
mgを得る。 【0021】〔実施例6〕実施例3■のグルコースの代
わりにリボースを用い,他は実施例3■と全く同様に操
作し,テトラベンゾイルリボース2.15gを得る。実
施例3■のヘキサベンゾイルグルコースの代わりにテト
ラベンゾイルリボースを用い,他は実施例3■と全く同
様に操作し,チオフェニルトリベンゾイルリボース0.
84gを得る。実施例3■のチオフェニルテトラベンゾ
イルグルコースの代わりにチオフェニルトリベンゾイル
リボースを用い,他は実施例3■と全く同様に操作し,
2,3,4−トリベンゾイルリボース0.43gを得る
。実施例3■の2,3,4,6−テトラベンゾイルグル
コースの代わりに2,3,4−トリベンゾイルリボース
を用い,他は実施例3■と全く同様に操作し,1−ジフ
ェニルホスホリル−2,3,4−トリベンゾイルリボー
ス220mgを得る。実施例3■の1−ジフェニルホス
ホリル−2,3,4,6−テトラベンゾイルグルコース
の代わりに1−ジフェニルホスホリル−2,3,4−ト
リベンゾイルリボースを用い,他は実施例3■と全く同
様に操作し,ジオスゲニン−3−0−β−D−リボサイ
ド・トリベンゾエート120mgを得る。実施例3■の
ジオスゲニン−3−0−β−D−グルコサイド・テトラ
ベンゾエートの代わりにジオスゲニン−3−0−β−D
−リボサイド・トリベンゾエートを用い,他は実施例3
■と全く同様に操作し,3−0−β−D−リボピラノシ
ルジオスゲニン36mgを得る。 【0022】〔実施例7〕知母100gをメタノール5
00mlにて2回加熱還流抽出した後,ろ過し,ろ液を
減圧下濃縮乾固する。得られた抽出エキスを水100m
lに懸濁する。この水懸濁液をエーテル300mlにて
2回洗浄した後,水飽和n−ブタノール150mlを用
いて2回抽出し,抽出液を減圧下濃縮乾固する。残留物
の1gをクロロホルム・メタノール・水混液(60:3
0:2)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(100g)に付し,クロロホルム・メタノール・水混
液(60:30:2)400mlにて溶出される画分を
蒸発乾固し、エタノールから再結晶することにより3−
0−[β−D−グルコピラノシル(1→2)−β−D−
ガラクトピラノシル]サルササポゲニン33mgを無色
針状晶として得る。 【0023】〔実施例8〕麦門冬2kgをメタノール4
lにて2回加熱還流抽出した後,ろ過し,ろ液を減圧下
濃縮乾固する。得られた抽出エキス(327g)を水3
00mlに懸濁する。この懸濁液をエーテル600ml
にて2回洗浄した後,水飽和n−ブタノール600ml
を用いて2回抽出し,抽出液を減圧下濃縮乾固する。残
留物をポリアミド100gを用いたカラムクロマトグラ
フィーに付し,水1l及び20%エタノール1lにて順
次洗浄した後,60%エタノール1lにて溶出する。こ
の溶出液を濃縮乾固して得られる残留物(2.7g)を
シリカゲルカラムクロマトグラィー(200g)に付し
,クロロホルム・メタノール混液(3:1)を用いて溶
出される画分からジオスゲニン3−0−[α−L−ラム
ノピラノシル(1→2)][β−D−キシロピラノシル
(1→3)]−β−D−グルコピラノシド(33mg)
を,さらにクロロホルム・メタノール・水混液(3:1
:0.05)を用いて溶出される画分からルスコゲニン
1−0−[α−L−ラムノピラノシル(1→2)][β
−D−キシロピラノシル(1→3)]−β−D−フコピ
ラノシド(113mg)をそれぞれ得る。 (注)ルスコゲニン1−0−[α−L−ラムノピラノシ
ル(1→2)][β−D−キシロピラノシル(1→3)
]−β−D−フコピラノシドはメタノールから再結晶す
ることにより,無色針状晶として得られる。また,ジオ
スゲニン3−0−[α−L−ラムノピラノシル(1→2
)][β−D−キシロピラノシル(1→3)]−β−D
−グルコピラノシドは無色粉末状として得られる。 【0024】〔実施例9〕麦門冬(100g)をメタノ
ール300mlにて2回加熱還流抽出した後,ろ過し,
ろ液を減圧下濃縮乾固する。得られた残留物に2N塩酸
100mlを加え,水浴上で1時間加熱還流し,冷後,
エーテル80mlにて3回抽出する。抽出液を合わせ,
この抽出液を1N炭酸ナトリウム50mlにて2回洗浄
した後濃縮乾固し,得られた残留物(1.2g)をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(200g)に付し,
ベンゼン・アセトン混液(3:1)で溶出する注1)。 得られた画分を濃縮乾固した後,アセトンより再結晶し
,無色針状晶のルスコゲニン24mgを得る。 注1)  シリカゲル薄層クロマトグラフィーにて確認
しながら行う。展開溶媒(ベンゼン・アセトン=2:1
)【0025】〔実施例10〕ジオスゲニン(414m
g)をテトラヒドロフラン20mlに溶解し,0.54
Mol過ヨウ素酸水溶液5.5ml及び酢酸7mlを加
え,室温にて12時間撹拌する。反応溶液を水酸化バリ
ウム飽和水溶液にて中和した後,エーテル500mlで
2回抽出する。抽出液を1%炭酸水素ナトリウム50m
lを用いて洗浄後,蒸発乾固する。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(75g)に付し,クロロホ
ルム・メタノール混液(93:7)にて洗浄後,クロロ
ホルム・メタノール(9:1)にて溶出される画分を濃
縮乾固する。残留物をアセトンより再結晶し,5α,6
β−ジヒドロキシジオスゲニン275mgを無色針状晶
として得る。 【0026】〔実施例11〕ジオスゲニン414mgを
クロロホルム20mlに溶解し,撹拌しながらメタクロ
ロ過安息香酸のクロロホルム溶液(210mg/2.6
ml)2.6mlを室温下2時間かけて滴下する。反応
溶液にクロロホルム60mlを加え,20%チオ硫酸ナ
トリウム水溶液25ml及び1%炭酸水素ナトリウム5
0mlにて順次洗浄した後,蒸発乾固する。この残留物
をメタノールより再結晶し,5α,6α−エポキシジオ
スゲニン436mgを無色針状晶として得る。 【0027】〔実施例12〕実施例11と全く同様の操
作を行い,5α,6α−エポキシジオスゲニンを得る。 5α,6α−エポキシジオスゲニン100mgを無水ベ
ンゼン・無水エーテル混液(1:1)6mlに溶解し,
三フッ化ホウ素ジエチルエーテル0.05mlを加えた
後,室温にて3時間撹拌する。反応溶液を減圧下濃縮乾
固した後,残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(30g)に付し,クロロホルム・メタノール混液(
98:2)で洗浄後,クロロホルム・メタノール混液(
97:3)にて溶出する。溶出液を濃縮乾固した後,残
留物をメタノールより再結晶し,5α−ビドロキシ,6
β−フルオロジオスゲニン30mgを無色針状晶として
得る。 【0028】〔実施例13〕ジオスゲニン320mgを
酢酸20mlに溶解し,室温下撹拌しながら溶液の色が
淡かっ色になるまで臭素を滴下する。反応溶液を濃縮乾
固した後,残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(80g)に付し,ベンゼン・アセトン混液(95:
5)にて溶出し注1),得られた画分を濃縮乾固した後
,アセトンより再結晶し,5α,6β−ジブロモジオス
ゲニン200mgを無色針状晶(200mg)として得
る 注1)  シリカゲル薄層クロマトグラフィーにより確
認しながら行う。展開溶媒(ベンゼン・アセトン=10
:1) 【0029】〔実施例14〕ジオスゲニン207mgを
ピリジン10mlに溶解し,室温にてアセチルクロリド
(塩化アセチル)0.5mlを加え,12時間放置する
。反応溶液に水50mlを加え,エーテル50mlにて
3回抽出後,抽出液を減圧下濃縮乾固し,残留物をベン
ゼンより再結晶することにより,3−0−アセチルジオ
スゲニン165mgを無色針状晶として得る。 【0030】〔実施例15〕ジオスゲニン100mgを
ピリジン10mlに溶解し,室温にて塩化ベンゾイル0
.5mlを加え,12時間放置する。反応溶液に水50
mlを加え,エーテル50mlにて3回抽出後,抽出液
を減圧下濃縮乾固し,残留物をベンゼンより再結晶する
ことにより,3−0−ベンゾイルジオスゲニン65mg
を無色針状晶として得る。 【0031】〔実施例16〕ジオスゲニン300mgを
ピリジン10mlに溶解し,室温にてm−クロロ−塩化
ベンゾイル0.5mlを加え,12時間放置する。反応
溶液に水50mlを加え,エーテル50mlにて3回抽
出後,抽出液を減圧下濃縮乾固し,残留物をベンゼンよ
り再結晶することにより,3−0−m−クロロベンゾイ
ルジオスゲニン268mgを無色針状晶として得る。 【0032】〔実施例17〕エチレングリコールジメチ
ルエーテル(以下DME)2mlに水素化ナトリウム1
00mgを懸濁させ,0℃でジオスゲニン100mgを
加え,約5分間撹拌する。次に,この反応溶液にヨウ化
カリウム200mg及び塩化ベンジル0.6mlを加え
,0℃で30分間撹拌後,室温で14時間撹拌する。 反応溶液に氷冷した水30mlを加えた後,ベンゼン5
0mlにて3回抽出し,抽出液を減圧下蒸発乾固する。 この残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(2
0g)に付し,ベンゼンで洗浄後,ベンゼン・アセトン
(99:1)にて溶出される画分を濃縮乾固し,ベンゼ
ンより再結晶することにより,3−0−ベンジルジオス
ゲニン94mgを無色針状晶として得る。 【0033】〔実施例18〕実施例17の塩化ベンジル
0.6mlの代わりに,m−クロロ−塩化ベンジル0.
6mlを用い,他は実施例17と全く同様に操作し,3
−0−m−クロロベンジルジオスゲニン93mgを無色
針状晶として得る。 【0034】〔実施例19〕実施例17の塩化ベンジル
0.6mlの代わりに,塩化クロチル0.6mlを用い
,他は実施例17と全く同様に操作し,3−0−クロチ
ルジオスゲニン61mgを無色粉末状物質として得る。 【0035】〔実施例20〕実施例17の塩化ベンジル
0.6mlの代わりに,ヨウ化アミル0.6mlを用い
,他は実施例17と全く同様に操作し,3−0−アミル
ジオスゲニン33mgを無色針状晶として得る。 【0036】〔実施例21〕実施例17の塩化ベンジル
0.6mlの代わりに,1−ブロモ−4−メチルペンタ
ン0.6mlを用い,他は実施例17と全く同様に操作
し,3−0−(4−メチルペンチル)−ジオスゲニン1
6mgを無色針状晶として得る。 【0037】〔実施例22〕ジオスゲニン1gを無水酢
酸25mlに溶解し,160℃で48時間加熱還流する
。反応溶液に氷冷した水50mlを加え,エーテル10
0mlにて2回抽出し,抽出液を減圧下濃縮乾固する。 残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100
g)に付し,n−ヘキサン・酢酸エチル(10:1)で
洗浄後,n−ヘキサン・酢酸エチル(7:1)で溶出す
る。溶出液を濃縮乾固し,ジアセチルプソイドジオスゲ
ニン602mgを得る。ジアセチルプソイドジオスゲニ
ン573mgをエタノール8mlに溶解し,10%水酸
化カリウム2mlを加え,窒素気流下15分間加熱還流
する。反応溶液に水150mlを加え,エーテル250
mlにて2回抽出し,抽出液を無水硫酸ナトリウムにて
乾燥後,蒸発乾固する。この残留物を無水ピリジン5m
l及び無水塩化メチレン1mlに溶解し,パラトルエン
スルホニルクロライド362mgを加え,窒素気流下0
℃にて30分間撹拌する。これに水50mlを加え,エ
ーテル50mlにて3回抽出し,抽出液を合わせ,減圧
下濃縮乾固する。残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(80g)に付し,n−ヘキサン・エタノール
(7:1)を用いて溶出し,26−0−パラトルエンス
ルホニルプソイドジオスゲニン240mgを得る。26
−0−パラトルエンスルホニルプソイドジオスゲニン2
35mgをジエチルケトン15mlに溶解し,ヨウ化ナ
トリウム228mgを加えた後,100℃にて3時間加
熱する。反応溶液をろ過し,ろ液を蒸発乾固後,残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(80g)に付
し,ベンゼン・アセトン(95:5)で洗浄後,ベンゼ
ン・アセトン(93:7)にて溶出する。溶出液を蒸発
乾固し,26−ヨウ化プソイドジオスゲニン147mg
を得る。26−ヨウ化プソイドジオスゲニン136mg
をN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し,カ
リウムフタルイミド80mgを加えた後,100℃にて
20分間加熱する。反応溶液に水30mlを加え,エー
テル50mlにて3回抽出し,1N炭酸ナトリウム20
mlを用いて洗浄後,減圧下濃縮乾固する。 残留物をn−ヘキサン・エタノール(8:1)を用いた
シリカゲルカラムクロマトグラフィー注1)に付し,プ
ソイドジオスゲニン26−フタルイミド104mgを得
る。プソイドジオスゲニン26−フタルイミド104m
gをエタノール2mlに溶解し,ヒドラジン・1水和物
0.5mlを加え,室温にて10分間放置後,水50m
lを加え,エーテル80mlにて2回抽出し,減圧下濃
縮乾固する。残留物にエタノール2ml及びリン酸0.
5mlを加えて溶解し,30分間加熱還流後,1N炭酸
ナトリウム30mlを加え,エーテル80mlにて2回
抽出し、減圧下濃縮乾固する。残留物をクロロホルム・
メタノール(97:3)を用いたシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー注2)により精製し,ソラソジン44m
gを得る。 注1)  シリカゲル薄層クロマトグラフィーにて確認
しながら行う。展開溶媒(n−ヘキサン・エタノール=
5:1) 注2)  シリカゲル薄層クロマトグラフィーにて確認
しながら行う。展開溶媒(クロロホルム・メタノール=
10:1) 【0038】〔実施例23〕ルスコゲニン190mgを
無水酢酸25mlに溶解し、160℃で48時間加熱還
流する。反応溶液に氷冷した水50mlを加え,エーテ
ル100mlにて2回抽出し,抽出液を減圧下濃縮乾固
する。残留物をn−ヘキサン・酢酸エチル(6:1)を
用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィー注1)(1
00g)にて精製し,トリアセチルプソイドルスコゲニ
ン170mgを得る。トリアセチルプソイドルスコゲニ
ン170mgをエタノール8mlに溶解し,10%水酸
化カリウム2mlを加え,窒素気流下15分間加熱還流
する。反応溶液に水150mlを加え,エーテル250
mlにて2回抽出し,抽出液を無水硫酸ナトリウムにて
乾燥後,蒸発乾固する。残留物(109mg)を無水ピ
リジン5ml及び無水塩化メチレン1mlに溶解し,パ
ラトルエンスルホニルクロライド  240mgを加え
,窒素気流下0℃にて30分間撹拌する。これに水50
mlを加え,エーテル50mlにて3回抽出し,抽出液
を合わせ,減圧下濃縮乾固する。残留物をn−ヘキサン
・エタノール(6:1)を用いたシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー注2)に付し,26−0−パラトルエン
スルホニルプソイドルスコゲニン86mgを得る。26
−0−パラトルエンスルホニルプソイドルスコゲニン8
6mgをジエチルケトン15mlに溶解し,ヨウ化ナト
リウム84mgを加えた後,100℃にて3時間加熱す
る。反応溶液をろ過し,ろ液を蒸発乾固後,残留物をn
−ヘキサン・エタノール(8:1)を用いたシリカゲル
カラムクロマトグラフィー注2)により精製し,26−
ヨウ化プソイドルスコゲニン52mgを得る。26−ヨ
ウ化プソイドルスコゲニン52mgをN,N−ジメチル
ホルムアミド10mlに溶解し,カリウムフタルイミド
30mgを加えた後,100℃にて20分間加熱する。 反応溶液に水30mlを加え,エーテル50mlにて3
回抽出し,1N炭酸ナトリウム20mlを用いて洗浄後
,減圧下濃縮乾固する。残留物をn−ヘキサン・エタノ
ール(6:1)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー注2)に付し,プソイドルスコゲニン−26−フ
タルイミド34mgを得る。プソイドルスコゲニン−2
6−フタルイミド34mgをエタノール2mlに溶解し
,ヒドラジン・1水和物0.5mlを加え,室温にて1
0分間放置後,水50mlを加え,エーテル80mlに
て2回抽出し,減圧下濃縮乾固する。残留物にエタノー
ル2ml及びリン酸0.5mlを加えて溶解し,30分
間加熱還流後,1N炭酸ナトリウム30mlを加え,エ
ーテル80mlにて2回抽出し,減圧下濃縮乾固する。 残留物をクロロホルム・メタノール(9:1)を用いた
シリカゲルカラムクロマトクラフィー注3)により精製
し,1−β−ヒドロキシソラソジン9mgを得る。 注1)シリカゲル薄層クロマトグラフィーにて確認しな
がら行う。展開溶媒(n−ヘキサン・酢酸エチル=5:
1) 注2)シリカゲル薄層クロマトグラフィ−にて確認しな
がら行う。展開溶媒n−ヘキサン・エタノール=5:1
) 注3)シリカゲル薄層クロマトグラフィーにて確認しな
がら行う。展開溶媒(クロロホルム・メタノール=10
:1) 【0039】本発明に係る化合物の物性値及び分析デー
タを示す。 (1)ヘコゲニンの物性値及び分析データ1)性状及び
溶解性 無色の融点264〜266℃の針状結晶(アセトン)で
、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド、ピ
リジン、ヘキサン、クロロホルム、ベンゼン、エーテル
に可溶で、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3400,1
715,975,915,890及び860cm−1に
吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。     4.50(1H,dd,J=16,8Hz)(
16位のH)    3.79(1H,m)     
               (3位のH)    
3.56(1H,brd,J=10  Hz)(26位
のH)    3.47(1H,t,J=10  Hz
)    (26位のH)    1.12(3H,d
,J=7  Hz)      (21位のH)   
 1.02(3H,s)              
      (19位のH)    0.75(3H,
s)                    (18
位のH)    0.68(3H,d,J=5  Hz
)      (27位のH)4)13C核磁気共鳴ス
ペクトル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。   213.0(12位のC)           
       19.5(19位のC)  109.1
(22位のC)                  
17.2(27位のC)  81.0(16位のC) 
                   14.9(2
1位のC)  70.8(3位のC)        
              15.8(18位のC)
  66.7(26位のC) 5)質量スペクトル分析     m/z430(M+),453(M+Na)+
,469(M+K)+ 【0040】(2)トマチジンの物性値及び分析データ
1)性状及び溶解性 無色の融点202〜206℃の板状結晶(酢酸エチル)
で、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド、
ピリジン、ヘキサン、クロロホルム、ベンゼン、エーテ
ルに可溶で、水に難溶である。2)赤外線吸収スペクト
ル(KBr)分析 3300,970,915,895及び860cm−1
に吸収の極大を示す。3)1H核磁気共鳴スペクトル(
d5ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     4.50(1H,dd,J=16,8Hz)(
16位のH)    3.79(1H,m)     
               (3位のH)    
2.46(1H,brd,J=10  Hz)(26位
のH)    2.37(1H,t,J=10  Hz
)    (26位のH)    1.12(3H,d
,J=7  Hz)      (21位のH)   
 1.02(3H,s)              
      (19位のH)    0.84(3H,
s)                    (18
位のH)    0.68(3H,d,J=5  Hz
)      (27位のH)4)13C核磁気共鳴ス
ペクトル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     91.1(22位のC)          
        19.5(19位のC)    81
.0(16位のC)                
  17.2(27位のC)    70.8(3位の
C)                    14.
9(21位のC)    53.8(26位のC)  
                16.3(18位の
C)5)質量スペク卜ル分析   m/z  415(M+),438(M+Na)+
,454(M+K)+ 【0041】(3)サルササポゲニンの物性値及び分析
データ 1)性状及び溶解性 無色の融点199〜199.5℃の柱状結晶(アセトン
)で、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド
、ピリジン、ヘキサン、クロロホルム、ベンゼン、エー
テルに可溶で、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3400,9
75,915,890及び860cm−1に吸収の極大
を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。     4.50(1H,dd,J=16,8Hz)(
16位のH)    4.15(1H,brs)   
             (3位のH)    3.
56(1H,brd,J=10  Hz)(26位のH
)    3.47(1H,t,J=10  Hz) 
   (26位のH)    1.12(3H,d,J
=7  Hz)      (21位のH)    1
.02(3H,s)                
    (19位のH)    0.75(3H,s)
                    (18位の
H)    0.60(3H,d,J=5  Hz) 
     (27位のH)4)13C核磁気共鳴スペク
トル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     109.1(22位のC)         
         19.5(19位のC)    8
1.0(16位のC)               
     16.3(18位のC)    66.7(
26位のC)                   
 14.9(21位のC)    64.2(3位のC
)                      16
.2(27位のC)5)質量スペクトル分析   m/z  416(M+),439(M+Na)+
,455(M+K)+ 【0042】(4)マルコゲニンの物性値及び分析デー
タ 1)性状及び溶解性 無色の融点256℃の柱状結晶(アセトン)で、エタノ
ール、メタノール、ジメチルスルホキシド、ピリジン、
クロロホルム、ベンゼン、エーテルに可溶で、ヘキサン
、水に難溶である。2)赤外線吸収スペクトル(KBr
)分析 3400,975,915,890及び860cm−1
に吸収の極大を示す。3)1H核磁気共鳴スペクトル(
d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     4.50(1H,dd,J=16,8Hz)(
16位のH)    4.20(1H,dd,J=11
,4Hz)(2位のH)    4.25(1H,m)
                    (3位のH
)    1.12(3H,d,J=7  Hz)  
    (21位のH)    1.09(3H,s)
                    (19位の
H)    0.75(3H,s)         
           (18位のH)    0.6
0(3H,d,J=5  Hz)      (27位
のH)4)13C核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジ
ン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     109.1(22位のC)         
         24.5(19位のC)    8
1.0(16位のC)               
     16.3(18位のC)    68.1(
2位のC)                    
  14.9(21位のC)    68.1(3位の
C)                      1
6.1(27位のC)    66.7(26位のC) 5)質量スペクトル分析   m/z  432(M+),455(M+Na)+
,461(M+K)+ 【0043】(5)トマチンの物性値及び分析データ1
)性状及び溶解性 無色の融点263〜268℃の針状結晶(メタノール)
で、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド、
ピリジンに可溶で、ヘキサン、クロロホルム、ベンゼン
、エーテル、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3500,1
075,970,915,895及び860cm−1に
吸収の極大を示す。3)1H核磁気共鳴スペクトル(d
5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     5.00〜4.80(4H,m)      
  (4個の糖の1位のH)    4.50(1H,
dd,J=16,8Hz)(16位のH)    3.
85(1H,m)                 
   (3位のH)    2.46(1H,brd,
J=10  Hz)(26位のH)    2.37(
1H,t,J=10  Hz)    (26位のH)
    1.12(3H,d,J=7  Hz)   
   (21位のH)    1.02(3H,s) 
                   (19位のH
)    0.84(3H,s)          
          (18位のH)    0.68
(3H,d,J=5  Hz)      (27位の
H)4)13C核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン
)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     107.0(キシロースの1位のC)    
    81.0(16位のC)    104.2,
103.7(グルコースの1位のC)53.8(26位
のC)    102.8(ガラクトースの1位のC)
          19.5(19位のC)    
91.1(22位のC)              
      17.2(27位のC)    88.3
〜61.9(糖由来のC)          16.
3(18位のC)    77.0(3位のC)   
                   14.9(2
1位のC)5)質量スペクトル分析   m/z  1033(M+),1056(M+Na
)+,1072(M+K)+ 【0044】(6)3−O−β−D−グルコピラノシル
ジオスゲニンの物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の融点276〜277℃の針状結晶(メタノール)
で、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド、
ピリジン、クロロホルムに可溶で、ヘキサン、ベンゼン
、エーテル、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3500,1
650,1075,975,915,890,及び86
0cm−1に吸収の極大を示す。3)1H核磁気共鳴ス
ペクトル(d5−ピリジン)分析次のシグナルを示す(
δ,ppm)。     5.36(1H,brs)         
   (6位のH)    4.98(1H,d,J=
7  Hz)(グルコースの1位のH)    4.5
3(1H,dd,J=16,8  Hz)(16位のH
)    3.88(1H,m)          
    (3位のH)    3.56(1H,brd
,J=10  Hz)  (26位のH)    3.
47(1H,t,J=10  Hz)    (26位
のH)    1.12(3H,d,J=7  Hz)
      (21位のH)    1.02(3H,
s)                    (19
位のH)    0.84(3H,s)       
             (18位のH)    0
.68(3H,d,J=5  Hz)      (2
7位のH)4)13C核磁気共鳴スペクトル(d5−ピ
リジン)分析 次のシクナルを示す(δ,ppm)。     140.7(5位のC)          
        66.6(26位のC)    12
1.4(6位のC)                
  19.1(19位のC)    109.1(22
位のC)                17.1(
27位のC)    80.9(16位のC)    
              16.1(18位のC)
    77.9(3位のC)           
         14.8(21位のC)102.3
,78.3,78.1,71.4,75.0,62.5
(グルコース由来のC) 5)質量スペクトル分析   m/z  577(M+1)+,599(M+Na
)+,615(M+K)+ 【0045】(7)3−O−β−D−ガラクトピラノシ
ルジオスゲニンの物性値及び分析データ1)性状及び溶
解性 無色の融点270〜272℃の針状結晶(メタノール)
で、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド、
ピリジン、クロロホルムに可溶で、ヘキサン、ベンゼン
、エーテル、水に難溶である。2)赤外線吸収スペクト
ル(KBr)分析 3500,1650,1075,975,915,89
0及び860cm−1に吸収の極大を示す。3)1H核
磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析次のシグナ
ルを示す(δ,ppm)。     5.36(1H,brs)         
       (6位のH)    4.80(1H,
d,J=8,Hz)  (ガラクトースの1位のH) 
   4.53(1H,dd,J=16,8Hz)(1
6位のH)    3.88(1H,m)      
              (3位のH)    3
.56(1H,brd,J=10  Hz)  (26
位のH)    3.47(1H,t,J=10  H
z)    (26位のH)    1.12(3H,
d,J=7  Hz)      (21位のH)  
  1.02(3H,s)             
       (19位のH)    0.84(3H
,s)                    (1
8位のH)    0.68(3H,d,J=5  H
z)      (27位のH)4)13C核磁気共鳴
スペクトル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     140.7(5位のC)          
        66.6(26位のC)    12
1.4(6位のC)                
  19.1(19位のC)    109.1(22
位のC)                17.1(
27位のC)    80.9(16位のC)    
              16.1(18位のC)
    77.9(3位のC)           
         14.8(21位のC)105.0
,72.1,74.2,70.0,76.2,62.3
(ガラクトースの由来のC)5)質量スペクトル分析   m/z  577(M+1)+,599(M+Na
)+,615(M+K)+ 【0046】(8)3−O−β−D−キシロピラノシル
ジオスゲニン物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の融点278〜279℃の針状結晶(メタノール)
で、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド、
ピリジン、クロロホルムに可溶で、ヘキサン、ベンゼン
、エーテル、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3500,1
650,975,915,890及び860cm−1に
吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。     5.36(1H,brs)         
         (6位のH)    4.52(1
H,d,J=8  Hz)(キシロースの1位のH) 
   4.53(1H,dd,J=16,8  Hz)
(16位のH)    3.88(1H,m)    
                  (3位のH) 
   3.56(1H,brd,J=10  Hz) 
 (26位のH)    3.47(1H,t,J=1
0  Hz)      (26位のH)    1.
12(3H,d,J=7  Hz)        (
21位のH)    1.02(3H,s)     
                 (19位のH) 
   0.84(3H,s)            
          (18位のH)    0.68
(3H,d,J=5  Hz)        (27
位のH)4)13C核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリ
ジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     140.7(5位のC)          
            66.6(26位のC)  
  121.4(6位のC)            
          19.1(19位のC)    
109.1(22位のC)             
       17.1(27位のC)    80.
9(16位のC)                 
     16.1(18位のC)    77.9(
3位のC)                    
    14.8(21位のC)107.0,73.9
,76.9,70.5,65.9(キシロース由来のC
) 5)質量スペクトル分析   m/z  547(M+1)+,569(M+Na
)+,585(M+K)+ 【0047】(9)3−O−β−D−リボピラノシルジ
オスゲニンの物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の融点265〜267℃の針状結晶(メタノール)
で、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド、
ピリジンに可溶で、ヘキサン、クロロホルム、ベンゼン
、エーテル、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3500,1
650,975,915,890及び860cm−1に
吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。     5.36(1H,brs)         
       (6位のH)    4.60(1H,
d,J=8  Hz)(リボースの1位のH)    
4.53(1H,dd,J=16,8  Hz)(16
位のH)    3.88(1H,m)       
             (3位のH)    3.
56(1H,brd,J=10  Hz)    (2
6位のH)    3.47(1H,t,J=10  
Hz)        (26位のH)    1.1
2(3H,d,J=7  Hz)          
(21位のH)    1.02(3H,s)    
                    (19位の
H)    0.84(3H,s)         
               (18位のH)   
 0.68(3H,d,J=5  Hz)      
    (27位のH)4)13C核磁気共鳴スペクト
ル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     140.7(5位のC)          
          66.6(26位のC)    
121.4(6位のC)              
      19.1(19位のC)    109.
1(22位のC)                 
 17.1(27位のC)    80.9  (16
位のC)                  16.
1(18位のC)    77.9  (3位のC) 
                   14.8(2
1位のC)102.7,71.4,72.6,70.3
,66.2(リボースの由来のC) 5)質量スペクトル分析     m/z  547(M+1)+,569(M+
Na)+,585(M+K)+ 【0048】(10)3−O−ベンゾイルジオスゲニン
の物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の融点236〜238℃の針状結晶(エーテル)で
、ジメチルスルホキシド、ピリジン、ヘキサン、クロロ
ホルム、ベンゼン、エーテルに可溶で、エタノール、メ
タノール、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析1720,1
650,1165,975,915,890及び860
cm−1に吸収の極大を示す。 3)紫外線吸収スペクトル(エタノール)分析4)1H
核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析次のシグ
ナルを示す(δ,ppm)。     8.26(2H,dd,J=8,2  Hz)
  (ベンゾイル基のH)    7.43〜7.58
(3H,m)            (ベンゾイル基
のH)    5.38(1H,d,J=4.3  H
z)    (6位のH)    5.04(1H,m
)                      (3
位のH)    4.55(1H,dd,J=13,7
  Hz)(16位のH)    3.45〜3.65
(2H,m)            (26位のH)
    1.15(3H,d,J=6.9  Hz) 
   (21位のメチル基のH)    1.02(3
H,s)                     
 (19位のメチル基のH)    0.86(3H,
s)                      (
18位のメチル基のH)    0.70(3H,d,
J=5.6  Hz)    (27位のメチル基のH
)5)13C核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)
分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。   166.0(ベンゾイル基のカルボニルのC)  
139.8(5位のC)   133.2,131.3,129.8(2C),1
28.8(2C)(ベンゾイル基のC)     122.7(6位のC)     109.2(22位のC)         
     19.3(19位のC)    81.0(
16位のC)                17.
2(27位のC)    74.8(3位のC)   
               16.3(18位のC
)    66.8(26位のC)         
       15.0(21位のC)6)質量スペク
トル分析   m/z  573(M+K)+,557(M+Na
)+,534(M+)【0049】(11)3−O−m
−クロロベンゾイルジオスゲニンの物性値及び分析デー
タ 1)性状及び溶解性 無色の融点176〜178℃の針状結晶(エーテル)で
、ジメチルスルホキシド、ピリジン、ヘキサン、クロロ
ホルム、ベンゼン、エーテルに可溶で、エタノール、メ
タノール、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析1720,1
650,1080,975,915,890及び860
cm−1に吸収の極大を示す。 3)紫外線吸収スペクトル(エタノール)分析4)1H
核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析次のシグ
ナルを示す(δ,ppm)。     8.29〜8.17(2H,m)      
        (ベンゾイル基のH)    7.6
1(1H,d,t,J=8,2  Hz)  (ベンゾ
イル基のH)  7.41(1H,t,J=8  Hz
)            (ベンゾイル基のH)  
5.38(1H,d,J=4.3  Hz)     
   (6位のH)  5.04(1H,m)    
                      (3位
のH)  4.55(1H,dd,J=13,7  H
z)    (16位のH)  3.45〜3.65(
2H,m)                (26位
のH)  1.15(3H,d,J=6.9  Hz)
        (21位のメチル基のH)    1
.02(3H,s)                
      (19位のメチル基のH)    0.8
6(3H,s)                  
    (18位のメチル基のH)    0.70(
3H,d,J=5.6  Hz)    (27位のメ
チル基のH)5)13C核磁気共鳴スペクトル(d5−
ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     166.0(ベンゾイル基のカルボニルのC)
    135.2,133.4,132.3,130
.0,129.8,127.8    (ベンゾイル基
のC)     139.8(5位のC)     122.7(6位のC)     109.2(22位のC)         
         19.3(19位のC)    8
1.0(16位のC)               
     17.2(27位のC)    74.8(
3位のC)                    
  16.3(18位のC)    66.8(26位
のC)                    15
.0(21位のC)6)質量スペクトル分析     m/z  609,607(M+K)+,59
3,591(M+Na)+,570,568(M+) 【0050】(12)3−O−アセチルジオスゲニンの
物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の融点197〜198℃の針状結晶(エーテル)で
、ジメチルスルホキシド、ピリジン、ヘキサン、クロロ
ホルム、ベンゼン、エーテルに可溶で、エタノール、メ
タノール、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析1740,1
650,1165  975,915,890及び86
0cm−1に吸吸極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。     5.38(1H,d,J=4.3  Hz) 
   (6位のH)    5.04(1H,m)  
                  (3位のH) 
   4.55(1H,dd,J=13.7  Hz)
(16位のH)    3.45〜3.65(2H,m
)          (26位のH)    2.0
1,(3H,s)              (アセ
チル基由来のメチル基のH)    1.15(3H,
d,J=6.9  Hz)(21位のメチル基のH) 
   1.02(3H,s)            
    (19位のメチル基のH)    0.86(
3H,s)                (18位
のメチル基のH)    0.70(3H,d,J=5
.6  Hz)(27位のメチル基のH)4)13C核
磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     170.2(アセチル基由来のカルボニルのC
)    139.8(5位のC)         
         81.0(16位のC)    1
22.7(6位のC)               
   74.8(3位のC)    109.2(22
位のC)                66.8(
26位のC)    21.0(アセチル基由来のメチ
ル基のC)    19.3(19位のC)     
           16.3(18位のC)   
 17.2(27位のC)             
   15.0(21位のC)5)質量スペクトル分析     m/z  495(M+K)+,479(M+
Na)+,456(M+)【0051】(13)3−O
−アミルジオスゲニンの物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の融点112〜114℃の板状結晶(エーテル)で
、ジメチルスルホキシド、ピリジン、ヘキサン、クロロ
ホルム、ベンゼン、エーテルに可溶で、エタノール、メ
タノール、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析1650,1
100,975,915,890及び860cm−1に
吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。     5.37(1H,d,J=4  Hz)   
       (6位のH)    4.53(1H,
dd,J=16,8  Hz)(16位のH)    
3.88(1H,m)               
       (3位のH)    3.45〜3.5
5(2H,m)            (26位のH
)    3.27(2H,t,J=8  Hz)  
      (アミル基のα位のH)    1.12
(3H,d,J=7  Hz)        (21
位のメチル基のH)    1.02(3H,s)  
                    (19位の
メチル基のH)    0.93(3H,t,J=8 
 Hz)        (アミル基のメチル基のH)
    0.84(3H,s)           
           (18位のメチル基H)   
 0.68(3H,d,J=5  Hz)      
(27位のメチル基H)4)13C核磁気共鳴スペクト
ル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。   141.8(5位のC)            
    30.0,26.3,22.8(アミル基のC
)   120.9(6位のC)            
  19.5(19位のメチル基のC)  109.1
(22位のC)            17.2(2
7位のメチル基のC)    81.0(16位のC)
            16.3(18位のメチル基
のC)    77.9(3位のC)        
      14.9(21位のメチル基のC)   
 71.1(アミル基のα位のC)    14.1(
アミル基のメチル基のC)    66.7(26位の
C) 5)質量スペクトル分析   m/z  523(M+K)+,507(M+Na
)+,484(M)+ 【0052】(14)3−O−(4−メチルンペンチル
)−ジオスゲニンの物性値及び分析データ1)性状及び
溶解性 無色の融点98〜101℃の針状結晶(エーテル)で、
ジメチルスルホキシド、ピリジン、ヘキサン、クロロホ
ルム、ベンゼン、エーテルに可溶で、エタノール、メタ
ノール、水に難溶である。2)赤外線吸収スペクトル(
KBr)分析 1650,1100,975,915,890及び86
0cm−1に吸収の極大を示す。3)1H核磁気共鳴ス
ペクトル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     5.37(1H,d,J=4  Hz)   
           (6位のH)    4.53
(1H,dd,J=16,8  Hz)      (
16位のH)    3.88(1H,m)     
                   (3位のH)
    3.45〜3.55(2H,m)      
        (26位のH)    3.27(2
H,t,J=8  Hz)          (4−
メチルペンチル基の1位のH)     1.12(3H,d,J=7  Hz)   
       (21位のメチル基のH)    1.
02(3H,s)                 
       (19位のメチル基のH)    0.
84(3H,s)                 
       (18位のメチル基のH)    0.
68(3H,d,J=5  Hz)         
 (27位のメチル基のH)  0.90(6H,d,
J=8  Hz)            (4−メチ
ルペンチル基のメチル基のH) 4)13C核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分
析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     141.8(5位のC)          
        81.0(16位のC)    12
0.9(6位のC)                
  77.9(3位のC)    109.1(22位
のC)     71.1(4−メチルペンチル基の1位のC)
    66.7(26位のC)     31.0,28.1,24.7(4−メチルペ
ンチル基のC)    22.6(2C)(4−メチル
ペンチル基のメチル基のC)    19.5(19位
のメチル基のC)    16.3(18位のメチル基
のC)    17.2(27位のメチル基のC)  
  14.9(21位のメチル基のC)5)質量スペク
トル分析   m/z  537(M+K)+,521(M+Na
)+,498(M+)【0053】(15)3−O−ク
ロチルジオスゲニンの物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の融点111〜113℃のプリズム晶(エーテル)
で、ジメチルスルホキシド、ピリジン、ヘキサン、クロ
ロホルム、ベンゼン、エーテルに可溶で、エタノール、
メタノール、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペク卜ル(KBr)分析1650,1
100,975,915,890及び860cm−1に
吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。   5.65(2H,m)             
       (クロチル基のオレフィンのH)   
 5.37(1H,d,J=4  Hz)      
    (6位のH)    4.53(1H,dd,
J=16,8  Hz)  (16位のH)    3
.88(1H,m)                
      (3位のH)    3.55(2H,m
)                    (クロチ
ル基のメチレンのC)    3.45〜3.55(2
H,m)          (26位のH)    
1.60(3H,m)               
     (クロチル基のメチル基のH)    1.
12(3H,d,J=7  Hz)      (21
位のメチル基のH)    1.02(3H,s)  
                  (19位のメチ
ル基のH)    0.84(3H,s)      
              (18位のメチル基のH
)    0.68(3H,d,J=5  Hz)  
    (27位のメチル基のH)4)13C核磁気共
鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。   141.8(5位のC)   127.7,125.1(クロチル基のオレフィン
のC)  120.9(6位のC)   109.1(22位のC)          1
9.5(19位のメチル基のC)  81.0(16位
のC)            17.5(クロチル基
のメチル基のC)  77.9(3位のC)     
         17.2(27位のメチル基のC)
  66.7(26位のC)            
16.3(18位のメチル基のC)  66.2(クロ
チル基のメチレンのC)  14.9(21位のメチル
基のC)5)質量スペクトル分析   m/z  507(M+K)+,491(M+Na
)+,468(M+)【0054】(16)3−O−ベ
ンジルジオスゲニンの物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の融点129〜130℃の針状結晶(エーテル)で
、ジメチルスルホキシド、ピリジン、ヘキサン、クロロ
ホルム、ベンゼン、エーテルに可溶で、エタノール、メ
タノール、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析1645,1
100,975,915,890及び860cm−1に
吸収の極大を示す。 3)紫外線吸収スペクトル(エタノール)分析4)1H
核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析次のシグ
ナルを示す(δ,ppm)。   7.20(5H,m)      (ベンジル基の
H)  5.37(1H,d,J=4  Hz)   
     (6位のH)  4.53(1H,dd,J
=16,8  Hz)(16位のH)  4.05(2
H,s)                    (
ベンジル基のメチレンのH)  3.88(1H,m)
                    (3位のH
)  3.45〜3.55(2H,m)       
   (26位のH)  1.12(3H,d,J=7
  Hz)        (21位のメチル基のH)
  1.02(3H,s)             
       (19位のメチル基のH)  0.84
(3H,s)                   
 (18位のメチル基のH)  0.68(3H,d,
J=5  Hz)        (27位のメチル基
のH)5)13C核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジ
ン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     141.8(5位のC)     141.5,127.1(2C),128.5
(2C),127.3(ベンジル基のC)   120.9(6位のC)            
  66.7(26位のC)  109.1(22位の
C)            19.5(19位のメチ
ル基のC)  81.0(16位のC)       
     17.2(27位のメチル基のC)  78
.2(ベンジル基のメチレンのC)16.3(18位の
メチル基のC)  77.9(3位のC)      
        14.9(21位のメチル基のC)6
)質量スペクトル分析 m/z  543(M+K)+,527(M+Na)+
,504(M+)【0055】(17)3−O−m−ク
ロロベンジルジオスゲニンの物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の融点107〜109℃の針状結晶(エーテル)で
、ジメチルスルホキシド、ピリジン、ヘキサン、クロロ
ホルム、ベンゼン、エーテルに可溶で、エタノール、メ
タノール、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析1645,1
100,975,915,890及び860cm−1に
吸収の極大を示す。 3)紫外線吸収スペクトル(KBr)分析4)1H核磁
気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析次のシグナル
を示す(δ,ppm)。   7.05〜7.25(4H,m)        
        (芳香環のH)  5.37(1H,
d,J=4  Hz)            (6位
のH)  4.53(1H,dd,J=16,8Hz)
    (16位のH)  4.05(2H,s)  
                      (m−
クロロベンジル基のメチレンのH)   3.88(1H,m)      (3位のH) 
 3.45〜3.55(2H,m)         
     (26位のH)  1.12(3H,d,J
=7  Hz)          (21位のメチル
基のH)  1.02(3H,s)         
               (19位のメチル基の
H)  0.84(3H,s)           
             (18位のメチル基のH)
  0.68(3H,d,J=5  Hz)     
     (27位のメチル基のH)5)13C核磁気
共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。   141.8(5位のC)   142.5,134.9,129.5,127.5
,127.3,125.1  (芳香環のC)   120.9(6位のC)   109.1(22位のC)     81.0(16位のC)     78.2(m−クロロベンジル基のメチレンの
C)    77.9(3位のC)         
       17.2(27位のメチル基のC)  
  66.7(26位のC)            
  16.3(18位のメチル基のC)    19.
5(19位のメチル基のC)    14.9(21位
のメチル基のC)6)質量スペクトル分析   m/z  579,577(M+K)+,563,
561(M+Na)+,540,538(M+) 【0056】(18)5α,6β−ジヒドロキシジオス
ゲニンの物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の融点255℃(分解点)の針状結晶(アセトン)
で、ジメチルスルホキシド、ピリジン、ヘキサン、クロ
ロホルム、ベンゼン、エーテルに可溶で、エタノール、
メタノール、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3500,1
100,975,915,890及び860cm−1に
吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。   4.84(1H,m)             
           (3位のH)  4.56(1
H,dd,J=14.5,7Hz)(16位のH)  
4.12(1H,br.s)            
      (6位のH)  3.40〜3.60(2
H,m)              (26位のH)
  1.63(3H,s)             
           (19位のメチル基のH)  
1.13(3H,d,J=7  Hz)       
   (21位のメチル基のH)  0.92(3H,
s)                       
 (18位のメチル基のH)  0.79(3H,d,
J=5.5  Hz)      (27位のメチル基
のH)4)13C核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジ
ン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。   109.2(22位のC)           
   66.9(26位のC)    81.3(16
位のC)              17.3(19
位のメチル基のC)    76.2(6位のC)  
              17.2(27位のメチ
ル基のC)    75.8(5位のC)      
          16.8(18位のメチル基のC
)    67.3(3位のC)          
      15.0(21位のメチル基のC)5)質
量スペクトル分析 m/z  448(M+) 【0057】(19)5α,6α−エポキシジオスゲニ
ンの物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の融点185〜186℃の針状結晶(アセトン)で
、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド、ピ
リジン、ヘキサン、クロロホルム、ベンゼン、エーテル
に可溶で、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3500,1
100,975,915,890及び860cm−1に
吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。     4.51(1H,dd,J=14.7  7H
z)(16位のH)    4.31(1H,m)  
                      (3位
のH)    3.45〜3.60(2H,m)   
           (26位のH)    2.8
8(1H,d,J=4.3  Hz)      (6
位のH)    1.12(3H,d,J=6.9  
Hz)      (21位のメチル基のH)    
1.05(3H,s)               
         (19位のメチル基のH)    
0.79(3H,s)               
         (18位のメチル基のH)    
0.68(3H,d,J=5.3  Hz)     
 (27位のメチル基のH)4)13C核磁気共鳴スペ
クトル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。     109.2(22位のC)         
   58.9(6位のC)    81.0(16位
のC)              17.3(27位
のメチル基のC)    68.2(3位のC)   
             16.4(18位のメチル
基のC)    66.9(26位のC)      
        16.1(19位のメチル基のC) 
   65.7(5位のC)            
    15.0(21位のメチル基のC)5)質量ス
ペクトル分析 m/z  450(M+) 【0058】(20)5α−ヒドロキシ,6β−フルオ
ロジオスゲニンの物性値及び分析データ1)性状及び溶
解性 無色の融点200〜202℃の針状結晶(アセトン)で
、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド、ピ
リジン、クロロホルム、ベンゼン、エーテルに可溶で、
ヘキサン、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3500,1
100,975,915,890及び860cm−1に
吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。   4.94(1H,m)             
           (3位のH)  4.94(1
H,br.d,J=50  Hz)  (6位のH) 
 4.60(1H,m)              
          (16位のH)  3.45〜3
.65(2H,m)              (2
6位のH)  1.51(3H,s)        
                (19位のH)  
1.16(3H,d,J=6.9  Hz)     
 (21位のメチル基のH)  0.91(3H,s)
                        (
18位のメチル基のH)  0.70(3H,d,J=
5  Hz)          (27位のメチル基
のH)4)13C核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジ
ン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm。)   109.2(22位のC)           
 73.8,73.5(5位のC)  81.2(16
位のC)              17.3(27
位のメチル基のC)  66.9(3位のC)    
            16.7(18位のメチル基
のC)  66.9(26位のC)         
     16.6(19位のメチル基のC)  98
.1,95.5(6位のC)      15.0(2
1位のメチル基のC)5)質量スペクトル分析 m/z  450(M+) 【0059】(21)5α,6β−ジブロモジオスゲニ
ンの物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の粉末で、エタノール、メタノール、ジメチルスル
ホキシド、ピリジン、ヘキサン、クロロホルム、ベンゼ
ン、エーテルに可溶で、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3450,1
100,975,915,890及び860cm−1に
吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。     4.84(1H,m)           
                   (3位のH)
    4.56(1H,dd,J=14.4,7.5
Hz)  (16位のH)    3.40〜3.60
(2H,m)                   
 (26位のH)    3.45(1H,br.s)
                        (
6位のH)    1.63(3H,s)      
                  (19位のメチ
ル基のH)    1.13(3H,d,J=6.9 
 Hz)      (21位のメチル基のH)   
 0.92(3H,s)              
          (18位のメチル基のH)   
 0.79(3H,d,J=5.6  Hz)    
  (27位のメチル基のH)4)13C核磁気共鳴ス
ペクトル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。   109.2  (22位のC)        5
6.4  (5位のC)  81.2  (16位のC
)          21.7  (19位のメチル
基のC)  69.4  (3位のC)       
     17.3  (27位のメチル基のC)  
66.9  (26位のC)          16
.7  (18位のメチル基のC)  56.8  (
6位のC)            15.0  (2
1位のメチル基のC)5)質量スペクトル分析 m/z  576,574,572(M+)【0060
】(22)ソラソジンの物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の融点200〜202℃の板状結晶(メタノール)
で、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド、
ピリジン、クロロホルム、ベンゼン、エーテルに可溶で
、ヘキサン、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3450,3
300,1650,970,915,895及び860
cm−1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。   5.36(1H,br.s)          
      (6位のH)  4.50(1H,dd,
J=16,8Hz)  (16位のH)  3.79(
1H,m)                    
  (3位のH)  2.46(2H,m)     
                 (26位のH) 
 1.12(3H,d,J=7  Hz)      
  (21位のメチル基のH)  1.02(3H,s
)                      (1
9位のメチル基のH)  0.84(3H,s)   
                   (18位のメ
チル基のH)  0.68(3H,d,J=5  Hz
)        (27位のメチル基のH)4)13
C核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。   141.8  (5位のC)        53
.8  (26位のC)  120.9  (6位のC
)        19.5  (19位のメチル基の
C)  89.1  (22位のC)        
17.2  (27位のメチル基のC)  81.0 
 (16位のC)        16.3  (18
位のメチル基のC)  71.1  (3位のC)  
        14.9  (21位のメチル基のC
)5)質量スペクトル分析 m/z  413(M+) 【0061】(23)ルスコゲニンの物性値及び分析デ
ータ 1)性状及び溶解性 無色の融点205〜210℃の板状結晶(メタノール)
で、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド、
ピリジン、クロロホルム、ベンゼン、エーテルに可溶で
、ヘキサン、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3450,1
650,1100,975,915,890及び860
cm−1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。   5.36(1H,br.s)          
      (6位のH)  4.50(1H,dd,
J=16,8Hz)  (16位のH)  4.00(
1H,m)                    
  (1位のH)  3.85(1H,m)     
                 (3位のH)  
3.55(2H,m)               
       (26位のH)  1.12(3H,d
,J=7  Hz)        (21位のメチル
基のH)  1.43(3H,s)         
             (19位のメチル基のH)
  0.84(3H,s)             
         (18位のメチル基のH)  0.
68(3H,d,J=5  Hz)        (
27位のメチル基のH)4)13核磁気共鳴スペクトル
(d5−ピリジン)分析次のシグナルを示す(δ,pp
m)。   141.0  (5位のC)          
66.9  (26位のC)  120.8  (6位
のC)          17.2  (27位のメ
チル基のC)  89.1  (22位のC)    
      16.3  (18位のメチル基のC) 
 81.0  (16位のC)          1
4.9  (21位のメチル基のC)  77.7  
(1位のC)            14.0  (
19位のメチル基のC)  68.9  (3位のC) 5)質量スペクトル分析 m/z  430(M+) 【0062】(24)1β−ヒドロキシソラソジンの物
性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の粉末で、エタノール、メタノール、ジメチルスル
ホキシド、ピリジン、クロロホルム、ベンゼン、エーテ
ルに可溶で、ヘキサン、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3450,3
300,1650,1100,975,915,890
及び860cm−1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。   5.36  (1H,br.s)        
      (6位のH)  4.50  (1H,d
d,J=16,  8Hz)  (16位のH)  4
.00  (1H,m)              
      (1位のH)  3.85  (1H,m
)                    (3位の
H)  2.46  (2H,m)         
           (26位のH)  1.12 
 (3H,d,J=7  Hz)      (21位
のメチル基のH)  1.43  (3H,s)   
                 (19位のメチル
基のH)  0.84  (3H,s)       
             (18位のメチル基のH)
  0.68  (3H,d,J=5  Hz)   
   (27位のメチル基のH)4)13C核磁気共鳴
スペクトル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。   141.0  (5位のC)        53
.8  (26位のC)  120.8  (6位のC
)        17.2  (27位のメチル基の
C)  89.1  (22位のC)        
16.3  (18位のメチル基のC)  81.0 
 (16位のC)        14.9  (21
位のメチル基のC)  77.7  (1位のC)  
        14.0  (19位のメチル基のC
)  68.9  (3位のC) 5)質量スペクトル分析 m/z  429  (M+) 【0063】(25)3−O−〔β−D−グルコピラノ
シル(1→2)〕−β−D−ガラクトピラノシルサルサ
サポゲニンの物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の融点317〜322℃のプリズム晶(メタノール
)で、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド
、ピリジンに可溶で、ヘキサン、クロロホルム、ベンゼ
ン、エーテル、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3500,1
075,975,915,890及び860cm−1に
吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。   4.98(1H,d,J=7  Hz)     
   (グルコースの1位のH)  4.80(1H,
d,J=8  Hz)      (ガラクトースの1
位のH)  4.50(1H,d,d,J=16,8H
z)  (16位のH)  4.15(1H,br.s
)                (3位のH)  
1.12(3H,d,J=7  Hz)       
 (21位のメチル基のH)  1.02(3H,s)
                      (19
位のメチル基のH)  0.75(3H,s)    
                  (18位のメチ
ル基のH)  0.60(3H,d,J=5  Hz)
        (27位のメチル基のH)4)13C
核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。   109.1(22位のC)   105.0,102.0,82.0,78.3,7
8.1,76.2,75.0,71.4,71.2,7
0.0,62.5,62.3(糖の炭素)  77.0
  (3位のC)   81.0  (16位のC)          
16.3  (18位のメチル基のC)  66.9 
 (26位のC)          14.9  (
21位のメチル基のC)  19.5(19位のメチル
基のC)  16.1  (27位のメチル基のC)5
)質量スペクトル分析   m/z  777(M+K)+,761(M+Na
)+,738(M+)【0064】(26)ルスコゲニ
ン−1−O−〔α−L−ラムノピラノシル(1→2)〕
〔β−D−キシロピラノシル(1→3)〕−β−D−フ
コピラノシドの物性値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の粉末で、エタノール、メタノール、ジメチルスル
ホキシド、ピリジンに可溶で、ヘキサン、クロロホルム
、ベンゼン、エーテル、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3500,1
645,1075,975,915,890及び860
cm−1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。   5.60(1H,br.d,J=4  Hz)  
    (6位のH)  4.99(1H,d,J=7
  Hz)          (キシロースの1位の
H)  4.80(1H,br.s)        
          (ラムノースの1位のH)  4
.63(1H,d,J=7  Hz)        
  (フコースの1位のH)  1.74(3H,d,
J=7  Hz)          (フコースの6
位のH)  1.52(3H,d,J=7  Hz) 
         (ラムノースの6位のH)  1.
43(3H,s)                 
       (19位のメチル基のH)  1.07
(3H,d,J=5.5  Hz)      (21
位のメチル基のH)  0.87(3H,s)    
                    (18位の
メチル基のH)  0.68(3H,br.s)   
               (27位のメチル基の
H)4)13C核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン
)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。   139.4  (5位のC)          
        74.2  (1位のC)  124
.7  (6位のC)               
   68.2  (3位のC)  109.2  (
22位のC)                66.
9  (26位のC)  106.6  (キシロース
の1位のC)      19.1  (ラムノースの
6位のC)   101.6  (ラムノースの1位のC)    
  17.3  (フコースの6位のC)   100.5  (フコースの1位のC)     
   17.1  (27位のメチル基のC)   85.5−66.9  (糖由来の12個のC) 
 16.8  (18位のメチル基のC)     81.1  (16位のC)        
        15.0  (19位と21位のメチ
ル基のC) 5)質量スペクトル分析     m/z  877(M+Na)+,855(M
+1)+ 【0065】(27)ジオスゲニン−3−O−〔α−L
−ラムノピラノシル(1→2)〕〔β−D−キシロピラ
ノシル(1→3)〕−β−D−グルコピラノシドの物性
値及び分析データ 1)性状及び溶解性 無色の粉末で、エタノール、メタノール、ジメチルスル
ホキシド、ピリジンに可溶で、ヘキサン、クロロホルム
、ベンゼン、エーテル、水に難溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析3500,1
645,1100,975,915,890及び860
cm−1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリジン)分析
次のシグナルを示す(δ,ppm)。   5.26(1H,m)             
     (6位のH)  5.04(1H,d,J=
8  Hz)    (グルコースの1位のH)  5
.00(1H,d,J=8  Hz)    (キシロ
ースの1位のH)  4.80(1H,br.s)  
          (ラムノースの1位のH)  1
.79(3H,d,J=7  Hz)      (ラ
ムノースのメチル基のH)  1.15(3H,d,J
=7  Hz)      (21位のメチル基のH)
  1.06(3H,s)             
       (19位のメチル基のH)  0.84
(3H,s)                   
 (18位のメチル基のH)  0.71(3H,br
.s)              (27位のメチル
基のH)4)13C核磁気共鳴スペクトル(d5−ピリ
ジン)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。   140.7  (5位のC)          
          78.2  (3位のC)  1
21.8  (6位のC)             
       66.9  (26位のC)  109
.3  (22位のC)              
    19.4  (19位のメチル基のC)   105.7  (キシロースの1位のC)    
    18.7  (ラムノースのメチル基のC)   102.0  (ラムノースの1位のC)    
  17.4  (26位のメチル基のC)   100.0  (グルコースの1位のC)    
    16.5  (18位のメチル基のC)   81.5−61.6  (糖由来の13個のC) 
   15.2  (21位のメチル基のC)   81.1  (16位のC) 5)質量スペクトル分析 m/z  855(M+1)+     【0066】本発明に係る化合物の薬理作用お
よび毒性についての実験例を示す。 〔実験例1〕ガン細胞としてL1210白血病細胞(以
下、L1210細胞と略す)を用いた。培地はRPMI
1640培地(RPMI1640、10%FCS添加培
地)を使用し、この培地にてL1210細胞を8×10
4個/mlに調製して実験に用いた。この調製した細胞
浮遊液に各種濃度の被検薬物を加え培養後、3日、5日
及び7日における生細胞数をトリパンブルー染色法を用
いて計数し、対照群と薬物投与群のそれぞれの生細胞数
から被検薬物のL1210細胞に対する増殖抑制率を求
め、IC50値で示した。尚、被検薬物はジメチルスル
ホキシドに溶解して用い、対照群ではジメチルスルホキ
シドのみを加えた。表1〜表3に示すように、本発明に
係る化合物は強力なL1210細胞増殖抑制作用を示す
ことが明らかとなった。 【0067】〔実験例2〕(毒性)実験には、Std:
ddY系雄性マウスを使用した。被検薬物を静脈内投与
後、72時間の致死数をから、Litchfield−
Wilcoxon法に基づきLD50値を算出した。結
果を表4及び表5に示す。表4及び表5に示すように、
本発明に係る化合物のLD50値はトマチンで5mg/
kg以上,そのほかの化合物では10mg/kg以上で
あった。 【0068】 【0069】 【0070】 【0071】 【0072】 【0073】以上、本発明に係る化合物は、ガン細胞増
殖抑制作用を有することが明らかとなった。 【0074】本発明に係る抗ガン剤の臨床投与量は,活
性成分として成人0.1〜300mg/日が好ましい。 本発明の製剤は任意所要の製剤用担体あるいは賦形剤に
より慣用の方法で使用に供される。 【0075】経口投与用の錠剤,散剤,顆粒剤,カプセ
ル等は慣用の賦形剤,例えば炭酸カルシウム,炭酸マグ
ネシウム,リン酸カルシウム,とうもろこしでんぷん,
ばれいしょでんぷん,砂糖,ラクトース,タルク,ステ
アリン酸マグネシウム,アラビアゴム等を含有していて
もよい。錠剤は周知の方法でコーティングしてもよい。 経口用液体製剤は水性または油性懸濁液,溶液,シロッ
プ,エリキシル剤,その他であってもよい。 【0076】注射用製剤は,本発明に係る化合物は塩の
形態で用いてもよく,用時溶解型が好ましい。また,懸
濁化剤,安定剤または分散剤のような処方剤を含んでい
てもよく,滅菌蒸留水,精油たとえばピーナッツ油,と
うもろこし油あるいは非水溶媒,ポリエチレングリコー
ル,ポリプロピレングリコール等を含有していてもよい
。 【0077】直腸内投与のためには坐剤用組成物の形で
提供され,当業界において周知の製剤用担体,例えばポ
リエチレングリコール,ラノリン,ココナット油等を含
有していてもよい。 【0078】局所適用のためには軟膏用組成物あるいは
硬膏用組成物の形で提供され,当業界において周知の製
剤用担体,例えばワセリン,パラフィン,加水ラノリン
,プラスチベース,親水ワセリン,マクロゴール類,ロ
ウ,樹脂,精製ラノリン,ゴムなどを含有していてもよ
い。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 〔式中、R1は水素原子であるか、又は水酸基であるか
    、又は酸素原子を介して結合する単糖もしくはオリゴ糖
    であり、R2は水素原子であるか、又は水酸基であり、
    R3は i)水素原子であるか、又は ii)単糖あるいはオリゴ糖であるか、又はiii)置
    換基を有し、あるいは有しない飽和あるいは不飽和アル
    キルであるか、又は iv)置換基を有し、あるいは有しないアシルあるいは
    アラルキルであり、R4及びR5は、それぞれ、i)水
    素原子あるいは水酸基あるいはハロゲン原子であるか、
    又は ii)置換基として該当する基がなくてもよく、その場
    合は5位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成する
    か、あいるは5位炭素原子と6位炭素原子は酸素原子と
    ともにエポキシを形成するものであり、R6は水素原子
    であるか、あるいは12位炭素原子とともにカルボニル
    基を形成している基であり、Xは酸素原子又は二級アミ
    ンである。但し、 a)R1、R2、R4(β−配位)、R5及びR6が水
    素原子であり、R3が水素原子又はβ−D−ガラクトピ
    ラノシル又はβ−D−グルコピラノシル(1→2)β−
    D−ガラクトピラノシルであり、Xがα−配位の酸素原
    子である場合は、25位メチルの配位はRであるb)R
    1、R3、R4(β−配位)、R5及びR6が水素原子
    であり、R2がβ−配位の水酸基であり、Xがα−配位
    の酸素原子である場合は、25位メチルの配位はRであ
    る c)R2、R3及びR6が水素原子であり、5位炭素原
    子と6位炭素原子で二重結合を形成し、R1がβ−配位
    の水酸基又はβ−0−[α−L−ラムノピラノシル(1
    →2)][β−D−キシロピラノシル(1→3]β−D
    −フコピラノシルであり、Xがα−配位の酸素原子であ
    る場合は、25位メチルの配位はSであるd)R2、R
    3及びR6が水素原子であり、5位炭素原子と6位炭素
    原子で二重結合を形成し、R1がβ−0−[α−L−ラ
    ムノピラノシル(1→2)β−D−フコピラノシル]で
    あり、25位メチルの配位がR又はSである場合は、X
    はβ−配位の酸素原子又は二級アミンである e)R1、R2及びR6が水素原子であり、R3がα−
    L−ラムノピラノシル(1→2)−β−D−グルコピラ
    ノシルあるいは[α−L−ラムノピラノシル(1→2)
    ][β−D−キシロピラノシル(1→3)]−β−D−
    グルコピラノシルあるいは[α−L−ラムノピラノシル
    (1→2)][β−D−グルコピラノシル(1→4)]
    −β−D−グルコピラノシルあるいはβ−D−グルコピ
    ラノシルあるいは[α−L−ラムノピラノシル(1→2
    )][α−L−ラムノピラノシル(1→4)]−β−D
    −グルコピラノシルあるいは[α−L−ラムノピラノシ
    ル(1→2)][α−L−ラムノピラノシル(1→3)
    ]−β−D−グルコピラノシルあるいは水素原子であり
    、5位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成するも
    のであり、Xがα−配位の酸素原子である場合は25位
    メチルの配位はSである f)R1がβ−配位の水酸基であり、R2及びR6が水
    素原子であり、R3がα−L−ラムノピラノシルあるい
    はβ−D−グルコピラノシル(1→3)−α−L−ラム
    ノピラノシルであり、5位炭素原子と6位炭素原子で二
    重結合を形成するものであり、Xはα−配位の酸素原子
    である場合は、25位メチルの配位はSであるg)R1
    、R2及びR6が水素原子であり、R3が[α−L−ラ
    ムノピラノシル(1→2)][β−D−キシロピラノシ
    ル(1→3)]−β−D−グルコピラノシルあるいは[
    α−L−ラムノピラノシル(1→2)][α−L−ラム
    ノピラノシル(1→3)]−β−D−グルコピラノシル
    であり、5位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成
    するものであり、Xがα−配位の酸素原子である場合は
    、25位メチルの配位はRであるh)R1がβ−0−(
    β−D−フコピラノシル)であり、R2及びR6が水素
    原子であり、R3がα−L−ラムノピラノシルであり、
    5位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成するもの
    であり、Xがα−配位の酸素原子である場合は、25位
    メチルの配位はRであるi)R2、R3及び、R6が水
    素原子であり、R1がβ−0−[α−L−ラムノピラノ
    シル(1→2)−β−D−フコピラノシル]であり、5
    位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成するもので
    あり、Xがα−配位の酸素原子である場合は、25位メ
    チルの配位はRであるj)R1、R2、R3、R4(α
    −配位)及びR5が水素原子であり、Xがα−配位の酸
    素原子であり、R6が12位炭素原子とともにカルボニ
    ル基を形成する基である場合は、25位メチルの配位は
    Sであるk)R1、R2、R4(α−配位)、R5及び
    R6が水素原子であり、R3が水素原子あるいは[β−
    D−キシロピラノシル(1→3)−β−D−グルコピラ
    ノシル(1→2)]−β−D−グルコピラノシル(1→
    4)−β−D−ガラクトピラノシルであり、Xがβ−配
    位の2級アミンである場合は、25位メチルの配位はS
    であるl)R1、R2及びR6が水素原子であり、R3
    が水素原子あるいは[α−L−ラムノピラノシル(1→
    2)−β−D−グルコピラノシル(1→3)]β−D−
    ガラクトピラノシルであり、5位炭素原子と6位炭素原
    子で二重結合を形成するものであり、Xがα−配位の2
    級アミンである場合は、25位メチルの配位はSである
    〕で表されるステロイド系化合物。
  2. 【請求項2】一般式(II) 〔式中、R1は水素原子であるか、又は水酸基であるか
    、又は酸素原子を介して結合する単糖もしくはオリゴ糖
    であり、R2は水素原子であるか、又は水酸基であり、
    R3は i)水素原子であるか、又は ii)単糖あるいはオリゴ糖であるか、又はiii)置
    換基を有し、あるいは有しない飽和あるいは不飽和アル
    キルであるか、又は iv)置換基を有し、あるいは有しないアシルあるいは
    アラルキルであり、R4及びR5は、それぞれ、i)水
    素原子あるいは水酸基あるいはハロゲン原子であるか、
    又は ii)置換基として該当する基がなくてもよく、その場
    合は5位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成する
    か、あるいは5位炭素原子と6位炭素原子は酸素原子と
    ともにエポキシを形成するものであり、R6は水素原子
    であるか、あるいは12位炭素原子とともにカルボニル
    基を形成している基であり、Xは酸素原子又は二級アミ
    ンである。但し、 a)R1、R2及びR6が水素原子であり、R3が水素
    原子あるいはβ−D−グルコピラノシルあるいは[α−
    L−ラムノピラノシル(1→2)][α−L−ラムノピ
    ラノシル(1→4)]−β−D−グルコピラノシルであ
    り、5位炭素原子と6位炭素原子で二重結合を形成する
    ものであり、Xがα−配位の酸素原子である場合は、2
    5位メチルの配位はSである b)R1がβ−0−[α−L−ラムノピラノシル(1→
    2)−β−D−フコピラノシル]あるいはβ−0−{[
    α−L−ラムノピラノシル(1→2)][β−D−キシ
    ロピラノシル(1→3)]−β−D−フコピラノシル}
    であり、R2、R3及びR6が水素原子であり、5位炭
    素原子と6位炭素原子で二重結合を形成するものであり
    、Xがα−配位の酸素原子である場合は、25位メチル
    の配位はSである〕で表されるステロイド系化合物を有
    効成分として含有する制癌剤。
JP41855690A 1990-12-28 1990-12-28 新規なステロイド系化合物および制癌剤 Pending JPH04230696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41855690A JPH04230696A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 新規なステロイド系化合物および制癌剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41855690A JPH04230696A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 新規なステロイド系化合物および制癌剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04230696A true JPH04230696A (ja) 1992-08-19

Family

ID=18526378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP41855690A Pending JPH04230696A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 新規なステロイド系化合物および制癌剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04230696A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999052534A1 (en) * 1998-04-09 1999-10-21 Johns Hopkins University School Of Medicine Use of steroidal alkaloid derivatives as inhibitors of hedgehog signaling pathways
FR2832928A1 (fr) * 2001-11-30 2003-06-06 Dermo Cosmologie Lab De Composition a base d'ester de diosgenine applicable par voie topique
US7098196B1 (en) 1999-10-13 2006-08-29 Johns Hopkins University School Of Medicine Regulators of the hedgehog pathway, compositions and uses related thereto
US7291626B1 (en) 1998-04-09 2007-11-06 John Hopkins University School Of Medicine Inhibitors of hedgehog signaling pathways, compositions and uses related thereto
JP2008519020A (ja) * 2004-11-05 2008-06-05 フィトファーム・パブリック・リミテッド・カンパニー サルササポゲニンの多形相
CN102558283A (zh) * 2010-12-24 2012-07-11 苏州宝泽堂医药科技有限公司 一种从番茄枝叶中提取番茄碱的方法
CN102786575A (zh) * 2012-08-24 2012-11-21 四川大学华西医院 薯蓣皂苷元-3-位衍生物、制备方法及其用途
JP2015506929A (ja) * 2011-12-27 2015-03-05 セントロ デ インベスティガシオン イ デサロリョ デ ロス メディカメントス(サイデム)Centro De Investigacion Y Desarrollo De Los Medicamentos (Cidem) 神経保護剤及び抗炎症剤として作用するスピロステロイド系
JP2018184394A (ja) * 2017-04-25 2018-11-22 東海物産株式会社 トマチジンの製造法
JP2019210236A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 株式会社ディーエイチシー トマチジン又はエスクレオゲニンの製造方法、並びにトマチジン又はエスクレオゲニンの利用物品
CN110642918A (zh) * 2019-10-12 2020-01-03 山东师范大学 一种薯蓣皂苷元衍生物及其制备方法和应用
JP2020203856A (ja) * 2019-06-17 2020-12-24 株式会社ダイセル トマチジン含有抽出物の製造方法

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8097632B2 (en) 1998-04-09 2012-01-17 Johns Hopkins University School Of Medicine Inhibitors of hedgehog signaling pathways, compositions and uses related thereto
US9427431B2 (en) 1998-04-09 2016-08-30 Johns Hopkins University School Of Medicine Inhibitors of hedgehog signaling pathways, compositions and uses related thereto
WO1999052534A1 (en) * 1998-04-09 1999-10-21 Johns Hopkins University School Of Medicine Use of steroidal alkaloid derivatives as inhibitors of hedgehog signaling pathways
US7291626B1 (en) 1998-04-09 2007-11-06 John Hopkins University School Of Medicine Inhibitors of hedgehog signaling pathways, compositions and uses related thereto
US9440988B2 (en) 1998-04-09 2016-09-13 John Hopkins University School Of Medicine Regulators of the hedgehog pathway, compositions and uses related thereto
US7098196B1 (en) 1999-10-13 2006-08-29 Johns Hopkins University School Of Medicine Regulators of the hedgehog pathway, compositions and uses related thereto
US7476661B2 (en) 1999-10-13 2009-01-13 John Hopkins University School Of Medicine Regulators of the hedgehog pathway, compositions and uses related thereto
US7998946B2 (en) 1999-10-13 2011-08-16 Johns Hopkins University School Of Medicine Regulators of the hedgehog pathway, compositions and uses related thereto
US8163719B2 (en) 1999-10-13 2012-04-24 Johns Hopkins University School Of Medicine Regulators of the hedgehog pathway, compositions and uses related thereto
FR2832928A1 (fr) * 2001-11-30 2003-06-06 Dermo Cosmologie Lab De Composition a base d'ester de diosgenine applicable par voie topique
WO2003045399A3 (fr) * 2001-11-30 2004-01-22 Dermo Cosmologie Lab De Composition a base d'ester de diosgenine applicable par voie topique.
JP2008519020A (ja) * 2004-11-05 2008-06-05 フィトファーム・パブリック・リミテッド・カンパニー サルササポゲニンの多形相
CN102558283A (zh) * 2010-12-24 2012-07-11 苏州宝泽堂医药科技有限公司 一种从番茄枝叶中提取番茄碱的方法
JP2015506929A (ja) * 2011-12-27 2015-03-05 セントロ デ インベスティガシオン イ デサロリョ デ ロス メディカメントス(サイデム)Centro De Investigacion Y Desarrollo De Los Medicamentos (Cidem) 神経保護剤及び抗炎症剤として作用するスピロステロイド系
CN102786575A (zh) * 2012-08-24 2012-11-21 四川大学华西医院 薯蓣皂苷元-3-位衍生物、制备方法及其用途
JP2018184394A (ja) * 2017-04-25 2018-11-22 東海物産株式会社 トマチジンの製造法
JP2019210236A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 株式会社ディーエイチシー トマチジン又はエスクレオゲニンの製造方法、並びにトマチジン又はエスクレオゲニンの利用物品
JP2020203856A (ja) * 2019-06-17 2020-12-24 株式会社ダイセル トマチジン含有抽出物の製造方法
CN110642918A (zh) * 2019-10-12 2020-01-03 山东师范大学 一种薯蓣皂苷元衍生物及其制备方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Myszka et al. Synthesis and induction of apoptosis in B cell chronic leukemia by diosgenyl 2-amino-2-deoxy-β-D-glucopyranoside hydrochloride and its derivatives
WO1994009020A1 (en) Novel shingoglycolipid and use thereof
JPH0140038B2 (ja)
JPS63500661A (ja) 新規ビタミンd類似体
JPS61158994A (ja) ホモ二糖類の血糖低下剤
JPS63275598A (ja) デスアザプリン―ヌクレオシド―誘導体
JPH0482160B2 (ja)
JPH04230696A (ja) 新規なステロイド系化合物および制癌剤
WO2006002381A1 (en) Neoglycorandomization and digitoxin analogs
Wei et al. Total synthesis of solamargine
Pérez-Labrada et al. New insights into the structure–cytotoxicity relationship of spirostan saponins and related glycosides
US4885280A (en) Novel 14-amino steroids
Chen et al. Convergent synthesis and cytotoxic activities of 26-thio-and selenodioscin
WO1996020204A1 (fr) Derive x de lewis et procede de production correspondant
Niwa et al. A new coumarin glucoside from Daphne arisanensis
Li et al. Synthesis of tigogenin MeON-Neoglycosides and their antitumor activity
CN102796159A (zh) 一类达玛烷糖苷及其制备方法与应用
EP2852607B1 (en) Synthesis of steroid saponins
CN101781352A (zh) 20-o-糖基及其原人参二醇类化合物及其制备方法
Sztaricskai et al. A Synthesis of L-Ristosamine and a Derivative of its C-4 Epimer
JPS63141992A (ja) 新規なアンスラサイクリン誘導体およびその製造法
Hong et al. Synthesis and properties of several isomers of the cardioactive steroid ouabain
CH676985A5 (ja)
US4522815A (en) Anthracycline glycosides
CA2458183A1 (en) Synthesis of solanum glycosides