JPH042289B2 - - Google Patents

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JPH042289B2
JPH042289B2 JP61012022A JP1202286A JPH042289B2 JP H042289 B2 JPH042289 B2 JP H042289B2 JP 61012022 A JP61012022 A JP 61012022A JP 1202286 A JP1202286 A JP 1202286A JP H042289 B2 JPH042289 B2 JP H042289B2
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spray tower
liquid
exhaust gas
spray
supply device
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JP61012022A
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JPS62171731A (ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/235Heating the glass

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、亜硫酸ガスと無水ホウ酸を含むガラ
ス融解炉排ガスを処理装置に関するものである。
従来の技術 従来のガラス融解炉排ガス処理装置は、たとえ
ば、第2図に示すような構成からなつている。第
2図において、21はスプレー塔、22は充てん
塔、23は循環液ピツト、24はスプレー塔液循
環ポンプ、25は充てん塔液循環ポンプ、26は
シツクナ、27はフイルタプレス、28は消石灰
供給装置、29は排ガス導入ダクト、30は排ガ
ス排ダクトである。すなわち、従来のガラス融解
炉排ガス中に含まれている無水ホウ酸の除去とそ
の回収方法としては、消石灰供給装置28から循
環液ピツト28にCa(OH)2を投入し、亜硫酸ガ
ス(SO2)の吸収と無水ホウ酸(B2O3)の除去
を、スプレー塔21と充てん塔22で行なつてい
た。
発明が解決しようとする問題点 前述のように、従来の方法では、スプレー塔2
1と充てん塔22で使用される循環液としては、
いずれも、循環液ピツト23の同質の液体であつ
て、そのPH値が比較的高いため、とくに、充てん
塔22においては、激しいスケーリングを生じ、
設備の停止や清掃を頻繁に行なわなければならな
いという問題点がある。本発明は、このような問
題点を解決しようとするものである。
問題点を解決するための手段 排ガスの流れからみて直列状に第1スプレー塔
と第2スプレー塔を設け、第1スプレー塔で
B2O3を除去し、第2スプレー塔でSO2を除去す
るようにした。また第1スプレー塔の循環液の一
部を中和タンクへ抜き出し、ここでPH値を制御す
るようにした。すなわち、本発明の構成は、亜硫
酸ガスと無水ホウ酸を含むガラス融解炉排ガスを
導入してその排ガス中の無水ホウ酸をスプレー液
によつて除去する第1スプレー塔と、この第1ス
プレー塔を出た排ガスを導入してその排ガス中の
亜硫酸ガスをスプレー液によつて除去する第2ス
プレー塔と、前記第1スプレー塔の循環液の一部
を抜き出して該液中の無水ホウ酸を中和剤で中和
してホウ酸カルシユーム生成物をつくる中和タン
クと、この中和タンクから抜き出したスラリー液
を濃縮して溢流液を前記第1スプレー塔に戻す第
1シツクナと、前記第2スプレー塔の循環液の一
部を抜き出して溢流液を前記第2スプレー塔に戻
すとともにその濃縮後の石こうスラリー液を前記
第1シツクナの液に合流させる第2シツクナと、
前記第1スプレー塔および第2スプレー塔で必要
とする水を供給する補給水供給装置と、前記中和
タンクに中和剤を供給する中和剤供給装置と、前
記第2スプレー塔に亜硫酸ガス吸収剤を供給する
吸収剤供給装置とを備えていることを特徴として
いる。
作 用 SO2とB2O3を含む排ガスを第1スプレー塔に
導入し、第1スプレー塔のスプレー液でB2O3
除去し、こののち、その排ガスを第2スプレー塔
に導入し、第2スプレー塔の吸収剤を含むスプレ
ー液でSO2を除去する。そして、第1スプレー塔
の循環液中へはCa(OH)2、CaCO3、Mg(OH2
などのアルカリ剤を直接投入することなく、その
循環液の一部を別に配置した中和タンクへ抜き出
し、そのタンク内へCa(OH)2を投入し、そのタ
ンク内の液のPH値の制御により溶解B2O3を除去
する。またB2O3溶液および化合物を含む第1シ
ツクナの溢流液を第2スプレー塔へは供給しなう
よいにし、第2シツクナから第1シツクナへ抜き
出した液量の相当量を工業用水などで補なうこと
で第2スプレー塔の循環液系でのB2O3の濃縮を
防止する。
実施例 第1図は本発明の一実施例を示している。第1
図においては、1は第1スプレー塔、2は第2ス
プレー塔、3は排ガス導入フアン、4は前記第1
スプレー塔1と第2スプレー塔を接続している排
ガスダクト、5は第1スプレー塔液循環ポンプ、
6は第2スプレー塔液循環ポンプ、7は補給水供
給装置、8はCa(OH)2を供給するための中和剤
供給装置、9は中和タンク、10は第1シツク
ナ、11は第2シツクナ、12はCaCO3または
Ca(OH)2を供給するための吸収剤供給装置、1
3は脱水機、14は固形物、15は前記中和剤供
給装置8と中和タンク9の間に設けられた第1流
量調整弁、16は前記第2スプレー塔2と吸収剤
供給装置の間に設けられた第2流量調整弁であ
る。
なお第1図では、第1シツクナ10の溢流液は
第1スプレー塔1への戻され、第2シツクナ11
の溢流液は第2スプレー塔2へ戻されるようにな
つているが、第2シツクナ11の溢流液を第1ス
プレー塔1へも供給するようにしてもよい。また
図示はしていないが、中和タンク9と第2スプレ
ー塔2には、それぞれの液のPHの値を検知するPH
測定器が設けられており、流量調整弁15と16
がそれぞれのPH測定器からの計測信号により、所
定のPH値になるように自動的にそれぞれの弁開度
が制御されるようになつている。
第1図に示すように構成されたガラス融解炉排
ガス処理装置においては、補給水供給装置7から
は補給水が、第1スプレー塔1と第2スプレー塔
2と中和剤供給装置8と吸収剤供給装置12に供
給され、第1スプレー塔1と第2スプレー塔2で
はそれぞれのミストエリミネータの洗浄用スプレ
ー水となる。また第2スプレー塔2へは吸収剤供
給装置12からCaCO3またはCa(OH)2が供給さ
れ、中和タンク9へは中和剤供給装置8かCa
(OH)2が供給される。一方、SO2とB2O3を含む
ガラス融解炉排ガスは、排ガス導入フアン3によ
り第1スプレー塔1に導入され、ここで、排ガス
中のB2O3の大部分がスプレー水とスプレー液に
より除去され、こののち、排ガスダクト4を通つ
て第2スプレー塔2に導入され、ここで、排ガス
中のSO2は、スプレー水およびPH制御により投入
されたCaCO3またはCa(OH)2のスプレー液によ
り吸収除去されてCaSO3・1/2H2Oとなり、さら
にガス中のO2によりCaSO4・2H2Oとなつて第2
シツクナ11へ送液される。また第1スプレー塔
1の循環液の一部は中和タンク9に抜き出され、
この中和タンク9でB2O3溶解液はPH制御により
投入されたCa(OH)2と反応し、Ca3(BO32およ
びCaB2O4・2H2O等の固形物となり、B2O3溶解
度が低下する。このスラリー液は第2シツクナ1
1からの石こうスラリー液とともに第1シツクナ
10へ入り、濃縮され、この濃縮後のスラリー液
は脱水機13で固液分離され、固形物14として
回収される。
発明の効果 本発明は、排ガスの流れからみて、第1スプレ
ー塔と第2スプレー塔を直列状に配列し、SO2
B2O3を含むガラス融解炉排ガスを、まず、前記
第1スプレー塔でB2O3を、つぎに、前記第2ス
プレー塔でSO2を、それぞれ個別に除去し、か
つ、前記第1スプレー塔の循環液には中和剤を直
接投入することなく、その循環液の一部を別に設
置した中和タンクへ抜き出し、このタンク内へ中
和剤を投入して溶解B2O3を除去するので、前記
第1スプレー塔でのPHを低くできることにより
B2O3飽和溶解度を高くすることができ、かつ、
前記第2スプレー塔内のB2O3溶解度が小さく、
しかも、PHも低いため、系内のスケーリング発生
を大幅に抑えることができる、設備の停止や清掃
を頻繁に行なう必要がなくなる。また前記中和タ
ンク内でのPHを簡単に高くすることができる。従
来方式より中和剤の使用量が少なくてすみ、この
ため、過剰な中和剤が大幅に低減され、かつ、こ
のことからしても、前記第1スプレーの循環液の
PHを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した説明図、第
2図は従来のこの種の装置の一塔例を示した説明
図である。 1……第1スプレー塔、2……第2スプレー
塔、7……補給水供給装置、8……中和剤供給装
置、9……中和タンク、10……第1シツクナ、
11……第2シツクナ、12……吸収剤供給装
置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 亜硫酸ガスと無水ホウ酸を含むガラス融解炉
    排ガスを導入してその排ガス中の無水ホウ酸をス
    プレー液によつて除去する第1スプレー塔と、こ
    の第1スプレー塔を出た排ガスを導入してその排
    ガス中の亜硫酸ガスをスプレー液によつて除去す
    る第2スプレー塔と、前記第1スプレー塔の循環
    液の一部を抜き出して該液中の無水ホウ酸を中和
    剤で中和してホウ酸カルシユーム生成物をつくる
    中和タンクと、この中和タンクから抜き出したス
    ラリー液を濃縮して溢流液を前記第1スプレー塔
    に戻す第1シツクナと、前記第2スプレー塔の循
    環液の一部を抜き出して溢流液を前記第2スプレ
    ー塔に戻すとともにその濃縮後の石こうスラリー
    液を前記第1シツクナの液に合流させる第2シツ
    クナと、前記第1スプレー塔および第2スプレー
    塔で必要とする水を供給する補給水供給装置と、
    前記中和タンクに中和剤を供給する中和剤供給装
    置と、前記第2スプレー塔に亜硫酸ガス吸収剤を
    供給する吸収剤供給装置とを備えていることを特
    徴とする、ガラス融解炉排ガス処理装置。
JP61012022A 1986-01-24 1986-01-24 ガラス融解炉排ガス処理装置 Granted JPS62171731A (ja)

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JP5644109B2 (ja) * 2007-12-05 2014-12-24 旭硝子株式会社 硼素含有ガラス製品の製造方法および硼素含有ガラス製品の製造時発生排ガスの浄化方法
CN103547538B (zh) * 2011-05-25 2015-11-25 旭硝子株式会社 造粒体的制造方法、熔融玻璃的制造方法及玻璃物品的制造方法
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GB201502542D0 (en) * 2015-02-14 2015-04-01 Etimine S A A process which is for the removal of gaseous boron species from furnace flue gases and which is such that an agricultural fertiliser is produced
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