JPH04228712A - 河川等の浄化装置 - Google Patents

河川等の浄化装置

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JPH04228712A
JPH04228712A JP40848990A JP40848990A JPH04228712A JP H04228712 A JPH04228712 A JP H04228712A JP 40848990 A JP40848990 A JP 40848990A JP 40848990 A JP40848990 A JP 40848990A JP H04228712 A JPH04228712 A JP H04228712A
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JP
Japan
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water
air
floating body
air lift
diffused
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Pending
Application number
JP40848990A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Yoshikawa
秀夫 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOWA GIJUTSU KK
Original Assignee
KYOWA GIJUTSU KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川等の浄化装置に関
する。さらに詳しくは、河川、湖沼、池、浅海域等の水
底に沈澱堆積しているヘドロ等を除去する浄化装置の装
置規模に係る改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、河川等の浄化装置としては、例え
ば、船体に浚渫機を搭載した浚渫船が知られている。
【0003】この従来の河川等の浄化装置である浚渫船
は、水底から水と共にヘドロ等を吸上げる吸上げ機構と
、吸上げた水、ヘドロ等からヘドロ等を瀘過する瀘過機
構と、瀘過されたヘドロ等を集積する集積槽とを備えた
浚渫機を船体に搭載してなるもので、船体を曳航されま
たは推進させて水上を作業現場へ移動することができる
ようになっている。
【0004】このような従来の河川等の浄化装置では、
船体に複雑、大型の各種機構を備えた浚渫機を搭載する
ことから、装置規模が極めて大型となるため、河川巾等
が狭い場合や水深が浅い場合には船体が曳航、推進不能
になり作業現場へ移動することが不可能となり、また船
体の曳航、推進に時間が掛り緊急時等に速やかな現場出
動が不可能となるという問題点を有している。
【0005】特に、ヘドロ等に係る環境問題を抱える都
市河川は、一般的に大型の装置規模を有する浚渫船が移
動不可能な河川巾等が狭く水深が浅いものが多く、しか
も感潮域にありヘドロ等が堆積しやすい停滞域が生じや
すいものであり、さらには緊急的な現場出動が要求され
る突発的な環境汚染が起こりやすいものであるという背
景がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
点、背景を考慮してなされたもので、装置規模が小型の
河川等の浄化装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る河川等の浄化装置は、水面に浮いて移
動可能な浮体部と、浮体部に吊持され水深に対応して縦
長を可変し水底近くから水面近くまで配設される筒形の
エアリフト筒と、エアリフト筒の下部開口近くに付設さ
れエアを散気してエアリフト筒の内部に気泡噴流を形成
する散気管と、浮体部の下部にエアリフト筒の大部分を
囲繞するように垂設されエアリフト筒の上部開口から噴
出した気泡噴流を水底方向へ案内循環させる案内側壁部
とを備えてなる手段を採用する。
【0008】
【作用】前述の手段によると、水底に堆積しているヘド
ロ等は、散気管から散気されるエアによって形成される
気泡噴流によって巻上げられ、エアリフト筒の下部開口
から内部を上昇して上部開口から噴出し、案内側壁部に
よって水底方向へ案内循環され、浮体部の周囲の水中に
拡散される。そして、ヘドロ等の拡散による水質汚濁に
対しては、散気管から散気されるエアによる曝気で水中
への溶存酸素量を増加させて浄化が行なわれる。
【0009】このため、小型の浮体部に装備した簡素な
構造のエアリフト筒、散気管、案内側壁部の構成でヘド
ロ等を浄化することができ、従来の吸上げ機構、瀘過機
構、集積槽等が不要となることから、装置規模が小型の
河川等の浄化装置を提供するという課題が解決される。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る河川等の浄化装置の実施
例を図面に基づいて説明する。
【0011】図1〜図5は、本発明に係る河川等の浄化
装置の第1実施例を示すものである。この実施例では、
小型の曳航船Sによる曳航式のものを示してある。
【0012】浮体部1は、図5に示すように、一定間隔
を介して並列されたドラム缶のような浮体11の上に甲
板12を掛渡して双胴船式の台船形に形成され、水面W
に浮くことができるようになっている。なお、この浮体
部1は、図1、図2に示すように、散水管3にエアを供
給するコンプレッサCを搭載した補助船S′を介して、
推進機能を有する曳航船SによってロープRで曳航され
、水面W上を移動することができるようになっている。 また、この浮体部1の甲板12上には、エアリフト筒2
を昇降可能に吊持するウインチ(図示せず)が取付けら
れる支持アングル13が立設されている。
【0013】エアリフト筒2は、図3、図4に詳細に示
されるように、ワイア5で吊持可能な鋼板等のフレーム
21で平面形状が細巾の長方形状の角筒形となるように
形成されている。エアリフト筒2の側面部は、下部が一
定の縦長を有するアルミ板等の固定板22で固定的に閉
塞され、固定板22の上部が上下方向へ並列した複数枚
のベニヤ板等の着脱板23で着脱自在に閉塞され、着脱
板23の着脱により閉塞面積(角筒形の縦長)を可変す
ることができるようになっている。エアリフト筒2の前
面部、後面部は、前記フレーム21部分以外が開放され
ているが、必要に応じ閉塞したり移動の際の水の抵抗を
減衰する曲線形の水切りフードを取付けること等も可能
である。エアリフト筒2の上面部、下面部は、上部開口
24、下部開口25として開放されている。
【0014】このエアリフト筒2は、図2に示されるよ
うに、浮体部1の両浮体11の間の下方に細長の長方形
状の長手側を浮体11との並列と同一方向へ向けて浮体
部1に吊持される。
【0015】散気管3は、図3に詳細に示されるように
、エアリフト筒2の下部開口25近くに水平に配設され
た横管31の上面側に小孔の散気孔32を多数個規則的
に穿孔してなる。なお、横管31にはエアリフト筒2に
沿って上方へ配設された立管33が接続され、立管33
には前記コンプレッサCに接続した送気用のチューブT
が接続している。
【0016】この散気管3は、エアリフト筒2のフレー
ム21に固定支持されている。
【0017】案内側壁部4は、浮体部1の浮体の長手側
の外側に固定されて下方へ垂設されており、エアリフト
筒2の長手側よりも若干短い程度の横長を有し、エアリ
フト筒2の縦長と同程度の縦長を有している。
【0018】このような実施例によると、筒形、パイプ
形のものを組合せたような構造であり、従来の複雑、大
型の吸上げ機構、瀘過機構、集積槽等を備えた浚渫機を
船体に搭載したものに比し、極めて小型、簡素な機構を
備えた構造となる。
【0019】また、使用に際しては、まず、曳航船Sに
よって補助船S′、浮体部1を作業現場まで曳航して移
動する。この際、浮体部1に吊持されているエアリフト
筒2が移動方向へ細長の長方形状の短手側を位置させて
いるため、エアリフト筒2に対する水の抵抗が低くなる
。なお、移動の際には、エアリフト筒2を上方へ引上げ
て吊持しておくと、水深に余り注意を払わなくてもすむ
ようになる。また、浮体部1、エアリフト筒2、散気管
3、室内側壁部4からなる小型、簡素な構造により、装
置規模が極めて小型となるため、河川巾等が狭い場合や
水深が浅い場合にも作業現場へ移動することが可能とな
り、移動に特に時間が掛るわけではなく緊急時等に速や
かな現場出動が可能となる。
【0020】次に、作業現場において、エアリフト筒2
の着脱板23を着脱してエアリフト筒2が水底G近くか
ら水面W近くまで配設されるように縦長を可変する。而
後、コンプレッサCを駆動する。
【0021】コンプレッサCが駆動されると、図5に示
すように、散気管3の横管31の散気孔32からエアリ
フト筒2の下部開口25に向けてエアが放出され、エア
リフト筒2の内部に気泡によって水が押上げられる気泡
噴流が形成される。この気泡噴流は、水底Gに堆積して
いるヘドロ等を巻上げてエアリフト筒2内に巻込むこと
になる。ヘドロ等を巻込んだ気泡噴流は、エアリフト筒
2内を上昇し上部開口24から噴出した後、案内側壁部
4に案内されて水底G方向へ向い、一部はエアリフト筒
2内へ循環し他の一部は水中に拡散することになる。
【0022】この結果、水底Gに堆積しているヘドロ等
は、水中に拡散され除去されることになる。なお、河川
での浄化処理では、河川の水流によって拡散したヘドロ
等が下流に押流されることになる。また、曳航船Sを微
速推進させながら前述の浄化作業を行なうと、ヘドロ等
の拡散効率が向上する。
【0023】なお、このような浄化処理によるヘドロ等
の拡散では、水が汚濁することになるが、散気管3より
散気されるエアが水中へ溶込み水中の溶存酸素量を増加
させる曝気を行なうことになるため、好気性バクテリア
を増殖させる等により水質浄化が行なわれる。
【0024】図6は、本発明に係る河川等の浄化装置の
第2実施例を示すものである。
【0025】この実施例では、第1実施例の補助船S′
を廃してコンプレッサCを浮体部1に搭載してある。
【0026】このような実施例によると、浮体部1がや
や大型になるが、曳航船Sによる曳航が容易になり、作
業現場への移動が容易、迅速となる利点がある。
【0027】以上、図示した実施例の外に、浮体部1に
推進機能を装備する実施例も可能である。
【0028】さらに、エアリフト筒2の平面形状を細長
の長方形状以外の他の形状とする実施例も可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明に係る河川等の浄化
装置は、従来のような複雑、大型の各種機構からなる浚
渫機を船体に搭載するような装置規模ではないため、装
置規模が小型化される効果がある。また、この効果によ
り、作業現場へ容易、迅速に移動することができる効果
が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る河川等の浄化装置の第1実施例を
示す使用状態の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の要部拡大図である(一部拡大部分を含む
)。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図1の作用状態を示す断面図である。
【図6】本発明に係る河川等の浄化装置の第2実施例を
示す使用状態の正面図である。
【符号の説明】
1    浮体部 2    エアリフト筒 3    散気管 4    案内側壁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水面に浮いて移動可能な浮体部と、浮
    体部に吊持され水深に対応して縦長を可変し水底近くか
    ら水面近くまで配設される筒形のエアリフト筒と、エア
    リフト筒の下部開口近くに付設されエアを散気してエア
    リフト筒の内部に気泡噴流を形成する散気管と、浮体部
    の下部にエアリフト筒の大部分を囲繞するように垂設さ
    れエアリフト筒の上部開口から噴出した気泡噴流を水底
    方向へ案内循環させる案内側壁部とを備えてなる河川等
    の浄化装置。
JP40848990A 1990-12-27 1990-12-27 河川等の浄化装置 Pending JPH04228712A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109056631A (zh) * 2018-08-24 2018-12-21 许应君 河道治理***

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JPH01214618A (ja) * 1988-02-22 1989-08-29 Toukiyouwan Oudan Doro Kk 水中盛土工法および水中投入物用導管

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