JPH04227775A - エマルジヨン共重合体含有の水系透明コーテイング用組成物およびそれによつて製造される被覆された基板 - Google Patents

エマルジヨン共重合体含有の水系透明コーテイング用組成物およびそれによつて製造される被覆された基板

Info

Publication number
JPH04227775A
JPH04227775A JP3116541A JP11654191A JPH04227775A JP H04227775 A JPH04227775 A JP H04227775A JP 3116541 A JP3116541 A JP 3116541A JP 11654191 A JP11654191 A JP 11654191A JP H04227775 A JPH04227775 A JP H04227775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
water
monomers
parts
acrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3116541A
Other languages
English (en)
Inventor
Knud Reuter
クヌート・ロイター
Rolf Dhein
ロルフ・ダイン
Rainer Dr Rettig
ライナー・レツテイヒ
Wolfhart Wieczorrek
ボルフハルト・ビーチヨレク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH04227775A publication Critical patent/JPH04227775A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D133/00Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D133/04Homopolymers or copolymers of esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D133/00Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D133/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C09D133/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, the oxygen atom being present only as part of the carboxyl radical
    • C09D133/062Copolymers with monomers not covered by C09D133/06
    • C09D133/066Copolymers with monomers not covered by C09D133/06 containing -OH groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L61/00Compositions of condensation polymers of aldehydes or ketones; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L61/20Condensation polymers of aldehydes or ketones with only compounds containing hydrogen attached to nitrogen

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
【0002】
【発明の分野】本発明は、特定のエマルジョン共重合体
と、結合剤としてのメラミン樹脂との混合物を有する水
系の透明コーティング用組成物、並びに被覆された基板
、特に自動車の車体のための最上部のトップコート製造
のためのそれらの使用に関する。
【0003】
【発明の説明】自動車のためのコーティングの製造は、
工業的に通常用いられている種々の方法のいずれかによ
って行われ得る。プライマーは、一般に、電気浸漬下塗
りによる水相中で施工されるが、フィラーおよびベース
コーティング(ベースコート)として水希釈可能な系お
よび有機的に可溶な系の両方が用いられ得る。作業およ
び環境保護の理由、並びに原材料を保護するため、水希
釈可能なコーティング系が好ましいが、しかし現在のと
ころ、この水相から自動車用コーティングの製造を達成
するには種々の技術的な問題が存在している。特に、ベ
ースコート(メタリックまたは彩色)上の4番目の層と
して、水系の透明コーティング(透明コート)と施工す
るための問題に対する技術的に有益な解決策はなく、そ
の結果、以前にはこの水相からの完全なコーティングの
製造は達成されていなかった。
【0004】数多くの出版物がオレフィン系の不飽和化
合物の共重合体を基とする水系の結合剤の製造を取り扱
っているが、本発明が、初めて、連続自動車塗装用水系
透明コートに関する要求を全て満足させる水系透明コー
ティングを提供するものである。
【0005】US−PS 3,611,827(Ash
land Oil)は、水分散可能なアクリル系コーテ
ィング用コンパウンド(これはエマルジョン重合体であ
る)の製造方法に関するものである。DE−OS 2,
357,152 の著者の意見では、この生成物は、第
一級の水系コーティングのための乗用車およびトラック
の製造に関する要求を満足させるものではない。
【0006】DE−OS 2,357,152 (US
−PS 4,164,488)には、自動車用に適切な
コーティングを与える初めての水系であると記述されて
いる水系の熱硬化型アクリル系コーティング組成物が記
載されている。この生成物の特別な適応性は、それが彩
色されたコーティング結合剤として用いられるとき特に
明らかであると記述されているが、しかしこの明細書に
は、透明コーティングとしてのこの生成物の詳細な使用
もしくは適応性は記載されていない。その説明からして
、DE−OS 2,357,152 に従って製造され
る生成物は溶液重合体であることは明らかである。
【0007】この完成したポリマーの水中への部分的な
溶解性は、組成物を与えるときの特別な手段で達成され
る。COOH:OH 基の比率が1:0.2〜1:1.
8であるため、約30〜50重量%のポリマーが分散し
た形態として存在しているが、残りの50〜70%は水
系媒体中に溶解しそして溶解した形態として存在してい
ると述べられている。
【0008】US−PS 3,862,071 には、
少なくとも0.25重量%の、分散したアルミニウム青
銅を含有している、部分的に可溶なそして部分的に分散
したポリマー類から成る同様の系が記載されている。こ
の出願もまた、もし部分的に水に可溶なポリマー類を使
用する場合、アミノ樹脂で架橋させたアクリル系樹脂を
基とする熱硬化型自動車コーティングが特に有益な結果
を与えることを示している。
【0009】この原則が、特別なエマルジョン重合体の
組み合わせに関するDE−PS 2,918,067 
中に適用されている。これらの水系コーティング系もま
た、アミノ樹脂で架橋されているが、しかしながら、こ
の生成物は種々の点、例えば高い焼き付け温度にも拘ら
ずフィルムが堅いこと、溶媒に対する抵抗性、或は下地
の表面への粘着性において満足できるものではない。こ
の説明から、この発明に従うポリマーアミノ樹脂混合物
は、特に、彩色されたコーティングの製造のために使用
すべきであることは明らかであり、そして、この混合物
が、単独で自動車用の透明コートとなるような透明コー
ト用として、特に適切であるとは示唆されていない。
【0010】アクリル酸エステルのエマルジョン重合体
とメラミン樹脂とを基とする水系のコーティング系がD
E−OS 2,531,802 に記載されている。こ
れらの生成物は、例えば US−PS 3,862,0
71(上を参照)よりも優れていると記述されている。 しかしながら、DE−OS 2,531,802 のア
クリル系ポリマー類は、分散成分がエマルジョン重合技
術によって製造されておりそして結合剤混合物がより低
いパーセントで水に可溶なアクリル系共重合体を含有し
ている点でのみUS−PS 3,862,071 のも
のとは異なっており、即ちDE−OS 2,531,8
02 に従う生成物は上記可溶成分を排除するものでは
ない。
【0011】ヨーロッパ特許出願 EP−A−0,25
3,251 は、第二成分としてアミノプラストを有す
るアクリル系樹脂を基とする透明コーティングを記載し
ている。可溶化させるか、或は分散させるカルボン酸エ
ステル基の存在下、これらのコーティングは水系として
施工され得る。 ブリキ缶から施工する場合、これらの生成物は深絞り可
能なコーティングを展開することができる必要があるた
め、ヒドロキシル基の如き官能基がアクリル系ポリマー
中に全く使用されていない、即ち、この共重合体類は、
モノマー単位としてアクリル酸もしくはメタアクリル酸
ヒドロキシアルキルを全く含有していない。
【0012】EP−A−0,029,597においては
、同じ出願者によるDE−OS 2,357,152 
の教示を変化させている。別の方法で類似のポリマー類
が使用されているが、例えば透明コーティングにおける
耐候性を改良する目的でUV安定剤が更に用いられてい
る。そのうえ、この特許出願もまた、良好なコーティン
グ特性を得るために、50%の分散した成分に加えて、
水中に溶解したアクリル系ポリマー類をかなりの比率で
含有させる必要があると述べている。この出願者もまた
、該生成物に外部乳化剤を含有させない必要があること
を強調している。
【0013】全ての人が同様の方向を示しているところ
の、最適な水系のアクリル系コーティング組成物を製造
するための数多くの技術的説明が、Journal o
f Coatings Technology、56巻
、 No.716、 1984年9月、 73頁以降に
記載されているY. Nakayama、T. Wat
anabeおよびI. Toyomoto(関西ペイン
ト株式会社)著「エマルジョン類と水溶性樹脂とのブレ
ンド物からの高性能コーティング(High Perf
ormance Coatings from Ble
nds of Emulsions and Wate
r−Soluble Resins)」の記事にも見い
だされる。この記事は、水系の分散可能なアクリル系ポ
リマー類と水溶性アクリル系ポリマー類との混合の必要
性を強調しており、そして高い水分含有量の存在下の表
面に下地を作るための耐水性および粘着性に対する、界
面活性添加剤、例えば乳化剤(界面活性剤)の無害性を
指摘している。従って、いわゆる無石鹸のアクリル系エ
マルジョンが推奨されておりそして製造されている。
【0014】低分子量の乳化剤を用いて製造された水系
エマルジョン重合体の欠点もまた、特にEP−A−0,
001,489 に述べられている。ポリマーの分散を
安定化させるために必要な乳化剤を存在させると、例え
ば、水分および気候の影響に対するコーティングフィル
ムの抵抗力をかなり減少させる。このような技術的な欠
点に打ち勝つため、いわゆる「立体的に安定化された」
分散ポリマーの製造がEP−A−0,001,489に
記載されている。この出願では、ポリマー類は、水相も
しくは水系エマルジョン中で製造されていないが、しか
しむしろ、非水系溶媒中で行うべき種々の段階の重合を
完結させた後でのみ水系分散液に変換させている。
【0015】この考えはまたEP−B−0,038,1
27中にも存在している。アミノ樹脂で架橋させたアク
リル酸エステルの共重合体を基とする疑似塑性もしくは
揺変性のミクロゲルエマルジョンが、EP−B−0,0
38,127中の水系メタリックベースコート用として
記載されている。
【0016】メタリックコーティング上に施工される透
明コートのためのアクリル酸エステル結合剤に関する種
々の可能性がEP−B−0,038,127中に記載さ
れている:1)非水系溶媒中の溶液重合体(実施例1、
2、4、5)2)非水系の水混合可能な溶媒、例えばイ
ソプロパノール中で製造され、続いて水溶液に変換され
る溶液重合体(実施例3) 3)水系分散重合体(実施例なし、コラム14の22〜
29行)。
【0017】エマルジョン重合技術で製造されたアクリ
ル系ポリマーの使用もまた、それが水相から施される場
合、透明コート用としての可能性が示唆されている(コ
ラム14の30〜32行、実施例なし)。実行可能な透
明コーティングを製造するために必要な技術的操作に関
してはいかなる詳細も与えられていない(使用される添
加剤、架橋剤および助剤)。更に、実際上の用途に関す
る実施例は、ミクロゲルの形態ではない水系エマルジョ
ン重合体が特に有益であるとの示唆を全く与えていない
【0018】EP−B−0,038,127中に記載さ
れているアクリル酸エステル溶液は2段階で製造されて
おり、従って複雑な製造方法であり、そしてエマルジョ
ン重合体ではない。とりわけ、エマルジョン重合体中へ
の乳化剤の使用に対する、そして、溶解した本質的な量
の重合体の存在なしで水単独中に分散されている系に対
する、同一の出願者によるEP−A−0,001,48
9中で提起された数多くの疑問点を考慮すると、その技
術の残りの部分に関して、その発明に従う透明コーティ
ングに匹敵するところの技術的に有益な自動車用水系透
明コートを得ることができないのではないかということ
が、EP−B−0,038,127から推測される。
【0019】彩色されたコーティング系、特にメタリッ
ク顔料を含有している系を製造するために、架橋剤とし
ての分子量が少なくとも500の特別な疎水性メラミン
樹脂と一緒に用いられる水分散可能なアクリル系ポリマ
ー類を製造することができることは、DE−OS 3,
803,522から公知である。DE−OS 3,80
3,522の教示に従うと、これらの系は、ウエット−
オン−ウエット(wet−on−wet)で施される二
層コートの下層としての使用に特に有益である。透明コ
ートとしてのこの系の有益性に関しては、いかなる示唆
もなされていない。代わりに、そのコーティング組成物
の必須成分として顔料が特に請求の範囲として請求され
ている。DE−OS 3,803,522中に述べられ
ているただ一つの透明なコートは、有機溶媒に溶解する
生成物である。
【0020】DE−OS 3,803,522の結合剤
系(アクリル系共重合体+疎水性の高分子量メラミン樹
脂)は、顔料と一緒でないとき透明コート中に劣った光
沢値を与え、そして該疎水性メラミン樹脂を水系中に組
み入れることに関する技術的な複雑さのため、実際上の
加工要求を満足させるものではない。従って、DE−O
S 3,803,522に従えば有益な透明コート系が
得られるとの示唆は全くなされていない。
【0021】EP−A−0,287,144には、少な
くとも2段階のエマルジョン重合により製造されそして
排他的にメタリックベースコートとしてのそれらの使用
に適合した、特別な組成を有するアクリル系ポリマー類
が記載されている。この複雑な製造方法以外、この明細
書には、透明コートとしての該生成物の使用に関するい
かなる示唆も含まれていない。
【0022】DE−OS 3,734,755には、腐
食する傾向を減少させることを伴う一時的な表面保護と
してのポリアクリル酸エステルのエマルジョンおよび懸
濁液が記載されている。これらの未架橋コーティング(
これらは、再び基板から容易に除去される)から水系の
透明コートが製造されるとの教示は導かれない。
【0023】水溶性のアクリル系焼き付け用コーティン
グがDE−OS 2,840,574に記載されている
。これらの生成物は、メタル効果用コーティングのため
の溶液重合体であるが、しかしその不充分なメタリック
効果および複雑な製造方法のため、それらは工業的に達
成されなかった。これらの生成物は、その水溶液の好ま
しくない流動特性(これは、環境の観点からして望まし
くない有機補助溶媒を相当量添加することによって補う
必要がある)のため、水系透明コートとしての使用には
不適切である。これらの生成物はまた、結合剤系の疎水
特性(フィルム中に生じる欠陥および特別に選択された
架橋剤用の樹脂に対する該生成物の制限のため、この性
質は、水系ベースコート上のウエット−オン−ウエット
塗装には不利である)のため、不適切である。
【0024】要約すると、技術的に有益な自動車用水系
透明コーティングは今まで記述されていなかった。従っ
て、本発明の目的は、従来技術の欠陥に打ち勝つ水系の
透明コーティング組成物を提供することにある。
【0025】この目的は、以下に示す本発明に従って達
成され得る。
【0026】
【発明の要約】本発明は、A)成分A)およびB)の全
重量を基準にして60〜90重量%の、a)0〜50重
量%の、スチレン、α−メチル−スチレン、或はこれら
のモノマー類の混合物と、b)0〜50重量%のメタア
クリル酸メチルと、c)10〜45重量%の、アルキル
基中に1〜8個の炭素原子を有する少なくとも1種のア
クリル酸アルキルと、 d)5〜30重量%の、(メタ)−アクリル酸ヒドロキ
シエチル、2−もしくは3−ヒドロキシプロピル、2−
、3−もしくは4−ヒドロキシブチル、或はこれらのモ
ノマー類の混合物と、 e)1〜15重量%の、アクリル酸、メタアクリル酸、
或はこれらの酸類の混合物と、そして f)0〜15重量%の他のコモノマー類と、の反応生成
物 [ここで、 i)0〜100、好適には0〜80、最も好適には0〜
50%のカルボキシル基が、脂肪族アミンで、或はアン
モニアで中和されており、 ii)a)〜f)のパーセントの合計が、a)〜f)の
全重量を基準にして100以下であり、そしてiii)
モノマーa)およびb)を合わせた重量が、モノマーa
)〜f)の全重量を基準にして10〜70重量%である
]であるエマルジョン共重合体、B)成分A)およびB
)の全重量を基準にして10〜40重量%のメラミン樹
脂、および C)水を含む水系の透明コーティング用組成物に関する
【0027】本発明はまた、これらの水系の透明なコー
ティング組成物から製造される被覆された基板、特に被
覆された自動車用基板に関する。
【0028】
【発明の詳細な記述】本発明に従う水系の透明コーティ
ング組成物は、成分A)およびB)の重量を基準にして
、60〜90重量%、好適には65〜85重量%の成分
A)および10〜40重量%、好適には15〜35重量
%の成分B)を含有している。
【0029】成分A)およびB)の混合物は本発明に従
う主要な結合剤成分である。成分C)は、水に加えて、
公知の助剤および添加剤、例えば追加的架橋剤、補助的
流動剤、湿潤剤、触媒、有機溶媒および光保護剤を含ん
でいてもよい。
【0030】本発明に必須な成分A)は、上述したモノ
マーa)〜f)のエマルジョン共重合体を基としている
。モノマーc)には、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸n−ヘキシル
およびアクリル酸n−オクチルが含まれる。任意のモノ
マーf)には、ビニルトルエン;アルキル基中に2〜1
8個の炭素原子を有するメタアクリル酸アルキル;アル
キル基中に9〜18個の炭素原子を有するアクリル酸ア
ルキル;N−ビニルピロリドン;1〜4個の炭素原子を
有するビニル−アルキル−ケトン類;アルキル基中に1
〜18個の炭素原子を有するビニル−アルキル−カルボ
ン酸エステル;各場合共、アルキル基中に1〜4個の炭
素原子を有するマレイン酸、フマル酸もしくはイタコン
酸のアルキルエステル;ビニルスルホン酸塩およびそれ
らの混合物が含まれる。
【0031】特に好適なエマルジョン共重合体A)は、
a)0〜40、最も好適には20〜40重量%のスチレ
ンと、 b)5〜50、最も好適には5〜20重量%のメタアク
リル酸メチルと、 c)25〜40重量%の、アルキル基中に4〜8個の炭
素原子を有する少なくとも1種のアクリル酸アルキルと
、 d)12〜20重量%の、メタアクリル酸ヒドロキシエ
チル、メタアクリル酸2−もしくは3−ヒドロキシプロ
ピル、或はこれらのモノマー類の混合物と、e)2〜1
0重量%のメタアクリル酸と、そしてf)0〜15重量
%の他のコモノマー類と、の反応生成物 [ここで、モノマーa)およびb)を合わせた重量が、
モノマーa)〜f)の全重量を基準にして35〜50、
好適には35〜45重量%である]を基としている。
【0032】好適には、モノマーd)およびe)は、カ
ルボキシル基とヒドロキシル基との当量比が1:1.5
〜1:4.5、より好適には1:1.9〜1:4.5に
相当する量で用いられる。
【0033】エマルジョン重合体A)の製造は、例えば
Houben−Weyl著のMethoden der
 Organischen Chemie、第4版の補
足、E 20巻/パート1、218〜313頁に記述さ
れているような通常のエマルジョン重合方法によって行
われ得る。公知の重合用助剤が、水媒体中でエマルジョ
ン重合体を製造するときに用いられる。
【0034】水の量は、一般に、固体含有量が20〜6
0重量%、好適には35〜50重量%の水系重合体エマ
ルジョンが得られるように計算される。
【0035】このように製造されそして水系エマルジョ
ンとして存在しているこのエマルジョン重合体を、他の
成分と一緒にして、本発明の透明コーティング組成物を
生じさせる。
【0036】架橋剤B)は、1〜4個の炭素原子を有す
る飽和アルコールで部分的にもしくは完全にエーテル化
されているか、或は未エーテル化メラミン樹脂である。 好適なメラミン樹脂樹脂は、例えばFR−PS 943
,411、或はD.H.Solomon著の「有機フィ
ルム形成体の化学(The Chemistry of
 Organic Filmformers)」、Jo
hn Wiley & Sons、 Inc.、 Ne
w York、1967、 235〜240頁に記述さ
れているような充分にメチルエーテル化されたメラミン
樹脂である。
【0037】多くの場合、該コーティングフィルムの適
切な架橋を確実にするため、酸触媒の使用が推奨される
。このような触媒の性質および濃度は焼き付け条件およ
びメラミン樹脂の性質に依存している。適切な酸触媒に
は、アルキルベンゼンスルホン酸、例えばトルエンスル
ホン酸およびジアルキルナフタレンモノ−およびジスル
ホン酸(これらは遊離でもよいか、或はアミン類でブロ
ックされていてもよい)が含まれる。
【0038】市場で入手可能な増粘剤、例えばポリアク
リル酸エステルまたはポリウレタン類を基とするものが
、しばしば流動特性を改良するために用いられる。この
ような特性は更に、pHを変化させるか、或は添加する
中和用のアミン類の性質および濃度、または補助溶媒の
添加によって、影響され得る。
【0039】エマルジョン重合中に一般的に用いられる
外部乳化剤が存在しているため、該エマルジョン重合体
は保存中安定であるが、該共重合体中の100%以下、
好適には80%以下、最も好適には50%以下のカルボ
キシル基を、中和剤としてのアンモニアまたは脂肪族ア
ミン類を用いて、中和させてもよい。脂肪族アミン類の
例には、トリエチルアミン、エタノールアミン、ジメチ
ルエタノールアミンおよびトリエタノールアミンが含ま
れる。
【0040】このコーティング組成物の全重量を基準に
して10重量%以下の量で任意に使用され得る適切な補
助溶媒の例には、一価および多価アルコール、炭化水素
類、エーテル類、エステル類およびケトン類、例えばエ
チルもしくはブチルグリコールおよびそれらの酢酸エス
テル、エチルおよびブチルジグリコール、エチレングリ
コールジメチルエーテルおよびメトキシプロパノールが
含まれる。
【0041】前述した他の助剤および添加剤もまた、透
明な既製コーティング組成物の製造のために使用され得
る。この透明なコーティング組成物は、25〜50重量
%、好適には30〜45重量%の固体含有量を有してお
りそして15〜60秒、好適には18〜40秒の粘度(
DIN 4カップ/25℃)を有している。
【0042】このコーティングは、コーティング技術で
利用されている公知の方法、好適にはフロー・カップ・
ガン(flow cup gun)を用いて噴霧するこ
とによって施工されてもよい。このコーティングはウエ
ット−オン−ウエット(排気のため少しの間休ませた後
)で施工するか、或は溶媒を含有している予め乾燥した
ベースコーティング上に施工してもよい。全体のコーテ
ィング製造のためには、水系ベースコートの層に本発明
に従う透明コーティング組成物を施工するのが、特に環
境上望ましい。この塗装は、ウエット−オン−ウエット
(排気のため少し間隔を置いた後)で行うか、或は予め
乾燥したベースコート上に行ってもよい。
【0043】この透明コーティング組成物で被覆された
基板を、一般に、塗布した後少しの間10〜50℃、好
適には25〜40℃の温度で排気させた後、約10〜6
0、好適には20〜30分間、約100〜160℃、好
適には120〜140℃で焼き付けする。比較的厚いコ
ーティングに関しては、多くの場合、気泡の生成を減少
させるため80℃で直ちに乾燥することも推奨される。 このようにして得られる焼き付けされたコーティングは
、良好な耐溶媒性と共に優れた可視的および機械的特性
によって特徴づけられる。
【0044】以下の実施例において、全ての部およびパ
ーセントは特に明記されていない限り重量である。
【0045】
【実施例】本発明に従って用いられる水系エマルジョン
重合体の製造実施例アクリル酸エステル分散液1撹拌機
の付いているガラス反応槽中、80℃で、公知のエマル
ジョン重合により下記の成分を反応させた:613.5
0部の脱イオン水 3.90部のポリエトキシ化3−ベンジル−4−ヒドロ
キシ−ビフェニル(ヒドロキシ化合物1モル当たり約1
0モルのエチレンオキサイド(乳化剤1)0.75部の
スルホン酸ナトリウム−ジ−第二ブチル−ナフタレン(
乳化剤2)1.25部のパーオキシ二硫酸アンモニウム 117.00部のスチレン 53.00部のメタアクリル酸メチル 141.00部のアクリル酸ブチル 72.00部のメタアクリル酸ヒドロキシエチル25.
00部のメタクリル酸、および 7.40部のドデシルメルカプタン。
【0046】重合を停止させた後、0.25部のパーオ
キシ二硫酸アンモニウムを加えることによって後重合を
80℃で行い、そしてその後、3.26部のジメチルエ
タノールアミンを用いて部分的に中和した。
【0047】このエマルジョンは、23℃で半年間保存
してもまだ完全であり底面への沈澱は存在していなかっ
た。
【0048】アクリル酸エステル分散液21.63部の
ジメチルエタノールアミンで中和した以外はアクリル酸
エステル分散液1と同じ。
【0049】アクリル酸エステル分散液36.52部の
ジメチルエタノールアミンで中和した以外はアクリル酸
エステル分散液1と同じ。
【0050】アクリル酸エステル分散液45.47部の
トリエタノールアミンで中和した以外はアクリル酸エス
テル分散液1と同じ。
【0051】アクリル酸エステル分散液53.67部の
トリエチルアミンで中和した以外はアクリル酸エステル
分散液1と同じ。
【0052】アクリル酸エステル分散液61.75部の
33%アンモニア水溶液で中和した以外はアクリル酸エ
ステル分散液1と同じ。
【0053】アクリル酸エステル分散液7アクリル酸エ
ステル分散液1に関して列挙した方法を用いて下記の成
分を反応させた:613.80部の脱イオン水3.90
部の乳化剤1 0.75部の乳化剤2 1.25部のパーオキシ二硫酸アンモニウム117.0
0部のスチレン 63.00部のメタアクリル酸メチル 141.00部のアクリル酸ブチル 72.00部のメタアクリル酸ヒドロキシエチル11.
10部のメタクリル酸、および 7.40部のドデシルメルカプタン。
【0054】重合を停止させた後、0.25部のパーオ
キシ二硫酸アンモニウムを加えることによって後重合を
80℃で行い、そしてその後、3.26部のジメチルエ
タノールアミンを用いて部分的に中和した。
【0055】アクリル酸エステル分散液8アクリル酸エ
ステル分散液1に関して列挙した方法を用いて下記の成
分を反応させた: 614.50部の脱イオン水 3.90部の乳化剤1 0.75部の乳化剤2 1.63部のパーオキシ二硫酸アンモニウム117.0
0部のスチレン 53.00部のメタアクリル酸メチル 141.00部のアクリル酸ブチル 72.00部のメタアクリル酸ヒドロキシエチル21.
00部のメタクリル酸、および 9.62部のドデシルメルカプタン。
【0056】重合を停止させた後、80℃で0.325
部のパーオキシ二硫酸アンモニウムを加えることによっ
て後重合を行い、そしてその後、3.26部のジメチル
エタノールアミンを用いて部分的に中和した。
【0057】アクリル酸エステル分散液9アクリル酸エ
ステル分散液1に関して列挙した方法を用いて下記の成
分を反応させた: 613.80部の脱イオン水 3.90部の乳化剤1 0.75部の乳化剤2 0.63部のパーオキシ二硫酸アンモニウム117.0
0部のスチレン 53.00部のメタアクリル酸メチル 141.00部のアクリル酸ブチル 72.00部のメタアクリル酸ヒドロキシエチル21.
00部のメタクリル酸、および 3.70部のドデシルメルカプタン。
【0058】重合を停止させた後、80℃で0.125
部のパーオキシ二硫酸アンモニウムを加えることによっ
て後重合を行い、そしてその後、3.26部のジメチル
エタノールアミンを用いて部分的に中和した。
【0059】アクリル酸エステル分散液10〜14アク
リル酸エステル分散液1に関して列挙した方法を用いて
下記の表1に要約した成分を反応させた;表1中の数は
部を表す。
【0060】
【表1】表    1   10      11      12     
 13      14    アクリル酸エステル分
散液1247.0  1251.0  1246.0 
 1251.0  1250.0  脱イオン水   
7.8     7.8     7.8     7
.8     7.8  乳化剤 1   1.5  
   1.5     1.5     1.5   
  1.5  乳化剤 2   2.5     2.
5     2.5     2.5     2.5
  パーオキシ二硫酸アンモニウム 105.0   
105.0   105.0   339.0   1
05.0  スチレン  234.0   281.0
   247.0     −     247.0 
 メタアクリル酸メチル 283.0   283.0
   272.0   283.0    72.0 
 アクリル酸ブチル 144.0    97.0  
 141.0   144.0     −    メ
タアクリル酸ヒドロキシエチル   −       
−       −       −     141
.0  メタアクリル酸ヒドロキシ         
                         
      プロピル*  47.0    43.0
    47.0    43.0    43.0 
 メタアクリル酸  14.8    14.8   
 14.8    14.8    14.8  ドデ
シルメルカプタン*商業的メタアクリル酸2−および3
−ヒドロキシプロピルの混合物全ての場合において、重
合を停止させた後、80℃で0.5部のパーオキシ二硫
酸アンモニウムを加えることによって後重合を行い、そ
してその後この生成物を6.5部のジメチルエタノール
アミンを用いて部分的に中和した。
【0061】水系透明コーティングの製造水系透明コー
ティングの組成物を製造するために用いた組成は表2に
列挙する。
【0062】
【表2】 表2  透明コーティング組成物の組成  組  成 
 番  号              1    2
    3    4    5    6    7
  メラミン樹脂1*               
      11.0        11.0メラミ
ン樹脂2*               10.2 
       10.2        10.2  
10.2  10.5均染剤1*          
            1.2   1.2   1
.2   1.2   1.2   1.2   1.
2均染剤2*                   
   0.6   0.6   0.6   0.6 
  0.6   0.6   0.6ブチルグリコール
               3.9       
  4.0         4.1   4.1  
 4.1エチルジグリコール/ ブチルジグリコール                
   3.2         3.3酸触媒1*  
                         
                         
      0.3酸触媒2*           
           0.8         0.
8         0.8   0.8光保護剤1*
                    1.8  
 1.8   1.8   1.8   1.7   
1.7   1.8光保護剤2*          
                1.8      
   1.8光保護剤3*             
       1.8         1.8   
      1.7   1.7   1.8水中10
%のジメチル エタノールアミン               6.
1   6.0   5.9   5.9   5.8
   5.8   6.0膨潤助剤*        
              1.2   1.2  
 1.2   1.2   1.2   1.2   
1.2脱イオン水                 
    6.8   8.1   8.1   9.2
   9.9   9.5   7.8アクリル酸エス
テル分散液1    60.6  60.2アクリル酸
エステル分散液6                5
9.5  59.1アクリル酸エステル分散液8   
                         
57.8アクリル酸エステル分散液9        
                         
 58.3  59.7増粘剤*          
              5.0   4.9  
 4.9   4.9   5.0   4.9   
5.0 全    量               
      100.0 100.0 100.0 1
00.0 100.0 100.0 100.0 秒で
示した流出粘度            26    
20    18    17    19    2
6    26(DIN 4 カップ,25℃) メラミン樹脂1:Cymel 327 (Cyanam
id Int., Wayne、 N. J.、 i−
プロパノール中90%の固体含有量)メラミン樹脂2:
Cymel 303 (Cyanamid Int.,
 Wayne、 J. N.)水中98%の固体含有量 均染剤1:Additol XW 395 (Hoec
hst AG、 Frankfurt/M、 BRD)
ブチルグリコール中50% 均染剤2:Resiflow W 50 (Worle
e−Chemie GmbH、 Hamburg、 B
RD)ブチルグリコール/イソプロパノール4:1中5
0% 湿潤助剤:Fluorotensid FT 929 
(Bayer AG、Leverkusen、 BRD
)水/エタノール8:1中10%酸触媒1:Nacur
e 2501 (King Industries I
nc., Norwalk CT)イソプロパノール中
25%酸触媒2:Nacure 1051 (King
 Industries Inc., Norwalk
 CT)ブチルグリコール中50%光保護剤1:Tin
uvin 1130 (Ciba−Geigy Mar
ienberg GmbH、 Lautertal、 
BRD)エチルジグリコール/ブチルジグリコール1:
1中20% 光保護剤2:Tinuvin 292 (Ciba−G
eigy Marienberg GmbH、 Lau
tertal、 BRD)エチルジグリコール/ブチル
ジグリコール1:1中20% 光保護剤3:Tinuvin 440 (Ciba−G
eigy Marienberg GmbH、 Lau
tertal、 BRD)ブチルグリコール中20%増
粘剤:Viscalex HV 30 (Allied
 Colloids GmbH、 Hamburg、 
BRD)水中5%溶解機を用いて個々の成分を連続して
均一な速度で撹拌し均一化させた。
【0063】水系透明コーティングの施工電気浸漬プラ
イマー(KTL)、フィラーおよびベースコート(水系
、或は溶媒含有)で製造した鋼製のシートを該透明コー
ティングで被覆した。このコーティングを行う間、20
〜25℃の温度および40〜70%の相対湿度を保持し
た。フロー・カップ・ガンからの流出速度は、該組成の
粘度に応じて300〜400mL/minにした。この
スプレー用のガンには1.2mmのノズルが付いており
、3.5〜5.0バールの圧力で作動させた。最初の噴
霧段階の後、排気のため少し間隔をあけて、3段階で該
コーティングを実施した。
【0064】透明コーティングの乾燥該被覆した鋼製の
シートを、40℃で1〜5分間排気させ、80℃で前乾
燥した後、140℃で20分間焼き付けした。排気段階
の期間を長くすることによって、気泡の生成が著しく減
少した。得られた透明コーティングフィルムは35〜6
0μmの層厚を有していた。
【0065】透明コーティングフィルムの試験焼き付け
工程の後、塗布された基板を最初に光学的に評価した。 次に、Erichsenカッピング(DIN ISO 
1520)を、弾性を測定することで評価し、ペンデュ
ラム硬度(DIN 53157)をフィルムの硬度を測
定することによって評価し、そして光沢度を測定(20
度および60度の角度で)した。次に、1分間溶媒に浸
漬した1束の綿ウールを直接該コーティング表面上に置
いた後、その結果を光沢度でそして機械的に評価するこ
とによって、トルエン、酢酸ブチル、酢酸メトキシプロ
ピルおよびアセトンの溶媒作用による、フィルムの攻撃
され易さを試験した。最良の結果を0(表面の変化なし
)で表し、そして最悪を5(コーティングフィルムが剥
離)で表した。次に、フィルムを溶媒(エタノール、キ
シレン/10分)および水(24時間)の作用にさらし
た後、溶媒の作用に関する試験で示したのと同様にして
その結果を評価し、このフィルムの溶媒類および水に対
する抵抗力を試験した。
【0066】本発明に従う透明コーティング組成に関す
る詳細な試験結果を表3に要約する。
【0067】
【表3】 表3:  透明コーティング組成物の試験結果  組成
番号              1    2   
 3    4    5    6    7  層
厚(μm)               50   
 40    45    50    40    
50    45フイルムの形成          
 0     0     0     0     
1     0     1Lange 20°  に従う光沢              88    
89    87    94    95    9
6    96エリクセンカッピング (DIN ISO 1520)(mm)       
7.0   5.5   6.0   5.5   7
.0   6.0   7.0Koenigに従うペン デユラム硬度 (DIN 53157)(s)         18
0   169   187   184   171
   171   185溶媒作用 (Tol/BuAc/MPA/Ac)     000
0  0000  0000  0000  0000
  0000  0000耐キシレン性(10分)  
     0     0     0     0 
    0     0     0耐エタノール性(
10分)     0     0     0   
  0     1     0     0耐水性(
24時間)           0     0  
   0     0     0     0   
  0  透明コーティングフィルムに対して行った実
用試験は、溶媒を含有するベースコートおよび水系ベー
スコートに対して施工したとき、いかなる差も示さなか
った。両方の基板に対して、この透明コーティングフィ
ルムの粘着性は良好であった。
【0068】説明の目的のため本発明をいままで詳細に
記述してきたが、上記詳細は全くその目的のためであり
、そして請求の範囲に限定され得る以外は本発明の精神
および範囲から逸脱しない限り本分野の技術者によりそ
の点において変化させ得るものと理解する。
【0069】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0070】1.A)成分A)およびB)の全重量を基
準にして60〜90重量%の、 a)0〜50重量%の、スチレン、α−メチル−スチレ
ン、或はこれらのモノマー類の混合物と、b)0〜50
重量%のメタアクリル酸メチルと、c)10〜45重量
%の、アルキル基中に1〜8個の炭素原子を有する少な
くとも1種のアクリル酸アルキルと、 d)5〜30重量%の、(メタ)−アクリル酸ヒドロキ
シエチル、2−もしくは3−ヒドロキシプロピル、2−
、3−もしくは4−ヒドロキシブチル、或はこれらのモ
ノマー類の混合物と、 e)1〜15重量%の、アクリル酸、メタアクリル酸、
或はこれらの酸類の混合物と、そして f)0〜15重量%の他のコモノマー類と、の反応生成
物 [ここで、i)0〜100%のカルボキシル基が、脂肪
族アミンで、或はアンモニアで中和されており、ii)
a)〜f)のパーセントの合計が、a)〜f)の全重量
を基準にして100以下であり、そしてiii)モノマ
ーa)およびb)を合わせた重量が、モノマーa)〜f
)の全重量を基準にして10〜70重量%である]から
成るエマルジョン共重合体、B)成分A)およびB)の
全重量を基準にして10〜40重量%のメラミン樹脂、
および C)水を含む水系の透明コーティング用組成物。
【0071】2.上記共重合体が、 a)0〜40重量%のスチレンと、 b)5〜50重量%のメタアクリル酸メチルと、c)2
5〜40重量%の、アルキル基中に4〜8個の炭素原子
を有する少なくとも1種のアクリル酸アルキルと、 d)12〜20重量%の、メタアクリル酸ヒドロキシエ
チル、メタアクリル酸2−もしくは3−ヒドロキシプロ
ピル、或はこれらのモノマー類の混合物と、e)2〜1
0重量%のメタアクリル酸と、そしてf)0〜15重量
%の他のコモノマー類と、の反応生成物[ここで、モノ
マーa)およびb)を合わせた重量が、モノマーa)〜
f)の全重量を基準にして35〜50重量%である]か
ら成る第1項の組成物。
【0072】3.該共重合体中のカルボキシル基とヒド
ロキシル基との当量比が1:1.5〜1:4.5となる
量で成分Ad)およびAe)が存在している第1項の組
成物。
【0073】4.該共重合体中のカルボキシル基とヒド
ロキシル基との当量比が1:1.5〜1:4.5となる
量で成分Ad)およびAe)が存在している第2項の組
成物。
【0074】5.該共重合体中のカルボキシル基とヒド
ロキシル基との当量比が1:1.9〜1:4.5となる
量で成分Ad)およびAe)が存在している第1項の組
成物。
【0075】6.該共重合体中のカルボキシル基とヒド
ロキシル基との当量比が1:1.9〜1:4.5となる
量で成分Ad)およびAe)が存在している第2項の組
成物。
【0076】7.A)成分A)およびB)の全重量を基
準にして60〜90重量%の、a)0〜50重量%の、
スチレン、α−メチル−スチレン、或はこれらのモノマ
ー類の混合物と、 b)0〜50重量%のメタアクリル酸メチルと、c)1
0〜45重量%の、アルキル基中に1〜8個の炭素原子
を有する少なくとも1種のアクリル酸アルキルと、 d)5〜30重量%の、(メタ)−アクリル酸ヒドロキ
シエチル、2−もしくは3−ヒドロキシプロピル、2−
、3−もしくは4−ヒドロキシブチル、或はこれらのモ
ノマー類の混合物と、 e)1〜15重量%の、アクリル酸、メタアクリル酸、
或はこれらの酸類の混合物と、そして f)0〜15重量%の他のコモノマー類と、の反応生成
物 [ここで、i)0〜80%のカルボキシル基が、脂肪族
アミンで、或はアンモニアで中和されており、ii)a
)〜f)のパーセントの合計が、a)〜f)の全重量を
基準にして100以下であり、そしてiii)モノマー
a)およびb)を合わせた重量が、モノマーa)〜f)
の全重量を基準にして10〜70重量%である]から成
るエマルジョン共重合体、B)成分A)およびB)の全
重量を基準にして10〜40重量%のメラミン樹脂、お
よび C)水を含む水系透明コーティング用組成物から製造さ
れる透明コーティング。
【0077】8.上記共重合体が、 a)0〜40重量%のスチレンと、 b)5〜50重量%のメタアクリル酸メチルと、c)2
5〜40重量%の、アルキル基中に4〜8個の炭素原子
を有する少なくとも1種のアクリル酸アルキルと、 d)12〜20重量%の、メタアクリル酸ヒドロキシエ
チル、メタアクリル酸2−もしくは3−ヒドロキシプロ
ピル、或はこれらのモノマー類の混合物と、e)2〜1
0重量%のメタアクリル酸と、そしてf)0〜15重量
%の他のコモノマー類と、の反応生成物 [ここで、モノマーa)およびb)を合わせた重量が、
モノマーa)〜f)の全重量を基準にして35〜50重
量%である]から成る第7項のコーティング。
【0078】9.該共重合体中のカルボキシル基とヒド
ロキシル基との当量比が1:1.5〜1:4.5となる
量で成分Ad)およびAe)が存在している第7項のコ
ーティング。
【0079】10.該共重合体中のカルボキシル基とヒ
ドロキシル基との当量比が1:1.5〜1:4.5とな
る量で成分Ad)およびAe)が存在している第8項の
コーティング。
【0080】11.該共重合体中のカルボキシル基とヒ
ドロキシル基との当量比が1:1.9〜1:4.5とな
る量で成分Ad)およびAe)が存在している第7項の
コーティング。
【0081】12.該共重合体中のカルボキシル基とヒ
ドロキシル基との当量比が1:1.9〜1:4.5とな
る量で成分Ad)およびAe)が存在している第8項の
コーティング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  A)成分A)およびB)の全重量を基
    準にして60〜90重量%の、 a)0〜50重量%の、スチレン、α−メチル−スチレ
    ン、或はこれらのモノマー類の混合物と、b)0〜50
    重量%のメタアクリル酸メチルと、c)10〜45重量
    %の、アルキル基中に1〜8個の炭素原子を有する少な
    くとも1種のアクリル酸アルキルと、 d)5〜30重量%の、(メタ)−アクリル酸ヒドロキ
    シエチル、2−もしくは3−ヒドロキシプロピル、2−
    、3−もしくは4−ヒドロキシブチル、或はこれらのモ
    ノマー類の混合物と、 e)1〜15重量%の、アクリル酸、メタアクリル酸、
    或はこれらの酸類の混合物と、そして f)0〜15重量%の他のコモノマー類と、の反応生成
    物 [ここで、 i)0〜100%のカルボキシル基が、脂肪族アミンで
    、或はアンモニアで中和されており、ii)a)〜f)
    のパーセントの合計が、a)〜f)の全重量を基準にし
    て100以下であり、そしてiii)モノマーa)およ
    びb)を合わせた重量が、モノマーa)〜f)の全重量
    を基準にして10〜70重量%である]から成るエマル
    ジョン共重合体、B)成分A)およびB)の全重量を基
    準にして10〜40重量%のメラミン樹脂、および C)水を含む水系の透明コーティング用組成物。
  2. 【請求項2】  A)成分A)およびB)の全重量を基
    準にして60〜90重量%の、a)0〜50重量%の、
    スチレン、α−メチル−スチレン、或はこれらのモノマ
    ー類の混合物と、 b)0〜50重量%のメタアクリル酸メチルと、c)1
    0〜45重量%の、アルキル基中に1〜8個の炭素原子
    を有する少なくとも1種のアクリル酸アルキルと、 d)5〜30重量%の、(メタ)−アクリル酸ヒドロキ
    シエチル、2−もしくは3−ヒドロキシプロピル、2−
    、3−もしくは4−ヒドロキシブチル、或はこれらのモ
    ノマー類の混合物と、 e)1〜15重量%の、アクリル酸、メタアクリル酸、
    或はこれらの酸類の混合物と、そして f)0〜15重量%の他のコモノマー類と、の反応生成
    物 [ここで、 i)0〜80%のカルボキシル基が、脂肪族アミンで、
    或はアンモニアで中和されており、 ii)a)〜f)のパーセントの合計が、a)〜f)の
    全重量を基準にして100以下であり、そしてiii)
    モノマーa)およびb)を合わせた重量が、モノマーa
    )〜f)の全重量を基準にして10〜70重量%である
    ]から成るエマルジョン共重合体、B)成分A)および
    B)の全重量を基準にして10〜40重量%のメラミン
    樹脂、および C)水を含む水系透明コーティング用組成物から製造さ
    れる透明コーティング。
JP3116541A 1990-04-28 1991-04-22 エマルジヨン共重合体含有の水系透明コーテイング用組成物およびそれによつて製造される被覆された基板 Pending JPH04227775A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4013710.4 1990-04-28
DE4013710A DE4013710A1 (de) 1990-04-28 1990-04-28 Verwendung von emulsionscopolymerisaten in klarlacken und ein waessriger klarlack

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04227775A true JPH04227775A (ja) 1992-08-17

Family

ID=6405344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3116541A Pending JPH04227775A (ja) 1990-04-28 1991-04-22 エマルジヨン共重合体含有の水系透明コーテイング用組成物およびそれによつて製造される被覆された基板

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0455028A1 (ja)
JP (1) JPH04227775A (ja)
KR (1) KR910018500A (ja)
CA (1) CA2041148A1 (ja)
DE (1) DE4013710A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4216536A1 (de) * 1992-05-19 1993-11-25 Bayer Ag Wasserverdünnbare Polyesterpolyole und ihre Verwendung
WO1994005713A1 (en) * 1992-09-03 1994-03-17 The Dow Chemical Company Polymer latex composition and coating formulation made therefrom
CN1042641C (zh) * 1992-09-16 1999-03-24 上海宝山钢铁总厂 一种彩色抗静电渗透性粘附剂的制造方法
CN1038761C (zh) * 1993-05-31 1998-06-17 大连市风彩涂料厂 防水涂料及其生产方法
JP3884065B2 (ja) * 1994-05-19 2007-02-21 イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー 水系キャリア中で調製される自己安定化ラテックスを含有する塗料
IL113600A0 (en) * 1994-05-19 1995-08-31 Du Pont Aqueous coatings comprising self-stabilized lattices
DE19540725A1 (de) * 1995-11-02 1997-05-07 Basf Ag Wäßrige Polymerdispersionen als Bindemittel für ölresistente, abriebfeste Fußbodenanstrichmittel
KR20000046303A (ko) * 1998-12-31 2000-07-25 김충세 수용성 아크릴레이트계 음이온성 전착 도료 조성물
KR100356396B1 (ko) * 1999-11-30 2002-10-19 주식회사 디피아이 열경화성 도료용 수지 조성물

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA980475A (en) * 1971-04-02 1975-12-23 Richard Martorano Metal decorating and aqueous coating composition comprising copolymer and aminoplast
CA1059674A (en) * 1974-01-17 1979-07-31 William H. Brendley (Jr.) Rheologically modified metal decorating and aqueous coating composition comprising water-soluble copolymer and aminoplast
DE2514741A1 (de) * 1974-04-05 1975-10-09 Fuji Photo Film Co Ltd Waessrige beschichtungsmasse
US4139514A (en) * 1977-06-29 1979-02-13 Union Carbide Corporation Aqueous vehicles

Also Published As

Publication number Publication date
EP0455028A1 (de) 1991-11-06
CA2041148A1 (en) 1991-10-29
DE4013710A1 (de) 1991-10-31
KR910018500A (ko) 1991-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4948829A (en) Aqueous coating composition and coating method using same
AU672847B2 (en) Method for preparing color-clear composite coatings having resistance to acid etching
US3953643A (en) Method for coating and product
JP4141497B2 (ja) 多層被覆の製造方法
EP0960917B1 (en) Water-base metallic paint composition and method of forming overcoat
NO811281L (no) Fremgangsmaate for fremstilling av beskyttende og/eller dekorativt flersjiktsbelegg
GB2254328A (en) Clear coating composition.
JP2552767B2 (ja) エマルジョンポリマーおよびそれから調製される塗料組成物
JPH04227775A (ja) エマルジヨン共重合体含有の水系透明コーテイング用組成物およびそれによつて製造される被覆された基板
US6177488B1 (en) Aqueous colored base coating composition
AU638190B2 (en) Utilization of flexible coating on steel to impart superior scratch and chip resistance
JP2009516588A (ja) 防錆性アイオノマー塗膜での車体及びそれらの部品のコーティング方法
JP2001510090A (ja) 多層の被覆の製造方法
US5514746A (en) Process for the production of a multicoat coating, aqueous coating compositions, water-thinnable poly-acrylate resins and process for the preparation of water-thinnable polyacrylate resins
CA2079214C (en) Process for producing a multi-layer coating
JP2009516587A (ja) 防錆性アイオノマー塗膜での車体及びそれらの部品のコーティング方法
US4007306A (en) Method of applying aqueous coating compositions
US6127479A (en) Water-dispersible acrylic based graft copolymers, a method for making them and water-based paints thereof
JPH0292974A (ja) 水分散性塗料及びそれを用いる塗膜形成方法
JPH0425076B2 (ja)
JPH0356519A (ja) 水性被覆組成物ならびにそれを用いる塗装方法
JP2512907B2 (ja) 塗装法
JPS63309516A (ja) 水性樹脂分散体
JPH0853521A (ja) 水分散性のアクリル系グラフト共重合体、製造方法および水性塗料
KR100679444B1 (ko) 복수층 도막 형성방법