JPH04227710A - 微細分割状水膨潤性多糖グラフト重合体の製造方法 - Google Patents

微細分割状水膨潤性多糖グラフト重合体の製造方法

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JPH04227710A
JPH04227710A JP3101560A JP10156091A JPH04227710A JP H04227710 A JPH04227710 A JP H04227710A JP 3101560 A JP3101560 A JP 3101560A JP 10156091 A JP10156091 A JP 10156091A JP H04227710 A JPH04227710 A JP H04227710A
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JP
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water
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polymer
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JP3101560A
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English (en)
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Klaus Heidel
クラウス・ハイデル
Frank Krause
フランク・クラウゼ
Peter Hofmann
ペーター・ホッフマン
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Starchem GmbH
Original Assignee
Starchem GmbH
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F251/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polysaccharides or derivatives thereof

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  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微細分割状(fein
teilig)、多孔性および急速水膨潤性多糖グラフ
ト重合体の新規な製造方法に関する。これらの重合体は
、半連続的逆相懸濁重合、部分脱水および後網状化(N
achvernetzung)によって製造される。
【0002】
【従来の技術】吸水性の重合体は、生理および衛生部門
において紙おむつおよび紙タオル中の水吸収剤として、
タンポンとして、患者用パッド、乾電池用の電解液増粘
剤、農業における水分保持剤または水供給剤および乾燥
剤として多種多様な用途を有する。
【0003】適当な重合体は、誘導体化された、大抵水
溶性のビニル単量体でグラフトされた多糖類、例えばカ
ルボキシメチルセルロース、加水分解されたデンプン−
 アクリルニトリル− グラフト重合体、アクリル酸−
 デンプン− グラフト重合体、または全合成の、軽度
に網状化された重合体、例えば部分網状化ポリアクリル
酸塩または部分網状化されたポリマレイン酸誘導体であ
る。
【0004】ドイツ特許公報第2,612,846号に
は、高い水吸収能力を有する樹脂の製造方法が記載され
ている。その場合、デンプンもまたアクリル酸および網
状化剤と共に水性または水性− アルコール性溶液中で
重合される。大抵20%以下の固形分の場合には、しか
しながら、この沈殿重合の際には、ガム状のブロックゲ
ルが生じ、そのものから乾燥および粉砕後に初めて粉末
状の最終生成物が得られる。
【0005】特公昭55−139408号公報によれば
、水性媒質中でデンプンの存在下にアクリロニトリルを
重合することによりグラフト重合体を製造することがで
き、それは次いで加水分解しそして網状化することがで
きる。150ないし180ml/gの吸水能力を有する
粉末が得られる。
【0006】懸濁物中のグラフト重合は、特公昭55−
161813号公報に記載されている。その際、加熱に
より重合を開始するに先立って、まずn− ヘキサンと
ソルビタンモノステアラート、デンプン、水、アクリル
酸、苛性ソーダ液および水溶性の開始剤よりなる混合物
が調製される。しかしながら、この場合反応生成物は、
重合の間に塊状化する傾向があり、そして微細分割状で
は得られない。
【0007】ドイツ特許第2,840,010号によれ
ば、逆懸濁重合によって陽イオン性水溶性多糖− グラ
フト重合体が製造されうる。その際、まず多糖が界面活
性剤の存在下に水に不混和性の溶媒中に懸濁される。次
いで、主としてアクリルアミドを含有しそして少量のア
クリル酸もまた含有しうる水性単量体溶液が室温におい
て添加される。重合開始剤の添加後に、加熱されそして
重合される。固形分は、水性重合混合物に関して50%
以上である。
【0008】この場合、網状化剤は使用されずそして水
膨潤性ゲル状重合体は得られない。記載されたこのバッ
チ式製造方法においては、重合の初期に最高温度に達し
、この温度は、より大きなバッチにおいては制御するこ
とが困難である。
【0009】ヨーロッパ特許公告第83,022号にお
いては、アクリル酸がデンプンの存在下に水溶液中で重
合される。生成物は、更に不活性溶媒中で樹脂1部当り
水0.01ないし1.3部の存在下に網状化されうる。
【0010】デンプン− グラフト重合体の製造は、僅
か20%の固形物含量において行われる。その上、これ
らのデンプン− グラフト重合体は──網状化されまた
は網状化されていなくとも──僅かな吸水能力しか有し
ない。
【0011】ドイツ特許出願公開第3,801,633
号によれば、多糖− グラフト重合体は、逆懸濁重合、
部分的脱水および網状化によって製造される。しかしな
がら、この逆懸濁重合は、まずすべての反応成分を一緒
にしそして更に重合開始剤の存在下に加熱することによ
って1段階でそして不連続的に行われる。その際、重合
開始時に熱が急激に放出される。工業的規模の反応器に
おいては、重合熱の十分に急速な除去を保証することが
しばしば困難である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、解決しようと
する課題は、極めてすぐれた吸水能力を有する生成物が
得られ、そしてその際十分工業的規模において実施され
うる微細分割状の多糖− グラフト重合体の製造方法を
開発することであった。そして特に重合熱が確実に除去
されるべきである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
よれば、逆相− 懸濁重合を実施するにあたり、分散剤
混合物を含有する非極性有機溶剤中多糖5ないし40部
の懸濁液に、50ないし100%まで中和されたオレフ
ィン系不飽和カルボン酸60ないし95部および重合開
始剤0.005ないし5部を含有する水溶液を、0.5
ないし5時間連続的に添加し、そしてその際40ないし
100℃において重合せしめるように、半連続的に実施
することを特徴とする方法によって解決される。この方
法においては、懸濁液は、重合開始剤を2部まで含有し
うる。分散剤混合物は、0.5ないし10のHLB値(
親水性親油性比)を有する非イオン性界面活性剤50な
いし100重量%および10.5ないし20のHLB値
を有する非イオン性界面活性剤0ないし50重量%より
なる。この水溶液は追加的にもう一つのオレフィン系不
飽和単量体50部までおよび交叉結合剤2部までを含有
しうる。
【0014】すなわち、驚くべきことには、多糖と不飽
和カルボン酸との実際上完全な反応にとってこれらの反
応成分の前混合は必要ではないことおよび不飽和カルボ
ン酸をグラフト重合の間に初めて連続的に配量しうるこ
とが判明したのである。
【0015】適当な多糖は、デンプン、デンプン誘導体
ならびにセルロース誘導体である。その際、バレイショ
、トウモロコシ、コムギ、コメまたはタピオカの根、更
にワキシ−トウモロコシまたは高アミロースデンプンな
らびにそれらの誘導体、例えばデンプンエーテルおよび
デンプンエステルが使用されうる。大部分弱く加水分解
によりまたは酸化的に構成されたデンプンよりなる希薄
沸騰性デンプンが特に好適である。その際、20℃にお
いて10%のペーストについて測定して20ないし25
000mPasの粘度を有するデンプンが好ましく、そ
の際40ないし500mPasの粘度が特に好ましい。
【0016】好ましくは、デンプン10ないし25部が
有機溶剤中に懸濁される。
【0017】有機相のための溶剤としては、6ないし1
2個のC原子を有する炭化水素が使用される。シクロヘ
キサン、n− ヘキサン、C8−イソパラフィンまたは
20%までの芳香族含量および50ないし200℃の範
囲の沸点を有する工業用ガソリン留分、例えばノルマル
ベンジン、リグロイン、ホワイトスピリットまたはソル
ベントナフサが使用されうる。
【0018】0.5ないし10のHLB値を有し有機溶
媒中に少なくとも部分的に溶解されるべき非イオン界面
活性剤としては、好ましくは例えばソルビタンモノラウ
ラート、ソルビタンモノパルミタートまたはソルビタン
モノオレアートのような親油性ソルビタンエステルが使
用される。更に、ポリエチレングリコール(200)−
 モノオレアート、ポリエチレングリコール(200)
− モノラウラートまたポリエチレングリコール(30
0)− オレアートのようなポリエーテルエステルもま
た好適である。
【0019】10.5ないし20のHLB値を有する主
として水溶性の非イオン性分散剤を一緒に使用すること
が有利である。そのような物質は、例えば200ないし
20000、特に400ないし5000の分子量を有す
る水溶性のポリエチレングリコール、更に6ないし20
個のC原子を有する脂肪族の1価のアルコールと3ない
し30のエチレンオキシド単位、特に4ないし20のエ
チレンオキシド単位を有するポリエチレングリコールと
のポリエチレングリコールエーテルである。7ないし1
9のエチレンオキシド単位および13ないし18のHL
B値を有する市販のC12− 脂肪アルコールポリグリ
コールエーテルもまた好適である。更に、例えばポリオ
キシエチレン− ソルビタンモノラウラートまたはポリ
オキシエチレン− ソルビタンモノオレアートのような
ポリオキシエチレン− ソルビタン脂肪酸エステルもま
た適当である。
【0020】好ましい実施態様においては、分散剤混合
物は、4ないし10のHLB− 値を有する非イオン界
面活性剤50ないし90重量%および12ないし18の
HLB− 値を有する非イオン界面活性剤10ないし5
0重量%よりなる。
【0021】分散剤混合物の割合は、オレフィン系不飽
和カルボン酸の重量に関して1ないし10重量%、好ま
しくは2ないし5重量%である。
【0022】上記のオレフィン系不飽和カルボン酸は、
3ないし10個の炭素原子を有する。その例は、アクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸、チグリン酸またはア
ンゲリカ酸である。好ましくは、アクリル酸およびメタ
クリル酸が使用される。これらの酸は、水酸化アルカリ
金属または水酸化アンモニウムで中和または部分中和さ
れていてもよい。その際、好ましくは水酸化ナトリウム
水溶液が使用される。これらの不飽和カルボン酸の水溶
液は、大抵20ないし45%の範囲内の固形分を有する
。好ましくは、不飽和カルボン酸75ないし90部が使
用される。
【0023】不飽和カルボン酸のほかに、更にオレフィ
ン系不飽和単量体、例えばアクリルアミド、メタクリル
アミド、2− アクリルアミド− 2− メチルプロパ
ンスルホン酸のNa塩、2− メタクリロイルエタンス
ルホン酸、2− ヒドロキシエチルアクリラート、2−
 ヒドロキシエチルメタクリラート、N,N− ジメチ
ルアミノエチルアクリラートまたは −メタクリラート
あるいはそれらの第四アンモニウム塩が重合用のそれら
の水溶液の形で使用されうる。
【0024】予め装入された多糖懸濁液の重合のために
添加される水溶液は、完全にまたはおおむね水溶性の交
叉結合剤を含有してもよい。ビニル化合物、例えばN,
N− メチレン− ビス− アクリルアミド、ブタンジ
オール− 1,4− ジ(メタ)アクリラート、エタン
ジオールジ(メタ)アクリラート、ジアリルマレイナー
ト、グリシジル(メタ)アクリラート、アリルメタクリ
ラート、ポリエチレングリコール(450)ジメタクリ
ラート、またはポリエポキシド、例えばエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジ
グリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテ
ルまたはジグリセリンテトラグリシジルエーテルが適当
である。
【0025】しかしながら、好ましくは、後網状化のみ
が行われ、そして重合用の水溶液には交叉結合剤は添加
されない。
【0026】グラフト重合のためには、通常の重合開始
剤が使用される。例えば、ペルオクソ二硫酸− アンモ
ニウム、 −ナトリウムまたは −カリウムおよび対応
するペルオクソ− 硫酸塩、ジベンゾイルペルオキシド
、ジラウロイルペルオキシド、ジ −2− エチルヘキ
シルペルオクソジカルボナート、ジシクロヘキシルペル
オクソジカルボナート、第三− ブチルペルピバラート
、第三− ブチルペルベンゾアート、第三− ブチルペ
ルマレイナート、第三− ブチルヒドロペルオキシド、
ジ −第三− ブチルペルオキシド、過酸化水素ならび
にレドックス触媒が適当であり、その際還元成分として
アスコルビン酸、スルフィン酸メチルナトリウム、亜硫
酸ジナトリウムおよび亜硫酸水素ナトリウムが考慮され
る。更に、アゾ−ビス− イソブチロニトリル、2,2
− アゾ− ビス−(2− アミジノプロパン)−ジヒ
ドロクロリド、2,2’−アゾ− ビス−(4− シア
ノペンタンカルボン酸) および2−カルバモイルアゾ
イソブチロニトリルのようなアゾ開始剤が適当である。
【0027】開始剤は、不飽和カルボン酸の溶液中で多
糖懸濁液に添加されうる。しかしながら、それらは別個
の水溶液としても添加されうる。開始剤の一部を有機相
中に予め装入し、そして他の一部を不飽和カルボン酸の
水溶液と共に添加してもよい。好ましくは、0.03な
いし0.5部の開始剤が有機相中に予め装入され、そし
て0.05ないし1.5部の開始剤が水溶液中に配量さ
れる。
【0028】好ましくは、ペルオクソ二硫酸カリウムお
よび −アンモニウムが使用される。
【0029】多糖懸濁液および水溶液は、更に、消泡剤
および錯化剤のような補助物質および添加物質を含有す
る。すなわち、鉄の痕跡量を錯化するために、例えば、
ニトリロトリアセタート、エチレンジアミンテトラアセ
タートまたはジエチレントリアミンペンタアセタートを
添加しうる。
【0030】重合は、好ましくは50ないし75℃にお
いて実施される。
【0031】逆相懸濁重合の場合には、好ましくは重合
体および水の合計に関して30ないし50%の固形分を
有する水性重合体混合物が得られる。
【0032】重合の終了後に部分脱水が実施され、その
際、好ましくは重合体および水の合計に関して5ないし
30%の残留水分に調整される。部分脱水は、一般に5
0ないし100℃において真空を適用してもよい共沸蒸
留によって行われる。その際、通常の脱水装置を使用す
ることができ、その場合有機相が再循環される。
【0033】部分脱水後に、好ましくは、グラフト重合
体に関して0.005ないし5重量%の交叉結合剤が添
加される。好ましくは、含有量は、0.05ないし0.
5重量%であり、その際エポキシドが好ましい。その際
、なかんずく、例えばエチレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、グリセリントリグリシジルエーテルおよびジグリセ
リンテトラグリシジルエーテルのようなポリグリシジル
エーテルが使用される。更に、グリオキサールのような
ポリアルデヒド、またはエピクロルヒドリンのようなハ
ロエポキシ化合物もまた使用されうる。これらの交叉結
合剤は、合目的的には水性または有機溶液に添加される
。後網状化は、50ないし100℃に加熱することによ
って行われ、その際好ましくは60ないし80℃に加熱
される。網状化反応は、0.5ないし4時間後に終了す
る。
【0034】網状化後、デンプン− グラフト重合体が
すぐれた流動性を有する粉末状で多孔性の、極めて微細
な1次粒子の組成を有する粒子の形で得られる。これら
の粒子は、連続的な有機相から、例えば濾過または遠心
分離によって容易に分離されうる。次いで、それらは通
常の方法により、例えば真空下に、あるいは流動相型、
タンブラー型またはブレード型乾燥器を使用して、粉末
状の生成物まで乾燥されうる。濾液は、次の重合バッチ
に再使用されうる。溶剤および水は、また蒸留によって
も重合体粉末から分離される。
【0035】上記の重合は、狭い粒度分布および水性お
よび体質液体に対する高い吸収力(Saugkraft
) を有する単位的に微細な生成物をもたらす。
【0036】本発明の意味において「微細に分割された
(feinteitig)」とは、2mm以下の粒径を
有する生成物を意味するものとし、その際、この生成物
の85重量%以上が1,000μm以下の粒度を有すべ
きである。
【0037】粗大な凝集物および付着物の形成は、極め
て僅かである。
【0038】生成物は、使い捨ておむつ、生理用ナプキ
ン、清掃用布および病人用下敷のような、パルプを含有
する、吸収性の衛生用品に結合せしめるのに特に適して
いる。それらは、乾燥剤として、シーリング材中の膨潤
剤として、増粘剤としてならびに農業における水分貯蔵
剤または湿度保持剤として使用されうる。
【0039】配量された不飽和単量体は、直ちに重合さ
れるので、重合の際の発熱は、非常によく調節されそし
て制御されうる。連続的に添加する場合には、熱は、連
続的に発生するが、それは十分に搬出されうる。温度の
急上昇は生じない。それ故、本発明による半連続的逆相
懸濁重合法は、大きな困難を伴うことなく生産規模にお
いて実施される。
【0040】本方法は、一般に、撹拌容器において多糖
を有機溶剤中に撹拌下に分散せしめ、そして所望の重合
温度に加熱することによって実施される。次いで、不飽
和カルボン酸および重合開始剤を含有する水溶液が配量
され、その際グラフト重合が起る。重合後に、水分離器
における共沸蒸留によって部分脱水される。次いで、後
網状化が行われ、そしてそれによって重合体は、微細分
割状の生成物として分離される。
【0041】
【実施例】本発明を説明すべき実施例について以下の測
定が実施される: 液体保持能力(Fluessigkeitrueckh
altevermoegen) 100mlの遠心機ガ
ラス管内で、重合体0.050gに蒸留水70mlを添
加するかまたは重合体0.500gに合成尿(蒸留水3
,883g、NaCl33.2g、MgSO4 ・7H
2 O  4.0g、CaCl2 2.4gおよび尿素
77.6gの混合物)70mlを添加しそして弱い撹拌
下に1時間膨潤せしめる。その後で、ゲル相を4,50
0rpmにおいて0.5時間ゾル相から遠心分離しそし
て秤量する。
【0042】                          
           経過秤量−初期秤量吸収能力(
Absorptionsvermoegen)=───
────────────(g/g)        
                         
        初期秤量吸収力(Saugkraft
)  重合体0.050g(蒸留水を使用する場合)または重
合体0.100g(合成尿を使用する場合)を、液体を
満たされたビューレットに結合されそしてガラスフリッ
トの水準に均されているガラスフリット(G3型、直径
3cm)上に振りまく。吸収された液体の量を0.5分
および5分後にビューレットについて測定する。
【0043】   以下の実施例において記載されたgで表された収量
は、常に真空乾燥棚(15ミリバールの真空)内におい
て7重量%の残留水分になるまで50℃において24時
間乾燥された生成物に関するものである。記載された粘
度は、20℃において10%の水性ペーストに関するも
のである。
【0044】例1撹拌機、窒素導入管、配量装置および
水分離器を備えた4lのガラス反応器にシクロヘキサン
2,400mlを予め装入し、そして68℃に加熱する
。撹拌下(500rpm)に未変性のトウモロコシデン
プン75g、ソルビタンモノラウラート〔アトラス社(
Fa. Atlas, Wilmington, De
l., USA)製のスパン(SPANR )20〕4
g、水30ml中のペルオクソ二硫酸カリウム0.25
gおよびエチレンジアミン四酢酸塩(Na塩)50mg
を分散せしめる。次に、酸素を窒素で置換した上で、ア
クリル酸312g、25%のNaOH480g、ソルビ
タンモノラウラート10g、トリメチロールプロパント
リアクリラート0.1gおよび水20ml中のペルオク
ソ二硫酸アンモニウム0.5gよりなる単量体溶液を4
5分間に配量する。半時間撹拌を続ける。 次に、75℃において水280mlを共沸的に留去し、
その上で70℃において水5ml中のエチレングリコー
ルジジグリシジルエーテル0.3gを添加する。更に2
時間撹拌を続けた後、粉末状の生成物を濾別する。収量
:生成物417gふるい分析により測定された粒度分布
ならびに吸収傾向は、表1から明らかである。ポーラロ
グラフ撮影によれば、最終生成物においては、16%の
割合でデンプンが均一に組込まれていることが示されて
いる。
【0045】例2例1の装置において、シクロヘキサン
1,800ml中に、撹拌下に68℃において、127
mPasの粘度を有する希薄沸騰性デンプン〔セレスタ
ー社(Fa.Cerestar, D− 4150 K
refeld) 製のアミソール(AMISOLR )
05515〕44g、ソルビタンモノラウラート12g
、1,550の分子量を有するポリエチレングリコール
〔ヒユルス社(Fa. Huels  AG,D− 4
370,Marl1)製のポリジオール(POLYDI
OL)1550〕4g、エチレンジアミン四酢酸塩50
mgおよび水12ml中のペルオクソ二硫酸アンモニウ
ム0.3gを分散せしめる。次いでアクリル酸258g
、25%のNaOH400gおよび水20ml中のペル
オクソ二硫酸アンモニウム0.5gよりなる水溶液を撹
拌下に35分間にわたって連続的に配量する。
【0046】その後で高温処理ケイ酸〔デグッサ社(F
a. Degussa  AG,D− 6000 Fr
ankfurt) 製のエアロジル(AEROSILR
 )2000C〕2gを添加し、そして次に水233m
lを共沸的に留去する。
【0047】後網状化のために、水− メチルエチルケ
トン混合物(1:1)5ml中に溶解されたエチレング
リコールジグリシジルエーテル0.12gを70℃にお
いて添加して2時間撹拌を続ける。収量:生成物364
g粉末中に未反応のアクリラート31ppmの残留単量
体含量が測定される。撹拌機および容器壁への付着は、
21gに達する。
【0048】例3例1の装置において、シクロヘキサン
2.200ml中に、撹拌下(400rpm)に例2の
希薄沸騰性デンプン100g、ソルビタンモノラウラー
ト14g、1,550の分子量を有するポリエチレング
リコール4g、エチレンジアミン四酢酸塩50mg、水
20ml中のペルオクソ二硫酸カリウム0.5gおよび
水200gを分散せしめ、そして還流温度(68℃)に
加熱する。窒素で置換した後、アクリル酸312g、2
5%のNaOH480gおよび水20ml中のペルオク
ソ二硫酸アンモニウム0.5gよりなる水溶液を30分
間に配量する。
【0049】次に水300mlを共沸的に留去する。ソ
ルビタントリグリシジルエーテル〔長瀬化学工業(株)
(Nagase Chemicals Ltd., 大
阪所在)製のデナコール(DENACOLR )0.2
gおよび水5ml中のエチレングリコールジグリシジル
エーテル0.1gよりなる混合物を添加した後、70℃
において2時間撹拌を続ける。 収量:微細重合体粉末505g 容器壁および撹拌機への付着物:23g残留アクリラー
ト含量:18ppm例4例1の装置において、シクロヘ
キサン1,800ml中に室温において、例2の希薄沸
騰性デンプン100g、ソルビタンモノラウラート12
g、1,550の分子量を有するポリエチレングリコー
ル4g、エチレンジアミン四酢酸塩50mgおよび水5
ml中のペルオクソ二硫酸アンモニウム0.4gを分散
せしめる。窒素で置換せしめた後に、68℃に加熱しそ
して次にアクリル酸118g、25%のNaOH290
gおよび水16ml中のペルオクソ二硫酸アンモニウム
0.4gよりなる水溶液を35分間にわたって滴加する
【0050】水170mlを共沸的に留去する。水5m
l中のエチレングリコールジグリシシルエーテル0.1
gを添加した後、70℃において2時間撹拌を続ける。 収量:微細重合体粉末260g容器壁および撹拌機への
付着物:19g残留アクリラート含量:38ppm例4
を、すべての反応成分を室温において混合しそして加熱
する1段階的、不連続的逆相懸濁重合として実施した場
合には、重合は65℃において開始する。温度は、急速
に80℃まで上昇する。重合を制御するために、1時的
冷却が必要である。団塊状の生成物が得られ、それは粉
砕後においても、僅かな吸水能力しか示さない。
【0051】例1ないし4による生成物の諸性質を表1
に要約して示す。
【0052】
【表1】
【0053】例5ないし10例3におけると同様にして
実施する。ただし他の多糖類が使用される。得られた生
成物の合成尿に対する吸収能力は、表2から明らかであ
る。
【0054】
【表2】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  半連続的逆相懸濁重合、部分脱水およ
    び後網状化による、微細分割状の多孔性および急速水膨
    潤性多糖グラフト重合体の製造方法において、懸濁重合
    に際して、 (a)0.5ないし10の親水性親油性比を有する非イ
    オン界面活性剤50ないし100重量%、および(b)
    10.5ないし20の親水性親油性比を有する非イオン
    界面活性剤0ないし50重量%、よりなる分散剤混合物
    を含有する非極性有機溶剤中多糖5ないし40部および
    重合開始剤0ないし2部の懸濁液に、− 50ないし1
    00%まで中和された、オレフィン系不飽和カルボン酸
    60ないし95部、オレフィン系不飽和単量体0ないし
    50部、交叉結合剤0ないし2部および重合開始剤0.
    005ないし5部を含有する水溶液を、40ないし10
    0℃において0.5ないし5時間にわたって連続的に添
    加することを特徴とする上記微細分割状の、多孔性およ
    び急速水膨潤性多糖グラフト重合体の製造方法。
  2. 【請求項2】  多糖としてデンプンが懸濁されること
    を特徴とする請求項1による方法。
  3. 【請求項3】  デンプン10ないし25部が懸濁され
    ることを特徴とする請求項2による方法。
  4. 【請求項4】  有機溶剤が脂肪族または環状脂肪族炭
    化水素であることを特徴とする請求項1による方法。
  5. 【請求項5】  分散剤混合物が、 (a)4ないし10の親水性親油性比を有する非イオン
    界面活性剤50ないし90重量%、および(b)12な
    いし18の親水性親油性比を有する非イオン界面活性剤
    10ないし50重量%、よりなることを特徴とする請求
    項1による方法。
  6. 【請求項6】  不飽和カルボン酸に関して、1ないし
    10重量%、好ましくは2ないし5重量%の分散剤混合
    物が使用される請求項1による方法。
  7. 【請求項7】  オレフィン系不飽和カルボン酸がアク
    リル酸またはメタクリル酸であることを特徴とする請求
    項1による方法。
  8. 【請求項8】  水溶液が交叉結合剤を含有しないこと
    を特徴とする請求項1による方法。
  9. 【請求項9】  連続的添加が50ないし75℃におい
    て行われることを特徴とする請求項1による方法。
  10. 【請求項10】  懸濁重合の際に、重合体および水の
    合計に関して、30ないし50%の固形分を有する水性
    重合体混合物が得られることを特徴とする請求項1によ
    る方法。
  11. 【請求項11】  部分脱水が重合体および水の合計に
    関して5ないし30%の残存含水量になるまで行われる
    ことを特徴とする請求項1による方法。
  12. 【請求項12】  後網状化が重合体に関して0.00
    5ないし5重量%の交叉結合剤を用いて実施されること
    を特徴とする請求項1による方法。
JP3101560A 1990-05-08 1991-05-07 微細分割状水膨潤性多糖グラフト重合体の製造方法 Withdrawn JPH04227710A (ja)

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